2014年2月7日金曜日

紫陽花 5 - 50 Vol. 2



6月19日金曜日 晴れ
「わぁ~なんだ ないぞ こら~ もう ほんと」
2階の主賓室には神山一人で由紀枝達3人はゲストルームで寝ていた
神山は目を覚ましシャワーを浴びた時に有るところに毛が無く
つるつるしているので3人にやられたと思った
神山は仕方無しにトランクスを穿いてバルコニーでビールを呑みながら
タバコを吹かした
一息つきゲストルームに入ると由紀枝や祐子が目を覚ましていて
「おはようございます 神山さん」
「昨夜はご馳走様でした おはようございま~す」
カトリアーナも目を覚まして
「おはようございます 神山さん ふふふ」
3人は顔を見合わせてクスクス笑った
「おいおい なんで大事なところの毛を剃るんだよ もう」
「ふふふ だって昨日の朝 覚えているでしょ ふふふ」
「でもさ あれはほら 寝坊したからだろう もう わかったよ」
「そうよ 悪戯したからよ どうですかご感想は」
神山はトランクスを脱ぎ毛のない下半身を3人に見せて
「格好良いか これが もう」
「素敵よ ねえ祐子さん」
「新鮮よ 赤ちゃんみたいよ ふふふ」
カトリアーナが
「外人みたいよ 格好良いわよ ふふふ」
神山はカトリアーナに抱きつくと
「こら 何が外人だ 外人より気持ち良いだろう」
神山はカトリアーナのクリトリスを攻めると由紀枝と祐子は神山の
肉棒を攻め立てた
神山は由紀枝 祐子 カトリアーナと順番に交わり終わると祐子に
「よし 今朝はホテルでたべよう」

全員が出かける仕度をすると神山がガレージから真紅のポルシェを
だして3人を乗せた
赤坂 スカイ ハイ ホテルに着くとカトリアーナが神山に
「神山さん あの宝くじって当るの? ほらのぼり旗が出ているでしょ」
「うん 当るよ」
カトリアーナは由紀枝と祐子の顔を見ると頷いているので
「私も買おうかな」
神山はカトリアーナの3サイズを聞くと
「それが宝くじと関係有るの?」
由紀枝と祐子が頷き神山が
「うん 有るんだよ だから教えて」
カトリアーナは上から90 50 91と神山に伝えると
「そうすると 今日は19日だから 19組の190509か よし
あそこでこの番号をかおうよ」
4人は宝くじ売場に行きおばさんに番号を探して貰うと
「有りましたよ 連番でいいの?」
神山は頷き 3000円を支払い宝くじはカトリアーナに渡した
「さあ 6Fにいって食べようよ」
4人はエスカレーターを利用して6階のレストランに入った
神山は受付けで料金を先に支払うとバイキングの朝食を楽しんだ

昨日のアルコールが少し残っていたので帰りは祐子が真紅のポルシェを
運転した
「わぁ~ 凄いわ いい車ね 欲しいわ」
祐子がガレージに車を仕舞うと神山はスタジオのソファーに横になり
「祐子 30分寝かしてくれ ちゃんと起こしてね」
「は~い 分りました」
神山が寝ているとき由紀枝達3人は
「でも やりすぎたかしら」
「そんな事ないわよ 本人もそんなに気にしていないもの」
「外国では たまに剃る人が居るわよ あの時に毛が抜けて口に入るでしょ
それを嫌う女性が男性に命令するのよ」
「わぁ~ 凄いわね でも逆は嫌よね」
「ええ 絶対に剃らないわよ」
「そうそう ほら脇の毛を剃って生えてくる時にチクチクしたりするでしょ
神山さんも同じかしら ふふふ」
「分らないけど同じでしょ ほらトランクスだと感じないかも知れないけど
ピッタリのショーツだとチクチクするでしょ ふふふ」
3人は神山の毛で色々と話が続いたがやはりゴルフの話題になり由紀枝が
「ねえ祐子さん この近くにあるの 練習場?」
「ええ 先程のホテルにもあるの でもね先日は代々木の練習場よ
そうね200yはあったと思うわ 今日はそこに行きましょうよ」
暫くすると祐子が神山を起こした
「ありがとう さあそれでは仕度をしよう」
神山は2階の主賓室にいくと着替えスタジオに戻った
「3人とも4時にはここに居て出られるようにしてね
それからなにか買い物が有るようだったらこれを使いなさい
お昼とか 練習場とか じゃあ頼んだよ」
神山は祐子に20万円渡すと真紅のポルシェに乗り家を後にした

次長室に着くと洋子が先にきていて
「やあ おはよう 早いね」
「おはようございます ええ ほらトトカルチョの事もあって」
洋子はノートパソコンを操作していた
「あれ ノートパソコン どうしたの」
「ふふふ 実は町内の祭りの時にほら寄付をしたでしょ
そのお礼で頂いたのよ」
「そうすると缶詰が役に立ったんだね」
「ええ ありがとうございます」
神山は昨夜 由紀枝 祐子 カトリアーナが投票したトトカルチョの
メモと現金を洋子に渡した
「駄目よ 今から変更は みんなそうしているもの
由紀枝さん達だからといって特別扱いは無しよ」
「そうか そうすると変更なしか 一応連絡しておく」
神山は祐子の携帯に電話すると
「はい 祐子です」
「ごめんね 神山ですが」
「どうされたの?」
「うん 昨日のトトカルチョだけど 変更が効かないんだ ごめんなさい」
「ふふふ 大丈夫よ あのままでOKです 
これから代々木に出かけて練習しますね」
「うん 気を付けてね 4時には戻ってきてね」
「は~い 分りました」

神山は電話を切ると洋子に
「よかったよ 変更無しです」
「良かったわね でも凄いわね 一人10万円も賭けるなんて
それから 6枠と7枠が無印で貴方に人気が有るから 6-7と入ったら
高配当になるわね」
「う~ん 僕も調子いいよ でもね ぎりぎり届くか否かだね」
「まあ 私も昨夜練習したら良かったわよ そうすると由紀枝さんと
祐子さんの調子もいいのね う~ん」
洋子も悩み考えていると電話が鳴った
「はい 次長室です」
「田所先輩 おはようございます」
「奈々子ちゃん おはようございます どうしたのこんなに早くから」
「ええ 例の馬券ですが 何時にお持ちすればいいですか」
「そうね 2時ころでいいわよ でも来る前に電話を頂戴 それで どう?」
「ええ 先輩と神山次長の1-8が凄い人気で40%位いってます」
「そう そんなに1-8って人気が有るの」
「ええ だって鈴やの社員なら2人しか分らないし 仕方ないですよ」
「それもそうね それで現在どの位 投票があるの?」
「ええ 現在 980票49万円ですよ 凄いですよ」
「えっ 49万円も、、、 ねえ奈々子ちゃん くる前に口数と現金を
きちんと合せてね お願いよ」
「は~い 分りました では伺う前にお電話をしますね」

洋子は電話を切ると神山に
「ねえ 本社の人事から電話だけど 馬券 980票49万円ですって」
「えっ そんなに ほんとかよ」
「それで40%位が1-8ですって」
「えっ 凄いね しかし困ったね 僕が入らないと本社にいけないよ」
「ふふふ 仕方ないでしょ 頑張ってね」
洋子は悩んだ末に自分から20票1万円ずつ流し 亜矢子の2枠と
由紀枝と祐子の枠 それと6-7を20票合計10万円を賭けた
「ふ~ん 手堅く賭けましたね」
「ええ 由紀枝さんと祐子さんが分らないから でも良さそうね」
「う~ん なんともね 今日 又 練習に行っているよ」
「まあ ご熱心ね」
「それで今日 洋子は真紅のポルシェで由貴と桃子を乗せてくれる
僕は祐子と由紀枝 カトリアーナを乗せるから」
「そうか ゴルフバッグ入るかしら」
「大丈夫だよ 入らなかったら座席に置けば ねっ」
「そうね」

神山はGプロの部屋に行くと佐藤部長が神山に
「山ちゃん はい馬券」
「ありがとうございます」
神山は投票表をみるとやはり神山の8枠に絡んだ投票が多く
6枠と7枠は投票が少なかった
「山ちゃん これは本社の分で120万円入っていますよ
投票口数と現金は確認済みです
それからこの他に下請けや横浜支店などの分は後で小谷が持ってきます」
「凄いですね 120万円も」
「ええ 社長とご夫人が随分と山ちゃんを買っていましたよ」 
「はあ そんなに期待されてもね、、、
それから孝ちゃん ここを何時に出るの?」
「ええ お昼を食べたら出ようと考えているんですよ
ただ小谷さんが何時か分らないからどうしようか考えています」
「そうしたら僕のほうでまだ余裕があるから乗せていくよ」
「そうですか そうしたら小谷さんに電話をしますね」
神山は高橋の電話が終るのをまった
高橋が電話を切ると神山に
「大体 3時ころにここに来れるみたいですよ いいですか」
「了解ですよ そうしたら次長室に来るようにしてくれる」
高橋は小谷に次長室に来るように指示をした

神山はアルタの馬券を持って次長室に戻った
「はい 洋子 これアルタの分です 下請けさんとか横浜の分は小谷さんが
3時ころここに持って来てくれる
それで悪いけれど 小谷さんを乗せてくれるかな」
「は~い 分りました 後は由貴さんと桃子ちゃんね」
「うん 彼女達は5時に上がれると言っていたから確認をしておいて」
「は~い 分りました」
神山が次長席に座るとドアフォンが鳴った
洋子が出るとアレックスジャパンのジャック へリントン副社長だった
「やあ ジャック お久しぶり」
「おはようございます 神山さん 実はこの馬券を持ってきました」
神山はジャックから投票一覧表と現金を受け取った
「神山さん 人気が凄いですよ 勿論 私たちの2枠3枠4枠も
買われていますが 1枠と8枠が私たち以上の人気ですよ」
「ジャック ありがとう ところでどの位集まったの?」
「ええ 全部で140万円集まりました 投票口数もチェックしました」
「えっ140万円、、、」
「ええ アレックスJr社長が神山さんを買っていましたよ」
「わぁ~大変だね プレッシャーがかかるね」
「頑張ってくださいね 私も買っていますから
洋子さんも頑張ってくださいね 1-8を買いましたから」
洋子はジャックに
「ふふふ 任せてね 普段通りならいいスコアが出るわよ」
「お願いしますよ 5万円も賭けたんですよ お二人に」
「えっ 5万円も、、、まあ凄いわね 私より神山さんね ねえ神山さん」
「おいおい プレッシャーだよ ジャック駄目だよ そんな」
「神山さん お願いしますね 私はこれで失礼します
これから戻って出ます ホテルに着いたらゆっくりしようと話をしました」
「OK 僕の携帯番号を教えておきますよ 有事の時には連絡をくださいね」
「分りました」

神山は自分と洋子の携帯番号とジャックに教えるとジャックも神山に教えた
ジャックが部屋を出ると神山と洋子は投票一覧表をみた
「ほんと 2,3,4枠のからみより1,8枠の方が人気があるわね」
「ほんと プレッシャーだよ これで2着にも来なかったら
アレックスジャパンにも行けなくなるよ わぁ~困ったね~」
「でも 仕方ないでしょ 悪いスコアでなければ大丈夫よ」
「おいおい 他人事だと思って もう あ~あ」
「ねえ まだ投票していないでしょ」
神山は洋子に言われ悩んでしまった
暫く考え神山は自分から流すのと洋子の1枠亜矢子の2枠それと
由紀枝と祐子の6-7を各20票10万円を投票した
「さあ 洋子 優勝賞金のギフトカードを作るけれど
順位のカードは用意してあるかな」
「大丈夫よ 準備OKよ」
神山は1位150万円2位85万円3位57万5千円とギフトカードを
分けていくと洋子が白い封筒に入れていった
1位から順位カードを貼り付けると洋子が
「ねえ 同じ順位が発生したらどうするの
プロのゴルフ競技と同じ様に足して人数で割るの」
「うん その方が良いでしょ まあ割り切れない時の事を考えて
多少ギフトカードを持っていくよ」
「そうね でも大変ね 計算するの」
「まあ 仕方ないよ 自分達でやろうよ ねっ お願いします」
「は~い 分りました ふふふ でも一番最後でも5万円分でしょ」
「うん まあそのくらい有ってもいいかなって」
「そうね 後は このアレックスクラブとダイヤモンドでしょ
あっ そうそう アレックスウェアのリストが届いたわよ
ごめんなさい 遅くなって」

神山がリストを見ると結構高額商品を提供してくれたと思った
紳士のウェアセット15万円が3組 婦人ウェアセット12万円が5セット
用意された
「ねえ このゴルフウェアはどうするの?」
「うん 基本的に下位の人にあげようと思っているよ
何か賞を考えてね そうだ順位カードで白紙のカードあるかな
それとサインペンも持っていこう」
「そうね あとニアピンやドラコンのマーカーはゴルフ売場で旗でしょ」
「うん 洋子ねドラコンはショートコースを除いた全部 だから14ホールで
男女に分けるから 1ホール男女コイン5枚ずつ 10枚でしょ
ニアピンが4ホールだから15枚ずつで丁度コイン200枚になるでしょ」
「そうね 面白いわね 結構男の人は力むわね」
「そうしたらその分の三角旗を用意しよう」
神山と洋子はゴルフ用品売場へいくとニアピンやドラコン用の三角旗を
購入してホテルの地下駐車場に止めてあるフェアレディーZに積んだ
次長室に戻ると景品や賞金のギフトカードなど車に積み込んだ
全て積むと洋子が
「このノートパソコンは私が持っていきますね」
「うん お願いします さあ 少し早いけれどお昼にしようか」
「ええ そうしましょう」

二人が部屋を出る時に電話がなり洋子がでた
「はい 次長室です」
「こんにちわ 先輩 由貴です」
「こんにちわ どうしたの?」
「ええ ゴルフの投票が終って今 私の手元にあるんですよ
ほら 大金だから先に渡しておきたいんですよ」
「そうね そうだわ お昼は何時?」
「ええ 決まっていませんが、、、」
「ねえ そうしたらあと30分位で出られるかしら」
「ええ 大丈夫ですよ」
「そうしたらいつもの駅前寿司屋さんに来て頂ける? ご馳走するわよ」
「わぁ~ ご馳走様です 30分したら伺います お願いします」
電話を切ると洋子が神山に
「ねえ 上原の駅前寿司に行きましょうよ
由貴さんが例のお金を持ってくるわ 大金だから先に渡したいって」
「うん じゃあ行きましょうか でもビールが呑めないな」
「そうしたらタクシーで行きましょうよ」

上原の駅前寿司屋に入ると女将さんが奥の桟敷に案内をすると
生ビールと鮮魚のつまみを運んでくれた
神山がもう一人来る事を告げると由貴が現れた
「どうもすみません 遅くなりまして」
「いやいや こんにちわ 今 来たばかりだよ それよりご苦労様でした」
由貴は席に着くと神山と洋子に馬券の投票一覧と現金を渡した
「由貴 凄い人気だね 1-8本命より5-6の方が約3倍も投票があるね」
「ええ 全部で860票43万円あります」
洋子がすぐに確認をして大きい事務封筒にいれた
「どう 由貴さん 調子は」
「ええ 本当にいいクラブですよ やはりアイアンショットが思うように
打てるので楽ですよ 神山さんありがとうございます」
「そうか そうすると6枠も楽しみだね 桃子ちゃんは」
「ええ 彼女もアイアンショットは決まってましたよ
もしかしたら私より全然上だと思いますよ」
「えっ そうすると5-5も活きてくるわけか 参ったな」
「神山さんも調子いいんでしょ」
「ふふふ ところがね ハンデがあるからぎりぎり届くかどうかですって」
「そうか 男の人はハンデが無いからきついですね」
「そうなんだよ 由貴と桃子が92で廻ったら僕がパープレーで勝つけど
今まで72で廻った事無いしね 良くて80だよ 参ったよ」
「そうすると 女性の優勝が現実的ですね」
「うん なんか嫌な予感がするな とほほ」

由貴は先に食事を済ませると神山に
「今日は5時に出られるように少し早めに上がります」
「そうか そうしたら5時に何処に行けば良いだろう」
「ええ 駅の改札を出たところのカフェで桃子ちゃんとお待ちしています」
「うん わかった 由貴と桃子は洋子の真紅のポルシェに乗って貰います
いいよね」
「ええ 全然 OKですよ 神山さんは?」
「僕は由紀枝と祐子 カトリアーナを乗せるよ」
「カトリアーナが来ているんですか へぇ~ どうですか調子は」
「うん3人で練習に行っているよ」
「そうか 由紀枝さんも来ているのか わぁ~そうすると6枠7枠も
ある訳ね う~ん まあいいわ追加しなくても ふふふ」
「うん 当たる時は当るしね」
「そうですね それでは失礼します」
「うん では5時にお願いしますね」
由貴が出た後 洋子と神山は暫く食べ駅前寿司屋を後にした

次長室に戻る時に催事課の斉藤由香里が神山に
「はい これ 鈴や食品の黒江常務が先程来られて置いていかれたわ」
「えっ鈴や食品が へぇ~ ありがとう」
「ええ なんでも社長からFAXが来てお祭りだから参加しなさいって」
「そうか 時田さんからか ありがとう」
「それで催事課も乗せていただいたわよ ほら」
神山は投票用紙をみると催事課の面々が投票枠にサインをしていた
「それで金額と投票数は確認してあるわ 頑張ってね
私も1-8を買っているから」
「うん ありがとう」
神山は斉藤由香里に礼を言うと次長室に入った
「洋子 はい 鈴や食品の分だよ ほら時田さんからFAXがいって
お祭りだから参加しなさいって言われたみたいだよ」
「そうね でもねえ」
洋子は自分のノートパソコンにデーターを入力していると入り口の
ドアフォンが鳴った

洋子が話をすると東都食品の田宮副社長と秘書であり夫人の里香だった
「どうぞ よくいらっしゃいました」
「神山さん こんにちわ」
「でも 御殿場アウトレットの打ち合わせはまだですよ」
「今日は食品部長さんと打ち合わせがありまして それと 馬券の件で」
「えっ 東都食品さんに馬券?」
「ええ 時田社長さまからFAXを頂きまして 参加をさせて頂きました」
「なるほど ありがとうございます」
神山は馬券投票用紙と現金を受け取ると洋子に渡し
ゴテンバ グランド インのビール販売権の話や御殿場アウトレットの
内容を詰めると田宮副社長と里香は神山にお辞儀をして帰った
「洋子 田宮副社長 随分と僕と洋子を買ったみたいだよ」
「ええ 鈴や食品さんも東都食品さんも本命の1-2より
私と貴方の1-8に投票した人が多いわよ
鈴や食品と催事課が450票で22万5千円で東都食品さんが
980票で49万円です」
「でも ありがたい話だね そうやって応援して貰えるのは」
「そうね」

神山は次長席でゴルフの準備や今夜の事を考えていると電話がなり
「はい 神山ですが」
「わぁ~神山さん 私 本社人事の安井です こんにちわ」
「やあ こんにちわ 洋子ですか」
「ええ 今 伺ってもいいですか?」
「うん 大丈夫だよ」
「は~い 分りました 伺いま~す」
電話を切ると
「洋子 人事の奈々子ちゃんが来るよ 今の電話」
「は~い 分りました ありがとうございます」
暫くすると安井奈々子が次長室に訪ねてきた
「先輩 こんにちわ」
「こんにちわ どうもありがとう さあコーヒーでもどうぞ」
洋子は奈々子にソファーを勧めるとコーヒーを用意した
「はいこれが投票用紙と現金です でも先輩と神山次長の人気は凄いですね」
「ねえ 大変ね 人気があると」
「どうなんですか 神山次長 調子は?」
「うん 悪くは無いけど ただハンデがきついね 
だって僕が80で廻っても洋子が89で廻れば僕が負けだからね
彼女は85前後で廻るとしたら僕は74で上がらなければいけないから
結構難しいよ ただね何が起こるか分らないからね そこだよ」
「そうなんですか 私や他の人も神山次長に期待しているんですよ」
「うん ありがとう 頑張るよ」
安井奈々子は洋子と暫く話をして次長室を出ていった

洋子が席に座ると電話がなり出てみると亜矢子だった
「あら 亜矢子さんお久しぶり お元気ですか」
「ふふふ 洋子さんも元気そうね 私は元気よ
ところでね 明日の馬券ですけど 投票を締め切ったの
それで投票用紙をFAXしようかと思ったのよ
多分 貴方の事だからデーターを集めているでしょ」
「ええ ありがとうございます 助かるわ
色々とありがとうございます それで馬券はどうですか?」
「ええ 貴方と私の1-2と8枠の神山さんね 凄い人気よ
後は由紀枝さんの6枠かしら 1-2と1-8それから2-8が抜けて
多いわね そうそうあのクラブ使いやすいわね」
「ええ 力まなくても飛ぶしいいクラブよ ほんと」
二人はゴルフクラブの話を暫くすると亜矢子が
「洋子さん 神山さんに代わって頂けるかしら」
「は~い 分りました ちょっと待ってね」
洋子は神山に亜矢子からだと伝えると
「はい 神山です」
「ねえ 椿支配人からだけど 以前内藤様といかれたナイトクラブに
今夜利用するか聞いて欲しいと言われたのよ どうされますか」
「そうか そうしたら僕は利用しないけど4名利用でお願いしますよ」
「いいの 一人5万円よ」
「うん 着いたら渡すよ」
「わかったわ それから 私たちのお部屋のカードキーだけど
着いたら渡すわね
それから今夜のお部屋割りですれど 全員山側のお部屋 ジャック夫妻も
山側よ 私と由紀枝さんのお部屋は海側なのよ だから間違わないようにね」
「了解です それから朝食はどう?」
「ええ 申し込みをしてあるので山側のレストランで6時30分から
利用できますよ 大丈夫よ」
「そんなに早く利用できるの?」
「ええ 開店と同時よ」
「ありがとう 大体6時に着くようこちらを出ているのでお願いしますね」
「ええ 大丈夫よ」
「じゃあ」
「はい FAX送りますね」

電話を切り暫くすると馬券の投票用紙がFAXされてきた
洋子はFAXで送られた内容を確認すると亜矢子に電話をした
「ごめんなさい 度々 亜矢子さん確認ですが1926票の投票でいいの?」
「ええ 1926票よ 現金が96万3千円よ」
「は~い 分りました ありがとうございます」
「いいえ ごめんなさいね先程ちゃんと伝えないで」
「こちらこそ では今夜」
洋子は電話を切ると神山に
「先程の本社関係が1070票53万5千円です 亜矢子さんが纏めてくれた
ゴテンバ グランド インは1926票96万3千円ですよ」
「へぇ~ 椿さんもよく協力してくれたね」
「ええ そうね」
神山は次長席に戻ると内線電話がなった
「はい 神山ですが」
「山ちゃん 高橋です」
「やあ どうですか御殿場は」
「ええ 快晴ですよ 今着きました 桜川さんに部屋を案内されて
これからゆっくりしますよ」
「うん ゆっくりしてください」
「それで夕食時間が7時と聞いたんですけれど、、、」
「ええ 7時にステーキハウスで前夜祭ですよ 遅れないようお願いします」
「はい では」

神山が電話を切るとドアフォンがなり洋子が出ると
「こんにちわ アルタの小谷です」
洋子がドアを開けると小谷がニコニコして部屋に入ってきた
「神山常務 はいトトカルチョです ふふふ」
小谷美佳はゴルフバッグを置くとボストンバッグから投票用紙と現金を出した
神山が受けとり洋子に渡した
「美佳ちゃん まだ時間あるよ」
「ふふふ 30分位いいですか」
「うん いいよ」
「そうしたら30分したら戻ってきますね」
小谷美佳はゴルフバッグとボストンバッグを置いて部屋を出て行った
「そうか 杉田 翔と逢うんだ もうしっかりしているね」
洋子は現金と口数を確認すると神山に渡しながら
「うまくいっているのね いいわね若いと」
「おいおい 洋子はそれなりの美しさがあるよ」
「ふふふ まあお上手ね」







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