2013年7月17日水曜日

ゆり 4 - 37 Vol. 1



5月15日 金曜日 快晴 赤沢ホテル
神山は目覚ましより早く起きて二人の寝顔を見ていると姉妹に見えた
二人を起こさないようにバルコニーに出て朝日を見ながらタバコを吹かした
冷蔵庫を開けるとビールが無いので自販機で買い求め部屋に戻った
まだ起きていなかったのでビールを持って再びバルコニーに出た
朝焼けを堪能していると後ろから由紀枝が来て目隠しをし
「だ~れだ~」
「分ったわ 由紀枝だ」

由紀枝は神山の膝にちょこんと座って一緒にビールを呑んで
「海が見えるお部屋がいいな でも御殿場だと遠くに見えるわねでも良いわ」
由紀枝は神山とキスを繰り返していると
「ねえ 神山さん欲しいわ ちょうだい」
そう言うと神山から下り跪き神山の肉棒をしゃぶり始めた
神山が色々と教えてあげると覚えが早くすぐに硬く大きくなった
由紀枝を海に向けて後ろから入ると膣はもうぬめぬめの体液で溢れていた
男の朝一は聞いた事があるが女の朝一は初めてだった
どんどんとスピードを上げていくと慣れたのか自分も腰を動かすようになり
神山を楽しませてくれた
由紀枝の動きが速くなると肉棒も悲鳴を上げて由紀枝も昇天した
神山は肉棒をゆっくり抜き浴衣で拭こうとしたが由紀枝が
おしゃぶりをして綺麗にしてくれた
「あ~ 私幸せだわ こうしていると 神山さん良かった 私のあそこ」
「うん だから発射をしてしまった」
「私 後悔していないからね こんな素敵な神山さんは私や亜矢子さん
以外にも一杯女が居ると思うんだ でもねその仲間に入れたんだから」
「僕は由紀枝といる時は由紀枝の事しか考えていないよ」
由紀枝は嬉しくて抱きつきキスをした
抱き合っていると目覚ましがなって亜矢子が目を覚ましバルコニーの
二人を見て微笑んでいた
亜矢子は冷蔵庫からビールを出して一人で呑んでいると由紀枝が
「神山さん 亜矢子さん起きましたよ お部屋へ戻りましょうよ」
「大丈夫だよ あの人は気にしていないさ」
神山は椅子に座ると由紀枝を正面に向けて神山を跨がせた
由紀枝は肉棒をゆっくりと挿入すると腰を上下に動かし始めた
神山は揺れている乳首を口と手で愛撫をすると喘ぎだして
「これも初めて 気持ちがいいわ」
由紀枝は片手で神山の首に巻きつけてもう片方はクリトリスを触った
膣がどんどんと狭まって腰の動きも早くなってきたので
神山はしたから突き上げると由紀枝は息遣いも荒くなって
一緒に昇天をしてしまった 由紀枝はそのまま神山に抱きついていた
暫くするとおちんちんが自然と抜けて由紀枝は
「あ~あ 出ちゃった 一生懸命出ないように力を入れていたのよ
あ~あ がっかりだわ もう」
由紀枝は立ち上がると秘所から神山の体液が流れ出した

神山はおちんちんを浴衣で拭くと部屋に戻り亜矢子に
「おはよう さあ 露天風呂に入りに行こうか」
亜矢子が
「そうねでも今日は止めましょうよ 由紀枝さんが居るし
もしもの事を考えるとね」
「うん そうだね 止めよう そうしたら由紀枝 悪いけど寮へ
一旦戻って印鑑や家賃引き落とし口座 それと運転免許証は持っている?」
「ええ 持っています」
「その位かな 準備する物は それを一式持って8時30分にロビーで
待っていてくれるかな で朝食はどうしよう、、、」
「あっ 大丈夫です 寮にもありますから ここと同じ物があるんです」
「そうか 良かった では従業員通路から出られるかな この時間は」
「ええ 大丈夫ですよ ご安心下さい この時間に帰る人も居ますから」
「では 8時30分にお願いします」 
「は~い 分りました」
神山と亜矢子は由紀枝を送り出して浴室でシャワーを浴びて
レストランに行くと受付嬢が席を案内してくれた
まだ早い時間だったので空いてはいたがお客の年齢層は高かった
二人は好みの料理を取り皿に盛り付けて席に戻りビールを注文した
「大丈夫ですか? 呑んで」
「うん 電車の中で寝るよ それに二人で話していると僕の出番が無いし」
「まあ そんな事ないでしょ 分ったわ でも程ほどにね」
「亜矢子は運転は」
「ええ 多少ですよ だから貴方が頼りよ」

二人は海を見ながら食べて由紀枝が海の見える部屋が良いと
言っていた事や御殿場の不動産屋の話をしていた
ゆっくりと食べているつもりだったが結構早く済んだ
カウンターで伝票にサインすると部屋に戻った
神山は亜矢子を抱きしめると反応してきてキスをした
そのままベッドに横になると亜矢子は快楽を激しく求めて
肉棒を離さなかった
亜矢子はぐったりなると
「あ~あ また逢えるまで暫くお預けね 仕方ないわね さあお化粧を
しましょう」
神山と亜矢子はシャワーで汗を流しチェックアウトの仕度をした
準備が出来ると約束の時間までまだあったが早めに部屋を出て
フロントで清算したが精算金は無かった
神山はタクシーを頼み総支店長にありがとうと伝えてくれるよう頼んだ
そうしている内に由紀枝がニコニコして神山の前に現れた
「お待たせしました」
「うん 僕らも今着たばかりさ タクシーを頼んだので待っていてね」
3人は部屋の間取などを話していたがなかなかタクシーが来ないので
フロントに尋ねた 案内嬢が事故の渋滞で遅れている言われたが
すぐにタクシーが来て3人は伊豆高原駅に行った

伊豆高原駅に着いて伊豆急の発車時刻を調べると出たばっかりで
9時過ぎの電車しかなかった 神山は慌ててもしょうがないので
デジカメで亜矢子と由紀枝の写真を撮影した
由紀枝は今日も可愛らしい大人のワンピースを着て来たので神山が
「ねえ 由紀枝 マリリンモンローみたいなポーズをとって
ほら 地下鉄の通気孔から風が拭いてスカートが舞い上がる格好」
由紀枝はニコニコして神山の言ったポーズをした
神山は何枚も撮影をしてベンチに座ると二人に見せた
亜矢子が 
「ふぁ~ 可愛いわよ ほんとうに」
「初めてですよ こんな格好をして撮ってもらったのは」
二人はよく話していて気が合った様子だ
亜矢子は由紀枝を妹のように接して話をしていた
伊豆急の熱海行きの電車が入線してきて神山達はロイヤルBOXに行って
席についたが 元々海が見える席は2人掛けで神山が一人で腰掛けた
ホテルで話をした通り神山は朝日を浴びて寝てしまった

熱海駅で起こされると
「あ~あ 良く寝た 大丈夫だよ すっきりだ」
3人は改札を出ると神山は亜矢子に
「ねえ亜矢子 赤いショーツの着替えを買ってきてくれる
出来れば由紀枝の分もね その間にレンタカーを手配してくるよ」
「ふふふ 分ったわ Tバックでもいい?」
「うん任せるよ 僕の好みは知っているんだから それとおろしておいてね」
「ええ 先に行くわ」
神山は二人と別れてレンタカー営業所まで歩いていって手続きをして
フェアレディーZの4人乗りを借りた 
神山は洋子に連絡をして御殿場周辺の不動産屋を廻るので明日も
こちらで動く事を伝え16,17日の土日も休んで良いと伝えた
「大丈夫ですか?そんなに空けて」
「だって 何かあるんだったら連絡があるでしょ 大丈夫だよ」
「は~い 分りました ありがとうございます」
「どう 体調は」
「ええ 普段に戻ってきたわ ありがとうございます」
「土日は込んでいると思うけど 箱根辺りに行って来たら」
「ええ 最後は落ち着いているから大丈夫だと思います
こちらに連絡が入った時は携帯の留守電に入れますね」
「うん お願いします では」
神山は由貴の携帯に電話をすると
「おはようございます 神山さん」
「うん 元気があって良いね ところで僕は明日も御殿場の
不動産屋を廻らないといけなくて今夜は帰れなくなった ごめんね」
「いいですよ お仕事だもん では帰ってきたら電話くださいね」
「うん 分ったわ それで引越し準備は捗っている?」
「ふふふ 何て言いましょうか やっていますよ 大丈夫よ」
「おいおい お願いしますね」
「は~い 分りました」
「うん では」

神山は電話を切ると車で銀行に立ち寄って300万円を引き出し
手持ちの現金とあわせると600万円になるので大丈夫だと思った
ATMから出てきた取引明細を見て残高が3億6千万円に驚いた
フェアレディーZで熱海の駅に着くと亜矢子と由紀枝が待っていて
「お待たせ さあ乗ってください」
亜矢子と由紀枝が座ると神山は車を発進させた
芦ノ湖から乙女道路をくだり御殿場に行く方法もあったが神山は
小田原へ向って有料道路を飛ばした右手に相模湾が見えて退屈しないし
広い道路だとスピードが出せた
小田原で小田原厚木道路に入って小田原東ICで下り一般道を
大井松田に向かった大井松田ICで東名に乗ってすぐに御殿場ICで
亜矢子が言っていた不動産屋は市役所のそばにあって車を駐車場に止めると
3人は店内に入った

ゴテンバ グランド インをゴルフの時によく利用するお客さんだが
亜矢子に親切で困った時にはうちで探してあげると言う社長だった
亜矢子が社長に会い話をすると 条件に合うところが2箇所あり
これから案内をしてくれると言った
4人を乗せた車は御殿場駅から徒歩10分の所にある
7階建てのマンションで最上階 2LDKの間取だった
玄関を入ると20畳のLDKで右側に12畳の寝室で
左側が浴室になっていた この広さで7万円だった
もう一つを見に行くと少し小高い丘にあって御殿場駅までバス10分で
バス停からも徒歩3分と近く
ここも先ほど同様に1階は自動ドアのあるマンションで6階建ての最上階
玄関を入ると20畳のLDKで左側に14畳の寝室 右側に広い浴室
3人がテラスに出てみると正面に乙女峠 右のほうに相模湾が
遠くに見えて良かった
建物の周りは静かな住宅街で買い物や病院もすぐ傍にあった
管理人室も1階にあって便利だった
由紀枝は目の前に海をさえぎる建物が無いのが気に入った
亜矢子が
「由紀枝さん ここにする?」
「ええ ここにします 神山さんいいでしょ」
神山は頷いた

社長は会社に戻って賃貸借契約書を制作した
二部制作して社長が印鑑を押す所を親切に教えてくれて完了した
入居日は明日5月16日土曜日からOKで5月31日まで日割り計算
家賃であとは前家賃になっていた 5月分36129円 来月分7万円
敷金礼金が35万円で合計386129円を神山が支払いをした
社長が領収書をきると神山は更に84万円を出して
「来年の6月末日分までの家賃を支払います」 
社長は驚いたが丁寧に受け取り領収書を作ってくれた
由紀枝は賃貸借契約書と部屋と一階のカードキーを受け取った
社長は亜矢子に丁寧にお辞儀をしたので亜矢子もお辞儀をした

神山は亜矢子に
「意外とスムーズに行ったね それに綺麗だし新しくてよかったね」
「ええ 昨年建てられて住んでいた女性の方が東京へ行くので退室されて
まだ2週間て言っていたわ よかったわね由紀枝さん」
「ええ ありがとうございます 助かります お買い物も便利だし
静かだからテラスで読書も出来ます」
「さあ そうすると引越しを何時にするかだね」
「ええ お洋服と化粧品くらいですから何時でも引越しできますよ」
「そうだね そうすると大きなバンで荷物入るかな」
「ええ 大丈夫ですよ だって私お洋服もそんなないし 大丈夫ですよ」
「そうしたら明日準備をして 次の日に引っ越すか」
「ええ そうすると助かりますね」
「そうしたら 女子寮は僕は入れないのかな」
「日中は大丈夫ですよ 10時から5時までですが」
「では明日準備をして あさっては引越しだ そうしよういいね」
「は~い 分りました そうすると神山さん土日休んでくれるの?」
「うん 何もなければ しかし電話で済む事が多いから大丈夫だよ」
「ふぁ~ ありがとうございます」

神山は時計を見るとまだ11時過ぎだったので家具専門店へ行った
渋谷と同じチェーン店があり駐車場に車を止めて店内に入った
神山はイタリア家具のコーナーに行って部屋をシュミレーションした
コーナーに行った
由紀枝が素敵だけど高いわと言うので神山が
「僕はこれがお勧めだよ 材質もいいしデザインも良いし
それに飽きが来ないしね どう」
「はい 分りました お願いします」
神山は店員を呼んでチェスト2台40万円 
引き出しハイチェスト1台25万円引き出しミドルチェスト1台20万円 
食器棚1台30万円クローゼット1台40万円ガラステーブル1台25万円
ソファー2台60万円 PCなどが置けるテーブル 25万円
椅子2脚 10万円を注文した
店員が在庫の確認をすると全て揃っていてお届けが出来ると言われた
神山は5月17日の11時に届けてもらうようにした
由紀枝が住所を書いてお届け伝票の控えを貰った
神山は計算すると275万円で現金で支払った
ベッドを店員に聞くとこのフロアではなく店員が案内してくれた
ここでもシモンズのベッドが陳列されていて
シモノズ ベッドキングサイズ 30万円
羽毛布団と薄いのと各一枚ずつ2枚40万円 タオル類も高級コットンで
10万円した 神山はここの在庫も聞くとOKだったので一緒に
届けてもらうように指示をした ここでは80万円だったので
それも現金で支払いをした
神山はクーラーや照明器具の扱いを聞くと上のフロアで扱っているので
案内してもらいクーラーは28畳用を2台50万円と照明器具は
2台10万円で神山が現金で支払いをして5月17日日曜日の11時の
一緒の便で大丈夫か尋ねるとOKとの事なので安心した

神山は時計を見ると13時を過ぎていたので亜矢子に美味しい所を聞いた
「ねえ そうしたら私のホテルに行って少し休んでから家電を買う?」
「うん そうしようか ここからだと近いしいいね」
「じゃあ そうしましょ」
神山達はフェアレディーZに乗ってゴテンバ グランド インへ向った
「ねえ あなたそうしたらお食事の前に椿に紹介しましょうか」
「うん そうだね しかし履歴書が無いけど大丈夫ですか?」
「ええ 入社日で良いわよ それは私が責任持つわ」
「分った お任せしますよ いいね由紀枝」
「は~い 分りました でも緊張するな こんな格好だし」
「うん そうしたら変身をしようね ねえ亜矢子さん 3Fで
変身できるでしょう」
「ええ ブティックね でも私、、、」
「うん 僕が持つよ 素敵なお嬢ちゃまに変身だ~」
神山の運転する車はすぐにゴテンバ グランド インに着いて
車を駐車場に止めると3人は3階へ向った
ブティック『モテリコ』でまずスーツを決めるのに
神山がチャコールグレーのダブルを選んだが
バストが大きいのでシングルにした パリ製のもので40万円したが
ここのカードを見せてAEXカード決済を申し出ると30%オフに
ブラウスも4万円だったが同様に30%オフにしてくれた
ハイヒールとバッグは共に5万円だったがこれも30%オフをしてくれた
由紀枝は着替えると見違えて綺麗になって亜矢子もビックリした
派手さは無いが上品で気品溢れる頼れる女性に変身をした
店長が
「神山様 このネックレスは如何ですか70万円ですが
30%オフに出来ます お似合いだと思いますが」
店長が由紀枝にネックレスを装着するとますます綺麗な変身を遂げた
神山が一緒に清算しますといって計算をしてくれた
「合計が87万8千円ですが85万円で如何でしょうか」
神山は頷いて伝票にサインをした
店長に脱いだ衣類を30分位預かって欲しい事頼んで
グランドフロアのティールームに行くと亜矢子が
「呼んできますね 緊張しないでね」

亜矢子が総支配人の椿を連れて由紀枝のところに来た
由紀枝はすぐに立ち上がって丁寧にお辞儀をして挨拶をした
「私が ここの責任者で椿と申します お願いします」
亜矢子が経緯を掻い摘んで説明すると椿はにこやかに答えて
「桜川さんが そこまで惚れたんだならOKですよ うちも助かるよ
それに神山様も後継人だったら 申し分ないよ大丈夫だよ
それでお給料は幾らなの」
「ええ 手当て無しで32万円でお話をしました」
椿は考えて
「うん 分りましたよ それでは後は桜川さんに任せますよ」
そう言い椿は由紀枝に握手をして別れた
亜矢子は由紀枝を連れてフロントで簡単な自己紹介をした
フロントの女性達も由紀枝の気品ある姿にビックリして挨拶をしていた
亜矢子はそのまま3階に行って由紀枝を着替えさせて戻ってきた
「さあそれではステーキを食べに行きましょうよ」

亜矢子は由紀枝を本当の妹のように接していた
ステーキ屋に入ると店長がビックリして
「どうしたの亜矢子ちゃん」
「ふふふ 今日はお客様よ だからワインも頂くわ」
「良いですよ 神山様 いらっしゃいませ 亜矢子ちゃんその方は」
「ええ 今入社試験を合格したばかりの新人さんよ さあ」
「私 庄司由紀枝と申します この度 桜川様の計らいでこちらの
ホテルで勤務させて頂くことになりました 今後ともお願いします」
「うん 由紀枝ちゃんか 亜矢子ちゃんの若い頃にそっくりだ
綺麗で美しいよ ねえ神山さん」
「ええ 素晴らしく美しいですよ 変身すると更に美しいですよ」
「そうでしょう 亜矢子ちゃん良かったね いい後輩が出来てさ」
「ええ 実力は計り知れないわ 私より上ね 私の若い頃は
こんなに話せなかったもん もじもじしていて」
「よし それでは由紀枝ちゃんの分はただだよ
おじさんからのプレゼントだよ」
そう言い店長は食材を順番に焼いていった 
由紀枝はニコニコして美味しいと言って食べていた 亜矢子が
「神山さん ワインにする」
「うん ビールでおなか膨れた」
亜矢子は店長にワインを注文すると何時ものワインが出てきて
由紀枝がみんなのワイングラスに半分位注ぎ乾杯をした
神山もここのお肉は好きだったが昨夜食べたお肉の味は忘れられなかった

魚介類が焼かれ野菜類も食べるといよいよ牛肉の番だったが
「神山様 美味しい牛肉を生で食べますか 久しぶりなんですよ
入ってきたのが 如何ですか」
「では お願いします ニンニクおろしとしょうがおろしをお願いします」
店長はニンニクをすって小皿に盛ってしょうがも同じ様にして
神山の前に置いた
牛肉の塊を薄切りにして皿に盛ると
「さあ どうぞ」
そう言い神山に手渡しした
一口食べると昨夜のお肉と同じ味がして亜矢子や由紀枝に勧めた
「店長 実はこのお肉を昨夜食べたんですよ 凄く濃厚で美味しかったので
まだ記憶していますよ 素晴らしいお肉ですね」
「ありがとうございます 分りますか」
「ええ 焼くとどうしても焼き加減で上級のお肉も不味くなりますが
ナマは嘘を言いませんからね」
「さすがですね よく見破りましたね しかしほんとこのクラスは
滅多に手に入らないですよ」
亜矢子や由紀枝も美味しいと言ってすぐに無くなった
店長がいよいよ牛肉を焼き始めるといい香りがしてきた
焼き終わると手早く切ってお皿に盛り付けた
神山達は早速食べたがやはり昨夜と同じ味がした
亜矢子や由紀枝も美味しいと言ってよく食べた
店長がガーリックライスをどの位作るか聞くので亜矢子だけ少なめで
由紀枝と神山は普通にお願いした
3人はガーリックライスも美味しく食べると最後にデザートが出てきて
由紀枝はこれも美味しいと言って一番先に食べた 
神山は食べ終わると店長に挨拶をして店を出た
亜矢子と由紀枝も同様にお辞儀をして店を出て行った
「さあ あなた お部屋はツインしかなかったの そこで休んでください」
山側の部屋に入ると広さが少し狭い程度だった
神山はジャケットを由紀枝に渡すとベッドに横になって
1時間寝かせて欲しいと言って寝てしまった
残された二人もあくびをしたりしたので目覚ましを1時間後に
セットをして由紀枝が神山に抱き付いて寝て亜矢子は一人で寝た

16時にセットされた目覚ましが3人を起こしたが由紀枝は寝ていた
神山が亜矢子を呼んで由紀枝の寝顔を見せてあげた
あどけなさが充分残る可愛い顔をしていた
神山が鼻の頭にキスを繰り返しているとようやく目が覚めて
「だれ もう 鼻を舐めたの」 
まだ半分寝ていて意識がはっきりしていなかった
神山がこんどはキスを唇にするとようやく気が付いて
「ふぁ~ 神山さん あっそうですよね ごめんなさい
なんか 寮のなかで寝ている私の鼻を舐めている子がいたんです」
神山と亜矢子は由紀枝のおでこをちょんとつついて笑った
「さあ 僕もすっきりした それでは出ようか
亜矢子さん幾らかな」
「多分 7千円位じゃない」
「そうだ 3階から由紀枝の衣装を持って来なければ ねえ」
「大丈夫よ フロントに来ているはずよ」
「ありがとう では出ましょうか」
「ねえ あなた 今夜の宿は?」
「あっそうか どうしようかな ちょっと待って」
神山はボストンから内藤社長から貰ったチケットを出して
伊豆多賀のホテル多賀へ電話をすると予約が出来て
「亜矢子はどうする?」
「う~ん 帰るわね ごめんなさい 明日お仕事だから」
神山は頷いて2名の予約を入れて19時頃の到着も伝えた
「では 出ましょう」
「あの~ 私寮に帰らなくてもいいんですか?」
「うん 一緒に泊まって 明日寮に立ち寄って又必要な物を買う
で どう?」
「ふぁ~ でも良いんですか 独占して」 
「うん 亜矢子はお仕事だからさ そこはプロ意識を持っているよ ねえ」
「由紀枝さん お願いしますね神山さんを もう嫌と言うほどSEXして」
由紀枝は顔を真っ赤にして
「亜矢子さん それって凄いプレッシャーですよ ほんと
私 今夜 寝られないじゃないですか もう」






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