2013年7月2日火曜日

ゆり 3 - 36 Vol. 1



5月13日水曜日 小雨 
「ねえ 由貴 ここは感じる」
「いやよ そんな 絶対に嫌です もう 朝から」
神山は由貴のアヌスの周りを愛撫していた
今朝はチェックアウトまで戯れる事にした
二人は目が覚めた時から互いの体を触り性感帯を見つけていた
すでに2回交わって二人とも小休止していた
「しかし 神山さんてタフですね 私壊れますよ それに、、、」
「うん それに なに」
「それに SEXが好きになったのも神山さんがそうしたのよ
私 そんなに興味なかったのに 体が覚えたわ」
「そうか 良いじゃないか 血行が良くなって」
「ほんと 血行が良くなるの?」
「そうさ だからSEXをしている女性は肌がつやつやしているよ
今度 そのような見方をしてごらん 成る程と思うよ」
「へぇ~ 神山さんって そんな事まで知っているんだ
だったら一杯したほうが良いわね」
「うん そうだ でも僕はもう駄目だ 由貴と同じ麻痺してきたよ」
「うそ ほら大きいわよ もう良い事言っておいてこれだもんな もう」
しかし実際由貴の膣も麻痺していた
そろそろチェックアウトの10時に近づくと二人は帰り仕度をして
「由貴 忘れ物ないかな」
「ええ 大丈夫ですよ」
二人は6階のフロントで清算をすると冷蔵庫の飲み物代として
3000円を神山が支払った
1階のタクシー乗り場で神山が
「19日の換金の件 と久保チーフの件 絶対に内緒だよ」
「はい 分りました 19日は出来れば午前中ね お昼は分らないわね」
「でも出来る限り時間を作るよ」
「ええ 静岡から帰ったら電話を下さい」
「うん 分った くれぐれも気を付けてね」
「ええ このくじはお部屋の大切な所において置きますから大丈夫ですよ」
「うん では」
「はい 分りました ありがとうございます」

由貴が先にタクシーで帰り次のタクシーに神山が乗って上原に帰った
部屋に入ると留守電やFAXを見たが何も入っていなかった
神山は一応ボストンの中を確認して部屋を出た
タクシーで銀座の次長室が入っているビルまで行った
ビルに着くと神山はホテルの地下駐車場へ行って車の中に
ボストンバッグを入れた
次長室に入ると留守電やFAXは無かった
神山の携帯がなって出て見ると亜矢子からだった
「ねえ 今日の3時だけど 30分遅らせて」
「うん いいよ どうしたの」
「ええ 今日換金しないと又遅くなるでしょ だから」
「そうか わかったよありがとう」
「では 3時30分でお願いします」
神山は電話を切ると 洋子に電話をした
「はい 洋子です」
「神山です こんにちわ 今 亜矢子さんから電話が有って
例の宝くじの振込みを今日してくれると連絡が入りましたよ」
「ふぁ~ 凄い そうしたら明日ATMで残高を調べるわね」
「うん 口座は間違っていないよね 念のために」
「ええ そうしたら 言いますよ」
洋子は先日の口座をもう一度神山に伝えた
「もしなんだったら直接話をする?」
「ううん いいのお互いそう言うのでは話さない事にしているの
だから 貴方から上手に言って欲しいわ」
「わかった でどう?」
「ええ 昨日よりだいぶ楽になったわ でも貴方のせいよ こんな酷いの」
「わかったよ それとワイン届いた?」 
「ああ ごめんなさい 届きました」
「そうしたら代々木はこちらから連絡をしておきます」 
「気を付けてね」
「昨日 日産の営業へ行ってオイル交換したよ 黒くてね良かったよ」
「そう 確か2500だったと思うけど 黒かったの
まあ 最初は早めが良いけど2500だと乗りすぎかしら」
「うん でもあのエンジンは壊れないさ 今度入れたオイルは
高粘度のオイルを入れた 多少違うって言うから」
「そうかもね 分りました ではお願いしますね」
「うん では」
「帰ったら 必ず電話を下さいね」
「了解」

神山は電話を切ると代々木マンションの管理人室に電話をして
理由があってすぐに受け取れない事を話て承諾してもらった
神山は電話を切ると亜矢子に電話をした
「ごめんなさい 神山です 実は洋子さんの口座を確認したいんだ」
「はい 良いですよ」
神山は先程洋子に言われた口座番号を伝えた
「大丈夫ですよ ご安心下さい どうしたの」
「うん あの時呑んでいたから 確認さ」
「OKです ではお願いします」
神山は電話を切って ソファーに座るとタバコを吹かした
一息ついて時計を見ると11時半になっていたので店内には行かないで
早いが昼食を取る事にした
雨が止んで少し日が差して来て天気予報通り晴れる事を祈った
神山は携帯電話で杉田に電話をした
「はい こんにちわ 先輩」
「これから お昼にしようと思うが出られるかな」
「ええ 行きます どこですか?」 
神山は近くの中華料理店を言うと
「分りました 先に行っていてください すぐに行きます」
神山は中華料理店に入ると2階の窓の外から銀座通りが見える席に座って
「ビールと餃子を3人前とシュウマイを2人前お願いします」
ウエイトレスは頷いて厨房に注文してビールを先に持って来た
神山はグラスに注ぎ 一人で呑んでいると杉田と屋敷が
話しながらこちらに向ってくるのが見えた
お客さんが少ないので階段を上がってきた杉田は
「先輩 ご馳走様です」
そう言い二人は席についた 神山が二人のグラスにビールを注ぐと
「お疲れ様」
と言って乾杯をした
杉田がビールを2本追加してくれた
「どうだね 屋敷君 初めての中元装飾は」 
「ええ 楽しいですよ 杉田先輩に教えられていますが」
「それは良かった 奥村課長も喜ぶよ なあ翔」
「ええ 結構きちんとポイントを押さえているので安心です」
「いい後輩が出来たね」
「ええ こんなしっかりしているとすぐに追い越されますよ」
「まあ そんな事は無いと思うが 何しろ考えるより現場だ
考えるんだったら現場で考える これが鉄則だね」
「はい 分りました ありがとうございます」
注文したものが運ばれると神山は牛肉の入った野菜炒めを3人前と
マーボー豆腐2人前を頼んだ 
「何時もありがとうございます 助かりますよ」
「うん 僕も若い時はこうやって先輩にご馳走になったもんさ
上になると今度は下にこうやってご馳走する番だね」
「そうですね そのうちテツの下に部下が出来たら僕がご馳走ですね」
「うん そうだね だから頑張ってな」
「はい 分りました」
ビールが無くなったので杉田が2本追加をした
この頃よく気が付くようになったと思った
ここの餃子は美味しくてテイクアウトも出来人気のメニューだった
神山達3人もぺろりと食べてしまったので3人前追加をした
「先輩 実はこの8月に大幅な人事異動が予定されているんですよ」
「うん なぜ」
「ええ 外商の2部 個人客担当ですが売上が伸びないので
新しく新規顧客開発課が出来るんです そこの人数が40人ですよ
だから地方回りから移動したり店内から集めたり 既存顧客担当から
移動したりと 今準備中ですよ」
「そうか そこまで来ているか 実はニーナ・ニーナのオープンで
購買客層に変化が生じているんだ 今まで売れていない商品が
売れるようになったりしている だからこの際顧客の見直しも必要だな」
「そうですか 先日もニーナ・ニーナに行ったら
売れ行きは順調と言っていましたけどね 顧客層が変ったんですね」
「うん だから今までと同じ事をしていると 今までのお客さんは
それで良いだろうけど 新しいお客にどう訴求をするかだな
やはり デザインも考え直さないといけないかも知れないね」
「はい 分りました その事を年頭にデザインをします」
「逆に屋敷君だと 今までと拘り無く出来るからそういう意味では
新鮮で斬新なデザインが期待出来るんじゃないかな 
もっとも予算が絡んでいるからそこから見直しになるかな」
神山たち3人は鈴やの顧客層が変ろうとしている中で
販売そのものからの見直しを迫られていた

「先輩 ご馳走様でした 美味しかったです」
「まあ 僕にはこの様な事しか出来ないから」
「田所さんはどうしたんですか 昨日も居なかったし」
「うん 体調不良でお休みさ いいだろういない方が」
「まあ 居れば居るで緊張しますが 居ないと寂しいですね」
「ははは 翔が寂しがっていたと言っておくよ 喜ぶぞ」
神山が清算をして店を出たところで別れた
部屋に戻ると神山は目覚ましを14時にセットしてソファーに横になった
熟睡していると目覚ましの音で起きた
外はすっかり雨が上がり陽射しが戻ってきた
神山は部屋を片付けている時に携帯がなった
「内藤ですが こんにちわ」
「神山です こんにちわ」
「山ちゃん 今 大丈夫ですか?」
「ええ 大丈夫ですよ」
「実は御殿場の介護施設の件で色々と調べて時間がかかりました
それでうちで出来る事は有料老人ホーム施設の建設設計管理です
そこで条件は寝たきりの老人は預かる事が出来ないんですよ
あと同一敷地内に管理人室として建物を建てる事は出来ます」
「そうすると 予算はどの位掛かりますか?」
「ええ 最低でも5億は掛かります そして私のところでは
3億しか用意できないんですよ どうしましょう」
「ええ 本人は4億出せると言っています そして別会社をアルタの
完全子会社でどうですか」
「すると 合わせて7億ですね これなら何とか期待に答えられそうです」
「もし もう少しと言うなら 私が1億出しても構いませんよ」
「えっ山ちゃんが 1億、、、大丈夫ですか?」
「ええ 大丈夫ですよ ご安心下さい」
「そうしたら 充分ですね ただ参加して頂いても
すぐには回収出来ませんよ 勿論 潰れないようにしますがね」
「ええ 最初の1,2年は無報酬で良いですよ 先方は生活できれば
大丈夫だと思いますが そんな毎月100万や200万貰うつもり
全然有りませんから」
「そうですね 私もそこで儲けようと思っていません そうしましたら
話を進めて具体的な案を作っていきます」
「はい 分りました それと以前頂いたホテルや旅館の無料宿泊券ですが
まだ有りますか」
「何処が無くなりましたか」
「ええ 伊豆高原赤沢ホテルです」 
「ああ あそこならフリーパスポートがありますよ 無料宿泊券より
もっと上のプランです それを郵送しますよ」
「ありがとうございます 実は今日使いたいんですが」
「ああ それでしたら電話をして置きますから安心してください」
「ありがとうございます」
「山ちゃんも頑張っていますね」
「ええ 仕事絡みですよ あっそれから鈴や食品の件ですが
東都食品がOKを出して鈴や食品の傘下になりました
それで アレックスジャパンブースと鈴や食品ブースを
地下で結べないか考えています」
「う~ん 何があるのですか」
「ええ 元々鈴や食品は大きな予算を計上していないし
東都食品は出せるしとバランスが悪いわけなんです
しかしアレックス氏との約束でアレックスジャパンブースを盛上げるなら
幾らでも出すと契約しています そこで東都と鈴や食品の出資が
少ないと見ているんです そこをカバーするのにアレックスジャパンを
上手に使うわけです」
「そうですね いい提案ですよ その方が3社にとって有効であれば
3社とも喜びますしね しかし時田さんはどの位出せるのですか?」
「ええ 一応最低3億と言ってあります 東都が3億だして
不足の時は6億まで準備出来る事まで契約をしました
したがって 鈴や食品もイーブンにしないと格好がつかない訳です」
「凄いですね そこまで契約をして お見逸れしました
山ちゃん 私と変りますか」
「ええ その前にアレックスジャパンの社長が良いですね」
二人は笑って内藤社長が
「そうすると 山ちゃんは今4つの会社役員ですね」
「ええ そうですね 困っていますよ 仕事が多くて」
「山ちゃん そうしたら 3000万円ほど用意出来るなら
全国のホテルや旅館そして会員制のリゾートホテルを最高のプランで
利用できる会員に推薦しましょうか?
そこの会員になるとホテル内の飲み物や有料施設がすべて無料です
だから例えばバーに行って高いお酒を注文しても無料ですよ
今のチケットだとそこまでは出来ないので結構そこでお金を使うんですよ
それに優先的に最高の部屋を用意してくれますよ
僕も3000万円は高いと思ったんですが前日電話予約でも
最高の部屋が予約できるメリットを考えると安いと思って入りました
会員になれるのは最低1社以上の社長或いは最低3社以上の役員 
いずれの場合も資本金合計が設定されていますよ 
山ちゃんの場合なら我社の資本金だけでクリアーでしょう」
「分りましたがそこの会社は何が目的なのですか」
「ええ まず全国の宿泊施設を我々がアピールをして顧客の増大を図る
そこですね ですから営利目的の会社ではありませんね 
私も入会する時に色々と調べました 大丈夫ですよ ご安心下さい」
「分りました ありがとうございます それと 年会費は幾らですか」
「ええ 10万円です」
「あと その会社名は」
「ええ トラベラーズジャパン株式会社です」
「はい 分りました お願いします」
「では近日中に入会申し込み書を送るように手配します
それから戸籍謄本が必要です あと住民票も必要ですね
それと各会社の社判が押してある人事命課と給与明細ですね
これらが必要となります ですからアレックスジャパンや東都などは
人事命課を貰っておいてください 給与明細はなるべく直近の1ヶ月分の
コピーで構いません 出来ればクレジットカードを作ってそのコピーも 
必要ですね」
「私は AEXを持っているのですが大丈夫ですか」
「えっ AEXなら無条件ですよ 役員の会社名と役職だけ記入でOKです
給与明細や人事命課など不要です ちなみに紛失保証金は幾らですか」
「ええ 500万円ですよ」
「最高額ですね 大丈夫です しかし山ちゃん 大したものです
その額ならもう文句なしです 手続きも早いですよ」
「ありがとうございます ではお願いします」
「はい 早速手配しますね」
神山は電話を切ると考えた
例えば一泊で5万円二人で10万円 そうすると300回の利用
年に30回利用で10年で元が取れる
でも呑みのもを計算するともっと早く回収できる訳で
まあ持っていても損はしないと考えた
テニスやプールワインや特別料理も無料ならお金が不足している時も
充分楽しめるマジックカードだと思った
神山は部屋を見渡して出てホテルの地下駐車場へ行った
丁度14時30分を差していた

フェアレディーZの運転席に座るとゆっくり発信させた
銀座の首都高入り口から東名高速に入った
今日は洋子が居ないので鼻歌は出なかったが気分は最高だった
どんどんとスピードを上げると270Kmまで出て運転がより安定した
神山は熱海に約束の10分前に着いて何時ものホテルで
貴婦人を預かってもらう事にした
亜矢子との待ち合わせの構内カフェに行くと亜矢子が笑顔で迎えてくれた
「やあ 早いね」
「うん 手続きが早く終ったの 嬉しいわ」
「亜矢子 今日は赤いショーツかい?」
「ええ そうよ なんで?」
「うん 少しお金が必要になった 宝くじにいこうよ」
「え~ そんな こないだ買わないって言っていたでしょ」
「うん 詳しい事はあとで話すよ いこう」
「分りましたよ あなたが言うのだから」
二人は何時もの宝くじ売場にいて最初はスクラッチを選ぶと
3枚選んでどれもが5万円以上だった
「今日は 二人のサイズを交互に会わせようか」
「また言うの バストとヒップが少し太ったのに もう」
神山は亜矢子のサイズを聞いてメモを取った
「そうすると 2が付く組と 94 僕が78 亜矢子のヒップが92か
02組の147892の連番と 今日が13日だから13組の
107と53と90か そうすると 13組の175390の連番が
あればOKだね」
神山はおばさんに言って調べてもらうと両方あったので連番で10枚ずつ
購入した おばさんが
「この宝くじの抽選は明日で 渡したのは残り物だよ いい事あるよ」

神山はお礼を言い 自動販売機で伊豆高原までの乗車券を買った
電車の発車時刻を調べると時間があったので近くの酒屋で
高級なウイスキーとミネラルウォーターそして解け難いアイスと
つまみも買った
神山はアイスをプチプチに包んでもらって更に解けにくくした
「ほんと貴方って よく考えるわね」 
亜矢子は誉めているけど驚いていた
熱海駅の改札を入りすぐの階段を上がると伊豆急のホームだ
入線がもうすぐで乗車する人が並んでいた
二人はロイヤルBOXの車両に並び電車を待った
「亜矢子 凄い事になった 一杯話があって何から話をしていいか
そうだ まず東都食品って知っている?」
「ええ 知っているわよ 静岡でもまあ有名よ」
「そこの加工部門の最高責任者になった 常務だよ」
「えっ、、、常務?ほんと」
「ああ 本当だよ そして我社の社員食堂を経営する鈴や食品の
傘下になって御殿場アウトレットでデビューさ」
「ねえ 夢のはなし それって」
「いや 本当だよ」
「えっ ほ・ん・と・う なの、、、ふぁ~凄いわね」
「だろ 勿論僕一人じゃないよ 洋子さんの資料が役にたった」
「でも凄いわ 社員食堂が東都を傘下だって 信じられないわ」
「うん そのきっかけが例の露天風呂だよ あの時のスレンダーな
女性が居たでしょ 彼女なんと副社長夫人だよ」
「えっ 何ですって ほんと 副社長夫人、、、」
「うん 結局社内で不倫とか売春とかが流行していて 業績が
伸び悩んでいたんだ 僕が目を付けたのもそこで 何とかならないかと
考えていたら なんとかなったって訳」 
「へぇ~ しかしあの露天風呂がきっかけとは凄いわね」
「そんなところかな」
話していると伊豆急の下田行きが入線してきた
電車の扉が開くと神山と亜矢子はロイヤルBOXに移った
早速女性車掌がグリーン料金を徴収にきた
神山は早速 透明コップにアイスを入れてウイスキーを注ぎ
水で割った
二人で再会を乾杯するとやはり美味しかった
電車が出ると 亜矢子が
「今夜は何処に泊まるの?」
「うん その因縁のホテルさ」
「ふぁ~嬉しいわ でも色々と追加すると高いでしょ」
「うん でも大丈夫ですよ ご安心下さい」
「そうね 貴方が行く所は敵なしね ほんと でも喧嘩はしないでね」
「うん こちらからはしないよ 分っているでしょ」
「ええ でも心配なのよ」
「ははは 大丈夫ですよ もう心配させないよ」
ロイヤルBOXは今日も神山と亜矢子だけの貸切車両になった
亜矢子は神山から聞いた興奮がようやく冷めてキスをしてきた
電車は伊東駅で時間調整が行われ15分ほど停車していた
動き出すと今朝の雨が嘘のように晴れて海の紺碧が綺麗だった
神山が亜矢子にキスをすると女性車掌がこちらを見ていて
見られたことが恥ずかしく思い下を向いてしまった

伊豆高原駅からはタクシーで5分程度でホテルに着いた
フロントで手続きを済ませるとフロント嬢が
「神山さま 先程内藤さまからご連絡を頂きました
今回は全ての有料施設が無料でご利用頂けます それと神山さまのお好きな
ワインやお料理など追加をされても料金は発生いたしません」
「自販機のビールはどうなるの」
「はい それはそのまま有料ですが 冷蔵庫は無料です 冷蔵庫に
ビールをお入れしましょうか」
「ええ お願いします」
「それではこれからすぐに運びますが無くなりましたら又フロントまで
ご連絡をください」
「どうもありがとう」
「お部屋までお荷物を運びます」
「ああ 大丈夫ですよ」
「そうですか ありがとうございます」
「こちらがカードキーです今回は別館の一番上 803号室でございます」
神山と亜矢子はエレベーターで最上階まで行って部屋に入ると
スイートルームだった 前回より部屋が広くて気持ちよかった
神山が早速着替えると亜矢子が神山の着ていたものをクローゼットに仕舞い
自分も着替え始めた 亜矢子はGパンを脱いだ時に神山に後ろ姿を見せて
「ねえ 良いでしょ このTバック ほら」
そう言ってパンスト越しに赤いTバックを腰を振って見せた
「ふぁお 亜矢子 格好いいよ むずむずして来たよ」
「ふふふ まだ駄目よ さあ着替えましょ」
神山は亜矢子の体を背後から抱きしめて腰を擦り付けていると
ドアホンが鳴ってビールを運んできたと言った
亜矢子が素早く着替えを済ませてドアを空けると若い女の子が
手押し車で来て冷蔵庫にビールを入れた 帰る時に
「次回からは こちらの内線でも承り出来ます ありがとうございます」
丁寧にお辞儀をして出て行った

「ねえ あなたどういう事 全て無料って?」
「うん だから全て無料さ ははは」
「ねえ まさかトラベラーズジャパンの会員になったの?」
「知っているの そこの事」
「ええ だって超一流の会社よ 業界では まさか、、、」
「その まさかだよ まだ手続きが終了していませんがね」
「凄い そこの会員になるには大変な審査があるし 滅多な事では
会員になれないわ へぇ~すごいわね」
「今日は紹介をしてくれた人がここに電話連絡をしてくれたんだね」
「へぇ~ 私の所にも時々いらっしゃいますよ しかし
貴方の年齢はほんといないわよ」
「そうかな しかしこれからは色々な所に泊まれるよ
考えてみると 忙しくなったら都内のホテルを利用すれば便利だし
快適だしね だってマッサージも無料だったら毎日受けてもいいでしょ
そうすれば毎日万全な状態で仕事が出来るよね」
「そうね ほんと すごいわねあなた」
亜矢子は逢うたびに大きくなっている神山に驚いていた
神山はフロントに食事の時間を聞くと
「6時と7時30分と選べますがどうされますか」
神山は亜矢子に聞くと遅いほうでいいと言うので
「はい 畏まりました それではお待ちしております」
「あの 貸切露天風呂は空いていますか」
「はい 空いておりますがご利用されますか」
「はい お願いします」

神山はフロントへ貸切露天風呂の鍵を借りに行って最上階の
貸切露天風呂に入った
神山は冷蔵庫から持って来たビールを亜矢子に渡して乾杯した
「ねえさっきのTバック素敵でしょ」
「うん 飾りがあっておしゃれだね 欲しいな」
「ふふふ そう言うと思ったから買ってきたわよちゃんと」
「おお 嬉しいな ありがとう」 
「一番最初の赤いショーツって覚えているでしょ」
「うん 亜矢子の部屋でお守りとして貰ったのでしょ」
「そう そのお店に先日お休みの時に行ったらTバックが飾ってあったの
後ろの飾りが3種類あって全部買ってきたわ」
「ねえ亜矢子 Tバックって後ろに食い込まない」
「ええ 慣れれば大丈夫よ あなたならお似合いよ」
二人は夕日が傾く中で交わった
亜矢子は待ちどうしかったと言ってすぐに2回目を求めるほど貪欲だった
二人は予定時間をオーバーしていたが次の利用客は居なかった
神山はフロントに鍵を返して部屋に戻ると亜矢子がTバックを
ベッドに並べて待っていた
「どう これも素敵で可愛いでしょ」
「うん どれも印象が違うね」
「ええ 私より下の年齢層ね 設定は でも見てもらう喜びがあるわ」
「そうだよね 高い輸入のランジェリーは素敵なデザインで
着ける喜びと見られた時の喜び最後に見せる喜びが味わう事が出来るよね」
「そうなの だから下着にはお金を掛けるのね だけど私のショーツは
当分 この赤いシリーズで行くわ 安上がりでご利益いっぱい」

ふたりはベッドに横になって戯れた
神山が浴衣を脱ぐとすでに肉棒になっているおちんちんを亜矢子は
しゃぶり 自分のクリトリスを神山の口にあてがった
亜矢子は由貴ほど上手ではないが一生懸命神山を楽しませようと
努力をしていた
神山は亜矢子の膣に指を入れて動かすと亜矢子は体をがくがくさせて
「ねえ いっちゃった もう」
そう言い体を反転させて前向きで上から腰を静かに落とした
亜矢子は全然動かなかったが膣の中が洋子のように少しずつゆっくり
動き始めて肉棒を付け根から先端へ締め付けてきて気持ちよかった
亜矢子自信もそうとう感じていて 大きい硬いと言い
そのうち動きが段々早くなると神山も腰を動かして下から突き上げた
「ねえ 駄目よ あっ うっ~ うっ~ きもちいいわ」
「僕もだ いきそうだよ」
「あっ~ あっ~ あっ あっ いいわ きて」
亜矢子も我慢できずに腰を動かし始めた
これには神山も完全に負けて
「でるぞ」
「いいわ~ き・て~ はやく~ いくっ うっ」
二人は快楽の頂点に一緒に到達した
亜矢子はこのまま入っていると又 膣の中が動き出すので肉棒を抜いた
横になった亜矢子に神山はキスをして
「素晴らしかったよ あんなに動くなんて 手とか口より全然良かった」
「ほんと 嬉しいわ 貴方が喜んでくれると幸せよ」
ベッドで戯れていると外が完全に暗くなり時計を見ると19時に
なっていたので神山は簡単にシャワーをした
亜矢子もなにかしら匂うと言ってシャワーで体を洗った
浴室から出た亜矢子は神山に
「ねえ 昨夜ニンニク食べた?」
「うん その前も食べたよ」
「それでかしら 貴方の体液が何時もと違う匂いだったわ もう
そんなに食べたの」
「うん だって美味しいだろう」
「しかし そこまで元気だと私壊れるわよ」
「大丈夫ですよ 肌艶がいいし顔色もいいし ねえ」
「もう ばーか 違うでしょ あそこが壊れるのよ もう」
「でも 亜矢子だって気持ちいいって満足しているでしょ」
「、、、それはそうだけど、、、そうね」
「ほら 僕だけじゃないでしょ 良かった」

二人は時間になったのでレストランに行きカードキーを受付嬢に見せると
一番奥の海が見える席に案内され 座る時に椅子を引いてくれた
着席するとウエイトレスがビールを持ってきてグラスに注いだ
「神山さま ワインをお出しするお料理ですがいつに致しましょうか」
「うん このビールを呑み終わったら頂きたいな お願いします」
ウエイトレスは神山を見てニコニコしながら
「はい 畏まりました お持ちいたします」
ウエイトレスが神山をみてニコニコされるのは嬉しいが
「亜矢子 なぜそんなにニコニコするんだろう」
亜矢子は笑顔で
「決まっているでしょ 貴方が好きな証拠よ 聞いて見ましょうか」
「おいおい ここに居られなくなるよ そんな」
「でも あの子 貴方好みよきっと それに若いし良いんじゃない」
「何を勝手に もう」
「だって さっきも言ったけど壊れますよ 私」
「そんな 彼女だって素敵な彼氏が居るよ きっと」
「そうかしら 私にはそう見えないわ 何か辛い事を背負って
必死にそれと戦っているわよ そう見えるわよ」
「そうか 亜矢子が言うのだったらそうだろう」
「多分彼女は11時上がりで明日は6時に勤務よきっと
だから11時過ぎに部屋に呼べばいいわよ
まあ 今晩は無理としても今後を考えておけば良いし
もし労働条件が合えばうちに来てもらっても構わないわ
はっきり言って 女の子もお金次第よ うちの子もそうだもん
だから引き抜かれないように高いお給料よ」
「そうなんだ」
神山は小谷美佳と篠原涼子が給料の事を言っているのを思い出した
「うん 分りました 亜矢子に任せるよ」
「ふふふ 疼いているんでしょ もう」
そんな話をしていると先程のウエイトレスがワインをワインクーラーに
アイスを入れて運んできた ワイングラスを置くと静かに注いだ
神山は仕草を見ていると無駄のない動きで見とれてしまった
ウエイトレスは神山の視線を感じて顔を赤くして引き下がった
「ねっ 見たでしょ」
「うん しかし若いね まだ処女でしょう」
「関係ないと思うわ 今の子は たまたまよ」
二人はワイングラスを合わせて味わって呑んだ
神山は視線を感じたので探ると先程のウエイトレスだった
ワイングラスを向けて頷くとウエイトレスも笑顔で答えた
神山達は順番に出てくる料理を美味しく食べていたが牛肉が美味しくて
ウエイトレスを呼んで
「この牛肉が凄く美味しいので少しで良いので鉄板で焼いて頂けないかな」
そう言うと 厨房に聞かずに
「はい サイズはこの大きさで宜しいでしょうか」
「ええ それでニンニクを使ってください お願いします」
ウエイトレスは顔を赤くして引き下がり厨房に注文をしていた
亜矢子も美味しいと言ってすぐに食べてしまった
次の揚げ物が出てくる前に牛肉の鉄板焼きが出てきた
神山と亜矢子は温かいうちに口に入れると口の中でとろけ
三島やゴテンバ グランド インと違った味を堪能した
「亜矢子 美味しいね ニンニクも」
亜矢子は笑いながら
「また ニンニクね ふふふ もう 嫌よ匂うから」
そう言いながらも自分もニンニクを食べた
二人が食べ終わり最後のフルーツが運ばれた時に亜矢子がウエイトレスに
「ねえ 貴方のお名前は庄司さんでいいの?」
ウエイトレスは怒られるかと思って小さな声で
「はい 庄司ですが 何か間違っていましたでしょうか」
「ごめんなさい 違うの ただ素敵な方だから私が興味を持ったの」
庄司はほっとして笑顔を取り戻すと
「実はお話を聞いて頂きたい事が合って 出来ればここでは
周りの方たちの目も有るので私のお部屋に来て頂ければ良いなと
思っていたのよ ねえ神山さん」
「うん ここで話をしていると仲間の人にも怪しまれるし
どうだろう ここが終ったら来て頂けないかな」
「ええ でも従業員はお客様のお部屋には行かれないんですよ」
亜矢子が切り札を出した
「私は現在お金を一杯持っているの それを少しでも貴方のように
若くて元気な そして美しい人に分けたいの そう言うお話は
全然興味無いのかしら」
庄司は顔をあげてニコニコしながら
「はい 分りました そうしますと 11時に上がります少し経って
お部屋に伺いますが 内緒にしてくださいね 神山さま」
「うん こちらから頼んでいるんだ 勿論ですよ」
庄司はニコニコして引き下がった
「ね 言ったでしょ やはりお金ね 良いところも悪い所も有りますね」
「うん しかしよく口説けたね 僕は全然駄目だよ」
「ほら そこは女性同士だからでしょ 安心していたもの」
「ありがとう まずは成功ですね」
二人はフルーツを食べ終わると席を立って庄司に手を振って出た








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