妖艶な上目使いで神山の目を見て言ってきた
神山は吸い込まれそうになったので ちょっとだけ目をそらした
祥子はそれを見ていた
「やっぱり 神山さんは私なんかよりいい人が居るんだ」
「いや そんな事は無いよ 今は空家ですよ」
「うそばっかり でもいいや 今夜はわたしのものだもん」
また咥え込もうとされたが
「今度は 僕の番だよ さあここに座って」
バスタブの横がちょうど一人が座れるようになっていた
祥子をそこに座らせ足を広げさせた
神山は祥子のクリトリスを優しくそして時には強く愛撫した
「ねえ もうだめ 私すぐにのぼせてしまうの だから勘弁して」
「ねぇ~ バスタブにつかりましょ お願いだからやめて」
神山は愛撫する事を止め 祥子と一緒に湯につかった
ジャグジーの泡が心地いいなかで二人は戯れた
4月5日 日曜日 曇り
目覚ましが勢いよく鳴り始めて目をさました
横に祥子が居ないのでどうしたのか
頭をはっきりさせるとがっかりした
昨夜遅く自分の家に戻った事をすっかり忘れていた
バスから上がると ビールを呑みながら祥子が
「ねえ 神山さん 持ってくる荷物ってどの位あるの?」
「うーん 多分夏物は持って来ないといけないだろうな」
「ふーん そうなんだ」
「なんで?」
「うん 私 明日実家に寄ってくるって言ったでしょ」
「うん」
「それはね 夏物を整理して こちらに運ぶ準備をしてくるの」
「そうか 突然だったものね」
「そうなの だから貴方の気持ちもよく判るわ
ねえ これから横浜に帰って支度をしたほうがいいんじゃない」
「うーん、、、」
「だって 上原の現場が始まれば 横浜に帰れないでしょ」
「それはそうだけれど」
神山は祥子と一緒に寝たいのと 横浜の支度と考えていた
それを見た祥子は
「だってこれから 嫌でも毎日顔を合わせる訳でしょ
だったら 今夜帰って 忘れ物が無いようにしたほうがいいわ」
神山は祥子の言うとおりと思い
「そうだね これから毎日会えるんだからね うん分かった」
神山は祥子にキスをして 帰り支度を済ませると
代々木上原のマンションからタクシーで横浜の自宅に帰ってきた
神山はまずシャワーを浴び 躰をシャッキとさせたあと
上原に持っていくものを 洋服など選択し紙袋に入れていった
10時が過ぎたころ横浜のアルタへ電話連絡をしたが
先方も事情を知らされていて話はスムーズに進んだ
「では 12時ころにそちらに向かいます」
「ええ お願いします」
詳細な住所を伝えると又 準備をしたが
どうしてもダンボールが必要になったので近くの八百屋へ向かった
時々いく八百屋のおばちゃんが理由を聞くと寂しそうに言った
「寂しいね 暫く合えなくなると」
「そんな 遠いところに行く訳ではないですし
すぐに 戻ってきますから」
神山はこのおばちゃんにレシピを教わり
上手に出来たものは試食をしてもらっていた
満足できるものは出来なかったが
いつも『美味しく出来ているよ』と言われ『嫁さん 要らないね』
などとも言われていた
ダンボール箱に靴などを丁寧に入れていると
約束の12時になってしまった
テレビのコンセントを抜いたりガスの元栓を
閉じたりしていると玄関のチャイムが鳴った
「アルタです こんにちわ」
「こんにちわ神山です どうもすみません」
「昨日 東京の高橋から電話がありお待ちしていました」
「それはどうもありがとう」
アルタの社員は名刺を差し出した
【アルタ横浜支店 支店長 田代純一】と印刷されていた
「今日はバンを用意してきましたが大丈夫ですか?」
「うん ダンボールが4個とこの紙袋だけだ」
「では 運びましょう」
「ありがとう」
神山と田代が荷物をバンの中に入れ出発できる準備が出来た
最後に電話機の転送を確認しバンに乗った
「では お願いします 行き先は上原ですが」
「はい高橋から聞いていますからご安心下さい
でも現場で分らなくなりましたら教えてください」
「うん 分った」
バンの中には神山の荷物のほかに家電製品の
ダンボールが幾つか積まれていた
「大変ですね この様なものもまで運んでいるんですか」
「いいえ これは神山さんの所にお届けですよ」
田代は運転しながらこちらをちらっと向き 笑っていた
「しかし神山さん 大変ですね」
「まあ しょうがないでしょ」
「私は東京に居たときに 神山さんを拝見しているのですよ」
「えっ どこで?」
「勿論 上野店の現場ですがね」
「そうなんですか 声を掛けてくれれば良かったのに」
「いえ そんな雰囲気ではなかったですよ」
田代は8年前 上野店の婦人服フロア改装工事の時に
現場監督として2週間ほど入店し作業をしていた
店の営業時間内外関係なくして神山が点検に来ていた事を話した
ある時オープン棚の支柱位置がずれて固定され壁との隙間が出来て
困っていた時に たまたま神山が現場を訪れた
『何を考えているのですか 早く作業を進めてください』
『ええ すみません ここに隙間が空いてしまうので困っています』
その時に神山は少し考え
『ここの壁を少しふかす事は可能ですか』
『はい でもどうしたら良いか』
『PBをこの棚の幅に合わせ後ろの壁から支えれば
見た目もおかしくないし 大丈夫ですよ』
神山は簡単なスケッチを図面に書き込み
『さあ 頑張ってくださいね 明日は商品の納品がありますからね』
『でも 大丈夫ですか』
『大丈夫です 責任は僕が取りますから』
「神山さんはそう言われて すぐにその場を出て行かれたんですよ」
「そんな事有りましたかね」
「ええ 結局その後 色々検討した結果 神山案になったんですよ」
「そうだったんですか」
「あの時 お礼もそこそこに現場が終った時に
お会いしたいと考えていたんですよ」
「それはそれは ありがとうございます」
「僕はあの時から神山さんと一緒に仕事をしたいと思っていますよ」
「そんな でもありがとうございます」
神山と田代は昔話をしながら上原のマンションに着いた
この荷物を二人で上げるとなると大変だと思っていたが
田代は大きな台車をバンの上に取り付けていたのをはずした
台車といっても2.5x5(尺)のコンパネにキャスターと
紐を付けただけの簡単なものだが 一回で全てを運べる事が出来た
唯一 エレベーターの出し入れだけが傷をつけないよう大変だった
普段なら養生をするのだが 今回は少ないので手当てをしなかった
神山が部屋を空けると荷物を玄関口に運び出し
「神山さん 家電製品を配置しましょう」
「うん しかし凄いな このテレビは」
「えっ テレビではないですよ モニターですよ」
「あっ モニターね でかいね」
「ええ プレゼンの時に良く使いますがね」
神山はこの部屋がアルタの事務所になって行く事に気が重かった
「では チューナーを取り付ければテレビが見られるね」
「ええ 高橋に仰ってくだされば用意しますよ」
田代は60インチのモニターとパソコンを接続し終えると
パソコンを起動させた
モニターにパソコンの画面が映し出されると
「神山さん OKですよ」
「うん ありがとう」
「なにかあったら 内野か田中に言ってください」
「うん分った」
「彼らは この様な技術に特出していますから」
「へえー 誠ちゃんと幸三君が?」
「ええ 技術屋顔負けですよ 彼らの腕は」
田代はモニターの設置が終ると残りのダンボールを開き
5合炊き出来る炊飯器と業務用電子レンジがキッチンに置かれた
「凄いね 5合炊きの炊飯器とは 一人暮らしなのに」
「ええ 今はこの大きさが主流なので これにしました」
「そうだね 少しを炊くより一杯炊いたほうが美味しいもんね」
「そうですね」
田代は最新式の家電製品を一通りダンボールから出し終えると
空になったダンボールを一まとめにし
「では 僕は横浜に帰ります」
「うん ありがとう」
「そのうちに御殿場に行きましょう」
「えっ 御殿場?」
「ええ 御殿場の仕事は 東京と横浜が合同で行うのです」
「そうなんだ」
「勿論 チーフは佐藤部長ですが 高橋と私が分担して行います」
「大変なプロジェクトだね」
「ええ しかし慣れていますから大丈夫ですよ」
田代は神山と一緒に仕事が出来る事に喜びを隠せなかった
「それでは 失礼します」
「うん ありがとう」
神山はマンションの駐車場で田代を見送った
部屋に戻った神山はアルタの佐藤部長へお礼の電話を入れた
もって来たダンボールの開梱作業を終えると1時を廻っていた
造り付けのワードローブにジャケットを掛けたり
下駄箱に靴を並べたりと明日からの生活に備えた
全てが終わり一段楽したので 改めて部屋の中を見渡した
備品類や洗濯機 冷蔵庫など新品の家電製品も直ぐに使える
状態になっていた
取り扱い説明書も 透明ファイルに分かりやすく整理され
テーブルの上に置かれていた
冷蔵庫も大きな400Lタイプで こんなに大きな冷蔵庫に
なにを入れるのか 少し考え扉を開けると缶ビールが入っていた
一番手前の缶ビールにメモが張ってあり読んでみた
【山ちゃん びっくりしたでしょ 一杯呑んでください
それからベッドの脇にある 棚には当分呑めるお酒が
収納してありますので そちらも呑んでください アルタ佐藤】
神山は ベッドの横にあるホリゾントの扉を開くと
当分どころの騒ぎじゃないくらい お酒が入っていた
日本酒から焼酎 ブランデーやウイスキーまであらゆるお酒が
揃えられていた 驚いたのは神山が好きな銘柄ばかり揃えられ
これを考えると 相当期待されているのが分かった
神山は冷蔵庫から良く冷えている缶ビールを出しテラスに出た
(そうか 祥子さんの部屋が東向きだから こちらは西か)
テラスには ガーデンチェアとテーブルが用意されて
これも新品みたいで 足元には転倒防止の重石が置かれていた
神山はテラスのフェンスに立ち部屋を見ると 祥子のところと
テラスの奥行きが狭い事に気が付いた
この部屋はその分 部屋の奥行きが広くなっていた
神山がテラスで寛いでいると 大きなFAKが動き出しロール紙が
印字され 床まで出てきた
部屋に戻り確認すると 上原の平面図ですでに寸法まで記入されていた
早速アルタの高橋に電話をすると
「やあ 山ちゃん お久しぶり これからお願いしますね」
「考ちゃん こちらこそ 凄いね もう出来上がりじゃないか」
「いえいえ それはたたき台ですよ まだまだこれからです
それと この電話じゃなくて もう一つ電話があるでしょ」
「うん もう一台あるよ」
「そう それが業務連絡用の電話です なので業務の時や
鈴やさんにもそちらの 電話番号を教えて置いてください」
「なにかあるの?」
「ええ 電話機には通話内容の録音が出来るようになっていますが
業務用は留守番電話や 通話録音の容量が桁違いに大容量なんです」
「そうか わかった 次回からそうするよ
ほんと なにから何まで ありがとう」
「山ちゃんが手伝ってくれるとなれば たやすい事ですよ
そうそう 今日の予定はどうなっていますか?」
「これから上原でお昼を食べてから 銀座に出ようと思っているよ」
「山ちゃん渡したいものがあるので 駅前寿司で待って貰えますか」
「うん 分かったよ」
神山は電話を切ると カジュアルなファッションに纏め
バスルームのところに備え付けられている 姿見で確認をした
(そうか 秘密が分かると 遊ぶ事も出来るな)
ひとりでニヤニヤしながら 格好を確認をすると部屋をでた
「山ちゃん 遅くなりました」
「やあ 考ちゃん それからみんなもお久しぶり」
駅前寿司で神山はアルタの高橋孝一 内野誠二 田中幸三と
久しぶりに顔をあわせた
高橋孝一は神山に
「まずは これ社長からです メモが入っているそうです」
神山は頷いて封筒を受け取ると お札が入っている様子だった
中を開けると 50万位入っていて 手紙があった
【山ちゃん 今回力を貸して頂き ありがとうございます
このお金は 上原で足りない物に使ってください 内藤】
「おいおい 考ちゃん いいのかなぁー こんなに沢山頂いて」
「大丈夫ですよ 社長が直々に僕によこした物ですから」
「ありがとう 助かるな」
「それから これは上原の詳細図面 部屋に戻ってから見てね」
「了解 さあ食べようよ」
このお寿司屋は初めて入ったが 新鮮な魚介類で美味しかった
女将がビールと おつまみで鮮魚の盛り合わせを持って来た
日曜日だというのに 家族連れが多く店内は繁盛し
子供たちが親におねだりする声や 美味しいと食べている声など
賑やかな感じだが 客全体が上品な感じだと思った
「考ちゃん 美味しいね ここのお店」
「そうでしょ 先日現場実測の時 立ち寄ったんですよ
こんなに美味しかったら 高いだろうと思ったら安くてびっくり」
「へぇー そんなに安いんだ だから混んでいるのかな」
4人で食べて呑んで一息つくと 店を出た
「美味しかった 考ちゃんごちそうさま」
「いえいえ あれだけ食べても 普通の寿司屋より安いですよ
これからここにちょくちょく来れるから 楽しみです」
「うん 新鮮だと箸も良く進むものね じゃ僕はこれで」
「山ちゃん 車で行こうよ」
「いいの? だって銀座経由だと遠くなるじゃん」
高橋孝一は内野と田中に電車で帰るよう指示すると
タクシーを拾い 銀座まで同乗すると
「山ちゃん ごめんね あのさ渡すものがあるんだ」
そういうと高橋は鞄から封筒を出して 神山に手渡した
「なに?」
「ほら 先ほどは部下が居た手前 大きいのが出せなかったんだ
こちらにも50万入っています」
「そうか うん でもいいのかな? 100万なんて」
「うん 社長が考えてくれているから大丈夫だよ 仕舞っておいて」
「うん 内藤さんによろしく伝えてね」
高橋は明るい顔で
「了解」
話しているとタクシーは銀座に着いた
「じゃ 考ちゃん どうもありがとう」
高橋が手を振って答えるとタクシーは発進した
銀座店催事課の部屋に入ると 日曜なのに全員出勤していた
「あれっ 山ちゃん 休みだろ」
「やあ 課長 こんにちわ 休みですが
特殊なデザイン用品なんかを向こうに運ぼうと思って来ました」
「そうだな これから向こうで書かなければいけないからな」
神山は課長に挨拶を済ませると 市川が居るので
「やあ 大輔どうした ちょっと時間をくれよ」
「うん 今にする?」
「うん そうしようか」
神山は一旦自分の席にいくと倉元に挨拶をして座った
横に居る杉田に
「何かあった?」
「あっ 先輩 お休みじゃなかったんですか」
「翔が心配で 出てきたんだよ」
「えっー 僕のためにですか ありがとうございます」
「って言うのは 冗談で 向こうで使う物を選びに来た」
「なぁーんだ そうですよね もう 驚かさないでくださいね」
「売り場から何かあった?」
「いえ 何も無いですよ 大丈夫ですよ 僕がいるから」
そのやり取りを聞いていた倉元が
「おう 翔 頼もしい言葉だな 任せたぞ」
「わぁ 聞かれていたんだ 参った お願いします部長」
3人は大笑いして 神山は市川の席に行くと催事課をでた
神山と市川は事務館の向かい側にある 喫茶レイに入った
「なあ 大輔 詳しく話せよ どうしたんだ」
「うん 実はな 付き合っている女の子に赤ちゃんが出来たんだ」
「えっ 出来ちゃったかー、、、」
「うん それで向こうは産みたいと言っているんだよ
だから俺 かあちゃんと別れようと思っているんだ」
「なに 別れる 奥さんと、、、」
「うん」
「相手は幾つなんだよ」
「今年25歳かな」
「なんだよ 17歳も年下じゃないか へぇー もてるな大輔」
このとき少しだけ市川の顔が明るくなった
「ところで 課長にはなんと答えたんだよ」
「うん 実はそこまで話していないんだ」
「まさか 出来た事も伏せているのか?」
「うん」
神山は市川の俯いている顔を殴りたい衝動にかられた
「大輔 奥ちゃんにきちんと話せよ
あの人 大変なんだぞ 奥さんから電話がかかってきて
大輔を庇って なあ 正直に話してみろよ
あの人の事だ いい案があるはずだよ なあ」
市川は 俯いたまま神山を見ることが出来なかった
「だってさ このままじゃ 大輔 クビになるぞ」
「うん だからここも止めちゃおうかとも考えたりした」
「そんな 今の奥さんや子供はどうするんだよ 考えたのか」
「うん」
「相手はどこの人なんだ」
「うん 横浜に住んでいる」
「職業は」
「会社員だ」
「大輔 だったら別れるのにお金で解決出来るだろう」
「うーん」
「おい 同期として最後に言っておく
出来た事を課長に話て 会社を辞めるならその後にしろ」
神山はそういうと 席を立ち喫茶レイをでた
部屋に戻ると 奥村が
「山ちゃん 筒井さんから電話だ このメモへ電話して」
「はい えっ今日は日曜日なのにどうしたんだろう」
神山は席に戻ると 筒井の携帯電話に電話をした
「はい 筒井です」
「銀座の神山です どうされたんですか?」
「いや大した用件じゃないけれど 今夜上原のマンションに
アルタの佐藤部長とお邪魔したくて 電話をしたんだ」
「えっ 佐藤さんもですか、、、またどうされたんですか」
「ほら 事務所が開設された訳だろ だからお祝いさ」
「あーあ びっくりすよ ありがとうございます
そうすると 何時頃に来られますか?」
「5時頃だけど 大丈夫かな」
「ええ でも食事の用意が出来ないんですよ」
「ははは いいよ そんなに気にしなくて ではお願いしますね」
電話を切ると 倉元に
「倉さん 今夜アルタの佐藤部長と筒井さんが 来るんですって」
「おう いいじゃないか よかったな」
「でも なにも御持て成しが出来ないんですよ」
「いいじゃないか 酒とつまみがあれば」
「そうか つまみはコンビニで買おう まあ突然ですよね ほんと」
「ははは そんな事もあるさ」
16時過ぎまで催事課で仕事をした神山は
「じゃあ 翔僕はこれで帰るけれど なにかあったら携帯な」
「はい お疲れ様でした」
「倉さん お先に失礼します」
「おう 明日は遅刻するなよ 大事な日だからな」
「はい ありがとうございます」
神山は課長に挨拶しようとしたが 居なかったので
「由香里さん お先です 課長に伝えておいてね」
「はーい お疲れ様でした 明日が楽しみね」
「まあ 嬉しいけれどね、、、 それでは」
神山は日比谷通りに出るとタクシーを拾って上原に向かった
車の中で市川のことをどうしたら良いか考えていたが
いい案が浮かばずに 寝てしまった
次回は5月23日掲載です
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