2013年7月27日土曜日

ゆり 4 - 37 Vol. 3



玄関でスタッフに見送られて駐車場から車を出すと
由紀枝を脇に乗せて発進した
今日は国道を使って赤沢ホテルまで飛ばした
由紀枝は対向車とぶつかるとか早いとか言いながらも楽しんでいた
伊豆高原駅を通り過ぎてホテル手前の白塗りの綺麗な女子寮が見えてきて
駐車場に止め下りた
由紀枝の先導で女子寮に入ったが神山は心臓がドキドキしていた
悪い事をする為に一人で進入するのではないが女子寮だけで
落ち着きをなくし きょろきょろとしていた
由紀枝が食堂や浴室などを案内してくれたがうわのそらだった
部屋は2階にあり入ってみると質素な感じがした
「驚いたでしょ 何も無くて ここが私のお部屋です」
部屋は14畳位の広さだが縦に長細かった
玄関を入るとすぐに簡単な調理ができるキッチンがあり
向かい側がシャワールームとおトイレだった
部屋の中の家具は全て造り付けで真中には簡単なテーブルがあって
隅には花模様の掛け布団のベッドが有った 
窓を開けると海がすぐ傍に見えて何時もここで本を読んでいると言った
神山は先ほどここに来る前に用意したダンボールを作って
「さあ 少しずつ整理しようよ」
由紀枝は作り付けのチェストの引出しを順番に引き出して
丁寧にダンボールに入れていった 
「神山さん 新聞紙が必要だから下から貰ってきます」
そう言い由紀枝は扉をあけて手を振って階段を降りて行った
神山は窓の外に覗く海を見ているとますます由紀枝を愛してしまった
一つ一つの言動が神山の心に新鮮に思えた
窓枠に腰掛けタバコを吹かしていると由紀枝が戻ってきて
「ふぁ~ しぶい~ その格好 映画俳優みたい
ねえ もう一度煙をを吐いて」
神山はにこっと笑ってタバコを吹かした
「ふぁ~素敵 胸が痛くなるわ いいわ~ 神山さん俳優になれるよ」
神山はキッチンでタバコを消すと由紀枝の手伝いをした
「さあ ここの引出しは見たら駄目よ 私のパンツが入っているから
わかった 絶対に 見たら絶交だからね 向こうを見ていて」
神山は本気で言っていると思い窓際に座って先ほど同様タバコを吹かした
「もう良いわよ こっち向いても ねえ神山さん」

神山は由紀枝が言ったので振り向くと 引出しから出した
ブラジャーやショーツを綺麗に並べて見せてくれた
「どれがいい? だけど高い下着がないのよ」
神山はドキドキしながら見ているとタバコを消しに立ち上がったが
手が震えていて灰を落としそうになって自分の手のひらで受け
キッチンで消した
改めて これだけの下着を見るとどれがいいと言われても困った
「しかしこれだけあると迷うな」
「そうしたら ベストワンはどれ」
「うん これだ」
神山は少し大人っぽい感じのブラショーツを選んだ
由紀枝はそのセットをダンボールに入れると
「じゃあ この中でベストワンはどれ」
神山は可愛らしさがあるブラショーツを選んだ
由紀枝はそのセットをダンボールに入れた
こうやって由紀枝のブラショーツを7点ほど選ぶと由紀枝は
「ご協力ありがとうございます あとは捨てていくわ」
「えっ もったいないよ」
「だって 神山さん嫌いでしょ だから捨てるのよ
その代わり 素敵なのを買って 神山さんの好きなブラショー」
神山はやられたと思ったがなるほどとも感心した
これから神山に抱かれる時に神山の嫌いな下着を着けていても
嫌われるだけで神山の好きな下着を着けていた方が好まれると
そう考えて行動した由紀枝だった
「うん 由紀枝と一緒だったら例えランファン売場でも行くよ」
「ふぁ~ほんと嬉しいわ~」
神山は扉が開かれていたがお構いなく由紀枝にキスをした
やはり女子寮なので男性が訪れた時は扉を開く規則になっている
「さあ これで全部よ どうでしょうね」 
「本当に衣類と簡単な食器だけだね」
「ええ 冬物は実家だし 余計な物は要らないでしょ」
「わかった あしたバンで動かそう それとNTTや水道やガスの開栓
電気の通電を申し込みにいこう」
「ええ お願いします」

神山は昨日の不動産屋に電話をして各連絡先を聞き
水道は今日これからメーターの確認と開栓をしてくれる事と
電気も今日中にメーターの確認と通電をすると約束した
ガスは明日11時に安全点検をして開栓その後器具の安全点検
NTTは最寄の営業所で手続きを行うことでOKとのこと
神山は由紀枝に
「よし 終ったよ そうしたらお腹がすいたね」 
「ええ もう12時半ですよ ありがとうございます」
そうしていると廊下が賑やかになって由紀枝の部屋を覗く
寮生がいて
「ふぁ~ 神山さん こんにちわ」
昨日のフロント嬢だった
「やあ こんにちわ お手伝いさ ご飯は済んだの?」
「ええ 終りました 由紀枝いいね 神山さんと一緒で」
「良いでしょ あっ送別会 ありがとうございます」
「いいよ そんな でも私もあそこに行きたいな~」
「試験を受ければ良いじゃん そんな事言ってないでさ」
「うん でも由紀枝みたいに自信ないし」
「当ってくだけろで 落ちたら又受ければ良いじゃん」
「う~ん まあ考えるわ 何時出て行くの」
「うん 明日よ」
「そうか 連絡ちょうだいね」
「分ったわよ 彼氏に宜しくね」 
「うん でも分らないの 別れそうよ でもいいけどね」
「どうしたの 何があったの 上手く行っていたじゃない」
「うん あいつ淡白なんだよ もっと抱いて欲しいのにさ
自分が終ると私の事全然気にしないの しらけるよ もう」
「なんだ そっちの話しね 別れれば そんなの
貴女を大切にしない男なんて屑よ」
「へぇ~由紀枝どうしたの 普段と違うよ へぇ~」
「いいの わかった 別れなさい その方が貴方のためよ」
「なんか 急にお姉さんになって もしかして、、、」
「そうよ わたしバージンを神山さんに差し上げたの
だって私を大切に愛してくれているからよ」
「へぇ~ 凄い そんあ~ あんなに男嫌いだったのにね~」
「ええ だからこの人って思ったのよ だって正直で
優しくて SEXは強くて けんかも強くて いいでしょ」
「へぇ~ そうなんだ 凄いわ」
「だって昨日だって指名手配の犯人を投げ飛ばして警察から誉められたの」
「へぇ~ そうなんだ」
「多分朝刊に載っているわよ だから貴女を大事にしない男は捨てなさい」
「由紀枝 なんかすごい説得力があるよ わかったわ
あっ 神山さん ごめんなさい 由紀枝をお願いしますね」
「ありがとう また遊びに来るよ その時はお願いしますね」 
「は~い 畏まりました まってま~す じゃあ由紀枝 ばいばい」
「うん ばいばい」

神山は由紀枝を抱きしめてキスをした
「もう 駄目です まだ来ますよ もう」
「どこで食べようか」
「神山さんさえ良かったら寮食食べられますよ ビールも有るし
ただ1000円掛かりますよ その代わり味は確かよ」
「うん いこう」
神山と由紀枝は食堂に入ってビールを2本買って神山は
カウンターのおばさんに1000円払うと食券を渡され
何を選んでもいいと言われカツどんと鰻の蒲焼を貰った
二人で向かい合わせで座っていると由紀枝の友人が来て
なかなか食べられなかった
「ごめんなさい 折角のビールが、、、」
そう言い神山のビールを一気に呑んで新しい冷えたビールを注いでくれた 
「さあ 食べましょう」
二人はようやく落ち着いて食べる事にした
結構美味しくて蒲焼を食べると由紀枝が
「神山さん 御代わりは自由よ もっと食べて 持って来るわね」
そう言って鰻の蒲焼を持ってきてくれた
二人が食べ終わると由紀枝の後輩が来て 
「先輩 寂しいですよ 頑張ってくださいね」
「ええ 大丈夫よ ありがとう 貴方達は先輩の言う事をきちんと
実行していれば 誰かが認めてくれるわ だから頑張ってね」
「はい 分りました」
「私も同じ海が見えるから 寂しくなったら海に向って
思いっきり泣きなさい わかった いいわね」
「はい 分りました ありがとうございます」
後輩達が由紀枝と別れの挨拶をした後に神山を見て
「あれ 神山さんじゃないですか ふぁ~神山さんよ ねえ」
しょんぼりしていた後輩達はまだ知らない後輩を集めて 
「ふぁ~ ほんと神山さんだわ どうして」
由紀枝が
「もう 静かにしなさいよ 怒られるでしょ私が もう
神山さんに私の引越しを手伝ってもらっているのよ
ね だから静かにしてね」
「はい 分りました ごめんなさい」
由紀枝は良いお姉さんだった 後輩は静かになって席に戻った
そんな騒々しい昼食を済ませると神山は後輩に向って
「近いうちにお邪魔します その時はお願いしますね それでは」
そう言うと手を振って食堂を後にした
部屋に戻ると神山は由紀枝に
「由紀枝 30分寝かせてくださいね」
「はい 分りました ゆっくり寝てください」
神山は由紀枝のベッドに横になって寝た
由紀枝は窓際に座って普段と同じ様に読書をした
海からの優しい風が気持ちよくて由紀枝も寝てしまった
神山が目を覚ますと由紀枝は窓際で寝ていて神山はくっすと笑った
「由紀枝 起きて」
「ふぁ~ 寝てしまった ごめんなさい」
「うん いいよ それより風に当って大丈夫?」
「あっ 大丈夫ですよ ありがとうございます」
「そうしたら 近くのNTTに行って手続きをしようよ
家庭用品の こまごました物も買おう」
「はい 分りました」

由紀枝は窓を閉め 部屋を見渡し戸を閉めた
神山は駐車場から車をだして由紀枝を乗せると伊東まで走った
国道を飛ばして伊東に来るとNTTの営業所はすぐに分り
車を駐車場に止め神山と由紀枝は中に入った
順番が来て電話加入権7万円を購入して新しい電話番号を受け取った
神山は由紀枝に
「家庭用品は何処で買うかな」
「亜矢子さんは 御殿場の方が結構お店があるって言っていましたよ」
神山は時計をみると14時だったので今夜行く喜多屋旅館へ 
電話をして到着時間の変更を伝えた
電話を切ると洋子に電話をして明日も東京に戻れるかどうか分らない事を
伝えると
「そうしたら 月曜日はどうしますか」
「うん 昼から出る こちら次第だよ その時に又電話をする
洋子は休んでいいよ 部屋は大丈夫だよ」
「ほんと は~い 分りました 休みますね 今 母と箱根に来ているわ
私の携帯に何も連絡は入って居ないわよ」
「ありがとう それと火曜日は2時頃出社する お願いしますね」
「火曜日は19日ね 了解しました 私は」
「うん お昼ご飯を食べてその頃出てくれればいいよ」
「は~い 分りました ありがとうございます では」
神山は洋子との連絡が終ると由貴に電話をして今夜帰れない事と
明日も分らないが19日は午前中に南青山に必ず行く事を伝えた
由貴はお仕事だから仕方ない事と寂しい事を伝えてきた
神山は電話を切ると由紀枝に
「お待たせ では御殿場に行きますよ」
「大変ね お仕事」
「スケジュールの変更を頼むとまあね ここらで買う物はない?
そうすれば部屋に運べるし」
由紀枝はNTTビルの反対側に立っているビルで揃いそうなので
覗いてみようと言うので店内に入った
由紀枝が言ったように台所用品が並んでいて棚の端から買い物カゴに
入れていくと結構な数になったが必要最低限のものしか買わなかった
お店の大きな袋3つ分になった 二人は一回車のトランクに入れて
又 店内に入った 今度はトイレットペーパーやティッシュ
クリアーBOKなどかさばる物が多くトランクに一杯になった

神山は由紀枝を乗せ 御殿場に借りた由紀枝の新居に向った
熱海から有料道路に入って昨日同様のコースを走り由紀枝の部屋には
15時30分に付いた 車を駐車場に止めるとトランクから荷物を出して
マンションの中へ運んだ 管理人が手伝ってくれたのでお礼を言うのと
明日の10時ころから家具屋や家電量販店が来る事を伝えると
快く承諾してくれて助かった
二人はエレベーターを開けておいて全部入れると6階に着いた
荷物をおろし 部屋に入れるといらない包装紙など一まとめにした
神山は電話機の設置をしNTTが言っていた番号に電話をすると
つながり回線テストはOKだった 神山は携帯電話から掛けると電話機が
呼び出し音を鳴らして
「由紀枝 ほら鳴っているよ 出てごらん」
「もう 貴方でしょ電話代高いから止めなさいよ」
神山は
「は~い 分りました」
あとお米とか調味料など食品関係とシャンプーなどもすぐに使うので
管理人に聞くと近くでそろうと教えられて車で買い物に行った
歩いてもいける近くに大きなスーパーがあって店内は混みあっていた
二人はは買い物カゴを乗せるカートを引き回し買い物をした
由紀枝は買い物をしている時に
「ねえ 神山さん私 小さい車が欲しいな そうすればお買い物も
楽だし 雨が降った時は通勤にも利用できるし どうかしら」
「そうだね よしかおう ただし今日はこちらが先さ ねっ」
「ふぁ~ありがとうございます 助かるわ そうすれば神山さんを
乗せてドライブも出来るし うれしいな~」
「おいおい そんなに車を運転していたの 確かペーパードライバーって
言っていたと思ったけど」
「ええ 今わね 昔は運転していましたよ だから慣れれば大丈夫です」
「うん わかった 今日帰り道に販売店が有ったら寄ってみよう」
二人は買い物を続けて由紀枝が
「これだけ揃えば大丈夫ですね 足りなかったら又来ます」
二人は買い物袋を3つをトランクに入れてマンションに戻った
神山と由紀枝は先ほど同様にいらない包装紙をゴミ袋に入れて
由紀枝は早速バケツをだして雑巾掛けをし神山もてつだった

二人は綺麗になった部屋で抱き合いキスをした
「しかし 由紀枝は凄いね これだけの品物を覚えるって」
「ええ イメージして覚えたの だから多分足りないのがあると思うわ」
「そうか 僕はメモに書くから覚えないのかな でも凄いよ うん」
神山は時計を見ると16時になっているので
「そろそろ出ようか 大丈夫ですか?」
「ええ 後はなにも無いわね 行きましょう」
二人はマンションを出て駐車場から車を出して乗り込み御殿場ICに向うと
神山が由紀枝に
「有ったよ 車」
そう言いフェアレディーZを駐車場に止めると店員が出てきて
お辞儀をして迎えてくれた
神山と由紀枝が車を探しているとマーチが飾ってあり安くなっていた
由紀枝が運転席に座ってみると彼女に似合っていたので神山は
「どう 感じは」
「ええ いい感じですね これだったら運転しやすそうですよ」
神山は販売員にこの車の購入を伝えると契約書の制作に取り掛かり
「お色は何色にされますか」
パンフレットの色見本を出して聞いてきたけど由紀枝は
「白でお願いします」
そう言うと契約書に型番や色番など記入をして住所を記入する時に
賃貸借契約書を出して記入した 販売員は運転免許証とその契約書を
コピーをして由紀枝の印鑑を押印した
納車は急いでもらい5月20日にしてもらった
神山は手数料などを入れて135万円を現金で支払うと
シートカバーや色々とつけてくれた
駐車場から車を出して乗ると由紀枝は
「あの車って昔から好きな車だったんですよ ハッチバックで
可愛らしくて 私何度か運転をしたんです」
「へぇ~そうか あまり変っていないからすぐに慣れるね」
「ええ そうだといいですね」
神山は御殿場ICで東名高速に入ると飛ばしてすぐに大井松田ICに着き
国道を南下し熱海まで来た
ロータリーを半周してデパートの駐車場に車を止めると
「さあ ここでブラショーツを揃えよう」
「えっ良いんですか 本当に」
「うん 約束だから どこでも行きますよ」
二人は婦人ランジェリー売場に行って有名ブランドの
ブラショーツセットを選びショーツをスタンダードとTバックショーツの
2枚を組み合わせて5セット買った神山が全部で20万円を支払った
他のフロアで食器類を見ると小皿や中皿など居酒屋で使うような
しゃれた器があってここで購入した コップやワイングラス
ビールグラスもここで購入した
店員に事情を説明すると丁寧にダンボールへ入れてもらい 受け取った
全部で20万円して神山が支払った
荷物を車のトランクに入れると神山は
「宝くじを買おう」
「ふぁ~ また買うんですか」
「赤いショーツ 穿いている?」
「ええ 穿いてますよ」
「よし いこう」

神山は宝くじ売場に行ってまずスクラッチから始めた
5枚選んで1万円が4枚と20万円が一枚当った
由紀枝も目を瞑って5枚選ぶと1万円が3枚と10万円20万円が
各一枚づつ当った
「由紀枝 すごいな 僕より凄いよ」
「ええ 不思議ね 自然に手が動いたわ そんな感じよ」
神山は由紀枝のスリーサイズを聞いた
バストが93cm ウエスト56cm ヒップが94cmと言った
「そうすると 年が27だから 27組の135694で10枚
あと 逆で72組196539で10枚でいいでしょう」
叔母さんに探してもらうとあったので 10枚づつ連番で購入した
「さあ 遅くなったね だけど来ノ宮だから10分で行くよ」
二人は車に乗って今夜の宿 来ノ宮 喜多屋旅館へ向った

熱海駅を出てすぐに着いて車を駐車場に止め二人は 旅館に入ると
内装は洋風の造りだった
フロントで名前を告げると若女将が
「神山様 お待ちしておりました」
宿泊手続きを済ませると若女将が部屋を案内してくれた
「お食事は何処でお召上られますか」
「ええ お食事処で頂きます そうですね30分位あとでいいですか」
「はい 畏まりました お待ちしております」
若女将が出て行くと由紀枝は抱き付いて来て
「ふぁ~神山さんと二人だけになれた ねえお風呂に入りましょ」
「うん さっぱりしよう」
由紀枝は神山が脱いだ物をハンガーに丁寧に掛けて自分も脱いでいた
神山は浴衣を着ないでそのまま露天風呂に入った
由紀枝に冷蔵庫のビールを頼んだ
「はい どうぞ」
由紀枝は裸で缶ビールを持って来て一緒に湯船に入り
もうすぐ夕日が沈む景色を堪能した
「綺麗ね 幸せだわ 神山さんありがとうございます」
「うん 由紀枝が可愛くて美しいからだよ」
神山はビールを呑みながらこれ以上言うと由紀枝も辛いし
自分も辛くなるので控えた
「何ともいえない風景だ そうだ由紀枝 写真を撮ってやる」 
神山はバッグからデジカメを出して構図を決めてシャッターを切った
何枚か撮影して湯船に戻ると
「良かったよ 綺麗に撮れたよ 後で見せるね」
「嬉しいわー そうだ宝くじのお金で私もデジカメを買おう」
「そうだね デジカメってフィルム代が掛からないからお得だね
最初の記録カードが高いけどすぐに元が取れよ」
「そうしたら 明日家電量販店で買います」
「由紀枝 明日さ由紀枝のところに泊まっていいかな」
「えっ どうして 嬉しいけど お仕事は大丈夫ですか?」
「うん 火曜日の朝10時から入っているだけだ
だから次の日も泊まれる予定だよ」
「ふぁ~ほんとですか」
「うん 月曜日午前中に連絡が無ければ泊まれるよ」
由紀枝は神山の胸に寄りかかった
暫くして神山が
「さあ出よう 今夜は美味しいと良いね」
「ええ そう願っています」
神山と由紀枝は互いの体を拭いて由紀枝は最後におちんちんを拭いた
浴衣を着て丹前を羽織り お食事処に行った

受付でカードキー見せると受付嬢が席まで案内をしてくれた
神山はビールを注文するとすぐに冷えたビールを持って来てくれた
由紀枝とビールを呑んでいると料理が運ばれてきた
ここは一品づつではなく3,4品づつ運んできた
早速二人は箸を動かした由紀枝が
「美味しい すごく美味しい」
先付けと前菜にあたる料理を誉めていた
神山も食べてみると冷えているけど美味しかった
出された料理を食べ終わると次の料理が運ばれた
由紀枝が驚いた
生湯葉の器が紫陽花をモチーフにしたモダンなお皿だった
神山はもうアジサイの季節になったのかと考えた
それから運ばれる料理は時々紫陽花をモチーフにした器が出てきた
先ほど注文したワインが美味しくてもう一本注文した
出てくる料理が斬新な事と美味しいので話すより箸が動いた
神山が由紀枝に語りかけても箸が優先していた
知らない間に全部食べるとようやくお腹が満たされた
「由紀枝 またこようね」
「ええ 絶対に来ましょうね 美味しいもん」
二人は最後に出てきたフルーツを食べたがこれも美味しかった
神山と由紀枝は食べ終わり受付でサインをするとワインが
1本2000円と安かった 配送を聞くと行っていると言う事なので
明日出る前に送ろうと思った
部屋に戻ると持ち帰ったワインを湯のみ茶碗で呑んだ
由紀枝に露天風呂で呑む事を提案すると すぐに脱いで湯船に浸かった
神山も由紀枝も幸せだった
露天風呂を出て座卓で休むと神山がデジカメで撮影した由紀枝を見せた
「わぁ~ 素敵よ 私も綺麗だしバックの夕日も綺麗」
写真は全身から顔写真まで数カットあった
なにも着けていない由紀枝の写真は特に美しかった
二人はワインを呑むと神山が
「明日は早く起きて忙しなくなるよ ごめんね」
「いいわよ 私の事だから 何時に起きるの」
「うん 朝食が7時でしょ だから6時には起きよう
それで 食べ終わったら熱海でレンタカーを借りて由紀枝の部屋に行く
そんなプランですね」
「分ったわ ありがとうございます ところで貴方の靴下履き替えは有るの」 
「う~ん 無いな うん無いや」
「そうしたら 一足だけでも良いわ 今お洗濯します貸して Tバックもね」
神山はバッグから靴下と赤いTバックショーツを由紀枝に渡すと
露天風呂に行ってボディーソープで洗濯をした
暫くすると部屋に戻ってバスタオルに挟んで絞った
「ねえ 手伝って」
バスタオルの反対側を神山が持って由紀枝と反対に回して絞った
「はい ありがとうございます これで乾きが違うわよ」
そう言いスカートハンガーのクリップに靴下を挟んで鴨居にかけた
神山は由紀枝を抱いて布団に行くと戯れ
由紀枝も嬉しいのか神山をきつく抱きしめ熱いキスをした







.

2013年7月22日月曜日

ゆり 4 - 37 Vol. 2



みんなで大笑いして部屋を出てフロントで清算すると5千円だった
フロントがブティック『モテリコ』の荷物を渡してくれた
神山はお礼を言いホテルを出て二人を車に乗せると
御殿場市街地に入った 亜矢子に聞いて家電量販店はすぐに分った
神山は車を駐車場に止めると傍にあるATMで現金を300万円
引き出して店内に行った
家庭電器フロアで冷蔵庫8万 洗濯機5万 湯沸2万円 電子レンジ7万円 
ガステーブル3万円を店員に言うと在庫確認をしてOKだったので
5月17日の日曜日11時配達をお願いして由紀枝が住所を
お届け伝票に記入した 合計25万円は亜矢子が現金で支払った
神山は配線配管も確認をしたら全て行いますと答えだった
更に他のフロアの商品も一緒に送って欲しいと言うと店員が一緒に
付いて来てくれて
ノートPC 20万円 プリンター10万円 48インチモニター40万円
TVチューナー6万円 CDコンポ5万円 以上の在庫もOKだった
電話機はすぐに使いたいのでFAX無しを2万円で買い持ち帰りにした
合計83万円を亜矢子が現金清算した
「どうだろう とりあえずはこれで行けるね こまごました食器類は
明日でも当日でも買えるし どうだろう」
「ええ 大丈夫だと思いますよ ねえ由紀枝さん」
「ガス 水道 電気大丈夫ですね 足りなかったら又買えば良いし」
「分った では出るとしようか」
亜矢子が神山を呼んで由紀枝に見えないように
「これ おろした残りよ 使ってまだ300万円有るわ」
「わかった ありがとう」 
神山はバッグの中に入れて由紀枝に
「熱海まで戻って亜矢子さんと別れるよ それで携帯の番号は 
もう教えてある?」
「ええ 大丈夫です メールアドレスも交換しましたよ」
「じゃあ いこうか」
神山は時計を見ると17時30分を廻っていた
駐車場から車を出して二人を乗せると御殿場ICまでゆっくり走ったが
東名に入ると飛ばしてすぐに大井松田ICについた
国道を南下して小田原厚木道路に入ると又飛ばして
熱海まで40分くらいで着いた
3人は車を下りて亜矢子と神山は握手をして再会を約束した
由紀枝は亜矢子にお辞儀をして電話する事を約束した
亜矢子が自販機で切符を買い発車時刻を調べると下りのこだまが
すぐに来ると言うので改札に消えていった

神山は由紀枝を宝くじ売場に連れて行って
「叔母さん 大当たりだありがとうございます」
「そうかい 残り物には福が来たね」
神山はお礼を言ってスクラッチを選んだ 5枚買って
10万円と3万円と1万円の15万円を当てた
「へぇ~ 凄い そんなにこのショーツ良いんですか?」
「うん 由紀枝も選んでごらん 自然に」
由紀枝は言われた通り5枚選ぶと
大当たりの30万円あとは1万円だが本人も驚いた
「ねっ だけどこの事は秘密にしてね お願いだよ さあそれでは
今宵の宿まで行きましょうか」
神山はレンタカーを返して自分の車が置いてあるホテルまで歩いた
駐車場から車を出して由紀枝を乗せると 
「神山さん この車は2人乗りなんですね」
「うん 普段 秘書しか乗せないしね さあ行こう」

神山は熱海から南下して伊豆多賀のホテル多賀にはすぐに着いた
車を駐車場に止めると二人はホテルの玄関に入った
フロントで名前を言うとフロント嬢はニコニコして
「神山様 お待ちしておりました」
そう言い神山のサインだけ記入して部屋まで手押し台車を使って
案内してくれた
部屋に入ると由紀枝は神山に抱きつき
「ようやく2人だけになれたわ 嬉しいわ~ 幸せです~」
神山はフロントに電話をしてあと
30分ぐらいでレストランに行く事を告げた
「由紀枝 風呂に入って夕飯を頂きましょう」
神山は由紀枝の前で脱いでいくと由紀枝が丁寧にハンガーに掛けてくれた
浴衣を羽織って赤いショーツを脱ぐとそれも丁寧にたたんで置いてくれた
部屋のお風呂が露天風呂で神山はタオルを持って外の露天風呂に入った
由紀枝が
「神山さん 入りますね」
「うん こっちにおいで」
神山と由紀枝は仲良く湯船に浸かって群青の空に輝く月を見た
「でも 凄く不思議よ 2日前までと今が全然違うのよ
自分でも分らないわ」
「僕もそうだよ ある日突然次長だよ 2週間前まで課長だよ
めまぐるしく変ったよ 生活も」
「そうなの 大変だったわね」
「その最初から亜矢子さんが知っているんだよ」
「えっ そうするとまだ1ヶ月くらいなの お付き合いして」
「うん そんなもんかな」
「ふぁ~ だって息もぴったりよ へぇ~羨ましいわ私もなれるかしら」
「大丈夫だよ 自然となるさ そのうち由紀枝は僕をあなたって呼ぶよ」 
由紀枝は横を向いて神山のほほにキスをして寄りかかってきた
「ねえ聞いていいですか」
「なに」
「男と女って SEXは大事な物なのかしら」
「うん いい質問だ 僕も昔考えてけど 男の核はお金だね そして
SEX 男の魅力 強さかな 女性は男に何を求めるか
やはり言葉は変化するがお金 その次にSEXでしょ」
「それが現実ね」
「そうだね だから僕はお金があるから由紀枝や亜矢子と遊べて
楽しい時間を作れるだろ だけど何も無ければ何も出来ないよ」
「そうね そうすると運良く私はそのレールに乗ったわけね」
「そうだよ 僕も最初は10万単位のお金をご祝儀で貰った
でもね今は100万円単位に成るんだよ 結局 自分だけじゃなくて
周りが認めてくれるんだよ 分るかな」
「そうか」
「由紀枝だって 今まで通りきちんと働いていれば周りが認め
動くお金も違ってくるよ」
「神山さん ありがとうございます 私は選ばれた訳ね」
「そう いい意味でね さあ出て食べにいこう」
「洗わないの?」
「えっ」
由紀枝は赤い顔になって
「ここ」
由紀枝は少しだけおちんちんを触って言った
神山は立ちあがって由紀枝の目の前におちんちんを出した
「ぎゃあ~ もう 脅かさないで 嫌 あなたはもう」
そうは言っても怒った顔ではなく手でお湯をすくい洗い流してくれた
「ありがとう しかし凄い大きな声だな由紀枝は」
「はい もう良いでしょ 私 洗うから向こうを向いていてくださいね」

神山はハイハイと言い由紀枝の秘所を優しく洗ってあげた
バスタオルでお互いの体を拭いた
「ありがとう 気持ちよかったよ そうだ忘れていたよ
あとねSEXの相性が有るね この相性が合わないと難しいね」
「私とは合いそう?」
「うん 今の所は大丈夫だよ」
「よかった~ いきましょう」
由紀枝がブラジャーを着けようとしたので
「若いんだから そのままが良いよ 充分美しいよ」
その一言でノーブラ ノーパンに浴衣を着て丹前を羽織った
「神山さん ノーパンですか」
「うん」
「浴衣が盛り上がっているわよ 着替えの赤いTバックショーツ穿いて」
神山は仕方無しに由紀枝の前に行くと由紀枝がしゃがみ込み
「はい 左足を上げてくださいね」
言われる通りにして足を上げるとショーツをくぐらせ
「はい 今度は右の足を上げてください」
神山は左足を上げたまま右足を上げてわざと転んだ
由紀枝はまあといいながら笑った 神山は笑顔が似合うと思った
ちゃんと穿かせるとおちんちんをどのようにしたらいいか分らず
「はい 後はご自分で処理をしてくださいね おしまい」
そう言っておちんちんをポンと叩いた

部屋を出ると由紀枝と腕を組んで歩いた たまに下に目をやって
「穿いても穿かなくても同じね ふふふ」
レストランに着き受付にカードキーを見せると海の見える窓際の
席に案内された
神山は最初にビールを注文するとすぐに運ばれて二人のグラスに注いだ
「では お疲れ様でした 明日も頑張ろうね 乾杯」
「ええ お疲れ様でした そしてありがとうございます」
由紀枝はニコニコしてビールを呑んだ それも一気に
神山はグラスに注ぐと
「ふぁ~美味しかったわ 呑みましょ神山さん」
神山も半分くらい呑むと由紀枝がビールをグラスに注いだ
料理が順番に運ばれてどれも美味しかったがただ少し冷めていた
由紀枝はニコニコして神山と話をしながら食べていた
「ねえ 神山さん亜矢子さんも今夜泊まりたかったんでしょ」
「ううん 彼女は泊まらないよ さっきも言ったけど
僕らに気を使っている訳じゃないよ 本当に帰りたかったのさ」
「そう ならいいんだけど だけどこれからは亜矢子さんと
一緒に旅行に来れるのかしら」
「うん 大丈夫だよ 昨夜もその事は話をしたよ 心配しなくてもいいよ」
神山はビールが無くなったのでワインを頼んだ
由紀枝はワインが大好きで読書をする時に少し舐める程度が美味しいと言う
「そうか ワインが好きなんだ ライトが良いのかそれともなんだろう」
「ええ 本格派はヘビーでしょ だけど高すぎて手が出ませんよね」
「うん確かに高いね 僕も今まで一番高いのは5万円くらいだよ
今ではないよ 昔ねボーナスが出た時に贅沢をした 
今は不思議な話でお金が有っても無駄遣いはしないしね
それに1本10万円とか20万円のワインは買う気にならないな」
「ええ せいぜい神山さんが言った5万円位でしょうね
それ以上は私も分りません」
二人はワインの話をしていると楽しかった
料理が次々と運ばれてきて特別料理も運ばれてきた
神山は何処でも同じ様な料理を出すんだなと思い箸がゆっくりになった  
由紀枝はマイペースで食べていたので神山は気を取り直し食べた
運ばれた料理を食べ終わると由紀枝は
「結構 食べましたね お腹が一杯です」
「でも女性は小腹があって甘い物が出ると食べるでしょ」
「ふふふ よくご存知ですね そうなんですよ もうねえ」
そう言っているところへフルーツが運ばれてきた 
「ふぁ~又 太るわね でも美味しいそうよ」
由紀枝はフォークを使ってニコニコして食べた
目の前でニコニコされると不思議と元気が出て食べてしまう
「ふぁ~ 美味しかった 神山さんも食べたんだ~」

二人は満足していた 一息ついて神山が
「では 出ましょうか」
「はい そうしましょう」
神山がカウンターで伝票にサインを済ませると部屋に戻った
由紀枝は座卓にお茶を用意すると神山に
「神山さん お料理どうでした 私は70点かな」
「えっ うんそうだね70点だね」
「私 神山さんと一緒の意見よ まず冷えていたでしょ
それから ここの独創性が無いでしょ だから70点 味はOKね」
「ははは 右に同じです でもニコニコして食べるんだ」
「ほんとは不味いってはっきり言いたいけど ウエイトレス仲間って
いうか そう言うと彼女達が可哀相でしょう だって
彼女達が悪いわけじゃ無い訳 厨房とかコック長がもっと
考えないといけない事でしょ だからニコニコ食べたのよ
例えばビールをテーブルでこぼすと彼女達が悪い訳で怒れるでしょ」
「うん由紀枝の言う通りだが 僕は正直だから顔にでるな だめだね」
「だって 普通はそれでいいと思いますよ」
神山は大した女の子だと感心したしこの子なら長く付き合えると感じた
「由紀枝 英語はどの程度できるの」
「ふふふ もういやよ 亜矢子さんも同じ質問をしてきたわ もうふふふ
一応英検の1級は持っていますよ でも面白い」
神山は英語で  
「何が可笑しい こら 真剣に聞いているんだぞ もう」
由紀枝は又笑った 英語で
「亜矢子さんも 同じことを言いました だから可笑しかったの」
神山が笑い出して
「二人とも由紀枝を心配しているんだよ」
由紀枝は笑いが止まらなかった
「もう 嫌 すべて同じよ あ~あ だめ」
由紀枝は涙を出して笑っていた
神山はこれ以上言うとまた言われるので辞めた
しかし 亜矢子も由紀枝を心配している事を改めて感謝した

「由紀枝 こっちにおいで」
神山は由紀枝を呼んで神山の脇に座ると抱きしめた
由紀枝も両手を神山の首に回してキスをした
「由紀枝 可愛いな ほんとうに おっぱいも 何処もかしこも」
「ほんと 愛してくれている」
神山は答える代わりに由紀枝の手をおちんちんに導いた
大きく硬くなった肉棒に触った瞬間びくりとしたが優しく撫でてくれた
「お布団にいこう」
神山と由紀枝は丹前を脱ぎ布団に横になった
由紀枝は神山の上にかぶさってきて熱いキスをした
神山の浴衣の紐を解くと赤いショーツを引き下げ脱がした
胸や乳首を丁寧に愛撫をされていると見事な乳房が浴衣越しに触れた
神山も由紀枝が着ている浴衣を脱がすとプルンとおっぱいが飛び出し
しゃぶりついた
由紀枝は乳房を神山の顔に押し付けて
「ねえ あなた気持ちいい?」
「うん なんかマシュマロみたいでプルンプルンしているよ」
由紀枝は自分でも興奮してきているのか息遣いが激しくなってきた
だんだんと下にずれて肉棒を咥えると美味しそうに舐め始めた
先端の部分をくわえ込んだり裏側を舌先で上下に動かしたり
神山は気持ちよくなってきた
「ふぁ~あなた おちんちんの先からねばねばしたのが出てきているわ」
鈴口から透明な体液を由紀枝は手で伸ばし優しく愛撫をした
神山は由紀枝にお尻を向けるよう言って秘所を舌先で愛撫した
もう秘所からは粘り気のある体液が溢れ出ていた
神山の指と舌先で由紀枝は最初の快楽を味わった
由紀枝を下に体を入れ替えると由紀枝の秘所に肉棒を挿入した
投げ出された足をそろえて神山が跨いだり
足を開かせて上にあげて腰を振ると由紀枝と神山は一緒に昇天した
神山が由紀枝の上に覆い被さると由紀枝は神山をじっと見つめて
「私 だんだんと貴方を愛してきたわ いい」
「僕もだよ ずーっと傍に居て欲しくなった でも我慢してくれ」
「いいわよ 待っているから あなたが辛くなるような事言わないから
だからもっとおちんちんほしいな~」
神山は少し休憩するために肉棒を抜いた
「ねえ 私とSEXの相性はどう 足りない所が有ったら
どんどんと教えて 私覚えるから だって貴方を放したくないわ」
「うん また気が付いたらその時に教えるよ
肝心なのは相手の心を読むんだよ 自分が気持ちよくても相手を気持ち良く
させれば今度は自分に戻ってくるのさ
例えば気持ちよくなって自分がなにも相手の事を愛撫しなかったら
相手だって気持ち良くなりたいのに くたびれるだけで
気持ちが白けて来るんだよ 分るかな?」 
「ええ 大丈夫よ ありがとうございます」
神山は由紀枝の髪を弄りながら話をしていると本当に可愛かった
大胆な行動をとったりこのように向上心を持っていたり
ますます由紀枝に引かれた
神山と由紀枝は一回 露天風呂に入って体を温めると布団に戻って交わった

5月16日 土曜日 快晴
神山は目覚ましより早く目が覚めて由紀枝の寝顔を見ていると愛らしくて
手放したくなかった
なんとか自分の傍に置けないか考えたが今は無理だと思った
朝日が昇って朝焼けがだんだんと消えていく
神山は由紀枝を起こすと
「ふぁ~ あっ おはようございます 早いですね」
「由紀枝 風呂にはいろう お天道様はもう上がったよ」
「は~い 分りました いきます 起こして」
由紀枝は愛らしい笑顔をで神山に甘えて両手を差し伸ばした
引き起こすと何も着ていないのに気が付き
「ふぁ~ 嫌だ裸だったんだ もう 教えてくださいよ~」
そう言いそのままの格好で用を足しに行って露天風呂に来た
入浴する時にかがんで秘所を洗っている所を神山が見ていると
「もう なに見ているの すけべ」
そう言い神山の前で両膝を広げて秘所を見せると神山は驚いて
「、、、由紀枝 もうわかったよ まったく」
「だって見たかったんでしょ どうなっているか だから見せたんだから
お礼くらい言っても良いんじゃない」
「わかった ありがとうございます もう」
神山は大胆な行動で淡くイメージしていた清純な乙女像が崩れた
「由紀枝 ああ言う時は いや~ 見ないで と言って見せないように
されるとこちらとしては見たいから 上手に誘うわけ それを
見たいからと言ってああ言う風に見せられると大きくならないよ」
「そう じゃあ良いわ これから見せませんよ~ お願いされても
もう 精一杯のサービスをしているのに
折角 恥ずかしさを押さえて見せてあげたのにな~」
「わかった わかったよ ごめんなさい」
由紀枝はニコニコして神山のおちんちんを触って
「ねえ お風呂のなかだとちゃんと入るかな~ 試そうよ」
そう言い由紀枝は神山を跨いで膣に肉棒を挿入して動き始めた
腰を動かしてもなかなか早く動けないのでくたびれて
「やっぱり駄目ね お湯の抵抗で動かないわ」
「そうだね 僕も動かしたけれど駄目だったね」
二人は諦めて神山は立ち上がって冷蔵庫からビールを出し由紀枝に渡した
朝日を見ながら愛している人と一緒のビールは格別だった
由紀枝も神山とこのままずーっと一緒に生活をしたいと思い
叶わぬ夢で無いと願い少しずつ距離をちじめようと考えた

「さあ レストランにいこう お腹がすいた」
二人は互いの体を丁寧に拭き 浴衣を着て丹前を羽織った
レストランではバイキング料理でみんな好みの物を取っていた
二人が案内された席は昨夜と同じ席で神山はビールを注文した
「大丈夫?車運転するんでしょ」
「うん 少し寝れば大丈夫だよ 安心して」
そう言い由紀枝とテーブルの端から食べたい料理を取り皿に盛っていった
テーブルに戻ると由紀枝は純和食でまとめて納豆が3個もあった
「納豆が好きなんだ由紀枝は」
「ええ 大好きよ」
神山と由紀枝は乾杯をして海を見ながら食事をした
食べ終わると由紀枝はコーヒーを飲みながら神山を見てニコニコした
カウンターで伝票にサインをして部屋に戻ると時計をみた
まだ8時30分だったので由紀枝に 
「ねえ30分寝かしてください」
「ええいいわよ 私 露天風呂で本を読んでいるわ」

「ねえ 起きてください神山さん」
「う~ん よく寝たよ ありがとう」
神山は座卓に座り由紀枝が用意したお茶を飲んだ
「由紀枝 今夜もここでいいかな それとも別な所にする?」
「この際だから 他にしましょうよ」
神山は頷いて内藤社長から貰ったチケットを調べると
熱海駅に近い来ノ宮に喜多屋旅館があった
ここも部屋に露天風呂が付いている部屋が有って夕食は朝食とも
部屋で食べる事も出来 食事処は仕切りがある座敷だった
神山は由紀枝に聞いてみると喜び 神山は電話をした
「チケット番号は何番でしょうか?」 
神山は番号を言うと
「それでしたら本日は最高級のお部屋を用意できますが
何時にお越しになられますでしょうか?」
「夕方 5時頃でお願いします」
「はい 畏まりました では神山さまお待ちしております」
神山と由紀枝は帰り仕度をしてフロントへ行った
清算をするとワインとビールで2万5千円だった







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2013年7月17日水曜日

ゆり 4 - 37 Vol. 1



5月15日 金曜日 快晴 赤沢ホテル
神山は目覚ましより早く起きて二人の寝顔を見ていると姉妹に見えた
二人を起こさないようにバルコニーに出て朝日を見ながらタバコを吹かした
冷蔵庫を開けるとビールが無いので自販機で買い求め部屋に戻った
まだ起きていなかったのでビールを持って再びバルコニーに出た
朝焼けを堪能していると後ろから由紀枝が来て目隠しをし
「だ~れだ~」
「分ったわ 由紀枝だ」

由紀枝は神山の膝にちょこんと座って一緒にビールを呑んで
「海が見えるお部屋がいいな でも御殿場だと遠くに見えるわねでも良いわ」
由紀枝は神山とキスを繰り返していると
「ねえ 神山さん欲しいわ ちょうだい」
そう言うと神山から下り跪き神山の肉棒をしゃぶり始めた
神山が色々と教えてあげると覚えが早くすぐに硬く大きくなった
由紀枝を海に向けて後ろから入ると膣はもうぬめぬめの体液で溢れていた
男の朝一は聞いた事があるが女の朝一は初めてだった
どんどんとスピードを上げていくと慣れたのか自分も腰を動かすようになり
神山を楽しませてくれた
由紀枝の動きが速くなると肉棒も悲鳴を上げて由紀枝も昇天した
神山は肉棒をゆっくり抜き浴衣で拭こうとしたが由紀枝が
おしゃぶりをして綺麗にしてくれた
「あ~ 私幸せだわ こうしていると 神山さん良かった 私のあそこ」
「うん だから発射をしてしまった」
「私 後悔していないからね こんな素敵な神山さんは私や亜矢子さん
以外にも一杯女が居ると思うんだ でもねその仲間に入れたんだから」
「僕は由紀枝といる時は由紀枝の事しか考えていないよ」
由紀枝は嬉しくて抱きつきキスをした
抱き合っていると目覚ましがなって亜矢子が目を覚ましバルコニーの
二人を見て微笑んでいた
亜矢子は冷蔵庫からビールを出して一人で呑んでいると由紀枝が
「神山さん 亜矢子さん起きましたよ お部屋へ戻りましょうよ」
「大丈夫だよ あの人は気にしていないさ」
神山は椅子に座ると由紀枝を正面に向けて神山を跨がせた
由紀枝は肉棒をゆっくりと挿入すると腰を上下に動かし始めた
神山は揺れている乳首を口と手で愛撫をすると喘ぎだして
「これも初めて 気持ちがいいわ」
由紀枝は片手で神山の首に巻きつけてもう片方はクリトリスを触った
膣がどんどんと狭まって腰の動きも早くなってきたので
神山はしたから突き上げると由紀枝は息遣いも荒くなって
一緒に昇天をしてしまった 由紀枝はそのまま神山に抱きついていた
暫くするとおちんちんが自然と抜けて由紀枝は
「あ~あ 出ちゃった 一生懸命出ないように力を入れていたのよ
あ~あ がっかりだわ もう」
由紀枝は立ち上がると秘所から神山の体液が流れ出した

神山はおちんちんを浴衣で拭くと部屋に戻り亜矢子に
「おはよう さあ 露天風呂に入りに行こうか」
亜矢子が
「そうねでも今日は止めましょうよ 由紀枝さんが居るし
もしもの事を考えるとね」
「うん そうだね 止めよう そうしたら由紀枝 悪いけど寮へ
一旦戻って印鑑や家賃引き落とし口座 それと運転免許証は持っている?」
「ええ 持っています」
「その位かな 準備する物は それを一式持って8時30分にロビーで
待っていてくれるかな で朝食はどうしよう、、、」
「あっ 大丈夫です 寮にもありますから ここと同じ物があるんです」
「そうか 良かった では従業員通路から出られるかな この時間は」
「ええ 大丈夫ですよ ご安心下さい この時間に帰る人も居ますから」
「では 8時30分にお願いします」 
「は~い 分りました」
神山と亜矢子は由紀枝を送り出して浴室でシャワーを浴びて
レストランに行くと受付嬢が席を案内してくれた
まだ早い時間だったので空いてはいたがお客の年齢層は高かった
二人は好みの料理を取り皿に盛り付けて席に戻りビールを注文した
「大丈夫ですか? 呑んで」
「うん 電車の中で寝るよ それに二人で話していると僕の出番が無いし」
「まあ そんな事ないでしょ 分ったわ でも程ほどにね」
「亜矢子は運転は」
「ええ 多少ですよ だから貴方が頼りよ」

二人は海を見ながら食べて由紀枝が海の見える部屋が良いと
言っていた事や御殿場の不動産屋の話をしていた
ゆっくりと食べているつもりだったが結構早く済んだ
カウンターで伝票にサインすると部屋に戻った
神山は亜矢子を抱きしめると反応してきてキスをした
そのままベッドに横になると亜矢子は快楽を激しく求めて
肉棒を離さなかった
亜矢子はぐったりなると
「あ~あ また逢えるまで暫くお預けね 仕方ないわね さあお化粧を
しましょう」
神山と亜矢子はシャワーで汗を流しチェックアウトの仕度をした
準備が出来ると約束の時間までまだあったが早めに部屋を出て
フロントで清算したが精算金は無かった
神山はタクシーを頼み総支店長にありがとうと伝えてくれるよう頼んだ
そうしている内に由紀枝がニコニコして神山の前に現れた
「お待たせしました」
「うん 僕らも今着たばかりさ タクシーを頼んだので待っていてね」
3人は部屋の間取などを話していたがなかなかタクシーが来ないので
フロントに尋ねた 案内嬢が事故の渋滞で遅れている言われたが
すぐにタクシーが来て3人は伊豆高原駅に行った

伊豆高原駅に着いて伊豆急の発車時刻を調べると出たばっかりで
9時過ぎの電車しかなかった 神山は慌ててもしょうがないので
デジカメで亜矢子と由紀枝の写真を撮影した
由紀枝は今日も可愛らしい大人のワンピースを着て来たので神山が
「ねえ 由紀枝 マリリンモンローみたいなポーズをとって
ほら 地下鉄の通気孔から風が拭いてスカートが舞い上がる格好」
由紀枝はニコニコして神山の言ったポーズをした
神山は何枚も撮影をしてベンチに座ると二人に見せた
亜矢子が 
「ふぁ~ 可愛いわよ ほんとうに」
「初めてですよ こんな格好をして撮ってもらったのは」
二人はよく話していて気が合った様子だ
亜矢子は由紀枝を妹のように接して話をしていた
伊豆急の熱海行きの電車が入線してきて神山達はロイヤルBOXに行って
席についたが 元々海が見える席は2人掛けで神山が一人で腰掛けた
ホテルで話をした通り神山は朝日を浴びて寝てしまった

熱海駅で起こされると
「あ~あ 良く寝た 大丈夫だよ すっきりだ」
3人は改札を出ると神山は亜矢子に
「ねえ亜矢子 赤いショーツの着替えを買ってきてくれる
出来れば由紀枝の分もね その間にレンタカーを手配してくるよ」
「ふふふ 分ったわ Tバックでもいい?」
「うん任せるよ 僕の好みは知っているんだから それとおろしておいてね」
「ええ 先に行くわ」
神山は二人と別れてレンタカー営業所まで歩いていって手続きをして
フェアレディーZの4人乗りを借りた 
神山は洋子に連絡をして御殿場周辺の不動産屋を廻るので明日も
こちらで動く事を伝え16,17日の土日も休んで良いと伝えた
「大丈夫ですか?そんなに空けて」
「だって 何かあるんだったら連絡があるでしょ 大丈夫だよ」
「は~い 分りました ありがとうございます」
「どう 体調は」
「ええ 普段に戻ってきたわ ありがとうございます」
「土日は込んでいると思うけど 箱根辺りに行って来たら」
「ええ 最後は落ち着いているから大丈夫だと思います
こちらに連絡が入った時は携帯の留守電に入れますね」
「うん お願いします では」
神山は由貴の携帯に電話をすると
「おはようございます 神山さん」
「うん 元気があって良いね ところで僕は明日も御殿場の
不動産屋を廻らないといけなくて今夜は帰れなくなった ごめんね」
「いいですよ お仕事だもん では帰ってきたら電話くださいね」
「うん 分ったわ それで引越し準備は捗っている?」
「ふふふ 何て言いましょうか やっていますよ 大丈夫よ」
「おいおい お願いしますね」
「は~い 分りました」
「うん では」

神山は電話を切ると車で銀行に立ち寄って300万円を引き出し
手持ちの現金とあわせると600万円になるので大丈夫だと思った
ATMから出てきた取引明細を見て残高が3億6千万円に驚いた
フェアレディーZで熱海の駅に着くと亜矢子と由紀枝が待っていて
「お待たせ さあ乗ってください」
亜矢子と由紀枝が座ると神山は車を発進させた
芦ノ湖から乙女道路をくだり御殿場に行く方法もあったが神山は
小田原へ向って有料道路を飛ばした右手に相模湾が見えて退屈しないし
広い道路だとスピードが出せた
小田原で小田原厚木道路に入って小田原東ICで下り一般道を
大井松田に向かった大井松田ICで東名に乗ってすぐに御殿場ICで
亜矢子が言っていた不動産屋は市役所のそばにあって車を駐車場に止めると
3人は店内に入った

ゴテンバ グランド インをゴルフの時によく利用するお客さんだが
亜矢子に親切で困った時にはうちで探してあげると言う社長だった
亜矢子が社長に会い話をすると 条件に合うところが2箇所あり
これから案内をしてくれると言った
4人を乗せた車は御殿場駅から徒歩10分の所にある
7階建てのマンションで最上階 2LDKの間取だった
玄関を入ると20畳のLDKで右側に12畳の寝室で
左側が浴室になっていた この広さで7万円だった
もう一つを見に行くと少し小高い丘にあって御殿場駅までバス10分で
バス停からも徒歩3分と近く
ここも先ほど同様に1階は自動ドアのあるマンションで6階建ての最上階
玄関を入ると20畳のLDKで左側に14畳の寝室 右側に広い浴室
3人がテラスに出てみると正面に乙女峠 右のほうに相模湾が
遠くに見えて良かった
建物の周りは静かな住宅街で買い物や病院もすぐ傍にあった
管理人室も1階にあって便利だった
由紀枝は目の前に海をさえぎる建物が無いのが気に入った
亜矢子が
「由紀枝さん ここにする?」
「ええ ここにします 神山さんいいでしょ」
神山は頷いた

社長は会社に戻って賃貸借契約書を制作した
二部制作して社長が印鑑を押す所を親切に教えてくれて完了した
入居日は明日5月16日土曜日からOKで5月31日まで日割り計算
家賃であとは前家賃になっていた 5月分36129円 来月分7万円
敷金礼金が35万円で合計386129円を神山が支払いをした
社長が領収書をきると神山は更に84万円を出して
「来年の6月末日分までの家賃を支払います」 
社長は驚いたが丁寧に受け取り領収書を作ってくれた
由紀枝は賃貸借契約書と部屋と一階のカードキーを受け取った
社長は亜矢子に丁寧にお辞儀をしたので亜矢子もお辞儀をした

神山は亜矢子に
「意外とスムーズに行ったね それに綺麗だし新しくてよかったね」
「ええ 昨年建てられて住んでいた女性の方が東京へ行くので退室されて
まだ2週間て言っていたわ よかったわね由紀枝さん」
「ええ ありがとうございます 助かります お買い物も便利だし
静かだからテラスで読書も出来ます」
「さあ そうすると引越しを何時にするかだね」
「ええ お洋服と化粧品くらいですから何時でも引越しできますよ」
「そうだね そうすると大きなバンで荷物入るかな」
「ええ 大丈夫ですよ だって私お洋服もそんなないし 大丈夫ですよ」
「そうしたら明日準備をして 次の日に引っ越すか」
「ええ そうすると助かりますね」
「そうしたら 女子寮は僕は入れないのかな」
「日中は大丈夫ですよ 10時から5時までですが」
「では明日準備をして あさっては引越しだ そうしよういいね」
「は~い 分りました そうすると神山さん土日休んでくれるの?」
「うん 何もなければ しかし電話で済む事が多いから大丈夫だよ」
「ふぁ~ ありがとうございます」

神山は時計を見るとまだ11時過ぎだったので家具専門店へ行った
渋谷と同じチェーン店があり駐車場に車を止めて店内に入った
神山はイタリア家具のコーナーに行って部屋をシュミレーションした
コーナーに行った
由紀枝が素敵だけど高いわと言うので神山が
「僕はこれがお勧めだよ 材質もいいしデザインも良いし
それに飽きが来ないしね どう」
「はい 分りました お願いします」
神山は店員を呼んでチェスト2台40万円 
引き出しハイチェスト1台25万円引き出しミドルチェスト1台20万円 
食器棚1台30万円クローゼット1台40万円ガラステーブル1台25万円
ソファー2台60万円 PCなどが置けるテーブル 25万円
椅子2脚 10万円を注文した
店員が在庫の確認をすると全て揃っていてお届けが出来ると言われた
神山は5月17日の11時に届けてもらうようにした
由紀枝が住所を書いてお届け伝票の控えを貰った
神山は計算すると275万円で現金で支払った
ベッドを店員に聞くとこのフロアではなく店員が案内してくれた
ここでもシモンズのベッドが陳列されていて
シモノズ ベッドキングサイズ 30万円
羽毛布団と薄いのと各一枚ずつ2枚40万円 タオル類も高級コットンで
10万円した 神山はここの在庫も聞くとOKだったので一緒に
届けてもらうように指示をした ここでは80万円だったので
それも現金で支払いをした
神山はクーラーや照明器具の扱いを聞くと上のフロアで扱っているので
案内してもらいクーラーは28畳用を2台50万円と照明器具は
2台10万円で神山が現金で支払いをして5月17日日曜日の11時の
一緒の便で大丈夫か尋ねるとOKとの事なので安心した

神山は時計を見ると13時を過ぎていたので亜矢子に美味しい所を聞いた
「ねえ そうしたら私のホテルに行って少し休んでから家電を買う?」
「うん そうしようか ここからだと近いしいいね」
「じゃあ そうしましょ」
神山達はフェアレディーZに乗ってゴテンバ グランド インへ向った
「ねえ あなたそうしたらお食事の前に椿に紹介しましょうか」
「うん そうだね しかし履歴書が無いけど大丈夫ですか?」
「ええ 入社日で良いわよ それは私が責任持つわ」
「分った お任せしますよ いいね由紀枝」
「は~い 分りました でも緊張するな こんな格好だし」
「うん そうしたら変身をしようね ねえ亜矢子さん 3Fで
変身できるでしょう」
「ええ ブティックね でも私、、、」
「うん 僕が持つよ 素敵なお嬢ちゃまに変身だ~」
神山の運転する車はすぐにゴテンバ グランド インに着いて
車を駐車場に止めると3人は3階へ向った
ブティック『モテリコ』でまずスーツを決めるのに
神山がチャコールグレーのダブルを選んだが
バストが大きいのでシングルにした パリ製のもので40万円したが
ここのカードを見せてAEXカード決済を申し出ると30%オフに
ブラウスも4万円だったが同様に30%オフにしてくれた
ハイヒールとバッグは共に5万円だったがこれも30%オフをしてくれた
由紀枝は着替えると見違えて綺麗になって亜矢子もビックリした
派手さは無いが上品で気品溢れる頼れる女性に変身をした
店長が
「神山様 このネックレスは如何ですか70万円ですが
30%オフに出来ます お似合いだと思いますが」
店長が由紀枝にネックレスを装着するとますます綺麗な変身を遂げた
神山が一緒に清算しますといって計算をしてくれた
「合計が87万8千円ですが85万円で如何でしょうか」
神山は頷いて伝票にサインをした
店長に脱いだ衣類を30分位預かって欲しい事頼んで
グランドフロアのティールームに行くと亜矢子が
「呼んできますね 緊張しないでね」

亜矢子が総支配人の椿を連れて由紀枝のところに来た
由紀枝はすぐに立ち上がって丁寧にお辞儀をして挨拶をした
「私が ここの責任者で椿と申します お願いします」
亜矢子が経緯を掻い摘んで説明すると椿はにこやかに答えて
「桜川さんが そこまで惚れたんだならOKですよ うちも助かるよ
それに神山様も後継人だったら 申し分ないよ大丈夫だよ
それでお給料は幾らなの」
「ええ 手当て無しで32万円でお話をしました」
椿は考えて
「うん 分りましたよ それでは後は桜川さんに任せますよ」
そう言い椿は由紀枝に握手をして別れた
亜矢子は由紀枝を連れてフロントで簡単な自己紹介をした
フロントの女性達も由紀枝の気品ある姿にビックリして挨拶をしていた
亜矢子はそのまま3階に行って由紀枝を着替えさせて戻ってきた
「さあそれではステーキを食べに行きましょうよ」

亜矢子は由紀枝を本当の妹のように接していた
ステーキ屋に入ると店長がビックリして
「どうしたの亜矢子ちゃん」
「ふふふ 今日はお客様よ だからワインも頂くわ」
「良いですよ 神山様 いらっしゃいませ 亜矢子ちゃんその方は」
「ええ 今入社試験を合格したばかりの新人さんよ さあ」
「私 庄司由紀枝と申します この度 桜川様の計らいでこちらの
ホテルで勤務させて頂くことになりました 今後ともお願いします」
「うん 由紀枝ちゃんか 亜矢子ちゃんの若い頃にそっくりだ
綺麗で美しいよ ねえ神山さん」
「ええ 素晴らしく美しいですよ 変身すると更に美しいですよ」
「そうでしょう 亜矢子ちゃん良かったね いい後輩が出来てさ」
「ええ 実力は計り知れないわ 私より上ね 私の若い頃は
こんなに話せなかったもん もじもじしていて」
「よし それでは由紀枝ちゃんの分はただだよ
おじさんからのプレゼントだよ」
そう言い店長は食材を順番に焼いていった 
由紀枝はニコニコして美味しいと言って食べていた 亜矢子が
「神山さん ワインにする」
「うん ビールでおなか膨れた」
亜矢子は店長にワインを注文すると何時ものワインが出てきて
由紀枝がみんなのワイングラスに半分位注ぎ乾杯をした
神山もここのお肉は好きだったが昨夜食べたお肉の味は忘れられなかった

魚介類が焼かれ野菜類も食べるといよいよ牛肉の番だったが
「神山様 美味しい牛肉を生で食べますか 久しぶりなんですよ
入ってきたのが 如何ですか」
「では お願いします ニンニクおろしとしょうがおろしをお願いします」
店長はニンニクをすって小皿に盛ってしょうがも同じ様にして
神山の前に置いた
牛肉の塊を薄切りにして皿に盛ると
「さあ どうぞ」
そう言い神山に手渡しした
一口食べると昨夜のお肉と同じ味がして亜矢子や由紀枝に勧めた
「店長 実はこのお肉を昨夜食べたんですよ 凄く濃厚で美味しかったので
まだ記憶していますよ 素晴らしいお肉ですね」
「ありがとうございます 分りますか」
「ええ 焼くとどうしても焼き加減で上級のお肉も不味くなりますが
ナマは嘘を言いませんからね」
「さすがですね よく見破りましたね しかしほんとこのクラスは
滅多に手に入らないですよ」
亜矢子や由紀枝も美味しいと言ってすぐに無くなった
店長がいよいよ牛肉を焼き始めるといい香りがしてきた
焼き終わると手早く切ってお皿に盛り付けた
神山達は早速食べたがやはり昨夜と同じ味がした
亜矢子や由紀枝も美味しいと言ってよく食べた
店長がガーリックライスをどの位作るか聞くので亜矢子だけ少なめで
由紀枝と神山は普通にお願いした
3人はガーリックライスも美味しく食べると最後にデザートが出てきて
由紀枝はこれも美味しいと言って一番先に食べた 
神山は食べ終わると店長に挨拶をして店を出た
亜矢子と由紀枝も同様にお辞儀をして店を出て行った
「さあ あなた お部屋はツインしかなかったの そこで休んでください」
山側の部屋に入ると広さが少し狭い程度だった
神山はジャケットを由紀枝に渡すとベッドに横になって
1時間寝かせて欲しいと言って寝てしまった
残された二人もあくびをしたりしたので目覚ましを1時間後に
セットをして由紀枝が神山に抱き付いて寝て亜矢子は一人で寝た

16時にセットされた目覚ましが3人を起こしたが由紀枝は寝ていた
神山が亜矢子を呼んで由紀枝の寝顔を見せてあげた
あどけなさが充分残る可愛い顔をしていた
神山が鼻の頭にキスを繰り返しているとようやく目が覚めて
「だれ もう 鼻を舐めたの」 
まだ半分寝ていて意識がはっきりしていなかった
神山がこんどはキスを唇にするとようやく気が付いて
「ふぁ~ 神山さん あっそうですよね ごめんなさい
なんか 寮のなかで寝ている私の鼻を舐めている子がいたんです」
神山と亜矢子は由紀枝のおでこをちょんとつついて笑った
「さあ 僕もすっきりした それでは出ようか
亜矢子さん幾らかな」
「多分 7千円位じゃない」
「そうだ 3階から由紀枝の衣装を持って来なければ ねえ」
「大丈夫よ フロントに来ているはずよ」
「ありがとう では出ましょうか」
「ねえ あなた 今夜の宿は?」
「あっそうか どうしようかな ちょっと待って」
神山はボストンから内藤社長から貰ったチケットを出して
伊豆多賀のホテル多賀へ電話をすると予約が出来て
「亜矢子はどうする?」
「う~ん 帰るわね ごめんなさい 明日お仕事だから」
神山は頷いて2名の予約を入れて19時頃の到着も伝えた
「では 出ましょう」
「あの~ 私寮に帰らなくてもいいんですか?」
「うん 一緒に泊まって 明日寮に立ち寄って又必要な物を買う
で どう?」
「ふぁ~ でも良いんですか 独占して」 
「うん 亜矢子はお仕事だからさ そこはプロ意識を持っているよ ねえ」
「由紀枝さん お願いしますね神山さんを もう嫌と言うほどSEXして」
由紀枝は顔を真っ赤にして
「亜矢子さん それって凄いプレッシャーですよ ほんと
私 今夜 寝られないじゃないですか もう」






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2013年7月12日金曜日

ゆり 3 - 36 Vol. 3



随分と長いので由紀枝が亜矢子を引き離して由紀枝がキスをしていると
後ろから
「随分と見せ付けてくれるね お兄さん」
神山は由紀枝を跳ね除けて二人を後ろえさげた
「なんだ ひとが何しようがかってだろ」
2人組の男は神山に近寄って来て
「面前でいちゃいちゃして 目障りなんだよ」
神山も少し虫の居所が悪かったので
「そうかい それで」 
「おう いい覚悟だ 面前はな 静かにおて手繋いでれば良いんだ」
そう言うと一人の男が飛び掛ってきたので神山は体を捻ってよけると
立ち上がって もう一人が顔面にパンチを浴びせてきたところを
体を反転させてしゃがみ込むと腕を掴んで放り投げた
たまたま傾斜になっているところで投げられたので5m位したまで
転がりそのまま動かなくなった
もう一人が神山にぺこぺこして動かなくなった男に
「兄貴 大丈夫ですか 兄貴」
そう言っているので多分気絶をしたと思い近寄ると子分が
「なっ なにを するんだ もう済んでいる あやまるよ」
神山は無口で子分を払いのけて 倒れた男の上半身をお越し背中に
片膝をあてがい渇を入れると気を取り戻した
倒れた男は神山を見るとその場で膝をついて
「どうも 済みません どこの組の方か分らず喧嘩を売ってしまいました
どうぞ ご内密にお願いします」
「おう わかった おまえは何処のもんだ」
「へえ それだけはご勘弁を」
「そうか 言いたくないんだな それだったら言うまで ここにいろ
動いたら 今度は骨の2本や3本折るからな」
神山は亜矢子と由紀枝のところに戻ると
「大丈夫だった?」
「ええ 平気よ でもビックリしたわ」
神山が携帯電話でジョン ブラームスと話すとその件は
日本の警察が良いだろうと言う事でジョン ブラームスから
連絡をしてもらう事になった
「しかし 神山さん強いね CCAでも充分通用するよ
どうですか 入りませんか」
「いえいえ まぐれですよ ではお願いします」
二人の男は逃げたくても神山の強さを知っているので逃げられなかった
暫くすると警官4名が来て刑事が2人来た
早速動けない2人を逮捕して刑事が神山のところに来て
「今 CCAから連絡を頂て駆けつけました お怪我は有りませんか」
「ええ こちらはないです」
刑事は簡単な事情徴収を行い帰る前に神山に
「神山さん お手柄ですよ あいつらはここいらを拠点に恐喝で指名手配を
している悪人でした 良かったですよ ありがとうございます」
そう言い刑事は敬礼をして帰った
神山はすぐにジョン ブラームスに電話をしてお礼を言った

電話を切ると神山は
「さあ すっきりしたぞ よしパターゴルフをしよう」
亜矢子と由紀枝は神山が元気になったので嬉しかった
パターゴルフ場に着くと神山は亜矢子と由紀枝に
「よし 二人とも各ホール2打ずつのハンデを上げる僕に勝ったら
1万円を上げるよ だから全ホール勝つと18万円だいいね」
「負けたらどうするの」
「ははは おっぱい触ったり 僕の手の動き次第さ」 
「まあ わかった 引き分けは何も無しね」
「う~ん 何も無しではつまらないからキスをしよう」
二人の女性は嬉しくなった
1番ホールで打つ順番を決めてスタートすると二人とも上手で
神山は二人に負けた 2番3番と引き分けたので二人の女性とキスをした
4番では亜矢子が6で上がって神山が3で上がったので
「はい 亜矢子 こっちに来て」
由紀枝が見ている前で 亜矢子の乳房をTシャツをめくって揉み始めた
今日は前後に誰もプレーをしていなかったので大胆な事が出来た
暫くすると亜矢子が喘ぎだしたので愛撫をやめ次のホールに進んだ
5番6番ホールは由紀枝と引き分けてキスをしたが亜矢子は負けて
神山の触り放題になった と言っても秘所をここで触る訳には
いかないので 乳房と乳首に限られた
触られている間亜矢子は段々気持ちが良くなって喘ぎ声も大きくなった
7番ホールは神山が二人に負けた 
スコアカードに×印を記入して次にいくと亜矢子と引き分け由紀枝が
負けて亜矢子の見ている前で乳房を愛撫された
今まで亜矢子のを見ているので準備は出来ていたがやはり緊張していた
しかし 気持ちよかった
9番は引き分けて二人の女性とキスをした
10番から18番までこのようにかったり負けたりして楽しく 
終ると亜矢子が神山の耳元で
「ねえ 我慢出来なくなったわ どうしよう」
「でも ここは駄目だよ それこそみんなから反感を買うよ 
我慢しなさい」
由紀枝が来て
「私 ショーツが濡れて気持ち悪いわ どうしましょう」
神山は二人の女性から責められても解決策は無かった

「そうしたら あそこのレストランでビールを飲もう」
神山は二人の女性を連れてレストランに入り自販機でビール券を
買ってウエイトレスに渡すと
「あの~ 以前ここで外人を投げられた方ですよね」
神山はビックリした 4月23日に来た時にアレックスジャパンの社長
アレックスJrを投げた事を覚えていた
「ええ そうですが」
「それで今日の指名手配の犯人を投げたのもそうですか?」
「ええ たまたまですよ」
「ふぁ~ 凄いわ~ こうやってまたお会い出来るなんて幸せです」
神山は
「あの~ 済みませんビールを下さい
でないとカウンターまで投げましょうか」
神山が笑いながら言うとウエイトレスの顔は真っ赤になって戻り
ビールケースから3本取り出して運んできてくれた
神山は誤魔化すつもりが無かったので
「あの大きい外人とは東京で再会して仲直りしたよ」
「ほんとですか でも私も見ていてすっきりしましたよ」
「ありがとう あんな事が無いようになると良いね」
「そうですよね 女性を苛めるなんて最低ですよねほんと」
そう言いウエイトレスは厨房に戻ったが神山を見ていた
亜矢子が由紀枝に
「ねえ 凄い人気でしょ だから神山さんとSEX出来るなんて幸せよ」
「そうですね あの子も神山さんを好きみたい ずっと見ているわ」
「まあまあ たまたまですよ 男だからねっ」
亜矢子と由紀枝はくすっと笑って
「じゃあ 女性の場合は?」
「やはり たまたまでしょ ははは だってないと困るし産めないし」
「分ったわ じゃあ私 こんど玉を付けよっと」
「おいおい そんな 壊れると言っていて 壊れるぞほんとに」
「亜矢子さん 何処に付けるんですか? だって痛いでしょ」
「冗談よ 言ってみたかったのよ」
神山は時計を見ると16時を差していたので二人に
「そろそろホテルに戻ろう 由紀枝ちゃんも準備があるだろう」
「あっ すっかり忘れていました 何時にしますか」
「6時でお願いしますよ いいよね亜矢子」 
「ええ 食事のあとで由紀枝さんいらっしゃい 部屋に」
由紀枝は下半身をもじもじさせて顔を赤くして
「ええ 伺います」

部屋に戻ったのは17時少し前だったがフロントで貸切露天風呂が
空いていると聞いたのですぐに着替えて行った
湯船に浸かるとすぐに亜矢子は神山の手を自分の秘所に導き
「ねっ もう我慢できないの お願いします もう絶対に言いません」
そう言っておちんちんをしごき始めた
神山はこれ以上言うとお互い余計に傷が付くので
「わかったよ 早く大きくしてくれ」
神山も亜矢子の乳首をつねりはじめると
「ねえ もうだめなの いきそうよ」
神山はもう片方の手でクリトリスを触ると亜矢子は体をがくがくさせて
「いく あ~ あっ~ あっ」
亜矢子は昇天してしまった
神山は大きくなった肉棒を亜矢子を湯船の縁に捕まらせ後ろから
膣に挿入して動かなかった
段々と膣が肉棒を締め付けてきて中で動いてきた
亜矢子は腰を回転させると膣の動きと重なって喘ぎ声が大きくなった
神山も腰を前後に動かして行くと肉棒は悲鳴を上げた
「きているわ すごい まだ来ている あついわ」
暫くすると亜矢子は自分から肉棒を外してすぐに肉棒をしゃぶり始めた
綺麗になると
「美味しかったわ 良かったわ我慢して」
「僕も気持ちよかったよ」
そう言い亜矢子とキスをした
亜矢子が神山に背中を流させてと言ってきたので
椅子に座るとボディーソープで背中を洗ってくれた
前に来ると肉棒がまだ天を向いているのでソープをつけてしごき始めた
先端に鈴口から透明な体液が出てくるとお湯でソープを流して
口と手でしごき始めた これには神山もたまらずに
「亜矢子 でる」
亜矢子は何も言わずに頷いて動きを早くするとどくどくと発射した
神山が終っても口を離さずに最後の一滴まで飲み込んだ
亜矢子は水で口をゆすいでから神山と熱いキスをした
二人は時間内で貸切露天風呂を出て 神山がフロントへが鍵を返しに行き
帰りにロビーの夕刊を一部もらい部屋に戻った
亜矢子に
「ねえ 今 夕刊を貰ってきたよ 昨日のを調べよう」
「あっ そうね 調べましょう」
亜矢子はバッグから昨日買った宝くじを出して新聞に照らし合わせた
神山が
「しかしこうやって照らし合わせると緊張するね たとえ当っていなくても」
「ええ 私は何時もそうよ 心臓を触ってみて」
亜矢子は神山の手のひらを自分の心臓に当てると
「ね ドキドキしているの分るでしょ」
「うん 僕が触っているからでしょ ほらここは」
そう言って乳首を触ると
「ねえ お願いだから触らないで ほんと 今は静まっているの ね」
神山は宝くじの抽選発表欄を見てみると
【1等 02組147892 13組の175388
47組157665     3本 2億円
前後賞 1等の同組同番号 下一桁連番の一番違い 6本 1億円】
神山と亜矢子は二人とも大当たりをした
「おいおいおいおいおい どうなっているんだ ほ ほんとか亜矢子
もう一度見てくれ」
亜矢子は何回も経験しているが 手を震わせて調べた
「あなた大丈夫ですよ ご安心下さい 当っていますよ
それでこれは全国区の宝くじなので東京でも換金できるわよ
はい これが貴方の分よ 換金出来るのは5月21日よ」
神山は4億という事ではなく連続当選が凄いと思った
「亜矢子 これで10億になっただろう すごいな」
「ええ しかし感動したのは一番最初が感動したわ 嬉しいけど」
「そうだよな 何回も見ていると 明日叔母さんにお礼を言わないとね」
「ふふふ そうね 喜ぶわよきっと」
「しかし 凄い額だね 小型ジェット機が買えるよ」

神山はこの時は由貴と買って2億が当っている事を忘れていた
二人は興奮が冷めてきて宝くじをバッグに仕舞うと
「ねえ そろそろ行きましょうよ 由紀枝さん待っているわよ」
二人は丹前を羽織って部屋を出てエレベーターを待った
「ねえ ショーツ穿いている」
「ううん なんで」
「だって 盛り上がっているわ ふふふ」
「自分は」
「ノーパンよ ほら」
亜矢子は浴衣の裾をあげて見せた
「ふぁ~ なんか見慣れているがエロチックだね」
「やはり浴衣のせいね 普段着よりこの方がエロチックね」
エレベーターが開きレストランに着くと受付嬢が
「神山様 お待ちしておりました どうぞこちらへ」
案内してくれたのは昨夜と同じ窓際の海が見える席だった
その席の後ろには由紀枝と料理長が立っていた
亜矢子が料理長をどこかで見かけた事のある人と思っていると

「やあ亜矢子ちゃん お久しぶりです 覚えていますか
以前 沼津のあばさんのところでお世話になっていた
大竹健次郎です 大きくなられましたね」
「あっ あの大竹さん そうですねもう20年位経つでしょ」
「相変わらずお綺麗ですよ それでしたら由紀枝を安心して
預けられます 今回はありがとうございます」
「おじさん 知っているの 亜矢子さんの事」
「うん 亜矢子ちゃんが小さい時から知っているよ よかった
では亜矢子ちゃん 由紀枝をお願いします 今夜は彼女が恥をかかないよう
腕によりを掛けて頑張ります では 由紀枝頼んだよ」
「はい 分りました」

神山と亜矢子は席に座り由紀枝にビールを注文した
ニコニコして昨夜と変らない動作だった
ビールが運ばれると由紀枝が最後ですからと言って神山と亜矢子の
グラスビールをに注ぐと丁寧にお辞儀をして厨房に戻った
すぐに先付けが運ばれて由紀枝が説明をしてくれた
神山は特別な感情を持たないで平常心で対応し美味しいと言って食べた
亜矢子が
「ほら 覚えている 一番最初に来た時に切り身のお刺身が美味しくて
ここの板さん良い腕ねって 言ったの」
「うん 覚えているよ」
「やっぱりおじさんの仕込みが良かったのね 美味しかったもん」
「あの 大竹さんは何時ごろから居たの」
「始めは定かじゃないけど 小学校の頃も居たわよ 父が亡くなって
暫くして居なくなったのかな やはり辛かったみたい
父と仲が良くて良くおじさんと3人で呑んでいたわ
今度行ったら教えてあげようっと おじさんも心配していたから」
「そうか 繋がりがあるんだ 狭いなほんと」
話していると由紀枝が食べるタイミングを見ながら運んできた
神山は刺身を食べる時に亜矢子に
「では 頂きます」
誰にとは言わずに味わって食べた 亜矢子も捌きが上手だと思っていた
神山は由紀枝にワインを注文した 由紀枝は何時注文されてもいいように
ワインクーラーを用意して待機をしていた
グラスを亜矢子と神山の前に置いて神山のグラスに少し入れて
味見をしてもらってからグラスの半分くらい注いでくれた
亜矢子は神山に
「由紀枝さん 緊張しているけど間違いは無いわ 大した物ね
だって これが試験だと分っているわよきっと」
「えっ テストをしているの」
「えっ 今ごろ何を言っているの 当たり前でしょ これでお給料が
決まるのよ わざわざ向こうで行わないわよ 私が決めたから
責任は全て私にあるので 当然でしょ」 
「そうか なるほどね」
「もう なによ しっかりしてください」
「うん わかった でも大竹さんて亜矢子の辛さを見て由紀枝ちゃんの
辛さ見て なんか凄いね 本人さっき少し涙ぐんでいたね
亜矢子が成長したのをみて安心したんだろう」
「そうね 20年ぶりだもの 前に話したけど卓球の部活を
終ると良く叔母さんの処でおやつ代わりにお刺身を食べていたでしょ
だからきっとその時を思い出したんでしょ 懐かしいわね」

神山は少し遅いペースだがリズム良く食べていた
亜矢子も大竹に気を使ってリズムを崩さないよう食べていた
温度が難しい煮物も熱くなく運ばれ二人は美味しく食べられた
焼き物は一夜干しの焼き魚とサイコロステーキが運ばれて 
これも美味しかった 神山は牛肉のナマを少し食べたくなったので
由紀枝を呼んで
「すみません この牛肉を生で少しでいいんだが頂けますか」
「はい 少々お待ちくださいませ 只今確認をさせて頂きます」
由紀枝は厨房で確認するとニコニコして神山に
「神山さま 確認をしましたところ ご用意が出来ますが
たれは 如何致しましょうか」
「うん ニンニクおろしとしょうがおろし それを小皿にちょこんと
のせてください しょうゆで頂きます」
「はい 畏まりました 少々お待ちくださいませ」
由紀枝は言われた事を厨房にしっかりと伝えていた
亜矢子は
「凄いわね 貴方の言った事を正確に伝えているわ 凄いわ
でも 本当は注文を聞いたら復唱して確認するんだけど そこかしら
あのニコニコで注文をしていたらよほどじゃないと怒らないわね」
亜矢子のチェックは厳しかったが人間性や総合的にも押さえていた
由紀枝が出来たのでテーブルに置くと
「こちらがニンニクおろしでこちらがしょうがおろしでございます
おしょうゆはこちらをご利用くださいませ」
「ここに置いてあるのと違うの?」
「はい こちらは少し甘味のあるたまりしょうゆでございます」
神山はありがとうと言って早速小皿にたまりを垂らしニンニクを  
まぜ牛肉のナマを食べると美味しかった
「亜矢子 これいけるよ 食べて いいお肉を使っているよ」
亜矢子は勧められたので一口食べたが美味しいお肉だといって喜んだ
「このお肉の仕入れは高いよきっと こんなに美味しいのは初めてだよ」
「ええ 美味しいわ うちより美味しいお肉ね」
神山は由紀枝にOKサインをだしてあげた
亜矢子も由紀枝を見て頷いてあげた
由紀枝は二人に誉められた事を厨房に報告をしていた
神山はワインボトルが空になったので由紀枝を呼んでもう一本追加した
次は揚げ物で普通は天ぷらが多いが今夜は手の込んだ串揚げが出てきた
三品づつ3回出てきたがどれも美味しかった
二人は亜矢子の母親や老人ホームに付いて話していた
ご飯を食べ終わると最後にフルーツが出てきた
亜矢子が
「ふぁ~ 可愛いわ 良く調理されたわ 感心しますね」
「すみません それ私が作ったんです 美味しいですか」
「ほんと 美味しいわよ 凄い腕ねどうしたのでも」
「ええ 帰ってきてからおじさんに我侭を聞いて貰って教えて貰ったんです」
「それにしては 良く出来ているわよほんと」
神山も器に盛られたイメージが食欲をそそる事と
器とフルーツの調和が取れていて素晴らしいと誉めた 
「神山様に誉めて頂くと 嬉しいです ほんと最後の最後ですから」
由紀枝は顔を赤くして丁寧にお辞儀をして厨房に戻った 
神山も美味しくて全部食べたがデジカメで撮影をして
おけばよかったと思った
神山は気が付いて亜矢子に
「ねえ 由紀枝ちゃんとおじさんと亜矢子の記念写真を撮る
それで部屋に戻るからここに居てくださいね」
亜矢子は頷いて神山はすぐに席を立つと由紀枝が亜矢子に
「神山様はどうされたんですか 急に」
「ええ デジカメで記念写真を撮るのでカメラを取りに行ったわ
だから 大竹さんも手を休めてここに来て欲しいわ」
「はい 分りました それと今夜なんですが 今日は9時に終って
皆が私の送別会をここでやるんです 急遽決まったんです
だからお部屋に行かれなくなったんですよ 楽しみにしていたんですが」
「いいわよ 何時でも それで由紀枝さんの明日は」
「ええ お休みになっています」
「そうしたら 私たちの処で寝ていけばいいわ」
「でも」
「大丈夫ですよ 貴方の二次会をしましょうよ 大竹さんに頼んで
少しおつまみを頼むから それを持って来なさい」
由紀枝はようやく笑顔を取り戻した
「ごめんごめん 遅くなって さあお仕事中だから
さっさと撮影しましよ 由紀枝さん大竹さんに2分時間を貰って
お願いします」
由紀枝は頷いて大竹を呼び出してくれた
神山は3人が並んだ写真を数カット撮影をした
亜矢子が大竹に何かをお願いすると大竹はニコニコして頷いていた 
「由紀枝さん 良かったわねおじさん快くOKしたわよ
それと 私のテストの結果を伝えます 合格は勿論
本給 32万円出します いいですか 深夜手当ては別です」
由紀枝は驚いた顔で信じられなかった
「由紀枝さん いい32万円で」
ようやく我に返って
「お願いします 亜矢子先輩 ありがとうございます」
そう言うと大粒の涙を流して厨房へ消えていった
「よかったね 亜矢子」
「ええ 本当は33万まで出せるけどいきなりだと 叩かれるから
あの子の実力よりしたのベースで考えたの だから1年すれば
34万は行くわね 実力あるもの彼女わ 3年もしたら
矢田部さんと同格になるんじゃない 頼もしい新人よ」
「そんなに凄い子か 隠れているんだね さあでようか」
神山と亜矢子はカウンターで伝票にサインをして部屋に戻った

亜矢子が神山に 
「ねえ 由紀枝さんだけど女子寮じゃなくて マンションに住まわせない
勿論 賃貸よどう?」
「うん そうだね」
「女子寮は結構煩いから 特にお休みの帰宅時間がきついわね」
「でも どうする費用とか」
「御殿場だと2LDKでそれも広いマンションだと7万円位ね」
「うん わかった 年間84万円か いいよ出すよ」
「あと お部屋の家具や家電製品は半々にしましょうか」
「うん 大体500万円掛かるよ」 
「えっ 500万円」
「うん 僕も新しい事務所を会社で借りてくれたけど後は自腹で
それで安いと飽きがくるけど本物は飽きないからね
まあ 家電製品は量販店で買ったけど やはり落ち着くよ本物は」 
「分ったわ 本物だと心も癒されるしいい事ね 
それで 私もあの子も家具については見る目が無いと思うし
選んでいる時間がないと思うの だから貴方が東京から送ってくれると
有り難いと思うの どうかしら」
「でもいいけど 御殿場には無いのかな」
「ええ あるわよ でも貴方の時間が無いでしょ 御殿場に来る」
「まず 部屋探しだね 明日彼女が休みなら結構進める事が出来るな」
「お休みよ 明日は」
「そうか 契約書にまず印鑑が必要だろ 寮まで近いのかな」
「ええ すぐ傍って言っていたわ」
「分った 明日は手付金を置いて手続きは後日にして
家具類や家電製品を買おう 手付金を少し多めに置けば大丈夫だよ」
「そうね そうすると車わ」
「うん 熱海に戻って例のレンタカーを借りて飛ばせば1時間掛からないで
御殿場に入れるよ ただ何処の不動産が良いか分らないな」 
「それだったら 私が何軒か知っているからそこを当りましょうよ」
「うん そうしよう 明日は早めにチェックアウトをして彼女を
連れて熱海に行って車か うん考えてもしょうがないな
ところで亜矢子は現金をおろせる?」
「ええ 大丈夫よ」
「そうか そしたら熱海でおろせば良いね 僕もおろすよ」
「そうすれば 彼女だって周りを気にしないであなたと会えるでしょ」
「うん まあそうだね」
「勤務は私と同じローテーションの2勤務1休みで最初の2ヶ月は
見習だから有給休暇が無いけど3ヶ月目に入ると年間15日もらえるし
その他に1ヶ月皆勤すると有給が1日増えて結構ロングでお休みが取れるわ
それに有給休暇証は2年間有効で 余ったら会社がその時点の
お給料の日割りで買い取るからちょっとしたボーナスね」
「休みの前日は12時あがりで同じだね しかし亜矢子と由紀枝が
同じローレーションにならないと一緒に会えないね」
「私は大丈夫よ 動かせるから ただ新入社員がそれをすると
示しが付かないから 早く上のポジションになって貰いたいわね」
「そうだね それで 彼女は何時に来れるの」
「あっ そうそうごめんなさい あそこで送別会をするんですって
それが終ってから来るわ 二次会をするので大竹さんに簡単なおつまみを
頼んだら快く引き受けてくれたわ」
「由紀枝ちゃんは驚くだろうな 寮生活じゃなくてマンションだと」
「ええ でもいい事よ その方が落ち着けるもの 貴方だって少しの
お金があるし使ってもばちは当らないわよ」
「うん そうだね 頑張る子には応援したいしね
そうしたら彼女がくるまで横になるよ でも何時だろう」
「レストランを9時に終ると言っていたから 10時頃でしょ」
神山は時計をみるとまだ20時だった
「亜矢子 目覚ましを9時30分にセットしてくれる 明日の分を
今から寝ておくよ」
「は~い 分りました 私も寝るけど触らないでね」
「は~い 了解です」
神山は東京で由貴の分を買って御殿場で由紀枝の分かと考えているうちに
そうか 『由』が付いている事に気が付いた
しかし亜矢子には言えないので そのまま眠った

ベッドヘッドにある目覚ましで神山は起きた
頭はすっきりしていて冷蔵庫からビールを出して呑んだ
亜矢子も起きて神山にキスをしてビールを呑んだ
神山は亜矢子に
「僕は次の日も休めるから由紀枝ちゃんの面倒を見るよ
契約書とか作るのに一人より僕がいたほうが良いだろうし 殆どお金で
解決するから準備するよ」
「ふぁ~ ありがとう その方が早く進むわね それに家具類は殆ど 
持っていないと思うわ 寮生活でしょ だから家具類は新調ね」
「うん そうだね 今夜の由紀枝ちゃんの顔が浮かぶね あのスマイルに
みんなころって行くよ 亜矢子の若い時に似ているんじゃない」
「私は もう少し暗かったんじゃないかしら でも綺麗な子ね」
二人で明日購入する家具類や家電製品を検討していると時間が過ぎ
22時30分になるとインターフォンが鳴った
神山がドアを開けると昼間会った格好で由紀枝が立っていた
「神山さん 遅くなりました ごめんなさい」
由紀枝は泣いたのか顔がぐしゃぐしゃになっていた
ドアを閉めると由紀枝を抱きしめてキスをして
「お疲れ様でした 今夜は美味しかったよ ありがとうございます」
そう言われると由紀枝は涙を流して神山の胸に頭をつけて泣いてしまった
亜矢子が由紀枝の背中を優しく抱いて
「ご苦労様 私も美味しく頂けました そこでね貴方にプレゼントがあるの
さあソファーに座って聞いてね」
由紀枝の隣りに亜矢子が座って神山が
「由紀枝ちゃん 発表します 実は亜矢子と検討した結果です
女子寮ではなくて賃貸ですがマンションに住んでもらいます
それで 明日はお部屋探しと家具や家電製品を買います 経費は
すべて僕たちが負担します それで次の日は僕が休みなので
お部屋の本契約を結びます いいですね」
由紀枝は夢のような話なのでポカンとしていた 亜矢子が
「凄いプレゼントでしょ これには訳があるのよ まず由紀枝さんが
神山さんと会うのに寮だと規約があるでしょ そうすると自由に
あえなくなる事 もう一つはいいお部屋でリラックスをして翌日の
活力にしてもらいたいの それで1年後には部下をつけたいの」
まだ信じられない様子の由紀枝だった 神山が 
「早く大きくなって貰えば僕と自由に会う事が出来るよ いいね」
由紀枝はようやく口を開き
「ありがとうございます 嬉しすぎて 今は頭の中が整理出来ないです」
「由紀枝ちゃん 引越しをすると家具を買わなければいけないけど
寮に置いてあるもので大切な家具ってある?」
「いえ 無いですよ と言うより着る物だけでしたよ入寮の時は」
「そうしたら その後自分で色々かったりしたでしょ そう言った
大切な物は引越しで持っていくとしてどの位ある?」
「ええ 化粧台と簡易洋服掛けくらいですよ でも新しくして平気です」
「お布団やベッドは?」
「ええ 寮のものです ですから殆ど買わないと駄目です そうそう
本棚は買ったんですがそれも安いスチールの本棚だからか
寮に置いても大丈夫です」
神山は亜矢子に
「そうしたら さっき話したように 明日は部屋を決めて出来るだけ
買える物は買っておこうよ」
「ええ そうしましょう 由紀枝さん お休みはどうなっているの?」 
「ええ 先ほど山本総支配人から明日からお休みにしなさいと言われました
引越し準備や手続きで大変だからと言われました」
「そう 良かったじゃない 私もお休みの時はお手伝いするわね」
「本当に甘えていいんですか?」
「うん 部屋代は僕が出します 由紀枝ちゃんが嫌だと言ってもね」
「へぇ~お部屋代もですか 本当ですか」
「うん だから余裕が出来たら 着る物を買ったりお母さんに仕送りしたり
出来るじゃないか ねえ亜矢子」
「ええ 神山さんが言っているから大丈夫よ 私も応援するわ」
ようやく由紀枝の顔に笑顔が戻ってきた 由紀枝が
「これ おじさんが作ってくれたんです 食べてください」
由紀枝はホテルの包装紙を開き神山と亜矢子に見せた
簡単なオードブル皿に時間もちする料理が並べてあった
亜矢子がコップとビールを用意すると
「ねえ由紀枝さん 神山さんの隣に座って甘えなさい」
そう言い由紀枝を神山の隣りに座らせた 由紀枝は顔をニコニコさせて
神山のほほに軽くキスをすると神山がしっかりと抱きしめた
亜矢子がコップにビールを注ぎ
「ねえ 早く頂きましょうよ」
「うん では由紀枝ちゃんの未来に乾杯」
コック長の大竹は神山と亜矢子の好む物を覚えていて
憎いほど大好物を並べてくれた
神山は由紀枝に食べさせてあげたり由紀枝が神山の口に食べ物を運んだり
3人とも仲良く食べていた
冷蔵庫に夕食事に注文したワインが残っていたので皆で呑んだ
暫くすると由紀枝が
「ねえ 神山さん 私が移るともうここへは来て頂けないんですか」
「そんなな事無いよ 由紀枝ちゃんを連れてくるよ ちゃんと」
「本当ですか 嬉しい だって私だけじゃないですよ 神山さんの事
ファンは一杯いますよ だから私嫉まれると思って」
「大丈夫だよ 安心しなさい 亜矢子と由紀枝ちゃんと3人で来ようよ」
おつまみを食べてワインがなくなると神山はビールを出して
皆に注ぐと由紀枝が
「私 ワインを持ってきます」
「いいよ そんな事したら怒られるよ それに明日運転だから
この位で充分でしょう それに由紀枝ちゃんが二日酔いだと困るからね」
神山はみんなのグラスにビールを注ぎ呑み干すと
「さあ 由紀枝ちゃん 3人でお風呂に入ろうよ ねっ」
由紀枝はニコニコしてキスをして神山の手を引いて浴室に行った
「最初は二人だけで良いでしょ お願い 神山さん」

神山は頷いて亜矢子にサインを送ると笑って答えた
「由紀枝さん 私だって我慢しているのよ 後から行かせてね」
「は~い 分りました」
そう言い嬉しそうに自分の着ている物を脱いで神山と一緒に
シャワーを浴びた
由紀枝が神山の胸や背中をボディーソープで洗うと神山は由紀枝の
躰を隅々まで優しく洗って乳房を柔らかく揉むと喘ぎだしてきた
由紀枝はぎこちない手つきで神山の肉棒をしごき始めた
「ねえ 神山さんきもちいい?」
「うん 由紀枝ちゃんはどう」
「ええ 気持ち良いけど これから由紀枝って呼んでください」
そう言い神山の口を自分の唇で塞いだ
二人の快楽は高まり神山は由紀枝の片足を高く上げて交わった
まだ若いので体が柔らかく足は大きく開かれて神山も動きやすかった
由紀枝の膣が元々狭いのにきゅんと狭くなり二人は一緒に昇天した
神山は由紀枝をしっかりと抱きしめてキスを繰り返した
ガラス越しに見ていた亜矢子が浴室に入って3人で戯れた
神山は亜矢子と交わり一緒に昇天して自分から肉棒を抜いた
皆がソープを落としてベッドに行くと神山を下にして
かわるがわる神山の肉棒を膣に挿入して昇天を繰り返した
亜矢子が3回ほど昇天した時に
「ねえ 私もう駄目」
そう言い神山から下りると 神山は由紀枝を下にして
腰を動かすと
「今までと違う 全然違うわ う~ん う~ん うっ~ うっ~」
神山は正常位で挿入していなかった事を思い出した
どんどんとスピードを上げていくと由紀枝の膣が狭まって
「出てくる ふぁ~もらしそう でる~」
そう言って二人は一緒に昇天してしまった
由紀枝もぐったりして動かなかった
神山は二人の女性の間に横たわってぐったりとしていた
由紀枝が神山に
「神山さん わたしのあそこって可笑しくないですか?」
「なんで 正常だよ」
「だって 昨日から神山さんの あの、、、おちんちん、、、」
「うん 僕のおちんちんがどうしたの」
「ええ まだ入っているんです なんか今でも だから今日は
歩くのに凄く恥ずかしかったんです あそこに挟まっていて」
「大丈夫だよ 全然 膣の中が突然の出来事で驚いているのと
以前のように復旧しようとしているのさ」
「へぇ~神山さんて詳しいんですね 女の私だって知らないわ」
「そうでしょ だから由紀枝さん 何でも甘えて任せればいいのよ」
神山は明日を考えて寝ようとしたが由紀枝が神山のおちんちんを
触り始めたので
「ねえ由紀枝 もう寝ようよ 明日もゆっくり出来るし」
「ほんと では許してあげる」
亜矢子はくすくす笑って
「神山さんにそう言わせたのは私より先よ良いわね若くて もう引退かしら」
3人は思い思いの格好で寝たが由紀枝は神山に抱きついたまま寝息を立てた






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2013年7月7日日曜日

ゆり 3 - 36 Vol. 2



エレベーターで亜矢子が
「あの子 芯が強いわね しっかりしているわよ」
そう言いながら神山のおちんちんを触って
「でも あの子ばかり相手にしたらここを切りますよ」
「分りました 亜矢子を優先しますから どうぞ切らないで 痛いよ」
二人は笑って部屋に戻った
亜矢子が神山に
「あの子を落とすのに言葉は要らないわね」
「おいおい 物騒だね そんな」
「だって そうでしょ もうここまで来たんですもん でないと
ほんと私のあそこが壊れるわよ いいの」
「う~ん でもね」
「もう なに言っているの じゃあ私知らない 貴方が口説けば」
「分りました 怒らないでくれよ」
亜矢子はニコニコして神山に作戦を話した
「えっ 人が見ている前でSEX出来ないよ もう」
「でも 言葉よりその方がストレートよ 彼女だって貴方に抱かれたい筈よ」
「うん わかった でも上手く行くかな」
「大丈夫よ 普段通りSEXすれば良いんだから それまで休憩しましょ」
まだ22時だったので二人は少し仮眠を取った

23時前に目覚ましで起きて亜矢子が本気で神山を愛撫していると
ドアフォンが鳴って亜矢子が肌蹴た浴衣姿でいくと庄司が立っていて
「まあ どうされたんですか 大丈夫ですか?」
「ええ お部屋に入って ねっ」
亜矢子は庄司をソファーに座らせると自分の
バッグから100万円をテーブルに置いて
「これ 上げるわ ただお話をしたいの でも今取り込み中だから
ここで待っていて ねえお願い」
庄司は言っている意味が分らなかったが目の前の100万円が気になった
貰える物と言われたが迷っていると
「ねえ バッグに入れて良いわよ 上げるわ ちょっと待っていてね」
庄司は100万円をバッグに入れて逃げても良かったが
亜矢子の話を聞きたかった
ベッドには神山が布団をかぶって待機をし亜矢子が布団に入り戯れ始め 
そのうちに掛け布団が段々とめくれて二人の裸体が目に入ってきた
最初庄司は両手で顔を隠したがだんだんと覗くようになって
亜矢子が神山の肉棒をおしゃぶりする時は身を乗り出していた
「どう 美味しいわよ ふふふ ここで舐めてみる 神山さんのおちんちん」
庄司は動きたかったけど腰が抜けて動けなかった
そのうちに目がらんらんと輝いてきてようやく傍に来ると亜矢子に
「触らせてください 良いですか」
「良いわよ こうやって動かすの」
「こうですか」
庄司は始めて触る肉棒にドキドキしながら触った
手が震えて上手にいかないと亜矢子が優しく支えて動かし始めた
「ああ 気持ちが良いよ ほんとだよ」
亜矢子は庄司に肉棒を任せると自分は神山の顔に
跨って秘所を愛撫してもらった 亜矢子が
「あっ うっ~ うっ~ きもちいいわ」
亜矢子は庄司に分るように少し上体をそらすとクリトリスを神山が
ペロペロと愛撫している様子がわかった
庄司は下半身をもじもじさせて来たので亜矢子が
「良いわよ 脱いでも 貴方も舐めて貰ったら う~ん う~ん うっ~
きてもいいわよ う~ん うっ~ うっ~」
庄司は我慢できなくなってスカート脱いで可愛いショーツも脱ぎ捨て
亜矢子の傍に行くと
「ここを 神山さんの口に当てるのよ」
「でも 洗っていないし」
「大丈夫よ そんなの平気よ さあ」
亜矢子は庄司を神山に跨がせると自分は神山の肉棒を膣に挿入した
腰を動かしながら庄司のバストを揉んでいると庄司は喘ぎだして
「神山さん そこ気持ち良いです すごい気持ち良いです」
亜矢子が庄司とキスをしながらシャツを脱がしブラジャーを外すと
形のいい乳房が現れた 亜矢子が乳房と乳首を愛撫すると
庄司も亜矢子の乳房を揉み始めた
神山は人差し指を膣に入れるとすんなり入って中で動かすと腰を動かした 
「神山さん なんか変です 気持ちが良いけどなんか出そうです」
更にクリトリスを攻めると庄司は体をがくがくさせて昇天してしまった
神山と亜矢子も近づいていて亜矢子は庄司を抱き寄せて昇天した
下から突き上げた肉棒も遂に悲鳴を上げた
一息つくと庄司は我に帰って神山から立とうとしたが体が動かなかった
亜矢子が肉棒を抜き立ち上がると庄司に
「どう 入る?」
「ええ でも私初めてです」
庄司は顔を真っ赤にしていた
亜矢子はバスタオルを持ってきて神山の腰の下に何重も敷いて
「いいわ 私が教えてあげるわね」
「ええ でも」
「大丈夫よ 痛いのは最初だけ でも今は痛くないはずよ」
亜矢子は庄司を神山を跨がせてゆっくり膣を下ろしていった
少し肉棒の先端が膣に入ると以外にも大胆に腰をおろした
庄司は最初大きな声で叫んだが後は気持ちが良くなったのか喘ぎ始めた
神山が下からゆっくりと動かすと庄司の顔がゆがんで来て
「神山さん なんか出そうです きもちいい だしていいですか」
「うん いいよ」
庄司は膣の中で体液を出しているのだろう肉棒の付け根がぬめぬめしてきた
神山が少しづつ早く腰を動かすと庄司は
「う~ん う~ん うっ~ うっ~ いいわ」 
自分でリズムを取るようになってきた
亜矢子が庄司のクリトリスを触り始めると
「あっ~ あっ あっ いきそうです ね・え・や・め・て 」
膣がきゅうと狭まったので神山は腰を速く動かすと
庄司も腰を早く動かして一緒に昇天してしまった
神山の上に倒れた庄司は神山に熱いキスを繰り返した
亜矢子が気をつかって二人にシャワーを進めると
浴室で神山が庄司を後ろから攻めていたので亜矢子が下から
二人を一緒に愛撫をすると庄司が体をがくがくさせてその場にすわり込んだ
亜矢子は元気な肉棒をくわえ込むと両手と庄司の手でしごき始め
「でるぞ」
「いいわよ」
亜矢子が口を離さないで神山の体液を飲み込んだ
庄司は知り合ったばかりだったがすぐに神山と亜矢子になじみ
ボディーソープで互いの体を交互に洗った
浴室から出ると庄司も浴衣を着て神山が用意したビールを皆で呑んだ 

亜矢子が落ち着いた所で
「ねえ 庄司さん どうだった 神山さん」
「ええ 初めてで何も分らないですけど優しかったですよ」
庄司は顔を真っ赤にして言った
「庄司さん フルネームを教えて 私は亜矢子よ」
「私は 庄司由紀枝です」
「綺麗なお名前ね 実は由紀枝さん 今のここで満足している?」
「どう言う事ですか?」
「ええ 私はゴテンバ グランド インのチーフなの
それで貴方の勤務態度を見ていたらスカウトをしたくなったのよ」
「へぇ~ ゴテンバ グランド インの方ですか 凄い」
「お給料の事も有るわ でも大切なのは人材を育てる事なの
今のままだと貴方は埋もれるわきっと
そこでゴテンバ グランド インで腕を発揮して欲しいのよ
そうすれば 神山さんとも会えるしこうやってデートも出来るわよ」
「でも ここもお給料結構頂いているんですよ」
「お幾ら?」
「ええ 手当てが付いて28万円です」
「ふぁ~ 凄いわね そうね貴方はしっかり働いているから頂けるんだわ
どうかしら 私のところでは手当て無しで28万円よ 
今 私の下の子が手当て無しで40万円貰っているわ 
それと女子寮があるから住宅費用は掛からないわ お食事代が
1ヶ月1万円で済むし どうかしら」
「そんなに頂けるんですか」
「ええ その代わりお仕事は大変よ お客様商売ですから」
「はい 承知しています」 
「それで 2年位頑張ればお給料はもっと上がるわよ」
「でも 何か理由がないと辞められませんよ」
「そうね でも一身上の都合で良いでしょ」
「実はここのコック長が私のおじさんなんですよ
父親を無くし母親一人で大学まで出してもらいましたが
最初の職場でいやな事が有って ぶらぶらしていたんです
そうしたらおじさんの勧めでここに就職したんです
だから一身上の都合は無理だと思いますよ」
話を聞いていた神山が
「由紀枝さん 正直に言う事です ゴテンバ グランド インに
スカウトされたって その方がいいよ そうすればおじさんも納得するよ」
「そうでしょうか」
「うん その方がいいよ お休みは何時」
「ええ 明日ですが」
「うん そうしたらその時にスカウトされたって言えば良いよ
明日は 何処かいくの?」
「いえ 寮で読書かお買い物です」
「うん 明日一緒に遊びましょう それからでも良いよ ねっ亜矢子さん」
「ええ それで良いわよ私は 自分を生かすも殺すも貴方次第よ
ここでは 絶対にもったいないわ」
「分りました それで明日はご一緒させて頂いて良いんですか 本当に?」
「勿論だよ ねえ」
「全然構わないわよ そうしたら10時に伊豆高原駅にしましょうか」
「はい でも本当にいいんですね 私が居ても」 
「気にしないで 私も気にしないわよ それとさっきの100万円は
その事とか今夜の事とか関係ないの 私の気持ちよ」
「はい 分りました ありがとうございます」
「うん そうしたら 明日待っていますね」
「はい お願いします」

由紀枝は浴衣を脱いで丁寧にたたみ自分の服に着替え
二人に丁寧にお辞儀をして部屋を出て行った 亜矢子が
「ねっ 貴方ごのみでしょ」
「凄いね でも28万円は本当なの?」
「ええ 本当よ 実際はもう少し上だけど最初から言えないでしょ
あの子だったら 椿は30万円出すわね そして深夜勤務も
ここよりいい筈よ だからあの子次第ね」 
「そうか そうしたら僕が行ったら幾ら?」
亜矢子は笑いながら
「男の人は低いわよ だって橘だって副支配人だけど私より低いわよ
それに女子は寮が有るけれど男子は無いの だから大変ね
さあ あのバスタオル洗わないと 貴方も手伝ってね」
亜矢子は浴室に行くと浴槽にぬるま湯を張って足で何回も踏んで
くたびれると神山と交代して何回も洗うとうっすらと分る程度まで落ちた
「あ~あ 変な所で体力を使ったよ」
「もう 貴方の責任でしょ そんな言い方したら由紀枝さん 可哀相よ」
「ごめんごめん そうだね どうだろう移籍するかな」
「お金だけだと イーブンね 後は貴方次第ね
だって処女を捧げたのよ 大変な意味を持つわよ」
「うん わかった」
二人はビールを呑んで寛いでいると神山が亜矢子に
「忘れていたよ ごめんなさい 実は今日内藤社長から電話が有って
老人ホームを立てるのに条件がある事を言われたよ」
神山は内藤社長と話した事を亜矢子に伝えると
「良かったわ 進んでいて そうしたら私もしかして引退するかもね」
「えっ 引退って 退職」
「うん まだ決めていないけど 分らないわよまだ」
亜矢子は時計を見ると24時を廻っていたのでベッドに入ると
「お願いだから触らないでね あなた」
「わかった おやすみ」
二人は抱き合っていたがそのまま眠ってしまった 

5月14日 木曜日 快晴
「起きて あなた ねえ」
「う~ん うん」
亜矢子は目覚ましで一回は起きたが又眠ってしまい時計は8時を指していた
神山も
「えっ 8時ふぁ~よく寝たな」
「まあ のん気ね さあ 露天風呂に行きましょうよ」
「そうするか」
神山は冷蔵庫からビールを出して最上階の露天風呂へ行った
今朝も前回同様に女性風呂には誰もいなかったので神山も一緒に入った
「いいね こうやって明るい所で二人きりって」
「ええ でも駄目よ 壊れそうだから 絶対に」  
神山は言われると触りたくなって乳首をつねると亜矢子は喘ぎ声を出した
「ねえ~ お願いだから触らないで~ ねえ」
亜矢子は我慢出来なくなって神山のおちんちんを触ったが
「ねえ お口でするから お願い」
神山はまだ小さかったので諦めて
「わかった やめるよ」
「ふぁ~ ほんと うれしいわ」
神山は少し不満が有ったがあまり苛めて壊れるのも怖かった
現に洋子の生理もそうだし控えた
楽しく話していると女性の3人組が騒々しく入ってきて
湯船に浸かって初めて男が入っている事に気が付いて
「ふぁ~ごめんなさいね お楽しみの所」
神山はなるべく目線を合わせないようにしたが ちらりと見ると
50代の女性だった
そろそろ出たくなったがタイミングがあるので迷っていると
亜矢子が神山のおちんちんを触りだして大きくしてから
「さあ 貴方出ましょう 折角楽しんでいたのにね」
亜矢子が先に立ち上がって神山の手を引いて出た
神山の肉棒は天を向いていて3人組は見とれてしまった
「ふぁ~ 大きくて形も良いわね ごめんなさいね お邪魔して」
「いいえ 楽しみましたからさっぱりしていますわ では失礼」
亜矢子の大胆な計画に神山は驚いて
「いやー格好良かったよ」
「もう あの位 何とか自分で考えてよ でも大きく立派で良かったわね」

亜矢子は切り抜けた喜びを味わっていた
部屋に戻らないでそのままレストランに行くと受付嬢が
海の見える窓際の席に案内してくれた
バイキングの朝食で神山は洋食専門に取り皿に盛り付け
テーブルに戻るとウエイトレスにビールを注文した
二人のグラスに注ぐと神山は亜矢子に乾杯をして呑んだ
「やっぱり風呂上りの一杯は美味しいね」
「ええ 美味しいわ 今朝はゆっくりと浸かったから余計に美味しいわね」
「しかし 女って50になるとああなるんだね」
「ええ そうね でも明るい人だから助かったわ
あれで変な事言われたら このホテルを利用できなくなったもん」
「うん ありがとうございます 感謝をしています」
神山は意気消沈して呑んでいると先程の3人組が入ってきて
トレーの上に取り皿をのせ料理を選んでいた
一人が神山に気がつき傍に来て小声で
「ごめんなさいね 悪く思わないでね お姉さんもね」
「いえいえ こちらこそ恥ずかしい物をお見せしました」
「いやー立派よ おとうちゃんの倍くらいあったわ
あっ ごめんなさい ふふふ では失礼します」
神山と亜矢子は顔を見合わせて笑ってしまった
亜矢子は神山が食べ終わったのを見ると席を立ち
アサリの味噌汁を持ってきてくれた
「いつもありがとう」
「私はこんな事しか出来ないわ」
神山は嬉しくなって味噌汁を飲んだ

二人はデザートを食べ終わりカウンターでサインを済ませた
レストラン出口に庄司由紀枝が立っていた
「神山さん 私ここを辞めます 桜川さんお願いします」
丁寧にお辞儀をして挨拶をした
「わかった 頭を上げて ここでは人が多いから あちらにいこう」
3人は簡単なティーラウンジに行って話をした
庄司由紀枝が寮で考えた事 おじさんに話した事 少し前に
総支配人に話した事 すべて庄司由紀枝は二人に話した
「由紀枝さん 僕の名前は台帳で分るけど桜川さんはどうして分ったの」
「ええ 友人の名前が矢田部でお姉さんが桜川さんの下で
働いている事を知っていて それで確認したら亜矢子さんと分ったんです」
「そう お友達のお姉さん 愛ちゃんも頑張りやよ」
「ええ 昔よくお世話になりました 会社辞めた時なんか」
「それでしたら話は早いわね 今 そう支配人さんはいらっしゃいますか」
「ええ 支配人室にいらっしゃいますけど 呼んで来ます」
由紀枝は支配人室に入って行った
暫くすると総支配人が現れて神山と亜矢子に挨拶をした
亜矢子がビックリして
「山本室長 ご無沙汰しています」
「なんだ 亜矢子ちゃんか まあ掛けてください 先程由紀枝君が
君のホテルに行きたいと言ってね 止めたんだがお金だけではなくて
友人のお姉さんがいい上司の下で楽しく働いている事を聞いていてね
まあそれで そこまで考えているならこちらも諦めた そう言う訳さ」
総支配人 山本清次郎は亜矢子が大学を卒業して入社した
静岡銀行の当時の上司で今年になって
ここの総支配人に就任したばかりだった
「でも亜矢子ちゃんのホテルで仕事が出来るなら私も嬉しいよ」
「山本室長 ありがとうございます 頑張ってこの子を育てます」
「うん 安心しているよ それと神山様 おめでとうございます
トラベラーズジャパンの件 内藤様から伺いました 今後も
よろしくお願いします」
「ありがとうございます こちらこそ宜しくお願いします」
由紀枝が
「そう言う訳です それで総支配人と相談しまして20日退職して
21日からお願いします 宜しいでしょうか」
「ええ いいわよ 引越しもあるしゆっくりで良いわよ」
「それで 今日はご一緒させて頂くのですが
夜は神山様のテーブルに付きます」
「うん ありがとう でも休みだろ 会えない訳じゃないし」
「ええ でも ここでは多分今夜が最後と思いますから」
「うん わかったよ ありがとう では着替えをしてきます
ここで待っていて下さいね」
「はい 分りました」
「では 山本室長 失礼します」
「うん また遊びに来てください」

神山と亜矢子はお辞儀をして部屋に戻った 亜矢子が
「ビックリよ ほんと 入社した時の上司だもん」
「そうか なるほど しかし狭いね」
「ええ まだ亜矢子ちゃん ですもの もう」
「まあ 幾つになってもそう呼ばれるよ 男は呼びたいのさ
さあ着替えよう」
「ねえ 今日はどこに連れていてくれるの?」
「ふふふ お楽しみさ」
「もう 意地悪」
二人は由紀枝が待っているので仕度を早くした
亜矢子はルージュを塗って
「はい いいわよ 可笑しくないでしょ」
神山は素直に綺麗と思って
「うん 大丈夫だよ 綺麗だよ」
二人は部屋を出るとフロントに待たせている由紀枝と3人で
配車を頼んでおいたタクシーで伊豆海洋公園へ向った
前に座った神山は後ろの二人と話が出来ずに公園についた

入場料を払って園内に行くと色とりどりの花が迎えてくれた
由紀枝が
「わぁ~ 素敵 私この時期に来ていないんですよ いいわ~」
亜矢子も
「素敵ね さすが貴方ね」
3人は『みはらしガーデン』に行って更にかわいいお花の鑑賞をした
神山を真中に亜矢子と由紀枝が左右で腕を組んで散歩を楽しんだ
傍目でみると仲のいい親子と映るだろう
海が見えるベンチに座ると神山はビールを買いに売店まで戻った
亜矢子が由紀枝に
「ねえ 由紀枝さん ありがとう 貴方が来てくれると助かるわ
実は先日伺った時にも皆さんの勤務態度が良いので驚いていたの
うちも接客マナーには厳しいわよ でも由紀枝さんなら乗り越えられるわ」
「ありがとうございます ええ私も先日来られた時から気にしていました
神山さんのマナーがすれすれで楽しくお食事をされていて」
そこまで言うと由紀枝は顔を赤くして何も言えなくなってしまった
「そう その時から神山さんを好きになったの」
「、、、はい、、、」
「でも 彼も男よ それも元気な 大丈夫?」
「なにがですか?」
「あっちが元気なの」
由紀枝はますます顔を赤くして下を向いてしまった
亜矢子が
「私が付いているから大丈夫よ そんなに心配しなくても ねっ」
「あの そんなにSEXするんですか?」
「ええ 大変よ 一日5回は大丈夫じゃない」
「へぇ~ そんなに ほんとですか わぁ~すごい でも平気かしら私」
「大丈夫よ 若いから」
そこに神山がビールを持ってきて二人の間に座ると
「はい どうぞ」
缶ビールを二人は受け取ったが由紀枝が神山の顔をまじまじと見て
「神山さん 一日に5回もSEXをするんですか?」
神山は亜矢子をみて睨み由紀枝に
「うん 時と場合だよ もう亜矢子は そんなこと言ったら由紀枝さんが
僕の事変人だと思うだろ まったくもう」
「だって 強くて逞しいじゃない おちんちんだけじゃなくて
だから大丈夫よ 決してそんなふうに見ないから」
亜矢子は先日ぐらんぱる公園で外人を投げ飛ばした事を由紀枝に話すと
神山に抱きついてキスをした
「わぁ~格好いいわ~ 神山さんて素敵ですね」
由紀枝は感動したのかキスを顔じゅうにして亜矢子に
「亜矢子さん だったらもう何十回でもいいですよSEX」
亜矢子はあきれて何もいえなかった
「だって SEXばかり好きな変態が多いけど 正真正銘のエリートです
そんな方に抱かれるのって素敵じゃないですか いいわ~」
亜矢子はますます呆れて
「由紀枝さん 現実よこれは 恋愛小説ではないのよ わかる?」
「でも憧れていたんですよ いいですよ亜矢子さんがしたくなければ
私 独占しますから ねえ神山さん」
亜矢子は怒る気力も無くしてビールを呑んでいると由紀枝が
「ねえ神山さん ここでぎゅっと抱いてください お願いします」
神山は少し困ったが由紀枝を抱きしめてキスをすると
「あ~幸せです 嬉しいわ」
神山と亜矢子は顔を見合わせて笑ったがすぐに
「ねえ由紀枝ちゃん そこの影でSEXしようか」
「えっ だって人に見られるし嫌です こんなに明るいのに もう変態
何を考えているんですか 嫌い 折角のイメージが壊れたわ もう」
神山と亜矢子は大笑いし亜矢子が
「ねっ 言ったでしょ 男よ 所詮は」
「もう 神山さんのば~か 嫌い もう触らないで 変態」

由紀枝は怒って横を向いてしまった
亜矢子が神山とキスをして喘ぎだすと由紀枝は気になるのか
二人を見ていて我慢が出来ずに神山と亜矢子を引き離し神山にキスをした
「神山さん ごめんなさい だから私も可愛がってくださいね
愛しています だから、、、」
亜矢子が由紀枝に
「元気出しなさい 貴方が怒ったからお芝居をしたのよ」
「でも 目の前であんなに愛されていると自分が可哀相ですよ もう」
「わかったよ これからは由紀枝のこと大切にするよ」
「ほんとですか 良かった」
3人はガーデンの中を花を楽しみ散歩した 時々神山がHな話をすると
由紀枝は嫌ースケベなどと言うが楽しんでいた
見晴台から坂を下るとサボテンなどもあって結構楽しめた
神山は他の観光客と出会わなかったので亜矢子のお尻を撫でると
亜矢子は神山のおちんちんを触って
「嫌だわね もう大きくしているわ」
由紀枝は亜矢子がおちんちんを触っている事を知らずに 
「どうしたんですか 何が大きいの亜矢子さん」
「ほら 神山さんのおちんちんよ」
由紀枝は神山のおちんちんをGパン越しに大きくなっているのが分ると
「ふぁ~大きいわ ねえ見せてください」
由紀枝はジッパーを下げると赤いショーツが現れたので再び驚いて
「ふぁ~素敵 こんなになっている 赤いのって素敵」
由紀枝が昨夜亜矢子から教えて貰ったように動かすと
「ふぁ~ パンツが濡れてきたわ いやだ~ どうしよう
ねえ どうしたらいいの亜矢子さん」
「神山さんに聞いてご覧なさい 教えてくれるわ」
「どうしたら良いですか 神山さん」
「うん 本当は入りたいけど由紀枝に嫌われるから このままで我慢する」
亜矢子が
「ほんとうにいいの こんなに硬くして」
「うん そのうちに小さくなるよ」
神山はジッパーを上げて歩き出したが一向に小さくならなかった
3人は腕を組んでいたが時々亜矢子が神山にちょっかいを出していて
「ねえ ここなら誰も来ないわよ 由紀枝さんいい?」
由紀枝も先ほどからぎこちない歩き方をしていて亜矢子は見ていた
「ええ でも、、、」
「大丈夫よ 誰も来ないから」
亜矢子はそう言うと由紀枝のスカートをたくし上げてショーツを下げた

神山はGパンを膝までさげて 
「由紀枝 入るよ」
「ええ 優しくしてくださいね」
神山は後ろから由紀枝の膣にゆっくりと肉棒を挿入した
由紀枝は最初大きな声を出したが次第に気持ちが良くなって
「う~ん う~ん うっ~ うっ~ いいわ」
亜矢子がしゃがんで由紀枝のクリトリスを触り始めると
喘ぎ声はさらに大きく激しくなって
「でそうです でるわ いいですか でる」
神山は膣が狭まって来たので腰を早く動かすと由紀枝は
「あっ~ あっ~ あっ あっ でる~ あっ」 
由紀枝は昇天し神山も発射をしてしまった
岩に両手をついて足を広げていたがぶるぶると震えていた
由紀枝の秘所からは神山の体液が流れてだし雫となって落ちていった
亜矢子はティッシュで綺麗に拭いてあげてショーツを穿かせた
神山は亜矢子の口に肉棒を入れて綺麗にしてもらった
亜矢子が
「美味しかったわ ふふふ どう由紀枝さん 青空の下でSEXは」
「ええ なにか緊張をしていて楽しかったですよ いいわ~」
3人はまた先ほどと同様に何事もなかった様子で腕を組んで散歩をした
園内を一通り見て出ると12時を少し廻っていて神山が
「これから 多分素敵だと思うがそこで食事をしよう」

3人はタクシーで城ヶ崎海岸に向った
城ヶ崎海岸駅から5分程度の所に建っている小さなホテルに入った
木造のホテルは西洋風なたたずまいをしていて
一見 別荘に間違えそうな造りだった
ホテルの中はシンプルでモダンな感じがした
フロントでランチを聞くとまだ席が空いているので案内された
静かにクラッシック音楽が流れる店内だった
総二階の造りで中庭が広く真中には噴水があり見ごたえは充分だった
メニューはランチメニューしかなく神山はビールを注文した
「ふぁ~ 神山さん 素敵な所ですね いいわ~お食事が出来て」
「ほんと 素敵ねあなた 外から見るとそうでもないけど広いわね」 
「そう僕のおちんちんと一緒だよ 普段は小さくていざの時は大きい」
亜矢子と由紀枝から非難の声が上がって由紀枝は 
「神山さん お食事の時には絶対に言わないで下さい もう幻滅です」
亜矢子がにやにやして
「貴方も 若い子と話をして分るでしょ それが女の本音よ
今まで我慢をしてきたのよ 分る?」
神山は何も言えずに意気消沈した
そんなところにビールが運ばれおつまみにチーズクッキーと
ガーリッククッキーがそれぞれ3人分付いてきた
ちょっとしゃれたおつまみに亜矢子と由紀枝は美味しいと言って食べた
ビールを注ぐと神山は一人で呑み中庭の景色を見ていが
神山ははっとして気が付いた事をメモした
どこかと違う存在感 メニューも一品 おつまみも他と差別化
メモを終ると神山は一生懸命にタバコを吹かして考えた
亜矢子がビールが無くなったので2本注文した
テーブル席は全部 籐で編まれた間仕切りでモダンな感じで
お客のプライバシーにも役立っている
料理はオニオンスープから順番に出てきてどれも美味しかったが
普段聞きなれない食べ物が多かった
食材も豊富に使われ飽きの来ない料理だった
食べ終わると神山は再び意気消沈して元気を無くすと言うか
二人と喋らなかった
城ヶ崎海岸駅でタクシーを呼びぐらんぱる公園に行った
タクシーの中でも神山だけ無口で後ろの二人ははしゃいでいた

ぐらんぱる公園に着くと神山はビールを買って芝生に横になった
二人が神山の両脇に座ったのでビールを渡し神山は一人で呑むと
「ねえ なに怒っているの もう」
「そうですよ 神山さんたら」
神山はすねてきて何も話さなかった
ビールを呑み終ると再び横になって空を見ていると洋子や由貴が
思い出されて来て懐かしくなった
このまま東京に帰っても良いとも思った
両脇の亜矢子や由紀枝も神山の態度が普段と全然違うのに
気が付き始めて亜矢子が
「ねえ さっきの事を怒っているの だったら謝ります ごめんなさい」
由紀枝も
「ごめんなさい 神山さん そんなに怒らないでください」
ようやく神山が
「僕はそれは助平だよ しかしあそこまで言われる為に時間を作って
ここに来たんじゃない 楽しむ為だ いくら謝ってもらっても
傷ついた物はすぐには元に戻らないよ」
そう言うとまた無口になって空を見て洋子と由貴を思い出していた
亜矢子と由紀枝はどうしたらいいか分らずにそこに座っていた
そのうちに亜矢子が涙声で
「ねえ あなたもう絶対に言いません ごめんなさい 許してください」
由紀枝も
「私も絶対に言いません だから許してください お願いします」
そう言うと由紀枝も涙を流していた
神山は下を向き涙している二人を見て
「わかった 今回は許す しかしきちんとキスをしてからだ」
亜矢子は頷いて神山の唇に自分の唇を合わせ熱いキスをした








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2013年7月2日火曜日

ゆり 3 - 36 Vol. 1



5月13日水曜日 小雨 
「ねえ 由貴 ここは感じる」
「いやよ そんな 絶対に嫌です もう 朝から」
神山は由貴のアヌスの周りを愛撫していた
今朝はチェックアウトまで戯れる事にした
二人は目が覚めた時から互いの体を触り性感帯を見つけていた
すでに2回交わって二人とも小休止していた
「しかし 神山さんてタフですね 私壊れますよ それに、、、」
「うん それに なに」
「それに SEXが好きになったのも神山さんがそうしたのよ
私 そんなに興味なかったのに 体が覚えたわ」
「そうか 良いじゃないか 血行が良くなって」
「ほんと 血行が良くなるの?」
「そうさ だからSEXをしている女性は肌がつやつやしているよ
今度 そのような見方をしてごらん 成る程と思うよ」
「へぇ~ 神山さんって そんな事まで知っているんだ
だったら一杯したほうが良いわね」
「うん そうだ でも僕はもう駄目だ 由貴と同じ麻痺してきたよ」
「うそ ほら大きいわよ もう良い事言っておいてこれだもんな もう」
しかし実際由貴の膣も麻痺していた
そろそろチェックアウトの10時に近づくと二人は帰り仕度をして
「由貴 忘れ物ないかな」
「ええ 大丈夫ですよ」
二人は6階のフロントで清算をすると冷蔵庫の飲み物代として
3000円を神山が支払った
1階のタクシー乗り場で神山が
「19日の換金の件 と久保チーフの件 絶対に内緒だよ」
「はい 分りました 19日は出来れば午前中ね お昼は分らないわね」
「でも出来る限り時間を作るよ」
「ええ 静岡から帰ったら電話を下さい」
「うん 分った くれぐれも気を付けてね」
「ええ このくじはお部屋の大切な所において置きますから大丈夫ですよ」
「うん では」
「はい 分りました ありがとうございます」

由貴が先にタクシーで帰り次のタクシーに神山が乗って上原に帰った
部屋に入ると留守電やFAXを見たが何も入っていなかった
神山は一応ボストンの中を確認して部屋を出た
タクシーで銀座の次長室が入っているビルまで行った
ビルに着くと神山はホテルの地下駐車場へ行って車の中に
ボストンバッグを入れた
次長室に入ると留守電やFAXは無かった
神山の携帯がなって出て見ると亜矢子からだった
「ねえ 今日の3時だけど 30分遅らせて」
「うん いいよ どうしたの」
「ええ 今日換金しないと又遅くなるでしょ だから」
「そうか わかったよありがとう」
「では 3時30分でお願いします」
神山は電話を切ると 洋子に電話をした
「はい 洋子です」
「神山です こんにちわ 今 亜矢子さんから電話が有って
例の宝くじの振込みを今日してくれると連絡が入りましたよ」
「ふぁ~ 凄い そうしたら明日ATMで残高を調べるわね」
「うん 口座は間違っていないよね 念のために」
「ええ そうしたら 言いますよ」
洋子は先日の口座をもう一度神山に伝えた
「もしなんだったら直接話をする?」
「ううん いいのお互いそう言うのでは話さない事にしているの
だから 貴方から上手に言って欲しいわ」
「わかった でどう?」
「ええ 昨日よりだいぶ楽になったわ でも貴方のせいよ こんな酷いの」
「わかったよ それとワイン届いた?」 
「ああ ごめんなさい 届きました」
「そうしたら代々木はこちらから連絡をしておきます」 
「気を付けてね」
「昨日 日産の営業へ行ってオイル交換したよ 黒くてね良かったよ」
「そう 確か2500だったと思うけど 黒かったの
まあ 最初は早めが良いけど2500だと乗りすぎかしら」
「うん でもあのエンジンは壊れないさ 今度入れたオイルは
高粘度のオイルを入れた 多少違うって言うから」
「そうかもね 分りました ではお願いしますね」
「うん では」
「帰ったら 必ず電話を下さいね」
「了解」

神山は電話を切ると代々木マンションの管理人室に電話をして
理由があってすぐに受け取れない事を話て承諾してもらった
神山は電話を切ると亜矢子に電話をした
「ごめんなさい 神山です 実は洋子さんの口座を確認したいんだ」
「はい 良いですよ」
神山は先程洋子に言われた口座番号を伝えた
「大丈夫ですよ ご安心下さい どうしたの」
「うん あの時呑んでいたから 確認さ」
「OKです ではお願いします」
神山は電話を切って ソファーに座るとタバコを吹かした
一息ついて時計を見ると11時半になっていたので店内には行かないで
早いが昼食を取る事にした
雨が止んで少し日が差して来て天気予報通り晴れる事を祈った
神山は携帯電話で杉田に電話をした
「はい こんにちわ 先輩」
「これから お昼にしようと思うが出られるかな」
「ええ 行きます どこですか?」 
神山は近くの中華料理店を言うと
「分りました 先に行っていてください すぐに行きます」
神山は中華料理店に入ると2階の窓の外から銀座通りが見える席に座って
「ビールと餃子を3人前とシュウマイを2人前お願いします」
ウエイトレスは頷いて厨房に注文してビールを先に持って来た
神山はグラスに注ぎ 一人で呑んでいると杉田と屋敷が
話しながらこちらに向ってくるのが見えた
お客さんが少ないので階段を上がってきた杉田は
「先輩 ご馳走様です」
そう言い二人は席についた 神山が二人のグラスにビールを注ぐと
「お疲れ様」
と言って乾杯をした
杉田がビールを2本追加してくれた
「どうだね 屋敷君 初めての中元装飾は」 
「ええ 楽しいですよ 杉田先輩に教えられていますが」
「それは良かった 奥村課長も喜ぶよ なあ翔」
「ええ 結構きちんとポイントを押さえているので安心です」
「いい後輩が出来たね」
「ええ こんなしっかりしているとすぐに追い越されますよ」
「まあ そんな事は無いと思うが 何しろ考えるより現場だ
考えるんだったら現場で考える これが鉄則だね」
「はい 分りました ありがとうございます」
注文したものが運ばれると神山は牛肉の入った野菜炒めを3人前と
マーボー豆腐2人前を頼んだ 
「何時もありがとうございます 助かりますよ」
「うん 僕も若い時はこうやって先輩にご馳走になったもんさ
上になると今度は下にこうやってご馳走する番だね」
「そうですね そのうちテツの下に部下が出来たら僕がご馳走ですね」
「うん そうだね だから頑張ってな」
「はい 分りました」
ビールが無くなったので杉田が2本追加をした
この頃よく気が付くようになったと思った
ここの餃子は美味しくてテイクアウトも出来人気のメニューだった
神山達3人もぺろりと食べてしまったので3人前追加をした
「先輩 実はこの8月に大幅な人事異動が予定されているんですよ」
「うん なぜ」
「ええ 外商の2部 個人客担当ですが売上が伸びないので
新しく新規顧客開発課が出来るんです そこの人数が40人ですよ
だから地方回りから移動したり店内から集めたり 既存顧客担当から
移動したりと 今準備中ですよ」
「そうか そこまで来ているか 実はニーナ・ニーナのオープンで
購買客層に変化が生じているんだ 今まで売れていない商品が
売れるようになったりしている だからこの際顧客の見直しも必要だな」
「そうですか 先日もニーナ・ニーナに行ったら
売れ行きは順調と言っていましたけどね 顧客層が変ったんですね」
「うん だから今までと同じ事をしていると 今までのお客さんは
それで良いだろうけど 新しいお客にどう訴求をするかだな
やはり デザインも考え直さないといけないかも知れないね」
「はい 分りました その事を年頭にデザインをします」
「逆に屋敷君だと 今までと拘り無く出来るからそういう意味では
新鮮で斬新なデザインが期待出来るんじゃないかな 
もっとも予算が絡んでいるからそこから見直しになるかな」
神山たち3人は鈴やの顧客層が変ろうとしている中で
販売そのものからの見直しを迫られていた

「先輩 ご馳走様でした 美味しかったです」
「まあ 僕にはこの様な事しか出来ないから」
「田所さんはどうしたんですか 昨日も居なかったし」
「うん 体調不良でお休みさ いいだろういない方が」
「まあ 居れば居るで緊張しますが 居ないと寂しいですね」
「ははは 翔が寂しがっていたと言っておくよ 喜ぶぞ」
神山が清算をして店を出たところで別れた
部屋に戻ると神山は目覚ましを14時にセットしてソファーに横になった
熟睡していると目覚ましの音で起きた
外はすっかり雨が上がり陽射しが戻ってきた
神山は部屋を片付けている時に携帯がなった
「内藤ですが こんにちわ」
「神山です こんにちわ」
「山ちゃん 今 大丈夫ですか?」
「ええ 大丈夫ですよ」
「実は御殿場の介護施設の件で色々と調べて時間がかかりました
それでうちで出来る事は有料老人ホーム施設の建設設計管理です
そこで条件は寝たきりの老人は預かる事が出来ないんですよ
あと同一敷地内に管理人室として建物を建てる事は出来ます」
「そうすると 予算はどの位掛かりますか?」
「ええ 最低でも5億は掛かります そして私のところでは
3億しか用意できないんですよ どうしましょう」
「ええ 本人は4億出せると言っています そして別会社をアルタの
完全子会社でどうですか」
「すると 合わせて7億ですね これなら何とか期待に答えられそうです」
「もし もう少しと言うなら 私が1億出しても構いませんよ」
「えっ山ちゃんが 1億、、、大丈夫ですか?」
「ええ 大丈夫ですよ ご安心下さい」
「そうしたら 充分ですね ただ参加して頂いても
すぐには回収出来ませんよ 勿論 潰れないようにしますがね」
「ええ 最初の1,2年は無報酬で良いですよ 先方は生活できれば
大丈夫だと思いますが そんな毎月100万や200万貰うつもり
全然有りませんから」
「そうですね 私もそこで儲けようと思っていません そうしましたら
話を進めて具体的な案を作っていきます」
「はい 分りました それと以前頂いたホテルや旅館の無料宿泊券ですが
まだ有りますか」
「何処が無くなりましたか」
「ええ 伊豆高原赤沢ホテルです」 
「ああ あそこならフリーパスポートがありますよ 無料宿泊券より
もっと上のプランです それを郵送しますよ」
「ありがとうございます 実は今日使いたいんですが」
「ああ それでしたら電話をして置きますから安心してください」
「ありがとうございます」
「山ちゃんも頑張っていますね」
「ええ 仕事絡みですよ あっそれから鈴や食品の件ですが
東都食品がOKを出して鈴や食品の傘下になりました
それで アレックスジャパンブースと鈴や食品ブースを
地下で結べないか考えています」
「う~ん 何があるのですか」
「ええ 元々鈴や食品は大きな予算を計上していないし
東都食品は出せるしとバランスが悪いわけなんです
しかしアレックス氏との約束でアレックスジャパンブースを盛上げるなら
幾らでも出すと契約しています そこで東都と鈴や食品の出資が
少ないと見ているんです そこをカバーするのにアレックスジャパンを
上手に使うわけです」
「そうですね いい提案ですよ その方が3社にとって有効であれば
3社とも喜びますしね しかし時田さんはどの位出せるのですか?」
「ええ 一応最低3億と言ってあります 東都が3億だして
不足の時は6億まで準備出来る事まで契約をしました
したがって 鈴や食品もイーブンにしないと格好がつかない訳です」
「凄いですね そこまで契約をして お見逸れしました
山ちゃん 私と変りますか」
「ええ その前にアレックスジャパンの社長が良いですね」
二人は笑って内藤社長が
「そうすると 山ちゃんは今4つの会社役員ですね」
「ええ そうですね 困っていますよ 仕事が多くて」
「山ちゃん そうしたら 3000万円ほど用意出来るなら
全国のホテルや旅館そして会員制のリゾートホテルを最高のプランで
利用できる会員に推薦しましょうか?
そこの会員になるとホテル内の飲み物や有料施設がすべて無料です
だから例えばバーに行って高いお酒を注文しても無料ですよ
今のチケットだとそこまでは出来ないので結構そこでお金を使うんですよ
それに優先的に最高の部屋を用意してくれますよ
僕も3000万円は高いと思ったんですが前日電話予約でも
最高の部屋が予約できるメリットを考えると安いと思って入りました
会員になれるのは最低1社以上の社長或いは最低3社以上の役員 
いずれの場合も資本金合計が設定されていますよ 
山ちゃんの場合なら我社の資本金だけでクリアーでしょう」
「分りましたがそこの会社は何が目的なのですか」
「ええ まず全国の宿泊施設を我々がアピールをして顧客の増大を図る
そこですね ですから営利目的の会社ではありませんね 
私も入会する時に色々と調べました 大丈夫ですよ ご安心下さい」
「分りました ありがとうございます それと 年会費は幾らですか」
「ええ 10万円です」
「あと その会社名は」
「ええ トラベラーズジャパン株式会社です」
「はい 分りました お願いします」
「では近日中に入会申し込み書を送るように手配します
それから戸籍謄本が必要です あと住民票も必要ですね
それと各会社の社判が押してある人事命課と給与明細ですね
これらが必要となります ですからアレックスジャパンや東都などは
人事命課を貰っておいてください 給与明細はなるべく直近の1ヶ月分の
コピーで構いません 出来ればクレジットカードを作ってそのコピーも 
必要ですね」
「私は AEXを持っているのですが大丈夫ですか」
「えっ AEXなら無条件ですよ 役員の会社名と役職だけ記入でOKです
給与明細や人事命課など不要です ちなみに紛失保証金は幾らですか」
「ええ 500万円ですよ」
「最高額ですね 大丈夫です しかし山ちゃん 大したものです
その額ならもう文句なしです 手続きも早いですよ」
「ありがとうございます ではお願いします」
「はい 早速手配しますね」
神山は電話を切ると考えた
例えば一泊で5万円二人で10万円 そうすると300回の利用
年に30回利用で10年で元が取れる
でも呑みのもを計算するともっと早く回収できる訳で
まあ持っていても損はしないと考えた
テニスやプールワインや特別料理も無料ならお金が不足している時も
充分楽しめるマジックカードだと思った
神山は部屋を見渡して出てホテルの地下駐車場へ行った
丁度14時30分を差していた

フェアレディーZの運転席に座るとゆっくり発信させた
銀座の首都高入り口から東名高速に入った
今日は洋子が居ないので鼻歌は出なかったが気分は最高だった
どんどんとスピードを上げると270Kmまで出て運転がより安定した
神山は熱海に約束の10分前に着いて何時ものホテルで
貴婦人を預かってもらう事にした
亜矢子との待ち合わせの構内カフェに行くと亜矢子が笑顔で迎えてくれた
「やあ 早いね」
「うん 手続きが早く終ったの 嬉しいわ」
「亜矢子 今日は赤いショーツかい?」
「ええ そうよ なんで?」
「うん 少しお金が必要になった 宝くじにいこうよ」
「え~ そんな こないだ買わないって言っていたでしょ」
「うん 詳しい事はあとで話すよ いこう」
「分りましたよ あなたが言うのだから」
二人は何時もの宝くじ売場にいて最初はスクラッチを選ぶと
3枚選んでどれもが5万円以上だった
「今日は 二人のサイズを交互に会わせようか」
「また言うの バストとヒップが少し太ったのに もう」
神山は亜矢子のサイズを聞いてメモを取った
「そうすると 2が付く組と 94 僕が78 亜矢子のヒップが92か
02組の147892の連番と 今日が13日だから13組の
107と53と90か そうすると 13組の175390の連番が
あればOKだね」
神山はおばさんに言って調べてもらうと両方あったので連番で10枚ずつ
購入した おばさんが
「この宝くじの抽選は明日で 渡したのは残り物だよ いい事あるよ」

神山はお礼を言い 自動販売機で伊豆高原までの乗車券を買った
電車の発車時刻を調べると時間があったので近くの酒屋で
高級なウイスキーとミネラルウォーターそして解け難いアイスと
つまみも買った
神山はアイスをプチプチに包んでもらって更に解けにくくした
「ほんと貴方って よく考えるわね」 
亜矢子は誉めているけど驚いていた
熱海駅の改札を入りすぐの階段を上がると伊豆急のホームだ
入線がもうすぐで乗車する人が並んでいた
二人はロイヤルBOXの車両に並び電車を待った
「亜矢子 凄い事になった 一杯話があって何から話をしていいか
そうだ まず東都食品って知っている?」
「ええ 知っているわよ 静岡でもまあ有名よ」
「そこの加工部門の最高責任者になった 常務だよ」
「えっ、、、常務?ほんと」
「ああ 本当だよ そして我社の社員食堂を経営する鈴や食品の
傘下になって御殿場アウトレットでデビューさ」
「ねえ 夢のはなし それって」
「いや 本当だよ」
「えっ ほ・ん・と・う なの、、、ふぁ~凄いわね」
「だろ 勿論僕一人じゃないよ 洋子さんの資料が役にたった」
「でも凄いわ 社員食堂が東都を傘下だって 信じられないわ」
「うん そのきっかけが例の露天風呂だよ あの時のスレンダーな
女性が居たでしょ 彼女なんと副社長夫人だよ」
「えっ 何ですって ほんと 副社長夫人、、、」
「うん 結局社内で不倫とか売春とかが流行していて 業績が
伸び悩んでいたんだ 僕が目を付けたのもそこで 何とかならないかと
考えていたら なんとかなったって訳」 
「へぇ~ しかしあの露天風呂がきっかけとは凄いわね」
「そんなところかな」
話していると伊豆急の下田行きが入線してきた
電車の扉が開くと神山と亜矢子はロイヤルBOXに移った
早速女性車掌がグリーン料金を徴収にきた
神山は早速 透明コップにアイスを入れてウイスキーを注ぎ
水で割った
二人で再会を乾杯するとやはり美味しかった
電車が出ると 亜矢子が
「今夜は何処に泊まるの?」
「うん その因縁のホテルさ」
「ふぁ~嬉しいわ でも色々と追加すると高いでしょ」
「うん でも大丈夫ですよ ご安心下さい」
「そうね 貴方が行く所は敵なしね ほんと でも喧嘩はしないでね」
「うん こちらからはしないよ 分っているでしょ」
「ええ でも心配なのよ」
「ははは 大丈夫ですよ もう心配させないよ」
ロイヤルBOXは今日も神山と亜矢子だけの貸切車両になった
亜矢子は神山から聞いた興奮がようやく冷めてキスをしてきた
電車は伊東駅で時間調整が行われ15分ほど停車していた
動き出すと今朝の雨が嘘のように晴れて海の紺碧が綺麗だった
神山が亜矢子にキスをすると女性車掌がこちらを見ていて
見られたことが恥ずかしく思い下を向いてしまった

伊豆高原駅からはタクシーで5分程度でホテルに着いた
フロントで手続きを済ませるとフロント嬢が
「神山さま 先程内藤さまからご連絡を頂きました
今回は全ての有料施設が無料でご利用頂けます それと神山さまのお好きな
ワインやお料理など追加をされても料金は発生いたしません」
「自販機のビールはどうなるの」
「はい それはそのまま有料ですが 冷蔵庫は無料です 冷蔵庫に
ビールをお入れしましょうか」
「ええ お願いします」
「それではこれからすぐに運びますが無くなりましたら又フロントまで
ご連絡をください」
「どうもありがとう」
「お部屋までお荷物を運びます」
「ああ 大丈夫ですよ」
「そうですか ありがとうございます」
「こちらがカードキーです今回は別館の一番上 803号室でございます」
神山と亜矢子はエレベーターで最上階まで行って部屋に入ると
スイートルームだった 前回より部屋が広くて気持ちよかった
神山が早速着替えると亜矢子が神山の着ていたものをクローゼットに仕舞い
自分も着替え始めた 亜矢子はGパンを脱いだ時に神山に後ろ姿を見せて
「ねえ 良いでしょ このTバック ほら」
そう言ってパンスト越しに赤いTバックを腰を振って見せた
「ふぁお 亜矢子 格好いいよ むずむずして来たよ」
「ふふふ まだ駄目よ さあ着替えましょ」
神山は亜矢子の体を背後から抱きしめて腰を擦り付けていると
ドアホンが鳴ってビールを運んできたと言った
亜矢子が素早く着替えを済ませてドアを空けると若い女の子が
手押し車で来て冷蔵庫にビールを入れた 帰る時に
「次回からは こちらの内線でも承り出来ます ありがとうございます」
丁寧にお辞儀をして出て行った

「ねえ あなたどういう事 全て無料って?」
「うん だから全て無料さ ははは」
「ねえ まさかトラベラーズジャパンの会員になったの?」
「知っているの そこの事」
「ええ だって超一流の会社よ 業界では まさか、、、」
「その まさかだよ まだ手続きが終了していませんがね」
「凄い そこの会員になるには大変な審査があるし 滅多な事では
会員になれないわ へぇ~すごいわね」
「今日は紹介をしてくれた人がここに電話連絡をしてくれたんだね」
「へぇ~ 私の所にも時々いらっしゃいますよ しかし
貴方の年齢はほんといないわよ」
「そうかな しかしこれからは色々な所に泊まれるよ
考えてみると 忙しくなったら都内のホテルを利用すれば便利だし
快適だしね だってマッサージも無料だったら毎日受けてもいいでしょ
そうすれば毎日万全な状態で仕事が出来るよね」
「そうね ほんと すごいわねあなた」
亜矢子は逢うたびに大きくなっている神山に驚いていた
神山はフロントに食事の時間を聞くと
「6時と7時30分と選べますがどうされますか」
神山は亜矢子に聞くと遅いほうでいいと言うので
「はい 畏まりました それではお待ちしております」
「あの 貸切露天風呂は空いていますか」
「はい 空いておりますがご利用されますか」
「はい お願いします」

神山はフロントへ貸切露天風呂の鍵を借りに行って最上階の
貸切露天風呂に入った
神山は冷蔵庫から持って来たビールを亜矢子に渡して乾杯した
「ねえさっきのTバック素敵でしょ」
「うん 飾りがあっておしゃれだね 欲しいな」
「ふふふ そう言うと思ったから買ってきたわよちゃんと」
「おお 嬉しいな ありがとう」 
「一番最初の赤いショーツって覚えているでしょ」
「うん 亜矢子の部屋でお守りとして貰ったのでしょ」
「そう そのお店に先日お休みの時に行ったらTバックが飾ってあったの
後ろの飾りが3種類あって全部買ってきたわ」
「ねえ亜矢子 Tバックって後ろに食い込まない」
「ええ 慣れれば大丈夫よ あなたならお似合いよ」
二人は夕日が傾く中で交わった
亜矢子は待ちどうしかったと言ってすぐに2回目を求めるほど貪欲だった
二人は予定時間をオーバーしていたが次の利用客は居なかった
神山はフロントに鍵を返して部屋に戻ると亜矢子がTバックを
ベッドに並べて待っていた
「どう これも素敵で可愛いでしょ」
「うん どれも印象が違うね」
「ええ 私より下の年齢層ね 設定は でも見てもらう喜びがあるわ」
「そうだよね 高い輸入のランジェリーは素敵なデザインで
着ける喜びと見られた時の喜び最後に見せる喜びが味わう事が出来るよね」
「そうなの だから下着にはお金を掛けるのね だけど私のショーツは
当分 この赤いシリーズで行くわ 安上がりでご利益いっぱい」

ふたりはベッドに横になって戯れた
神山が浴衣を脱ぐとすでに肉棒になっているおちんちんを亜矢子は
しゃぶり 自分のクリトリスを神山の口にあてがった
亜矢子は由貴ほど上手ではないが一生懸命神山を楽しませようと
努力をしていた
神山は亜矢子の膣に指を入れて動かすと亜矢子は体をがくがくさせて
「ねえ いっちゃった もう」
そう言い体を反転させて前向きで上から腰を静かに落とした
亜矢子は全然動かなかったが膣の中が洋子のように少しずつゆっくり
動き始めて肉棒を付け根から先端へ締め付けてきて気持ちよかった
亜矢子自信もそうとう感じていて 大きい硬いと言い
そのうち動きが段々早くなると神山も腰を動かして下から突き上げた
「ねえ 駄目よ あっ うっ~ うっ~ きもちいいわ」
「僕もだ いきそうだよ」
「あっ~ あっ~ あっ あっ いいわ きて」
亜矢子も我慢できずに腰を動かし始めた
これには神山も完全に負けて
「でるぞ」
「いいわ~ き・て~ はやく~ いくっ うっ」
二人は快楽の頂点に一緒に到達した
亜矢子はこのまま入っていると又 膣の中が動き出すので肉棒を抜いた
横になった亜矢子に神山はキスをして
「素晴らしかったよ あんなに動くなんて 手とか口より全然良かった」
「ほんと 嬉しいわ 貴方が喜んでくれると幸せよ」
ベッドで戯れていると外が完全に暗くなり時計を見ると19時に
なっていたので神山は簡単にシャワーをした
亜矢子もなにかしら匂うと言ってシャワーで体を洗った
浴室から出た亜矢子は神山に
「ねえ 昨夜ニンニク食べた?」
「うん その前も食べたよ」
「それでかしら 貴方の体液が何時もと違う匂いだったわ もう
そんなに食べたの」
「うん だって美味しいだろう」
「しかし そこまで元気だと私壊れるわよ」
「大丈夫ですよ 肌艶がいいし顔色もいいし ねえ」
「もう ばーか 違うでしょ あそこが壊れるのよ もう」
「でも 亜矢子だって気持ちいいって満足しているでしょ」
「、、、それはそうだけど、、、そうね」
「ほら 僕だけじゃないでしょ 良かった」

二人は時間になったのでレストランに行きカードキーを受付嬢に見せると
一番奥の海が見える席に案内され 座る時に椅子を引いてくれた
着席するとウエイトレスがビールを持ってきてグラスに注いだ
「神山さま ワインをお出しするお料理ですがいつに致しましょうか」
「うん このビールを呑み終わったら頂きたいな お願いします」
ウエイトレスは神山を見てニコニコしながら
「はい 畏まりました お持ちいたします」
ウエイトレスが神山をみてニコニコされるのは嬉しいが
「亜矢子 なぜそんなにニコニコするんだろう」
亜矢子は笑顔で
「決まっているでしょ 貴方が好きな証拠よ 聞いて見ましょうか」
「おいおい ここに居られなくなるよ そんな」
「でも あの子 貴方好みよきっと それに若いし良いんじゃない」
「何を勝手に もう」
「だって さっきも言ったけど壊れますよ 私」
「そんな 彼女だって素敵な彼氏が居るよ きっと」
「そうかしら 私にはそう見えないわ 何か辛い事を背負って
必死にそれと戦っているわよ そう見えるわよ」
「そうか 亜矢子が言うのだったらそうだろう」
「多分彼女は11時上がりで明日は6時に勤務よきっと
だから11時過ぎに部屋に呼べばいいわよ
まあ 今晩は無理としても今後を考えておけば良いし
もし労働条件が合えばうちに来てもらっても構わないわ
はっきり言って 女の子もお金次第よ うちの子もそうだもん
だから引き抜かれないように高いお給料よ」
「そうなんだ」
神山は小谷美佳と篠原涼子が給料の事を言っているのを思い出した
「うん 分りました 亜矢子に任せるよ」
「ふふふ 疼いているんでしょ もう」
そんな話をしていると先程のウエイトレスがワインをワインクーラーに
アイスを入れて運んできた ワイングラスを置くと静かに注いだ
神山は仕草を見ていると無駄のない動きで見とれてしまった
ウエイトレスは神山の視線を感じて顔を赤くして引き下がった
「ねっ 見たでしょ」
「うん しかし若いね まだ処女でしょう」
「関係ないと思うわ 今の子は たまたまよ」
二人はワイングラスを合わせて味わって呑んだ
神山は視線を感じたので探ると先程のウエイトレスだった
ワイングラスを向けて頷くとウエイトレスも笑顔で答えた
神山達は順番に出てくる料理を美味しく食べていたが牛肉が美味しくて
ウエイトレスを呼んで
「この牛肉が凄く美味しいので少しで良いので鉄板で焼いて頂けないかな」
そう言うと 厨房に聞かずに
「はい サイズはこの大きさで宜しいでしょうか」
「ええ それでニンニクを使ってください お願いします」
ウエイトレスは顔を赤くして引き下がり厨房に注文をしていた
亜矢子も美味しいと言ってすぐに食べてしまった
次の揚げ物が出てくる前に牛肉の鉄板焼きが出てきた
神山と亜矢子は温かいうちに口に入れると口の中でとろけ
三島やゴテンバ グランド インと違った味を堪能した
「亜矢子 美味しいね ニンニクも」
亜矢子は笑いながら
「また ニンニクね ふふふ もう 嫌よ匂うから」
そう言いながらも自分もニンニクを食べた
二人が食べ終わり最後のフルーツが運ばれた時に亜矢子がウエイトレスに
「ねえ 貴方のお名前は庄司さんでいいの?」
ウエイトレスは怒られるかと思って小さな声で
「はい 庄司ですが 何か間違っていましたでしょうか」
「ごめんなさい 違うの ただ素敵な方だから私が興味を持ったの」
庄司はほっとして笑顔を取り戻すと
「実はお話を聞いて頂きたい事が合って 出来ればここでは
周りの方たちの目も有るので私のお部屋に来て頂ければ良いなと
思っていたのよ ねえ神山さん」
「うん ここで話をしていると仲間の人にも怪しまれるし
どうだろう ここが終ったら来て頂けないかな」
「ええ でも従業員はお客様のお部屋には行かれないんですよ」
亜矢子が切り札を出した
「私は現在お金を一杯持っているの それを少しでも貴方のように
若くて元気な そして美しい人に分けたいの そう言うお話は
全然興味無いのかしら」
庄司は顔をあげてニコニコしながら
「はい 分りました そうしますと 11時に上がります少し経って
お部屋に伺いますが 内緒にしてくださいね 神山さま」
「うん こちらから頼んでいるんだ 勿論ですよ」
庄司はニコニコして引き下がった
「ね 言ったでしょ やはりお金ね 良いところも悪い所も有りますね」
「うん しかしよく口説けたね 僕は全然駄目だよ」
「ほら そこは女性同士だからでしょ 安心していたもの」
「ありがとう まずは成功ですね」
二人はフルーツを食べ終わると席を立って庄司に手を振って出た








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