「嬉しいですわ 麺の固さは人それぞれ好みが違いますので正直
どちらにするか迷いながら作りました」
「すっかり 久保さんのファンになりました」
「その様におしゃってくださると 作りがいがありますね」
二人は他愛の無い話しをしながら小腹を満腹にさせた
祥子が後片付けする間 出されたブランディーを口にしながら
夜景を楽しんでいた
ガラスに近づき自分が住んでいる横浜が見えるか確認していた時
「ベランダに出るともっと周りが見渡せますよ」
祥子が後ろから声を掛けてきた
自分もブランディーを楽しんでいた
「このベランダ結構広いですね」
「ええ 下見の時 この広さが疲れを癒してくれると思いました」
ベランダには可愛らしいガーデンチェアーセットが置かれていた
「神山さん ベランダに出てみますか」
「そうしたいですがその前に仕事を終わらせてしまいましょう」
「は~い そうしましょう」
神山はテーブルに戻る祥子の後姿をみて目じりを下げてしまった
祥子のオシリは適度な大きさだがツンと上を向いている男心を
そそるもので ビジネススーツでは秘密の部分だった
(こんなにいいおしりをしているんなら
普段からもっと一杯見せてもらいたいなぁー)
「神山さん は・や・く~ こちらに来てください」
祥子はアルコールのせいか 少し甘えた言葉に成っていた
それとも自分が提案したレイアウトを神山に褒められた事で
甘えているのか考えながら 神山は祥子の隣に座った
座る時に図面を見るより先に手が届くところにある
豊満で形の良い胸に目が行ってしまった
二人きりの密室で見事なプロポーションと豊かな胸そして
形の良いオシリを見せられたらたまったもんではない
神山は勝手な想像をしてしまい そんな自分に恥じていた
「神山さ~ん このエントランスにある陳列台どう思われますか~」
「僕もさっき拝見した時思っていたのですがもう少し幅を広げると
小物を陳列できるスペースが出来るのではないかと見ていました」
「やっぱり 私も何か足りないな~ と思っていたんですけど~
答えはそこにあったのですね ありがとうございま~す
早速 明日現場で施工の方と打ち合わせをします」
「ええ 全体を幅広くするのではなく このストック部分と
一番下の棚の幅を広げてください ストック部分は30cm手前に
出して 棚板は15cmも出せば効果は違ってきますよ」
「素適なアイディアをありがとうございま~す」
「だ・け・ど なんか階段みたいですね」
「ええ この様な陳列方法は見せながら売る方法です
上にある商品群が下の商品を邪魔しなくていいでしょ」
この上原での商品展開は服飾中心だが 小物アクセサリーを
ポイントで使いイメージアップをする販売戦略だった
神山が提案したのは普通の棚什器にデコレーションが
出来るスペースを確保したものだった
「この什器は既製品ですか? それとも特注品?」
「全部新規に制作して頂く什器です」
「そうしたら フロント部分のこの直線ですが
この様に少し丸みを出したほうが柔らかくなりますよ」
メモ用紙に簡単なデッサンをしていると暖かい吐息を感じ見ると
直ぐそばに祥子の顔があった
祥子は神山の描く什器の形をしっかりと理解していた
鉛筆を置き
「これで 大丈夫 これだけ優れたレイアウトならば売れますよ」
「ほんと~ 凄く助かります ありがとうございます
でもね 実は神山さん もう一つ困り事があるの~」
「えっ だってこんなに良いレイアウトをしていて
まだ悩み事とは何ですか?」
「ええ ここの店長に先ほどの浜野を抜擢しようとしているの
でも なかなかマネージャーの林さんが
いいお返事をくれないで困っているのです」
「僕は何とも言えないけど 筒井さんに頼んだらどうですか」
「ええ 筒井さんにも何回かお話はしているのですが
なかなか良い返事が返ってこないので困っています」
「うーん僕も林マネージャーより
浜野さんの方がこの店舗にはぴったりだと思いますよ」
「ええ 林マネージャーより明るくて
何しろ品格を持ち合わせているので推薦しているのですが」
祥子の顔が明らかに曇ってきたので
「そうしたら僕が筒井さんと話してあげましょうか」
「えっ そうして頂くと本当に助かります」
「でも ご迷惑ではないですか 筒井は出向の身ですし、、、」
「大丈夫ですよ 任せなさい」
神山は筒井との出会いや仕事を教えて貰った事を簡単に説明した
「それでしたら お任せしますね おねがいしま~す」
祥子の顔はぱっと明るくなった
神山はそんな祥子を見て愛おしく思えた
時計を見たら26時を過ぎていた
一仕事終わった安心感からか明るい声で
「神山さ~ん お風呂に先にお入り下さい」
「はい ありがとうございます お先に失礼します」
入り口左側に在るユニットバスに案内された
ドアを開けるとトイレットとバスが一緒になっていた
神山はそこでも驚かされた
正面のガラスからは夜景が綺麗に見渡せるのだ
バスも大きくて一人で入るのには大きすぎた
ジャグジー付きでガラス張りのバスなど入ったことが無かった
「着替えはここの棚において置きますね」
「はい 分かりました では早速失礼します」
ドアを閉め祥子が出て行った
神山は全部脱ぎ捨て バスに浸かった 気持ちよかった
バスの縁にメモリが刻んだダイアルが有った
ちょっと回してみたらバスの照明が暗くなった
壁にあったガラスが色を変え寝室を映し出していた
寝室からは幅の広い姿見だなと思って見ていたが
マジックミラーに成っていたのだ
ダイアルを一杯に回すと浴室内が真っ暗になり
フロアから天井までガラスと化したマジックミラーは寝室の
祥子が動いている様子が良く見えた
もう一つのダイアルを回すとトイレの照明が落ちた
これで完全にこの部屋は真っ暗になった
外からの光しか入ってこなかった
横にあるボタンを押すとジャグジーが作動し下から横からと
カラダを浮かす勢いで泡が出てきた
コントローラーでジャグジーの勢いを調整できた
そんなバスタイムを楽しみながらマジックミラーを眺めると
ベッドメイクをしている祥子を見ていた
カラダが前かがみになった時
豊かなふくらみがTシャツの間から見えたような気がした
ベッドメイクが終わると大きい姿見の前に来た
神山の直ぐ目の前である 乱れた髪を直していた
ここからは低くてよく見えないが
あの大きいベッドで二人で寝るのだろうか?
また 神山は不謹慎な事を考えてしまった
あらぬ事を考えていた時 祥子の姿が消えていた
バスのドアがノックされ少し開かれた
「あら 真っ暗 神山さん 何している~の」
「あっ そのぉ 今 色々あるコントローラーを触っていたら
電気が消えて真っ暗になってしまいました」
「やだぁ~ そのガラスから私のことを観察していたのですか」
「あっ いいえ あの そんな 夜景を見ていました」
神山は訳の分からない事を言っていた
バスに浸かっていると夜景ではなく 夜空しか見えないのだ
「余りにも静かだから 寝てしまったのかと思いまして
覗きにきたのよ よかったわ お風呂で寝ないでくださいね」
「すみません もう直ぐ出ます」
「いえいえ ごめんなさい 夜景をたっぷり満喫して下さいね」
祥子は意味深な事を言ってドアを閉め去っていった
神山はどきっとした
自分が思い描いていた事を悟られてしまったと恥じていた
神山は部屋を明るくしてボディーシャンプーでカラダを洗った
いきり起った下半身に冷水を浴びせ鎮めようとしているが
なかなか治まらなかった
数分の間冷水を掛けていると段々と小さく普段の状態になった
着替えが置いてある棚に目をやると
ターゴイズブルーのガウンとパンツがあった
触ってみるとシルクサテンの共生地で作られたものだった
顔に近づけると洗剤の良い香りがしていた
しかし洗濯済みという事は 以前に誰かが使った物なのかな?
などと不謹慎な事を考えてしまった
ドアを開ける前にバスの床を水で流した
バスマットで足の水気を拭いてでると先ほどとは
違ったスリッパが用意されていた
麻で作ってあるスリッパで履き心地は気持ちよかった
「お先に失礼しました なかなか入れるバスではないですね」
「そうですね 私もこのバスだけは凄く気に入っています」
「どうぞこちらに来て ビールでも如何ですか」
「はい 湯上りのビールは最高に美味しいですからね 頂きます」
「ゆっくり呑んでいてくださいね 私もバスに浸かってきます」
「ハイ お言葉に甘えてビールを頂きます」
「こちらの窓からは新宿の夜景が楽しめますよ」
神山は思った 窓ではなくガラスの壁だと
吐き出し口のガラス扉と壁に当たるガラスが
下から天井まである造りになっていた
緞帳とレースのカーテンはコントローラーで開閉が出来た
椅子を立ち上がり緞帳を閉めて部屋の照明を落としてみた
やはり思っていた通り大きな姿見からバスの中が見えていた
ガラスの向こうには形の良い豊かなバストを
露わにした祥子が写されていた
入念に体を洗ってバスタブに浸かった
神山の下半身がまた元気になってきた
タブに横たわっていると豊満なバストが浮いていた
乳首がツンと上を向いていた
神山はどうにも治まらない逸物を鎮める為に覗きは止めた
折角のチャンスなのにこのままでは治まりきれなくなるからだ
部屋の照明を明るくして 緞帳とレースのカーテンを開けた
今まで気が付かなかったが キングサイズベッドの脇に
エクストラベッドが用意されていた
先ほどバスタブから見えた祥子のベッドメイクはこのベッドを
準備していた時だった
壁がホリゾントになっているので多分造り付けのベッドだろうと
思った 病院などで見かけるベッドなどと違いこちらのベッドも
クイーンサイズはあると思えた
部屋自体が広いので大きなサイズのベッドを置いても
全然気にならないサイズだった
ビジネスホテルで『Wサイズベッドで気持ちよく寝られます』と
宣伝文句を良く見かけるが 実際に宿泊してみると案内された
部屋はある程度の大きさだが ベッドの横にある調度品や
化粧台などなど配置されていて窮屈な思いをした事がある
しかし 祥子のこの部屋は贅沢すぎるほど広かった
ビールを飲み終わるとタバコを吸いたくなったが灰皿が無かった
灰皿の変わりになるような物を探しているとキッチンの脇に
ビールの空き缶が有ったのでそれを持ってベランダに出た
外は少し肌寒かったが何しろタバコを吸いたかったので我慢した
シルクサテンのガウンが体温を保持していてくれていた
手すりに持たれタバコを満喫していると後ろから祥子の声がした
「神山さん 寒くないですか
お部屋の中で タバコを吸って頂いてもよろしいですのよ」
神山は声のするほうへ振り返り
「ありがとうございます でもそんなに寒くないですよ
このシルクのガウン 結構暖かいですよ」
祥子はテーブルの脇に立ちビールを呑みながらこちらを見ていた
ヘアータオルを巻きつけ 先ほどとは違う艶っぽさが漂っていて
祥子も神山と同色のシルクサテンガウンを纏っていた
胸のふくよかな部分は照明の演出か はっきりと膨らんでいた
先ほどの白いTシャツの時は 若さ一杯ではじけそうな
イメージだったが 今のガウンからは大人の女性らしさが伺えた
吸殻を空き缶の中に入れて部屋に戻ると
「ごめんなさいね 神山さん 灰皿が無くて困ったでしょ
仰言って下されば 用意しましたのよ」
「いえいえ そんな」
神山は気持ち良くバスタブに浸かっている祥子を思い出してした
そして目の前の祥子のバストと
バスタブから覗く乳首をオーバーラップさせてしまった
神山は下半身の元気を隠す為 椅子に座ると
祥子はビールを冷蔵庫からもう一本出し椅子に座った
「はい これ灰皿です 使ってくださいね」
灰皿はバスタブのように楕円の格好をしたもので
底にはエッフェルタワーが描かれていた
「可愛らしいですね」
「ええ パリのホテルに宿泊した時 毎日見ていると
余りにもお気に入りになったので
帰国する時ホテルの方から記念に頂いてきました」
「へー メイドイン・パリ ですか」
「いいえ 使っているホテルはパリですが
製作はマイセンとおっしゃっていましたよ」
「なんと あのマイセンが 特注品を製作するとは驚きですね」
「ええ しかし東ドイツ時代のマイセンと
今は少し変わって来ているみたいですよ」
「具体的には?」
「例えば 東の時は伝統を守る為に必死でしたが
今は世界にもっとマイセンの良さを知ってもらう為に
世界各国でマイセン展示会を開いているそうです」
そう言われれば鈴やや他の百貨店でもだいたい3年周期の感じで
この頃マイセン展示会を行なっている
なるほど 販売政策の一環だったのか と思った
神山自身もマイセン展示即売会の会場装飾を担当した事があるが
そこまで気が付かなかった
「私はタバコでなくて ドライのスモールシガーを時々嗜みますよ」
「いや 凄い趣味ですね シガーとは」
「ええ あの香りが一日の疲れを癒してくれますから、、」
「どんな銘柄を 楽しんでいるのですか?」
「その日の気分にもよりますが カフェ・クレームが多いです
大きさはタバコと同じ位ですが 少し細身のところが可愛くて、」
「シガーって 結構きついでしょ」
「う~ん 私の場合 煙を飲み込まないでふかしているだけですから
そんなに感じませんよ お部屋の中にシガーの香りが
漂っているとすやすやと眠りにつけますよ」
「へー そのような癒しがあるんですね
それでしたら どうぞ僕なんかに遠慮しないで楽しんでくださいよ」
「よろしいですか? 女がタバコなんて嫌われますよね」
「そんなことは無いですよ ご自分の時間が楽しくなれば
問題ないでしょ それに 気分を癒す為に香りを楽しむのなら
是非 僕にも楽しませてくださいよ」
「お勧め上手ですこと た・か・く・ら・さ・ん」
祥子はキッチンの造り棚からいくつかスモールシガーを持ってきた
カフェ・クレーム(ブルー)、パンサー(デザート)、
ウイングス(ダーク バニラ)3銘柄をテーブルの上に置いた
「神山さんはシガーを吸われた事がありますか?」
「自分から すすんで吸った事は無いですね」
「そ・う・し・た・ら このウイングスが 良いかもしれませんよ」
「バニラの甘い香りの虜になると思います」
「では お勧めの逸品を頂きましょう」
祥子は今度はブランディーを持ってきた
ブランディーグラスに琥珀色の液体が注がれた
「では 乾杯!」祥子は湯上りのせいか ほほが薄っすらと
綺麗なピンク色に染まっていた
二人でブランディーを味わいながら ウイングスを楽しんだ
広い空間が甘いバニラの香りでおおわれた
とりとめのない話がひと段落すると
神山は少し眠ったくなったのか空あくびをした
「神山さん ごめんなさいね こんな遅くまでお付き合い頂いて」
「そんなことは無いですよ いつも遅いほうですから」
「でも神山さんは明日早いのでしょ そろそろ 寝ましょうか」
「そんなに早く出社しなくても大丈夫ですけど そろそろ寝ますか」
「私は あちら側のベッドで寝ますから
神山さんはこちらのベッドでお休み下さい」
「えっ 良いのですか 僕はむこうのベッドで構いませんよ」
「私は普段寝ていますから どうぞこちらのベッドでお休み下さい」
「では お言葉に甘えますよ
でも嫌ですよ 寝てからやっぱりこっちが良かったは」
「ええ ある得るかもしれませんね」
祥子は可愛い小悪魔の顔で言った
神山は立ち上がると甘いバニラの香りによった 祥子を見ながら
「では お先に失礼しますね おやすみなさい」
「ええ おやすみなさい ところで明日は何時にお目覚めですか」
「久保さんに合わせますよ」
10時の打ち合わせまでに出社すれば大丈夫だった
「私は10時にショッピングモールに向います 大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ」
「では8時ごろのお目覚めで平気ですね」
「はい ありがとうございます」
祥子はバスルーム入り口にある照明コントローラーで
部屋の照度を落とした
真っ暗ではなくほんの少しだけ照度があった
緞帳とレースのカーテンも閉められ
ベッドの脇にあるサイドスタンドに明かりがついた
こちらの明るさも申し訳程度の照度だった
祥子は全ての操作を終えるとバスルームに入っていった
今度はこの大きな姿見からは祥子を覗く事は出来なかった
バススペースのライトは真っ暗で 化粧台のほうに明るさがあった
それに加え覗くのには角度が邪魔していた
神山はカラダを化粧台を見える位置までよじらせると
ヘアースタイルを整えているヌードの祥子がはっきりと見えた
神山の下半身は又元気になった
横になっているこのベッドに祥子の香りがあったり
甘いバニラの香りで神山の神経はパニック状態になった
髪を整え終えた後は便器に座った
ここまでははっきりとガラスに映し出されていたが突然消えた
しかしバスルームから出てこない どうしたのだろうと思い
良く目を凝らしてみると シャワーを浴びているようだった
それも下半身の大切なところを入念に洗っている様子だが
少し時間が掛かりすぎていた
日常ない光景を目にした神山の元気は爆発寸前だった
何分経ったのだろう 1分か? いやそれとも5分だったのか
定かでないがショーは終焉した
祥子がバスルームから出てきた時 神山は目をつぶっていた
祥子が近づいてくる様子が スリッパの足音で分かった
足音が神山の頭のところで止まった
目を開けたかったがガマンして早く眠ろうと思っていると
おでこにキスをされた
「神山さん おやすみなさい 今夜は相談に乗って頂きまして
あ・り・が・と・う うふっ 神山さんの寝顔って
可愛らしいのね おやすみなさい」
今度はホホにキスをして自分のベッドに入っていった
神山は元気になった下半身をどうしたものかと考えたが
兎にも角にも寝ることに専念しようと思い体を少し横向きにした
しかしどうしても気になり 顔だけを向け少し目を開けてみると
祥子は上向きで目をつぶっていた
神山も目をつぶり寝ようとしたがトイレに行きたくなった
人の家で特に祥子のベッドでおねしょは笑えない
トイレに入りようをたした後 シャワーでペニスをよく洗った
トイレットから出てベッドに戻る時 祥子を覗いた
そこには今まで見たことが無い可愛らしい祥子の顔があり
自分の気持ちを抑える事が出来ずに 彼女の唇に軽くキスをした
祥子の目が開かれた
神山は少し躊躇したが今度はしっかりと唇を合わせた
「やっと来てくれたのね 待っていたのよ あっ~うれしい」
「えっ」
祥子は両腕で神山を抱かかえ唇を離そうとしなかった
神山は何かを話そうかと思ったが
唇が塞がれているので言葉にならなかった
このイレギュラーな展開に神山は心の平常心を保てなっかた
神山も祥子の唇を離さないようにしっかりと合わせ
唇と唇の中ではお互いの舌が行ったり来たりしていた
祥子の唇が少し離れあえいでいた
「神山さん 向こうのベッドでいい?」
「うん もともと久保さんのベッドだから」
「うん では い・ど・う しましょ」
祥子の背中に手を回して起こしてあげた
手を繋いでベッドに倒れこむと二人はむさぼりあった
神山は念願だった豊かな胸を優しくガウンの上から触りだした
祥子は答えるように顔をのけぞらし 自分から乳房をさらけ出した
神山の唇は乳首に吸いつき 舌先で硬くなった乳首を優しく転がした
右手の指先は親指と中指で反対側の乳首を愛撫をすると
祥子は耐え切れずに体を反らし喘いでいた
左手で彼女のうなじから首筋をゆっくり触れていた
右手は乳首を離れガウンの紐を解こうとしていた
はらりと解けたガウンの中には白い祥子の身体があった
神山もガウンを脱ごうとすると 祥子の手が紐を解き
体を浮かせガウンを脱いだ
シルクのトランクスは肉棒が上を向いていた
祥子は今度は両手でトランクスをさげると
脱ぐ時ゴムにひっかかり肉棒がぴょんとはじけた
神山は全裸になると祥子のガウンを脱がせた
「神山さ~ん 素適 素晴しい体格をしているのね」
「そんな事無いですよ 久保さんこそ素晴しいカラダです」
「ありがと 優しくしてね ひさしぶりだから」
「最高級に 優しくしますよ」
神山は右手を頭の下から回して右の乳首を愛撫し
左手は彼女の大切なところをガウンの上から優しくる触っていた
彼女はクリトリスの辺りが感じるのか喘ぎがいっそう増してきた
時々唇でみみたぶや首筋などを愛撫した
唇と舌先は忙しかった
彼女の唇に行ったり 乳首 うなじ 首筋 など大忙しだった
完全に祥子は出来上がってきた証拠にトランクスが湿ってきた
ようやくトランクスを脱がすタイミングが訪れた
両手でトランクスを下げようとすると祥子は腰を浮かした
トランクスを下げながら神山も一緒に下に下がった
祥子の足を広げさせると抵抗なく開き
そこはもう充分すぎるほど愛液が潤っていた
光線の具合で綺麗なしずくに見えた
「だめ そんなに見つめないで 恥ずかしいから お願い許して」
祥子は訴えてきたが カラダは逆にもっと足を広げていた
あふれ出てくる愛液を優しくなめ上げた時 クリトリスに触れた
「あっ~ だ~め~ あっ~」
(本当に久しぶりだわ なんて気持ちいいの 神山さん上手よ)
祥子は腰を動かすと自分の感じるところに神山の舌先を当てていた
神山は舌先に力をいれクリトリスを愛撫しながら時々やさしく噛んだ
祥子はクリトリスを優しく噛まれたり吸われたりしているうちに
ガマンできなくなっていた
「神山さん 指でおねがい やさしくしてね~」
祥子は神山に指で愛撫してもらう事を注文をした
手のひらと指で愛撫を始めると祥子は体を今まで以上に反らした
最初はゆっくり時々早くそして力を入れたりを繰り返した
気持ちが最高潮に成ってきたのか 祥子の喘ぎが変わってきた
「あ~ だめ あ~ いくっ~ あっ あっ 」
(あっ~っ 久しぶりだわ~ すごい だめ~ いく~ きたっ~)
祥子はクリトリスの愛撫で昇天した
(あ~ すごくよかったわ そのまま動かないで お願いよぉ~)
神山はそれでも愛撫をやめなかった
今度は桃の割れているところを集中攻撃していた
きれいなラビアの中にちいさな入り口が見えてきた
入り口が先ほどから愛液を噴出していて 今は伸縮運動をしている
「神山さん勘弁して すこしやすませて 頭がおかしくなちゃう
こんどは 神山さんのをおしゃぶりさせて ねっ お願い」
神山はうなずき 仰向けになった 肉棒が上を向いていた
祥子はけだるそうな躰を起こし 神山の肉棒にしゃぶりついた
(おちんちんをしゃぶるのも 久しぶりだわ 本当に大きいわ
わたし大きいの大好きよ 私のからだ壊れないかしら)
そんな事を考えながら神山の肉棒を咥えたり
ハーモニカのように唇を横に動かしたりしていた
咥えられて上下運動をしてもらっている時に発射しそうになった
彼女は普通に上下運動をするのではなく 吸引を取り入れていた
(上手すぎる なぜこんな技が出来るのだろう)
神山は一瞬よからぬ考えが頭をよぎったが悟られないようにした
「だめだよ 凄く気持ちよくて発射しちゃうよ」
「いいわよ 私のお口の中でも」
そういうと直ぐに先ほどのフェラチオを再開した
今度は片方の手で肉棒の根元をきつく握り上下運動をさせ
バキュームフェラチオを始めた
そのうちに握っている手のひらが上下運動から回転運動に変わった
(もうだめだ 上手すぎる)
祥子は一生懸命に神山の肉棒を愛撫した
上下 回転そしてバキュームとトリプルサービスを受けた肉棒は果てた
祥子は美味しそうに飲み込んだ
彼女の目が神山の目を捕らえていた
それはちょうど獲物を取り押さえた時の野獣の目だった
果てた後のペニスの割れ目に舌先でちょろちょろしてきた
「だめ だめ くすぐったいよ 勘弁してください お願い」
「ねっ 女性もくすぐったいの だから もっといじめちゃぉ~」
「だめ 本当にくすぐったい やめてください お願いします」
神山はカラダをよじって逃げようとするが逃げられなかった
「ごめんなさい 言う事聞くから 許してください お願いします」
祥子は亀頭全体をもう一度舐め回し 唇をはなした
「どう まんぞくした~」
「うん 初めてだよ あんな体験」
神山は祥子にあのテクニックの事を詳細に聞こうとしたがやめた
その代わりに右手は祥子の大事なところに移ろうとしたが
祥子はするりとかわしベッドから立ち上がった
そしてキッチンに向かい缶ビールを持ってきた
「はい ビール 私 今夜大変な重労働をしたから疲れちゃった」
「ビールを呑んで 寝ましょうか 勿論 一緒にねっ いいでしょ」
「うん そうしようか だけど夜中に襲いかかるかもしれないよ」
「大丈夫 神山さんだったら いつでも襲われたいわ」
神山は左手の人差し指で祥子の額をかるくつついた
「ビール 美味しいね~」
祥子も神山もビールが美味しかった
まだ交わっていない二人だが 運命的なものをお互いに感じていた
神山は缶ビールを飲み干すと 軽くキスを交わして横になった
ガウンを羽織っていなかったが全然寒くは無かった
神山は祥子のぬくもりが程よい暖かさで気持ちが良かった
祥子も久しぶりに血液が全身を駆け巡ったようで躰が温かだった
暫くすると先に祥子の吐息が聞こえてきた
神山は祥子とこれかの事を考えたが直ぐに寝入ってしまった
次回は5月8日掲載です
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