「了解 赤坂さんに連絡します」
「什器は降ろして店内で邪魔になる様だったら 脇において置きます」
「了解」
神山は赤坂に電話をして15時に現場に着くようそこを出てください
と伝え 赤坂もそのように手配しますと了解した
「大変ね お仕事」
「うん だけどこんなもんさ」
神山は時計を見ると12時を回っていたので
「ごめんね あと2箇所電話をさせて」
「は~い 分りました 待っていますよ」
神山はニーナ・ニーナの祥子に電話をした
「はい久保です」
「神山です お疲れ様 いま什器の件でアルタと連絡をしたんだけど
順調に作業が進み 予定通り15時に現場に着く予定です
そこで床が乾いたら一番最初にスチールのストック棚から搬入をして
バックヤードを整えてほしい」
「はい 了解です」
「それと 店舗内で什器とバッティングしないと思いますが
什器搬入の邪魔にならないようお願いします」
「はい 分りました」
「あと ぼくは5時頃そちらに行きます」
「はい お願いします 待っています」
神山は電話を切ると催事課に電話をした
「神山です」
「先輩 お疲れ様です」
「今日5時すぎに現場に行く なにか緊急でも動けないから
電話をくれ いいね」
「はい 分りました」
「上原は今のところ順調に進んでいる」
神山は電話を切ると田所洋子に電話をした
「神山です お疲れ様 今日17時に上原の現場に行くが
東京駅に来てもらえるかな」
「お疲れ様です ええ その方がいいですね
東京の到着時間を連絡ください お待ちしています」
「わかった では」
神山は亜矢子に最後にもう一件で終ると言った
「神山です 孝ちゃん 何度もごめんなさい 実は先ほど
忘れていたんだけど スチールのストック棚はどうなっていますか」
「うん やはり振っても入らなそうなので分解してあります
もう直ぐ床が乾くのでそしたら一番で作業します すぐおわりますよ」
「ありがとう では」
亜矢子に
「ごめんなさい 色々と確認をしないといけなくて ごめんね」
「いいわよ お仕事されているあなたは素敵よ 普段も素敵だけど」
二人は笑った
「美味しく食べる為に 歩こうか」
「ええ でも大丈夫?時間は」
「うん あの距離なら15分位でしょ」
神山は振り返り坂道の上り口を探したら 右手に大きな岩を発見した
よく見てみると 上からの視界に入らないと思い
「亜矢子 ちょっと来てごらん」
そう言い誘って見ると完全にどこからも見られなかった
「だれにも分らないよ ねぇ」
「だって 人が来たらどうすんの」
「大丈夫だって」
そう言って 亜矢子はGパンを下げると赤いショーツが現れ
神山のGパンも下げた
亜矢子はしゃがんでショーツをずらしおちんちんをしゃぶり始めた
すぐに大きく硬くなり 今度は神山が亜矢子のショーツを
足首まで下げ秘所をなめたり指で愛撫した
「あっ あっ あっ あっ ほしいわ 気持ちいい あっ」
神山は亜矢子を後ろ向きにして 前かがみにした
秘所があらわになり 周りはすでに体液でぐちゃぐちゃになっていた
「はいるよ」
「ええ お願い 待ちきれないわ」
神山はゆっくりと秘所のなかに入っていった
温かく ぬめっていて 締め付けられ 気持ちが良かった
少しずつ前後のスピードを速めていくと
「あなたのおちんちん 元気よ わたし気持ち良いわ」
神山はTシャツの中から手を入れ乳首をいじった
亜矢子は気持ちが良いのか自分から腰を振ってきた
「あぁ いきそうよ あぁ きているわ」
「僕も もうすぐだよ あぁ」
神山はスピードを上げストロークを多く取ると
「うぁ だ、め き、た、わ いくわ、、、」
膣が キューンと締まり 神山も我慢できずに昇天してしまった
「あぁ き、た い、く、、、、」
神山は最後の一突きを奥まで届くように突き上げた
「あっ うぐっ ああ~」
亜矢子も昇天し岩場にもたれかかった
神山は秘所から流れ出る体液をティッシュで拭いてあげた
亜矢子は息を整えると神山に抱きつき
「ずっと我慢していたのに もう」
「そうか びちょびちょだった」
「ば~か もう」
ふたりはおそろいのショーツをたくし上げGパンを引き上げた
「こんなとこでSEXするなんて凄いわ 気持ちよかったわ」
「うん 露天風呂とちがって はらはらどきどきでした」
「お尻にひんやりした風が当って それも良かったわ」
「またどこかで機会があったらしよう」
「そうね」
そう言って上り口に戻り坂を上った
坂を下る時は傾斜をさほど気にしなかったが 上る時はきつく
亜矢子も大変な坂だと言い神山が手を差しのべ引っ張った
ようやく展望台に付いた時は うに政まで歩く気にはならなかった
タクシーが客待ちをしているので乗り込み行き先を告げた
うに政まで大して時間は掛からなかった
店員に予約した神山と伝えると 海が見える窓際の席に案内してくれた
直ぐに注文を聞きにきたので 上の活造りを2人前頼んだ
ビールが直ぐに運ばれ乾杯した
ここの利用客は先ほどの岬同様 会社の団体老人会の団体などが主で
神山のようなカップルは数少なかった
亜矢子が窓を見てみると 下が海になっていると言うので神山も
覗いてみたら海だった
波打ち際が岩でごろごろした所にせり出した状態で建てられていた
一息ついたところで船盛りが運ばれてきた
亜矢子は見慣れているが 2人前でこんなに盛られているのでビックリした
「凄いわ 叔母さんのところより多いわ 食べられるかしら」
そう言って最初うにを一口食べたが
「美味しいわ 潮の香りがするわよ」
「うん 美味しいね さっき下を見た時 生け簀が有ったから
そこから持ってくるんでしょ だから新鮮なんだね」
「そうね こうやって客の入りがいいと回転するから鮮度は抜群ね」
「うん このしまだい美味しいよ」
二人は何を食べても美味しかった
神山は伊勢えびを食べたりあわびを食べたり あっと言う間に
料理が半分くらいになった
今日は亜矢子も良く箸が動いていて 自身驚いていた
朝ご飯を自重して正解だったが おかずが早くなくなっては困るので
伊勢えびとうにを追加した
亜矢子は叔母さんのお店も流行っているが ここのように
次から次えとお客は来なかった
板前がおじさん一人だからさばくのに時間がかかり限界だと思った
「今度 時間を作って 沼津の叔母さんの店にいこう」
「ええ 待っているわ」
「ねぇ 叔母さんたちはあそこで満足しているのかな?」
「えっ なんで?」
「うん ここのように多くのお客さんに食べてらうと言う事は
当然かんがえているんだろうけど 板前を増やせば人件費が掛かり
そうすると今のお店の造りを含めた問題が出てくると思うんだ
板前を増やしました お客も増えました しかし利益は減りました
となっては困ると思うんだ そうすると現状維持しかないわけさ
そこで最初に言った 今のままで言いのかなって話しです」
「そうね 余りそう言う話をしないから聞いてみますね だけどなんで?」
「うん まだ本当に出来たてのアイデアなんだけど
御殿場アウトレットで美味しいお店を集めたコーナーみたいのを
造ると面白いと思って だって沼津の叔母さんの店だって
知って居る人は回りの限られた人ばかりだけど 御殿場アウトレットに
出店すればお客が増えるでしょう」
「うん 分るけど 今のお店は?」
「うん その間閉店しかないね」
「そうよね そこね」
「うん まだ何も決まっていないからね しかし味は確かだし
もったいないね 多くの関東一円のお客が来るようになればね、、、」
「うん それとなく本人の気持ちを聞いてみるわね 誤解されないように」
「うん お願いします あのようなお店ってなかなかないし」
「そうね それに活きの良い魚は叔母さんのお店が一番よ 沼津では」
「そうなんだ だったらもっとお客を増やす方法を考えられるね」
「しかし さっき言っていたように現状維持かしら」
「亜矢子も一緒に生活している訳じゃないからわからない所が有るよね」
「そうね 聞いておきます」
神山と亜矢子はビールを控えているせいかよく食べられたがやはり
物足りないのか日本酒を注文した
お酒も用意されているのかすぐにきた
亜矢子お猪口に注ぎ自分にも注ぐと乾杯をした
やっぱりお魚は日本酒が口にあった
伊勢えびを食べ終わると仲居がお客さんのテーブルを回って伊勢えびを
回収していた 神山のところに来た時に
「このえびがお味噌汁で出てくるんですか」
「はいそうです 皆さんご自分のえびが来ますよ ご安心下さい
お客様は お代わりできるようにしておきますね」
「うん ありがとうございます」
伊勢えびが持っていかれるとご飯と先ほど回収された
伊勢えびの味噌汁が運ばれてきた
亜矢子が伊勢えびの味噌汁を飲むと
「うん 美味しいわ 叔母さんとこといい勝負ね」
「うん 美味しいね 何杯でも御代わり出来そうだね」
神山と亜矢子はご飯を頂きお味噌汁もお代わりした
「あ~ おなか一杯だ 亜矢子は」
「ええ 私も」
時計を見てみると15時を差していた
上原から何も連絡が無いという事は順調に進んでいると思った
「さあ 早いけど出ようか」
「ええ そうしましょう」
神山は清算をして表に出ると亜矢子に
「ほら 建物の下に生け簀があるでしょ」
「ええ あそこに居るのね そうしたら新鮮さが分るわね」
「うん うにも北海道のうにが美味しいっていっても鮮度が落ちたらね」
「そうよね 味はまあまあでも鮮度が良ければ美味しいわ」
二人がそう話しているとタクシーが来たので 真鶴駅まで送って貰った
改札に入ると下りの電車が来ていて飛び乗った
さすがこの時間になると観光客が乗車していた
熱海には直ぐにつき 亜矢子も降りて一回改札口を出た
神山は新幹線こだま号の発車時刻を調べると 20分ほど
時間が有ったので 帰りの切符を買いお土産の
温泉饅頭を20個買ってカフェに入った
「亜矢子の時間は大丈夫?」
「ええ 一回部屋に戻っても充分に間に合うから大丈夫よ」
「うん 分りました 宝くじは当らなくて当たり前だからね
当らないからってがっかりしないでね」
「そうね 明日抽選だから だめでしたって報告するわね」
「うん 分りました」
話しこんでいると別れる時間が来て
「よし もう一度運試しをしよう 亜矢子はとっておかなければ
いけないから 僕が選ぶよ」
二人はカフェを出て今朝 宝くじを買ったおばさんの所に来た
神山はスクラッチをおばさんに出してもらうと
今朝のように集中していると手が勝手に宝くじを選んだ
「まただよ 手が勝手に選んだ」
神山は銀色の部分を削ると 大当たりの30万円が出た
「へぇ~ なに 怖くなってきたよ」
「凄いわ ほんと」
おばさんも驚いていた 30万円になると指定銀行で
換金をしなければいけなく そのスクラッチを亜矢子に上げた
「えっ だって東京でもあるでしょ」
「うん いいの亜矢子が換金して使いなさい」
「はい 分りました ありがとうございます」
そう言い改札に向かった二人は軽くキスをした
新幹線ホームに向かう神山を亜矢子はずっと手を振り見送った
新幹線のホームに立つと上りのこだま号が入線してきた
乗客は少なかったが温泉饅頭が有ったのでグリーン車に移った
携帯で洋子に電話した
「神山です お疲れ様」
「洋子です お疲れ様です」
「今 こだまに乗った 東京駅16時23分に到着です」
「はい 分りました 何号車ですか」
「グリーンの8号車です」
「はい ホームでお待ちしています」
「何か変わったことはある 現場とか?」
「いえ 何も聞いていませんよ」
「うん ではお願いします」
「は~い 分りました」
神山はニーナ・ニーナの祥子に電話をした
「神山ですが」
「はい 私です こちらはアルタさんが良くしてくれて順調ですよ
色々と便宜を図ってくださりありがとうございます」
「什器は?」
「ええ とても素敵よ 勿体無いくらいです」
「うん それは良かった ところで今夜は 何時まで仕事?」
「ええ 9時頃までかな そのあとスタッフとミーティング兼ねて
ご飯会です 神山さんのおかげで ミーティングが出来るわ」
「うん 分った そうすると遅くなるね」
「ええ なるだけ早く終らせたいけど 分らないわ」
「分りました 僕は5時30分頃に着きます では」
電話を切るとアルタの高橋に電話をした
「神山ですが お疲れ様です」
「やあ 山ちゃん 順調だよ」
「うん 今 久保さんから聞いた 色々とありがとう
で 僕は5時30分くらいにそちらに伺えます」
「分りました お待ちしています 気をつけて」
高橋と電話を切ると亜矢子の事を考えた
今後暫く逢えないとしてもどうにか時間が作れないかと
26,27日は仕事とゴルフで顔を合わせることは出来るが逢瀬は難しい
なんとかいい方法は無いか考えたえたがなかなか出てこなかった
夢物語だが宝くじが当り会社を辞めれば逢瀬は出来るけど無理と思った
あと洋子もそうだ 外泊が厳しいと言ってもどうか
いっそうの事 逢瀬用の賃貸でも探すかと考えた
今の所では祥子と鉢合わせするのも時間の問題だと思った
神山はどうしたら良いか分らないまま東京駅に着いた
「お帰りなさい」
洋子は神山を発見すると駆け寄ってきた
「ありがとう さて早速で悪いが 洋子の部下を一人催事課に
呼んどいてくれるかな これ本社で配って貰いたいんだ」
「ええ 分ったわ しかし 凄い数ね」
「うん 何時もお世話になりっぱなしだからね」
二人は八重洲口を出てタクシーに乗った
車の中では
「まず 本社は 副社長 秘書室 秘書課 人事課 洋子の人事の先輩
銀座は 店長 秘書課 販促部長 催事課全員5個 後は
上原です」
「わぁ~凄い 大変ねこんなに買って」
「うん しかし渡しておけば いいでしょ」
話しているうちに催事課の入っているビルに着いた
部屋に入ると全員がいて 一斉に拍手が沸いた
「先輩 お帰りなさい」
「うん 連絡ありがとう さて人事の子は」
洋子が手配したのに催事課に来ていなかったので電話をした時
「先輩 遅くなりまして済みませんでした」
きちんとお辞儀をして謝った
洋子は本社の配布先を付箋を付けて渡した
「いい 銀座店催事課の神山部長からのお土産です
何時もお世話になっていますので 買ってきました と言って渡してね」
「はい 分りました 失礼します」
「それから私はもう戻りませんから 何かあったら携帯までね」
「はい 分りました」
洋子が人事に渡した後 神山が催事の一人一人に手渡しした
由香里を呼んで
「これね 店長 秘書課 販促部長のところに配ってくれる」
「はい 分りました 神山さんのお土産って」
「うん 頼むね」
「山ちゃん 良いのにそんなに気を使って」
「いえいえ まだ沢山お世話になりますから」
奥村課長が
「で 上原はどう」
「ええ 電話で確認していますが 異常無しです」
「それは良かった そうしたらこれを食べようみんな」
「課長 済みませんが 現場に行きます 皆さんで食べてください」
「そうか 分った」
神山と洋子は催事課を出て 車で上原の現場へ向かった
車の渋滞を懸念していたが それほど酷くなく
5時30分には充分間に合った
現場に着くと 祥子とアルタの高橋が迎えてくれた
「やあ 山ちゃんお帰りなさい」
「神山さん お帰りなさい」
神山は手荷物のお土産を皆に分けた
車の中で洋子に一つ渡して残りが綺麗になくなった
神山は什器を見てみると工場で見た時より綺麗だと思った
「孝ちゃん 良かったね ここ」
「うん 山ちゃんが言った通りに出来上がってきたよ」
祥子が
「高橋さんがほんと何から何まで手伝ってくださり大助かりです」
「孝ちゃん ありがとうございます」
「いえね 女性ばっかりだし こっちは早く片付けたいし で」
「それで 久保さん 仕事は捗っている?」
「ええ 予定より早く終りそうです 一応商品チェックをして
全て入ってきていますから 良かったです
あす並べてみて 過不足をチェックします」
「分りました だけど携帯がなると煩いと思ったり
なんだろうと不安になったり 無ければ無いで どうしたのかと
進捗が気になったり 大変でしたよ そちらのほうが」
「でも山ちゃんがちゃんと手配してくれたから 什器も外に並べる事無く
店舗にちゃんと入ったよ」
「あっ そうか 第二貨物にお礼の電話するわ ちょっと失礼」
神山は第二貨物の常務にスケジュール通り行った事の
お礼の電話をすると ドライバーが大変美味しいお昼を
小田原工場で食べた事のお礼を言ってくれた 電話を切って高橋に
「常務さんが小田原工場で美味しいお昼を頂いたって お礼があったよ」
「うん あそこは美味しい 山ちゃんも食べた?」
「うん 美味しかったよ 凄いねシステムが 僕なんか一発で
アルコール検査で首だね」
「ははは そう 普通は考えられないね 良くやっているよ」
「じゃあ 点検しましょう」
神山は最終図面を見ながら 店舗の隅々まで見て回った
その後ろを洋子が付いてきて必死に覚えようとしていた
「完璧ですね ありがとうございます」
「いや 早かったね やっぱり山ちゃんと組んで良かったよ
先ほど内藤から電話があって 状況を報告したんだけど喜んでいた」
「そうすると 明日は居ると邪魔かな」
「まあ そう言わず 夜ニーナ・ニーナの筒井社長と
来られると言ってたよ この状況からすると山ちゃんの出番は無いし
夕方来て状況確認でいいと思いますよ
僕は一応10時頃から来て なにか有った時の為に待機しますがね」
「うん ありがとう ではそうするよ」
そう話している時に久保祥子が
「ありがとうございます 随分と早く終りました」
「よかった こちらはアルタの高橋さんと最終チェックをしたけど
問題点は見つかりませんでした これで一応完了です」
「はい 大変お世話になりました それで今夜はこれで失礼します
明日は9時から応援を呼び陳列を開始します」
「ご苦労様でした では行ってらっしゃい」
「はい 失礼します」
久保祥子は神山と洋子 アルタの高橋に御礼を言って店舗を後にした
高橋が
「しかし 久保さんはてきぱきと指示してこちらも気持ちよかったよ」
「うん 普段見かけない女性達だから 青山の本社から来たんで
慣れていないから余計に気合が入っていたんじゃないかな」
アルタの高橋が大工を帰し
「山ちゃん 夕飯はどうする?」
「うん 何時?」
時計を見るとそれでも19時になっていた
「駅前にする?」
「えっ だって熱海だったら魚美味しいでしょ いいの?」
「うん 大丈夫だよ」
「では行きましょう」
高橋は店舗の鍵を閉めシャッターターを降ろした
「孝ちゃん 鍵はどうすんの? 久保さんに渡さなくてもいいの」
「うん さっき合鍵を作って渡した 最終的にこちらも渡しますけどね」
そう言って3人はいつもの駅前寿司屋に入った
女将は奥の席に案内しすぐにビールを運んできた
「では上原の完成前祝で 乾杯」
高橋の音頭で3人は乾杯をした
「良かったね 山ちゃん何も起きなくて」
「うん ずーっと心配はしていたんだよ 温泉に入りながら」
「どちらに行かれたんですか?」
「うん まあね 熱海の周り」
「秘書にちゃんと教えて頂かないと、、、」
「うん ちゃんと連れて行くよ」
「山ちゃんはそうすると美味しい魚ばかり食べていたんだ 羨ましいな」
「でも 牛肉も食べたし まあこんなもんだけどね」
「話を変えて悪いんだけど 第二貨物さん 安いね 一応見積もりを
取ったんですよ そうしたらうちの下請けより安かった」
「へぇ~ そうしたら今後下請けを考えないといけないね」
「うん 変える訳出来ないからそうするかだよね」
「脅かしたら 他者はこんなに安いって」
「そうだね それに礼儀正しくて驚いたよ」
「アルタだって礼儀正しいでしょ」
「うちより 上だね それに時間もぴったり正確 ほんと」
運送会社の話をしていると 鮮魚の盛り合わせが運ばれ
「今日も美味しいしめ鯖有るので持ってきますね」
高橋が
「お願いします」
神山が26日の予定を聞くと高橋が
「小田原工場へ16時ころだったら 18時にホテルに着いて準備して
19時頃から始めれば2時間くらいで終る予定なんです どうでしょう?」
「ホテル側から終了時間は何時と決められているの?」
「ええ 一応23時までに終えてくださいと言われています」
「始まりは6時?」
「ええ 6時ですね」
「そうしたらさ 6時作業開始で早く終ろうよ」
「ええ そうしたら 5時半頃着だと 小田原を4時ころ
出るようになりますが 大丈夫ですか」
「小田原に3時だとすると ここを1時かな?」
「少し回っても大丈夫ですけど スポーツカーじゃないから
そんなにスピード出せないでしょ」
「そうしたら ここを13時に出発 でも車は店にくるな う~ん」
洋子が
「そうしたら私がその車に乗ってここに13時に来ます どうでしょう」
「ここは不味いな オープンの時にゴルフバッグは
そうしたら 孝ちゃんと誠二君は 僕のマンションの1階で待っている
オープンの時 極端に言えば孝ちゃんと僕だけですむ訳だ 孝ちゃんの
バッグを明日持ってきて僕が預かるよ どう?」
「山ちゃんの提案で行こう 僕らは13時少し前にここを出て
山ちゃんのマンションまで行く 誠二君は1階に入れないから庭で
待っている 田所さんが車を13時にマンションの庭に寄せる
これでいいよね」
「そうですね そうしたら私も店を出て自宅に寄ってバッグを
のせる事出来ます 助かります」
高橋が内野誠二に連絡すると言って携帯で話をした
「そう 以前行ったから分るだろ 住所は 山ちゃん住所は」
「代々木上原 x-x-xx xxxxxマンションだよ」
高橋は聞いた住所を内野に伝えた
「それと そのマンション行くのに現場の前を歩くなよ 格好悪いから」
高橋が頷き話は終った
「OK ちゃんと分ったって」
「一件落着ね 楽しいな いまからわくわくするわ」
高橋が
「田所さんはどの位でラウンドされるんですか ねぇ山ちゃん」
「うん僕も聞いていないんだ」
「大体 90前後くらいです」
「へぇ~ お上手ですよ 僕とか誠二君は95位です 調子が良くて
90切るか切らないかですね 山ちゃんも確か90前後だよね」
「うん するとオールスクラッチだね しかしティーグランドの
関係で ロングが4つだから ハンデ4か 下手したら全員坊主だね」
「うん 申告90って事は 80台を出すって事でしょ
う~ん なんかきつそう」
みんで大笑いした
「ねぇ孝ちゃん ゴルフ場はどこが取れたの?」
「うん 社長が良く使う 御殿場カンツリーの御殿場コースだった
今確認しますね ちょっとまって」
高橋は再びアルタの内野に電話で確認した 高橋が頷いて電話を切った
「先ほどのコースで間違っていなかったです」
洋子がなにやらコピー用紙を10枚くらい出した
ゴルフ場のコースレイアウトや特徴が書かれていた 探すと
「有ったわ このコースでしょ」
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