2013年5月18日土曜日

薔薇 8 - 33 Vol. 2



「まあ 田所さん いらっしゃいませ」
資生堂商品のチーフが洋子を見つけて挨拶をした 神山が篠原を指して
「相談があります この今着ているスーツに合う化粧品を探しています
以前 洋子さんのように変身を希望します」
「このままのお化粧でも充分お似合いですよ」
「それは分っています 私が言葉が足りませんでした すみません
以前のようにイメージは 挑発的 男を魅了する しかし派手過ぎない」
「はい 分りやすいご説明でありがとうございます ふふふ
そうすると 変えなければ行けませんね 分りました
では篠原さん メイクしてよろしいですか 一所懸命メイクします」
「はいお願いします」
「どの位時間は掛かりますか?」
「ええ 直ぐですよ そこにお座りになって 見ていてください」
「えっ恥ずかしいわ 私」
「篠原涼子さん お仕事ですよ お願いします」
「はい 分りました」
チーフが篠原涼子にエプロンを掛け まず今の化粧を丁寧に落とした
神山とJrはすっぴんも綺麗だと感じた 下地を塗り始め どんどん
進めていく この位のスピードでこなさなければ 
チーフになれないのかと改めて思った 
洋子のときもそうだったが早くて正確な仕事だった
見ている間に出来上がり神山は驚いた
アイラインを入れ最後にルージュをさし やはりプロの仕事は違った
「はい神山様 仕上がりました 如何でしょうか?」
「ふぁ 凄い 篠原さんが見違えた うん OKです」
篠原涼子は手鏡をみてビックリしている
「篠原さん お化粧によって 素晴らしくいきいきしたわ
今までは どちらかと言うとお仕事柄 地味目だったの だから
思い切って 変えたんです 凄くこのスーツにお似合いよ
このお姿でしたら グラミー賞に行ってもひけをとりません
若返ったわ 今までのお化粧より素敵ですよ」 
「神山さん どうですか? 若返りました?」
「もう そう言うレベルではないでしょ 美しすぎます
そうしたら 今使った化粧品をください」
チーフは 今までのは全て使えない事を篠原に伝え
「はい 分りました お願いします」
チーフが計算して 18万円と言ったので洋子が手渡したとき
アレックスJrが
「この分は私が清算する ありがとう 神山さん」
そう言いJrが18万円支払いを済ませた
アレックスJrは神山と篠原は洋子と話しながら店内を歩いていると
女子店員達は素敵な4人に見とれていた

洋子がタクシーを拾うと築地 居酒屋 喜久屋へ向った
暖簾をくぐると店内は一杯だったが神山は2階の座敷に案内された
この2階は隣りと簡単な仕切りがある座敷で 通路を挟んで話が出来る
居酒屋だった
Jrは始めての体験で落ちつかない様子だったので篠原涼子が
「昔と変らない文化がここにあります」
と言ったがJrはまだ納得しいなかった
神山はビールを注文しておつまみを適当に選んだ
篠原涼子のビジネススーツがこの場所には似合わないのか
周りの客から変な目付きで見られるようになった
神山はその雰囲気を察して
「やあ 涼子さんアレックスジャパンの社長秘書就任おめでとうございます
これからも会社の繁栄の為 頑張ってください」
少し大きな声で言ったので廻りはアレックスジャパンのブランドを聞いて
少し静かになった 神山が
「さあ これも仕事だよ いいね 正々堂々としてJrを支えなければ」
篠原 涼子は俯き加減だったが神山の言葉が励みになり姿勢を正した
「よく似合うわよ すてき」
「Jr どうだ 彼女を見直しただろう」 
「ええ 凄く綺麗だ 神山さんのお陰でいい秘書を持つことが出来た」
神山と洋子は二人にどんどん食べなさいと言ったが
Jrが食べ方が分らないと何度も篠原 涼子に聞いていた 
「ねぇ あなた ここ結構美味しいですね 新鮮だし」
「うん だから人気なんだろうね」
4人の箸が進んでいくうちにJrと篠原涼子の息が合って来た
Jrは素直に分らないと言い涼子はそれを分りやすく説明していた
神山が
「Jr 日本酒は呑めるかね?」
「うん でも甘いのはだめだね 口の中がべとつくから」
神山は仲居に超辛口の日本酒を冷やしてもって来るように注文した
「篠原さんは呑める方ですか?」
「ええ でもそんなに呑んだ事有りませんから 分りません」
「そうしたら無理をしないでこの日本酒を少し呑んでごらん」
涼子は小さなグラスに水滴が付いた日本酒を少し呑むと
「ふぁ~美味しいわ Jr 美味しいわよ」
涼子に勧められてJrも一口呑んだが
「うん これはいけるね 美味しいです」
みんなで呑んでいると直ぐ傍で
「涼子先輩 どうしたんですか」
「美佳こそ どうしたの 久しぶり元気?」
「ええ さっき田所部長から呼ばれたのよ」
「おい 翔 どうしたんだ」
「ええ さっき美佳さんから田所さんから呼ばれ一緒に来なさいって」
洋子が
「私が二人を呼んだの だって涼子さんもハーバードで美佳さんと
同じ学部でしょ だから多分お付き合いがあると思って」
「そうか でも翔は」
「だって 昨日の今日だから付録よ」
「また 田所部長 酷いですよ 付録なんて」
二人が来て賑やかになったが涼子がみんなのつながりが分らなかった
洋子が
「神山次長は鈴やの本社次長 美佳さんのアルタでは担当常務
そして涼子さんのアレックスジャパンでは最高責任者なの
だからここにはその繋がりの人がいるわけ
私でしょ 神山 杉田君が鈴や 美佳さんがアルタ
Jrと涼子さんがアレックスジャパンって訳」
涼子が
「神山さんて凄いですね 会社3つもあって」
杉田が自慢するように
「もう一つ有るんだよ ねぇ先輩」
「なんですか それは」
「うん 東都食品の最高責任者さ」
神山は紹介されて悪い事ではないが 今は関係ないので
「まあ 翔 ここでは関係ないから 程ほどに」
美佳と涼子はハーバードを卒業してから会っていなかったので
ハーバード時代の話をしていた
洋子が
「涼子さん これもお仕事よ 昔のお友達とのお話も良いけど
Jrのグラスの管理も貴方がするのよ」
涼子は頷いてJrのグラスにお酒を注いで
「Jr 気が付きませんでした ごめんなさい」
「うん いいよ昔の友達を大切にしなさい」
「うん ありがとう」
「涼子先輩 そうすると秘書?」
「ええ 本日 就任です」
「ふぁ~ いいな~ 私 受け付けよ いいな~」
神山が
「まあまあ 美佳さん受付は誰でもなれる訳じゃないから」
「ええ しかし 秘書ってお給料良いでしょ いいわね」
「だけど 美佳にはご両親がしっかりいるでしょ 私は母だけよ
だから秘書になっても父はお金では戻ってこないもの」
「そうね 先輩はお父様がいないもんね ごめんなさい」
神山は洋子と相談して
「わかった 美佳さん あすから係長だ いいね これから
内藤社長に連絡を取る 待っていなさい」
神山は内藤社長と電話連絡をして少し話して頷き終わった
「結論 OK だ がしかし美佳さんの年齢だと難しいので
社内で英語教師をしてもらうことが条件だ いいね」
「ふぁ~ 神山常務 ありがとうございます 涼子先輩聞きました
私 係長だって 杉田さん 良かった」
美佳は杉田に抱きついて みなにはばからずに熱いキスをした
これにはJrも拍手をして喜んだ 涼子が
「杉田さんとどうなの そんな見せ付けて もう」
「ええ いい仲よ とっても ねぇ杉田さん」
「いい仲って いい仲なの?」
杉田も美佳もなぜか顔を真っ赤にして黙ってしまった 涼子が
「なんだ そうだったら早く言ってよ もう いいな~」
「涼子先輩 それがですね、、、」
「いうな 美佳さん お願いします」
杉田の様子がすごく慌てだしたので神山が小声で
「どうした 成功したのか?」
杉田はますます赤い顔になり
「失敗です、、、先輩 自信なくしました」
美佳が聞いていて
「だって山ちゃん 聞いてください 酷いですよ
避妊具をつけて下さいって頼んだら わかった 自分でつけるって
そう言ってて、、、私 待っていたのに恥ずかしかったわ」
「もう 美佳さん ごめんなさい ほんとごめんなさい」
「もう もっと頑張って我慢してください 今度から 嫌です」
洋子が
「杉田君 男の人は緊張すると誰でもあるわよ気にしない方がいいわよ」
聞いていたアレックスJrも
「僕も奥さんが始めての女性だったんだ 大変だったよ
コンドームが上手に付けられなくてそのうちにおちんちんが小さくなって
今でも笑い話さ 大丈夫だよ次は おちついてね」
Jrのなぐさめが効いたのか杉田は少し元気になった 涼子が
「杉田さん私が教えて差し上げましょうか」
それを聞いた美佳が
「涼子先輩 まだバージンでしょ だってその時は結婚式にとっておくって
昔から言っていたでしょ 私先輩の言葉を信じていたのに、、、」
「、、、美佳ね バージンでも出来る事はあるわよ
自慢じゃないけど、、、まだそうよ だってそんな男出てこないもんね」
美佳が明るい顔になって 
「そうでしょ だから私も杉田さんだったらOKかなって ふふふ」
「もう いいわよ あ~あ どこかに白馬の王子さま いないかしら」
アレックスJrが
「ここにいるよ 僕が」
「駄目です 不倫は絶対」
「そんなに言わなくても 神山さん 彼女はこの様に冗談が通じない
いつも注意されてばっかりだよ」
「まあまあ 仲良くしてよ 涼子さん 気分をリラックスさせるのも
秘書として大切な仕事だよ」
洋子が英語で美佳と涼子に
「男を成功させる事が秘書の勤めだがその報酬は男の笑顔で充分だ」
美佳と涼子は頷いてJrは
「神山さん すると僕は涼子のまえで
いつもニコニコしていなければ彼女が悲しむね こうしてニコニコ」
この言葉でみんな大笑いをした
杉田が神山に
「先輩 そろそろ戻ります 時間だし」
「大丈夫だよ 何かあったら携帯に来るだろう」
「ええ」
「そうしたら美佳さんと散歩して戻ればいい」
杉田は急に明るくなって
「美佳さん 行くよ でよう」
「はい 分りました」
二人は4人に挨拶をして階段を降りていった 

涼子が
「いいな~ 先を越されたわ Jr」
「うん でもこれから僕と一緒に色々な所に行くからいい男はいるよ」
「そうよ涼子さん 灯台下暗しらしもあるしね 人事は辛いわよね
嫌な事ばかり見えるから ある部分人間不信になるわね」
「ええ そうなんですよ いい人がいても分る事が多いですね」
「だけどね涼子さん 神山さんもそうだったの 人事の評価では
いまの活躍は誰も予測できなかったわ ごく普通の人よ
それが何がきっかけか分らないけど 本社の次長よ 私だって
信じられなかったもの」
Jrが
「神山さんは 強くて優しい そして嘘をつかない
柔道は強い 大丈夫だよ涼子 いいひとは僕も探すよ」
Jrが涼子のほほに軽くキスをした 涼子が顔を赤くして
「お願いしますね 一緒に探してね」
神山が涼子に
「涼子さん はっきりしていないので内定として聞いて欲しい
御殿場アウトレットが出来たら チーフで働いてもらう事に
なるかもしれない まだ決定ではないけど いいね 内緒だよ」
「そうすると 秘書は」
「うん 決定じゃないから今は心配しなくていいよ あくまで
僕の個人的な判断です 涼子さんの才能を
最大限引き出したいと思っているんだ 今は秘書を頑張ってね」
「はい 分りました」
神山達は美味しい鮮魚を食べて最後にお茶ずけでしめくくった
「さあ そろそろ9時を廻ったから帰ろうか」

涼子が
「そうですね 時間も丁度良いですね ご馳走様でした」
洋子が清算をして店を出た Jrが
「神山さん 今夜は楽しかった ありがとうございます」
そう言い涼子とJrはタクシーで有楽町駅まで行った
神山と洋子は銀座方面に歩き洋子が
「ねぇ もう一日泊まろうかな」
「えっ 大丈夫なのかな お母さんは」
「ええ 電話で話してあるの 貴方次第よ」
「そうしたら 代々木にいこう」
「ええ そうしましょ 私も疲れたわ」
神山と洋子はタクシーを拾って代々木のマンションへ向った
「しかし 翔は大丈夫なのかな 失敗すると結構自信無くすからね」
「あなたは どうだったの」
「うん 緊張したさ どこだか分らなかったからね」
「そうなんだ やはり女性と違うのね そんなに緊張したの」
「うん だって最初は肛門に入りそうになって 相手が違うって
それで意気消沈さ 翔の気持ち分るよ」
「いやねぇ お尻に入れようとしたなんて もう」
「でもね 入れる穴が目で確認していないから しょうがないよ」
神山と洋子が失敗談で盛り上がっていると代々木のマンションに着いた
二人が部屋に入ると神山は
「洋子 部屋着とか バスローブなんてあるといいね」
「そうね 渋谷に出て買おうかしら」
「うん 22時閉店だからまだ間に合う」
神山と洋子は急いで渋谷の専門店に向った
バスローブもホテルで使われるような高額品から安くて薄い生地まで
色々と種類があった
神山と洋子はホテルで使われている高額品を選び
部屋着も最高級コットンを使用した部屋着2種類を購入した
バスローブが5万円2着で10万円 部屋着は2万円が4着で8万円
洋子が現金で清算した
神山と洋子は店を出るとたこ焼きの美味しい匂いにつられて買った

代々木のマンションに着くと神山と洋子は部屋着に着替えて
「洋子 気持ちいいね この部屋着は」
「そうね コットンが違うとこんなに肌触りも違ってくるのね」
二人はお揃いの部屋着を着てソファーで寛いだ
神山は冷蔵庫から地ビールを出して洋子と自分のグラスに注ぎ
たこ焼きを食べてゆっくりした
「ねえ あなた ショーツを脱いでくれる」
「えっ なんで」
「今のうちに洗濯するわ 昨日履いた分も一緒よ 靴下もね」
神山はバッグに丸めて入れてある靴下とショーツをだして
部屋着を脱いでショーツを洋子に渡した
洋子も寝室でブラジャーとショーツ パンストを脱いで
洗濯機に入れた
「洋子 下着がないとなんか収まりが悪いけど 気持ちは最高だね」
「ええ ノーパンって気持ちいいわ 癖になりそうね」
二人が一息した所で洋子が湯船に湯を張ると
「ねぇ 入りましょよ」
「うん 今いくね」
神山が浴室に入ると湯船が泡で一杯だった
「驚いた さっき買ったの」
洋子がバスソープを入れて泡だらけにしていた
二人が入ると泡で首から下が見えないので
「気持ちいいけど 洋子のここが見えないよ」
神山が洋子の秘所を触って言うと
「たまにはいいでしょ こうやって湯船で汚れが取れるもん」
神山と洋子はゆっくりと浸かっていたが泡がなくなったので
ジャグジーを掛けると泡が作られ先程のように泡の山が出来た
今日一日曇っていたが夜空には星が出てきた
「さあ 出ようか」
「ええ そうしましょう」
神山は先に出て洋子を引き上げてあげるとそのまま抱き合ってキスをした

5月6日 水曜日 快晴
「おはよう あなた」
「うん おはよう 早いね今朝は」
「ええ 簡単だけど朝食を作ったわ」
「えっ ありがとう」
洋子は部屋着を着てキッチンで朝食を作っていた
「ねぇ あなた シャワーを浴びたら」
「うん そうするよ」
神山は洋子の勧めで熱いシャワーを浴びて髪の毛も洗った
バスローブで出てくると地ビールが用意されていて
「はい お疲れ様でした」
洋子はニコニコして神山のグラスに地ビールを注いだ
結局 昨夜はベッドの中で3回交わり 神山は疲れ果て寝てしまった
疲れた訳ではないが今朝は午前中の予定がなかったのでゆっくり寝ていた
「はい かんぱいよ」
「うん では頂きます」
昨夜コンビニで買った材料で美味しく作られていた
ベーコンエッグや一夜干し干物の焼き魚と和洋折衷だったが
美味しく食べた 神山は冷蔵庫から地ビールを出して
「ここで食べるのは初めてだね 落ち着くよ」
「ええ 良かったわ 喜んでもらえて」
「今度 食器自動洗浄器を買おう」
「ええ ありがとうございます 助かるわ」
「そうだね そのうち夜もここで食べたくなるよ」
「いいの そんな事言って お寿司屋さんや居酒屋さんが悲しむわ」
「う~ん まあ 時々だよ 毎日は無理でしょう
だって 洋子の生活も有るしね」
「そうね でも出来る限り一緒に居たいわ」
神山と洋子は窓を開けて5月の風を楽しみながら食べた
「ねえ ここに掛けてあったシャツは?」
「ええ 洗濯したわ」
「そうか そうしたらTシャツしかないな う~ん」
「そうしたら 靴とかシャツを買えば 靴も2足だと 休ませてあげないと」
「そうだね しかし今日は定休日だから明日だな」
「ええ 私 覚えておくわ だけど 渋谷で買えば良いでしょ
別にうちでなくても」
「そうだね そうしよう 洗って貰ったのは替えにおいておこう」
「ええ 下着や靴下もそのまま置いておけばいいわ 
そうしたら私も下着を買おっと」
「一杯持っているんでしょ 女性は」
「ええでもブラジャーが少しきつくなったの 貴方が弄るから」
「へぇ~ 知らなかったよ 愛撫をすると大きくなるんだ」
「分らないわ でも窮屈よ 今のサイズだと」
洋子が部屋着のスエットをたくし上げると見事な形の乳房が現れ
「どう 変っている」
「う~ん 分らないな でも余分に買えばいいさ 僕が出すよ」
「ほんと セットだと5万円もするわよ いいの」
「うん いいさ 洋子が欲しいのでしょ」
「ふぁ~ 嬉しいわ そうしたら3セット位買おうっと」
「ねえ わかったから 降ろしてくれないかな
朝からおっぱいをそうやって見せられると、、、こまる」
「ふふふ 大きくなったの どれどれ」
洋子は神山が座っているソファーに行って跪き
神山のバスローブを開くとすでに肉棒化しているのを見て
「まあ 元気ね」
洋子はそう言うと手で掴み口で咥え込んで動かした
「あっ あっ うっ 気持ちいいよ」 
洋子は更に肉棒の裏側をハーモニカを吹くように愛撫をすると
「駄目だよ でるぞ」
その言葉を聞いた洋子は部屋着を脱ぎ捨てて神山の上に乗って
膣に肉棒を上手に挿入すると動き始めた
神山は目の前で乳房が上下に踊っているので乳首を摘むと
洋子は喘ぎだし二人一緒に昇天してしまった
「ふぁ~ 気持ちよかったわ でももう駄目 抜くわね」
洋子は自分から肉棒を抜いた
「ほんと 私この頃可笑しくなったわ もう貴方よ こんなにしたの」
「うん わかっているよ 僕は嬉しいけどね」
「もう 乳首もジンジンと疼いているのよ ふぁ~困ったわ」
困った困ったと言っているが洋子の顔は全然困っていなかった

「さあそろそろ10時だ 渋谷へ行こうよ」
神山と洋子は代々木のマンションを出て渋谷の百貨店に行った
土地柄 若い買い物客で賑わっていて 紳士服売場では
若者に人気のブランドがたくさん入っていた
スタンドカラーのシャツも鈴やに比べると種類が豊富で
3着買う予定だったが5枚も買ってしまった
洋子の勧めでジャケットも今着ているものより軽くてデザインが
良いのを2着も買ってしまった
「ねえ 靴だけは良いのを買ったほうがいいわ」
そう言われて 靴も高い物を2足も買ってしまった
神山は計算した
シャツが2万5千円5枚で12万5千円 ジャケットが7万円が2着で 
14万円 靴が4万円を2足で8万円 合計34万5千円
「ふぁ~使ったな」
「じゃあ 今度は私よ 一緒に着てね」
洋子のランジェリー売場に神山も一緒に付いていったが
やはり洋子くらいから下の年齢層が多くて神山は居心地が悪かった
洋子が神山にこれはどうと聞いてくるが うんうんと頷くのがやっとだった
「ねぇ 肌着って ブラジャーよりショーツの方が先に駄目になるの
だから ショーツを3枚買っていい」
神山は分らないので
「うん いいよ」
洋子はブラジャー一枚に対してスタンダード ハイレグ Tバックと
セットにして 5セットが欲しいと言ったので
「全部で幾ら?」
「ええ 64万円になったわ」
神山は驚いたけど買うと約束したので現金で清算をした
「洋子 これ上原に持っていくよ」
「そうね 一緒に行っていい?」
「うん」
二人は大きな荷物を抱えてタクシーで上原のマンションへ向かった
神山は一日しか開けていないのに久しぶりに戻ってきた感じがした
「ねえ ジャケットは1着 靴も一足 次長室において置いたら」
「そうだね そうしようか」
神山は冷蔵庫から缶ビールを2本出して洋子に渡しそのまま呑んだ
「さてと 僕はこのまま銀座に行くけれど洋子はどうする」
「ええ 今日は何か有りますか」
「う~ん 特別無いな 休んでいいよ 夜だけだしね」
「ふぁ~ 嬉しい」
「うん この間の日曜日も出てきてくれたし 休んで」
「はい 分りました では18時に駅前寿司で良いですね」
「うん 頼むよ じゃあ出ようか」 
「忘れないでね カランダッシュ」
「うん 着いたらバッグに入れておくよ ありがとう」

神山と洋子は上原のマンションをでた
まだ12時前だったので洋子は家で色々と片づけが出来た
洋子はタクシーを拾って帰ったが神山は上原のニーナ・ニーナを覗いた
平日なのに4,5人のお客が入っていて繁盛していた
店員が忙しそうだったので挨拶をしないで地下鉄で
銀座へ行って次長室に入った
渋谷で買ったジャケットと靴をクローゼットにしまい次長席に座った
洋子から言われたようにジョン ブラームスのプレゼントを
忘れないうちにバッグに入れた
神山はウインドーや店内の造花が気になったのでウインドーに行くと
「先輩 こんにちわ 今日も出勤ですか」
「よう 翔 そうだよ 美佳さん どうした」
「ええ 大丈夫ですよ ご安心下さい 仲良く手を繋いで帰りましたよ」
「なんだ 翔は徹夜じゃなかったのか」
「へへへ ええ あのあとここで暫くいたんですけど 倉元さんも
帰っていいと言われて帰りました」
「美佳さんもここに居て?」
「ええ そうですよ」
「そうか それでは帰りなさいと言うよね まったく」
「作戦が成功しました」
「わかった そうしたらめしにいこうよ 誰かを待っているのかい」
「いえ このままでいいか見ていたんですよ 少し多い気がしているんです」
「そうだな でも倉さんが良いと言っているんだろ」 
「ええ まあそうです」
「だったら 任せておきなさい」
神山もこのウインドーの陳列方法だと少し多く感じたが
少ないよりましかなと思った
「何を食べようか 倉さんたちは」
「ええ 先程由香里姫が来て そのまま消えていないんです」
「そうか 近くだから遊びに来たのかな」
「ええ なんか買い物に来たって行っていましたよ」
「デコレーター達は」
「ええ 多分何時もの中華でしょう」
「わかった そうしたら美味しいほうの中華にするか」
「ごちです」





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