2013年6月7日金曜日

ゆり 1 - 34 Vol. 2



神山はベッドだと後々大変だし彼女も嫌だろうと考えて
「うん さっきはありがとう では今度は僕の番だよ」
そう言うと由貴を浴槽の縁に浅く座らせて両足を開かせた
神山は首筋から愛撫をしていって乳首にキスをすると短い喘ぎ声を出した
片手で乳首を優しく摘み もう一方の手でお臍の周りを撫でていると
段々と喘ぎ声が大きくなってきた 
秘所を触るともうぐちょぐちょに濡れていた
神山はもう大丈夫と判断してバスタオルを丸めて枕代わりにして
由貴を寝かせると
「ねえ 私のところに入るかしら」
「大丈夫だよ 優しく入れていくよ」
由貴は神山を真剣に見つめていていた
神山は由貴の足を開かせクリトリスを充分愛撫していると
「ねえ 神山さん 何か可笑しいわ あの中が 気持ち良いわ」
神山は人差し指を気付かれない様に少し中に入れて愛撫をしていた
クリトリスを愛撫されていると思っている由貴は
今までと違った快楽が迫ってきていた
「うっ うっ~ あつっ あうぅ 気持ちいいわ ねえ来てください」
神山はそろそろ良いだろうと思って由貴の膣の中にゆっくりと挿入した
「あぅ あっ うっ」
「大丈夫かい 痛かった?」
「ええ でも今は気持ちいいわ」
神山は由貴の表情を見ながらゆっくりと腰を動かし始めた
最初は受身だった由貴も少しずつタイミングを合わせて腰を振ってきた
「あっ あっ うっ うっ~ はじめてよ きもちいい~」
「僕も気持ち良いよ 直ぐに出そうだ」
「あつっ あうぅ あぅ~ いいわ~ きて だしてはやく いく~」
由貴も神山も腰の動きを早くして早く快楽を欲しかった
腰を5,6回動かした時に一緒にいってしまった
神山は肉棒を秘所から抜くと鮮血がタイルを染めていたので
シャワーで洗い流した
由貴が
「ねえ 神山さん 私女の子だったでしょ」
「うん これで 女の人になったね」
由貴は嬉しそうに下から神山に抱きついて来た
二人は再び浴槽に浸かり 一緒の時間を楽しんでいた
浴室を出てソファーに座ると由貴が
「神山さん 変よ」
「何が?」
「まだ あそこにおちんちんが入っている感じよ」
「じゃあ 感じているんだよ」
「なんか蟹股になりそう ふぁ~ 嫌だわ」
「おいおい じゃあ歩いてごらん 普通に」
由貴は立ち上がって部屋の中を歩き回ったが以上はなかった
「大丈夫だよ 変な歩き方していなかったよ」
「ほんとですか でも入っている感じよ」
二人はソファーで抱き合って戯れていた 神山が
「由貴 明日は会社?」
「ええ そうよ」
「僕は 仕事で長野に行くので遅くてもここを8時に出たいんだ」
「わかったわ 私はそのままブティックでお仕事します 
朝だって床のお掃除ややる事有るから気にしないで」
「うん わかった ありがとう 今度時間を作ってゆっくりとしよう」
「ええ お願いします 楽しみだわ 私 伊豆に行きたいな
温かくて 海の風が優しくて お願いします」
「うん 近いうちにいこう しかしこれから暑くなるぞ」
「ええ でも行きたいな~」
神山は冷蔵庫からビールを出して二人のグラスに注ぐと
「すごく遅くなったけど バージンにおさらばで乾杯」
由貴はニコニコして神山の脇にちょこんと座ってグラスを合わせた
「ねえ 私が風俗していたと言った時 どう思った 正直に言って」
「うん ビックリしただけだよ それ以上も以下もないよ ほんと」
由貴は神山がうそを言っていないか真剣に目を見ていた 安心して
「嬉しいわ 神山さんが始めてよ そう言ってくれた人」
神山は優しく由貴を抱きしめてキスを交わした

5月9日土曜日 晴れ
「ねえ 起きて下さい 神山さん ねえ」
由貴は一生懸命に神山を起こした
昨日はベッドに入ってから2回交わり神山は疲れて寝てしまった
「うん やあ」
「あ~ よかったわ もう7時30分です 起きて下さい」
神山は一瞬 なぜ浜野由貴がここに居るのか分らなかったが
頭の記憶回路が正常に動き出して
「ごめんなさい 寝坊してしまった」
由貴を引き寄せると抱きついてキスをした
「もう 駄目です 時間ですよ 仕度をしてください お願いします」
神山は裸でベッドから出ると由貴が両手で顔を隠して
「神山さん 朝から止めてください 隠してお願いします」
由貴は顔を真っ赤にして神山に訴えた
「わかった ごめんごめん もう大丈夫だよ」
そう言い由貴が手を離した時に神山はジャンプをして
由貴の目の前におちんちんを見せると
「もう 何しているの もう 嫌い いや」
そう言ってはいるが顔はニコニコしていた
二人の仕度が出来ると神山は
「由貴 毎晩は出来ないけど電話するよ だから携帯番号を教えてくれる」
由貴は頷いて神山と携帯番号の交換をした
「僕も都合で出られない時が有るけど 必ず連絡はするよ」
「ええ お願いね 私 分るもん 神山さんには廻りに女性がいる事は
だけど私と一緒の時は私を大切にしてね お願いします」
「うん わかったよ だけど女性は居ないよ」
「ううん 女の感は凄いのよ 特に私は
だって神山さんを ほおっておく女性は居ないわよ 
でもいいの 私その中に入れたんだから ほんとよ」
「う~ん わかった ではいこうか」
二人は6階のフロントに行き部屋のカードを渡すと
「今回のご宿泊で料金は発生しておりません」
フロントが今度は50%引きのチケットを差し出して
「次回にご利用頂けます ありがとうございました」
チケットを由貴に渡すと二人はエレベーターで1階に下り
タクシーを拾いニーナ・ニーナブティックの相当手前で下りて別れた

部屋に戻ると不在をしていた時のFAXや全てを確認したが
緊急の内容は無かったので熱いシャワーを浴びて体をシャキッとさせた
神山は着替えを出して昨日用意した物をボストンに入れて部屋を出た
丁度8時30分だったので充分間に合う時間だった 
タクシーは10分前に着いたので次長室に入ると洋子が
「おはようございます ごめんなさい こんな格好で」
洋子は家を出る時に気が付かなかったGパンの解れを直していた
神山は
「洋子って 器用だねへぇ~そうやって直すんだ」
「ええ だけど恥ずかしいから 向こうに行っていて」
洋子が真剣に繕っているので神山は冷蔵庫からコーヒーを出し
紙コップに入れて洋子に渡して飲んだ
「さあ 終ったわ あなたがちょっかい出さなかったから」
二人は大笑いして洋子はGパンを穿いて
「さあ 準備OKよ だけど今日は大変な距離ね
ここからだと約270Kmは有るわね」
「うん そうだね」
「そうしたら 私が途中まで運転しましょうか」
「お願い出来るかな」 
「ええ 大丈夫ですよ たまには高速を飛ばさないと腕が鈍るわ」
「ははは では行きますか」

最初に洋子が運転をした 土曜日の朝なので車はさほど混んでいなかった
霞ヶ関で首都高に入ると高井戸ICを抜けて10分足らずで調布ICを
過ぎた 神山が洋子に
「ここから約100Km先に双葉SAが有るからガスと休憩をしよう」
「ええ 今日は天気も良いから富士山が見えるかしら」
「うん 見えるよ 空気が澄んでいるし」
洋子はどんどんとスピードを上げて45分で双葉SAに着いた 
神山は時計を見るとまだ10時10分になったばかりだった
二人は貴婦人から降りて展望台に登ると甲府盆地が眼下に広がり
その向こうには富士山が見え南アルプスの頂も眺める事が出来た
「ふぁ~ 気持ち良いわ 久しぶりよここに来たのも」
神山は自販機でコーヒーを買って洋子に渡した
「いいね~ここからの景色は最高だ」
洋子はデジカメで何枚も風景を撮影していた
空気が綺麗なせいか気分も最高に良かった
二人は缶コーヒーを飲み終わると今度は神山が運転をした
SAの出口でハイオクを満タンにして発進した
「あと約140Km位でしょ」
「ええ そうね」
20分休憩したので10時30分に出た事になる
神山は飛ばしに飛ばした 談合坂のように長いトンネルもなく
左で追いつくと追い越し車線に入って抜いていく
そんな繰り返しをしていると白い乗用車で前に男が二人乗っている
覆面パトに遭遇して神山はスピードを落としたが 諏訪を過ぎて
岡谷JCTで覆面が中央道をそのまま行ったので神山は飛ばした
「ふぅ~ 危なかった」
「そうね 向こうはきっちり95Km位だったわね」 
「うん ああ言うのが居ると狂ってくるんだよね ほんと」

長野自動車道も松本ICが直ぐに迫り降りるとR158に入った
洋子が
「それでも貴方早いわよ 11時15分だから 双葉SAから45分よ」
「やっぱり 覆面がいけないんだよ なんてね」
洋子は松本の市街地を抜けると気持ちのいい山間を走っているせいか
何時もの鼻歌が出てきた
「洋子 向こうに着いたら乗鞍に行ってみようか」
「ええ いいわよ」
神山は更にスピードを上げると左側に梓湖が見えてきた
丁度洋子から見えるので
「ねえ ごめんなさい もう少し行った所で止めて」
神山は言われた通り停車するとデジカメで湖面に映る山々を撮影した
「ごめんなさい OKよ」
「アイアイサー」
神山はも気分が良くて洋子と一緒に鼻歌を歌った
洋子が
「あなた 沢渡はもう直ぐよ」
「アイアイサー」
二人は天候に恵まれ快適なドライブで気分が良かった
沢渡からR300に入ると白骨温泉は直ぐそこにあった
今日宿泊するホテルは岡部屋ホテルで温泉郷でも一番奥に位置していた
案内看板が出ていたので迷う事無くついた

神山の時計は12時丁度を指していた
車を駐車場に止めると二人はフロントに行って
「昨日予約した神山ですが」
「はい お待ちしておりました いらっしゃいませ」
神山はチェックインが15時なのでそれまで乗鞍高原に行きたいので
タクシーの手配を頼んだ
「神山様 直ぐにお迎えが来ますのでそちらの椅子にお掛けになって
お待ちくださいませ」
神山は洋子と椅子に腰掛けてタバコを吹かした
「洋子 おなかが空いた」
「あら 朝ご飯はどうしたの?」
「うん ぎりぎりまで寝ていた あ~ しぬ~ 空いたよ」
「乗鞍まで持つでしょ また大袈裟なんだから もう」
二人が冗談を言っているとフロントで車か来た事を教えてくれて
「では 15時過ぎに戻りますが車をお願いします」
「はい 行ってらっしゃいませ」
神山はタクシーの運転手に乗鞍高原観光センターを伝えると
「お客さんは東京から来られたんですか」
「ええ」
「今日は天気も良いし良かったですね 明日も晴れると言ってましたよ」
「それは良かった」
運転手と話していると観光センターに着いた
二人はタクシーを降りると 涼しく美味しい空気を胸一杯吸った
冬になると一面 白銀の世界をスキーヤーで一杯になる乗鞍高原だが
この時期は高山植物を楽しんだり観光客で賑わっていた
「ふぁ~ いい気持ち 少し温度が低いのかしら涼しいわね」
「洋子 そこに入って 何か食べよう」
「もう 私がいい気分になっているのに」
洋子は口を尖らせたが顔はニコニコしていた
レストランに入ると2階に行って外が見えるところに座った
神山が券売機でビールやおつまみのチケットを買って
テーブルで待っているとアルバイトらしい女の子がチケットの
半分をきって持って行った
「ねえ 本当に高橋さん達 白骨温泉に来たのかしら」
「なんで」
「だって ここは基本的に遊ぶ所だから」
「まあ 良いじゃないか 結果がちゃんと出ればOKだから」
「そうね 結果が出ないと500万円返金があるから大変ね」
Gプロの話をしているとビールとおつまみが運ばれてきた
「では お疲れ様 乾杯」
「はい 乾杯」
洋子はニコニコしてビールを呑んだ
神山も洋子の幸せそうな顔を見てビールを呑んだ
洋子は思い出したようにデジカメを出しては写真を撮っていた
神山はビールが直ぐに無くなるので券を纏めて買ってきておくと
ウエイトレスが
「この分を纏めて持って来ても良いですか?」
「うん いいよ お願いします」
洋子はくっすと笑って
「なんだと思ったんだわ きっと 5本も もう嫌われるわよ」
「いいよ 洋子だけで」
二人は運ばれたビールも呑むとラーメンが欲しくなったので
神山がチケットを買ってさっきの女の子に渡して待った
「久しぶりよ こういう所のラーメンて」
「なんか 原点みたいな感じがするね 銀座で食べると
色々と具にも味にも工夫されて余計 懐かしさを覚えるね」 
「ええ 私もそう思うわ やたらと具が一杯乗ってて その割に
あまり美味しくなかったりね」
アルバイトの女の子がラーメンを運んで来てくれたので
早速食べてみるとやはり懐かしい味がした
洋子も美味しいと言ってスープも半分飲んだ
神山と洋子はようやくおなかを一杯にして外に出ると
「洋子 サイクリングコースが有るからゆっくりひと回りしよう」
洋子が頷いて 観光センターでレンタサイクルを借りてゆっくりと
走り始めたが洋子が
「ごめんなさい 私 おトイレに行くわね」
神山もそう言われると用を済ませておきたかったので観光センターへ戻った
1週を1時間位掛けて走ったが平らな道ではなく坂もあったりして
洋子は
「だめ 年かしら 昔は平気だったのにね」
「洋子 それは年じゃなくて 運動不足だよきっと」
神山が2台のレンタサイクルを返すと広場で寝たかったが
ジャケットが汚れるので座るだけにした
神山達と同じ様に車で来たのか軽装の観光客ばかりだった
この時間になると駐車場から出て行く観光バスが目立った
「洋子 今度はあの手が有るね」
「ええ でも時間がかかるわよ それにバスの中でしょ 結構きついわよ」
「そうだよね 停車する場所も決まっているからね」
神山は時計を見ると15時を過ぎていたので
「洋子 そろそろホテルに戻って風呂にはいろうよ」
「もうそんな時間」
洋子も時計を確認して
「こう言う所って時間が早いわね 戻りましょうね」

二人は観光センターでタクシーに乗って岡部屋ホテルに戻った
フロントでチェックインの手続きを済ませると
「神山様 大変申し訳ないのですが 預かり金を頂いております」
ここ岡部屋ホテルでは宿泊する前にプラン料金を一旦フロントに
預けるシステムになっていた
神山はプラン料金のお金を5万円預け部屋に案内された
この岡部屋ホテルは山の傾斜を利用して建てられているので
二人の部屋は5階だったが下に部屋の無い庭付きの
露天風呂付きの部屋だった
「ふぁ~ 素敵 さっき見た乗鞍岳がここでも見られるわ」
「神山様 お食事は下のお食事処とお部屋と選べますが如何致しましょうか」
「うん そうしたら下で頂きます」
「はい ありがとうございます では 6時からご利用できますので
2階のお食事処へお越し下さいませ お待ちしております」 
神山と洋子は冷蔵庫からビールを出して 乾杯をして
部屋からの景色を満喫していた
「何とも言えないわ あなたとこうしていると幸せよ
亜矢子さんは誘わなかったの」
「誘ったけど 帰りが大変だから来なかったよ」
「そうね 東京に泊まれば帰りも楽よね」
神山はデジカメで部屋からの風景を何枚か撮影して
「洋子 風呂にはいろうよ」
神山は居間で裸になってタオルを持ってそのまま露天風呂に入った
洋子は神山の着ていた物をたたんでから裸になると
バスタオルで体を包んで神山のところへ来て
「ふぁ~ 白いのね ここの温泉って」
「美人が好むそうだよここは ますます美しくなるよ」
「まあ お上手ね」
そう言い バスタオルをはずし湯船に入った
「気持ちいいわね ここからも眺められるって ねえ」 
神山はこの時に何かが頭の中で情報が交差していた
洋子の言葉に答えなかったので
「ねえ なにを怒っているの?」
「ごめん 今 何か解り掛けたんだけど出て来ないんだ ごめん」
「な~んだ お仕事だったの ごめんなさい」
「うん しかしこうやって 皆で景色を楽しめるって最高だね」
神山は自分で言って
「あっ そうか 家族で楽しめる温泉か 分った」
「もう 驚かせないで 良かったわ又 ヒントが出て来た訳?」
「うん そうだね まあ夢だから実現出来るかどうかは分らないけどね」
「でも 私嬉しいわ 貴方とこうやって居られるのって」
「僕もだよ 素敵なおっぱいが湯からはみ出しているとたまらないね」
「ば~か なに言っているも もう おっぱいは浮くのよ
あなたのおちんちんは浮かないわよきっと」
神山は名誉挽回のため立ち上がって湯におちんちんを浮かべたが沈んで
「ほら見なさい 駄目だったでしょ もう 折角気持ち良かったのに」
「ごめんごめん うん いい眺めだね ほんと」
洋子は山を眺めながら露天風呂に入った事がなく嬉しいのと
大切な人と一緒に入っている事を体で感じ覚えようとしていた
ゆっくりと浸かっている洋子に
「ねえ 洋子 あんまり長湯は体の負担になるから出ようよ」
「そうね 出ましょうね でも気持ちいいわ」
神山は温泉から出るとタオルで軽く拭いて浴衣を着た
洋子もバスタオルで軽く拭いて浴衣を着るとテーブルに座って
「ねえ こんなふうにしていて私いいのかしら」
「なんで」
「だって みんな働いているでしょ だから」
「まあ これもお仕事さ 割り切りなさい」
「は~い 分りました そうね」
神山は冷蔵庫からビールを出して二人のグラスに注ぐと
「では 乾杯」
「もう 一日何回するの」
洋子はニコニコしながら部屋から覗く乗鞍を見ながら呑んだ
風呂上りを浴衣で涼んでいると冷えてきたのか洋子が
「やはり東京と違ってこのままじゃ寒くなったわ」
神山は洋子が立ち上がったので一緒にベッドに行ってもぐりこんだ 
神山と洋子は戯れ交わった
「ねえ 抜かないで お願い」
神山は洋子の膣が動いき始めるのを待つと
少しずつ膣が動いて洋子が喘ぎだすと神山はゆっくりと肉棒を動かした
神山の肉棒が完全に硬さを取り戻すと洋子は更に喘ぎ腰を動かし
二人の動きが合ってスピードを早めて行くと一緒に昇天してしまった  
「あ~ このままで居たいわ あなたと一緒に」
洋子は下から神山の目をじっと見詰めて言った
神山は洋子に熱いキスをして横になった
洋子のしなやかな髪を指で弄っているとこちらを向いて
「ねえ 私を捨てないでね」
神山は突然の言葉に戸惑って
「どうして」
「最初に言ったけど あなたにはこれからも新しい女性が出来ると思うわ
だけど 私はこのままで良いから一緒に居たいの」
「洋子を捨てるなんて 考えた事も無いよ 大丈夫ですよ」
神山は洋子にキスをして誓った
「私は もうおばさんよ だから余計に心配するわ」
「僕からみれば叔母さんじゃないよ りっぱな貴婦人だよ」
「また上手ね」
洋子はようやくニコニコして神山にくっ付いた
「わたし 何処までもあなたと一緒よ いい?」
「こちらこそお願いしますよ」

二人は笑ってお互いの体を弄りあった
気が付いてみると乗鞍岳に太陽が沈もうとしている
まだ充分時間はあるが綺麗な夕日を部屋から覗いていた
洋子がトイレの帰りに時計を見ると18時になっていたので
「ねえ あなたもう6時よ お食事処へ行きましょうよ」
「もう そんな時間か 夕日が沈むところを見たかったね」
「ええ それは次回にとっておきましょ」
二人は2階のお食事処へ行くとウエイトレスが窓際の席に案内してくれて
「ここは良い席じゃないか 見ることが出来るよ洋子」
「ふぁ~ 素敵ね 雄大だわ」
神山はビールを貰うとウエイトレスが二人のグラスに注いだ
「では 雄大な景色に乾杯」
洋子が又 笑って神山とグラスを合わせた
料理が順番に出てきて焼き物の信州牛がとても柔らかくて美味しかった
洋子がもう一皿別注文をして神山はワインを注文した
海の魚ではなく地場の川の魚だったが美味しく食べられた
山菜が豊富で東京では食べられない天ぷらも新鮮だった
夕日が沈むとあたりは急に暗くなって夜空の群青が綺麗だった
神山と洋子は東京では見られない光景に見入っていた 
食事の最後にフルーツが山盛り出てきて二人は驚いて
「ふぁ~ やっぱり豊富なのね」
洋子はフルーツを良く食べた
神山はワインが美味しかったのでハーフボトルを貰って部屋で呑む事にした
部屋に戻るとワインを持って露天風呂に行き
「洋子 グラスを持って来なさい」
洋子はグラスを持って湯船に浸かって二人でワインを楽しんだ
「伊豆と違ってここもいいわ 気に入ったわ
今度は紅葉狩りに来ましょうね」 
「うん その時は2泊して写真を撮ろう 一応フイルムカメラも有るから」
「ええ 上高地の大正池も素晴らしいし 一杯いけるわね」
二人は普段と違う世界に酔っていた
夜になるとひんやりした風が温泉には気持ちよかったが洋子が
「私 先に出ますね なんかのぼせそうで」
「うん 僕も出るよ」

テーブルで向かい合って話していると仲居が部屋をノックした
「はい どうぞ」
「神山様 大変失礼致しました 実は先日会社の方からお手紙を
お預かりしていました 忘れていまして本当に申し訳ございません」
「えっ 会社の人間から?」
「ええ 神山というものが多分ここ1週間の間に来ると思うので
来たら渡して下さい 来なかったら捨ててください と言われて
引き出しに入れて置いて忘れました 申し訳ございません」
仲居はそう言って神山に手紙を渡すよ丁寧にお辞儀をして出て行った
「洋子 アルタの高橋さんからだよ やっぱりここに泊まっていたんだね」
高橋はここの風景をとても気に入った事 部屋の露天風呂がみんなの
疲れを癒してくれた事などを書いた手紙を残してくれた
洋子も読んで見て 自分達と同じ事を感じていた事と
その思いを電話までして神山を引き出した熱意に感激した
「ねえ あなたごめんなさい 疑って」
「うん いいよ 洋子の考えた事は僕も感じていたから
でも 余程 ここの露天風呂がよかったんだろうね 
いいアイディアが生まれデザインが少しづつ出来たのかな」
「そうね いい人に恵まれているわね 羨ましいわ」
「うん 洋子も居るしね」
「まあ それはそれとして いいわね」
神山は高橋の手紙をボストンにしまって
「洋子 明日はここらの名所めぐりをするか」
「そうですね 結構あるでしょ」
「うん ただ乗鞍高原まで行くかどうかだけどね 後は
上高地に入って河童橋と大正池を廻るか」
「う~ん そうしたら大変だけど 上高地にしましょうか」
「うん 時間はたっぷり有るし天気もいいから
洋子の運動不足解消になると思うよ」
「もう でもナンでもない坂なのにきつかったわ もう嫌」
「わかった 足をもんで上げるよ」
「ほんとよ 太ももとふくらはぎが悲鳴を上げていたもん」
「洋子が悲鳴を上げていたんだろ 神山さんまって~ って何回も」
「もう ば~か 知らない」
洋子は神山の言葉に甘えてうつ伏せになって足をマッサージしてもらうと
「あ~あ 気持ちいいわ そこも気持ちいい」
洋子がマッサージを受けて気持ち良くなっている時に神山は
浴衣を剥いでじかに肌に触ると洋子は喘ぎ声を出してきた
うつ伏せの状態で綺麗なお尻を神山に見られていると言う事で
洋子は興奮してきた
神山は優しく足のしたから付け根までマッサージを繰り返した
次第に足を開いてきて秘所が丸見えになると透明な体液が雫を作って
流れていた
「あ~ いいわ きもちいい あ~」
神山は秘所には触れずに腰のえくぼを優しく舌先で愛撫を繰り返すと
洋子は自分でクリトリスを触り始めて
「ねえ きて おねがい」
洋子が腰を少しあげたので神山は肉棒をゆっくり挿入すると
「あっ あっ うっ うっ~ はじめてよ なんか普段とちがう」
神山は少しずつスピードを上げていくと
「ちがうわ 大きいわ うっ うっ~ あつっ」
洋子はたまらず膝をたてて神山の肉棒を奥まで誘った
「入っているわ きている あっ あっ うっ」
洋子は片肘で体を支え片方の手で肉棒の付け根をぎゅっと握り
神山の運動にあわせて動かした
「洋子 駄目だよ 出るよ」
「あつっ あうぅ あぅ~ いいわよ きて いきそうよ わ・た・し」
神山の肉棒を速く動かすと洋子も早く腰を動かし
膣が急に狭くなり肉棒が悲鳴を上げた
洋子も一緒に昇天して再びうつ伏せになったが 神山が挿入したまま
体を入れ替え洋子を仰向けにしてキスをしていると膣の中が動いてきた
神山は少しそのままでいたが少しずつ腰を動かして
肉棒のピストン運動をすると洋子も腰を動かしてきて
再び一緒に快楽の頂点に達した
洋子は自分から腰を引いて肉棒から逃げた
「ねえ あなた なんともないの もう駄目よ 壊れるわ」
「僕だって 麻痺しているよ ほんと」
ふたりはそう言い横に並びキスをしたが洋子は直ぐに寝てしまった

5月10日 日曜日 快晴 
「う~む おはよう」
「う~ん ああ洋子 おはよう」
昨夜は23時頃に寝てしまったので6時に目が覚めた
「あ~あ よく寝たよ」
「私は寝られなかったわよ あなたの足が邪魔で もう」
「ごめん 寝ちゃうと分らないからな~」
「ほんと 寝ているとお腹の辺りが重たいので起きて見ると貴方の足が
ドンと置かれているし あ~あ 今日は少し寝不足だわ」
「そうか ごめんなさい 何回起きた?」
「ふふふ その一回だけよ」
洋子は神山の上に乗ってキスをし浴衣が肌蹴ている胸から下に
順番にキスをしていっておちんちんを咥えた
「どう 朝から大丈夫ですか?」
神山が頷くと洋子は浴衣を脱いでなにも纏っていない体で神山を愛撫した
洋子が体を反転させて秘所を神山の顔に付けクリトリスの刺激を求めた
肉棒が大きく硬くなったのをみて洋子は自分から秘所に導き腰を落とした
「ふぁ~気持ちいいわ 朝日に照らされた山々を見ながらSEX出来るって」
洋子は気分が良いのだろう自分から積極的に動いて神山を喜ばせた
「ねえ 私もうすぐだわ ほら乳房が張ってきているの」
神山は下から両手で乳房を優しく触ると確かに張って来ているのが分った
乳首を愛撫すると敏感になっていたので
「少し優しく触って 少し痛いわ」
「ごめん 敏感になっているんだね」
しかし愛撫を繰り返していると 普段より感じているのか
喘ぎ声が大きく腰も良く動いた
神山は下から突き上げると洋子は我慢できなくなり
「駄目 いくわ」
膣を急に狭め神山も一緒に昇天してしまった
今朝の洋子は自分から降りて肉棒を抜き
「あ~あ さっぱりしたわ さあお風呂に入りましょうよ」
完全に洋子のペースで神山は言われる通りに従った
朝の露天風呂もまんざらではなかった
乗鞍岳と山々との稜線の向こうには真っ青な空が綺麗だった
「贅沢な景色ね 冬はもっと素敵でしょうね」
「うん いいね 今シーズンは無理かな また次に来るさ」
二人は目の前のパノラマを楽しんでいた

露天風呂からあがって一息ついていると7時になってお食事処へ行った
食卓には食べきれないほどの地場の野菜を料理した食べ物が並んでいて
神山はビールを頼み味わって食べていた
洋子もあまり口にする事が無いのでゆっくりと味わっていた
今朝の食卓にも信州牛が出されていて美味しかったので一皿別途に
追加注文をした
ビールを3本呑んで食事を終ると昨夜同様フルーツが出された
部屋に戻ると再び露天風呂に入って贅沢な時間を満喫し
洋子と交わったが生理が近いのか激しかった
部屋で寛いでいると
「ねえ そろそろ出ましょうか」
「そうだね 上高地に行く前にここらを散歩しよう」
二人は帰り仕度をしてフロントへ行くと
「神山様 ありがとうございました 清算ですが
全部で5万8千円でございますので あと8千円お願いします
こちらはワインとビール代でございます」
神山は8千円をだして清算を済ませた
「済みませんが ワインって そんなにお安いんですか」
「ええ 甲府で私の兄がワインを作っているんです
まあそれで安くさせて頂いております」 
「それでしたら 送って頂く事は出来ますか」
「ええ お届けもさせて頂いております」
神山は洋子と話をして
「そうしましたら ここの周りを散歩しながら考えます
車をお願いします 1時間くらいで戻りますのでお願いします」
「はい 畏まりました 行ってらっしゃいませ」
二人は腕を組んで徒歩5分の所にある若山牧水、喜志子の石碑を見に行った
白骨をこよなく愛した牧水 その牧水を偲び一人で訪れた喜志子
二人の残した詩には強く結ばれた夫婦の絆が感じられた
直ぐ傍には江戸時代(元禄15年)に建てられた薬師堂があり
今でもみなに親しまれていた
「ねえ さっきのワインだけど 誰に送るの?」
「うん 代々木 上原 洋子の家 次長室でどう?」
「そうね それ以上広げるときりが無いですね」
神山と洋子は坂を下って観光センターの傍にある竜神の滝を見たり
散策路を歩いてホテルに戻った





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