2014年2月27日木曜日

紫陽花 6 - 51 Vol. 3



No.11 500y Par5 レディースティー470y
このホールも比較的フェアウェイが広く設計されている
300yで軽く左に曲がり更に420yで左に曲がる
ティーグランドから300y付近までは左側に湾曲した形のフェアウェイで
右側は12番ショートホールグリーンまで緩やかな下り傾斜に設計されている
ティーグランドから緩やかなのぼりで左側300y手前からグリーンまで
林がフェアウェイに迫っている
第1組は洋子 亜矢子 田中 Jrの順番でティーショットをした
洋子はレギュラーティーより前に位置しているレディースティーを
有効に使うため左をギリギリに狙うが左の林に捕まった
2番手の亜矢子は洋子の落とし場所より右側を狙い
フェアウェイをキープし暫定女性ドラコンとした
田中とJrも左を狙いラフに捕まった
洋子の第2打は木の枝にあたり4オン2パットのボギーとした
亜矢子は右側崖を警戒して慎重に3オン2パットのパーであがった
田中はミスショットをして4オン3パットの7とし
Jrは3オン3パットのボギーであがった
「洋子さん 10番でパーをとったのに残念ね」
「そうよ ほんと右が怖いから左を狙ったのにね 最初から亜矢子さんと
同じところを狙えばよかったわ」
「ほんときついわね 右側が」
それを聞いていたキャディーが
「でもあれだけ出していればドラコンは確定ですよ」
「ほら 後ろに飛ばし屋がいるから分らないわよ
由紀枝さんと祐子さんが飛ばすでしょ 安心できないわね」
「そうね 私もよしと思ったドラコンをもっていかれているわ
本当に あの2人はよく飛ばすわね」
洋子と亜矢子はキャディーと話しながら次のホールに向った
第2組はジャック 美佳 涼子 内野の順番で打った
ジャックのティーショットは洋子より更に左に飛ぶが木にあたり
フェアウェイに戻るとコロコロと転がり暫定ドラコンとした
美佳 涼子 内野はこれだけ広いフェアウェイがあるのに左のラフに捕まり
美佳と内野は4オン2パットのボギーであがり涼子は3パットの7とした
ジャックは3オンするがパーパット1mが入らずに6とした
第3組 カトリアーナ ナタリー 由紀枝 高橋の順でティーショットをした
この組も右側崖を警戒して左側を狙った
カトリアーナはよく飛ばしたが左側ラフに捕まり
セカンドからピン方向には大きな木が邪魔をしていた
ナタリーもカトリアーナ同様左のラフに入れてしまった
由紀枝はフェアウェイ左ギリギリに飛ばし亜矢子のドラコンを抜き
暫定ドラコンとした
高橋は女性3人の方向を見てフェアウェイ真中に飛ばしキープすると
暫定ドラコンとした
高橋は3オンしたがパーパットの1mを外し次も入らずに7とした
カトリアーナはピン方向に打てないのでフェアウェイに一度だして
4オンさせると3mのパーパットを決めた
ナタリーは第2打をミスショットし5オン1パットのボギーとした
由紀枝は慎重に3オンさせるが2mのパーパットを外し6であがった
第4組は神山 由貴 祐子 桃子の順で打った
神山は右を避けて左側林すれすれに打つとフェアウェイを外したが
比較的短いラフに捕まった
この時点で男性のドラコンは第2組のジャックが獲得した
由貴 祐子 桃子ともフェアウェイをキープするが第3組の由紀枝を
抜く事が出来ずに由紀枝の女性ドラコンが決定した
由貴と桃子は4オンするが由貴が6mのパーパットを決めてパーをとる
桃子は3mを決める事が出来ずにボギーとした
祐子が3オンするとピンまで5mあり のぼりのスライスラインだった
キャディーが
「ここは曲がり具合より距離感が大切よ
曲がりは強くて1カップ 弱いと2カップ位かしら
でも弱すぎると届かないわよ 少し強めでも大丈夫よ」
祐子は慎重にラインを決めパットをした
ボールは綺麗にスライスラインに乗りみんなが入ると思ったが
カップ左上から1/4周して右に30cm外れた
由貴と桃子は入ると思い
「わぁ~ 凄いわ 入るわ 入って そうそう」
願いも虚しく外れると自分が外れたようにがっかりした
神山は祐子と同じスライスラインで4mだった
祐子のラインが参考になり打つとバディーであがった
「祐子 ありがとうございます 参考になったよ」
「凄いわね あの難しいのを決めて」
そう言うと神山のほほにキスをした
見ていた由貴と桃子は
「わぁ~ ずるいな~ 我慢しているのに もう ねえ桃子」
「ええ いいな~ 私も我慢をしているのよ」
聞いていたキャディーが
「神山さん 羨ましいですね ふふふ」
「キャディーさん どうぞ 無料で開放していますよ」
これにはキャディーも笑うしかなく
女性達は皆で笑いながら次のホールに向った

No.12 150y Par3 レディースティー130y
このショートホールはティーグランドからグリーンまで右側は
緩やかな下り傾斜になっている
ほぼストレートな緩やかなのぼりだがティーグランドが高いので
のぼりは余り気にならない
フェアウェイは100y付近で左に湾曲し左側は登り傾斜が迫っている
第1組 亜矢子 洋子 アレックスJr 田中の順で打った
洋子が2オン1パットのパー 亜矢子は2オン2パットのボギー
Jrと田中はダブルボギーとした
「凄いわね洋子さん 長いの入れてパーなんて 5mはあったでしょ」
「ありがとうございます まぐれよ それに真直ぐのラインだったしね
だいたい5m位だと思うわ でも亜矢子さんも残念ね
距離はぴったりだったのに右にオンをして」
「ええ クラブフェースが開いたのね 勉強不足よ
それとどうしてもフックラインがキャディーさんと合わないのよ」
「そう 私も合わないわよ 亜矢子さんも」
「ええ 向こうは本職だけれど 少しずれているわね」
「そうそう 今日は普段より短く刈ってあるから曲がらないのよ
そこを彼女も修正出来ないのかしらね」
「そうね 短い分 早いから余り曲がらないわね」
洋子と亜矢子はキャディーと離れて歩きながら話し13番に向った
第2組はジャック 美佳 内野 涼子の順番で打った
ジャックは真直ぐに打つが途中で右に出て下り傾斜と奥にある林の間に落ちた
美佳と涼子は左の上り傾斜ラフに捕まり共に3オンした
内野は左の傾斜ギリギリでピンに真直ぐに飛んだが僅かにこぼれ2オンにした
ジャックはピン方向に打てず横に打つがバンカーに捕まり
4オン2パットのトリプルボギーとした
内野は残り3mを決める事が出来ずに2パットのボギーであがった
涼子は4mののぼり真直ぐなラインを打つとカップに吸い込まれボギーとした
美佳のボールは左3mのスライスラインで綺麗にラインに乗ったが
最後カップにけられダブルボギーとした
第3組 カトリアーナ ナタリー 由紀枝 高橋の順番
この組は前の組を見て 同様に右側の下り傾斜を警戒して左に打った
カトリアーナ ナタリー 由紀枝と3人共グリーン左手前
高橋はグリーンをオーバーして難しい下りのアプローチとなった
3人の女性はニアピンフラッグがピンから意外と離れているので驚いたが
カトリアーナは2オンしたが50cm届かず
由紀枝のアプローチショットは2オンし洋子のニアピンフラッグに並んだ
ナタリーのアプローチショットは由紀枝と同じ所に転がり洋子より
ピンに近づけて暫定ニアピンとした
この組は全員が2パットのボギーであがった
第4組は神山 由貴 祐子 桃子の順番で打った
神山のボールはピン右に飛びグリーン左の林の中に入った
由貴 祐子 桃子の3人は前の組と同じ様に左側に打つが
全員グリーンに乗らないで第2打勝負となった
神山は林から出し3オン1パットのボギーであがった
女性3人は2オンしたがニアピンにはならず2パットの4とした

No.13 440y Par4 レディースティー410y
このホールは緩やかな打ちおろしで270y付近で右にドッグレッグし
220y付近のフェアウェイが広く設計されている
右側は丘の傾斜があり50y付近から緩やかな登り傾斜が
フェアウェイに迫っている
ランが出た時に270y過ぎの右側にはバンカーが構えている
第1組 洋子 亜矢子 Jr 田中の打順
洋子は右側を向いて低い丘の上に打つと綺麗なドローボールでフェアウェイに
戻ると思われたが距離が足りなくて傾斜の下で止った
亜矢子は真直ぐに飛ばしたがランが出て左270y過ぎのバンカーに捕まった
アレックスJrは洋子と同じ様にドローボールで攻めたが
傾斜の下のほうに止った
田中は亜矢子と同じ様に真直ぐに打つがスライスして右の傾斜に捕まった
右の傾斜組みは共に3オン2パットの5であがった
亜矢子はバンカーから良いボールを出すがグリーン左に落ちて
3オン1パットのパーであがった
第2組 内野 涼子 美佳 ジャックの順番
今日始めて1番で打つ内野は手堅く220yのフェアウェイが
広いところに打つとボールはランが出て250y付近まで転がった
内野のボールを見ていた美佳と涼子は同じ様にフェアウェイ真中を
狙い打つと確かにランがでて転がった
ジャックも同じ様にフェアウェイ右側を狙うと綺麗な放物線を描いて
フェアウェイ真中に落ちランが出て暫定ドラコンとした
全員が3オンしたが美佳は8mのまっすぐなのぼりラインをカップインさせ
今日始めてのパーであがった
「わぁ~ ナイスイン ナイスパー 美佳やったわね 今日初めてでしょ」
「涼子先輩 ありがとうございます ええ初めて」
それを聞いていた内野やジャックから
「美佳 ナイスパー おめでとう 素晴らしいよ」
美佳は内野とジャックにお辞儀をして答えていた
内野と涼子はあと僅かに届かずに2パットのボギーとした 
ジャックは70cmを外して6とした
第3組はカトリアーナ ナタリー 由紀枝 高橋の順番で打った
ナタリーを除き全員が右のぼり傾斜ギリギリを打ちフェアウェイをキープ
ナタリーはフェアウェイ真中を狙い飛びすぎ左のラフに捕まった
カトリアーナと由紀枝は美佳の暫定ドラコンを
僅かに超えることが出来なかった
高橋もジャックのドラコンを越す事が出来ず3オン2パットのボギーとした
カトリアーナと由紀枝は共にグリーンオーバーし3オン2パットの5とした
ナタリーは2打目をバンカーに入れてしまい4オン2パットの6とした
第4組は神山 由貴 祐子 桃子の順にティーショットをした
神山はキャディーに
「まっすぐに打つとすると何処の木を狙えばいいのかな」
「神山さんなら丘の上にある あの左にある大きな木と隣りの木の間だと
丁度ティーグランドとピンの最短距離よ」
「そうするとストレートボールかな?」
「ええ そうしないと距離が足りなくて登り傾斜の途中に止るわね
下まで落とすなら少しドローで打たないと戻らないわね」
「分りました ありがとうございます」
神山はキャディーから教えて貰った小高い丘の木を狙い打った
ボールは狙いどおり一番左と次の木の間を抜け飛んだがドローの効きが弱く
登り傾斜の下まで転がったがラフに捕まった
由貴 祐子 桃子も右傾斜ギリギリを狙い打った
祐子はフェアウェイ右にギリギリ戻り美佳を僅かに超えてドラコンを獲得した
由貴と桃子はラフから攻めて3オン2パットのボギーとした
祐子はセカンドをミスショットし3オン2パットのボギーとした
神山はセカンドを見事にオンさせるが
ピンまで6mと長く2パットのパーであがった
神山達が14番ホールに向っていると
「こちら1組の洋子です 今15番ショートを全員が打ち終わりました
池に入れなかったのは亜矢子さん一人です どうぞ」
「3組の由紀枝です そんなに難しいホールですか どうぞ」
「ええ レディースティーからグリーンまでずっと池です
手前から右側はグリーンをこぼすとすぐに池で落しどころを間違えると
池ポチャです どうぞ」
「わぁ~ そんなに大変なホールですか 頑張ります どうぞ」
「今 第2組が打ち終わりましたが 池に入れなかったのは美佳さんだけです」
「了解しました」
「4組 祐子ですが了解です 頑張ります」
祐子が神山に
「神山さん 15番のショートですが2組打ち終わって
池に入れなかった人は 亜矢子さんと美佳さんの2人だけです」
「えっ そんなに難しいの へぇ~」
「ええ グリーン手前から右側は外すと池ですって」
「よし 池ポチャしないように頑張ろうね」
「は~い 分りました」

No.14 370y Par4 レディースティー350y
このホールも打ち下ろしで250y付近で左に120度曲がっている
フェアウェイは250y付近が一番幅が広く右側は300y付近まで広い
左には150y付近から林がフェアウェイに迫りショートカットを
難しくしている
右側は180y付近から15番ホールの池がフェアウェイまで迫っている
余り左に飛ばすと11番ホールのラフにいってしまう
第1組は亜矢子 洋子 Jr 田中の順番でティーショットを打った
亜矢子は安全策をとりスプーンでフェアウェイど真ん中に落とした
距離より右側の池と左の林を避けた
丁度曲がり角に落としたので残りは100yとなった
次の洋子はドライバーで左の林超えをフェードボールで狙った
綺麗に林を越えると右に戻りながらフェアウェイ左側に落ち距離を出した
Jrと田中も亜矢子と同じ3番ウッドで振りぬくとフェアウェイをキープした
亜矢子とJrはセカンドショットをミスし3オン2パットのボギーとした
田中は素晴らしい第2打でピン右横2mにつけたが2パットのパーとした
洋子は田中と反対の左横3mにつけたが2パットのパーとした
第2組は美佳 涼子 内野 ジャックの順番でティーショットをした
この組も左の林や右の池を警戒しスプーンでティーショットした
ジャックのボールが左林をギリギリ抜けていくと暫定ドラコンとした
内野 美佳 ジャックは3オン2パットのボギーとし
涼子はグリーンに2オンさせるが2パットのパーにした
第3組はカトリアーナ 由紀枝 高橋 ナタリーと打った
この組もスプーンでフェアウェイ真中を狙い安全策をとった
全員が3オン2パットのボギーとした
由紀枝とカトリアーナが
「わぁ~ 凄いわ 洋子さんがドラコンよ よく飛ばしたわね」
「カトリアーナ 多分ドライバーよ 私もドライバーを考えたけれど
これでOKよ だって池に入ったことを考えるとねえ」
「そうよね 由紀枝さんと同じよ でもゴルフの事を考えなければ
ここはいいところね 池も綺麗だし 癒されるわね」
「そうそう 神山さんと手を繋いで散歩したら最高ね」
「もう すぐ神山さんだから」
「カトリアーナもそう思っているんでしょ」
「ええ そうよ 早く9月にならないかな」
「まあ いいわね 私も一杯逢うぞ~」
二人はニコニコ話しながら15番へ向った
最終組 神山 由貴 祐子 桃子の順番でティーショットを打った
神山はドライバーで左の林超えを狙い綺麗な放物線を描き林の向こうに消えた
由貴 祐子 桃子たちもドライバーで左ギリギリを狙いよく飛んだが
左ラフに入り祐子はあと僅かでフェアウェイに入らずドラコンを逃した
神山のボールは残り50yのところにボールがあったがラフに捕まっていた
女性3人は共に3オン2パットのボギーとした
神山は2オン2パットでパーであがった

No.15 185y Par3 レディースティー150y
このショートホールはレディースティーが完全に分かれていて
レギュラーティーの右斜め前に設定されている
6番ショートホール同様ティーグランドからグリーン手前まで
大きな池があり逆さ富士を見ることができる
グリーンは6番と違い奥行きが40yと長く設計されている
池はグリーン手前から右側までぐるりとありエッジまで迫っている
第1組 洋子 田中 亜矢子 Jrの順でティーショットを打った
この組で池に入れなかったのは亜矢子だけで左のバンカーに捕まった
洋子は第3打を乗せ2パットのダブルボギーとした
Jrと田中は池に2回入れて5打目をオンさせた
亜矢子はバンカーから出したが距離を残したニアピンとなり
2パットで沈めてボギーであがった
Jrは20mの真直ぐなラインを3mに寄せて入れると7であがった
田中はピン奥27mを4mまで寄せ3パットの8であがった
第2組は涼子 美佳 内野 ジャックの順番だった
この組はピンを狙いすぎて美佳は左のバンカーに捕まり他の3人は
池に入ってしまった
第3打も池に入り第5打でオンした
バンカーの美佳は上手に出すがピンまで5mと難しい距離を残した
内野は23mのロングパットを3パットして8であがった
ジャックは15mのロングパットを2パットで入れて7であがった
涼子は14mのロングパットを慎重にラインを読み打つと
綺麗にストレートラインにのりカップインして6であがった
第3組はカトリアーナ 由紀枝 高橋 ナタリーの順番だった
カトリアーナと由紀枝はグリーンにオンしたが
バックスピンが強く池に入ってしまった
高橋はピン左奥を狙ったがグリーンからこぼれバンカーに捕まった
ナタリーは2回池に入り第5打をピン3mにオンし1パットの6であがった
カトリアーナと由紀枝は3打オンで2パットの5であがった
高橋はピン手前を慎重に狙ったがバンカーから出しただけで
第3打はピン4mにつけた
キャディーが高橋に
「ここから直接ピンを狙うとグリーンが早いからオーバーします
下りなので距離を合わせて下さい 半カップ右ですね」
高橋は慎重に距離感覚を頭の中で計算し打つと キャディーの言う通り
グリーンは早くピン手前30cmで止り2パットで入れた
最終組 神山 由貴 祐子 桃子の順番でティーショットを行った
神山は安全な左を狙いティーショットをした
グリーンにオンしたがバックスピンが強く左手前のバンカーに入った
由貴と祐子はピンを狙いにいきオンしたがバックスピンが強くて池に入った
桃子はグリーン左を狙いオンしたがランが出てバンカーに捕まった
由貴と祐子はピン左に3オンさせると2パットの5であがった
桃子は高橋と同じ様にバンカーから出すだけで3オン3パットの6とした
神山は左手前バンカーから3mに寄せるがスライスラインが読めず
途中から右に曲がり70cmののぼりスライスラインを残しいれた
神山はこのホール2オン2パットのボギーにした
このホールまで来ると誰が優勝に近いか気になりトランシーバーをよく使った
「1組洋子ですが 現在のスコアを教えてくださ~い
グロスからハンデを引いてね~ 15番ホール終了でお願いしま~す
私は59 亜矢子さんが58で~す」
「2組のジャックですが 私が83 内野さんが89 美佳さん61
我社の涼子さんは62です 以上です どうぞ」
「洋子で~す 了解しました~ ありがとうございま~す」
「3組の由紀枝です 私が56 カトリアーナ58 ナタリー61で~す」
「ありがとうございま~す あれっ高橋さんは?」
「ええ ご本人の名誉の為に伏せま~す」
「了解で~す」
「4組 祐子で~す みなさん頑張っていますね
神山さん61 私54 由貴さん54 桃子さん57で~す どうぞ」
「ありがとうございま~す」
神山はこの内容を聞いていて優勝が無くなった事を確信したが祐子に
「Jrのスコアを聞いて欲しいな」
「は~い 分りました
1組洋子さん Jrさんのスコアは幾つでしょうか お願いしま~す」
「1組 洋子で~す 大丈夫よ 神山さんのベストグロスは間違いないわよ
本人の名誉があるので パーティーまでお預けよ」
「は~い 分りました 了解です」
「ありがとう そうするとJrは午後も悪いんだね」
「ええ 良かったですね もう3ホール 頑張ってくださいね 応援しますよ」
祐子はそう言うと神山にキスをした
由貴と桃子はたまたま見ていなかったがキャディーが
「あらあら お熱い事 ごちそうさま ふふふ」
神山が祐子に
「なにがあるか分らないけれど ここで4打差はきついね」
「えっ 誰ですか」
「うん 1組の二人さ 洋子が4打差で亜矢子は5打差だろ
いくらなんでも 祐子と由貴がダブルボギー連発は無いだろう
そうすると6-7の線が強くなったね
でも祐子が潰れると由貴と由紀枝の6-6か
6-7でも29000円位だったな 6-6は9万円を越していたよ
カトリアーナはハンデが13できついでしょ
祐子と由貴だと由貴に2つハンデが多いからその分の勝負だね」
「そうすると状況は午前が終った時と同じですね」
「うん でも5,6,7枠が有力な事に間違いは無いね」
一方1組の洋子と亜矢子は
「亜矢子さん 4組の祐子さんと由貴さんが54で並んでいるわ
そして私たちの前に5人もいるわよ」
「いやね ハンデで仕方ないわね」
「そうすると6-7が有力ね ふふふ買ったわよ」
「私も買ったわ このまま6-7で決まれば美味しいわね」

No.16 390y Par4 レディースティー370y
このホールは緩やかなのぼりで220y付近で右に軽く曲がっている
フェアウェイの幅が広いが250y左にはバンカーがある
右側はティーグランドからグリーン手前まで緩やかなのぼり傾斜が迫っている
第1組 亜矢子 洋子 Jr 田中の順番でティーショットを行った
亜矢子と洋子はドライバーで250y付近のフェアウェイをキープした
洋子は是が非でもバディーが欲しく打つとミスショットしたが
グリーンまで30yまで運びウェッジで乗せると40cmにつけ
1パットのパーであがった
亜矢子はセカンドショットでオンしたがピンまで8mあり
2パットでカップインさせ洋子と一緒にパーであがった
Jrと田中は共に右のラフにいれて3オンさせるが
Jrは2パットのボギーとして田中は3パットの6とした
第2組は美佳 涼子 ジャック 内野の順番だった
全員がフェアウェイをキープするが距離が出ていなかった
4人とも3オンさせ田中が3パットで3人は2パットのボギーで上がった
第3組はカトリアーナ 由紀枝 高橋 ナタリーの順番で打った
カトリアーナと由紀枝はドライバーを思い切り振るとフェアウェイ右側
ギリギリに入り由紀枝が暫定ドラコンとした
ナタリーと高橋は右側を狙いすぎてラフに捕まった
4人とも3オンした
カトリアーナとナタリーは2パットの5
由紀枝は5mののぼりで軽いスライスラインだった
グリーンの傾斜を見るためにグリーンの外からしゃがんでラインを確かめた
高橋は由紀枝やカトリアーナがラインを読む時に片膝を上げるので
スカートの中が丸見えになり楽しんで覗いているとカトリアーナが
由紀枝の脇に行き耳打ちをした
「由紀枝さん 気がついていた? 高橋さんの事」
「ええ 知っているわよ 午前中から覗いていたわよ もう いやらしいわね」
「ねえ そうしたら高橋さんのパットの時にお尻をお見せしようかしら どう」
「いいわね そうしたらスカートをまくってパンツを見せる?」
「そうしましょう」
由紀枝は構え打つと綺麗にラインに乗りカップインしてパーであがった
高橋はピン横4mのフックラインを慎重に読んでいると
由紀枝とカトリアーナがグリーンの外で高橋に見えるようにお尻を振った
高橋は気がつき見とれていると二人はスカートをまくりショーツを見せた
「高橋さ~ん プレゼントよ パーをとってね 応援しているわ ふふふ」
高橋は目を丸くして見とれるとナタリーが高橋に
「さあ 高橋さん打ってくださいね ふふふ」
高橋はもやもやしたままパットをしたが入らずに5パット目でいれ8とした
ナタリーが由紀枝とカトリアーナに近づくと
「高橋さんて 私の時にも覗いていたのよ 少しは効いたかしら」
「本当にいやらしいわね もう ねえカトリアーナ」
「食事の時にも私の胸を覗いてニヤニヤしていたわ」
「そうそう 横を向いた時に私の目を見ないでポロシャツの中を覗いていたわ」
午前中から高橋の行動を見ていた3人は不満を話しながら17番に向った
その高橋は反省しているのか一番後ろを歩いていた
第4組は神山 由貴 祐子 桃子の順番でティーショットを打った
神山は第2組のジャックのボールがドラコンと情報を得ているので
ドライバーでフェアウェイ右側を狙い打つと距離が出てドラコンを獲得した
由貴 祐子 桃子はフェアウエイをキープしたが距離がなく 共に3オンした
神山も力み残り130yを打つがミスショットで3オンとした
4人でグリーンに向っていると由貴 祐子 桃子の3人が
「残念ね 何を力むのかしら」
「ふふふ きっと私たちにいいところを見せたいのよ きっと ねえ神山さん」
「まあ うん 、、、、」
「そんな力まなくていいのに ねえ」
「そうそう 格好いいのは分っているからリラックスすればいいのに
それとも もう今夜 祐子さんとの事を考えているのかしら ふふふ」
「おいおい だって1打7500円だよ 頑張るのが普通だよ もう」
「またまた 今の神山さんだったら7500円って痛くないでしょ
だめよ 誤魔化しても」
「そうそう はっきりと白状した方が好きだな 私は」
「もう みんなで はい 分りました その通りです 格好をつけたかった」
3人は神山のほほにかわるがわるキスをしながらグリーンに向った
神山はドラコンを獲得するが2パットのボギーとした
桃子は17mのロングパットを見事にカップインさせてパーであがった
祐子は15mの距離を2パットのボギーであがった
由貴も10mを3パットで6とした

No.17 530y Par5 レディースティー470y
このロングホールはレディースティーが完全に分離されレギュラーティーの
右斜め前に設計されている
打ち下ろしの220y付近で左に35度曲がり400y付近で右に曲がる
フェアウェイ幅は広いが左側には100yから300y付近まで
林が迫っていて右側250y付近からグリーン手前まで小高い丘の
緩やかな登り傾斜がフェアウェイまで迫っている
第1組 亜矢子 洋子 Jr 田中の順番でティーショットを行った
亜矢子はドライバーで左の林超えを狙うと綺麗に超えていき見えなくなた
洋子は左林ギリギリに打つとフェアウェイに
ギリギリに残り暫定ドラコンとした
Jrと田中は左の林に入れて第2打を出し4オン2パットの6であがった
洋子と亜矢子がフェアウェイで
「洋子さん 飛んだわね」
「ありがとうございます でも亜矢子さんも飛んだわ」
「でも林の中だとパーも難しいでしょ」
「大丈夫よ きっとフェアウェイの真中よ」
洋子の第2打地点に着ても亜矢子のボールはなかった
「ナイスショット」
亜矢子は再び自分のボールを探すが無くがっかりしているとキャディーが
「桜川さ~ん ここにボールがありますよ」
亜矢子は急いでキャディーのところに行くと自分のボールだった
「洋子さ~ん 私のボール 生きていたわ すみませ~ん フラッグ」
「は~い 分りました 良かったわね 今行くわ」
亜矢子のボールはフェアウェイ300y以上のところにあり本人も驚いた
洋子と亜矢子は第2打がオンさせる事が出来ないで3オンとした
二人とも7mくらいの距離だったが2パットとした
第2組は美佳 涼子 ジャック 田中の順番で打った
この組は全員がボギーであがった
第3組は由紀枝 カトリアーナ ナタリー 高橋の順番で打った
由紀枝は先程の情報で祐子や由貴との2打差を詰めたかった
思い切り振ったドライバーは綺麗に左の林を越えた
カトリアーナやナタリーも考えは同じで左の林超えを狙い超えた
高橋は最後にレギュラーティーでフェアウェイ真中に落とした
先に女性3人が歩く姿を見て意気消沈していた
高橋は3オンさせると由紀枝も3オンさせた
カトリアーナは一番飛んでいたが前の木が邪魔になり横に出すだけで
結局5オン1パットのボギーにした
ナタリーはラフから打つがミスショットし4オン2パットのボギーとした
由紀枝は15mのラインを読んでいると高橋がスカートを見ているのに気付き
すぐに構えるとピン2mまで寄せた
高橋の順番になるとラインを読んでいる正面で由紀枝とカトリアーナは
お尻を出し左右に振るとボールは思い通りに転がらなかった
由紀枝は3オン3パットのボギーであがり
高橋は3オン4パットの7であがった
最終組は桃子 神山 祐子 由貴の順番になった
桃子はフェアウェイ真中を正確にキープした
神山はドライバーで右の崖を狙うとドローボールでフェアウェイの
コースレイアウトどおり曲がり落ちて転がった
祐子と由貴は左の林をギリギリに超えていき見えなくなった
桃子は3オンさせると3パットのボギーであがった
祐子と由貴は距離は出ていたがラフからだし4オン2パットのボギーとした
神山はボールが落ちたと思われるところを探したが分らずにいると
キャディーがかなり先から
「神山さ~ん ありましたよ ここですよ~」
4人はキャディーのところに行くと確かに神山のボールで祐子が
「わぁ~ 凄いわ ここまで飛ばしたの 信じられないわ」
「凄いわ だってもう残り150y無いでしょ」
神山はドラコンを獲得し8番アイアンで打つとグリーン左にこぼした
グリーンまで2m ピンまで8mを7番アイアンでアプローチをすると
綺麗にスライスラインに乗ったが 最後30cm届かなかった
神山は3オン2パットのパーであがった
ドラコン女性は亜矢子 男性は神山がそれぞれ獲得した

No.18 420y Par4 レディースティー380y
イン最終ホールのレディースティーは17番同様レギュラーティーと
完全に分かれて右斜め前に設定されている
打ちおろしで200yには6番ショートホールと15番
ショートホールの大きな池の水路が横たわっている
フェアウェイは200yで左35度に曲がり 左側100y付近から
300y付近まで池が迫っている
フェアウェイ右側250y付近から300y付近まで9番ホールと
共用している長く大きいバンカーが構えている
第1組は亜矢子 洋子 Jr 田中の順で打った
いよいよ最終ホールとあって優勝を争っている洋子と亜矢子は気合が入った
亜矢子はドライバーで左の池越えを狙うがラフから池にこぼれた
第3打は修正をし先程より少し右を狙いフェアウェイをキープした
洋子はスプーンでフェアウェイ左ギリギリを狙いフェアウェイをキープした
Jrと田中は左池超えを狙うが亜矢子同様池に入り
共に第3打をフェアウェイに落とした
亜矢子は4オンさせて2mを1パットのボギーであがった
洋子は2オンに成功して8mを2パットでカップインさせパーであがった
Jrは4オン2パットの6 田中は6オンで2パットして8とした
第2組は美佳 涼子 ジャック 内野の順番でティーショットを打った
美佳は手堅く3番アイアンで200y水路の手前 フェアウェイをキープ
涼子はスプーンで打ち左池を綺麗に越えてフェアウェイ真中をキープした
ジャックはフェードボールをスプーンで打ち池を越えると
フェアウェイに真中に戻った
内野は池を越えることが難しく第5打を水路手前に落とすと
そこからトラブルショットが続き8打でオンし3パットの11とした
美佳は丁寧にアイアンショットで打つと3オン2パットのボギーとした
ジャックはフェアウェイからのショットがグリーンに乗るが
15mと距離が有り3パットのボギーとした
涼子は2オンに成功すると8mのバディーパットが30cm届かず
2パットのパーであがった
涼子の第1打は洋子より僅かに飛んでいて暫定ドラコンとした
第3組は由紀枝 カトリアーナ ナタリー 高橋の順番だった
由紀枝はスプーンでフェアウェイ左ギリギリを狙うと200y水路を越え
フェアウェイ真中をキープした
カトリアーナとナタリーもスプーンで打つとフェアウェイをキープした
高橋はドライバーで池越えを狙うが2回落とし第5打は3番アイアンで
200y水路手前に落とした
高橋はそこからミスショットがあり7オンして4パットの11であがった
カトリアーナと由紀枝は共に2オンに成功して2パットのパーであがった
ナタリーは3オン2パットのボギーであがった
最終組は神山 桃子 祐子 由貴の順でティーショットを行った
神山はベストグロスの事を考えないでドライバーで左の池越えを狙い
思い切り振ると狙いどころより更に左に飛び出て池に落ちると思われた
綺麗な放物線の頂点でボールは右の方に曲がりフェアウェイど真ん中に落ちた
右斜め前のレディースティーから拍手があった
見ていた女性軍も全員ドライバーで左池超えを狙ってきた
桃子は飛びすぎて池を越えたラフに捕まるが2オン2パットの4であがった
祐子と由貴も飛びすぎて右側にある共用バンカーに捕まり
3オン2パットのボギーとした
神山は2オンに成功し3mを2パットのパーであがった






.

2014年2月22日土曜日

紫陽花 6 - 51 Vol. 2



No.6 150y Par3 レディースティー150y
ティーグランド20y付近からグリーン手前まで池になっている
ショートホールで左は5番ホールのラフに接近し
右側は9番ホールのフェアウェイに接近しているコース
池は広く大きく水面には逆さ富士を見ることが出来る
このホールと7番ホールは緩やかなのぼりになるが 共にティーグランドが
少し高く造られているので余り気にしないでティーショットが出来る 
ここのグリーンは第1組の4人全員が3パットとグリーンがうねり
更に受けているので非常に難しいグリーンになっている
第1組の洋子はしっかり打ったがバックスピンが強く池の方に転がると
スピードが速くなりグリーンからこぼれると池に入ってしまった
最初に打った亜矢子はグリーン左右にある左バンカーに入り2打目の
バンカーショットをピンより上に落としたががどんどんと下まで
転がったがなんとか止り そこから3パットをしてしまった
第2組はジャックが1番で打つがバックスピンが強く池に入れてしまった
次の内野は大嫌いな池を目の前にした時 すでに自己暗示にかかり
体が動かないで手打ちの状態でティーショットをした
今までの犠牲者はグリーンから転がり落ちた状況だが
内野の場合は水面に映る富士山めがけた池ポチャだった
美佳と涼子はグリーンにオンしたがこぼれてバンカーに入ってしまった
ジャックと内野は第3打も池ポチャでジャックが第5打で何とか
グリーンにオンすると小谷美佳が内野に
「せんぱ~い 乗せてください~ね」
この一言で第5打も水面の富士山に直撃した
たまりかねた篠原涼子が内野に
「次のボールがグリーンに乗ったらキスをプレゼントするわ」
内野は篠原涼子の顔を見ると少しの間 目を瞑り天を仰いだ
目を開けスタンスを決めると素振りもしないでティーショットをした
グリーン奥にオンしたがどんどん池のほうに転がるが
すれすれのところで止まるのを見るとほっとした顔で篠原涼子に
「ありがとうございます 何とか前に進めました」
篠原涼子と小谷美佳は顔を見合わせてクスクス笑い
「じゃあ ご褒美を上げてくるわね ふふふ」
篠原涼子は内野の傍に行くといきなり左のほほにキスをしニコニコしながら
「内野さん よかったわね おめでとうございます」
びっくりした内野は顔を真っ赤にして篠原涼子にお辞儀をしていた
ジャックはなんとか2パットで納めたがこのホールは4オーバーの7にした
内野は結局4パットでこのホール11であがった
小谷美佳はバンカーから出しセカンドニアピンの権利は得たが3パットの
ダブルボギーとした
一方 篠原涼子はバンカーから1回で出す事が出来ず3打オン3パットの
トリプルボギー6であがった
第3組1番は由紀枝でグリーンに乗るがこぼれてバンカーに入った
セカンドのバンカーショットはグリーン奥にオンしてニアピンにはならなかった
上手にパターで寄せたが下りが早く結局2オン3パットのダブルボギーとした 
カトリアーナも同様にオンしたがバンカーに入り3オン3パットの6とした
3番目の高橋はピン傍にオンしたがバックスピンが強くバンカーに戻り
2オン3パットの5であがった
最後のナタリーはみんなのボールを見て柔らかく打つが距離が出なくて
バンカーに捕まり4オン2パットの6であがった
最終組神山は前の組の高橋と同じ様にピン傍に落とすが
バックスピンが強くバンカーに戻され2オン3パットとダブルボギーだった
祐子 由貴 桃子は共にオンしたがバンカーに入りバンカーショット勝負に
なり祐子が先に打つがグリーン上につけて2オン3パットの5であがった
次に桃子が打つとバンカーから脱出しグリーンにオンしたがニアピンには
届かず2パットのボギーであがった
最後の由貴は綺麗にピン傍によせニアピンを獲得したが70cmを外し
ボギーであがった
「わぁ~ 由貴凄いね ニアピンだよ」
「ありがとうございます でもあの70cmが入らなかったから残念よ」
「あんなに曲がるなんて思わなかったよ しかし早いね ここは特に」
神山は7番のティーグラウンドに向う途中でキャディーに
「6番のグリーンが早く感じたけれど どうしてかな」
「神山さん 富士コースは今朝刈っているから同じだと思いますよ」
「今朝 短くしたの?」
「ええ この時期ですと2日か3日に1度刈りますよ
それから来週アマチュアの試合があるので特に短いのでしょ
今日もお客さん達の前には練習ラウンドをしているグループがありますよ」
「へぇ~ それでグリーンが早いのですね なるほど」
「そうよ 普段ならあそこはパーであがる人が多いのよ
でもあれだけ刈り込んでいると皆さんてこずるわね」
6番ホールのニアピンは4組の浜野由貴が獲得した

No.7 370y Par4 レディースティー350y
ここも3番と同じ様に緩やかなのぼりだがティーグランドが高いので
のぼりは感じないがランが出ない
殆どストレートだが280y付近で右に軽く曲がっていて
フェアウェイは230y付近が一番幅が広く第2打が打ちやすくなっている
250y左側にはバンカーがあり左に飛ばしすぎると捕まるし
右側には林が迫り出しているので真直ぐなボールが要求される
第1組は亜矢子 洋子 アレックスJr 田中の順で打ち フェアウェイを
キープしたのは亜矢子と洋子で洋子がドラコンの対象となる
良く飛ぶドライバーで共にフェアウェイをキープした洋子が亜矢子に
「ねえ 昨夜はどうしたの? 私たち待っていたのよ」
「ふふふ 神山さんは私たちの部屋に来て朝まで寝ていたわよ」
「まあ そうなの なんだ折角3人で待っていたのに」
「ほら 同部屋のアレックスJrさんに息抜きをさせたみたいよ」
「えっ、、、息抜き?」
「ええ ほら山側の2階にナイトクラブがあるのね そこの女性と一夜を
過せるように手配したと言っていたわ それで私たちの部屋にきたのよ」
「だったら私たちの部屋でも良かったのにねえ」
「ええ そうね でも山側だと部屋から出るときに誰かに見られると
不味いと思ったのでしょ ほら私たちの部屋は海側だからその点は安心よ」
「そうね そうすると亜矢子さんは一杯抱いて貰ったんだ いいな~」
「まあ 久しぶりだからね ふふふ」
「そうか アレックスJrさんも奥さんがもうすぐ出産といっていたわね
まあ こういう時じゃないと遊べないか」
「そうね 午後になると多分疲れが出てくるわよ きっと ふふふ」
「少し楽しみましょうか ふふふ」
「いい考えだわ そうしましょう」
洋子は第2打をミスショットで3オン1パットのパーであがった
亜矢子 Jr 田中も3オンをし2パットのボギーとした
第2組は小谷美佳 篠原涼子 ジャック 内野の順で打った
この組は全員がフェアウェイをキープし内野が良く飛ばし暫定ドラコンとした
全員が3オンをするがジャックと内野 篠原涼子が2パットのボギーで
小谷美佳は3パットのダブルボギーにした
篠原涼子が内野に
「内野さん 凄いわ もっとリラックスして打てばドラコンが一杯取れるわよ」
「ありがとうございます 涼子さんのお陰で上手に打てましたよ
次のホールからリラックスをして打ちますよ」
「そうね いやな事は忘れて打ってください」
第3組は庄司由紀枝 高橋 カトリアーナ ナタリーの順で打った
高橋はドラコンの旗が比較的近くに見えたので力んでしまい右の林に入れた
「あ~あ 肝心な所で曲がった あ~あ」
カトリアーナが高橋に
「今のスイングは完全に力んでいましたよ もっとリラックスよ」
庄司由紀枝とナタリーも
「そうそう カトリアーナが言う通り 力んでいたわ」
「みなさん ありがとうございます」
高橋は女性3人に対し お辞儀をした
庄司由紀枝 カトリアーナ ナタリー共にフェアウェイをキープして
由紀枝が第一組の洋子を抜き暫定ドラコンとした
この組は3オン2パットのボギーであがりナタリーだけ3パットの6とした
第4組は浜野由貴 安田桃子 神山 靑山祐子の順で打った
浜野由貴のボールはよく飛んだが左のラフにいってしまった
安田桃子は素振りをするとフェアウェイど真ん中に飛び第3組由紀枝の
ドラコンを僅かに抜き初めてドラコンを獲得した
神山だけが2オン2パットのパーであがり 女性3人は3オン2パットの
ボギーであがった
8番ホールに向っていると
「こちら第1組 洋子です 9番は200yのところに水路がありまして
田中さんがそこに落としました 右側は6番の池がフェアウェイ傍まで
迫っているホールで難しかったです 女性ドラコンは亜矢子さんで
男性はありません どうぞ~」
「は~い 4組祐子ですが 了解です」
「1組洋子ですが 2組の内野さんが左の池に入れてしまいました どうぞ」
「3組 由紀枝です 情報ありがとうございます 気を付けます どうぞ」
第1組の洋子 亜矢子 Jr 田中はハーフを終わりレストランに向った

No.8 500y Par5 レディースティー470y
ここから緩やかな打ち下ろしのホールでランが出やすくこのホールは
距離はあるがパーを出しやすいホール
200y付近から右に曲がり350y付近から左に曲がっている
ロングホールでフェアウェイ幅が広く設計されている
200y過ぎた左側には小高い丘の斜面があり 第2打のショートカットを
難しくしている
グリーンは第2打地点 約230y付近に行かないと見えない状態で
ティーショットを右側の木約180yを狙いフェアウェイをキープする
第1組は洋子 亜矢子 Jr 田中の順で打った
相変わらず洋子が飛ばしたが亜矢子も飛ばし暫定のドラコンとした
Jrは良く飛ばしたが右を狙いすぎてラフに入った
田中のボールは真直ぐに飛び200y超えた左の斜面にある小さな岩に当り
フェアウェイ真中に戻ってきた
洋子と亜矢子が
「わぁ~ 凄いわ 岩に当って フェアウェイをどんどん転がっていくわ」
「ほんと もっと転がれ~」
二人の願いが届いたのか田中のボールは350y付近まで転がった
洋子 亜矢子 Jrは3オン2パットのパーであがるが 田中は力んでしまい
残り170yの第2打をダフり3オン4パットの7であがった
第2組は美佳が6で他3人はパーであがった
第3組は由紀枝 高橋 カトリアーナ ナタリーの順で打った
由紀枝は左を狙いすぎ林に捕まり4オンするが1パットのパーであがった
高橋も由紀枝と同じ様に左の林に捕まり4オン2パットの6とした
カトリアーナとナタリーは真直ぐに飛びフェアウェイをキープしたが
第1組の亜矢子には僅かに届かなかった
カトリアーナは3オンしたがナタリーは第2打を狙いすぎて左のラフから
打つが またラフに捕まり結局4オン3パットの7とした
カトリアーナは2パットのパーであがった
第4組 神山 由貴 桃子 祐子の順番で打った
神山は右の林超えを狙い思い切りドライバーを振りぬくと
林を超えたあたりから左に戻るドローボールになり 距離は田中を完全に
抜いたがラフに入った
祐子や由貴らが
「ナイス ショット~」
「わぁ~ 凄いわ あんなに飛ばすのね きっとフェアウェイでドラコンね」
「そうね あの弾道だとそうとう飛んでいるわね」
由貴と桃子は左の林を狙い打つとフェアウェイをキープしたが
亜矢子のドラコンを抜く事は出来なかった
最後の祐子は左の林を越えたが少し左に行き過ぎてラフに捕まった
由貴と桃子は3オン2パットのパーであがるが 祐子はラフからの第2打を
ミスショットしこれもラフに入れ4オン2パットの6とした
神山は残り170yを6番アイアンで軽く打つとグリーンにのり
イーグルチャンスが巡ってきた
ピンまで9mで左側が少し高く傾斜していてキャディーが
「強く打って3カップ 弱いと5カップ位かしら」
神山は強く打ち外すと次はのぼりのラインになるので
カップの上を狙い綺麗にスライスラインを描いてカップに届いたが
僅かにカップの縁に嫌われカップを半周して2パットのバディーとした
3人の女性は自分の事のように残念がり
「もう少しね よくTVで見るけれど本当に残念ね 悔しいわ」
「私も入ったと思ったわ でも弱いとあそこまで届かないでしょ」
「そうそう ほんと難しいラインね 悔しいわね」
「まあ 仕方ないよ 変なところに乗せたから
さあ 気持ちを切り替えて池に落とさないようにしよう」
「ええ そうね」

No.9 390y Par4 レディースティー370y
アウト最終ホールは200yのところに水路がある
6番ショートホールの池がこの9番とイン18番を水路で跨ぎ15番の
ショートホールの池とつながっている
200yから35度右に曲がっていて右側120y付近から300y付近
まで6番の池がフェアウェイまで迫ってきている
緩やかな打ちおろしでティーグランドから見ると池がすぐ傍にあり
落しどころが非常に難しく感じられた
ティーグラウンドから見ると18番のピンが少し右に見えるが
9番のピンは更に右に位置している
フェアウェイ右側250y付近から300y付近まで18番ホールと
共用している長く大きいバンカーが構えている
第1組 洋子 亜矢子 Jr 田中の順で打った
洋子と亜矢子は共にフェアウェイ右の池を越えてフェアウェイ真中を
キープし亜矢子が暫定ドラコンとした
Jrは洋子や亜矢子と同じ様に右側の池を越えてフェアウェイに落とすが
ランが良く出て右のバンカーに入ってしまった
田中の第1打は前3人と同じ様に池を越す弾道をイメージしたが
途中からスライスして池ポチャをしてしまった
第3打は手堅くアイアンで打ち5オン3パットの8であがった
Jrはバンカーから出しただけのショットになり3オン2パットの5とした
洋子と亜矢子は2オン2パットのパーであがった
第2組 涼子 ジャック 内野 美佳の順番でティーショットをした
涼子 美佳はフェアウェイをキープしたが亜矢子のドラコンには届かなかった
ジャックのボールは右の池を越えてフェアウェイ真中に落ちて
暫定ドラコンとする
涼子 ジャック 美佳は3オン2パットのボギーであがる
内野が右の池を気にして左を向くがスライスボールで池ポチャし
6オン1パットの7であがった
第3組は由紀枝 カトリアーナ 高橋 ナタリーの順で打った
カトリアーナと由紀枝が飛ばしたがカトリアーナのボールが亜矢子より
僅かに前に出て暫定ドラコンとした
カトリアーナは2オン2パットのパーであがり
ナタリーは手堅く刻み3オン2パットのボギーとした
由紀枝は第2打をミスショットし3オン3パットの6とした
高橋は右の池を警戒しすぎて隣り18番の水路に入り打ち直しをし
5オン2パットの7とした
最終4組は神山 由貴 桃子 祐子の順番でティーショットをした
神山は前のホールでバディーを摂っているので勢い良くドライバーを振ると
右の池を真直ぐに越えフェアウェイ右側に残った
「ナイスショット わぁ~ 凄いわ 落ちないで わぁ~」
「ナイスショット わぁ~ ぎりぎりかしら わぁ~」
由貴達3人は前にあるレディースティーで神山のボールを見ていた
神山がキャディーに聞くと 
「大丈夫よ フェアウェイですよ でも良く飛ばすわね」
「そう よかったよ ありがとう」
神山は今日始めてのドラコンを獲得した
由貴 桃子 祐子とフェアウェイをキープするが
一番右を狙った祐子がカトリアーナのドラコンを抜いて 今日2つ目の
ドラコンを獲得した
由貴と桃子は2オン2パットのパーであがった
祐子の第2打はミスショットで50yしか飛ばなかった
「祐子さん 今 力んでいたわよ もっとリラックスよ」
「そうそう 折角のドラコンなのに 力むとだめよ」
祐子は反省をして2パットのボギーとした
神山は残り70yをピッチングウェッジでピンまで3mと寄せた
前のホールと同じ様にピン横につけたので今度はフックラインだった
神山は先程の感覚を思い出しパッティングするとラインに乗り
カップの上からインしてバディーであがった
「わぁ~ 凄いわ 連続バディーだわ きゃ~」
「きゃぁ~ 凄い~ 今度は入れたわ」
キャディーもようやくニコニコして
「よかったですね」
「ありがとうございます 先程のが参考になりましたよ」

5人は神山の連続バーディーで盛り上がりキャディーマスター室に行くと
「神山様 インスタートは12時08分のスタートです
10番はこの道の突き当りです お願いします」
「ありがとうございます そうすると1時間位ありますね」
「ええ すみませんね もう少し早いと思ったんですが
途中でコンペが入りました 済みませんね」
「いえいえ 土曜日だから仕方ないですよ では 午後もお願いしますね」
「はい 分りました」

神山たち4人がレストランに入ると第1組から3組まで隣り合わせの
テーブルで食べていた
第1組の洋子が神山に
「凄いパットを決めたのね もしかしてバーディー?」
「うん そうだけど、、、見えるの?」
洋子は席の脇にある窓を差すと神山は覗いてみた
「わぁ~良く見えるね なるほど上から見ると池の周りが分るよ」
「ねえ ごめんなさいね ドラコンやニアピンの旗は頂ける?」
神山はビニール袋に纏めてあるアウトの分を洋子に渡した
「わぁ~ 私のドラコンはなくなったんだ~ みんな凄いわ
9番のドラコンも亜矢子さんカトリアーナ 祐子さんか
あの亜矢子さんを抜いたのね よく飛んでいたのに」
「うん 祐子は右をギリギリに打っていたよ ほんと50cmずれたら
ラフだったね それと打ち出しがもう少し右に出たら池だったよ」
「そんなにギリギリを狙ったのね 凄いわね
そうそう スコアカードを頂ける? PCに入力しているのよ」
洋子は亜矢子やJr 田中達とビールを呑みながらPCにデーター入力をした

神山は洋子から第1組のスコアカードを見せて貰うと
「あれっ 洋子と亜矢子が一緒、、、へぇ~
うちも由貴と桃子が一緒のスコアだよ」
洋子がデーター入力を終ると神山や亜矢子に
「ねえねえ 凄い事になっているわ 画面を見て」
洋子が驚いた様子で神山に言うので周りに居たほかの組も見にきて由紀枝が
「あらっ祐子さんと一緒ね」
「由紀枝 スコアは祐子さんと一緒だけど 現在トップだよ
ほらここに1/2ハンディキャップがあるでしょ
グロスから引くと ここのスコアに反映するから 見てごらん」
「わぁ~ 本当だわ」
「しかしグロス42が5人いて 44が2人もいるんだ
もう男性群の優勝は完全に無くなったね」
洋子は更にドラコンやニアピンのデーターも見やすくすると神山に
「殆どの人がどちらかを獲得しているわね まだ獲得していない人は
涼子さん 美佳さん ナタリーね」
「う~ん まあこればっかりはね 運もあるしね
洋子 ありがとう 僕も席に戻って呑むよ」
「ええ インが終ったら貴方のお手伝いをするわね」
「いいよ ゆっくりお風呂に入りなよ」
「ええ 簡単にシャワーを浴びるわ」
「それから先程フロントにパーティー代16万円を払っておいたよ
一人5千円で16人で8万円 乾杯のシャンパンとワインも頼んだよ 
それにビールをたしても間に合うでしょ」
「ええ そうね あと追加をしてもそんなに掛からないでしょ」
「うん そうだね じゃ後でお願いしますね」

神山が席に戻ると祐子がみんなのビールやおつまみを注文しのが
テーブルに運ばれてきた
祐子や由貴 桃子が
「神山さん 連続バディーおめでとうございます かんぱ~い」
みんなに祝福されビールを呑むと隣りの席からカトリアーナと由紀枝もきて
「凄いわね 神山さん 昨夜あんなに頑張ったのに ふふふ」
由貴と桃子はそれを聞いて
「まあそんな いつくるか洋子先輩と待っていたんですよ もう」
「ごめんごめん 由貴たちの部屋に入る時はいいけれど出る時に
誰かに見られると不味いだろ だから海側の部屋にお邪魔した」
「まあ 由紀枝さんにやられたわ もう 由紀枝さん良かったわね」
カトリアーナが祐子や由紀枝と顔見合わせて
「ふふふ いい事教えましょうか、、、」
神山がすぐに下半身の事と察し
「いいよカトリアーナ 後で 勘弁してよ」
由貴と桃子がきょとんとして
「なになに 教えてよ ずるい~ もう」
「実はね 毛を剃ったのよ ねえ~神山さん」
「もう 勘弁してくれ~」
「ねえねえ どんな風に剃ったの?」                                  
「ふふふ つるつるよ 赤ちゃんみたいよ」
「わぁ~ 見たいな ねえ桃子ちゃん」
「ええ 見たいけれど 複雑な気持ちですよ
だってイメージすると何かそこだけ赤ちゃんじゃ、、、ねえ」
「ふふふ 近いうちに見てみたらいいわよ 可愛いわよ おちんちんも」

男性が神山一人に若い美人5人がキャ~キャ~と楽しく話していると
周りのゴルフ客もびっくりしていた
「おいおい 由紀枝とカトリアーナは席に戻って食事をしなさい もう
ほら 周りの人が変な目で僕の事を見ているよ」
「違うわよ 羨ましいのよ あの目は ふふふ お尻を振って帰るわね」
由紀枝とカトリアーナは回りの男性を意識して少しだけお尻を
振ってサービスしながら席に戻った
一方第1組のテーブルでは富士御膳が運ばれ豪勢な料理にみんな驚いた
神山は昨夜 洋子と食事の件で相談をして
「どうせだから 一番高い定食を注文しよう
その方が数が纏まっていれば早いし ねっ」
「そうしましょうか」
「うん 僕が払うんだし 喜んでもらえると思うよ
安いカレーを食べる気持ちも分るけれど お勧めのメニューを食べようよ」
「ええ そうね そうしましょう」
4人は一品一品を味わい食べていると亜矢子がJrに
「昨夜は如何でしたか? 楽しかったでしょ」
Jrと田中は昨夜 神山に連れて行かれたナイトクラブを思い出し
田中は顔を赤くした
洋子と亜矢子は田中の変化を見逃さなかった
洋子が田中に
「田中君 そんなに楽しかったの 教えて 内容を」
田中は折角の美味しい料理を食べられなくなるほど緊張した
Jrが田中を見て助太刀した
「うん 女性のコミカルでエロチックなステージを見たよ
楽しかったよ ねえ田中さん」
「ええ そうでした 楽しかったです」
田中は下を向いたまま洋子と亜矢子に答えた

洋子と亜矢子はJrに
「それだけ Jr 今朝早く部屋から出ていった人がいたわね」
アレックスJrはドキッとし慌てているのが顔に出た
洋子と亜矢子は顔を見合わせて頷くとそれ以上追求しなかった
「亜矢子さん 美味しいわね」
「そうね洋子さん しかし男性はこういう機会がないと遊べないわよ」
「そうね まあ男性が元気な証拠ね ふふふ」
この言葉を聞いたJrが洋子に
「そうなんですよ ほら奥さんがもうすぐ出産でしょ だから、、、」
自分から白状したJrに亜矢子と洋子は
「それで 朝まで頑張ったの?」
「うん 久しぶりだよ 本当に」
「まあ 良かったわね でも奥さんに知れると怖いわよ ねえ洋子さん」
Jrはしまったと思ったが遅かった
洋子と亜矢子はニコニコしながら楽しく食事をしたが
Jrと田中は料理を味わう事無く食べ終えた

第2組のテーブルではグロス成績が悪い内野を励ましながら
楽しく食事をしていた
第3組では高橋が美女に囲まれて鼻の下を長くし楽しく食事をした
由紀枝やカトリアーナ ナタリーにニコニコしながらビールや日本酒を
勧められると嫌と言えずに呑み顔が少し赤くなった
特に由紀枝とカトリアーナのポロシャツの前ボタンを外してある隙間から
豊かな乳房が覗いているのでもうメロメロになっていた
横に座っているナタリーと話す時でもポロシャツから覗く乳房を見ていた
時々昨夜のフロアレディーとの楽しいひと時を思い出したりした
第4組のテーブルは由貴と桃子が神山に早急に逢う事を迫っていた
食事が終った1組がレストランを出ると順番にレストランを出て
スタート時間まで練習グリーンで話をしたりして過した
第1組から4組までのキャディーがカートを運んでくると全員が
キャディーと一緒にインの10番に向った

ここのキャディーは若くて綺麗な女性が多いがこのパーティーの
女性軍には負け神山に
「若くて美しい方ばっかり 羨ましいですわね美女に囲まれて」
「ははは キャディーさんもその中に入って居るでしょ」
「もう お上手な事 でも楽しいメンバーですね 1組のキャディーや
みんな言ってますよ 楽しくゴルフをされているって」
「そう ありがとうございます まあ普段通りですが楽しくて良いですよね」
「ええ みなさんが楽しく笑顔でプレーをされると私たちも嬉しいですよ」
「まあ これだけ女性が多いと余計に楽しいですね
多少 気を使いますけれどね」
「ふふふ でも皆さんしっかりされたお嬢様ばかりですよね」
「えっ 1組はお嬢様じゃないでしょ」
「まあ 女性は幾つになってもお嬢様でいいのよ」
「歓びますよ あとで伝えておきますよ お嬢様」
「まあ またお上手ね」
神山がキャディーと話していると祐子が神山に
「神山さん 1組が次の番になりましたよ 何か報告はありませんか?」
神山はみんなを集めて
「馬券ですが現在 5枠6枠7枠の方が活躍しています
え~私を含めもっと頑張りましょう 以上ですが 洋子何かある?」
「ええ ジャックさんと高橋さん プレーが終ったら入浴前に
フロント右奥のパーティー会場に私がいますのでスコアカードを
提出してください 会場には神山杯と看板が出ています お願いします」
「では みなさん頑張って楽しみましょう」

No.10 380y Par4 レディースティー360y
ここはフェアウェイの幅も広く造られているが
230y付近で右に軽く曲がり右側全体が緩やかな下り傾斜になっている
第1組 洋子 亜矢子 Jr 田中の順番でティーショットをした
洋子は右側ギリギリを狙いフェアウェイをキープすると
亜矢子は更に右側を狙った 打った瞬間に崖に落ちるかどうかギリギリだった
ボールが放物線を描いて落ちてくると崖とフェアウェイの間にあるラフに
落ちたが岩にあたり大きく跳ねるとグリーンの方向に飛んでいった
見ていたほかの組からも拍手がわき 亜矢子は照れていた
Jrと田中はフェアウェイをキープできず田中は3オン2パットのボギー
「まあJr どうしたのかしら」
「ふふふ もう効果が出たのかしら」
「崩れるわね ふふふ」
洋子と亜矢子はJrが午前中のスイングと違っているのを見ていた
Jrは4オン2パットとダブルボギーにした
洋子と亜矢子は2オン2パットのパーであがった
第2組は涼子 ジャック 美佳 内野の順でティーショットをする
ジャックは右側崖狙いで打つが飛びすぎてフェアウェイを
突き抜け左側ラフに捕まった
3番目は美佳の打順だったが間違えて内野が打ってしまうと美佳が
レディースティーから大きい声で
「せんぱ~い 私ですよ もう 今回は許してあげます」
それを聞いた後の組のカトリアーナや由紀枝そして祐子や由貴などから
きびしい非難を浴びた
「内野さ~ん 1ペナですよ ルール違反ですよ」
「そうそう 先輩でも守ってくださいね 美佳ちゃんが可哀相」
内野はみんなにお辞儀をして謝り美佳に
「美佳 ごめんなさい あの~ドラコンの金貨1枚で勘弁してくれるかな」
「いいわよ ありがとうございます」
美佳は傍にいる仲間に
「内野先輩から金貨1枚頂きました~ ふふふ」
ジャックは2オン2パットのパーであがり
美佳は手堅く刻むと3オン1パットのパーであがった
涼子も手堅く刻むと3オン2パットのボギーであがった
内野は第一打を左のラフにいれて第2打もラフから打ち3打目でオンをした
ピンまで距離があり3パットの6であがった
第3組はカトリアーナ ナタリー 由紀枝 高橋の順番だった
カトリアーナはナタリーと由紀枝に相談をして高橋に
「高橋さん 応援するから先に打っていいですよ ねえみんな」
「ええ 頑張れた・か・は・し フレーフレーた・か・は・し」
「では お言葉に甘えまして 先に打たせて頂きます」
高橋はサングラスを掛けサンバイザーをしている3人がみな同じに見え
第1打は左のラフに打ち込んだ
それを見た3人はお尻を高橋に突き出してプリプリ振ると
「もう 応援したのに 残念ね ねえカトリアーナっ」
「頑張ってください~ね」
もう一度お尻を振りながらレディースティーに向った
4組のキャディーが大笑いして神山に
「いつも あのように楽しいのかしら」
神山が答える前に祐子や由貴 桃子が
「ええ そうよ 高橋さんに頑張ってもらいたいのよ ねえ祐子さん」
「じゃ私たちも神山さんを応援しようかしら」
キャディーが笑うと神山が
「おいおい 分ったから集中させてくれ お願いしますよ」
それでも3人はまだ時間があるので揃って後ろを向き神山にお尻ダンスをした
お揃いのポロシャツとスカートを穿きお尻の形も似ていて絵になった
キャディーも大笑いして神山に
「このパティーの男性は羨ましいですね 本当に」
第3組のレディースティーではカトリアーナがフェアウェイをキープするが
亜矢子のミラクルショットには届かなかった
ナタリーと由紀枝は左のラフに捕まった
高橋が4オン3パットの7であがりナタリーとカトリアーナが5であがった
由紀枝はラフから4打目でオンして2パットのダブルボギーであがった
第4組は神山 由貴 桃子 祐子の順番で神山は男性ドラコンが
今まで誰も出していないのでフェアウェイをキープすればドラコンだが
亜矢子のドラコンを抜きたくドライバーを右側すれすれに振ると
フェアウェイギリギリに入り亜矢子のドラコンを抜いた
由貴 桃子 祐子は全員フェアウェイをキープしたが亜矢子には届かなかった
祐子と由貴が3オン2パットのボギーであがり
桃子は4オン2パットダブルボギーの6とした
神山は残り80yをサンドウェッジで打つとピン5mにつけるが
最初のパットが決まらずに2パットのパーであがった







.

2014年2月17日月曜日

紫陽花 6 - 51 Vol. 1



6月20日 土曜日 快晴
「おはよう 早いね」
「ふふふ だって昨夜は早く寝たもん ねえまだ時間あるでしょ しよう」
神山は昨夜 亜矢子や由紀枝と交わったが早起きをする為に早い時間に寝た
「おいおい もう時間が無いよ 仕度をしてレストランに行かないと
だってほら 幹事だからみんなより早く行かなければ ねっ」
「そうね 私たちはまだゆっくりして時間前には行くわよ」
「うん お願いします」
神山が由紀枝とキスをしていると亜矢子が目を覚まし
「まあ ご馳走様」
「やあ おはよう 僕はこれからレストランに行ってみんなを待つよ」
「そうね 幹事さん お疲れ様です」
「そうそう 亜矢子と由紀枝はゴルフが終ったら自宅でしょ」
亜矢子と由紀枝が
「ええ そうよ 明日お仕事だからパーティーが終ったら帰るわ」
神山は10万円を出して5万円ずつ亜矢子と由紀枝に渡し
「帰りのタクシー代と夕飯代です 少ないけれど」
亜矢子と由紀枝はニコニコして受け取ると由紀枝がキスをして
「ねえ 今度は4人でプレーをしましょうよ 祐子さんもいれて」
「うん 時間を作るよ」
神山は仕度をすると亜矢子と由紀枝にキスをして
「じゃあ 頑張ってね」

神山は亜矢子達の部屋を出ると確認の為に自分の部屋に戻った
カードキーを差し込んでも内側からロックされ扉が開かなかった
神山が諦めているとドアが開き昨夜のフロアレディーが
「おはようございます 神山様 次回はご指名お願いしますね ふふふ」
そういうと神山にキスをしてエレベーターに乗った
部屋に入るとJrが神山をみて
「おはようございます 神山さん ありがとうございます」
「良かったね お互い内緒にしようね」
「ええ了解 奥さんが出産でSEXしていないから 久しぶりでしたよ」
神山は自分の持ち物を確認してJrに
「Jr 食事が終ったら7時30分にここを出ます
海側1Fのティーラウンジに7時20分頃来るように仲間に伝えて下さいね」
「了解しました でも神山さん 幹事で大変ですね」
「うん まあ仕方ないでしょ」
神山は自分の荷物を持って3階のレストランに行くと洋子達が来ていて
「おはようございます ねえ もうすぐ開くそうよ」
「ありがとう それで海側1Fのティーラウンジに7時20分集合を
みんなに伝えて欲しい お願いしますね」
「ええ いいわよ」

6時30分にならないのに全員がレストランに入ると神山と洋子も入り
朝食を一緒に食べた
「昨夜 待っていたのに もう 由貴さんも桃子ちゃんもがっかりよ」
「うん 昨夜は早く寝たよ それから今夜はどうするの?」
「ええ やはり帰るわ ごめんなさい」
「いいよ 無理をしてお母さんに怒られると大変だよ」
「ありがとうございます」
「そうしたら 帰りは来た時のメンバーで帰って貰えるかな
それと美佳ちゃんを何処まで送るかだね」
「ええ 3人とも上原の駅で良いと言っていたわよ」
「洋子は 僕の家からタクシーで帰れば大丈夫だね」
「ええ そうするわ」
「よかったらフェアレディーZで帰ってもいいよ」
「まさか 母親が気絶するわよ 演技でなくて」
「うんわかった」
神山と洋子はビールを呑むと普段なら追加をするが今朝は自粛した
洋子とパーティーの進行やパーティー代の事を話していると亜矢子が
「おはようございます 神山さん洋子さん ご馳走様でした
それで神山さん ここを出る時に一応フロントでサインをしてくれる
宿泊代など全て込みで申し込みをして前金で支払いを済ませているけれど
念のためにお願いしますね」
「うん 色々と便宜を図ってくれてありがとうございます 
では7時20分に1Fのティーラウンジ集合をお願いしますね」
亜矢子と由紀枝はニコニコして頷きレストランを出て行った
「ねえ 亜矢子さんはどこの車に乗るの?」
「うん 美佳ちゃんをアルタの高橋さんの車に乗って貰い僕のところが
1名空くから乗せても良いし ゴルフ場まで10分くらいだから
誰の車で気を使わなくても大丈夫だと思うよ」
「そうね ゴルフバッグを間違えなければ大丈夫ね」
アルタの高橋達3人が神山のところに来てニコニコして
「山ちゃん ありがとうございました」
神山もニコニコして頷くと
「7時20分に集合 お願いしますね」
「ええ 了解です では」
「昨日はよく寝られた」
「ええ 内野君もぐっすり 今日は大丈夫でしょう」

高橋達3人がレストランを出ると神山と洋子もレストランを出た
洋子は部屋に戻って仕度をしてから集合場所に来ると言った
神山はレストランを出ると1階のティーラウンジでコーヒーを飲んだ
暫くすると参加者がやってきて神山の周りのテーブルに着いた
全員が居る事を確認するとトランシーバーを取り出し
「このトランシーバーを自由に使ってください 各組1台ずつです
それからルールの変更です
ドラコンホールはショートホールを除いて全てのホールに変更です
各ホール男性ドラコン 女性ドラコンと男女を分けます
なので 先行する組にドラコンが無い場合はこのトランシーバーで
必ず後の組に教えてくださいね
それからティーグランドにプレイヤーがいる時は電源OFFです
これは絶対に守ってくださいね
ドラコンホールの景品は男女別々1ホール毎 本物の1オンス金貨5枚です
従いまして そのホールでドラコンが無かった場合は次のホールに
持ち越しで10枚になります
最終ホールの場合はルール通りです
ニアピンはグリーンに乗せピンに一番近い人がニアピンの権利獲得です
ただし女性の場合第2打目のグリーンオンも有効とします
あの~女性で第1打目がグリーンオンした場合はそのボールがニアピンの
対象となります 間違わないようにお願いします
例えば第一打目がグリーンオンしていて第2打目がピン傍でもこれは
対象外ですから あくまでグリーンにオンした場所が対象です
何か 質問はありますか」

「はい あの~ 女性はレディースティーから打っていいのでしょうか」
「ごめんなさい はい その通りです」
「は~い 分りました」
「他には?」
「あの グリーンオンって グリーンエッジとかカラーとかエプロンと
呼ばれているグリーン廻りがありますが あそこはグリーンですか」
神山は洋子と相談をして
「グリーンはあくまでグリーンです ですからエッジやカラーと
呼ばれている場所にオンをしても対象外です いいですか」
「は~い 分りました ありがとうございます」
「他に質問はありますか」
「あの ドラコンですが フェアウェイでも刈り込んだ部分が在りますが
それはやはりラフでしょうか」
「はい ラフです 微妙な時にはキャディーさんに聞いて判断をしてください
ドラコンはフェアウェイのボールが対象です お願いしますね 
あと質問はありますか?
あの~ 本日はスコアで全員スクラッチのゲームでもあります
1打500円です」
「それって負けるとどうなるんですか」
「はい 例えばビリになり全員に1打差で負けるとみんなに500円ずつ
支払う事になります」
これを聞いた女性軍から
「そんな無茶ですよ 女性が負けると分っているでしょ
それにビリで全員のマイナス分が100になると5万円ですよ いやだわ」
「まあまあ 今回のハンデを見ていただくと分りますが
男性が良いスコアを出しても女性が申告通りのスコアなら
多分女性が上位を占めます なので ビリにはなりませんよ
だから1打が500円x15の7500円と考えてください
以上ですが 他に質問は?」

全員が無いというので神山は各運転手に車を玄関につけるよう指示し
フロントでチェックアウトの手続きをした
「神山様 今回はありがとうございます これからもお待ちしております」
追加料金の発生はなく玄関に戻ると全員が車に乗って待っていた
椿総支配人が神山に
「神山様 これからも利用をしてくださいね」
「ええ 近いうちに伺いますよ こちらこそお願いしますね」
椿は神山に封筒を渡し
「神山様 気持ちですから 受け取ってください」
神山は頷き受け取るとバッグにしまいお辞儀をして車に乗った
「さあ 行きますよ」
神山は椿総支配人や矢田部愛に手を振りゴテンバ グランド インを
後にして御殿場カンツリーに向った

神山の蒼いBMWに由紀枝と祐子 カトリアーナが乗り
洋子の真紅のポルシェには由貴 桃子 亜矢子が乗った
アルタの高橋には内野 田中 小谷美佳が乗り
アレックスJrには ジャック夫妻 篠原涼子が乗った
ゴルフ場に着くと神山がフロントでプレーの手続きをすると各人が
プレー用紙に氏名を記入してロッカーキーを受け取った
神山もロッカーで着替えると早速練習グリーンでパットの練習をした

暫くして全員が練習グリーンに集まり話をしながら練習をしていると
「富士コース アウト8時12分スタートの神山様
恐れ入りますがキャディーマスター室までお越しくださいませ」
神山は練習を止めて洋子と一緒にいくと
「神山様 あの 同じクラブを使用される方に何か目印を付けて下さい
1組の田所洋子様 桜川亜矢子様 3組のカトリアーナ様 庄司由紀枝様
4組の青山祐子様 浜野由貴様 安田桃子様 のクラブが同じで間違えると
大変な事になります お願いします」
神山は洋子と相談をすると該当する女性を連れて来て
「ねえ 同じクラブでキャディーさんが間違えるから印をつけるわ」
洋子は事務員に3色のマジックをかりるとシャフトの付け根に印をつけた
桜川亜矢子はクラブヘッドの後ろ側にもマジックを塗り分るようにした
全員が印をつけると洋子が神山に
「そうよね 同じクラブだと 間違えるわよね」
「うん しかしシャフトの付け根に印を付けるとは良いアイデアだね
助かったよ ありがとうございます」

そのころ練習グリーンでは高橋とJrが話をしていた
「どうしたんですか Jr」
「ええ 先程クラブを見たところ呼ばれた女性は皆同じクラブでしたよ
キャディーさんが分らなくなるので何か印を付けたのでしょ」
「えっ 7人が同じクラブですか、、、」
「そうですよ 私の会社でしたよ それもニューモデルでした
全員パターまで揃えてあるので 135万円のセットですよ」
「えっ 135万円、、、本当ですか?」
「ええ キャディーバッグも新作だしシューズも新作でウェアも新作ですよ
たいしたものですね」
「へぇ~ 何から何までアレックスの新作ですか はあ~」
「神山さんのクラブも新作ですよ あのクラブも女性同様バランスが良くて
振り抜きやすく非常に良いクラブですね
残念ながら私のモデルは2年前のモデルです」
「へぇ~ そんなに違うんですか クラブって」
「ええ 他社のクラブはよく分りませんが うちのクラブだと
データーを見なくても振っただけで違いが分りますよ」
「へぇ~ そんなに違うのか」

篠原涼子と小谷美佳も練習グリーンで話をしていた
「ねえ篠原涼子さん どうしたのかしら 7人も」
「ええ あの7人ね うちのクラブで同じニューモデルなのよ
だからキャディーさんが間違うのでどこかに印を付けているのよ」
「へぇ~ ニューモデルって 高いの?」
「ええ パターまで揃えているから135万円のセットね 凄いわ」
「えっ 135万円?」
「そうよ ニューモデルで全国発売したばかりなのよ 高いけれど
バランスが良くて振りぬきやすいのが特徴で雑誌や口コミで売れているわよ」
「へぇ~ でも庶民には手が出ないわね」
「そうね 私も買いたいけれど手が出ないわ」
キャディーマスター室から戻った神山が練習グリーンにみんなを集め
「では そろそろ1番ティーにいきましょう」
全員が揃って1番ティーに向かい1組目の順番を決めた
筒に入っているステンレス棒を順番に引くと最初が田中 次がアレックスJr
3番が桜川亜矢子で最後が田所洋子の順番になった
神山が洋子に
「では ドラコンや二アピンの旗はお願いしますね
ドラコンは数が多くて大変ですけれど」
「ええ 大丈夫よ 任せておいて」

No.1 420y Par4 レディースティー400y
軽いのぼりで250yのところで左ドッグレッグしている
左の林を越しても落しどころにが悪いとバンカーに捕まる
富士山に向って打つスタートホールは気持ちがよく
田中は素振りを数回するとよく飛んだが右に出て230yの
サイドバンカーに捕まった
2番手のアレックスJrは綺麗なドローボールでサイドバンカーを超えて
270yを飛ばしフェアウェイ真中で男性のドラコン対象で旗を立てた
3番目の桜川亜矢子はレディースティーから力みの無い柔らかいスイングで
男性のアレックスJrとほぼ同じところに飛ばした
最後の田所洋子も女性特有の柔らかいスイングで綺麗なドローボールで
桜川亜矢子より左側に飛ばした
登っている分ランが出ないが二人とも250y飛ばした事になる
「ねえ どちらがドラコンかしら」
「洋子さんよ ほら 少し出ているもの」
「わぁ~ ありがとうございます」
洋子は女性用のドラコンフラッグに自分の名前を書き入れて亜矢子に
「しかし よく飛ぶわね このクラブ」
「ええ 力を入れなくても飛んでくれるから助かるわね ふふふ」
第2打は男性の田中がリカバリーショットを打ったがグリーン左のラフに行き
アレックスJrも力み過ぎてグリーン左奥にこぼしてしまった
亜矢子の第2打は綺麗な放物線を描いてグリーンにオンした
洋子のボールもピン手前4yのところにオンをして二人とも
最初のホールからバーディーチャンスが訪れた
今日のベントグリーンは今朝刈ったばかりで球足が速く
男性二人はピン傍によせてボギー
亜矢子と洋子は残り4yを2パットのパーで上がった

第2組はアレックスジャパンの副社長ジャック へリントンが1番
ティーグランドで素振りをすると低い弾道で飛び出したボールは
綺麗なフェードボールで左の林を超えてフェアウェイの右側に落とした
距離は1組のアレックスJrにあと僅か届かなかった
2番手はアルタの小谷美佳がレディースティーからまっすぐなボールを打つが
フェアウェイ200yを越えたあたりに留まった
3番目の篠原涼子も綺麗なスイングで力みは見られなかったが
小谷美佳とほぼ同じところをキープした
最後はアルタの内野誠二だが小谷美佳が
「先輩 頑張ってくださいね」
この一言で緊張してしまい 打ったボールはスライスし右のバンカー手前に
落ちた 浅いラフでボールは見えるが 残りの距離が220yと長かった
内野誠二がジャックに
「ここはドローボールの方が攻めやすいでしょ なぜ?」
「ええ 最初の2,3ホールは真直ぐがあのようなボールになるんですよ」
ジャック へリントンは第2打を乗せたが40cmのパーパットを外して
全員がボギースアートとなった

第3組の1番はアルタの高橋で数回素振りをして打つと綺麗に左の林を
巻いていったがフェアウェイ左250yのサイドバンカーに捕まった
2番目はアレックスジャパン副社長ジャック へリントン
夫人のナタリー へリントンがスイングした
ボールはフェアウェイ真中だが230yとドラコンには届かなかった
3番目のカトリアーナは練習どおりのスイングが出来た様子で
フェアウェイ左に飛ばしたが洋子のドラコンに50cm届かなかった
最後の由紀枝は左の林方向を向いて素振りをして打つと
綺麗な弾道で林をすれすれに越え 距離も出て1組目の洋子を
オーバードライブしドラコンの旗に自分の名前を記入した
カトリアーナが由紀枝に
「おめでとうございます 凄く良いボールね」
「ふふふ 練習場でレッスンを受けたのよ それから良くなったわ」
由紀枝はレッスンを受けた時に大根と男根を聞き間違えた事を思い出し
くすくす笑っているとカトリアーナが聞いてくるので説明した
カトリアーナもお腹を抱えて大笑いした
「ふふふ でもそのお陰で上手に打てるなんて凄いわね 私も実行するわ」
3組目は由紀枝とカトリアーナがパーで上がり高橋とナタリーは
ボギースタートとなった

最終組がティーグランドで打つのを待っているとトランシーバーが鳴った
「こちら第1組 田所洋子です 2番ホールニアピンは50cm位です
対象者は私 田所洋子です 宜しくね」
第1組は洋子と田中がバンカーに入れ洋子は第2打目をピン50cmに
寄せてパーで上がり田中は2オン2パットのボギー
Jrと亜矢子は1オン2パットのパーで上がった
4組1番目はニーナ・ニーナの浜野由貴が最初に打ち距離は出ないが
フェアウェイ真中で230y付近だった
2番目は同じくニーナ・ニーナの安田桃子が浜野由貴とほぼ同じと場所に
打ちフェアウェイ真中だった
3番目は靑山祐子が素振りを数回した後打ち由紀枝のドラコンを抜いたかと
思わせたが1mほど届かなかった
最後は神山の番で左の林に向って素振りをすると真直ぐな弾道で林の上を
飛び超えてボールが見えなくなった
暫くしてトランシーバーが鳴ると
「こちら3組 由紀枝ですが 今 打った方は何方ですか?
フェアウェイは外れましたが ピンまで70y位のところですよ」
靑山祐子が
「今のは神山さんよ そんなに飛んだの?」
「ええ 私が歩いている脇に落ちてきたわ もうびっくりよ
もう2m位でフェアウェイなの 残念ね」
「神山さんのボールね 真直ぐに林を越えていったわ だからね
神山さんに伝えますね」
「は~い 分りました お願いしま~す」
祐子は神山に由紀枝からの報告を伝えると
「へぇ~ そんなに飛ぶんだ よかったよ 綺麗に超えてくれて」
「そうですね 林超えはリスクがあるから狙わなかったですよ
でもあの弾道を見ると試したくなりますね」
「うん 女性の場合260y出せば完全に超えるでしょ
まだまだ始まったばかりだし これからもあるから試してはどう」
「ええ そうします」
このホールは神山と祐子が2オン2パットのパーで由貴と桃子が3オン
2パットのボギースタートとなった
1番ホールの女性ドラコンは由紀枝で金貨5枚を獲得 男性はJrが獲得した

No.2 170y Par3 レディースティー150y
このホールはティーグランドが少し高いが打ちおろしではない
軽く右に曲がっていて右側林の向こうにグリーン半分が見える
第2組のジャック 内野誠二 小谷美佳 篠原涼子の4名は共に
2オン2パットのボギーでニアピン対象者は誰も居なかった
神山達最終組が2番ホールに着くと第3組が打ち終わり神山が由紀枝に
「由紀枝 さっきのドラコンは由紀枝だよ おめでとう」
「わぁ~嬉しいわ ありがとうございます がんばるわ」
由紀枝と高橋が1オンしていてカトリアーナとナタリーはグリーンに乗って
いなかった
最終組が待っていると第1組から連絡が入った
「田所です 3番ホール 女性のドラコンは私 田所が対象です
左の木に当ってフェアウエイに出てきました 宜しくね」
「第2組 ジャックです 了解しました 男性はどうでしょうか?」
「は~い 男性は左と右のラフですよ 狙ってくださ~い」
最終組のトップは祐子で150yを6番アイアンで軽く打つとグリーンに
乗りバーディーチャンスを迎えた
次の神山も1オンしたがピンまで4mほどあった
由貴と桃子は共にグリーンに乗らないで2オンニアピンに期待した
前の組 由紀枝と高橋は共に2パットでパー
カトリアーナがセカンドニアピンにあと僅か届かずにパー
ナタリーは2オン2パットのボギーにした
4組 神山と祐子は共に2パットでパー 由貴と桃子はセカンドニアピンの
期待が大きく緊張したのか1mに寄せボギーであがった

No.3 440y Par4 レディースティー410y
このホールは左に富士山を見ながらプレーできる左ドッグレッグのコース
300yのところから左に曲がっていて250yのところはフェアウェイが
広く そこから第2打でグリーンを狙う
左側は林が続いていて300yの過ぎたところに
サイドバンカーが2つ並んで待っている
右も飛ばしすぎると300y過ぎたところにサイドバンカーがある
第1組は2オン3パットや3オン2パットの全員がボギー
第2組はジャックと内野が左を狙いすぎ林に入るなどトラブルが起き
男性は共に4オン2パットのダブルボギーであがった
涼子と桃子は慎重に打ち3オン2パットのボギーであがった
第3組は高橋が左の林に入れて第2打の素振りをすると由紀枝が
「高橋さん そのボールを打つと木の根が痛みますよ
ここは1ペナを払って動かした方がいいと思いますよ」
高橋は考え素振りをしているとカトリアーナやナタリーまで言い出し
結局1ペナを払い動かしたボールで第3打を打つことになった
グリーンに乗ったが3パットでダブルボギーにした
カトリアーナとナタリーは3オン2パットのボギー
由紀枝のボールは第1組洋子のボールに僅かに届かなかったが
2オン2パットのパーであがった
最終組 祐子のドライバーが良いタイミングでボールを捕らえ
洋子のドラコンを僅かに超え2オン2パットのパーであがった
神山は祐子のボールを見て少し力んだがその分飛びすぎて 左の
バンカーに捕まり3オン2パットのボギーとした
由貴と桃子は慎重に刻み3オン2パットのボギーであがった
ドラコン女性は祐子が獲得し 男性は該当者無しなので次のホールに
持ち越しとなった 

No.4 520y Par5 レディースティー480y
このホールは富士山を右に見ながら軽いうちおろしのコースで
350y付近から左に軽く曲がっている
曲がり角前後には林が迫り出て第2打で林を越えるには勇気が必要
300y付近右側はフェアウェイ幅が広くなっているので
第1打の落しどころか
第1組 洋子 亜矢子 田中の3人はフェアウェイをキープするが
第2打の林超えが失敗して3オン3パットのボギー
アレックスJrの第2打は綺麗に林を越えてグリーンまで30yの
位置につけて3オン2パットのパーであがった
第2組 1番は小谷美佳で手堅くフェアウェイをキープ
2番手篠原涼子も手堅くフェアウェイをキープした
3番のジャックは真直ぐに飛び転がりもよくドラコン対象となる
最後の内野誠二もよく飛ばしたがフェアウェイ左側に落ちて
第2打は林を狙うが木に当てて4オン3パットのダブルボギーであがった
涼子と美佳は3オン3パットのボギーであがった
ジャックの第2打はウッドの3番で軽く打ち林を越えてグリーン手前まで
運んだ 
ジャックはクラブを変えずにそのまま打つと 下り勾配のグリーンでは
ボールが止らず打ち返しで4オンした
パットも精細が無く50cmを外して3パットのダブルボギーとした
第3組は由紀枝が最初に打つと綺麗な放物線でフェアウェイ真中に
飛ばした 第1組亜矢子のドラコンと良い勝負だった
2番手のカトリアーナも綺麗な放物線で飛んでいくと由紀枝より
転がりが良くてドラコンに近かった
3番手はナタリーだが手堅く飛ばすとボールはフェアウェイを
気持ちよく跳ねて転び距離が出た
最後 高橋は前に打った3人の女性より飛ばそうと力んだのか
左の林方向に飛ばし 第2打を難しくした
高橋の2打目は木に当てて4オン2パットのボギーとした
女性3人は3オン2パットのパーであがった
今日始めてパーであがったナタリーは嬉しくてカトリアーナに
「よかったわ パーで カトリアーナのボールはドラコン間違い無しよ」
「おめでとうございます よかったわね ドラコンは後ろに祐子さんが
いるので分らないけれど でも良く跳ねて転がってくれたわ」
「大丈夫よ 頑張りましょう」
第4組の1番は靑山祐子で2,3回素振りをすると綺麗な球筋で
フェアウェイど真ん中に落ちた
次の神山はドライバーを少し力んで打ったので右に飛びフェアウェイを
捕らえる事は出来なかったが距離は一番出ていた
由貴と桃子は手堅くフェアウェイをキープした
靑山祐子が自分のボールの所に行くと僅かにドラコンには届かなかった
女性3人は3オン2パットのパーであがった
神山の第2打はグリーンにオンすると2パットのバーディであがった
このホールドラコン女性はカトリアーナが獲得し 男性はジャックだった

4番ホールを終ると5番ティーに向う途中に茶屋があり神山達4人は
それぞれ好きなものを呑んだ
この茶屋からは6番ショートホールグリーンがすぐ傍で
ティーグラウンドも良く見えた
今打っているのは第1組の洋子がティーショットしているが
グリーンの落しどころが悪いと手前にある大きな池に転がり落ちていく
靑山祐子が神山に
「わぁ~ 凄いわ 洋子さんちゃんとグリーンに乗ったのに残念ね 
池に転がり落ちたわ」
「うん 本当に難しいグリーンだね グリーンオーバーさせても
返しのショットが強いとみんな池に吸い込まれるよ」
今度は由貴と桃子が
「わぁ~ また落ちたわ 田中さん可哀相ね」
女性3人は池に転がるボールを見て顔からにこやかさが消えていった
6番ショートホールで1組の4人は亜矢子が2オンしたが
3パットでダブルボギー
Jrと洋子は共に1回池に落とし1ペナを払い第3打でオンをした
洋子は3パットでトリプルボギー Jrは2パットのダブルボギーであがった
田中は2回池ポチャをして5打目でオンをして3パットをして
このホールだけで5オーバーとした
亜矢子のセカンドニアピンはグリーンに乗せただけで後続の組にも
ニアピンのチャンスがあった

No.5 380y Par4 レディースティー360y
このホールは富士山を背にティーショットし なだらかな打ちおろしで
200y付近で右に軽く曲がっているホール
フェアウェイは200y付近がもっとも幅があり距離も短く
比較的簡単そうに見えるが右のラフは短く刈られた草で
勢いのあるボールだと6番の池がすぐ傍にガードしている難しいホール
第1組のメンバーは左の林越えやフェアウェイ右を狙いティーショットしたが
亜矢子と洋子がフェアウェイをキープし亜矢子が暫定ドラコン
全員が2オン3パットか3オン2パットでボギーであがった
第2組は涼子と美佳がダブルボギー ジャックと内野はボギーであがった
第3組1番の由紀枝がティーグランドで前の組が空くのを待っていると
「こちら2組 ジャックです ドラコンですが男性はなし
女性は1組の桜川亜矢子さんが飛ばしていてドラコン対象です」
「3組 高橋ですが了解です 男性は今のところ無しですね」
「ええ 頑張ってください」
2番のカトリアーナが高橋に
「高橋さん ここは林を狙わないであそこの200yを超えたところに
落とせば大丈夫よ 後ろは神山さんだし 絶対に狙ってくるわ」
「カトリアーナ ありがとう そうだね ここは手堅く打ちましょう」
前の組が空き由紀枝がドライバーで打つと左の林を越えていったが
由紀枝自身にはボールが落ちた所は分らなかったが
150y付近にいるキャディーが両手を広げてセーフのサインを出した
由紀枝がティーグランドから下りるとキャディーが片手でOKサインを
出したので由紀枝は訳が分らなかったがお辞儀をした
2番手のカトリアーナは由紀枝と同じ方向に打つが林に捕まり
3オン2パットのボギーだった
次のナタリーは手堅くフェアウェイを刻み3オンしたがパットが決まらず
3パットのダブルボギーにした
最後の高橋はカトリアーナのアドバイスを守ってフェアウェイ少し左を
狙いどおりに落として暫定ドラコンにした
由紀枝のボールは桜川亜矢子のドラコンフラッグと近い所まで飛んだが
2m位届かなかった
2オンはしたがパットに精細がなく3パットのボギーとした
高橋は手堅く刻み3オン2パットのボギーにした
最終組 神山がティーグランドで素振りをしていると150y付近の
キャディーから前の組が空いたサインが出た
神山はドライバーを思い切り振りぬくと真直ぐに
左の林を越えキャディーがセーフサインを出した
2番手の祐子も左の林を越えて真直ぐに飛ばすとキャディーは
神山と同じ様にサーフサインをだした
由貴と桃子は手堅くフェアウェイ真中をキープしたが3オン3パットの
ダブルボギーであがった
祐子のボールはよく飛んでいたが桜川亜矢子に2m位届かず このホールの
女性ドラコンは第1組の桜川亜矢子になった
祐子は2オンに成功したが50cmのパーパットを外してボギーとした
神山は残り80yのラフから打ったボールがダフリ3オン2パットの
ボギーであがった







.

2014年2月12日水曜日

紫陽花 5 - 50 Vol. 3



洋子はノートパソコンにデーターを入力すると神山を呼び
「へぇ~ 凄いね 全部でどれだけ投票されたの?」
「はい 全部で13936票696万8千円になりました
今のアルタさん分は2450票で122万5千円です」
「えっ 696万円、、、凄いね」
「ええ だから私のボストンじゃなくて貴方のボストンで運んでくださいよ」
「うん そうしよう」
「それで1番人気が1-8で2130票 2番人気が2-8で1146票よ
本命の1-2は5番人気で808票です」
「そうすると 1-8になると配当は?」
「ええ 3271円 だから3200円ですね」
「おいおい 20票も購入していて 当っても赤字か とほほ」
「ちなみに 3-7が34番人気っていうか高額配当で108875円よ
3枠は小谷美佳さんと田中幸三さん アルタの二人 先輩後輩に美佳さんの
ハーバード大学時代の先輩 篠原涼子さんがいる枠ね
7枠は祐子さんとアルタの内野誠二さんがいる枠ね」
「そうか この枠できまると500円で10万円か いいね
しかし よく投票してくれたね 感謝ですよ」
神山と洋子がゴルフを終えたあとの表彰式など準備をしていると洋子が
「ねえあなた こんなに準備する事があるとお風呂に入れないわね」
「大丈夫だよ 洋子 僕は我慢できるから 気にしないで入りなよ」
「そうしたら私 明日もお泊りしようかしら ふふふ」
「いいよ カトリアーナがいるけれど」
「そうしたら 今夜にでも聞いておきますね」

神山も洋子もパーティーの進行や景品もれがないか最終確認を終ると
「そろそろ出たいな 小谷美佳ちゃんはどうしたのかな」
「私 電話で呼びますね」
「うん お願いします」
洋子が電話の発信ボタンを押している時に小谷美佳が帰ってきた
「済みませんでした 遅くなりました」
「うん じゃあ洋子 いこうか」
神山と洋子 小谷美佳はホテルの地下駐車場に行くと洋子が
「美佳ちゃんは 私の車に乗ってね」
洋子は真紅のポルシェに乗ると小谷美佳を乗せた
神山はフェアレディーZに乗ると洋子に
「赤坂の家でBMWアルピナB12に乗り換えるからね」
「ええ 了解よ ついていくわ」
2台の車は駐車場を後にして赤坂のスタジオに向った
洋子の車の中では
「どう杉田さんとは?」
「ええ お婿さんになって貰うだけです 今 そこまで話が進んでいますが
でも 彼のお家も妹さんが残るので、、、平行線です」
「そうなの もう二人だけの問題では無くなったのね」
「ええ でも彼のご両親は前向きに考えてくれているんですよ
ただハッキリしないのは本人なんですよ」
「なんで ねえ」
「ええ なんでも妹さんが可哀相だと言っています」
「ふ~ん どうなのかしら でも杉田さんもよく考えている人だから」
「そうですね 私は良いお返事を待っています」

話していると前を走る神山の車が家の前で立ち止まると大きな門扉が開いた
神山が中に入ると洋子の真紅のポルシェも庭に入った
「洋子 ここで待っていて すぐに出るから」
神山はガレージから蒼いBMWを出すとフェアレディーZに積んだ
ゴルフパーティーの備品や景品を積み替えた
由紀枝と祐子 カトリアーナも手伝い完了すると神山が
「洋子 そこのスタンドでガソリンを満タンにしておこう」
「は~い 分りました」
神山は由紀枝と祐子 カトリアーナを蒼いBMWに乗せると
赤坂のスタジオを後にして上原に向った
「神山さん 由紀枝と祐子の調子がいいですよ
殆どまっすぐにいいボールを打っていましたよ」
「そうか そうすると僕はよくて5番くらいかな」
「えっ どうして」
「うん 洋子もいいし亜矢子もいいよ 参ったね」
由紀枝が
「洋子さんと亜矢子さんてハンデが10でしょ そうすると80で廻ると
アンダーパーになる訳ですよね」
「うん まさかとは思うけれどね こればっかりはね」
「それから明日女性は レディースティーを使うのでしょ」
「うん 勿論だよ」

暫くすると上原の駅に着き神山と洋子が構内のカフェにいった
「やあ お待たせ」
由貴と桃子はコーヒーを飲んでいて神山と洋子を見つけると
「今来たところですよ 先輩こんにちわ」
「まあ 素敵な格好ね どこの?」
由貴と桃子は顔を見合わせて一緒に
「ニーナ・ニーナの商品ですよ」
「そう 私も欲しいわ 次の機会に買うわね」
「は~い 分りました お待ちしています」
「貴方達は私の車に乗ってね」
4人が車に近づくと由紀枝や祐子 カトリアーナ 小谷美佳が車の中から
手を振って迎えた
「さあ 早く乗っていこう」
全員が車に乗ると洋子が神山に
「付いていくわ」
「了解」
神山の蒼いBMWと洋子が運転する真紅のポルシェが上原を出ると
渋谷に向かい渋谷ICで首都高に入った
神山が少しずつスピードを上げると洋子もぴったり付いてきた
東名に入ると更にスピードを上げると隣りに座っている由紀枝が
ニコニコして鼻歌を歌いだすと後ろの祐子とカトリアーナも歌いだした
神山は普段気にしていない歌を身近に聞けて楽しくなった
バックミラーを見ると洋子と小谷美佳も楽しく話しているようだった
東名高速を30分かからないで御殿場ICをおりると
ゴテンバ グランド インまでもうすぐだった
由紀枝は自分の勤務しているホテルにこのようにお客としてくるのは
初めてだし すこし照れくさかった

ホテルに着くと亜矢子と椿総支配人が出迎えていて由紀枝はますます
照れくさくなった
「神山様 いらっしゃいませ」
椿総支配人が挨拶すると由紀枝は車から下りて神山に
「いらっしゃいませ」
真っ赤な顔をして挨拶をすると
みんな笑い椿総支配人は
「いいよ庄司さん 今日はお客様だよ ははは」
亜矢子は私服に着替えていて神山に近寄ると部屋のカードキーを渡し
「無くさないでね お願いします」
神山は頷くと 洋子と一緒に駐車場に止めると今夜必要な備品を
持って玄関に戻った 
「さあ 由貴と桃子は洋子と一緒の部屋だよ 祐子とカトリアーナが
二人で一部屋で洋子の隣りだよ
小谷美佳さんは篠原涼子さんと一緒で 洋子の隣りだよ
もう篠原涼子さんは着ているよ さあ 洋子と一緒にいって部屋を確認してね
それで 7時からステーキハウスで前夜祭です 遅れないようにね」 
女性軍はゴルフ用のボストンバッグではなくてポシェットを肩から下げて
フロントの案内係りと一緒に山側の棟専用エレベーターに乗った
「さあ由紀枝さん お部屋に行きましょうか あなたは?」
「うん 馬券の現金を貰ったら自分の部屋に行くよ」
「そうしたらフロントに預けてあるわよ 一緒に行きましょう」

神山と亜矢子 由紀枝がフロントに行くと仲間が由紀枝や亜矢子に
「明日は頑張ってね 応援しているわ 神山様も頑張ってください」
神山は亜矢子から馬券の投票用紙と現金を受け取ると亜矢子に
「一旦部屋にいって電話をするよ ねっ
そうそう ナイトクラブの20万円を支払うよ」
「あなたの分は入っていないでしょ」
「うん 案内係さ」
「でも 中に入ると料金は発生するのよ」
「うん あと5万でしょ いいよ」
神山は合計25万円をフロントに支払うと
「神山様のお持ちの当ホテルのプラチナカードでご入場できます
入り口でカードをスキャンしてください」
神山は頷くと由紀枝と亜矢子に
「では あとで」
そう言うと神山は山側の12Fの自分の部屋にいくとJrが
「やあ神山さん お先に失礼しているよ」
Jrは浴衣を着てビールを呑んでいた
神山はシャワーを浴びて浴衣を着るとアルタの高橋に電話をした
「はい 高橋ですが」
「孝ちゃん 神山です 今着きましたよ 何号室?」
「12Fの1202ですよ 山ちゃんは」
「じゃあ隣りですよ 1203です そうしたらこちらの部屋に来ない」
「ええ 伺います」

神山は電話を切るとJrに
「これからアルタの3人が来ます まあ顔合わせというところです
それからジャック夫妻は?」
「うん このフロアの離れている部屋で1218号室でした」
「まあ 久しぶりだから2人きりにしておこうよ」
すぐにアルタの高橋たち3人が部屋に来ると自己紹介をした
神山は時計を見ると18時を差していたので高橋に
「じゃあ 用事があるから抜けますが7時にこの建物の3階にある
ステーキハウスにきてね お願いします」
神山はJrや高橋にいうと部屋を出て亜矢子の待つ海側の5階にいった
部屋に入ると亜矢子と由紀枝は浴衣姿でビールを呑んでいた
「まあ 遅いのね 先に失礼したわよ」
「山側の女性軍は何階なの」
「ええ 14Fの貴方達の上よ」
「そうするとスイートなの いいね」
「違うわよ 実際は13Fなの でも13という数字を嫌うでしょ
だから14Fになる訳」
「そうか エレベーターでボタンを押す時によく見ていなかったよ」
「ふふふ 聞いたわよ 由紀枝さんから おけ毛を剃られたんですってね
若い女の子に悪戯するからよ 見せて」

神山は浴衣の前を開けおちんちんを見せた
「まあ 由紀枝さん綺麗に剃ったのね」
「ええ これだけ綺麗だと芸術でしょ 先輩 ふふふ」
「こら なにが芸術だ もう」
神山は由紀枝に抱きつくとキスをしながらベッドに倒れ
浴衣の上から乳房を揉み紐を解いた
亜矢子もベッドにいくと自分から浴衣を脱いで神山に抱きついた
神山も浴衣を脱ぐと亜矢子の上に跨り乳房を揉んだ
暫くすると由紀枝も亜矢子も喘いで神山を寝かせた
亜矢子と由紀枝がおちんちんを愛撫し大きく硬くなると亜矢子が
「ふふふ 先に頂くわね」
そう言い肉棒に跨ると腰を静かに落とし膣に導きいれた
由紀枝は神山の顔に跨るとクリトリスを神山の口に宛がい腰を前後に
動かし刺激を与えると気持ちよくなり亜矢子の乳房を揉んだ   
亜矢子も気持ちよくなり由紀枝の乳房や乳首を愛撫した
神山は2回も発射し亜矢子や由紀枝も気持ちよく果ててた

「さあ 亜矢子 そろそろステーキハウスにいって準備しようよ」
「ええ そうしましょう」
3人は急いで身繕いすると部屋をでて山側3Fのステーキハウスについた
神山は店長に挨拶をすると
「神山さん ありがとうございます 今夜は任せてくださいね
桜川さんからもきちんと頂いていますから」
「お願いします なにせ若い女性が多いので ご迷惑をおかけします」
「いいですよ 賑やかな方が どんどん騒いでくださいよ」
神山が店長と話していると女性群が入ってきて洋子が席を決めていた
そのあとに男性群やジャック夫妻がきて16名全員が揃った
神山が店長にサインを出すと生ビールのジョッキが運ばれて

「それでは皆さん お疲れ様です 明日のゴルフ開催をお祝いして乾杯」
みんながそれぞれ隣同士や向かい側の相手と乾杯すると神山が
「え~ この中には初対面の方もいらっしゃいます
そこで簡単に自己紹介をお願いします
それから同じ組になる人は顔をよく覚えてくださいね」
テーブルは4卓つないで置かれ16名の男女がばらばらに座った
神山の左隣りに小谷美佳がいて時計周りに美佳から自己紹介が始まった
「アルタ本社の受付をしております小谷美佳です
今回 このようなゴルフに参加させて頂きありがとうございます
目標はそこに座っている田中係長に負けないよう頑張ります
それからあそこに座っている内野係長のように池ポチャをしないことです」
小谷美佳がお辞儀をして席に座るとみんなからやんやの拍手が沸いた
内野はこの一言で嫌なイメージを思い出し頭から離れなくなった

3人目の安田桃子は
「私はニーナ・ニーナジャパンの安田桃子と申します 実はあそこに
座っていらっしゃいます靑山祐子さんには学生時代に英語コンテストで
負けています 今回はなんとしてもゴルフで勝ちたいです」
安田桃子が自己紹介を終わり席に着くと拍手が沸いた
神山は若い女性は元気があっていいと思い微笑ましく見ていた
自己紹介が進みアルタの高橋の番になると
「アルタの高橋です え~神山常務とは長い事 お付き合いをさせて
頂いています え~、、、」
ビールが入っている女性軍から野次が飛び出し
「もう いいでしょ はい次に行きましょう」
高橋はお辞儀をして
「あの~ 内野君を攻撃しないで下さい お願いします
私 同部屋の者としてお願いします 何しろ寝られなくなります」
高橋が深々と頭をさげてお辞儀をすると話は内野を攻撃して何故高橋が
寝られなくなるか追求されて高橋が
「ええ 内野君は池ポチャの事を考えると寝られなく
そんな彼を私が一晩中慰めているんですよ 私を寝かせてください」
この一言で内野は完全に池ポチャを鮮明に思い出して元気を無くした
内野と高橋を除いた全員が大笑いした

自己紹介が由紀枝になると
「私はここゴテンバ グランド インに勤務する庄司由紀枝です
先程 安田桃子さんから発言がありましたが 私も大学時代 靑山さんに
フランス語コンテストで負けています 今回は絶対に勝ちたいです
それから このホテルを今後ご利用ください
私がフロントで皆様を笑顔でお迎えさせて頂きま~す ピース」
由紀枝がお辞儀をすると豊かな乳房が浴衣から覗き拍手と指笛がなった
この言葉を受けて祐子が
「私はメイドクラブで神山様のお家でメイドをしています靑山祐子です
安田桃子さん 浜野由貴さん 庄司由紀枝さんと語学の敵は確かに
多く大変嬉しく思います もっと言わせて頂きますと 私の大学は
山脇学院です 田所洋子さん 浜野由貴さん 安田桃子さん
カトリアーナさんの青山学院には負けません それから小谷美佳さん
篠原涼子さんのハーバード大学にも負けません 庄司由紀枝さんの
静岡大学にも負けません 以上で~す」
この挨拶には盛大な拍手がされ 名指しされた本人達も拍手をした
桜川亜矢子が
「私はここゴテンバ グランド インに勤務しています桜川亜矢子です
靑山祐子さん 静岡大学は私も卒業しているの だから私も頑張るわね」
この挨拶にも拍手や指笛が多かった
神山は凄い事になったと感じた
料理が運ばれ食べながら自己紹介は続いた
「あの 僕はアルタの内野と申します 明日はボールを
2ダース持ってプレーします 宜しくお願いします」
これを聞いた女性軍からまたまた野次が飛びカトリアーナが
「自分に付いているボールは打てないからね それだけは止めてね」
それを聞いた女性軍は大笑いをして楽しんだ
一方男性軍は意気消沈し静まりかえった
勢いにのる女性軍 田所洋子が
「明日は女性軍で上位を占めましょう 乾杯」
田所洋子は運ばれたワインを女性だけの乾杯をした

自己紹介が終ると食事に専念すると思われたが女性軍は楽しくおしゃべりを
しながら男性を吊るし上げていた
美味しいステーキが出てきても女性軍は楽しくおしゃべりを続けた
食事が終ると神山は全員にトトカルチョの投票結果報告をした
「投票結果です 1位はなんと1-8 2130票 2位2-8 1146票
3位3-8 874票 4位4-8 812票 5位1-2 808票で
総投票数13936票です 高額配当は3-7で10万円です」
全員が投票数の多さに驚き 高額配当にみんなビックリした
神山はルールの変更やトランシーバーの事も話をしたが
みんな呑んでいるので明日朝にもう一度話す事にした
「え~ 明日はここの隣りで朝食を6時30分からします
そしてここを7時30分に出ますので遅刻をしないようにお願いします
集合場所は玄関フロアのティーラウンジです 
では 解散します ありがとうございます」
神山がお辞儀をするとみんなから拍手され一人二人と席を立ち
ステーキハウスから出て行った

神山は高橋達3人とJrに残るよう伝え女性たちを全員見送った
「どうしたの 山ちゃん」
「うん これから男だけで美味しい処にいこう まだ 少し平気でしょ」
高橋やJrは神山に言われると付いていった
エレベーターで2階に下りるとクラブや遊戯施設もあり
内藤に教えられた秘密のナイトクラブにいった
神山は内扉にあるカードスキャナーに自分のカードを差し込み扉を開けた
店内は薄暗く真中にステージが設けられていた
ホールの造りは真中にステージがあり 壁周りが客席になっていた
客席はボックスシートで隣りとは壁で仕切られていた
ホールマネージャーが神山をみて挨拶した
「宜しくお願いしますね」
ホールマネージャーが頷き5人を席に案内した
席は正面に対してコの字型に作られていた
奥の席には高橋が座り左側には神山とJr 右側に田中と内野が座った
ホールマネージャーが去るとフロアレディーが6名来て男性の両脇に座った
前回訪れたとき同様ステージではストレッチブラとTバックだけの女性が
真中にある3本の柱に躰をくねらせ踊っていた
仕切りの壁にはモニターがありショーを別の角度から見ることが出来た

神山がみんなに
「何を呑みますか」
高橋が
「山ちゃん ここの料金は?」
「大丈夫だよ もう済ませてあるから どんどん呑んで」
それを聞いて高級なブランデーを注文すると
フロアレディーもカクテルを注文した
暫くするとダンサーがアルコールを運んできたので神山がTバッグに
5千円札を挟むとダンサーはブラを外し神山の顔に乳房を押し付けた
「わぁ~ もう駄目だよ 苦しい」
高橋達は笑い高橋が
「こちらにも頼むよ」
そう言うと隣りのフロアレディーが高橋の耳に口を寄せ小さな声で
「いいわよ 触っても」
隣りのフロアレディーがブラウスを脱ぐと合図したのか全員が脱ぎ始めた
ダンサーが神山とJrの手を取ると二人は席をたちダンサーが高橋達に
「他の席に行きますね 楽しんでね」

そう言うと神山とJrは高橋達に手を振って別な席に移った
高橋達の席には4名のフロアレディーが残り
ブラジャーの上から乳房を触らせていた
ステージでは別のダンサー2名が先ほどと同じ様な衣装で登場した
女性が見てもうっとりするようなレスビアンショーが行われた
官能的な音楽にフラッシュライトとスモーク 撮影現場を観ている様だった
席を移った神山とJrはブランデーのお代わりをした
官能的な音楽が今度はハードな音楽に変わった時に
筋肉隆々の色黒い男性ダンサーがストレッチのビキニで現れた
ステージでは2人の女性がその男性を取り合いしているような  
コミカルだけどエロチックなショーが続いた
女性が横になり男性の唇が下半身に行った時
神山の隣りに座るフロアレディーが神山の手を秘所に導いた

「そうだ 忘れていたよ Jr悪いけれど先にでるよ ごめんなさい
今夜は部屋に戻れない だからここの女の子と一緒に楽しんでね」
「本当か でもいくら掛かる?」
神山はフロアレディーに聞くとJrの横に座っているフロアレディーが
「絶対に内緒よ あなたなら5万円で良いわよ」
「そうか 分った」
Jrはフロアレディーに5万円を渡すと
「ねえ もう少し楽しんでからお部屋に行きましょうよ
時間はたっぷりあるでしょ いいでしょ」
Jrが頷き神山に
「神山さん OK 今夜は最高」
神山はJrに手を振ると隣りのフロアレディーに出口を案内して貰った
「いいんですか お客様」
「うん お仕事を忘れていたよ」
神山はフロアレディーと腕を組み出口に着いた
「あのね 明日6時30分に朝食をするんですよ
だから遅刻をしないようにフロアレディーに伝えてくれるかな」
フロアレディーはニコニコして神山にキスをすると
「はい 畏まりました このドアの向こうはVIP様専用の化粧室です」
そう言われモニターを見ながら誰もいない事を確認して開扉した

神山は化粧室の鏡で自分の格好を点検しそこを出て自分の部屋に行くと
着替えをし現金が入ったバッグを持って亜矢子達の部屋に向った
「ふふふ 早かったわね 遊んでこなかったの」
「当たり前でしょ そんな事したら亜矢子と由紀枝に失礼でしょ」
「わぁ~神山さんて いい事言うのね ふふふ」
神山は着ている物を脱ぐと由紀枝が丁寧にハンガーに掛け
「さあ お風呂にはいろうか?」
由紀枝と亜矢子は頷き缶ビールを持って浴室に入った
「ねえ ツルツルってどう?」
「もう ツルツルじゃないよ 髭が生えた感じですよ ほら」
由紀枝と亜矢子が神山の下半身を触ると確かに少しざらざらしていた
「さっきも少し感じたわ ざらざらが クリトリスにいいわよ
でも もう少し伸びるとチクチク痛くなるわね そうしたら当分しないわ」
「おいおい 人の毛を剃っておいて もう それはないでしょ」
「ふふふ でも1週間もすれば大丈夫でしょ
1週間逢わないようにすれば良い訳だから私は大丈夫よ」
「もう かってな事ばかり言って」
神山は由紀枝と亜矢子の乳首を触ったり吸ったり愛撫をした
「ねえ もう出ましょうよ 早くベッドでしたいわ」






.

2014年2月7日金曜日

紫陽花 5 - 50 Vol. 2



6月19日金曜日 晴れ
「わぁ~なんだ ないぞ こら~ もう ほんと」
2階の主賓室には神山一人で由紀枝達3人はゲストルームで寝ていた
神山は目を覚ましシャワーを浴びた時に有るところに毛が無く
つるつるしているので3人にやられたと思った
神山は仕方無しにトランクスを穿いてバルコニーでビールを呑みながら
タバコを吹かした
一息つきゲストルームに入ると由紀枝や祐子が目を覚ましていて
「おはようございます 神山さん」
「昨夜はご馳走様でした おはようございま~す」
カトリアーナも目を覚まして
「おはようございます 神山さん ふふふ」
3人は顔を見合わせてクスクス笑った
「おいおい なんで大事なところの毛を剃るんだよ もう」
「ふふふ だって昨日の朝 覚えているでしょ ふふふ」
「でもさ あれはほら 寝坊したからだろう もう わかったよ」
「そうよ 悪戯したからよ どうですかご感想は」
神山はトランクスを脱ぎ毛のない下半身を3人に見せて
「格好良いか これが もう」
「素敵よ ねえ祐子さん」
「新鮮よ 赤ちゃんみたいよ ふふふ」
カトリアーナが
「外人みたいよ 格好良いわよ ふふふ」
神山はカトリアーナに抱きつくと
「こら 何が外人だ 外人より気持ち良いだろう」
神山はカトリアーナのクリトリスを攻めると由紀枝と祐子は神山の
肉棒を攻め立てた
神山は由紀枝 祐子 カトリアーナと順番に交わり終わると祐子に
「よし 今朝はホテルでたべよう」

全員が出かける仕度をすると神山がガレージから真紅のポルシェを
だして3人を乗せた
赤坂 スカイ ハイ ホテルに着くとカトリアーナが神山に
「神山さん あの宝くじって当るの? ほらのぼり旗が出ているでしょ」
「うん 当るよ」
カトリアーナは由紀枝と祐子の顔を見ると頷いているので
「私も買おうかな」
神山はカトリアーナの3サイズを聞くと
「それが宝くじと関係有るの?」
由紀枝と祐子が頷き神山が
「うん 有るんだよ だから教えて」
カトリアーナは上から90 50 91と神山に伝えると
「そうすると 今日は19日だから 19組の190509か よし
あそこでこの番号をかおうよ」
4人は宝くじ売場に行きおばさんに番号を探して貰うと
「有りましたよ 連番でいいの?」
神山は頷き 3000円を支払い宝くじはカトリアーナに渡した
「さあ 6Fにいって食べようよ」
4人はエスカレーターを利用して6階のレストランに入った
神山は受付けで料金を先に支払うとバイキングの朝食を楽しんだ

昨日のアルコールが少し残っていたので帰りは祐子が真紅のポルシェを
運転した
「わぁ~ 凄いわ いい車ね 欲しいわ」
祐子がガレージに車を仕舞うと神山はスタジオのソファーに横になり
「祐子 30分寝かしてくれ ちゃんと起こしてね」
「は~い 分りました」
神山が寝ているとき由紀枝達3人は
「でも やりすぎたかしら」
「そんな事ないわよ 本人もそんなに気にしていないもの」
「外国では たまに剃る人が居るわよ あの時に毛が抜けて口に入るでしょ
それを嫌う女性が男性に命令するのよ」
「わぁ~ 凄いわね でも逆は嫌よね」
「ええ 絶対に剃らないわよ」
「そうそう ほら脇の毛を剃って生えてくる時にチクチクしたりするでしょ
神山さんも同じかしら ふふふ」
「分らないけど同じでしょ ほらトランクスだと感じないかも知れないけど
ピッタリのショーツだとチクチクするでしょ ふふふ」
3人は神山の毛で色々と話が続いたがやはりゴルフの話題になり由紀枝が
「ねえ祐子さん この近くにあるの 練習場?」
「ええ 先程のホテルにもあるの でもね先日は代々木の練習場よ
そうね200yはあったと思うわ 今日はそこに行きましょうよ」
暫くすると祐子が神山を起こした
「ありがとう さあそれでは仕度をしよう」
神山は2階の主賓室にいくと着替えスタジオに戻った
「3人とも4時にはここに居て出られるようにしてね
それからなにか買い物が有るようだったらこれを使いなさい
お昼とか 練習場とか じゃあ頼んだよ」
神山は祐子に20万円渡すと真紅のポルシェに乗り家を後にした

次長室に着くと洋子が先にきていて
「やあ おはよう 早いね」
「おはようございます ええ ほらトトカルチョの事もあって」
洋子はノートパソコンを操作していた
「あれ ノートパソコン どうしたの」
「ふふふ 実は町内の祭りの時にほら寄付をしたでしょ
そのお礼で頂いたのよ」
「そうすると缶詰が役に立ったんだね」
「ええ ありがとうございます」
神山は昨夜 由紀枝 祐子 カトリアーナが投票したトトカルチョの
メモと現金を洋子に渡した
「駄目よ 今から変更は みんなそうしているもの
由紀枝さん達だからといって特別扱いは無しよ」
「そうか そうすると変更なしか 一応連絡しておく」
神山は祐子の携帯に電話すると
「はい 祐子です」
「ごめんね 神山ですが」
「どうされたの?」
「うん 昨日のトトカルチョだけど 変更が効かないんだ ごめんなさい」
「ふふふ 大丈夫よ あのままでOKです 
これから代々木に出かけて練習しますね」
「うん 気を付けてね 4時には戻ってきてね」
「は~い 分りました」

神山は電話を切ると洋子に
「よかったよ 変更無しです」
「良かったわね でも凄いわね 一人10万円も賭けるなんて
それから 6枠と7枠が無印で貴方に人気が有るから 6-7と入ったら
高配当になるわね」
「う~ん 僕も調子いいよ でもね ぎりぎり届くか否かだね」
「まあ 私も昨夜練習したら良かったわよ そうすると由紀枝さんと
祐子さんの調子もいいのね う~ん」
洋子も悩み考えていると電話が鳴った
「はい 次長室です」
「田所先輩 おはようございます」
「奈々子ちゃん おはようございます どうしたのこんなに早くから」
「ええ 例の馬券ですが 何時にお持ちすればいいですか」
「そうね 2時ころでいいわよ でも来る前に電話を頂戴 それで どう?」
「ええ 先輩と神山次長の1-8が凄い人気で40%位いってます」
「そう そんなに1-8って人気が有るの」
「ええ だって鈴やの社員なら2人しか分らないし 仕方ないですよ」
「それもそうね それで現在どの位 投票があるの?」
「ええ 現在 980票49万円ですよ 凄いですよ」
「えっ 49万円も、、、 ねえ奈々子ちゃん くる前に口数と現金を
きちんと合せてね お願いよ」
「は~い 分りました では伺う前にお電話をしますね」

洋子は電話を切ると神山に
「ねえ 本社の人事から電話だけど 馬券 980票49万円ですって」
「えっ そんなに ほんとかよ」
「それで40%位が1-8ですって」
「えっ 凄いね しかし困ったね 僕が入らないと本社にいけないよ」
「ふふふ 仕方ないでしょ 頑張ってね」
洋子は悩んだ末に自分から20票1万円ずつ流し 亜矢子の2枠と
由紀枝と祐子の枠 それと6-7を20票合計10万円を賭けた
「ふ~ん 手堅く賭けましたね」
「ええ 由紀枝さんと祐子さんが分らないから でも良さそうね」
「う~ん なんともね 今日 又 練習に行っているよ」
「まあ ご熱心ね」
「それで今日 洋子は真紅のポルシェで由貴と桃子を乗せてくれる
僕は祐子と由紀枝 カトリアーナを乗せるから」
「そうか ゴルフバッグ入るかしら」
「大丈夫だよ 入らなかったら座席に置けば ねっ」
「そうね」

神山はGプロの部屋に行くと佐藤部長が神山に
「山ちゃん はい馬券」
「ありがとうございます」
神山は投票表をみるとやはり神山の8枠に絡んだ投票が多く
6枠と7枠は投票が少なかった
「山ちゃん これは本社の分で120万円入っていますよ
投票口数と現金は確認済みです
それからこの他に下請けや横浜支店などの分は後で小谷が持ってきます」
「凄いですね 120万円も」
「ええ 社長とご夫人が随分と山ちゃんを買っていましたよ」 
「はあ そんなに期待されてもね、、、
それから孝ちゃん ここを何時に出るの?」
「ええ お昼を食べたら出ようと考えているんですよ
ただ小谷さんが何時か分らないからどうしようか考えています」
「そうしたら僕のほうでまだ余裕があるから乗せていくよ」
「そうですか そうしたら小谷さんに電話をしますね」
神山は高橋の電話が終るのをまった
高橋が電話を切ると神山に
「大体 3時ころにここに来れるみたいですよ いいですか」
「了解ですよ そうしたら次長室に来るようにしてくれる」
高橋は小谷に次長室に来るように指示をした

神山はアルタの馬券を持って次長室に戻った
「はい 洋子 これアルタの分です 下請けさんとか横浜の分は小谷さんが
3時ころここに持って来てくれる
それで悪いけれど 小谷さんを乗せてくれるかな」
「は~い 分りました 後は由貴さんと桃子ちゃんね」
「うん 彼女達は5時に上がれると言っていたから確認をしておいて」
「は~い 分りました」
神山が次長席に座るとドアフォンが鳴った
洋子が出るとアレックスジャパンのジャック へリントン副社長だった
「やあ ジャック お久しぶり」
「おはようございます 神山さん 実はこの馬券を持ってきました」
神山はジャックから投票一覧表と現金を受け取った
「神山さん 人気が凄いですよ 勿論 私たちの2枠3枠4枠も
買われていますが 1枠と8枠が私たち以上の人気ですよ」
「ジャック ありがとう ところでどの位集まったの?」
「ええ 全部で140万円集まりました 投票口数もチェックしました」
「えっ140万円、、、」
「ええ アレックスJr社長が神山さんを買っていましたよ」
「わぁ~大変だね プレッシャーがかかるね」
「頑張ってくださいね 私も買っていますから
洋子さんも頑張ってくださいね 1-8を買いましたから」
洋子はジャックに
「ふふふ 任せてね 普段通りならいいスコアが出るわよ」
「お願いしますよ 5万円も賭けたんですよ お二人に」
「えっ 5万円も、、、まあ凄いわね 私より神山さんね ねえ神山さん」
「おいおい プレッシャーだよ ジャック駄目だよ そんな」
「神山さん お願いしますね 私はこれで失礼します
これから戻って出ます ホテルに着いたらゆっくりしようと話をしました」
「OK 僕の携帯番号を教えておきますよ 有事の時には連絡をくださいね」
「分りました」

神山は自分と洋子の携帯番号とジャックに教えるとジャックも神山に教えた
ジャックが部屋を出ると神山と洋子は投票一覧表をみた
「ほんと 2,3,4枠のからみより1,8枠の方が人気があるわね」
「ほんと プレッシャーだよ これで2着にも来なかったら
アレックスジャパンにも行けなくなるよ わぁ~困ったね~」
「でも 仕方ないでしょ 悪いスコアでなければ大丈夫よ」
「おいおい 他人事だと思って もう あ~あ」
「ねえ まだ投票していないでしょ」
神山は洋子に言われ悩んでしまった
暫く考え神山は自分から流すのと洋子の1枠亜矢子の2枠それと
由紀枝と祐子の6-7を各20票10万円を投票した
「さあ 洋子 優勝賞金のギフトカードを作るけれど
順位のカードは用意してあるかな」
「大丈夫よ 準備OKよ」
神山は1位150万円2位85万円3位57万5千円とギフトカードを
分けていくと洋子が白い封筒に入れていった
1位から順位カードを貼り付けると洋子が
「ねえ 同じ順位が発生したらどうするの
プロのゴルフ競技と同じ様に足して人数で割るの」
「うん その方が良いでしょ まあ割り切れない時の事を考えて
多少ギフトカードを持っていくよ」
「そうね でも大変ね 計算するの」
「まあ 仕方ないよ 自分達でやろうよ ねっ お願いします」
「は~い 分りました ふふふ でも一番最後でも5万円分でしょ」
「うん まあそのくらい有ってもいいかなって」
「そうね 後は このアレックスクラブとダイヤモンドでしょ
あっ そうそう アレックスウェアのリストが届いたわよ
ごめんなさい 遅くなって」

神山がリストを見ると結構高額商品を提供してくれたと思った
紳士のウェアセット15万円が3組 婦人ウェアセット12万円が5セット
用意された
「ねえ このゴルフウェアはどうするの?」
「うん 基本的に下位の人にあげようと思っているよ
何か賞を考えてね そうだ順位カードで白紙のカードあるかな
それとサインペンも持っていこう」
「そうね あとニアピンやドラコンのマーカーはゴルフ売場で旗でしょ」
「うん 洋子ねドラコンはショートコースを除いた全部 だから14ホールで
男女に分けるから 1ホール男女コイン5枚ずつ 10枚でしょ
ニアピンが4ホールだから15枚ずつで丁度コイン200枚になるでしょ」
「そうね 面白いわね 結構男の人は力むわね」
「そうしたらその分の三角旗を用意しよう」
神山と洋子はゴルフ用品売場へいくとニアピンやドラコン用の三角旗を
購入してホテルの地下駐車場に止めてあるフェアレディーZに積んだ
次長室に戻ると景品や賞金のギフトカードなど車に積み込んだ
全て積むと洋子が
「このノートパソコンは私が持っていきますね」
「うん お願いします さあ 少し早いけれどお昼にしようか」
「ええ そうしましょう」

二人が部屋を出る時に電話がなり洋子がでた
「はい 次長室です」
「こんにちわ 先輩 由貴です」
「こんにちわ どうしたの?」
「ええ ゴルフの投票が終って今 私の手元にあるんですよ
ほら 大金だから先に渡しておきたいんですよ」
「そうね そうだわ お昼は何時?」
「ええ 決まっていませんが、、、」
「ねえ そうしたらあと30分位で出られるかしら」
「ええ 大丈夫ですよ」
「そうしたらいつもの駅前寿司屋さんに来て頂ける? ご馳走するわよ」
「わぁ~ ご馳走様です 30分したら伺います お願いします」
電話を切ると洋子が神山に
「ねえ 上原の駅前寿司に行きましょうよ
由貴さんが例のお金を持ってくるわ 大金だから先に渡したいって」
「うん じゃあ行きましょうか でもビールが呑めないな」
「そうしたらタクシーで行きましょうよ」

上原の駅前寿司屋に入ると女将さんが奥の桟敷に案内をすると
生ビールと鮮魚のつまみを運んでくれた
神山がもう一人来る事を告げると由貴が現れた
「どうもすみません 遅くなりまして」
「いやいや こんにちわ 今 来たばかりだよ それよりご苦労様でした」
由貴は席に着くと神山と洋子に馬券の投票一覧と現金を渡した
「由貴 凄い人気だね 1-8本命より5-6の方が約3倍も投票があるね」
「ええ 全部で860票43万円あります」
洋子がすぐに確認をして大きい事務封筒にいれた
「どう 由貴さん 調子は」
「ええ 本当にいいクラブですよ やはりアイアンショットが思うように
打てるので楽ですよ 神山さんありがとうございます」
「そうか そうすると6枠も楽しみだね 桃子ちゃんは」
「ええ 彼女もアイアンショットは決まってましたよ
もしかしたら私より全然上だと思いますよ」
「えっ そうすると5-5も活きてくるわけか 参ったな」
「神山さんも調子いいんでしょ」
「ふふふ ところがね ハンデがあるからぎりぎり届くかどうかですって」
「そうか 男の人はハンデが無いからきついですね」
「そうなんだよ 由貴と桃子が92で廻ったら僕がパープレーで勝つけど
今まで72で廻った事無いしね 良くて80だよ 参ったよ」
「そうすると 女性の優勝が現実的ですね」
「うん なんか嫌な予感がするな とほほ」

由貴は先に食事を済ませると神山に
「今日は5時に出られるように少し早めに上がります」
「そうか そうしたら5時に何処に行けば良いだろう」
「ええ 駅の改札を出たところのカフェで桃子ちゃんとお待ちしています」
「うん わかった 由貴と桃子は洋子の真紅のポルシェに乗って貰います
いいよね」
「ええ 全然 OKですよ 神山さんは?」
「僕は由紀枝と祐子 カトリアーナを乗せるよ」
「カトリアーナが来ているんですか へぇ~ どうですか調子は」
「うん3人で練習に行っているよ」
「そうか 由紀枝さんも来ているのか わぁ~そうすると6枠7枠も
ある訳ね う~ん まあいいわ追加しなくても ふふふ」
「うん 当たる時は当るしね」
「そうですね それでは失礼します」
「うん では5時にお願いしますね」
由貴が出た後 洋子と神山は暫く食べ駅前寿司屋を後にした

次長室に戻る時に催事課の斉藤由香里が神山に
「はい これ 鈴や食品の黒江常務が先程来られて置いていかれたわ」
「えっ鈴や食品が へぇ~ ありがとう」
「ええ なんでも社長からFAXが来てお祭りだから参加しなさいって」
「そうか 時田さんからか ありがとう」
「それで催事課も乗せていただいたわよ ほら」
神山は投票用紙をみると催事課の面々が投票枠にサインをしていた
「それで金額と投票数は確認してあるわ 頑張ってね
私も1-8を買っているから」
「うん ありがとう」
神山は斉藤由香里に礼を言うと次長室に入った
「洋子 はい 鈴や食品の分だよ ほら時田さんからFAXがいって
お祭りだから参加しなさいって言われたみたいだよ」
「そうね でもねえ」
洋子は自分のノートパソコンにデーターを入力していると入り口の
ドアフォンが鳴った

洋子が話をすると東都食品の田宮副社長と秘書であり夫人の里香だった
「どうぞ よくいらっしゃいました」
「神山さん こんにちわ」
「でも 御殿場アウトレットの打ち合わせはまだですよ」
「今日は食品部長さんと打ち合わせがありまして それと 馬券の件で」
「えっ 東都食品さんに馬券?」
「ええ 時田社長さまからFAXを頂きまして 参加をさせて頂きました」
「なるほど ありがとうございます」
神山は馬券投票用紙と現金を受け取ると洋子に渡し
ゴテンバ グランド インのビール販売権の話や御殿場アウトレットの
内容を詰めると田宮副社長と里香は神山にお辞儀をして帰った
「洋子 田宮副社長 随分と僕と洋子を買ったみたいだよ」
「ええ 鈴や食品さんも東都食品さんも本命の1-2より
私と貴方の1-8に投票した人が多いわよ
鈴や食品と催事課が450票で22万5千円で東都食品さんが
980票で49万円です」
「でも ありがたい話だね そうやって応援して貰えるのは」
「そうね」

神山は次長席でゴルフの準備や今夜の事を考えていると電話がなり
「はい 神山ですが」
「わぁ~神山さん 私 本社人事の安井です こんにちわ」
「やあ こんにちわ 洋子ですか」
「ええ 今 伺ってもいいですか?」
「うん 大丈夫だよ」
「は~い 分りました 伺いま~す」
電話を切ると
「洋子 人事の奈々子ちゃんが来るよ 今の電話」
「は~い 分りました ありがとうございます」
暫くすると安井奈々子が次長室に訪ねてきた
「先輩 こんにちわ」
「こんにちわ どうもありがとう さあコーヒーでもどうぞ」
洋子は奈々子にソファーを勧めるとコーヒーを用意した
「はいこれが投票用紙と現金です でも先輩と神山次長の人気は凄いですね」
「ねえ 大変ね 人気があると」
「どうなんですか 神山次長 調子は?」
「うん 悪くは無いけど ただハンデがきついね 
だって僕が80で廻っても洋子が89で廻れば僕が負けだからね
彼女は85前後で廻るとしたら僕は74で上がらなければいけないから
結構難しいよ ただね何が起こるか分らないからね そこだよ」
「そうなんですか 私や他の人も神山次長に期待しているんですよ」
「うん ありがとう 頑張るよ」
安井奈々子は洋子と暫く話をして次長室を出ていった

洋子が席に座ると電話がなり出てみると亜矢子だった
「あら 亜矢子さんお久しぶり お元気ですか」
「ふふふ 洋子さんも元気そうね 私は元気よ
ところでね 明日の馬券ですけど 投票を締め切ったの
それで投票用紙をFAXしようかと思ったのよ
多分 貴方の事だからデーターを集めているでしょ」
「ええ ありがとうございます 助かるわ
色々とありがとうございます それで馬券はどうですか?」
「ええ 貴方と私の1-2と8枠の神山さんね 凄い人気よ
後は由紀枝さんの6枠かしら 1-2と1-8それから2-8が抜けて
多いわね そうそうあのクラブ使いやすいわね」
「ええ 力まなくても飛ぶしいいクラブよ ほんと」
二人はゴルフクラブの話を暫くすると亜矢子が
「洋子さん 神山さんに代わって頂けるかしら」
「は~い 分りました ちょっと待ってね」
洋子は神山に亜矢子からだと伝えると
「はい 神山です」
「ねえ 椿支配人からだけど 以前内藤様といかれたナイトクラブに
今夜利用するか聞いて欲しいと言われたのよ どうされますか」
「そうか そうしたら僕は利用しないけど4名利用でお願いしますよ」
「いいの 一人5万円よ」
「うん 着いたら渡すよ」
「わかったわ それから 私たちのお部屋のカードキーだけど
着いたら渡すわね
それから今夜のお部屋割りですれど 全員山側のお部屋 ジャック夫妻も
山側よ 私と由紀枝さんのお部屋は海側なのよ だから間違わないようにね」
「了解です それから朝食はどう?」
「ええ 申し込みをしてあるので山側のレストランで6時30分から
利用できますよ 大丈夫よ」
「そんなに早く利用できるの?」
「ええ 開店と同時よ」
「ありがとう 大体6時に着くようこちらを出ているのでお願いしますね」
「ええ 大丈夫よ」
「じゃあ」
「はい FAX送りますね」

電話を切り暫くすると馬券の投票用紙がFAXされてきた
洋子はFAXで送られた内容を確認すると亜矢子に電話をした
「ごめんなさい 度々 亜矢子さん確認ですが1926票の投票でいいの?」
「ええ 1926票よ 現金が96万3千円よ」
「は~い 分りました ありがとうございます」
「いいえ ごめんなさいね先程ちゃんと伝えないで」
「こちらこそ では今夜」
洋子は電話を切ると神山に
「先程の本社関係が1070票53万5千円です 亜矢子さんが纏めてくれた
ゴテンバ グランド インは1926票96万3千円ですよ」
「へぇ~ 椿さんもよく協力してくれたね」
「ええ そうね」
神山は次長席に戻ると内線電話がなった
「はい 神山ですが」
「山ちゃん 高橋です」
「やあ どうですか御殿場は」
「ええ 快晴ですよ 今着きました 桜川さんに部屋を案内されて
これからゆっくりしますよ」
「うん ゆっくりしてください」
「それで夕食時間が7時と聞いたんですけれど、、、」
「ええ 7時にステーキハウスで前夜祭ですよ 遅れないようお願いします」
「はい では」

神山が電話を切るとドアフォンがなり洋子が出ると
「こんにちわ アルタの小谷です」
洋子がドアを開けると小谷がニコニコして部屋に入ってきた
「神山常務 はいトトカルチョです ふふふ」
小谷美佳はゴルフバッグを置くとボストンバッグから投票用紙と現金を出した
神山が受けとり洋子に渡した
「美佳ちゃん まだ時間あるよ」
「ふふふ 30分位いいですか」
「うん いいよ」
「そうしたら30分したら戻ってきますね」
小谷美佳はゴルフバッグとボストンバッグを置いて部屋を出て行った
「そうか 杉田 翔と逢うんだ もうしっかりしているね」
洋子は現金と口数を確認すると神山に渡しながら
「うまくいっているのね いいわね若いと」
「おいおい 洋子はそれなりの美しさがあるよ」
「ふふふ まあお上手ね」







.

2014年2月2日日曜日

紫陽花 5 - 50 Vol. 1



6月18日 木曜日 快晴
「わぁ~ごめんなさい 寝坊をした~」
「いいよ ほらこっちにおいで」
神山は由紀枝を抱くとキスをして朝日を浴びている乳房にキスをした
「綺麗だ 気持ちが良いよ」
由紀枝は神山の頭を撫でながら肉棒を触ると祐子も目を覚まし寝ぼけ眼で
「わぁ~ おはようございます 早いわね」
今朝一番先に起きた神山はシャワーを浴び缶ビールを持ちバルコニーで
一息したが二人が起きてこないので由紀枝と祐子に
目の周りを化粧品を使って黒くした
「ぎゃあ~ もう なに祐子さん 目の周りどうしたの」
祐子も目を擦り由紀枝の顔を見ると
「わぁ~ 凄いわ 由紀枝さんこそ パンダよ」
二人はベッドから飛び起き急いで化粧鏡を見て顔を見合わせ笑った
「もう 神山さん 悪戯ばっかりして」
祐子が由紀枝のおへそを見るとへのへのもへじが書かれていて
「まあ こんな所にも いやね~」
「あら ほんと もうルージュはここに使わないのよ もう」
二人はお互いのお腹と顔をみて笑いだしシャワー室に入った
神山は昨夜二人に降参をして寝てしまった
どうしても気分が収まらなかったので悪戯をした
なんとか気分を収めた神山だったが由紀枝と祐子は反撃の手を考えていた
二人が出てくると神山は
「由紀枝 ゴルフ場でモーニングを食べようよ」
「ええ 良いわよ ねえ祐子さん」
3人は仕度をして部屋を出るとマーチでゴルフ練習場に向った

由紀枝は受付けでメンバーカードを見せると神山と祐子にも
メンバーカードと同様のカードが渡された
3人は先にカフェに行くとサンドイッチやサラダを頼み朝食を摂った
食べ終わりカウンターで清算すると神山は
「3人であれだけ食べて1500円だよ 安いよね」
「A会員の特典ね よかったわ」
ここは2階建てで3人は2階の打席を選んだ
ここの練習場は150y位まではフラットでそこから緩やかな
打ち上げになっていた
球筋を見るには絶好のロケーションで神山は気に入った
神山は仕度をしたが椅子に座り由紀枝と祐子の球筋を見ていた
由紀枝も祐子も良く飛ばしていたが球筋がぶれ狭いフェアウェイが
コースだとラフに捕まるボールだった
暫くするとここのレッスンプロが神山のところに来て
「どうでしょうか お二人のレッスンは」
「う~ん そうですね お願いします」

神山は由紀枝と祐子の練習を止めさせると
「さあ レッスンプロが教えてくれるからね こつを掴んでね」
二人は打席から戻るとレッスンプロの話を聞いた
全体の流れは良いもののインパクトの時に膝が左に逃げるので曲がると
言われ その逃げ方がばらばらだから球筋が定まらないといわれた
「ですからインパクトの時に大根を膝で挟むように少し力を入れてください」
由紀枝と祐子が顔を真っ赤にして俯くとレッスンプロが
「どうしたんですか 出来るでしょ 力を入れる事は」
俯いたまま由紀枝が
「男根をどうやって挟むんですか あんな細いのを」
「えっ 男根 えっ、、、」
今度はレッスンプロが顔を真っ赤にして俯き二人に
「あの~ 男根じゃなくて 大根ですよ」
由紀枝と祐子は顔を見合わせて笑うと
「な~んだ つまらないの 大根だったの ふふふ」
レッスンプロと神山も大笑いして和やかにレッスンが始まった

ゴルフクラブを見ると
「わぁ~ 凄い いいクラブですね これだったら良く飛びますよ
さあ 僕が後ろで支えますからボールを打ってください」
レッスンプロは由紀枝の腰周りに触らないように手を構え打たせた
インパクトで腰が変な動きをするとレッスンプロの手に触れていた
「先程言いましたように打つ瞬間だけここに力を入れてください
力を内側に移動する感覚です」
由紀枝は再び打つと素晴らしく綺麗な弾道でまっすぐに飛んだ
「わぁ~ 凄いわ あんなに飛ぶのね」
「ええ 250yは出ていますよ 普通の男子と同じですね 凄い」
由紀枝はこつを掴んだのか続けてまっすぐを打てるようになった
「さあ それではこちらのお客様 先程の方と同じ様に打ってください」
祐子も何度かフォームをチェックされるとまっすぐに飛ぶようになり
「わぁ~嬉しいわ ねえ神山さん見た まっすぐよ」
神山はニコニコし頷くと由紀枝と祐子はまっすぐな球筋を打ち続けた
「どうですか お客様は」
神山も頷いて
「じゃあ 見て頂こうかな」
由紀枝と祐子が見てるなか素振りを何回かするとボールをセットし
ドライバーを振りぬくとボールは凄い勢いで飛び出し低い弾道で
まっすぐに飛び280yのネットまで飛んだ
神山のボールを見たレッスンプロが
「済みませんでした 凄いですよ 今度教えてください
私も毎日練習していますがあの280yのネットに届きませんよ
それにしてもいい弾道ですね」
「いやいや 彼女達に教えている事を聞いて実践しただけですよ」

レッスンプロが神山のクラブを見ると
「わぁ~ お客様もアレックスの新モデルですか 凄いですね
済みませんが ドライバーで1球だけ打たせて頂けませんか」
「いいですよ どうぞ」
レッスンプロは神山から木の1番クラブを借りると打席に入った
何度か素振りをするとボールをセットしドライバーを振りぬくと
神山と同じ様に低い弾道でまっすぐに飛んだが280yのネットには
届かなかった
「ありがとうございます やはり届きませんでした」
「でも 僕より球筋は良いと思いますよ 後はヘッドスピードでしょう」
「ありがとうございます 勉強になりました」
レッスンプロは3人に丁寧なお辞儀をすると別のお客の所に向った

由紀枝と祐子は
「神山さん 凄いわね 280yのネットですもの」
「まあ まぐれだよ 由紀枝と祐子のレッスンが役に立ったよ ははは」
3人は再び練習を再開すると由紀枝も祐子も安定した
ボールを打てるようになりアイアンでもきちんと打てた
神山が由紀枝と祐子に
「アイアンはピンポイントに落とせるように練習するといいよ
5番アイアンなら160yのところに落とすとか
後は自分のクラブが何ヤードなのか覚える事だね」
由紀枝と祐子は練習課題を意識して取り組んだ 
神山も力の加減を変えながら打つ事によって現状の飛距離を確認した
集中し練習をしているとすぐに12時なり神山が由紀枝と祐子に
「そろそろお昼にしようよ」
「わぁ~ もうそんな時間?」
「そうしましょう 早いわね」
3人はレストランに入ると由紀枝と祐子はカツどんとサラダを注文し
神山はカツカレーとサラダと生ビールを注文した
サラダと生ビールが先に運ばれて乾杯すると神山が
「ここの練習場をでて由紀枝の部屋に寄ってカトリアーナを拾って
それから東京だけど カトリアーナと15時か16時と約束をしている
だからここを2時ころに上がりますよ」
「わぁ~ そうしたら時間が無いわね」
「そうね でも1時間あれば充分練習できるわよ」
「ねえねえ祐子さん 明日も練習しましょうか」
「いいわよ すぐ近くよ」
「お二人さん 明日は4時には家にいて出掛けられるようにしてね」
「は~い 分りました」

神山達3人は蒼いBMWでカトリアーナがいる伊豆山ホテル スキエに向った
乙女峠のトンネルを抜けると芦ノ湖を経由し伊豆山のホテルに着いた
玄関で待っているとカトリアーナがゴルフバッグを担いできて神山に
「わぁ~お久しぶりです あら祐子さんこんにちわ あら由紀枝さん
こんにちわ お元気ですか」
由紀枝と祐子が後ろの座席でカトリアーナが前に座る事になった
「さあ これから東京でカトリアーナの買い物をしてそれから戻ろう」
「夜はどうしますか」
「バーベキューでもしようか そのほうが食べられるし どうみんな」
「ええ 落ち着くしそうしましょうよ」
神山は車を出すと山を下り国道から有料道路に入った
東名高速に入るとスピードを上げ女性達が喜び歌を歌い始めた
神山が運転していると携帯電話がなりだしポケットから取り出し
洋子と分ると祐子に携帯電話を渡し
「祐子 洋子から電話だけど出られないから用件を聞いてくれ」
「はい 分りました
はい神山のですが、、、」
「あら どなた?」
「はい 祐子です 今 神山さん運転中で電話に出られないんですよ」
「そう ごめんなさい じゃあ伝えてください
各クライアントのスケジュール全てOKですって」
「はい 分りました
神山さん 各クライアントのスケジュール全てOKとの事です」
「うん 分りました それで今夜来れるか聞いてくれる バーベキューも」
「はい 分りました
洋子さん 神山さんは了解ですよ それで今夜来れるか聞いていますが」
「そうね お泊り出来ないから止めておくわ」
「はい 分りました
神山さん 洋子さんお泊りが出来ないからキャンセルです」
「うんわかった 17時前にはお店に行くと伝えてくれるかな」
「はい 分りました
洋子さん カトリアーナの買い物で17時ころにお店に行きますが、、、」
「は~い 分りました その時間まで待っています それでは」
「はい 分りました 失礼します
神山さん 洋子さんその時間まで待っていますって」
「うん ありがとう」
神山はスピードを上げるとすぐに渋谷につき首都高の銀座で下りた
3人を次長室が入っているビルの前に降ろすと神山は駐車場に車を止めた

由紀枝達の場所に向う時洋子に電話をした
「先程はどうも 運転中で 今着いたよ クライアントの件ありがとう」
「まあ 早いわね」
「来ないか バーベキュー」
「ええ でもねえ」
「そうか それに明日泊まりだからね」
「ええ 色々と有るんですよ ほら日曜日もお泊りでしょ 山脇絵美さんと」
「そうか そうすると土曜日はどうする?」
「ええ お泊り出来るわよ」
「そうしたら 亜矢子と由紀枝も家に来てもらって日曜日早くに
ホテルまで行けばいいか」
「そうね でも貴方が大変よ」
「わかった 亜矢子に電話で確認するよ ところで何か有った」
「いえ そうそう例のととかるちょ 本社で大変よ
貴方からみんな買っているわ 絶対に神山さんだって」
「うん 今日練習したら280y飛んだよ だからもしかすると」
「へぇ~ 280yも」
「うん そうしたら今日は上がって明日は普段どうりで良いよ」
「は~い 分りました 早速練習しようかな」
「うん お願いしますね」
「は~い 分りました」

神山は由紀枝達と一緒になると
「さあ カトリアーナ買いにいこう」
4人はお店に入りゴルフ用品売場に行くと由紀枝が
「わぁ~ 凄いわね 東京の百貨店って 綺麗で大きいくて」
「そうか由紀枝は 初めてか」
「ええ 小さい時にきているけれど忘れたわ」
容姿端麗な由紀枝達が仲良く話しながら売場を歩き回っているので目立ち
買い物客や他の売場の店員が見とれていた
神山がカトリアーナに
「由紀枝や祐子もアレックスのウェアで揃えたよ いいでしょアレックスで」
カトリアーナは頷くとポロシャツやスカートなど選びシューズや
ゴルフグローブ ソックスなど小物まで選びカウンターに持っていくと
店員が神山に
「次長 現金でしょうか」

神山は商品券で30万円を支払い清算し亜矢子に電話をした
「亜矢子です こんにちわ」
「やあ 元気?」
「ええ どうしたの?」
「うん ゴルフが終ったら家に来れるかなと思ってさ
日曜日は僕がホテルまで送るし どう?」
「わぁ~ 凄いわね でもねえ 由紀枝さんは?」
「いや聞いていないよ 亜矢子が先さ」
「嬉しいけれどパスをしますね ほらゴルフが終って急な呼び出しの事を
考えると落ち着かないし 由紀枝さんは良いわよ」
「そうか わかった ごめんね」
「いいの それより明晩は部屋に着てね だから由紀枝さんと一緒にしたの」
「やはりそうか 僕もそうだと思ったんだ ありがとう
では20日の夜は無い事にしよう」
「ええ ありがとうございます どう練習した」
「うん 280y飛ばしたよ」
「へぇ~ 凄いわね そうそう貴方の人気が凄いわよ
アルタの内藤様がうちの椿にFAXされたのが間違ってフロントにきたの
それでホテルの女の子は貴方のファンが多いからみんな大騒ぎよ」
「うん由紀枝から聞いたよ それで椿さんの所には届いたのかな
だって肝心な人に届かないとねえ」
「ええ 大丈夫よ すぐに電話をしてFAX番号を
お知らせしたと報告を受けたわ そうそう由紀枝さんだったわ」
「そうか でも頑張りましょう お互いに」
「私もアレックスのウェアやシューズを買って練習したわよ
いいわね 振りぬきやすくて」
「おいおい 亜矢子も練習したの 参ったな」
「もう一つ驚くわよ 車も買ったのよ スポーツカーじゃないけど
ほら母親を乗せるのにタクシーより自分の車の方が良いでしょ」
「そうすると次はマイホームだね」
「ええ 今 土地を探しているわ 例の不動産屋で
いい土地が有ったけれど会社の目の前ではねえ 又 探しているわ」
「わかった 決まったら連絡を下さいね」
「ええ 勿論よ」
「では」
「ええ 明日が楽しみね」

神山は電話を切ると祐子に
「ごめんね 長話しで さあ地下で食材を揃えよう」
由紀枝達が歩くとモデルが歩いているようで男性客が振り返ったりした
3人は楽しく話をしながら店内を歩いていると
由紀枝が時々立ち止まるり そこで又 話が盛り上がった
男性店員がにやにやしながら近づき説明をすると3人は急にフランス語や
英語で質問したり男性店員を色々と試していた
神山は何も答えられない男性店員に
「今 彼女が君に聞いたのは どんな物をプレゼントしたら男性は喜ぶかと
聞いていたんだよ」
「はあ~ そうだったんですか すみません」
神山は由紀枝やカトリアーナにフランス語で
「早く食材を買いにいこうよ お腹がすいた」
由紀枝達はニコニコして頷くと神山の両脇に抱きついて歩き始めた
地下で食材を買うと神山の止めた駐車場まで歩き蒼いBMWに乗った

赤坂のスタジオに着くと由紀枝が驚いて
「凄いところに住んでいるのね 神山さんも祐子さんも へぇ~」
3人は玄関で降りると神山は蒼いBMWをガレージに仕舞った
祐子が由紀枝とカトリアーナをゲストルームに案内をすると由紀枝が
「ねえ こんなに広いとお掃除が大変でしょ」
「ええ でも2週間に一回大掃除があって会社の方でしてくれるのよ 
だから私は普段神山さんが使っているお部屋だけよ」
「へぇ~ でも大変よね」
3人が話しているので神山が部屋を覗くと
「わぁ~ いやだ~ 覗いてる~」
「ほら そんな事していないだろう 話はあと 部屋着に着替えてほら」
3人は祐子が用意した部屋着を考えていたが祐子が
「ねえ神山さん 早く下で準備して 見られていると着替えられないでしょ」
神山は部屋からでるとスタジオに出したバーベキューセットをガーデンに
もっていき組み立てをした
中々下りて来ない3人組はそのままにして神山は冷蔵庫からビールを出して
タバコを吹かしながらビールを呑んだ
タバコを吸い終わると3人が一緒にお揃いの格好で現れた

神山のトランクスにTシャツ姿で神山にお尻を向けてプリプリ振ると
「ごめんなさ~い これから仕度をしますね」
神山もキッチンに行くとお皿や食器類を運び手伝った
カトリアーナは神山に
「ノーパンって気持ちいいわね ふふふ 触ってみる」
「もう 駄目 今は 他の2人に怒られるよ」
カトリアーナは神山の手をトランクスの裾から入れて秘所に触らせると
「どう変でしょ 普段ショーツが有る所に無いのって ふふふ はいお終い」
神山はもっともと思っているとやはり由紀枝と祐子から
「もう なに悪戯しているの すけべ」
「そうよ すぐにそうやって手を出すんだから 変態」
神山はしまったと思ったが遅かった
「さあ 神山さん早く焼いてね お願いしますよ変態さん」
「あのね 変態と呼ばないでくれよ ごめんなさい 謝るよ」
由紀枝と祐子は再び楽しく話がならキッチンに戻るとカトリアーナは
「さあ 私もビールやコップを持って来るわね」
神山はカトリアーナのお尻を軽く叩くとカトリアーナが大きい声で
「わぁ~痛い わぁ~叩かれた わぁ~へんたい~」
「こらカトリアーナ もう」
カトリアーナと神山はキスをしてニコニコしながらキッチンに向った
神山がワインを冷やす為にクーラーボックスに氷を入れて
ビールとワインを持ってガーデンに戻った
由紀枝と祐子も食材を運び準備が出来ると神山がみんなのグラスに
ビールを注ぎ
「では20日の前夜祭と由紀枝の上京を祝って乾杯」
皆で乾杯すると神山は早速食材を鉄板にのせて焼き始めた
いい匂いがしてくると由紀枝達が
「わぁ~ いい香りね 早く食べたいわ」
神山は生で食べられる魚介類なので表面を焼くとお皿に置いていった
3人は取り皿に取ると由紀枝が神山に
「はい あ~んして そうよ はい」
「おお 優しいね ありがとう」
3人は交代で鉄板奉行の神山に自分の箸で食べさせていた
暫くするとビールが無くなりワインを呑みはじめると由紀枝が
「ねえ 神山さんここにゴルフのネットを張ればここで練習出来るわよ」
「そうか そうだね うん探しておくよ」

由紀枝が
「ちょっと静かにして なにか鳴っているわよ」
祐子が
「神山さん誰か来ているわよ」
「そうだ ベッドが届いたんだよ ちょっと待っていて」
神山はスタジオに戻り玄関のモニターを見ると確かにベッドの配達だった
外壁の門扉を開くと玄関にトラックが来て神山が迎えた
「神山様 遅くなって申し訳ございません」
「うん そうしたら案内するから」
神山は配達員を2階の主賓室に案内し
今のベッドの脇に設置するよう指示をした
配達員はベッドを3人がかりで2階の主賓室に運ぶと養生を外したり
マットレスを運んだり組み立てなど30分位かかった
綺麗に並べ養生なども纏め持ち帰ってもらうと神山はガーデンに戻った
「ごめんなさい ベッドを追加したんだ 配達が遅くなったみたいで」
3人は神山が居なかったので鉄板焼きを中止しワインを呑みながら
おしゃべりをして楽しんでいた
神山は早速鉄板焼きをはじめ野菜や魚介類を焼き始めた
食が進み牛肉を焼く時に神山は塩コショウと肉の温度にこだわり
焼き始めると美味しそうな香りが漂い始めた
祐子はフランスパンをスライスして準備をした
ステーキが焼きあがると
「わぁ~美味しそう」
「頂きま~す」
3人はナイフとフォークを使い上手に食べると
「わぁ~美味しいわ ねえカトリアーナ」
「ええ ホテルより美味しいわ 神山さん上手よ」
神山自信も一口食べると上手に焼けたと思った
4人は良く食べておしゃべりをした

ステーキを食べ終わるとみんなでガーデンの後片付けをして
スタジオのソファーで寛いだ
話はゴルフの話しになりカトリアーナが
「ねえ このトトカルチョってほんとに信じていいの」
「そうね 本人のコメントだから半分は当っているわね」
「そうなのね 私と桜川さんが普通の丸で田所さんが二重丸ってなに?」
「そうか カトリアーナはまだ見た事がないんだね」
神山はカトリアーナに分りやすく説明した
二重◎は本命で本人のコメントや状況からして優勝するのに一番近い人で
普通の○は優勝に近いが2位にくるであろう実力や状況の人
このトトカルチョは1位と2位を当てるゲームなのでこの丸印を信じるか
自分の考えや勘を頼りに1位と2位を決めるか
三角印はもしかしたら1位か2位に来るかもしれない人に付けられていた
白い△印は黒い▲印より上位と考えていいと思う
しかし競馬や競輪など公共賭博でもこのように本命 対抗 穴など
印が付けられているが印どおりに決まった場合は配当金が少ない場合が
多く 無印どうしの1位と2位で決まった場合は結構高額な配当金と
なる事が多い
「そうすると 私が1位か2位に近いと言う訳ね このメンバーだと」
「そうそう ところでどう調子は?」
カトリアーナは考えて
「いいけど でも優勝のスコアはどの位かしら 私88と申告したけれど
あくまで平均だから でも今の調子は良いわよ」
「そうするとカトリアーナが1位か2位にくる可能性は高いんだ」
由紀枝と祐子が
「ふふふ 楽しみね 私たちは自分から買うわよ
ねえ神山さん 私たちはいつ買えるの?」
「うん 今でもいいよ 待っていてメモと封筒を持ってくるから」

神山は事務所から封筒とメモ用紙を用意して由紀枝と祐子に渡した
由紀枝と祐子が購入する枠を書き終わり神山に渡すと
「えっ 10万円も賭けるの いいの?」
由紀枝は自分の枠6枠から順番に20票1万円ずつ賭けて祐子が居る
7枠と自分の6枠 6-7に60票3万円を賭けた
祐子も由紀枝同様自分の7枠から順番に20票1万円を賭け
由紀枝の居る6枠の6-7に60票3万円を賭けた
祐子と由紀枝は現金を神山に渡すと封筒に入れて保管をした
「おいおい 大丈夫かな」
「いいわよ 負けたら励みになるし ねえ祐子さん」
「ええ 勝ったら嬉しいでしょ ねえ由紀枝さん ふふふ」
二人が仲良く話しているのを見てカトリアーナが
「私も買いたいけれどお金が無いわ 困ったわ」
神山が2階の主賓室から現金を500万円用意してカトリアーナに渡し
「カトリアーナ これは先週渡そうと思っていたお金だよ
ほら仕事で早く帰った日が有ったでしょ
だからこれをあげるから楽しめばいいよ ねっ」
カトリアーナは困った顔をして
「だってこの高いネックレスや素敵な水着を買って貰っているのに、、、」
由紀枝と祐子が
「大丈夫よ カトリアーナ 神山さんが言っているんだから貰いなさいよ」
「そうよ 本当に先週渡すつもりだったみたいよ だから貰いなさいよ」

カトリアーナは神山にキスをして500万円を貰うと
「神山さん このなかからこれに10万円を使っても良いですか」
「ははは 自由さ もうカトリアーナのお金だよ」
カトリアーナは自分の枠5枠から20票1万円ずつ購入して
「由紀枝さんと祐子さんが無印だから1位と2位になると高配当ね」
「そうだね 6枠-7枠は高配当になる可能性が高いね」
カトリアーナは6-7に40票2万円を賭け10万円を神山に渡した
「3人ともね 明日の夕方まで投票可能だからね 変更してもいいよ」
由紀枝達は自信があるのか顔を見合わせ首を横に振った
神山は4人で浴室に入る事を提案し2階の主賓室に3人を連れていった
祐子やカトリアーナはベッドが一つと思っていたので驚いた
「わぁ~ すごい こんなにベッドが広いとどこに寝てもいいわね」
「祐子 洗濯が大変だけど お願いしますね」
「は~い 分りました でも順番に使えば同じ事でしょ」
「まあ そうだね」
神山が先に裸になり浴室に入ると3人の女性も着替えの仕度をして入った
今夜は珍しく3人とも神山を挑発しないでおしゃべりのお風呂だった
祐子がブランデーを用意して神山に渡しみんなで呑んだ
由紀枝が勧めると神山は又呑んで 呑み終わるとカトリアーナが勧めた
神山は何か可笑しいと思ったが詮索をしないで呑み続けた
体を3人に交代で洗って貰うと女の子達は自分の体を洗いおわり
「では お先に」
そう言うと浴室を後にした
神山も浴室から出るとトランクスを穿きソファーで由紀枝達と寛いだ
由紀枝が冷蔵庫から缶ビールを出してみんなで呑み一息つくと
「ふふふ 神山さん 寝ましょうよ」
神山もその気になりベッドに横になるとトランクスを脱がされ
3人の女性と順番に交わるとお酒のせいで眠りたくなり
「もう降参 寝かせてくれ」
そう言うとすぐに寝てしまった

暫くすると由紀枝や祐子が起き上がりカトリアーナも目を覚ました
3人が小さい声で話をして由紀枝が
「じゃあ 私と祐子さんがバリカンを使うからカトリアーナは神山さんが
目を覚ました時は顔を跨いで動けなくしてね」
「大丈夫よ クリトリスを擦りつけるわ」
由紀枝と祐子は脇の毛を剃るバリカンを持ち神山の下半身に用心深く
近寄った バリカンのスイッチを入れるとモーターの音が少しもれたが
たいして気にならなかった
神山の左側に由紀枝が座り 右側に祐子がそれぞれ肉棒の周りや
へそから下の毛を綺麗に剃ってしまった
剃られている間 神山は全然起きる気配がなく作戦は成功した







.