2012年9月10日月曜日

青葉 1 - 15 Vol. 2



お客さんと楽しそうに話しながら調理をしているコックが居た
「やあ 亜矢子ちゃん いらしゃい ゆっくり食べていってね」
「はい 今日も美味しいお肉をお願いしますね」
亜矢子はまず地ビールの生ビールを注文した
「地ビールの生は余り他では置いていないの 美味しいわよ」
「そうだよね ホテルでも置いてくれるといいんだけど、、、」
「私も何回か進言したけどだめだったわ」
「へぇー しかし美味しい物はどんどん出すべきだよね」
「そうでしょ だけど支配人の考え方は 又 違っているの
ホテルでは主になるものを主体で販売提供しなければいけない
と こういった考え方で 生ビールは置いてくれないんです」
「凄い考えだね それだけ地ビールに自信があるんだね」
「ええ だからホテルでは地ビールの生は置かないんですって」
亜矢子が口を尖らせながら神山に話していると地ビールの生が届いた
中ジョッキーより少し小さいジョッキーを二人でカチンと合わせた
美味しい 神山は今までそんなに気にしていなかったが
地ビールを生にするとこんなに美味しくなるのかと亜矢子の顔をみた
「ねっ 美味しいでしょ 素晴らしいでしょ」
「本当に 美味しいよ」
二人が顔を見合わせていると 車えびの焼き物が出てきた
神山はホテルと何処か似ている事を亜矢子に尋ねた
「ここの設計はアルタさんで ホテルと一緒の創りなんです
だから似ているでしょ 椅子とかテーブルや 照明なんかも」 
「そうか アルタの設計か、、、」
「そう コック長は、、、
実はホテルのコック長のお兄様なの ねぇコック長」
「まあ そんな訳でして はい」
「だからか、、、なるほど、、、
入ったときホテルのステーキ屋さんに来た感じだったよ」
「いいでしょ だからお肉は最高よ」
亜矢子と居るこのステーキ屋は『すてーき はやし』と言った
店名文字どおり 和の食材を大切に調理し提供していた
地元で取れる魚介類をはじめ野菜類も地元調達だった
車えびの後にはマグロのとろが出てきた
これも塊を鉄板で少しだけ焼き
調味料を振りかけたものだったが美味しかった
神山が美味しそうに食べているのを見て亜矢子は嬉しかった
ビールが無くなると赤ワインを頼んだ
同じ銘柄のワインだがホテルより数段安かった
「ワインが安いね 嬉しいよ」
「ええ ここのお店は直ぐ傍に在る安売りのお店から仕入れているの
だから デパートの価格より全然安くて呑めるわよ」
「そうなんだ 凄く安いよね いいね」
神山達二人は出される焼き物を美味しく頂きおなかを一杯にした
「凄く美味しいわ ねぇ店長 ご馳走様でした」
「そんな いまデザートを出しますから」
亜矢子と店長が親しそうに話しているので聞いてみた
「別に 何も無いわよ お休みのときに食べに来て色々と
話している内に 私の素性が分って店長も教えてくださったの」
「そうなんだ 了解しました」
二人は顔を見合わせて笑った
デザートを食べ終わると店を出た

マンションに向かうとき亜矢子はしっかりと
神山の手を握って離さなかった
歩いて5分もしないうちにマンションに着いた
玄関のドアを開けると部屋を締め切っているせいか
亜矢子の匂いが漂っていてむせるほどだった
二人は玄関を閉めるとどちらかとも無くキスをした
亜矢子の体から段々と力が無くなり 神山が抱えるようにした
「ねぇ だめよ 早くお部屋に入りましょ ねぇ」
まだ靴を脱いでいない亜矢子は神山から躰を離して靴を脱いだ
神山も靴を脱ぎ捨て亜矢子を抱えるようにしてベッドに入った
「ねぇ シャワーを浴びたいわ お願い 一緒に浴びましょ」
神山は自分も 今朝簡単に流しただけだったので
「うん 一緒に浴びよう」
そう言っても二人はなかなか離れず 愛撫を繰り返していた
神山がパンツ姿になった時に亜矢子が跪き 下半身に愛撫をしてきた
神山は 布地の上からの愛撫には別な感触を感じていた
触られているがじかに触れられていないもどかしさ
神山はどんどんと充血をしてきて透明な体液を漏らしてきた
亜矢子は嬉しいのか 愛撫に変化をつけてきた
早くこすったり 唇でかんだり 色々と試してきた
亜矢子自信はまだブラジャーとショーツを着けていたが
神山の愛撫を中断すると自分で脱いだ
神山がパンツを脱ごうとすると
「だめ 私が脱がせるわ」 
亜矢子はパンツを下げたときに肉棒が元気よくはねたので喜んだ
そのまま亜矢子の唇は肉棒を離さなかった
先日同様ぎこちないが一生懸命に愛撫を繰り返していた
神山は我慢できなくなったので
「ねぇ 入りたいよ 亜矢子の中に」
亜矢子はすんなりとベッドに横たわり 神山を待った
神山は隣りに横たわり 秘所を触ってみると体液が溢れ出ていた
「ねぇ 入ってきて お願い」
神山は亜矢子を下にして ゆっくりと挿入した
「ああ 気持ちいいわ あなた ほんとよ 気持ちいいの」
少しづつ最初はゆっくりと動かしていった
亜矢子も膣の中が感じてきたのか腰を使い始めた
二人の腰の使い方がリズム良くなってきた時 亜矢子が
「だめ あなた いくわ」
神山が亜矢子のリズムを壊し早くすると
「ああっ だめよ そんなに ほんと」
神山も段々と昇天が近づいてきて
速さをそのままにストロークを大きくすると
「だ・め いく ああっ い・く・わ、、、、」
亜矢子は躰を反らしてピクピクとした時に神山も昇天してしまった
神山がぐったりと亜矢子の上にかぶると
亜矢子の手が神山を抱きしめた
神山が少し元気になったときに 膣から肉棒を抜くと
「ああっ 出て行く だめ 出て行かないで」
亜矢子は余計に腕に力をこめ 足も神山の腰を離さなかった
「ほら シャワーを浴びる事が出来ないぞ」
「いいもん このままで」
神山は隙間から亜矢子の秘所を触った
そこは二人の愛液でぐしょぐしょだった
触られた亜矢子は気持ちいいのか腰を動かし始めた
しかし 亜矢子自信もシャワーに入りたかったので 我慢をしていた
「ねぇ お願いだから 今度こそはシャワーを浴びましょ ねぇ」
「分ったよ さあ浴びようか」
まず神山がベッドから立って 亜矢子を起こしてあげた
「ねぇ あなた お願いがあるの」

「なあに」
亜矢子はまだ元気なおちんちんを握って
「他の女に使わないで ねぇ お願いだから」
神山は急に言われたので戸惑ったが
「分ったけど 大きくなったら どうしたらいい?」
「大きくしないで」 
そう言って くすっと笑った
二人はバスルームでお互いにしゃぼんを付け合い洗った
神山の下半身がずっと元気なのを見て
「こんなに元気なの 男の人は、、、 びっくりよ」
そう言うと亜矢子はボディーソープを良く泡立て触ってきた
いつも同じ愛撫なので
「亜矢子 その手を時々くるくると回すようにすると気持ちいいよ」
亜矢子は言われた通り上下だけではなくて少しひねってみた
「うん その調子 凄く気持ちがいいよ」
「ほんと 嬉しいわ」
「時々 もっと強く握ってくれるといいな」
「どう 痛くない 大丈夫?」
「うん 力加減が丁度いいよ 大丈夫、、、」
亜矢子は自分が愛撫している事が愛している人に最高と言われたく
一生懸命に行っていた
「亜矢子 だめだ 出ちゃうよ 我慢できないぞ」
それでも亜矢子は止めなかった
本当に自分の行為が相手に
気持ち良くなってもらえているのか確かめたかった
「だめだ 出ちゃうよ 我慢できないよ」
亜矢子はスピードを上げ 少し力を入れた
肉棒の先から乳白色の精液が出たとき
亜矢子は急いで口を開き受け止めて飲み込んだ
少し石鹸の味がしたが神山の大切な分身を貰ったと嬉しかった
神山は立ち上がらせると今度は亜矢子のクリトリスを愛撫した
亜矢子は直ぐに昇天してしまい躰をがくがくさせた
「ねぇ よかった 気持ちよかった?」
亜矢子は初めて愛している人の指示で行った行為が気になった
もっと力の入れ具合や スピードの感じや聞きたかったが
「うん 凄く気持ちよかった」
「ほんと?」
「だから すぐに出ちゃったじゃないか よかったよ」
神山は亜矢子を抱き寄せキスをした
亜矢子も抱かれながら下半身を神山に摺り寄せていた
神山はこのままではゆっくりと味わう事が出来ないので
「さあ 亜矢子出ようよ ゆっくりとしよう」
「ええ そうね ここ狭いし」
二人は石鹸を流しながら又 お互いを触りながらシャワーで流した
ベッドに戻るときに
亜矢子の携帯電話が着信を知らせるランプが点滅していた

「あなた ごめんなさい」
亜矢子は留守電を聞いてみたら 今夜の出勤が指示されていた
神山は亜矢子の顔がだんだんと暗くなっていくのが分った
「ねぇ ごめんなさい 今夜出勤になりました
だから 遅い時間まで一緒に過ごせないわ ごめんなさい」
「いいよ そんな 仕事が第一優先だよ 今日は、、、」
「だけど 寂しいわ ゆっくり出来ると思っていたのに、、、」
「亜矢子ちゃん 僕も寂しいけど仕方ないよ だけど どうして?」
「ええ 夜シフトの子が体調を崩して出勤不可能なんですって」
「その位は何とかなるでしょう わざわざ亜矢子が行かなくても」
「ええ しかしその子は矢田部と同じサブなのでそのクラスの
責任者が何人も居なくなると困ってしまうの」
亜矢子は冷蔵庫から地ビールを出し二人で呑みながら説明をした
亜矢子のようにグランドマネージャーは山側と海側で
各一人ずつ配置されその棟の最高責任者で
その下に3フロア毎管理するサブマネージャーが各棟配置されている
今日会った矢田部はその下のサブという事を説明された
矢田部の下にもフロアマネージャーが居るが見たこと事は無かった
亜矢子は当然でしょ と言って
椿総支配人のご友人関係は全て私たち
上のクラスが応対する事になっている事をつげ
あなたが来られた時は本当にVIPの接客なんですとも言った
今日は 山側のサブがどうしても夜の出勤に間に合わなくて
要請が来たと言った
自分達のシフトより山側のシフトで何とかならないかと
ホテル側では検討をし山側のマネージャーと話をしたが
どうしても欠員が出てしまうために亜矢子に廻ってきた
亜矢子にしても時々山側に助けられている事もあり
ここは普段どおり夜出勤しようと考えた事を伝えた
「僕だったら 今の亜矢子が言うと通りだと思うね」
「ごめんなさい ゆくっり出来なくて、、、」
「いいよ そんな事より 何時に出ればいいのここを?」
「ええ 8時ですから 6時半で充分です」
「じゃあ まだ充分に時間があるでしょ ねぇ亜・矢・子」
神山はロレックスを覗いて見るとまだ3時になったばかりだった
「本当にごめんなさい こんど埋め合わせをします」
神山は埋めるのはこちらが専門だと 言って亜矢子を笑わせた
地ビールを飲み干したのでお代わりを注文した

亜矢子が冷蔵庫に立った時に
バッグからブレスレットを取り出しガラステーブルに置いた
亜矢子が座りビールを注いだ後
「これ 亜矢子さんにプレゼント、、、 どうぞ受け取って」
亜矢子はホテルに入っているブティックの包装紙を開けた
「わあ これ 欲しかったんです いつも眺めていたの、、、」
「よかった 喜んで貰えて」
「でも 本当に私でいいの こんな高価な物、、、」
「そんな 亜矢子さんに似合うと思って選んだんだよ、、、」
「ええっ ほんと 嬉しいわ ほんと欲しかったの」 
亜矢子は嬉しい顔をしながら涙を流してきた
「どうしたの 亜矢子 悪かったかな」
「違うの 本当に欲しかったの だけど、、、ごめんなさい」
亜矢子の涙はこのブレスレットが原因でないと分った
神山はブレスレットを亜矢子の左腕に掛けてあげた
「嬉しいわ ほんとよ あなた ほんと、、、」
又涙ぐんだ亜矢子をベッドに抱えていった
亜矢子を寝かせると 反対に寝かされ
「ねぇ 私 教えていただいた事を精一杯しますから、、、」
亜矢子は言うが早いか行動のほうが早かった
神山に教えられたとおり
肉棒の上下運動 そして捻り 唇の技などなど
いままで亜矢子は教えられた事を実践した
神山は やれば出来るじゃないかと言う気持ちと嬉しさの気持ちで
考えれば考えるほど 下半身の反応が鈍くなった
「ねぇ さっき言われた通りにしているけど、、、だめ?」
亜矢子は全然元気にならない肉棒に訴えた
「ごめん 嬉しすぎて 本当にごめん 直ぐに元気さ」
神山は色々な事を考えないよう下半身に神経を集中した
亜矢子もだんだんと固くなってくる肉棒を改めて見ていた
「ねぇ 凄く大きくなってきている すごい 色も変わっているよ」
「亜矢子 そんな 当たり前だろ」
「だって いままで こんなに真剣に見たこと無いわよ いいわ」
亜矢子は神山の肉棒を愛撫しながら形の変化や色の変化を楽しんだ
「真中のところから透明の液が出てきているわ」
亜矢子は亀頭をゆっくりと触りながらその体液を触ってみた
「わあぁ~ ねばねばしている~ いやらし~ あなた」
今日はどうしたものか まな板の鯉状態で何もいえなかった
「ほんとはね 私のあそこもねばねばです 入っていいですか?」
「うん お願い 入りたいよ 早く」
神山は下から亜矢子のおっぱいを愛撫しながら言った
亜矢子は肉棒を支えながら腰を落とし ゆっくりと動いた
最初は自分のクリトリスに刺激があるように前後の動きだったが
「ねぇ 亜矢子 腰を上下に動かしてごらん」
亜矢子は言われたとおり動かし始めたがぎこちなかった
「ほら 上手に動いているよ 凄く気持ちいいよ」
「私も気持ちいいわ あっ ほんと」
亜矢子は自分の動かし方が分ってきたのか 上手になった
ブラジルのサンバのように激しく腰を動かす事を知った亜矢子は
「ねぇ もう だめ いきそう ねぇ、、、」
神山は下から同じリズムで上につついた
亜矢子は膣をきゅんと閉めながら躰を反らして
「あなた い・い・ ほんとよ いいわ だめっ、、、」
亜矢子はさらに上半身を反らして昇天した
神山も亜矢子の乳房を鷲づかみして発射してしまった
亜矢子が神山の上にぐったりと倒れこみ
「ほんと あなただけ ほんと 嬉しいわ私、、、」
亜矢子は又涙を見せながら神山にキスをした
神山もいじらしい亜矢子を思う気持ちがだんだんと大きくなった
亜矢子は自分から神山から降りて横に寝た
「あら まだ元気なのね 頼もしいわ 大好きよ」
亜矢子は元気な肉棒を触り楽しんだ
「ねぇ 亜矢子さん お願いだから 少し休ませて」
「そう そんなに元気ないの」

亜矢子は挑発するように言いながら肉棒を触った
神山はどうする事も出来ずに 任せるしかなかった
神山とのひと時を亜矢子は大切にしている
そしてそれ以上にもっと愛している事を表現したいと思っている
神山はそんなふうに考え 亜矢子に尽くした
亜矢子と神山はお互いの躰を優しく時には激しく愛撫をくりかえした
神山は亜矢子を返し裏返しにした
「何するの ねぇ」
神山は無言で亜矢子の背中から腰に掛けて愛撫を始めた
「凄く気持ちいいわ」
おしりのとがっている部分から秘所の隣りに在るアナルに指をかけた
「だめっ そこは 絶対だめっ 変態 いやよ」
しかし神山はアナルには近づいたが愛撫に終わり
ありの門渡りをを攻めた
10本の指で秘所の周りを攻められた亜矢子は
ねばねばした体液を溢れさせた
「ねぇ もうだめ 早く何とかして お願い」
それでも神山はそのまま秘所の周りを攻め立てた
時には強く 時には柔らかく クリトリスを触られつづけ
時々指をヴァギナに挿入され 出し入れをされると
亜矢子はこの世に存在しないような声を発して昇天してしまった
ぐったりなっている亜矢子の腰を引き上げ 後ろから挿入した
亜矢子は直ぐに快楽がよみがえり 腰の運動を合わせて来た
神山はウエストを掴みながら前後に動いていると
今度は亜矢子自信が腰を前後に動かしてきた
二人の運動がリズム良くなってきた時に神山は片方の手で
亜矢子のバストを愛撫すると
「ねぇ 本当に気持ちいいわ また いきそう、、、」
神山はもう片方の手でクリトリスを愛撫し始めた
「ねぇ だめっ だめっったら お願い いくわ お願い」
神山はそれでもクリトリスとバストの愛撫を止めず
挿入している肉棒の運動を段々と早くしていった
亜矢子の膣がきゅんと締め付けてきたとき
「ああぁ いくわ あなたも、、、ああぁ、、、」
「亜矢子 僕もだめだ 我慢できない、、、」
「ねぇ きて ねぇ、、、」
亜矢子はそこで昇天してしまった
神山もそれを合図に昇天してしまった
ぐったりしている亜矢子から肉棒を抜き出すと
「あつっ だめ、、、」
神山が完全に出ると亜矢子は
ようやく快楽から開放されたようにぐったりとなった
神山は亜矢子の横に寝て 腰を触っていると
「ねぇ あなた 少し休ませて お願い」
うつ伏せになった亜矢子の顔には汗がびっしょりだった
髪の毛が汗で顔につき激しい運動を行った後の
たとえ様が無い美しい顔だった  
神山はこの顔が亜矢子の本当の『顔』ではないかと思い 
しかっりと脳裏に焼き付けた

「ねぇ あなた起きて、、、」
神山は女性の声で目を覚ましたがここがどこだか一瞬分らなかった
いつもの空気と違い 天井も違う それにまだ薄日が差していた
「ねぇ 起きて 本当に、、、」
「う~ん、、、」
神山は目を開くとようやく亜矢子のベッドと悟った
「ごめんごめん すぐに起きるよ そんなに寝てしまったかな」
「ううん 違うの、、、 だけど起きて」
神山は言われるまま躰を起こしロレックスを覗いた
6時30分にはまだ充分時間があったが 亜矢子の言う通りにした
「どうしたの まだ早いでしょ、、、」
「ええ しかし 一緒にお布団の中にいられないの、、、」
「えっ なんで?」
亜矢子は自分の下半身を両手で隠すようにして
「おんなの人になっちゃった」
亜矢子は恥ずかしさと残念さを隠し 笑顔で言った
神山は なんで同じ時期に生理になるのだ と考え
来週の泊りがけのことも考えた
「だけど 今日始まりだったら 来週は大丈夫じゃないか」
「そうね この娘が納まってくれる事を祈るわ」
「僕もテルテル坊主を作るよ、、、」
二人は顔を見合わせて笑った
「亜矢子 そうしたら4月22日はどこで待ち合わせしようか」
「私 ここを離れたいわ」
「そうしたら 3時ごろに熱海ではどう?」
「ええ 熱海なら、、、」
「じゃあ そうしよう」
神山は裸のまま冷蔵庫からビールを出して二人のコップに注いだ
亜矢子は自分の気持ちを抑えるのに必死で
「ねぇ あなた 何でも良いから 隠して お願い、、」
神山は立ち上がって 両手で下半身を隠して おどけた格好をした
「どう こんな感じですか?」
亜矢子は口に手を当てて笑いながら
「やめてよ、、、 本当に、、、 イメージが悪くなっちゃうわ」
どうしても笑いを抑える事が出来ずに
隠している両手にピッシャと打ったが 神山はめげずに色々な
ポーズをとると 亜矢子は笑いきれずに涙を流した
そんな姿を見た神山はまだ大きくない下半身を亜矢子の口に当てた
「だめでしょ 大きくなっても 大きくしないで、、、」
神山は亜矢子の言葉とは反対に どんどんと大きくしていった
「なんで 大きくするの だめったら だめ、、、」
しかし 亜矢子は目がうつろになり 肉棒を咥え始めた
神山は亜矢子の献身的な行動に心を打たれ
「バスルームに行こう」
亜矢子は黙って頷き立ち上がったが肉棒を離さなかった
自分から浴室に向かい
「では 先に入っていて お願い」
亜矢子は神山を浴室に入れると ドアを閉めた
神山はシャワーを出して亜矢子を待った
「ねえ あなた 本当にだめなの」
そう言いながら全裸になった亜矢子が浴室に入ってきた
唇を合わせ 抱き合った
亜矢子は今まで以上に強く抱きしめてきた
神山も強く抱き返し亜矢子の愛に答えた
亜矢子は腕を組み解きしゃがみこんで肉棒を咥えこんだ
「ねぇ 私のこと愛している?」
神山は勿論だと言う事を肉棒で示した
どんどん大きくなる肉棒を亜矢子は頼もしげにしゃぶった
神山に言われたとおり手の愛撫も充分だった
神山は亜矢子に対し 後ろ向きになるよう求めると
「私 上になりたいの だからここに座って、、、」
神山は浴槽の縁に座ると亜矢子がこちらを向いて座ってきた
このままの格好では動けなかったので
亜矢子は浴槽の縁に足を掛け腕を神山の首に回した
腰を上下に動かし始めると感じてきたのか膣がきつくなってきた
しかし神山はこの体勢だと動く事も出来ず
上に乗っている亜矢子を支えるのに精一杯だった
亜矢子はますます感じてきたのか 上半身を反らすようになった
神山は腰の動きを亜矢子に合わせてあげると
「ねぇ だめ きもちいいわ だめ、、、」
神山はふちから降りると亜矢子を抱きかかえるようにし
亜矢子の片足をバスタブの縁に乗せ下から攻めた
亜矢子は縁に乗せた片足でリズムを取りながら絶頂を迎えた
ぐったりした亜矢子を抱きながら
緊張からほぐれてくる膣に対し最後の抵抗をした
亜矢子も神山も体力を使う体勢だったのでぐったりとした
神山の太ももに生暖かいものが感じられシャワーで洗い流した
「あなた 先に出ていて お願い」
「うん 分ったよ」

神山はバスルームを出ると冷蔵庫からビールを取り出し呑んだ
亜矢子はバスタオルを胸に巻き出てきた
「そんな格好で大丈夫?」
「ええ 下はちゃんと穿いているわよ だから大丈夫」
神山はロレックスを覗くと6時を指していたので
「そろそろ仕度をしようよ 遅れるとまずいし」
亜矢子もチェストの時計で時刻を確認した
「そろそろ 仕度をしますね」
亜矢子は神山の前でバスタオルを脱ぎ
「私を忘れないでね お願い」
ショーツ1枚の格好で神山に抱きつきお願いした
「分ったよ 忘れないように頭に叩き込んだ」
「そうしたら 窓のほうを見ていて いいと言うまで」
「なんで 恥ずかしい事ないだろ」
「いやよ お願いだから あっちを向いていて」
神山はビールを持ち窓際に移り外の景色を眺めた
夕焼けが綺麗な空だった
下を見てみると歩道では会社帰りのサラリーマン達が
仲間と居酒屋に入る姿が在ったり
これからお仕事であろう女性のお尻を追いかけている男たちもいた
東京の銀座とは比べ物にならない三島銀座だが
華やかさでは負けても 男と女は元気そうにみえた
男は女を自分の物にしたいし 女はいい男にめぐり合いたい
東京だろうが三島であろうが 
地域や国が違っても男と女の根本的なところは同じだと思った
神山が外の景色に見とれていたので
「ねぇ どうしたの 私が言った事で怒っているの、、、」
神山は余計な事を考えさせてしまったと思って
「いいや 全然そんな事は無いよ
今 外の景色見ていたら考える事があって、、、」
「そう 良かったわ 怒っているかと思って、、、」
神山が振り返るとすっかり仕度が出来た亜矢子が居た
「あと もう少し お化粧をします また 向こうを向いていて」

神山は言われたとおり 窓の外を眺めた
相変わらず男と女の世界があった
化粧が濃い女に男が声を掛けていたり
少し派手身なりのな男女が無言で歩いていたり、、、
これから大人の 女と男の時間が始まることを告げていた
果たして亜矢子はどうかと考えた時
本当に自分を考えてくれているのか否か、、、
現時点では考えてくれていると考えたほうが良いのか、、、
「どうしたの あなた?」
「えっ なに?」
「だって 少し前から呼んでいるのに 答えてくれないから、、、」
「あっ ごめん 気が付かなかった ごめんなさい」
「そうしたら 私は準備出来ましたので あなたの番よ」
「うん すぐに仕度するよ」
神山はブリーフを穿きTシャツを着ると
「ねぇ あなた お願いがあるの、、、」
「なに?」
亜矢子はチェストから真っ赤なショーツを取り出し
「これはまだ穿いていないの ねぇ 穿いていって」
「しかし 綺麗な色だね 鮮やかな色だよ」
「そうでしょ だから 穿いていって」
「なんで そんなに拘るの?」
「、、、 お守りよ それと 運があると言われるわ」
神山は亜矢子から渡されたショーツを穿いたが
そんなにきつくなく 収まり具合も充分な機能だった
「いいじゃん きつくないし ゆるくも無いし」
亜矢子に下半身を見せつけると
「可笑しくないわ 大丈夫よ 格好いいわ」
亜矢子は神山の傍に来て下半身を優しくなでて
「本当に お守り、、、よ」
「分った ありがとう 大切にするよ」
神山も身支度を整えるとそろそろ6時30分に近くなっていた
二人はマンションを出ると行き交う女と男に紛れ込んだ
三島駅に着くと二人は廻りの人を気にせずに抱き合った
神山は亜矢子の肩越しに見えた宝くじ売場に行った
「亜矢子 さっきの、、、 運試しをしてみようか」
亜矢子は腕を組んだまま胸を押し付けてきて
「そうね 間違いないわよ 買いましょ」
神山はその場で分る『スクラッチ宝くじ』を買い 削ってみると
「わぁ 当りよ 他の4枚は、、、」
神山は1000円の投資で1万円を獲得した
亜矢子は神山にもう一度5枚買うことを言った
果たして1000円の5枚で又 1万円を当てた
「凄いわ 私こんな事初めて 凄いわ、、、」
亜矢子は神山のほほに軽くキスをした
「ねぇ そうしたら こちらの宝くじを買いましょうよ」
神山は獲得した2万円で宝くじを買った
地方の宝くじで1等が4000千万円の宝くじを亜矢子に全部渡した
「あなた 半分ずつにしましょうよ」
「いいよ 僕はこのショーツの凄い事が分ったから又の時に、、、」
「本当にいいの? だけどこの宝くじ当ると良いわね」
二人は顔を見合わせて笑った
神山は新幹線の切符を買うと亜矢子と別れた
亜矢子は御殿場に向かう為 新幹線の改札口まで来て
「寂しいけど 我慢するわ 連絡を下さいね お願いします」
「分った 出来るだけ電話しますよ」
亜矢子の乗る電車の入電が告げられたので 互いに手を振り別れた






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