2012年6月17日日曜日

芽吹き 3 - 7 Vol. 2



催事課の部屋に入ると 奥村課長が神山に
「山ちゃん 大変だよ もう店長が大喜びでさ」
神山は何を言われているのか 全然検討がつかなかった
「もう 課長 大丈夫ですか 今朝だって 主語が抜けていたし
今だって 本人はなにも分からないんですよ」
「ごめんごめん そうだったな いや上原の現場が
余りにもスムーズに事が運んでいるので アルタの内藤社長や
ニーナ・ニーナの筒井社長から お礼の電話があって
それで 是非山ちゃんに会いたいんだと これで分かった」
「課長 当たり前の話でしょ そんな」
「おう でもな店長は 特別に嬉しいんだよ 分かってくれよ」
「で どうするんですか 僕は」
「うん 大至急 秘書課に行ってくれ 頼むよ 昼から電話で
まだかまだかって 何回も言われているんだよ」
「たはぁー そうすると今朝の再現ですかね ははは」
「まさか」
奥村と神山が笑うと 部屋に居るみんなも大笑いした
「でもな お酒が入っているしな、、、」
「おう 酒も仕事のうちだぞ」
「そうですね では行ってきます でもなんだろう?」
神山が催事課の部屋を出ると 奥村は秘書課に電話をした
「秘書課です」
「催事課の奥村です あのー 神山部長ですが
ただいま現場から戻り そちらに向かわせました」
「あら大変 店長も催事課さんに行ってくるって出ました」
「えっ 参ったなぁー それでしたら 部長がつきましたら
大至急 催事課へ戻るよう伝えてください お願いします」
「ふふふ 奥村さんも大変ね 分かりましたよ」
奥村が電話を切り
「あーあ 店長がこちらに向かっているんですって 参った」
「おう 電話すればよかったじゃないか 山ちゃん又 怒るぞ」
「うん どうしよう なんか今朝から山ちゃんに振り回されてるな」
「ははは しっかりしろよ 奥ちゃん」
みんなで大笑いしていると
「おや 催事課は元気で賑やかだな 山ちゃんは来たか」
「はっ いらっしゃいませ 実はもうすぐきます」       
「おう そうか じゃ待たせて貰うよ」

催事課の部屋に突然現れたのは 池上店長だった
「はい店長 コーヒーです」
「おう いつもすまんね ありがとう」
斉藤由香里が入れたコーヒーを 池上店長は美味しそうに飲んだ
「店長 すみません 入れ違いになりまして」
店長はきょとんとしたが 事情を察し
「山ちゃん わざわざ悪かったな 何しろ嬉しくてな
こんなに嬉しくなったのは 久しぶりだよ」
神山は店長の傍に座ると
「何があったんですか?」
池上店長は 上原の現場が予想以上早く進み 業者や
ニーナ・ニーナから褒められた事が 嬉しいといった
「はい ありがとうございます もう寝る時間も割いて
がんばっています」
池上店長は笑顔で神山をみて
「そこでだ これ ワシからの気持ちじゃ 受け取ってくれ」
池上は胸ポケットから 茶封筒と取り出すと神山に差し出した
「そんな でも 頂きます ありがとうございます」
「うん 仕事が出来るといいな みんなから喜ばれる
おう 奥村君 少しは山ちゃんを見習いなさい」
「はっ 見習わせていただきます」
「なあ 倉さんもそう思うだろ」
「まあまあ 奥ちゃんも それなりにやってますよ」
「そうか でもみんなに喜ばれて無いぞ」
「ははは それは店長 組合の折衝の時でしょ」
「うん まあな ははは 今日は気分がいいな」

斉藤由香里はこの言葉が出たので 直ぐにビールを用意した
「はい店長 はい山ちゃん どうぞ」
「おう 倉さん こっちにこいよ ほら隅に隠れるな ははは」
倉元はしぶしぶ 店長の脇に座ると 由香里からビールを貰い
「おう では山ちゃんの発展を願って 乾杯」
「はい かんぱい」
3人はビールを呑み神山が上原の進捗を説明した
「そうすると そのチーフってのが綺麗なんだな」
「ええ 綺麗ですよ 頭も切れるし」
「おう ワシが仲人するから 式を挙げろよ」
「ちょ ちょっと待ってくださいよ 店長 それは無理ですよ
会社の人事のように 自分の駒を動かすのと違いますから」
「そうか 俺が口説けば 間違いないぞ」
「ほら そうしたら僕じゃなくて 店長の奥さんになっちゃう」
「ははは 上手だな わかった 上原は絶対に失敗しないでな」
「はい 分かりました」
「そうそう 時田さんも喜んでいたよ 電話があった
さあ 元気な山ちゃんを見たから 帰るとするか」
池上店長が立ち上がったので 神山は部屋の扉を開けると
「うん」
頷いた後に 耳元で
「今度は二人きりで呑もう こちらから連絡する 頼むよ」
神山は笑顔で頷き 店長をエレベーターまで見送った
席に戻ると 課長が神山のところに来て
「山ちゃん よかったでしょ 店長があんなに喜んでいるって
おれ久しぶりに見たよ」
「おう あんなにご機嫌なのはひさしぶりだぞ 山ちゃん」
「そうなんですか」
「おう きっと時田さんから褒められたから余計に嬉しいんだ」
「しかし 山ちゃんを見習いなさいって 言われてしまった」
「ははは 見習ったらどうだ」
「もう 倉さんも 苛めないでくださいよ」
「でも由香里さん なぜビールって分かったの?」
「うん それはね 以前一回あったのよ 確か夏だったわ
暑い暑いというから アイスコーヒー出したの そしたら
今日は気分がいい といわれて 答えようが無かったの
そのうちに ビールが呑みたいって言い出したの
だから 偉い人にそこまで言わせないように 気を使うわけ」
「なるほど そういう事があったんですね」
「だって 言いたいけど なんとなくいえない時ってあるでしょ
特に偉くなると だからぴーんと来たわけ」
「翔 分かったか」
「はい ようく分かりました」
神山は店長から貰った封筒を開けると 現金10万円入っていた
由香里が見に来て 
「凄い 私 初めての経験よ」
「おう 俺も初めてだな あの人がお金を出すって聞いたことない」
「わぁー これで又 プレッシャーがかかるな」
「おう いいじゃないか 励みになって」
「まあ そうですね」
「おう 帰りに耳打ちしたのはなんだ」
「それはまずいでしょ だって店長の耳に入ったら大変ですよ」
「ははは そうだな 悪かった ごめん」

暫くすると 入れ替え準備のために業者が 催事課の部屋に来て
催事担当者と什器など入れ替えの確認をする
神山も部長昇進の挨拶を受けながら 確認作業を進めた
7階の大催事場は閉店時間より早く閉めて 撤収作業に入る
神山は時間を見て 大催事場に行く時 倉元に
「倉さん 7階と地下を見て 大丈夫なら帰ります」
「おう 明日は出ないよな」
「ええ 倉さんはウインドーですよね」
「おう お決まりのウインドーだ」
「では 失礼します そうそう 木曜日はNNビルに行きます
多分 午前中だと思いますが 連絡は入れます」
「おう がんばってな」
神山は業者の人間と部屋を出ると 催事場に向かった
「しかし 山ちゃん凄いですね 部長と受賞」
「うん まあついていただけさ」
店内に入ると 若い女性がお辞儀をしてくるので 
神山もお辞儀をして挨拶をした

催事場に行くと商品撤収の最中で什器屋も待っている状態だった
什器屋の担当者に
「いつもの事だけど 多少の余裕は持ってきているよね」
「ええ 大丈夫ですよ」
催事場の什器は必ずといって良いほど 過不足がでる
原因は商品撤収の時に メーカーや売場が催事場に返さないで
そのまま持って帰るのが大きな原因になっている
特に売場の場合 商品撤収を借りている什器で売場にもって行き
木曜日にその什器が空くと そのまま放置しておくという
什器屋泣かせの売場も 結構ある               
神山達は今週の什器を 来週も使えると計算していると
急に員数が足りなくなり 次の売場が不足していると騒ぐ
そのような経験を何回もしていると 催事課だけではなく
商品管理課や総務課などが 催事場から移動する什器については
目を光らせ 監視するようになった
それでも過不足が発生するので 什器屋は多少余分に持ってくる

神山は7階催事場は後で見ることにし 各階で展開している
ステージの入れ替えや 模様替えしている売場を見て周り
地下の食品催事場にきた
食品催事場は撤収だけで 売場は明日定休日出勤して
準備をすることになっていた
食品部長が神山を見つけ
「こんばんわ 神山さん」
「こんばんわ」
「いや 凄いですね 受賞おめでとうございます」
「ありがとうございます たまたまですよ」
「いや 大したものです そうそう 美味しいのがあるんですよ」
そういって 部長席に呼ばれると杉田がちゃっかりと食べていた
「あっ 先輩 よく判りましたね」
「うん いい匂いがしてさ」
「この焼酎は美味しいですよ 課長 神山さんに作って差し上げて」
食品課長がポリカップにアイスと焼酎をいれレモンをいれて
「どうぞ神山部長」
神山は一口呑んで
「美味しいですね へぇー」
「美味しいでしょ 先輩」
催事課は売場と仲良くしていると 貴重な情報を貰える事が多い
「先輩 実は初日に別な焼酎を買って 昨日はコレを買ったんですよ」
「へぇー 売り上げに協力してんだろうな」
「勿論ですよ サービスで貰ったりしていませんよ もう」
「ははは 冗談だよ それで今夜は終わりか」
「ええ 久しぶりに早く帰れそうです」
「おいおい 7階はどうするんだよ」
「えっ 先輩が見ていくんでしょ」
「駄目だよ 上原があるから 見てくれよな」
「わぁー そんなぁー」                               
食品部長がまだ封を切っていない おつまみを出し
「翔ちゃん これあげるから 7階をみてよ 課長 もう1杯」
課長は翔のコップにアイスと焼酎をいれ
「翔ちゃん 残業代増えていいじゃん がんばって はいこれ」
翔はしぶしぶ神山の用件をのみ 焼酎を呑むとニコニコした
「僕はもう一回7階にいって様子を見て帰る
1階のステージもあるし 見るところは一杯あるぞ」
「ステージは明日でしょ 明日は出勤しますよ」
「うん 場合によってはこちらに来るが 上原の現場にいる」
「はーい 分かりました」
「部長 ご馳走様でした」
「いえいえ 翔ちゃんには 大サービスしますよ」
「ははは 翔 それじゃ あと頼んだよ」
「はい 分かりました」

神山は地下催事場を後にすると 1階のニーナ・ニーナ
ブティックによったが 飾り付けの商品が来ていなかった
(可笑しいな 何処かに紛れ込んでいるのかな)
探そうにもブティックの中には入る事が出来ず 考えてしまった
神山は祥子に電話をした
「はい 私です」
「こんばんわ 神山です あのさ 1階のステージとウインドーの
飾り付けで使う商品だけど ブティックの前に置いてないんだ」
「うーん まだそちらに届いていないと思います 配送中です」
「そうか ならいいんだけどね」
「ねえ まだ終わらないの」
「うん もう直ぐ出るよ 待たせてごめんね」
「ううん じゃ頑張ってね」
「ありがとう」
神山は7階に行くと什器屋を捕まえ 過不足を聞いた
「大丈夫ですよ 今回は」
「じゃあ 今夜は別件で先に帰るから あとは頼むね
杉田君がここを見てくれる事になっているから なにかあったら
店内呼び出しをかけて 指示を受けてください」
「はい 了解です」

神山は受付で自分のバックを受け取ると タクシーで向かった
青山3丁目の交差点でタクシーを降りると携帯電話をかけた
「神山です 遅くなってごめんね 今着いたよ」
「わかったわ 迎えに行きます 待っていてね」
携帯電話を切って 直ぐに祥子が現れ
「早いでしょ お疲れ様」
「うん 早いよ どこなの お店って」
「ここよ」
「ははは ここなら早いや」
祥子は交差点直ぐ傍のビル2階にあるイタリア料理店をさした
「このお店って 美味しいけれど あまり人が入っていないのよ」
「どうして」
「うん 多分高いんじゃないのかな」
「そうか 今はリーズナブルなお店が多いからね」
「さあ 入りましょ」
二人は腕を組んで階段を上がると シックな造りのお店だった
祥子が座っていたところに案内されると
「ねえ 今夜はステーキでも頂きませんか」
「おお いいね そうしよう なにかおつまみが欲しいな」
祥子はメニューを神山に渡し見てもらう事にした
「まずは 生ビールとピクルスとサラダがいいな」
「ええ そうしましょう」
神山はボーイを呼ぶと生ビールなどを注文した
「ねえ さっきの運送中の件だけれど こんなに遅い時間なんだ」
「ええ 一旦よそのお店から引き上げるでしょ それからだから」
「なるほど なら仕方ないね でも驚いたよ 無いんだもん」
「林さんから連絡は無かったの?」
「えっ 林さんから 連絡? 無かったよ
って言う事は倉さんには 伝わっているんだ まあいいか」
二人が話していると 生ビールなど運ばれてきた
「わぁー ボリュームが凄いね まずは乾杯」
「受賞 改めておめでとうございます」
祥子と神山はジョッキをカチンを合わせて美味しそうに呑んだ
「美味しいわ 私 呑まないで待っていたの」
「ごめんごめん 美味しいね」
祥子はニコニコしながらサラダを取り皿に盛り付けると
「はい あなた どうぞ」
「うん ありがとう」
神山は自慢話にならない程度に コンテストの事を話した
常連の倉元の事や 店長が喜んでいる事など話していると
祥子は一言も聞き漏らすまいと 真剣にでも笑顔で聞いてくれた
ビールが終わると赤ワインとステーキを注文した
先に赤ワインがワインクーラーに入れられて運ばれた
ボーイが上手にコルクを抜くと グラスにワインを注ぎ
「どうぞ 召し上がってください」
ボーイはそういうと クロスをワインボトルにちょんとかけ戻った

美味しいワインを呑み 柔らかいステーキを食べ 楽しい時間を
過ごせたと神山は心から喜んでいた
デザートを食べている時に 神山の携帯電話がなった
「ちょっと 失礼」
神山は電話に出ると杉田からだった
「やあ お疲れ様 どうした」
「先輩 ニーナ・ニーナの商品がまだ来ないんですよ
それで 倉さんがありそうな場所を探しているんですが無いんです」
「うん 分かった こちらから連絡するよ」
電話を切ると祥子に
「祥子 まだ商品が届いていないんだって」
「えっ いくらなんでも遅いわ もう10時でしょ 可笑しいわね」
そういうと祥子は携帯電話で運送会社に電話をした
「えっ 出ているの どこに向かっているの うん えっ倉庫
ちょっと待って ねえ 倉庫に入ってしまったの どうしよう」
「うん 明日朝一で届けてくれないかな 穴が空くよ」
祥子は頷き
「ねえ そうしたら そのコンテナは銀座の鈴やさんなの そう
うん だから明日朝一番で 鈴やさんに配送して 担当者は
倉元さんよ あとは 杉田さんよ そう催事課でいいわ お願いね
ねえ 何時ごろになるの えっ10時 もっと早くして お願い
うん いいわよ割高でも わかったわ9時ね はーいお願いします」
電話を切ると神山に
「ごめんなさい 明日朝一番で 9時前後に届くようにしました
本当にごめんなさい 折角の時なのに」
神山は直ぐに携帯で連絡を取ると杉田が
「今 倉元部長がいますから 変わります
おう 山ちゃん どこ探しても無いんだ」
「すみません 間違って倉庫に行っちゃったんです それで今
明日9時前後に 倉さんか翔宛に届くよう手配してもらいました」
「おう 分かった 9時前後だな 了解 ご苦労さん」
「すみません デコレーターに誤ってください すみません」
「おう 仕方ないさ じゃ 明日期待しているよ」
神山が電話を切ると 祥子に
「なんとか間に合うよ よかったよ 直ぐに連絡とれて」
「本当にごめんなさい でもなんでだろう 可笑しいな」
「まあ 明日 そうか休みだよね 木曜日にでも調べてよ
明日来れば 問題ないさ いつもの事だから気にしないでね」
「まぁ 優しいのね ねえ カラオケいく?」
「いいよ いこうか ここら辺にあるのかな?」
「渋谷に出れば 一杯あるでしょ 渋谷に出ましょうよ」
「そうだね 帰りも楽だし」

祥子と神山は渋谷でカラオケを楽しむと 部屋に戻ったのが
26時を過ぎていた
神山は受賞の喜び 祥子は商品手配のミスという喜びと不安が
交錯する二人はお互いの体をむさぼり合っていた
「ねえ 本当にごめんなさい」
「祥子 もういいよ 終わった事さ」
神山は一度果てた祥子の体を優しく触っていた
祥子は神山の肉棒を握りながらいじっていると 
「あらぁ 又元気になってきたわ ふふふ」
「うん 気持ちがいいよ」
祥子はそういうと 体をおこし肉棒を咥え 何回も味わっている
フェラチオをしてもらった
「祥子 ほら 顔をまたいで」
祥子は神山の指示に従って 顔を跨ぐと大事なところを見せた
神山は小さなクリトリスを 丁寧に舐めたりして愛撫を再開した
舌先の攻撃と指を使われ 祥子は興奮してきて 自ら腰を動かし
いよいよという時になり 自分が上になり交わった
腰を前後に動かし 神山のところに倒れると 肉棒に上下運動を
加えたり グラインドさせた
神山もしたから突き上げると 祥子は更に気持ちよくなり
上下運動のピッチが早くなってきた
「祥子 だめだ 出るよ」                  
「私も いきそう」
二人は一緒に果て 抱き合ったまま寝てしまった


4月8日 水曜日 快晴

神山は自分の携帯電話のなる音で起きた
「はい 神山です」
「あっ 先輩 おはようございます」
「やあ おやようさん どうした?」
「ええ ニーナ・ニーナの商品が届きましたよ」
「よかった 助かったな 倉さんに伝えた?」
「いえ 何処かに行って 居ないんですよ でも商品をステージや
ウインドーのところにおいて置きましたから 大丈夫だと思います」
「ありがとう リストどおりに割り振ってくれたんだ」
「ええ 先輩から頂いたリストを元に 割り振りをしました」
「ありがとう そうすると徹夜か?」
「ええ そうです 中途半端に帰るよりいいですからね
それに徹夜の理由もはっきりしているし」
「そうだな まあ当分は徹夜をして 稼げばいいよ」
「はい では」
「うん 頑張ってな」
電話を切ると目を覚ました祥子に
「ニーナ・ニーナの商品 無事に届きました ありがとう」
「よかったわ 穴を開けたら大変な事になるものね」
「うん よかったよ」
神山はそういって祥子にキスをすると
「あなた シャワーを浴びましょうよ」
祥子と神山はバスルームで戯れながら 互いの体を綺麗にした
浴室から出ると 祥子がバスタオルで神山の体を拭くと
おちんちんに軽くキスをして シルクのガウンを羽織った
「髪の毛を洗うと さっぱりするね」
「ええ 朝から気持ちがいいわ さあ ご飯の支度するわね」
「ねえ 部屋に戻って 何も無ければ渋谷で早いお昼にしないか」
祥子は時計を見ると9時になっていたので
「そうしましょうか 私はどちらでも構わないわ」
「ほら 駅前の新しいホテルで食事をしたいなぁーなんて」




次回は6月22日掲載です
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