6月21日 日曜日 快晴
久しぶりに早起きした神山は2人を起こさないようベッドを出て
バルコニーでビールを呑みタバコを吹かした
早朝は気持ちがよくすがすがしい気分で庭をみていると
昨日貰ったゴルフクラブを試したくなった
ガレージから昨日のゴルフクラブを出すと庭で素振りをした
内藤社長から貰ったクラブと振り比べるとシャフトが少し硬く感じられ
実際にゴルフボールを打ちたくなったが素振りだけにした
暫く素振りをすると2階のバルコニーから祐子とカトリアーナが
「わぁ~ 凄いわ 練習熱心ですね」
「やあ おはよう 早いね」
「ええ 昨夜は早かったでしょ 目が覚めました」
「ほら 庭に出て運動したら 気持ちがいいよ」
「は~い 分りました」
庭に祐子とカトリアーナが来ると神山はゴルフスイングを教えてあげた
「祐子 上手になったね 一緒にまわっている時も思ったけれど
練習場のときと全然違うよ 軸のブレが無いよ」
「わぁ~嬉しいわ ありがとうございます」
神山はカトリアーナのフォームもチェックし
「カトリアーナ 左の壁を意識すると重心移動がスムーズにいくよ」
話を聞いていた祐子が体を触りながらカトリアーナに教えると
「そうなのね 分るわ ありがとうございます」
熱心に練習をしていると神山はおなかに空腹感を覚え祐子に
「祐子 早いけれど朝食にしないか」
「えっ まだ6時ですよ 準備をなにもしていませんよ どうしましょう」
「そうか でもおなかが空いたよ」
「祐子さん 私もお腹が空いたわ」
「神山さん ホテルのバイキングにしましょうか」
「おっそうだね オープン時間を聞いてみるよ」
スタジオに戻り電話で聞いてみると朝6時30分の営業開始とわかった
「祐子 6時30分から食べられるから歩いていこうよ
シャワーを浴びて仕度をすれば丁度いい時間だよ」
「は~い 分りました そうしましょう」
3人は再び2階の主賓室に戻り風呂に入り汗を流した
神山は支度をして1階のスタジオで待つと 祐子とカトリアーナが部屋から
出てきて 神山に着ている物を見せた
「うん セクシーで 決まっていますよ」
「良かったわ ねえカトリアーナ」
3人は ゴルフの話をしながらスカイハイホテルまで歩いていった
6Fのレストランに入るとまだ 満席ではないが結構 席が埋まっていた
神山達は好きな料理を選び席に戻ると ビールを注文した
話題の中心は新しいゴルフクラブで 祐子やカトリアーナも
次回のゴルフコンペでは絶対に 昨日以上のスコアを出すと話していた
「しかし 二人とも凄いスコアで回ったね 大したものです」
「そんなぁー 神山さんだって午前中は37だったでしょ 驚いたわ」
「そうよ このままだと午後はもっといいスコアで回ると思ったわ」
「ははは そこがゴルフさ 思ったようにいかなかったね」
「でも グロスで75って もうハイアマチュアじゃないですか」
「うん たまたまだよ やはり練習しないと駄目ですね」
靑山祐子とカトリアーナは頷きあって
「神山さん 午前中はゴルフの練習をしてもいいですか」
「うん 大丈夫だよ 今夜はバーベキューだから 4時ごろまでに
帰ってきてくれればいいよ うん」
「わぁー 本当ですか ねえ カトリアーナそうしたら
午後はここのプールで泳ごうか?」
「いいわね でも 水着が無いわ 向こうに置いてあるから」
神山が
「そうしたら 代々木に打ちに行くんだったら 帰りに渋谷で買えばいいよ
先日 買った場所は覚えているでしょ」
「ええ でもそんなに何着もいいんですか」
「うん そうだ 祐子も一緒に買えばいいよ ねっそうしなさい」
神山はそういうと祐子に20万円を渡した
「これで ゴルフと水着と お昼は美味しいものを食べなさい」
祐子はニコニコして受け取り カトリアーナと喜んでいた
食事が終わると タクシーでスタジオに戻り神山は30分寝た
「神山さん 起きてください 30分過ぎましたよ」
「ふぁー すっきりした ありがとう」
神山は2階の主賓室にある風呂でシャワーを浴びた
出かける支度を済ませスタジオに行くと 祐子とカトリアーナが
「では 神山さんを見送ったら 練習に行ってきます」
「うん 気をつけてね なにかあったら携帯までね」
「はーい 分かりました 行ってらっしゃい」
神山は二人に見送られ 蒼いBMWで銀座に向かった
次長室には9時ごろ着き コンペの後片付けなどをしていると
直ぐに30分や1時間経ってしまった
次長席の周りが綺麗になり 仕事をしようとした時 電話が鳴った
「こちらは警備室ですが 神山次長さんはいらっしゃいますか」
「はい 私ですが」
「おはようございます 実はお中元が一杯で取りに来て欲しいんですが」
「そうか 分かりました 伺います」
神山は隣の催事課から台車を借りる時 たまたま杉田に捕まり
「先輩 お疲れ様でした 凄いスコアでしたね」
「うん たまたまさ でも早いな」
「ええ 昨夜 美佳から聞きました」
「そうか 上手く行っているみたいだね」
「それで 実は少し相談にのって頂きたいんですよ」
「うん いいよ そうしたら 荷物を持ってきてからにしようか」
「大丈夫ですか」
「うん いいよ」
「では お電話をお待ちしています」
「うん じゃ 借りるね」
神山は杉田と別れると 別棟にある警備室に向かった
「はい 神山次長 これだけあるんですよ」
警備員は段ボール箱に入れて 整理してある中元の山を見せた
「はぁー 凄いなこれは」
元々警備員が待機をしたり 小休憩で使う休憩室が中元のダンボールで
休憩できない状態になっていた
神山は5往復して警備室から運ぶと 今度は次長室がダンボールの
山になり どこに動かしても 邪魔になってしまった
「参ったなぁー しかしこれから本格的なお中元かー」
神山はビールを呑むと 杉田に電話をして
「はい 杉田です」
「うん 今だったらいいよ こっちの部屋に来る?」
「いいんですか 伺っても?」
「うん どうぞ」
電話を切ると 杉田が次長室に入ってきた
「わぁー どうしたんですか」
「ははは お中元さ 困ったよ そうそう内緒だよ いいね」
「ええ それは 内緒ですけれど 凄いですね へぇー」
神山は冷蔵庫から缶ビールを取り出し 杉田に渡すと
「頂きます」
「うん 僕も多少は話を聞いているが」
「ええ 両親も妹も僕が婿になる事に 賛成なんですよ」
「うん いいじゃないか 何が不満なんだ」
「ええ そうすると今度は妹が 婿を取らないといけなくなるでしょ」
「うん そうなるな」
「そうすると 妹の自由を奪うようで なにか後ろめたさがあるんです」
「そうか そこを悩んでいるんだね」
「ええ 美佳さんとも上手く行くと思っているんですが そこだけです」
「翔 美佳さんの場合は お兄さんが亡くなっただろ
でも 翔の妹さんは 話しをしようとしたら 直ぐに話せるじゃないか」
「ええ そこも考えていますよ でも どうなんでしょうか
実際問題 僕が居なくても大丈夫だと思うんですよ
でも なんか妹を一人にするのが 可哀想な気がして、、、」
「翔 妹さんももう子供じゃないよ もう少し大人として見ないと
それに 翔の問題じゃなくて 妹さんの問題だろ
これから未知の事を くよくよ考えても時間の無駄だし
それに 返事を待っている美佳さんに対しても 失礼になるよ」
「そうですね うーん 未知の事をくよくよ考えないか、、、
分かりました 先輩 もう一度妹と話してみます」
「うん 僕は大丈夫だと思うよ かえってスッキリって言われたりして」
「またぁー 先輩 それは無いでしょ もう」
「ははは 結構そうかもしれないぞ まあしっかり相談しなさい」
「はい ありがとうございました」
神山は翔を見送ると お中元の整理に追われた
包装紙に張ってあるお届け伝票を 綺麗に切り取り纏めて 包装紙も
ダンボールに捨てていくと直ぐに一杯になった
商品をギフトボックスからだしダンボールに入れ替えても
それでもダンボールの山は無くならなかった
神山は次長席の上を綺麗にすると 仕事に集中した
11時30分を過ぎた頃に 洋子が出勤してきて
「まぁ どうしたんですか おはようございます」
「ははは お中元さ 困ったもんだよ 朝から一仕事さ
だって 警備員の控え室がこれで埋もれていて 休憩が出来なかった」
「わぁー そんなに でも 凄いわね
そうそう 昨日はお疲れ様でした ありがとうございます」
「うん お疲れ様 助かったよ 洋子のお陰さ」
洋子は嬉しくて神山にキスをすると 電話が掛かってきた
「ハイ 次長室です」
「洋子さん こんにちわ 秋山です」
「こんにちわ もしかして」
「そうよ 印鑑と台車を持ってきてね 前回の倍くらいあるわ」
「えっ 前回の倍ですか」
「そうよ 袋が12個よ 神山さんが居たら手伝ってもらった方がいいわ」
「はい ありがとうございます 分かりました 伺います」
洋子は電話を切ると神山に 本社秘書室に書留が沢山来ている事と
一人では持てないので 手伝って欲しい事を伝えた
「えっー そんなに来ているの もう 仕事が出来ないな もう」
「はいはい 行きましょうね そうだわ 配当金も持って行きます」
「うん そうだね」
神山は催事課で台車を借り 本社秘書課へ向かった
8階でエレベーターを降りると 本社人事課の神山ファンから
「神山さん 応援していたのに 残念です 悔しいです」
「うん 調子は良かったんだ でもね女性のハンデには勝てなかった」
「次は頑張ってくださいね 応援していますから」
「うん お願いしますね」
神山と洋子は秘書課に行くと
「ねえ 社長はいらっしゃる?」
「ええ いらっしゃるわよ 入る?」
洋子は神山を見て 頷くので 時田と会うと申し出た
秋山が副社長室で確認すると
「どうぞ お入りください」
神山は台車を秘書課に預けて 副社長室に入った
時田は二人を見て
「山ちゃん 久しぶりに着てくれたな」
「はい いつも応援をしてくださいまして ありがとうございます」
「まあまあ ここに座りなさい 洋子も」
二人は勧められるまま ソファーに座ると
「しかし 昨日は二人とも残念な成績だったな」
「まぁ おじ様 早いですね」
「うん 内藤さんから電話があったよ わしも6-7は1票だからな
彼は穴狙いで 10票も買ったって言っていたよ 残念だ ははは」
「はい これが配当金です」
洋子は投票クレジットと2万5千円を時田に渡した
「うん ありがとう しかし山ちゃん グロスがいいな 75なんて
凄いじゃないか 今度教えてくれよ 頼みます」
「ええ あれはメンバーが良かったのと たまたまですよ」
「聞いたぞ 新しいクラブだって そんなに良いかな」
「ええ 力をセーブした方が真っ直ぐに飛ぶんですよ 僕もまだまだ
練習不足ですが それでもよく飛びましたよ お勧めです」
「よし アレックスのニューモデルだな」
「ええ」
時田は秘書の秋山を呼ぶと引き出しから100万円を出し
「なあ 申し訳ないけど ゴルフ売場で 神山次長と同じクラブ
そうだアレックスのニューモデルを買ってきてくれ」
神山は金額を見て
「社長 クラブセットで135万円ですよ」
「えっ そんなに高いのか うん分かった」
そういうと 財布から35万円を出して
「じゃ 秋山君 頼んだよ」
「まあ どうされたんですか
暫くプレーしないって先日お話されていたのに ねえ 洋子さん」
「うん クラブを変えればスコアだって 良くなるさ ははは」
神山達は話が一区切りついたので 台車に書留を積んで次長室に戻った
「わぁー どうしよう もう 仕事が出来ない あーあ」
「まあ 贅沢な悩みですね さあ 現金だけでも片付けましょうよ」
神山と洋子はお届け票を綺麗に切り取りながら 現金やギフトカードを
次長席に積んでいった
「まあ ご丁寧に 桐の箱に入れて来ているわ」
「うん その箱代だけでも 大変だよ」
洋子も少し呆れながら 整理するとようやく終わり
「凄いわね 全部で472社から来ていたわよ」
「へぇー もう 日本全国だね これは」
「でも 協会のお中元は無いんでしょ こちらには」
「うん でも混ざっているよ 見た事無いところが多いし 困ったな」
「はいはい 現金が3億1千2百万でギフトや商品券が4千1百万よ」
「うん ありがとう そうしたら 雛形があるでしょ
それを使って お礼状を出しておいてください 郵税は出すからさ」
「大丈夫よ 軍資金から出しておきますから しかし凄いわね」
「ははは 仕事が出来ませーん もう いっそうの事止めようかな」
「なにを言っているんですか まだまだ止めないでくださいね」
「そうだね よし 今日はどこに行こうか」
「今夜がお肉だから お寿司がいいわ」
「築地にするか」
「ええ 聞いて見ますね」
洋子は築地のいせ丸に電話をして 空いているか確認すると
「はい 分かりました ねえ あなた 空きが無いんですって」
「そうか そうしたら 店のうなぎでも行くか」
「わぁー 嬉しいわ」
二人は現金やギフトカードをダンボールにいれ造り付けの棚に仕舞った
神山と洋子は鈴やのうなぎ屋に行くと 時田とばったり会い
「おう よく会うな うなぎか?」
「ええ そうよ おじ様もうなぎですか?」
「うん 暫く食べていないからな 一緒にどうだね」
「ええ お願いします ねえ 次長」
神山は少し照れながら 頷いた
奥にある特別座敷に通されると 時田が神山に
「山ちゃん あのクラブだが わしの店にはもう在庫がないんだ
欲しい時に 無いんだ 困ったもんだ 今度の水曜日になんとしても
あのクラブで 隣をやっつけようと思っていたんだが 上手く行かないな」
「えっ 隣って 三山百貨店ですか」
「うん あそこの店長がわしと同じハンデで いつも勝ったり負けたりだが
ここ3回くらい 負け続けているんだ だから今回は勝ちたいんだ」
銀座にある鈴や百貨店や三山百貨店など 中央通りに面した大きな
店舗で構成されている 銀座中央会があり 1ヶ月か2ヶ月に1回
ゴルフの親睦会が開催されている
「そうですか 3回も続けてだと 少しがっかりしますよね」
「うん だから先月も負けた時は 少し休もうと思っていたんじゃ
ところが 山ちゃんの成績を聞いたら やる気が出てきたんだよ ははは」
神山はそこまで聞くと 自分の成績は自分だけではなくて
このように他人に希望も与えていると感じていた
「ところで よく売れているんだな 入荷が何時になるか判りませんだと
アレックスは出荷調整をしているんじゃないか なあ山ちゃん」
神山はアレックスの最高責任者として そのような事は無いと思ったが
果たして そこまで調整する余裕は無いと思っていた
「多分 調整ではなく 生産が追いつかないのだと思いますよ
現実に その調整をしても アレックスは儲からないですよ」
「そうだな うーん 困ったな」
神山はアレックスJrに電話をして聞いてみる事にした
「すみません ちょっと電話で確認します」
そういうと席を外し 携帯電話でアレックスJrに電話をした
「神山さん こんにちわ 昨日はお疲れ様でした」
「やあ お疲れ様 ところで聞きたいんだけど 例の僕が持っている
クラブだけど うちのお店に在庫が無いんだよ どうなっているのかな」
「うん 神山さん あのクラブはもともと生産が少ないんです
だから 無くなると 入荷時期がはっきりしないんですよ」
「そうか そうすると 会社の倉庫にはあるのかな?」
「神山さんが買うんですか?」
「うん 普段お世話になっている人が 欲しいけどって」
「ちょっと待ってね 在庫を調べるから」
アレックスJrはPCで在庫を調べると まだ少しあるので
「神山さん 今日中に来れれば大丈夫だよ」
「そうか そうしたら送ってもらえるかな?」
「うん そうしたいんだけど ほら現金で決済しないといけないし」
「じゃ 立て替えておいて欲しいな」
「うん 実は昨日 帰りの車の中で ばれてしまってお金が無いんだ」
「ああ あの件がばれたの?」
「うん ナタリーと涼子にお金を取られた 口止め料 高いんだよ」
「ははは そうか 仕方ないな わかった じゃ今日中にいくよ
だから 1セットは必ず確保してください そうそうパターと
キャディーバッグもお願いね 全部で145万円だよね」
「うん 助かる 正規の値段なら抑えます 了解しました」
「ははは お願いします」
神山は席に戻ると時田に
「すみませんでした 何とかあります ご用意できます」
「おお そうか ありがとう よかった」
時田は秘書課に電話をして大至急 お金を持ってくるよう指示をした
「社長 いいですよ いつも応援をして頂いていますから
今回は私から プレゼントさせて頂きますよ」
「うん ありがとう その気持ちで充分じゃ」
時田は機嫌がよくなり 仲居に蒲焼の追加と日本酒を追加した
仲居が襖を閉めて直ぐに襖が開いた
「あら 神山次長と洋子さんもご一緒だったの」
「おう 秋山君 君は済んだのか」
「いいえ まだです」
「そうか そうしたらどうだ 一緒に」
「いいえ そんな 私はご遠慮させて頂きますよ ありがとうございます」
「うん 分かった」
「社長 こちらです」
時田は包みを受け取り頷くと 秋山はお辞儀をして襖を閉めた
「さあ 山ちゃん これで買ってきてくれ お願いします」
「はい 分かりました」
神山が包みを受け取ると洋子が
「おじ様 あのクラブって 力を入れすぎない方が いいですよ」
「おう そうか それでよく飛ぶのか」
「ええ 神山もそうですが 力むと練習不足で左や右に行きますが
もう 何も考えないで軽く振れば 真っ直ぐですよ」
「うん わかった 洋子もいいスコアだしな よし頑張るぞ ははは」
洋子と神山は昼食をゆっくりと摂ったので部屋には14時に戻った
「ねえ洋子 この包みだけど500万だよ お駄賃として貰い過ぎだよ」
「そうね ねえ そうしたらシューズとかスラックスとかは」
「そうか アレックスで揃えてプレゼントすればいいか」
「そうよ 喜ぶんじゃない きっと」
「そうしたら 社長のウエストやウェアサイズを聞いて
売場で買おうよ それでクラブは僕が取りに行くから 揃ったら
持って行ってあげれば 喜ぶんじゃないかな」
「そうね そうしましょう」
「じゃ 洋子 頼みます 30分寝かしてね」
「私も 少し寝かせてね ふふふ」
二人はソファーに横になると直ぐに寝て 目覚ましで起きた
「じゃ 洋子 お願いしますね 代金はこれを使って」
神山は午前中に整理したギフトカード50万円分を渡した
「まさか こんなに必要ないでしょ」
「うん スラックスを2本とかさ ポロシャツを3枚とかさ ねっ」
「そうね 分かりました」
「じゃ 僕は 急いで行ってくるよ すそ上げも忘れずお願いしますね」
「はーい 了解でーす 行ってらっしゃい」
神山と洋子は別々に行動を起こし30分すると神山が先に戻っていた
洋子は時田に分からないように股下寸法を聞くのに時間がかかり
「ごめんなさい ようやく終わりました」
「ご苦労様でした ありがとう で足りた?」
「ええ 充分に足りました はい お釣りです」
「うん 洋子 取っておきなさい」
「わぁー ありがとうございます」
神山がソファーでビールを呑んで寛いでいると
「ねえ 欲しくなちゃった 夜まで待てないの ふふふ」
「おいで」
洋子は神山の隣に座ると キスをして身を任せた
神山も5日ぶりの洋子に 下半身が反応し直ぐに肉棒と化した
洋子が神山のショーツを下げると まだ伸びきっていない毛に
「わぁー まだじょりじょりするわね でもいいわ」
「うん 困った事だ このお陰で昨夜もお預けさ とほほ」
洋子もパンストとショーツを下げると すでに濡れていて
いつ挿入されてもいい状態だった
「洋子 凄いぞ 今日は べちょべちょだよ」
「恥ずかしいから そんなに言わないで 早くください」
神山は洋子をソファーから降ろすと 後ろ向きにさせ挿入した
暫くと言ってもたった5日しか見なかった お尻だが
白く透き通る肌が 昼の外光で眩しさを増していた
神山は昨日 毛のせいで祐子やカトリアーナと交わっていないので
元気は有り余っていた
腰のスピードを上げると洋子は直ぐに果ててしまい
神山も膣に負け簡単に果ててしまった
「あーあ さっぱりしたわ さあお仕事お仕事 ふふふ」
「あのー あのさ 痛くなかった」
「ええ 最初はちくちくと痛かったけど 慣れると大丈夫よ」
「そうか じゃ今夜は剃らなくて 大丈夫かな」
「でもね 初めてだったら どうかしら うーん」
「そうか 洋子も絵美さんが初めてと思うか、、、」
「ええ だと思うなぁー でもこればっかりはね」
「そうだね まあ当って砕けろかな ははは」
「さあ おじ様のところに行きましょうよ」
神山は頷くと 洋子と次長室を出た
.