2014年2月22日土曜日

紫陽花 6 - 51 Vol. 2



No.6 150y Par3 レディースティー150y
ティーグランド20y付近からグリーン手前まで池になっている
ショートホールで左は5番ホールのラフに接近し
右側は9番ホールのフェアウェイに接近しているコース
池は広く大きく水面には逆さ富士を見ることが出来る
このホールと7番ホールは緩やかなのぼりになるが 共にティーグランドが
少し高く造られているので余り気にしないでティーショットが出来る 
ここのグリーンは第1組の4人全員が3パットとグリーンがうねり
更に受けているので非常に難しいグリーンになっている
第1組の洋子はしっかり打ったがバックスピンが強く池の方に転がると
スピードが速くなりグリーンからこぼれると池に入ってしまった
最初に打った亜矢子はグリーン左右にある左バンカーに入り2打目の
バンカーショットをピンより上に落としたががどんどんと下まで
転がったがなんとか止り そこから3パットをしてしまった
第2組はジャックが1番で打つがバックスピンが強く池に入れてしまった
次の内野は大嫌いな池を目の前にした時 すでに自己暗示にかかり
体が動かないで手打ちの状態でティーショットをした
今までの犠牲者はグリーンから転がり落ちた状況だが
内野の場合は水面に映る富士山めがけた池ポチャだった
美佳と涼子はグリーンにオンしたがこぼれてバンカーに入ってしまった
ジャックと内野は第3打も池ポチャでジャックが第5打で何とか
グリーンにオンすると小谷美佳が内野に
「せんぱ~い 乗せてください~ね」
この一言で第5打も水面の富士山に直撃した
たまりかねた篠原涼子が内野に
「次のボールがグリーンに乗ったらキスをプレゼントするわ」
内野は篠原涼子の顔を見ると少しの間 目を瞑り天を仰いだ
目を開けスタンスを決めると素振りもしないでティーショットをした
グリーン奥にオンしたがどんどん池のほうに転がるが
すれすれのところで止まるのを見るとほっとした顔で篠原涼子に
「ありがとうございます 何とか前に進めました」
篠原涼子と小谷美佳は顔を見合わせてクスクス笑い
「じゃあ ご褒美を上げてくるわね ふふふ」
篠原涼子は内野の傍に行くといきなり左のほほにキスをしニコニコしながら
「内野さん よかったわね おめでとうございます」
びっくりした内野は顔を真っ赤にして篠原涼子にお辞儀をしていた
ジャックはなんとか2パットで納めたがこのホールは4オーバーの7にした
内野は結局4パットでこのホール11であがった
小谷美佳はバンカーから出しセカンドニアピンの権利は得たが3パットの
ダブルボギーとした
一方 篠原涼子はバンカーから1回で出す事が出来ず3打オン3パットの
トリプルボギー6であがった
第3組1番は由紀枝でグリーンに乗るがこぼれてバンカーに入った
セカンドのバンカーショットはグリーン奥にオンしてニアピンにはならなかった
上手にパターで寄せたが下りが早く結局2オン3パットのダブルボギーとした 
カトリアーナも同様にオンしたがバンカーに入り3オン3パットの6とした
3番目の高橋はピン傍にオンしたがバックスピンが強くバンカーに戻り
2オン3パットの5であがった
最後のナタリーはみんなのボールを見て柔らかく打つが距離が出なくて
バンカーに捕まり4オン2パットの6であがった
最終組神山は前の組の高橋と同じ様にピン傍に落とすが
バックスピンが強くバンカーに戻され2オン3パットとダブルボギーだった
祐子 由貴 桃子は共にオンしたがバンカーに入りバンカーショット勝負に
なり祐子が先に打つがグリーン上につけて2オン3パットの5であがった
次に桃子が打つとバンカーから脱出しグリーンにオンしたがニアピンには
届かず2パットのボギーであがった
最後の由貴は綺麗にピン傍によせニアピンを獲得したが70cmを外し
ボギーであがった
「わぁ~ 由貴凄いね ニアピンだよ」
「ありがとうございます でもあの70cmが入らなかったから残念よ」
「あんなに曲がるなんて思わなかったよ しかし早いね ここは特に」
神山は7番のティーグラウンドに向う途中でキャディーに
「6番のグリーンが早く感じたけれど どうしてかな」
「神山さん 富士コースは今朝刈っているから同じだと思いますよ」
「今朝 短くしたの?」
「ええ この時期ですと2日か3日に1度刈りますよ
それから来週アマチュアの試合があるので特に短いのでしょ
今日もお客さん達の前には練習ラウンドをしているグループがありますよ」
「へぇ~ それでグリーンが早いのですね なるほど」
「そうよ 普段ならあそこはパーであがる人が多いのよ
でもあれだけ刈り込んでいると皆さんてこずるわね」
6番ホールのニアピンは4組の浜野由貴が獲得した

No.7 370y Par4 レディースティー350y
ここも3番と同じ様に緩やかなのぼりだがティーグランドが高いので
のぼりは感じないがランが出ない
殆どストレートだが280y付近で右に軽く曲がっていて
フェアウェイは230y付近が一番幅が広く第2打が打ちやすくなっている
250y左側にはバンカーがあり左に飛ばしすぎると捕まるし
右側には林が迫り出しているので真直ぐなボールが要求される
第1組は亜矢子 洋子 アレックスJr 田中の順で打ち フェアウェイを
キープしたのは亜矢子と洋子で洋子がドラコンの対象となる
良く飛ぶドライバーで共にフェアウェイをキープした洋子が亜矢子に
「ねえ 昨夜はどうしたの? 私たち待っていたのよ」
「ふふふ 神山さんは私たちの部屋に来て朝まで寝ていたわよ」
「まあ そうなの なんだ折角3人で待っていたのに」
「ほら 同部屋のアレックスJrさんに息抜きをさせたみたいよ」
「えっ、、、息抜き?」
「ええ ほら山側の2階にナイトクラブがあるのね そこの女性と一夜を
過せるように手配したと言っていたわ それで私たちの部屋にきたのよ」
「だったら私たちの部屋でも良かったのにねえ」
「ええ そうね でも山側だと部屋から出るときに誰かに見られると
不味いと思ったのでしょ ほら私たちの部屋は海側だからその点は安心よ」
「そうね そうすると亜矢子さんは一杯抱いて貰ったんだ いいな~」
「まあ 久しぶりだからね ふふふ」
「そうか アレックスJrさんも奥さんがもうすぐ出産といっていたわね
まあ こういう時じゃないと遊べないか」
「そうね 午後になると多分疲れが出てくるわよ きっと ふふふ」
「少し楽しみましょうか ふふふ」
「いい考えだわ そうしましょう」
洋子は第2打をミスショットで3オン1パットのパーであがった
亜矢子 Jr 田中も3オンをし2パットのボギーとした
第2組は小谷美佳 篠原涼子 ジャック 内野の順で打った
この組は全員がフェアウェイをキープし内野が良く飛ばし暫定ドラコンとした
全員が3オンをするがジャックと内野 篠原涼子が2パットのボギーで
小谷美佳は3パットのダブルボギーにした
篠原涼子が内野に
「内野さん 凄いわ もっとリラックスして打てばドラコンが一杯取れるわよ」
「ありがとうございます 涼子さんのお陰で上手に打てましたよ
次のホールからリラックスをして打ちますよ」
「そうね いやな事は忘れて打ってください」
第3組は庄司由紀枝 高橋 カトリアーナ ナタリーの順で打った
高橋はドラコンの旗が比較的近くに見えたので力んでしまい右の林に入れた
「あ~あ 肝心な所で曲がった あ~あ」
カトリアーナが高橋に
「今のスイングは完全に力んでいましたよ もっとリラックスよ」
庄司由紀枝とナタリーも
「そうそう カトリアーナが言う通り 力んでいたわ」
「みなさん ありがとうございます」
高橋は女性3人に対し お辞儀をした
庄司由紀枝 カトリアーナ ナタリー共にフェアウェイをキープして
由紀枝が第一組の洋子を抜き暫定ドラコンとした
この組は3オン2パットのボギーであがりナタリーだけ3パットの6とした
第4組は浜野由貴 安田桃子 神山 靑山祐子の順で打った
浜野由貴のボールはよく飛んだが左のラフにいってしまった
安田桃子は素振りをするとフェアウェイど真ん中に飛び第3組由紀枝の
ドラコンを僅かに抜き初めてドラコンを獲得した
神山だけが2オン2パットのパーであがり 女性3人は3オン2パットの
ボギーであがった
8番ホールに向っていると
「こちら第1組 洋子です 9番は200yのところに水路がありまして
田中さんがそこに落としました 右側は6番の池がフェアウェイ傍まで
迫っているホールで難しかったです 女性ドラコンは亜矢子さんで
男性はありません どうぞ~」
「は~い 4組祐子ですが 了解です」
「1組洋子ですが 2組の内野さんが左の池に入れてしまいました どうぞ」
「3組 由紀枝です 情報ありがとうございます 気を付けます どうぞ」
第1組の洋子 亜矢子 Jr 田中はハーフを終わりレストランに向った

No.8 500y Par5 レディースティー470y
ここから緩やかな打ち下ろしのホールでランが出やすくこのホールは
距離はあるがパーを出しやすいホール
200y付近から右に曲がり350y付近から左に曲がっている
ロングホールでフェアウェイ幅が広く設計されている
200y過ぎた左側には小高い丘の斜面があり 第2打のショートカットを
難しくしている
グリーンは第2打地点 約230y付近に行かないと見えない状態で
ティーショットを右側の木約180yを狙いフェアウェイをキープする
第1組は洋子 亜矢子 Jr 田中の順で打った
相変わらず洋子が飛ばしたが亜矢子も飛ばし暫定のドラコンとした
Jrは良く飛ばしたが右を狙いすぎてラフに入った
田中のボールは真直ぐに飛び200y超えた左の斜面にある小さな岩に当り
フェアウェイ真中に戻ってきた
洋子と亜矢子が
「わぁ~ 凄いわ 岩に当って フェアウェイをどんどん転がっていくわ」
「ほんと もっと転がれ~」
二人の願いが届いたのか田中のボールは350y付近まで転がった
洋子 亜矢子 Jrは3オン2パットのパーであがるが 田中は力んでしまい
残り170yの第2打をダフり3オン4パットの7であがった
第2組は美佳が6で他3人はパーであがった
第3組は由紀枝 高橋 カトリアーナ ナタリーの順で打った
由紀枝は左を狙いすぎ林に捕まり4オンするが1パットのパーであがった
高橋も由紀枝と同じ様に左の林に捕まり4オン2パットの6とした
カトリアーナとナタリーは真直ぐに飛びフェアウェイをキープしたが
第1組の亜矢子には僅かに届かなかった
カトリアーナは3オンしたがナタリーは第2打を狙いすぎて左のラフから
打つが またラフに捕まり結局4オン3パットの7とした
カトリアーナは2パットのパーであがった
第4組 神山 由貴 桃子 祐子の順番で打った
神山は右の林超えを狙い思い切りドライバーを振りぬくと
林を超えたあたりから左に戻るドローボールになり 距離は田中を完全に
抜いたがラフに入った
祐子や由貴らが
「ナイス ショット~」
「わぁ~ 凄いわ あんなに飛ばすのね きっとフェアウェイでドラコンね」
「そうね あの弾道だとそうとう飛んでいるわね」
由貴と桃子は左の林を狙い打つとフェアウェイをキープしたが
亜矢子のドラコンを抜く事は出来なかった
最後の祐子は左の林を越えたが少し左に行き過ぎてラフに捕まった
由貴と桃子は3オン2パットのパーであがるが 祐子はラフからの第2打を
ミスショットしこれもラフに入れ4オン2パットの6とした
神山は残り170yを6番アイアンで軽く打つとグリーンにのり
イーグルチャンスが巡ってきた
ピンまで9mで左側が少し高く傾斜していてキャディーが
「強く打って3カップ 弱いと5カップ位かしら」
神山は強く打ち外すと次はのぼりのラインになるので
カップの上を狙い綺麗にスライスラインを描いてカップに届いたが
僅かにカップの縁に嫌われカップを半周して2パットのバディーとした
3人の女性は自分の事のように残念がり
「もう少しね よくTVで見るけれど本当に残念ね 悔しいわ」
「私も入ったと思ったわ でも弱いとあそこまで届かないでしょ」
「そうそう ほんと難しいラインね 悔しいわね」
「まあ 仕方ないよ 変なところに乗せたから
さあ 気持ちを切り替えて池に落とさないようにしよう」
「ええ そうね」

No.9 390y Par4 レディースティー370y
アウト最終ホールは200yのところに水路がある
6番ショートホールの池がこの9番とイン18番を水路で跨ぎ15番の
ショートホールの池とつながっている
200yから35度右に曲がっていて右側120y付近から300y付近
まで6番の池がフェアウェイまで迫ってきている
緩やかな打ちおろしでティーグランドから見ると池がすぐ傍にあり
落しどころが非常に難しく感じられた
ティーグラウンドから見ると18番のピンが少し右に見えるが
9番のピンは更に右に位置している
フェアウェイ右側250y付近から300y付近まで18番ホールと
共用している長く大きいバンカーが構えている
第1組 洋子 亜矢子 Jr 田中の順で打った
洋子と亜矢子は共にフェアウェイ右の池を越えてフェアウェイ真中を
キープし亜矢子が暫定ドラコンとした
Jrは洋子や亜矢子と同じ様に右側の池を越えてフェアウェイに落とすが
ランが良く出て右のバンカーに入ってしまった
田中の第1打は前3人と同じ様に池を越す弾道をイメージしたが
途中からスライスして池ポチャをしてしまった
第3打は手堅くアイアンで打ち5オン3パットの8であがった
Jrはバンカーから出しただけのショットになり3オン2パットの5とした
洋子と亜矢子は2オン2パットのパーであがった
第2組 涼子 ジャック 内野 美佳の順番でティーショットをした
涼子 美佳はフェアウェイをキープしたが亜矢子のドラコンには届かなかった
ジャックのボールは右の池を越えてフェアウェイ真中に落ちて
暫定ドラコンとする
涼子 ジャック 美佳は3オン2パットのボギーであがる
内野が右の池を気にして左を向くがスライスボールで池ポチャし
6オン1パットの7であがった
第3組は由紀枝 カトリアーナ 高橋 ナタリーの順で打った
カトリアーナと由紀枝が飛ばしたがカトリアーナのボールが亜矢子より
僅かに前に出て暫定ドラコンとした
カトリアーナは2オン2パットのパーであがり
ナタリーは手堅く刻み3オン2パットのボギーとした
由紀枝は第2打をミスショットし3オン3パットの6とした
高橋は右の池を警戒しすぎて隣り18番の水路に入り打ち直しをし
5オン2パットの7とした
最終4組は神山 由貴 桃子 祐子の順番でティーショットをした
神山は前のホールでバディーを摂っているので勢い良くドライバーを振ると
右の池を真直ぐに越えフェアウェイ右側に残った
「ナイスショット わぁ~ 凄いわ 落ちないで わぁ~」
「ナイスショット わぁ~ ぎりぎりかしら わぁ~」
由貴達3人は前にあるレディースティーで神山のボールを見ていた
神山がキャディーに聞くと 
「大丈夫よ フェアウェイですよ でも良く飛ばすわね」
「そう よかったよ ありがとう」
神山は今日始めてのドラコンを獲得した
由貴 桃子 祐子とフェアウェイをキープするが
一番右を狙った祐子がカトリアーナのドラコンを抜いて 今日2つ目の
ドラコンを獲得した
由貴と桃子は2オン2パットのパーであがった
祐子の第2打はミスショットで50yしか飛ばなかった
「祐子さん 今 力んでいたわよ もっとリラックスよ」
「そうそう 折角のドラコンなのに 力むとだめよ」
祐子は反省をして2パットのボギーとした
神山は残り70yをピッチングウェッジでピンまで3mと寄せた
前のホールと同じ様にピン横につけたので今度はフックラインだった
神山は先程の感覚を思い出しパッティングするとラインに乗り
カップの上からインしてバディーであがった
「わぁ~ 凄いわ 連続バディーだわ きゃ~」
「きゃぁ~ 凄い~ 今度は入れたわ」
キャディーもようやくニコニコして
「よかったですね」
「ありがとうございます 先程のが参考になりましたよ」

5人は神山の連続バーディーで盛り上がりキャディーマスター室に行くと
「神山様 インスタートは12時08分のスタートです
10番はこの道の突き当りです お願いします」
「ありがとうございます そうすると1時間位ありますね」
「ええ すみませんね もう少し早いと思ったんですが
途中でコンペが入りました 済みませんね」
「いえいえ 土曜日だから仕方ないですよ では 午後もお願いしますね」
「はい 分りました」

神山たち4人がレストランに入ると第1組から3組まで隣り合わせの
テーブルで食べていた
第1組の洋子が神山に
「凄いパットを決めたのね もしかしてバーディー?」
「うん そうだけど、、、見えるの?」
洋子は席の脇にある窓を差すと神山は覗いてみた
「わぁ~良く見えるね なるほど上から見ると池の周りが分るよ」
「ねえ ごめんなさいね ドラコンやニアピンの旗は頂ける?」
神山はビニール袋に纏めてあるアウトの分を洋子に渡した
「わぁ~ 私のドラコンはなくなったんだ~ みんな凄いわ
9番のドラコンも亜矢子さんカトリアーナ 祐子さんか
あの亜矢子さんを抜いたのね よく飛んでいたのに」
「うん 祐子は右をギリギリに打っていたよ ほんと50cmずれたら
ラフだったね それと打ち出しがもう少し右に出たら池だったよ」
「そんなにギリギリを狙ったのね 凄いわね
そうそう スコアカードを頂ける? PCに入力しているのよ」
洋子は亜矢子やJr 田中達とビールを呑みながらPCにデーター入力をした

神山は洋子から第1組のスコアカードを見せて貰うと
「あれっ 洋子と亜矢子が一緒、、、へぇ~
うちも由貴と桃子が一緒のスコアだよ」
洋子がデーター入力を終ると神山や亜矢子に
「ねえねえ 凄い事になっているわ 画面を見て」
洋子が驚いた様子で神山に言うので周りに居たほかの組も見にきて由紀枝が
「あらっ祐子さんと一緒ね」
「由紀枝 スコアは祐子さんと一緒だけど 現在トップだよ
ほらここに1/2ハンディキャップがあるでしょ
グロスから引くと ここのスコアに反映するから 見てごらん」
「わぁ~ 本当だわ」
「しかしグロス42が5人いて 44が2人もいるんだ
もう男性群の優勝は完全に無くなったね」
洋子は更にドラコンやニアピンのデーターも見やすくすると神山に
「殆どの人がどちらかを獲得しているわね まだ獲得していない人は
涼子さん 美佳さん ナタリーね」
「う~ん まあこればっかりはね 運もあるしね
洋子 ありがとう 僕も席に戻って呑むよ」
「ええ インが終ったら貴方のお手伝いをするわね」
「いいよ ゆっくりお風呂に入りなよ」
「ええ 簡単にシャワーを浴びるわ」
「それから先程フロントにパーティー代16万円を払っておいたよ
一人5千円で16人で8万円 乾杯のシャンパンとワインも頼んだよ 
それにビールをたしても間に合うでしょ」
「ええ そうね あと追加をしてもそんなに掛からないでしょ」
「うん そうだね じゃ後でお願いしますね」

神山が席に戻ると祐子がみんなのビールやおつまみを注文しのが
テーブルに運ばれてきた
祐子や由貴 桃子が
「神山さん 連続バディーおめでとうございます かんぱ~い」
みんなに祝福されビールを呑むと隣りの席からカトリアーナと由紀枝もきて
「凄いわね 神山さん 昨夜あんなに頑張ったのに ふふふ」
由貴と桃子はそれを聞いて
「まあそんな いつくるか洋子先輩と待っていたんですよ もう」
「ごめんごめん 由貴たちの部屋に入る時はいいけれど出る時に
誰かに見られると不味いだろ だから海側の部屋にお邪魔した」
「まあ 由紀枝さんにやられたわ もう 由紀枝さん良かったわね」
カトリアーナが祐子や由紀枝と顔見合わせて
「ふふふ いい事教えましょうか、、、」
神山がすぐに下半身の事と察し
「いいよカトリアーナ 後で 勘弁してよ」
由貴と桃子がきょとんとして
「なになに 教えてよ ずるい~ もう」
「実はね 毛を剃ったのよ ねえ~神山さん」
「もう 勘弁してくれ~」
「ねえねえ どんな風に剃ったの?」                                  
「ふふふ つるつるよ 赤ちゃんみたいよ」
「わぁ~ 見たいな ねえ桃子ちゃん」
「ええ 見たいけれど 複雑な気持ちですよ
だってイメージすると何かそこだけ赤ちゃんじゃ、、、ねえ」
「ふふふ 近いうちに見てみたらいいわよ 可愛いわよ おちんちんも」

男性が神山一人に若い美人5人がキャ~キャ~と楽しく話していると
周りのゴルフ客もびっくりしていた
「おいおい 由紀枝とカトリアーナは席に戻って食事をしなさい もう
ほら 周りの人が変な目で僕の事を見ているよ」
「違うわよ 羨ましいのよ あの目は ふふふ お尻を振って帰るわね」
由紀枝とカトリアーナは回りの男性を意識して少しだけお尻を
振ってサービスしながら席に戻った
一方第1組のテーブルでは富士御膳が運ばれ豪勢な料理にみんな驚いた
神山は昨夜 洋子と食事の件で相談をして
「どうせだから 一番高い定食を注文しよう
その方が数が纏まっていれば早いし ねっ」
「そうしましょうか」
「うん 僕が払うんだし 喜んでもらえると思うよ
安いカレーを食べる気持ちも分るけれど お勧めのメニューを食べようよ」
「ええ そうね そうしましょう」
4人は一品一品を味わい食べていると亜矢子がJrに
「昨夜は如何でしたか? 楽しかったでしょ」
Jrと田中は昨夜 神山に連れて行かれたナイトクラブを思い出し
田中は顔を赤くした
洋子と亜矢子は田中の変化を見逃さなかった
洋子が田中に
「田中君 そんなに楽しかったの 教えて 内容を」
田中は折角の美味しい料理を食べられなくなるほど緊張した
Jrが田中を見て助太刀した
「うん 女性のコミカルでエロチックなステージを見たよ
楽しかったよ ねえ田中さん」
「ええ そうでした 楽しかったです」
田中は下を向いたまま洋子と亜矢子に答えた

洋子と亜矢子はJrに
「それだけ Jr 今朝早く部屋から出ていった人がいたわね」
アレックスJrはドキッとし慌てているのが顔に出た
洋子と亜矢子は顔を見合わせて頷くとそれ以上追求しなかった
「亜矢子さん 美味しいわね」
「そうね洋子さん しかし男性はこういう機会がないと遊べないわよ」
「そうね まあ男性が元気な証拠ね ふふふ」
この言葉を聞いたJrが洋子に
「そうなんですよ ほら奥さんがもうすぐ出産でしょ だから、、、」
自分から白状したJrに亜矢子と洋子は
「それで 朝まで頑張ったの?」
「うん 久しぶりだよ 本当に」
「まあ 良かったわね でも奥さんに知れると怖いわよ ねえ洋子さん」
Jrはしまったと思ったが遅かった
洋子と亜矢子はニコニコしながら楽しく食事をしたが
Jrと田中は料理を味わう事無く食べ終えた

第2組のテーブルではグロス成績が悪い内野を励ましながら
楽しく食事をしていた
第3組では高橋が美女に囲まれて鼻の下を長くし楽しく食事をした
由紀枝やカトリアーナ ナタリーにニコニコしながらビールや日本酒を
勧められると嫌と言えずに呑み顔が少し赤くなった
特に由紀枝とカトリアーナのポロシャツの前ボタンを外してある隙間から
豊かな乳房が覗いているのでもうメロメロになっていた
横に座っているナタリーと話す時でもポロシャツから覗く乳房を見ていた
時々昨夜のフロアレディーとの楽しいひと時を思い出したりした
第4組のテーブルは由貴と桃子が神山に早急に逢う事を迫っていた
食事が終った1組がレストランを出ると順番にレストランを出て
スタート時間まで練習グリーンで話をしたりして過した
第1組から4組までのキャディーがカートを運んでくると全員が
キャディーと一緒にインの10番に向った

ここのキャディーは若くて綺麗な女性が多いがこのパーティーの
女性軍には負け神山に
「若くて美しい方ばっかり 羨ましいですわね美女に囲まれて」
「ははは キャディーさんもその中に入って居るでしょ」
「もう お上手な事 でも楽しいメンバーですね 1組のキャディーや
みんな言ってますよ 楽しくゴルフをされているって」
「そう ありがとうございます まあ普段通りですが楽しくて良いですよね」
「ええ みなさんが楽しく笑顔でプレーをされると私たちも嬉しいですよ」
「まあ これだけ女性が多いと余計に楽しいですね
多少 気を使いますけれどね」
「ふふふ でも皆さんしっかりされたお嬢様ばかりですよね」
「えっ 1組はお嬢様じゃないでしょ」
「まあ 女性は幾つになってもお嬢様でいいのよ」
「歓びますよ あとで伝えておきますよ お嬢様」
「まあ またお上手ね」
神山がキャディーと話していると祐子が神山に
「神山さん 1組が次の番になりましたよ 何か報告はありませんか?」
神山はみんなを集めて
「馬券ですが現在 5枠6枠7枠の方が活躍しています
え~私を含めもっと頑張りましょう 以上ですが 洋子何かある?」
「ええ ジャックさんと高橋さん プレーが終ったら入浴前に
フロント右奥のパーティー会場に私がいますのでスコアカードを
提出してください 会場には神山杯と看板が出ています お願いします」
「では みなさん頑張って楽しみましょう」

No.10 380y Par4 レディースティー360y
ここはフェアウェイの幅も広く造られているが
230y付近で右に軽く曲がり右側全体が緩やかな下り傾斜になっている
第1組 洋子 亜矢子 Jr 田中の順番でティーショットをした
洋子は右側ギリギリを狙いフェアウェイをキープすると
亜矢子は更に右側を狙った 打った瞬間に崖に落ちるかどうかギリギリだった
ボールが放物線を描いて落ちてくると崖とフェアウェイの間にあるラフに
落ちたが岩にあたり大きく跳ねるとグリーンの方向に飛んでいった
見ていたほかの組からも拍手がわき 亜矢子は照れていた
Jrと田中はフェアウェイをキープできず田中は3オン2パットのボギー
「まあJr どうしたのかしら」
「ふふふ もう効果が出たのかしら」
「崩れるわね ふふふ」
洋子と亜矢子はJrが午前中のスイングと違っているのを見ていた
Jrは4オン2パットとダブルボギーにした
洋子と亜矢子は2オン2パットのパーであがった
第2組は涼子 ジャック 美佳 内野の順でティーショットをする
ジャックは右側崖狙いで打つが飛びすぎてフェアウェイを
突き抜け左側ラフに捕まった
3番目は美佳の打順だったが間違えて内野が打ってしまうと美佳が
レディースティーから大きい声で
「せんぱ~い 私ですよ もう 今回は許してあげます」
それを聞いた後の組のカトリアーナや由紀枝そして祐子や由貴などから
きびしい非難を浴びた
「内野さ~ん 1ペナですよ ルール違反ですよ」
「そうそう 先輩でも守ってくださいね 美佳ちゃんが可哀相」
内野はみんなにお辞儀をして謝り美佳に
「美佳 ごめんなさい あの~ドラコンの金貨1枚で勘弁してくれるかな」
「いいわよ ありがとうございます」
美佳は傍にいる仲間に
「内野先輩から金貨1枚頂きました~ ふふふ」
ジャックは2オン2パットのパーであがり
美佳は手堅く刻むと3オン1パットのパーであがった
涼子も手堅く刻むと3オン2パットのボギーであがった
内野は第一打を左のラフにいれて第2打もラフから打ち3打目でオンをした
ピンまで距離があり3パットの6であがった
第3組はカトリアーナ ナタリー 由紀枝 高橋の順番だった
カトリアーナはナタリーと由紀枝に相談をして高橋に
「高橋さん 応援するから先に打っていいですよ ねえみんな」
「ええ 頑張れた・か・は・し フレーフレーた・か・は・し」
「では お言葉に甘えまして 先に打たせて頂きます」
高橋はサングラスを掛けサンバイザーをしている3人がみな同じに見え
第1打は左のラフに打ち込んだ
それを見た3人はお尻を高橋に突き出してプリプリ振ると
「もう 応援したのに 残念ね ねえカトリアーナっ」
「頑張ってください~ね」
もう一度お尻を振りながらレディースティーに向った
4組のキャディーが大笑いして神山に
「いつも あのように楽しいのかしら」
神山が答える前に祐子や由貴 桃子が
「ええ そうよ 高橋さんに頑張ってもらいたいのよ ねえ祐子さん」
「じゃ私たちも神山さんを応援しようかしら」
キャディーが笑うと神山が
「おいおい 分ったから集中させてくれ お願いしますよ」
それでも3人はまだ時間があるので揃って後ろを向き神山にお尻ダンスをした
お揃いのポロシャツとスカートを穿きお尻の形も似ていて絵になった
キャディーも大笑いして神山に
「このパティーの男性は羨ましいですね 本当に」
第3組のレディースティーではカトリアーナがフェアウェイをキープするが
亜矢子のミラクルショットには届かなかった
ナタリーと由紀枝は左のラフに捕まった
高橋が4オン3パットの7であがりナタリーとカトリアーナが5であがった
由紀枝はラフから4打目でオンして2パットのダブルボギーであがった
第4組は神山 由貴 桃子 祐子の順番で神山は男性ドラコンが
今まで誰も出していないのでフェアウェイをキープすればドラコンだが
亜矢子のドラコンを抜きたくドライバーを右側すれすれに振ると
フェアウェイギリギリに入り亜矢子のドラコンを抜いた
由貴 桃子 祐子は全員フェアウェイをキープしたが亜矢子には届かなかった
祐子と由貴が3オン2パットのボギーであがり
桃子は4オン2パットダブルボギーの6とした
神山は残り80yをサンドウェッジで打つとピン5mにつけるが
最初のパットが決まらずに2パットのパーであがった







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