2013年9月30日月曜日

ゆり 8 - 41 Vol. 4



神山は赤いポルシェに乗って赤坂に向うと直ぐに判り
鉄扉のインターフォンで来た事を告げると玄関まで少し走った
内藤社長が玄関で待っていて
「やあ山ちゃん いらっしゃい ここだよ」
神山は建物に入ると素晴らしい景色に驚いた
建物は四角の造りではなく多目的なスタジオに使えるよう変形をしていた
東南 南 南西と全面ガラスで日当たりが抜群で撮影用に
カーテンも3重のロールカーテンになっていた
天井まで5mはあり事務所は別の部屋が設けられ綺麗だった
「先週出て行った人は今度は関西で仕事をするのでここが不要になり
売りに出したけど まだ全額返済されてなくうちが管理する事になり
山ちゃんに話したわけです 2階に行きましょう」
壁に造られたストリップ階段を上がると部屋が4部屋有り
一番広い50畳位の広さの部屋が主賓室で残りの3部屋のうち2部屋が
ゲスト用の寝室で35畳位の広さがあり南に面した広い浴室と化粧室がある
残りの部屋はリビングでやはり40畳位の広さがあった
神山は主賓室が気に入り再度見ると部屋の外にガラス張りの
大きな浴室があって湯船も広いことが気に入った
家具類も神山が好んでいるイタリア製の家具で問題なかった
一階に戻ってキッチンとダイニングを見るとやはり
南側がガラスが全面になっていて採光には充分だった
神山は生活の臭いが無いので聞いてみると
「うん 山ちゃんね前の人はここを寝床にしていなかったんだ
単純にここのスタジオと庭が良かったんだね だから家具類は
新品だよ 大丈夫ですよ 安心して下さい」
神山は考えた このスタジオが
そのままリビング兼ダイニングにならないかと
「そうしたら ここにテーブルと椅子で充分でしょ 後は音響設備は
もう配線済みだし モニターを置いてソファーを置けば充分でしょ」
「分りました 契約しますよ」
「山ちゃん 隠していた訳じゃないけど ここはメイドさんがつくんだ
だから100万円になるんだ それでいい?」
「食事をしないときが多いけどその時の材料費なんかは」
「うん 一応材料費は購入した分を翌月請求だね だから山ちゃんの場合
殆ど掛からないでしょ 例えば朝食にしてもそんな高いものばかり
買うわけじゃないし」
「そうですね 毎日ほてる並みの食事はしませんからね
逆に 質素な食べ物が欲しいですね
それと 掃除や洗濯はどうなっているんですか」
「うん そのメイドさんが全てしますよ」
内藤社長は神山をスタジオの脇の部屋を案内するとそこがメイドの部屋で
30畳のワンルームマンションのようだった
その部屋も南側は全面ガラス張りで採光は申し分なかった
「それで メイドさんのお給料はどこが支払うんですか?」
「先程も言いましたが アルタで支払う予定ですが
代々木をそのままだと支払えないんですよ」
「そうか そうするとメイドの指示も僕に権限がある訳ですね」
「ええ 後はそこのクラブに連絡をしてメイドの契約を切るかですね」
「でも こんなに大きいと掃除が大変ですね」
「ええ 庭の手入れもそこのクラブが実費で作業をしてくれるんですよ
大体年間で100万円位でしたね 勿論芝生の手入れまで全てです」
「分りました 契約は何処の不動産屋ですか」
「ええ そうしたら これから契約をしましょうか」
「そうですね 現金も有りますし」

内藤社長が先導して不動産屋に着くと賃貸借契約は簡単に済んだ
家賃は一ヶ月65万円敷金礼金が325万円前家賃で65万円
今月の家賃が日割りで6万2千円合計396.2万円を不動産屋に支払った
メイドクラブとの契約書は不動産屋が代行していて一ヶ月35万円で
この中にはメイドの3食の食費が含まれているといわれた
こちらは日割りは関係なく翌月分と今月分 家電製品購入代として一か月分
合計105万円を支払った
生活消耗品や衛生消耗品代として年間費用で120万円を別途支払った
家賃やメイド費用の口座引き落としの手続きを終えると
不動産屋から部屋のカードキーを受け取ると不動産屋が
「このカードで全ての部屋が空きます 2階のお部屋でゲストの方が
内側から掛けてもこのカードで開きますが通常はこちらの普通の鍵を
お使いくださいませ」
神山は2階の部屋の鍵も受け取ると内藤社長が
「じゃあ 山ちゃん引越しは何時にしますか」
「ええ 荷物が無いから今日ダンボールを用意できれば今日しますよ」
「そうしたら あす上原を撤去しこちらに移動ても良いですか?」
「そうですね 構いませんよ そうしたら明日次長室に10時に
来て頂ければ あそこの鍵をお貸ししますよ」
「それは 大丈夫ですよ ご安心下さい こちらで手配します
それで 赤坂の事務所は先程の事務所の部屋で構いませんか」
「ええ お願いします
そうすると 僕はこれからベッドの掛け布団など用意すれば良い訳ですね」
「ええ しかし山ちゃんが動けないと思って実はもう買ってあるんですよ
最高級の羽毛布団や羊毛敷き布団など全部屋分を」 
「幾ら掛かりましたか?」
内藤社長はレシートを神山に渡すと神山は
「全部で250万円ですね」
そう言い250万円を内藤に渡した
「あの主賓室の布団が高いんですよ 特別サイズなので」
「しかし 真夏は不要でしょう かえって薄い布団かタオルで間に合うと
思うのですが」
「ええ それもこの中に入っていますよ 大丈夫ですよ ご安心下さい」
「そうすると僕が買うのはスタジオのテーブルと椅子 ソファーで
良い訳で後はもう生活ができる訳ですね」
「そうですね ダイニングもリビングも家具は揃っています
事務所も上原の物を移動ですし 後は料理の時に使う食器類ですが
メイドに任せますか 山ちゃんが買いますか」
「う~ん 任せて気に入らなければ取り替えますよ」
「そうしたら ここに用紙が有るので希望を書いてください」
神山は調理する器具に付いては何も無く食器類に付いて細かく希望を
書き入れて内藤社長に渡すと
「家電製品も普通より少し良い物を選びましょうか」
「ええ その方が余裕があって使いやすいでしょう」
「そうしたら山ちゃん 済みませんが掛かった分を請求で良いですか」
「ええ お願いします 助かりますよ」
神山と洋子は不動産屋で内藤社長と別れて次長室に戻ると

まだ時間が充分あったので店内でダンボールを貰いみやま運送に
電話をしてバンを借りた
「ねえ 洋子手伝いにきてくれるかな」
そう言っていると洋子はすでに着替えを始めていた
用意が出来ると二人はパーキングに行ってバンを借り上原に向った
「しかし 凄い所を借りたわね 100万円ですって」
「うん 貯めても使い道ないし良いでしょ それに5年も10年も
住むわけじゃないし ねえ」
「そうね あなたの月収の10分の1ですもんね
だけど 赤坂のスタジオは軍資金から捻出したらどう」
「う~ん どうしようかな」
「だって 結局は今のお仕事がなかったら横浜でしょ
私だったら 軍資金から捻出しますよ」
「そうだね 分りました 使わせて貰うよ」
「もう 貴方のお金だからもっと使っていいのよ」
「うん そうするよ ありがとう」
そう話していると上原のマンションに着いた
部屋に入ると本当に何も無くダンボール4箱で済んだ
ただゴルフバッグやカメラが入ったカメラバッグなども忘れなかった

神山は全部乗せると赤坂の家に向った
10分もしないで着き 鉄門にカードキーをスキャンさせると
自動で開き車が入ると自動で閉まった
玄関に着くと扉が開いているので不信に思うと中から若いメイドさんが
現れてお辞儀をした
神山も車を下りてお辞儀をすると 
「神山様 始めまして 私 メイドの靑山祐子と申します
先程アルタ様から連絡を頂きまして お掃除をしていました」
「ありがとうございます 神山です こちらが秘書の田所さん」
「田所洋子です よろしくお願いしますね」
神山は早速部屋に入ると荷物を運んだ
主賓室に運ぶともう布団や枕が運ばれていて綺麗に掃除もされていた 
部屋は造りつけ家具とイタリヤの家具が調和していて落ち着いた
何しろベッドが大きくて4人で寝ても余る大きさだった
神山はダンボールを片付けるとバルコニーに出たが背の高い木に覆われ
部屋を覗くビルは無かった
二人がスタジオにいき外に出ると芝生の庭で気持ちが良かった
神山は後で気が付いたが小さいプールや屋根付きのガーデンがあり
真夏はここで楽しめると思った 
芝生を散歩して戻り部屋を見ていると地下に行く階段があり
扉を開くと音響設備が整ったリスニングルームだった
ここの音響設備を確認すると超一流のメーカー品ばかりで
いい音を聞くには充分だった
神山は1階に戻るとメイドの靑山祐子を探したが何処にもいないので
2階に行くと主賓室を掃除をしていた
「ありがとう ところで明日の朝食は大丈夫ですか?」
祐子は嬉しそうにニコニコして
「はい ご用意できます」
「うん ありがとう それで注文だけど 本当に簡単でいいよ
凝った食べ物はいらないからね お願いしますね」
「はい 畏まりました そうしますと 例えばご飯に目玉焼きや
焼き魚程度で宜しいですか」
「うん お願いします」
「あの~ 神山様 私をお呼びになる時はアルタさんから
お聞きしたんですがお部屋のところにあるカードキーのBOXに神山様の
右手の親指をあてがうと私の受信機が何処で呼ばれているか分るように
なっているんです」
神山は言われた通りに試してみると最初は記憶するのに時間が掛り
次に試してみると確かにメイドの持っている受信機のランプが
神山が呼んでいる位置を示した
「分りました ありがとうございます 説明が無かったから
これからはこうして呼ばせて貰いますよ」
「それから これから家電製品が入ってきますが 私の指示で配置して
宜しいですか」
「うん 頼みます お願いしますね」
神山は冷蔵庫や洗濯機がどうなっているか内藤社長に確認した
「大丈夫ですよ ご安心下さい 山ちゃん 上原の家電製品を
そちらに運びます 今日中です もうすぐそこに届きますよ
上原にない電子レンジや湯沸しなどこまごました物が明日入ります」
「ありがとうございます お願いしますね」
「ええ 使える家電製品はちゃんとリストも作ってあるし平気ですよ
それから 電話も全てこちらで手続きを済ませます ですから
電話番号が変ります 明日の午前中になります」
「はい 了解しました それとこの件をしっている人は」
「ええ あそこの退室が有るので筒井さんには話しましたが
住所までは話していませんよ だから私だけです
引越しの社員も別会社を使っていますから大丈夫ですよ ご安心下さい」
「ありがとうございます ではお願いします」
神山はメイドの靑山祐子を呼ぶと今夜は外食で遅くなる事を伝えると
「はい 畏まりました お待ちしております」
「う~ん でも遅くなるといけないから寝て良いよ」
「はい 分りました ありがとうございます」
そう言って玄関を出ると靑山祐子はお辞儀をして見送ってくれた
玄関の脇を見てみるとシャッターがあり開けて見ると車が4台くらい
おける駐車場だった

シャッターを閉めると銀座の次長室へ戻った
時計を見るともう18時を差していたので洋子に
「洋子 渋谷の家具専門店に行ってそのあと食事にしないか」
「わぁ~嬉しいわ」
神山は赤いポルシェでまず赤坂のスタジオに車を置いて
渋谷までタクシーで行った
家具専門店のイタリア家具コーナーに行くと店員が神山を見て挨拶をした
神山は代々木のマンションで揃えたソファーを大小あわせて4脚と
ガラステーブルも大小合せて2台 ダイニングテーブル1台と椅子6脚
を購入した ソファー大2脚で60万円 ソファー小2脚で50万円
ガラステーブルが25万円と20万円 ダイニングテーブル40万円
椅子6脚で30万円合計225万円を現金で支払い明日の配達にした
神山は念のため上原のマンションへいき部屋を確かめた
部屋の中はきれいに何もなく片付いていた

二人は駅前寿司屋で食事をすることにして暖簾をくぐると女将が奥の座敷に
案内をしてくれてすぐにビールと鮮魚のおつまみを運んでくれた
洋子が神山のグラスに注ぐと
「では お引越しおめでとうございます」
「うん ありがとう」
神山と洋子はグラスをカチンと合わせて乾杯をした
「いいわね メイドさん付って 憧れるわ」
「そうかな 居なければ居ないでいいけれどあの広さでは掃除が大変だよね」
「そうね あっTVを忘れたわ あなた」
「ははは まあ明日にでも買うよ 慌てて買っても
また何か足りない物が出てくるさ」
神山と洋子は新しい住居の話題で盛り上がった
「しかし こうなると代々木のマンションが少し勿体無くなるね」
「ええ でも二人だけのホテルだからいいでしょ」
「うん そうだね」
「ねえ 私が赤坂に泊まる事って許して貰えるの?」
「ははは 大丈夫ですよ ただタイミングがあるから今夜は無理だね」
「ありがとう 嬉しいわ」
二人は天ぷらや照り焼きなども食べて何時ものようにネギトロの細巻きを
食べて食事を終えた
神山は帰る前にネギトロ巻きのお土産を作って貰った
洋子を先に返して神山は一度上原のマンションにいき祥子の部屋を
眺めたが照明は入っていなかった
坂を少し下りて青山通りに近い所でタクシーを拾って
赤坂のスタジオへ帰った
外壁の門扉で神山がインターフォンで帰宅を告げると隣りの小さい
扉が開き玄関まで歩いた
玄関にはメイドの靑山祐子がニコニコして迎えてくれて
「神山様 お帰りなさい」
そういうと神山のバッグを持って部屋に入り2階の主賓室まで付いて来た
神山が着替えようとすると部屋から出ていかないので
「靑山さん あの~ 着替えるんですが」
「ええ お洗濯物を頂いたら出ていきますよ すみません」
神山は後ろ向きでシャツや靴下を脱ぎ部屋着になると
「神山様 あの下着は、、、」
「うん 風呂に入るときに脱ぐよ 大丈夫ですよ2日も穿かないから」
靑山祐子はくすっと笑って神山を見た
「さあ ありがとうございます それで貴方と少し話したいけどいいのかな」 
靑山祐子は笑顔で
「ええ 大丈夫ですよ そうしましたらどこにしましょうか」
「そうだね ビールを呑みながらが良いからダイニングにしますか」
「はい 畏まりました」

神山は部屋に掛かっているカーテンを開けると庭の照明が綺麗で
これならバーベキューも出来ると思った
部屋の中に開けていない扉があったので開けて見ると
トイレと化粧室バスルームだった
上原のマンションと同様部屋からは大きな姿見だが浴室からは
採光のガラスでマジックミラーになっていた 
もう一つの扉を開けて見るとクローゼットだが縦に長く造られていて
季節ごとに分けられるよう広かった
神山は下に行くとダイニングテーブルに座った
靑山祐子はグラスを一つ持ってきてビールを注ぐと神山が
「靑山祐子さんも一緒に呑みましょう」
「でも、、、この制服の時は、、、」
「うん じゃあ着替えてきなさい」
靑山祐子はニコニコして神山の指示に従って自分の部屋で着替えた
戻って来ると白いTシャツに淡いブルーのスカート姿で現れた
「靑山祐子さんお似合いですよ 清楚で可愛らしいね
制服姿も素敵だよ でもこちらの方が若々しいね」
「ありがとうございます 神山様
あの~ それから私を呼ぶ時は 祐子でお願いします」
「うん 分りました それでは祐子 これをつまもう」
祐子は神山からお寿司を受け取ると神山の指示した中皿に盛り付け
テーブルに置いた
祐子は箸を揃え忘れたので神山に謝り割り箸で食べる事にした
神山がグラスを用意してビールを注ぐと祐子と乾杯をした
「これから大変だけど 宜しくお願いしますね」
「こちらこそお願いします まだ初めてなんです」
「そうか では慣れないから余計に大変だね」
「ええ でもお掃除やお洗濯は大好きで苦になりませんから大丈夫ですよ」
「うん それは良かった」

神山はビールを呑んだのでワインを開けると祐子がグラスを用意して
ワインを二人のグラスに注ぎ神山に渡した
「あの~ 誤解しないでほしいのだが 一応履歴を教えてください」
靑山祐子は山脇学院卒業し語学万能で入社した会社で苛めにあい
この会社に入った
中学2年の夏に父親を飛行機事故で亡くし母親一人でここまで
育てて貰った事 父親は自衛隊のパイロットで今でも心の中で生きている
「そうか 寂しかっただろうね 当時は」
「ええ でも父は民間のパイロットになりたいって言っていたので
私がその夢を叶え様と必死で勉強しましたよ」
神山が突然英語で
「一番行きたい所は何処ですか」
祐子はニコニコしながらフランス語で
「パリの凱旋門とパリの居酒屋めぐり 理由はロートレックが好きで
彼が愛した居酒屋やクラブを見て廻りたいの」
神山もフランス語で
「約束できないけれど 長期のお休みが取れるように努力するよ」
「わぁ~嬉しいわ 本当ですか」
「うん 嘘じゃないよ ただし 約束は出来ないよ いいね」
「しかし 神山さんって 英語も綺麗な発音でフランス語も
分りやすかったですよ」
「そうか ありがとう ところで 前の会社はどんな理由で辞めたの
もし答えたくなかったらあやふやでも良いよ」
祐子は下を向いて顔を赤くして
「実はこの体と顔なんです 日本人離れしていて周りから羨ましがられ
最後には男性社員からも敬遠されて居場所が無くなったんです」
「上司には相談したんでしょ」
「ええ しかし助平おやじで 色眼鏡で私をみて解決しませんでした」
神山は確かに男を引き寄せる魔力を持っていると思った
「そういうけど 僕も祐子に引くずり込まれそうだよ
持って生まれた美しさだから大切にしなさい
先程からおっぱいを触りたいとかそんな事が頭の中をぐるぐるしているよ」
「まあ でもそうやって明るいHな話なら全然いいんですが
苛めは根暗です はっきり言って気持ち悪いですよ」
「そうかそんなに大変だったんだ それで心のケアも兼ねてここに来たんだ」
「ええ そうです ですから明るい話はどんどんしてください」
祐子は笑顔に戻って話をした
「祐子 食材はどうしているの」
「ええ 会社から決まった時間に廻ってきてその車で買い物に行きます」
「大変だな」
「ええ ですから 食材費に車の経費が上乗せで請求がきますよ」
神山は少し考えて
「そうしたら 僕が祐子に車を買ってあげるよ
そうすれば自由な時間に美味しいくて新鮮な食材を買えるでしょ」
「ええ でも、、、」
「うん なにか起きたら僕がきちんと説明するよ
それに車があると便利でしょ 時間を作って自分の時間を楽しみなさい」
「わぁ~嬉しいわ ありがとうございます」
「うん 車の名義も祐子にすればいいし 早速明日午前中にいこう」
「わぁ~ 凄いわ 夢見たい ありがとうございます」
「それと 明日 スタジオにソファーとガラステーブルそれから
ダイニングテーブルと椅子が来るよ
ここも良いけどスタジオの広々としたところで食べたり休んだり
そう思って今日買ってきた だから着いたらあとで教えるので
そこに置いて貰うように指示をしてね」
「はい 分りました」
神山は時計を見ると23時を差していたので
「では そろそろ寝るとするか」
「神山さま 明日の起床お時間は何時でしょうか」
「う~ん 8時でいいよ 祐子も初めてだからゆっくりしなさい」
神山が立ち上がると祐子も立ち上がって片付けを 
始めたので神山も手伝おうとすると
「あの~ 契約違反ですよ」
「いいよ 出来る時は」
そういって二人で後片付けを終ると祐子はニコニコして神山のほほに
軽くキスをして顔を真っ赤にした
神山は2階の主賓室に行くと祐子も付いて来て神山が
「うん どうした」
祐子は顔を真っ赤にさせて
「あの~ 下着を洗濯しますから」
「うん でもね大丈夫ですよ 何枚も有るし纏めて洗ってくれれば
だって毎日じゃ大変だよ 祐子だけじゃなくて 水道代 電気代
だから 今日は気にしないでいいよ どこかに入れるなら入れておくよ」
「ええ そうしたら私の部屋に洗濯機がありますから、、、
でも 明日取りに伺います」
「うん ありがとう 祐子の食事はどうなの 僕より早く食べるの」
「ええ 基本はそうなっています」
「うん 朝は一緒に食べようよ その方が美味しいし いいでしょ」
「、、、でも、、、契約違反に、、、」
「いいよ 祐子が言わなければいいし 例え分ったとしても僕が
きちんと責任を取るし祐子を守ってあげるよ」
「わぁ~嬉しいわ お願いします」

祐子は笑顔に戻ってニコニコして下に降りて自分の部屋に戻った
神山は部屋の照明を色々と弄ってみると面白い照明を発見した
ブラックライトで体や白い色が青白く映り発光体が含まれる物は
更に青白く光るというライトがこの部屋にあった
神山はゲストルームを調べると設備は主賓室とまったく同じだった 
リビングルームに入るときに間違えてBOXに自分の親指を宛がうと
暫くして祐子がパジャマ姿で現れ
「神山さま どうされました 大丈夫ですか?」
「ごめんごめん 間違いです ほんとごめんなさいね
今ね 主賓室で凄い事を発見したから他の部屋がどうなっているか
見ていたんだよ ごめん」
「あ~ 驚きました 良かったです それで 凄い事ってなんですか」
神山はゲストルームに入り照明を消すと祐子は
「きゃあ~ いや~ 助平 なに考えているんですか」
神山はブラックライトを点けると祐子のパジャマが青白く輝いた
「わぁ~ 素敵 これって ブラックライトですよね」
「うん しかし 良く出来た部屋だね 驚いたよ」
「神山さま ごめんなさい」
「いいよ 先に言わなかった僕がいけなかったんだ ははは
でもこうしてみると 祐子のおっぱいがパジャマで苦しそうに見えるね」
祐子は両手で乳房を隠したが恥かしいのか俯いてしまった
神山は優しく抱いてあげて
「ごめんね でも魅力的だよ」
神山はおでこにキスをするとブラックライトを消し普通の照明を点けた
祐子は顔を紅潮させていて
「神山さん ありがとうございます こんなに優しくしてくれた人は
神山さんが初めてです ありがとうございます」
祐子も神山にぴったりと体を付けると神山の下半身の変化に気が付き
腰を引いて
「神山さん 下半身に変化が起きていますよ」
「それはそうさ 美しくて魅力的なら普通でしょ 僕は正直だよ」
祐子は言われ頷くと神山ときつく抱き合った
暫くすると神山が
「さあ 寝ているところを起こしてごめんね 戻っていい夢をみなさい」
祐子は寂しそうにしながら
「はい 分りました お休みなさい」
「うん ゆっくり寝てね お休み」
神山は再び祐子のおでこにキスをして部屋を出て主賓室に戻った
部屋に戻ると外にある風呂に入った
ガラスを開けると外の空気が入ってきて気持ちが良かった
神山は髪の毛を洗いたかったがシャンプーが無く 部屋の浴室に行くと
シャンプーがあり再び外の風呂で髪の毛を洗った
ジャグジーが付いていたのでボディーソープを少し垂らすと勢い良く
泡が出来て気持ちよかった
ジャグジーのマッサージが終るとシャワーで流し部屋に戻り
タバコを吹かしているとワインを呑みたくなった
キッチンへ行ってワインを見つけると グラスを持って部屋に戻った
一人で呑むワインは久しぶりでただ味をじっくりと楽しんだ
神山はベッドに入ると気持ちよく直ぐに寝てしまった







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2013年9月25日水曜日

ゆり 8 - 41 Vol. 3



神山と由紀枝はブランデーを呑みながら見ていると由紀枝が何も言わずに
寝室に消えていった
神山はあまり気に止めなかったがどうしたのかと振り返ると
「ねえ どうこれ ふふふ」
由紀枝はザ ホテル 強羅で購入したセクシーな下着を着けて現れた
「わぁ~お こっちにおいで」
由紀枝は部屋の照明を暗くして神山の脇に座りキスをした
「由紀枝 似合うよ 凄いよまるで娼婦のようだ」
由紀枝は化粧も目の周りに少しして雰囲気を変えていた
「ふふふ ねえ ここ触って」
由紀枝は神山の手を透けているパンティーの大事なところへ持っていくと
ざらざらした感触だった
「ふふふ このパンティー 穴あきよ びっくりした」
「ふぁ~ そうしたらこのまま入れるね」
神山は由紀枝を正面にして抱っこをした
由紀枝は丁度神山のおちんちんを跨ぐ格好になった
神山は正面にある乳房を揉んでいると下半身が
元気になりガウンからはみ出ると由紀枝が秘所をあてがって刺激をした
片手で亀頭を撫でまわしているとぬめぬめした体液が出てきて
「ふふふ あなた 出てきたわよ ほら気持ち良いでしょ」
由紀枝は肉棒の裏側をクリトリスとヴァギナで刺激を与えて
亀頭は指と手のひらで刺激を与え続けると神山は
「由紀枝 駄目だ出るよ」
「我慢して 出しちゃだめ」
由紀枝は腰の動きを早くすると神山は
「由紀枝 もう駄目だ 出るよ」
神山の亀頭が充血して熱くなったので由紀枝は神山から下りて
口で肉棒を咥えこむと手と併せてリズムよく動かすと
「由紀枝 でる~」
由紀枝は頷いて 手の動きを早くした
神山はスペルマを由紀枝の口の中に発射し腰をがくがく揺らした
由紀枝は最後の一滴まで飲み込むとキッチンで
口の中をすすいぎ神山にキスをした
「ふふふ ベッドに行きましょよ」
由紀枝は神山の手を取って寝室に入った
二人はベッドに横たわり互いの体を弄り興奮を高めていった
「由紀枝 ここは感じるか」
「だめ 絶対に」
神山はアヌスの入り口を刺激したが拒否をされ蟻の門渡りを攻めた
黒いレースで透け透けの穴あきパンティー セットのビスチェ そして
ハーフガウン 神山は元気一杯だった
黒い透け透けのブラジャーからは乳首の尖がりが分り神山は唇で挟んだり
歯で軽くかむと由紀枝は喘ぎだし大きな声を出した
パンティーの穴が空いている部分は由紀枝のぬめぬめした体液で
ぐしょぐしょになり神山は
「由紀枝 そろそろ硬くしてくれ」
神山は由紀枝の口に肉棒を添えると由紀枝はハーモニカを吹く要領で
肉棒の裏側を愛撫し手のひらで亀頭を撫でまわした
神山の両手も乳首とクリトリスを愛撫していて由紀枝は時々肉棒を
唇から離し喘ぎ声を発し息を整えていた
「由紀枝 はいるぞ」 
由紀枝は頷き神山が由紀枝の足をY字の形で高く上げ
肉棒をゆっくり挿入すると由紀枝は
「あっ うっ~ うっ~ きもちいいわ 素敵 おおきいわ~」
「由紀枝のなか 熱いよ」
「大きいわ うごいて ねえ」
由紀枝は我慢できずに自分から動き出して神山も併せ腰を動かした
「あつっ あうぅ あぅ~ いいわ~」
由紀枝の目は虚ろになってきて天井を見ていたが焦点が定まっていなかった
そのうちに頭を左右に振り出し顔も歪んで来た
神山がだんだんと早く腰を動かすと
「もう駄目 いぐぅ~ きて~」
由紀枝の膣が狭まってきて神山も我慢できなくなってきて
「由紀枝 でるぞ」
「うん だして はやく いくよ~」
神山の腰が早くなると由紀枝は体を反らし膣が狭まり
二人は一緒に快楽の頂点に達した
由紀枝は痙攣が治まらないので神山が優しく抱くと由紀枝の
痙攣が治まり抱き合ってキスをした

5月28日 木曜日 小雨 御殿場
「う~ん まだ雨だよ」
「いやね ほんと」
神山と由紀枝はベッドから見える空を眺めていた
昨夜はセクシーなランジェリーを脱いで交わり寝たのは25時だった
神山も由紀枝も恨めしそうに肘を付いていた
「ねえ 由紀枝 2日の引越しは必ず来るよ 出来れば前日から来るよ」
「ふぁ~ ほんと嬉しいわ」
「それで 前日夜だけど 冷蔵庫の電源は切っておくことだよ
まあ移動したら 直ぐに電源は入れられるけれどね ねっ」
「そうね まあビールは一回ダンボールに入れて向こうに着いたら入れるわ」
「うん お願いしますよ」
「は~い 分りました」
二人は一緒にシャワーを浴び朝食を食べた
8時半になると由紀枝が出かける仕度を済ませると 昨日洗濯した神山の
衣類をたたみ手渡した
「今日は亜矢子さんが休みなの だから多少ゆっくり出来るけど
雨が降っているから 何時もと同じ様にでるわね」
「うん いい心がけだね」
神山は由紀枝にキスをし 洗濯物を受け取りボストンに仕舞った
由紀枝が簡単な化粧を済ませると神山に
「どうですか 出られる?」
「うん OKだよ」

二人は手を繋いで管理人室寄ると社長婦人が
「神山様 おはようございます 昨日の駐車場の件ですが確保出来ました」
「そうですか ありがとうございます」
神山と由紀枝は顔を見合わせてマンションを出て由紀枝がマーチに
乗る時に傘で濡れないようさしていた
由紀枝のマーチを見送ると神山も赤いポルシェに乗り駐車場を出た
御殿場ICで東名高速に入ると何時ものように飛ばし上原の
マンションに着いた
一旦部屋に戻ると留守電やFAXを確認すると アルタの内藤社長から
御殿場の有料老人ホームに付いて原案が出来たので連絡が欲しいと
入っていた 神山はFAX用紙をバッグに入れ忘れ物を確認し部屋を出た
赤いポルシェに乗ると銀座の次長室へ向った
車をホテルの地下駐車場に止めると次長室のあるビルに入った
由香里とたまたまエレベーターで会うと
「ねえ この頃全然ご無沙汰ね どうしたの」
神山は本当の事を言えずに
「うん 忙しいんだ ごめんね」
「ふ~ん そうなんだ でも待っているわね」
エレベーターの扉が開くと由香里は催事課に入り神山は次長室へ入った
部屋にはまだ洋子が来ていなかったので冷蔵庫からコーヒーを出し
次長席でタバコを吹かし飲んだ

神山はアルタの内藤社長と連絡をとり話していると
当初亜矢子が言っていた主旨と外れているので亜矢子と直接話し
それから話を進めた方がいいと助言をし電話を切った
亜矢子に電話をすると今日は出かける用事がない事を言われたので
老人介護施設の件でアルタの内藤社長と直接話してもらうように勧めた
「今 内藤社長と話したんだが 亜矢子と話していた主旨と外れて
来ているんだ だから亜矢子も出資をするならば直接話をして
OKならば 直接会って進めればいいと思うよ」
「ありがとう 色々と そうしたら内藤社長に電話をするわ」
「うん くれぐれもお金の話は避けてね それと金額も」
「そうね ありがとう また連絡するわ 携帯ね
あっ それと凄い一杯食料品が来たわ どうしたの」
「それね 僕の所にきたお中元だけど 一人で食べられないから
御裾分けしたんだ」
「わぁ~ ありがとうございます でもあんなに頂いてよかったの」
「うん 亜矢子 洋子 由紀枝と分けてまだ余ったよ
本当に 罰が当るけどこうするしか無かったよ」
「そうね 下手に人にあげると変に思うしね 贅沢な悩みね」
「うん そうなんだよ でも一応落ち着いたよ よかったよ」
「そう で 由紀枝さんはどう」
「どうって」
「いい子なんでしょ 結婚しなさいよ」
「おいおい 朝から何を言い出すんだね まあしかっりしているよ
それと今朝も雨だからと言って早く出勤をしたよ」
「まあ 今朝も一緒だったの 羨ましいわね」
「先日 洋子と由紀枝と会わせたけれど姉妹みたいに
丁度 亜矢子と由紀枝のように仲が良かったよ」
「そう 洋子さんは元気?」
「うん 元気だよ」
「じゃあ 頑張ってね 私も逢いたいわ 待っているわね」
「うん 結果を教えてね 待っています」

電話を切ると洋子がニコニコして部屋に入ってきた
「よう おはよう」
「おはようございます 先日はありがとうございました」
「どうしたの ニコニコして」
洋子は次長席にいき神山に
「ふふふ 今 催事課の由香里と会ったのね そうしたら
あなたがなかなか誘ってくれないってぼやいたから 私言ったのよ
そんなあちこち目を移さないで倉元さんをみなさいって
そうしたら 由香里 顔を真っ赤にして なんで知っているのって言うの
だから そんな話は皆知っているわよ 気を付けなさいと言ったわ」
「それでニコニコしているのか ありがとう 実は今朝 誘われたんだ
だけど仕事で忙しいと口実つけたんだよ よかった助かったよ」
「まあ 貴方は言えないわね それとお中元の食料品 母も大変喜んで
ありがとうって言っていたわ 早速 お祭りの景品に使わせて頂いたわ」
「良かった 今 例の老人ホームの件で内藤社長と話をしたけれど
主旨が亜矢子の主旨と違うので直接話しなさいと進めたんだ
そうしたら お中元の食料品の話が出て喜んでいたよ」
「そう 良かったわね それで老人ホームは上手く行くのかしら?」
「うん 難しいね 結果は亜矢子から入る事になっているよ」
「いい方に進むと良いわね」
そう言って洋子はGパンの格好からビジネススーツに着替えるのに
わざと神山が座っている次長席の前でGパンを脱ぎ始めた
今日のパンストはきらきらと輝いていて綺麗でTバックがよく見えた
神山は洋子を呼ぶと嬉しそうに抱きついて自分から神山の穿いている
Gパンやショーツを脱がせるとおちんちんを舐め始めた
大きくなると洋子もパンストとTバックショーツを下げてお尻を向け
神山は後ろから交わった
ピストン運動をしていると神山の携帯が鳴ったが無視をした
しかし2回3回となると誰だか見ると亜矢子だったので出ると
「私 亜矢子よ どうして出ないの もう」
「ごめんなさい 今 取り込んでいる 又電話をするよ」
「えっ 洋子さんと SEXしているの もう はい待っているわよ」
電話を切ると神山は腰の動きを早くした
洋子も腰の動きを早くすると膣が狭くなり神山がクリトリスを愛撫すると
昇天し神山もスペルマを発射した
洋子は机の上にぐったりとしたが自分から肉棒を抜いた
神山はティッシュで肉棒を拭くと洋子の秘所も拭いてあげた

暫くすると洋子がニコニコして見繕うと
「亜矢子さんに 謝ってね ふふふ」
神山は亜矢子に電話をすると
「終ったの もう 朝から元気が良いわね」 
「ごめんごめん でどうでした」
「結果から言うわね 駄目よ 残念ながら」
「そうか ごめんなさいね 僕の力が足りなかったね」
「ううん 結局は会社だから営利を目的としなくても何処かで利益を
生まなければ倒産するでしょ まあ 私の考えも甘かったのね」
「そうすると 御殿場の病院の近くには引越しをしないの」
「うん こちらの不動産屋と話をするわ 内藤社長も言っていたけど
やはり割高になるって それだったら何かの時の事を考えて
地元の不動産屋を利用した方がいいかなって」
「そうだね その方が得策だね 分りました ありがとう」
「ねえ ほんとよ来てね」
「うん 連絡をするよ」
神山は電話を切ると洋子に老人ホームの件が駄目になった事を伝えると
「時間だからGプロに行く それから東都食品の副社長と連絡をとって
午前中に伺う事を伝えてください」

神山は上のGプロの部屋に入ると佐藤部長が
「山ちゃん おはようございます まずスケジュールを確認してください」
神山は手渡された計画表を確認すると佐藤にOKを出して
「では みなさんおはようございます 只今佐藤部長から
スケジュールを頂きました ありがとうございます
それで どうですか進み具合は」
リーダーの高橋から各ブースの進み具合やデッサンを見て説明を受けると
「ありがとうございます いい所まで来ています それで今日からは
建築設計の方も参加していただき進めます」
アルタの建築部門専門の兄弟会社 アルタスカイはアルタ本社の
隣りに有る会社でアルタの仕事は勿論 大手のゼネコンもこなしている
優秀な人材が豊富で評判はいつもいい
今日から参加した 渡辺高次は元々アルタのデザイナーだったが
建築設計の仕事がしたく設計士の資格を持つベテランだった
高橋と同期入社で渡辺は今 課長を勤めている 
「え~ これからは 渡辺課長と話を進め現実的な案を出してください」
佐藤部長が
「神山さん このまま進んでも大丈夫ですか?」
「ええ もう大掛かりな軌道修正は無しで行けますね」
「はい 分りました ありがとうございます」
神山はアルタスカイの渡辺課長を呼ぶと
「渡辺課長 宜しくお願いしますね」
「ええ 先日佐藤から聞いていますから先程言われた現実的な部分で
デザインを出していきます 期待してください」
「ありがとう お願いします」

神山は部屋を佐藤部長に任せると次長室に戻った
「あなた 東都と連絡が取れて何時でも良いそうですよ」
「うん ありがとう
そうしたら これから赤坂の東都食品に行くが大丈夫ですか?」
「ええ 出られます」
二人はフェアレディーZで赤坂の東都食品本社に向った
1階の受付で神山が名乗ると受付嬢がエレベーターで最上階を案内し
副社長室に着いた
部屋に入ると秘書室があり夫人の里香と葉山が神山を迎え
「いらっしゃいませ 神山常務 田所部長 田宮が待っております」
「よう 元気そうだね 葉山さん」
「はい ありがとうございます」
「うん 血色が良く健康そのものだね」
神山は葉山と里香に挨拶すると田宮が待つ部屋に入った
田宮と神山は握手をしてソファーに座ると神山が早速御殿場アウトレットの
進捗状況を説明した
田宮は秘書の里香に財務部長 営業統括部長 営業推進部長を呼ぶように
指示をすると暫くして全員が部屋に入ってきた
自己紹介がされ森和幸 営業推進部長 佐久間隆志 営業統括部長
そして女性の林敬子 財務部長の3人が加わり話が続いた
御殿場アウトレットのブースに付いては各部長とも田宮から聞いていて
経費予算も理解を示していた
神山は話し合いが終ると田宮に
「田宮さん 実はお願いがあるんですよ」
「なんでしょう」
「ええ 野菜の缶詰を作れませんかね」
神山はお中元のお礼と実体験した事 今後天候などに左右されない
美味しい野菜の提供など分り易く説明すると
「素晴らしいお考えですね 早速商品企画に話をして実験をして
御殿場アウトレットに間に合わせましょう」
「ええ 全国展開する前に御殿場アウトレットでテスト販売をして
アンケートを取れば磐石な商品が出来るでしょう」
「いやー 誰も考えていない分野ですね ありがとうございます」
それを聞いていた林敬子財務部長が田宮に
「浩司社長 神山常務に金一封ですよ 女の私からすると絶対に売れますよ
いいアイディアですよ これは ねえ田所部長」
「ええ 私もお肉の缶詰セットにお野菜の缶詰が入っていたら絶対に
そちらを選びますね イメージがいいですよ」
「そうですよね 浩司社長お分かりですか 若い田所部長も
仰られていますよ」
「はい 分りました」
そう言って田宮は引出しから包みを出すと林敬子財務部長が
「それでは失礼ですよ 大きく一本にしなさい」
田宮は更に包みを重ね林 敬子財務部長が頷くと神山に
「神山常務 こちらは私の気持ちです 受け取ってください」
「しかし まだ商品になっていないのに」
林敬子財務部長が
「いいのよ 神山さん 貴方は我社を救ってくださいました ですから
幾ら御礼をしても足りません これは気持ちですよ 受け取ってください」
神山は頷いて林から包みを受け取り洋子に渡した
田宮が神山達をエレベーターで一階まで送る時に
「神山さん 驚かれたでしょ 実は父の昔のこれで今も頑張っているんです
まあ 仕事は出来るし頭の回転も人並み以上なので私も助かっています」
田宮は神山に小指を立てた事に頷いて
「でも しっかりされた方ですから味方に付けておいた方が得策ですね」
「ええ どうもありがとうございます」
「あっ 地ビールはもう少し待ってくださいね タイミングがありますから」
「はい 承知しております」
二人は田宮に見送られてフェアレディーZに乗ると洋子が
「でも林部長は貴方を随分とかっているのね」
「うん 何かな 初めてだけど分らないな」
「あなたは どんな年齢の女性にももてるのよ」
「実感が湧かないよ キスをされたわけじゃないしね」
「もう 私が一杯しているのにまだ不満なの」

話していると銀座に着き車をホテルの地下駐車場に止め
次長室に戻った
洋子が先程貰った包みを神山に渡すと
「ねえ 現金ね この頃分ってきたわ」
神山は2つの包みを開けると洋子が言ったようにひと包みが500万円で
1000万円入っていた
「洋子 これは僕が貰っていいのかな」
「勿論よ だってアイディア賞でしょ 大丈夫ですよ」
神山は頷くと銀行に行くと入金をして部屋に戻った
洋子が現金を無地の紙に丁寧に包んでいた
「どうしたの洋子」
「ええ 他を見習って包んでいるの まあ100万円は別としても
200万円や500万円は包んでおいた方が良いでしょ
何かの時にも」
「そうだね じゃあ僕のもお願いするかな」
「ええ ここに5千万円あるから これを持って行ってください」
神山は自分の引出しから5千万円をだして洋子に渡した
洋子は500万と300万 200万円の包みを作ってくれた
神山は包みの現金を鍵の掛かる上の引き出しに入れ包んでいない現金を
鍵が掛かる下の引出しに入れた

「さあ どこに行こうか」
「お蕎麦を食べたいわ 鎌倉で食べたでしょ 又食べたくなったわ」
「そうだね この頃食べていないな 2ヶ月前は社員食堂でよく食べたけど
今は全然食べていないもんな」
「じゃあ 久しぶりに行ってみる」
「いや 辞めておこう そうしたら あそこの角のお蕎麦屋にいこう」
神山達はまだ小雨が降っている中を表通りまで歩き蕎麦屋に入った
2階を案内されると座敷になっていて神山はまずビールを注文して
おつまみも注文した
「しかし由紀枝さんも驚いたでしょ あんなに一杯」
「うん だから昨日は素麺と缶詰だけの食事だったよ 
素麺なんてこんなに食べられないって言っていたよ
そこで昨夜 野菜の缶詰があったら良いねって話になったんだ」
「そうよね 缶詰って 結構お肉が多いでしょ コンビーフにしたり
ハムだってそうだし ウィンナーの缶詰もあるでしょ
だから 野菜の缶詰が出来たら画期的ね」
「そうだね 働く人にとっては多少割高でも手間が省けるし助かるよ」
「そうよね」
二人はビールを呑みおつまみを食べるとざる蕎麦をたべた
「あ~美味しかった」
「そうよね 鎌倉と違うし美味しかったわ ご馳走様でした」

神山達が部屋に戻る頃には小雨が上がっていた
電話が鳴ったので洋子が出ると内藤社長からだった
「2番です 内藤社長から」
「はい 神山ですが こんにちわ 今朝は残念でした」
「ええ しかし桜川さんの言い分もわかりますし しかし平行線でした
そして 電話をしたのは山ちゃん 一戸建ての部屋を借りませんか」
「えっ 突然どうしたんですか」
「実はうちで設計管理をして建てたスタジオ兼事務所兼住居なんですが
先程売りに出されたんです で元々うちが管理をしている関係上
不動産屋から連絡がありまして山ちゃんに連絡をしたんです」 
「場所は何処ですか?」
「ええ 赤坂の一等地ですよ 敷地1.2ヘクタール建物は2階建てですが
1階の天井が高いので外観は3階立てみたいですね」
「築何年ですか」
「ええ 3年ほどですが中は綺麗ですよ さっき見てきました
それに家具は高級品ばかりを集めていますし山ちゃんの好きなイタリアの
家具です 主賓室はアメリカシモンズの大きなベッドがそのまま利用でき
寝室も3つもあります どうですかこれから見に行きませんか」
「ええ 家賃は幾らになりますか」
「ええ そこですが 代々木を山ちゃんが借りる事にして貰うと
50万円から70万円で行きますよ」
「代々木がそのままだとどうでしょうか」
「ええ うちで福利厚生を使えないので100万円になりますね」
「分りました ではこれから伺います 住所を教えてください」
神山は住所をメモをし洋子に話をすると
「へぇ~1ヶ月100万円 凄い それに1.2ヘクタールって広いわ」
「一緒に見に行くか」
「ええ いくわ」








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2013年9月20日金曜日

ゆり 8 - 41 Vol. 2



5月26日 火曜日 快晴
神山は一人早く起きて部屋を出て
強羅まで歩いき登山電車の強羅から箱根湯元までいった
昨日車を止めた有料駐車場に行くと
赤いポルシェに乗り国道1号線の箱根を登った
右に早川を見て緑に囲まれた道は神山も好きだった
朝日の木漏れ日がアスファルトに模様を作り
その上を赤いポルシェが駆け抜けていた
宮ノ下でR1に別れをつげ強羅まで行くとホテルに着いた
部屋に戻ると二人はまだ寝ていて神山が起こすと
「わぁ~ おはようございます もう起きたの」
「うん 車を持って来たよ」
「へぇ~ そんなに 早く起きたの」
「まあね 洋子はまだ寝ているようだね」
「さすがに疲れたのよ 頑張ったもん ふふふ
ねえ 洋子さんって いつもあんなに頑張るの?」
「いや 昨夜は由紀枝が居たので興奮したんじゃないかな」
「じゃあ ゆっくり寝かせておきましょうよ ねえ お風呂にはいろ」
由紀枝は神山の着ている物を脱がせると露天風呂に入った
「いいわね 朝早くからこんな素晴らしい景色を見られて」
由紀枝は景色を楽しみながら神山のおちんちんを触っていた
「だんだんと大きくなった ねえ 欲しい?」
神山は頷くと立ち上がって由紀枝を抱え片足を持つと肉棒を挿入した
由紀枝は不安定な格好だったので両手で神山に抱きついた
神山はリズムよく腰を動かすと由紀枝も腰を動かし喘ぎ始めた
「あっ うっ~ うっ~ きもちいいわ あなたも気持ちいい」
「うん なかまで入っているだろう」
「うっ~ うっ~ うん あたっている 凄いよ」
神山は暫くすると由紀枝を後ろ向きにしお尻を高く上げさせ
秘所が丸見えの格好でヴァギナに挿入し腰を動かした
「あつっ あうぅ あぅ~ いいわ~」
「絞まってきたね」
「う~ん うっ~ うっ~ あっ~ いきそう」
神山は肉棒がもたなく亀頭が充血しより硬くなると
「あっ あっ きて いきそうよ ね あたってる~」
神山はピストン運動を早くすると由紀枝の腰も早くなり
「いぐ~ あっ~ あっ あっ」
由紀枝は快楽の頂点に達し神山も発射すると
「わぁ~ きている でてるよ~ あっ~」
神山は出し終わると膣から肉棒を抜きとると由紀枝が
「だめよ あ~ 抜いちゃった もう」
由紀枝が振り返ると神山とキスをして湯船に浸かった
「いいな 一緒だと本当に幸せよ」
「うん 僕もさ」
「うそばっかり でもいいんだ~ 一緒の時は楽しいから
でも洋子さん まだ寝ているのかしら 余程こたえたのね ふふふ」
神山達3人は昨夜寝たのは25時を過ぎてまず洋子が抜けて
由紀枝と最後の一回と約束し済ませ寝た
「ほんと 大丈夫かしら」
由紀枝が心配していると洋子が起きて来て露天風呂を見ると
「まあ 元気ねお二人 私頑張りすぎちゃった」
そう言って湯船に入ると神山にキスをして由紀枝に
「もう 入ってもらったの?」
「ええ 気持ちよかったですよ 洋子さんもどう?」
「私は もういいの 昨夜で充分よ 壊れるわ」
「ふふふ そんな事いって」
そう言うと由紀枝は洋子の乳首を愛撫し始めた
「ねえ 辞めて お願い う~ん う~ん うっ~」
「ほら 気持ちいいでしょ」
由紀枝はさらに洋子のクリトリスを触り始めると
「あつっ あうぅ あぅ~ いいわ~」
洋子も由紀枝のクリトリスを愛撫し始めレスビアンが始まった
神山は反対側の縁に腰掛け眺めていると肉棒が天を向き由紀枝が
「ねえ それを洋子さんに入れてあげて」
神山は頷くと洋子を後ろ向きにして両手を床につかせ後ろから入った
洋子の膣は体液でぬれぬれでピストン運動をするとピタピタと
音がした 由紀枝が下から洋子のクリトリスを愛撫すると
「わぁ~だめ あっ あっ きて いきそうよ ね」
由紀枝がクリトリスを更に刺激をすると洋子は躰をガクガクと
震わせ昇天してしまった 神山も膣の圧力に負けて発射した
暫く3人で湯船に浸かっていると由紀枝が
「ねえ 神山さんお腹が空いた 食べにいこうよ」
「そうだね いこう」
神山が出ると由紀枝が神山の体を拭いて浴衣を着せた
「ありがとう じゃあ今度は僕の番だ」
二人の女性を交互に丁寧に拭くと洋子が神山にキスをして
「優しいのね こんなおばさんなのに ふふふ」
「おいおい そんな事考えた事もないよ」
「いいの でも私もまだまだ若い子に負けられないわ」
「そうよ洋子さん 頑張ってね」
「もう あなたもあと10年すると分るわよ」
すっかり身支度を整え神山達は部屋を出てレストランに行った
三人は昨夜と同じテーブルに案内されバイキングを楽しんだ
洋子と由紀枝は和食中心で神山が洋食中心のメニューだった
由紀枝は納豆が無いので不満だったが脂の乗った焼き魚に満足していた
神山はビールを注文して呑んでいると洋子が
「今日 車じゃないの」
「うん 洋子が居るうちは車は使わないよ 安心して」
三人ははおしゃべりをしながら楽しく朝食を終えると部屋に戻り洋子が
「どこに行くの」
「ほら あそこの強羅公園でお花を楽しもうと思っているよ」
「わぁ~ いいわ 伊豆と違ったお花が見られるわね」
「う~ん でも季節が季節だから似通っているかもね」
神山達は出かける用意をしたが洋子が悩んでいて
「どうしようかしら この荷物」
「宅配便なら明日届くよ フロントで出しておけば」
「そうね ダンボールを頂けばGパンやジャケットは小さくたためるし」
洋子は帰り仕度をして荷物を纏めると由紀枝が
「このHな下着は持っていかないの」
「えっ いいわよ 由紀枝さんが使えば ねっ」
「ほんとですか わぁ~貰っちゃった」
洋子はニコニコして由紀枝を見ていた
「さあ 仕度が出来たわ」
神山はモテリコのワンピースをきた二人を見て
「おいおい どこかのモデルと見間違えるよ 二人とも似合っているよ」
由紀枝と洋子は顔を見合わせてくすっと笑った
洋子たちがフロントに行くと店員達は驚きの眼差しで二人を見ていた

宅配の手続きを終ると強羅公園まで歩いてもすぐの距離で
洋子と由紀枝は仲良く並んで坂を下った
園内はさほど大きくは無いがそれでも充分に楽しめた
この時期は薔薇が見ごろで
「ねえ 神山さん 文学館と又 違った感じね」
「うん ここは小さくまとめられているね」
「素敵だわ 神山さん ありがと~」
由紀枝は神山に抱きつき頬にキスをした
洋子と由紀枝はデジカメで薔薇を撮影していた
神山たちは強羅公園を出ると強羅駅まで歩き彫刻の森美術館に行った
広大な敷地に現代美術の彫刻が競い合うように展示されていた
芝生の緑が眩しく青空の向こうには相模湾がかすかに見えた
三人と行き交う観光客たちは由紀枝と洋子をみて口々に
「素敵なお二人ね 親子かしら 美しいわね」
と女性が言っていた
爽やかな風がスカートを揺らしより美しくみせた
由紀枝もこの格好になるとおしとやかな女性に変身し言葉使いも
気を付けて話していた
三人はピカソ館を見終わり お腹が空いてきて時計を見ると
13時なので彫刻の森美術館でお昼を食べる事にした
「私 ここに来たいとずーっと思っていたんです
でも 近いようで結構遠いですよね
日帰りだとここに着いたら直ぐに帰らないといけなくて来れなかったわ」
「そうね 車じゃないと ちょっと不便ね」
「でも 今日は洋子さんと一緒だったから楽しかったですよ」
「ふふふ 神山さんも でしょ こら」
「ふふふ 分りました」
3人は食事が終るとタクシーで強羅駅まで戻って洋子と分かれた
「じゃあ 気を付けて帰ってね 明日も晴れそうだから良かったね」
「ええ ありがとうございます」
「洋子さん ありがとうございます またお会いしましょう」
「ええ 貴女と話をしていると元気になるわ ありがとう」
洋子は入電してきた電車に乗って由紀枝と神山に手を振っていた
発車時間が来ると由紀枝が手を振って挨拶をしていた

神山と由紀枝は見送ったあとに
「さあ そうしたら芦ノ湖にいって遊覧船で一周しようか」
「ふぁ~ 嬉しいわ」
二人は強羅駅からケーブルカーで早雲山駅までいきロープウェイに乗り換えた
大涌谷駅で降りて黒い温泉ゆで玉子を2つずつ食べた
硫黄の臭いが鼻を突き由紀枝はいやねと言いながらも
広大な景色を楽しんでいた
再びケーブルカーに乗ると地獄谷が眼下に迫り由紀枝は神山に抱きついた
姥子を過ぎると終点の桃源台駅に着いた
「わぁ~ 怖かったわ 下から硫黄の湯気が出ていたでしょ 怖くなかった」
「まあ 怖いのは止って風で揺れた時が怖いけど 普段は安心していいよ」
「そうなの あんな高いところから落ちたらもう駄目ね」
「うん まあ大丈夫だよ 今まで聞いた事無いし 大丈夫だよ」
由紀枝はよほど怖かったのか神山にピタリとついて遊覧船を待った
平日とあって家族連れは少ないがカップルや会社の団体など多かった
遊覧船の乗船が始まり神山達はデッキに出ると由紀枝が
「遊覧船は部屋に居るより外の方がいかにも乗っているぞって」
「そうだね 雨は別にしてもデッキに出ると気持ちが良いよな」
「ええ そうだ誰かに写真を撮ってもらおうよ」
由紀枝はそう言って傍にいた同年代の女性に声を掛けてデジカメを
渡すと神山と腕を組んでいる写真を撮影してもらった
遊覧船は定時に出港し箱根町に向った

由紀枝が 
「洋子さん 本当に残念ね」
「うん でも仕方ないよ 以前町内のミス七夕に選ばれたから
恩返しをすると言っていたよ お母さんの手伝いもあるけどね」
「でも そうやって次の世代に何かを伝えるのも大変なお仕事ね」
「うん 洋子自信は楽しんでいる様子だったよ」
「じゃあ 心置きなく神山さんを独占できるのね わぁ~うれしい」
箱根町では旧関所跡や杉並木を見た
太く背丈が高い杉の木を見ると
「小さい時に日光の杉並木を歩いた事があったけどここも素晴らしいわね」
「うん 共に江戸時代から有ったからね 300年以上の杉でしょ」
神山達は元箱根で休憩をして桃源台行きの遊覧船を待った
ホテルの部屋に戻ったのは18時前で二人は露天風呂に入り疲れを癒した
神山と由紀枝はレストランで和定食を選び 出てくる料理の
品数が多く驚きながら食べた
神山と由紀枝は料理が美味しくワインをよく呑んだ
「由紀枝 呑みすぎるときついよ 日本酒と同じだからね」
「は~い 分りました でもここのワイン 美味しいよ」
二人は2本目のボトルも少ししか残さなかった
カウンターで伝票にサインし部屋に戻ると由紀枝から誘いベッドで戯れた
神山は由紀枝の体を愛撫すると由紀枝もそれに答えヴァギナを濡らした
張りのある肌に弾力があり乳房やお尻などプリプリして神山を喜ばせた
由紀枝も神山を喜ばせようと一生懸命だった
神山が喜んでいると自分にも喜びが伝わり嬉しかった
「なあ由紀枝 この体を触っていると何時も元気になるよ」
「嬉しいわ そう言ってくれて ふふふ」
由紀枝の肌は吸い付くようなしっとりとしていて滑らかな肌だった
神山は色々な事を忘れ由紀枝との戯れを楽しんだ
二人は何回となく交わり抱き合って寝た

5月27日 水曜日 晴れ
この日は二人ともゆっくり寝ていて7時に神山が起きて
「由紀枝 遅刻だよ ほら 起きて」
「ふぁ~ 大変 何故起こして、、、もう 嫌い お休みでしょ」
「ごめんごめん おはよう 寝顔が可愛かったよ」
「関係ないでしょ あ~あ 神山さんとキスをするところだったのに」
神山は由紀枝にキスをすると
「ふふふ やっぱり 本物がいいね」
「由紀枝 今日は箱根を一周して帰るだけなんだ
見るところは何箇所か有るけど何処が良い」
神山と由紀枝は部屋に置いてある観光案内をみて由紀枝が
「湿生花園がいいな」
「そうしたら 仙石原に行って湿生花園と他何箇所か見よう
箱根を5時に出ても由紀枝の部屋には6時に着くよ
この地図にも有るけど乙女峠のトンネルを走るんだ
ここからだと 大体20km位で40分有れば帰れるよ
だから 仙石原だともっと早いね」
「ふぁ~ そんなに近いんだ この間の山中湖と一緒ね」
「うん 山中湖より近いかも知れないね」
「そうしたら これからは私の部屋を中心に考えると結構いける所が
増えるのね」
「うん 由紀枝のところだったら富士五湖めぐりも余裕だよ
東京からだときついけどね」
「そう 嬉しいわ 私もトライするわね 美味しい処や
素敵なお店を探せるわね」
「うん 意外と便利な場所だよ 御殿場は
さあ 朝食を食べにいこうか」
「だめ その前に 私が貴方を食べるの ふふふ」
由紀枝は神山を倒して上になり 自慢の乳房を神山の顔に押し付け
「いいでしょ 朝からおっぱいしゃぶり出来て 私の赤ちゃん ふふふ」
神山は乳首を愛撫すると由紀枝は腰を動かし浴衣越しに肉棒を刺激し
朝の儀式が始まった 

神山は2回交わったあと由紀枝に降参を宣言した
レストランに行くと受付嬢が席を案内してくれた
昨日と同じ席だったが洋子が居ないので由紀枝は寂しがった
二人はバイキングの朝食を楽しんだ 
昨日 由紀枝は和食中心メニューだったが今朝は神山と同じ洋食にした
神山はビールを注文し由紀枝も楽しく食べた
「ここの洋食も美味しいけど 赤沢も美味しかったよ
もう少しメニューを増やしてくれるといいんだけどな~」
「そうね あと少し増やせば 組み合わせが楽しくなるわね」
「前に言っていたけど 女子寮のメニューもホテルと一緒って」
「ええ だって一緒に作って少し女子寮に廻ってくるの
だから お客様と全部一緒よ」
「そうか 毎日食べて飽きなかった?」
「そうなの だから自分でふりかけを買ったりしていたわよ
私も寮に入りたての頃は美味しく食べていたの
だけど もっと質素な物を食べたくなる時が有るのね 
そう言った時は友人にふりかけを貰ったりお茶漬けにしたり
だから 食べ慣れると本来の味が分らなくなる時があるわ」
「美味しい物を食べているとそう言うことがあるんだよね
先日も急にラーメンが食べたくて普通のラーメンを食べたけど
すごく美味しかったよ うん由紀枝の事分るな
自慢じゃないけど 結構美味しい物を食べているから 時々コンビニの
おにぎりを見ると食べたくなったりね」
「そうね あなたは不自由が出来ないから大変ね
こうやって私と居ればそれなりの食事をするし 大変ね ふふふ
でも お金がないとこういった贅沢は出来ないわよ」
「うん もっとおにぎりを食べよう」
「ふふふ で今夜はなに?」
「そうか 寿司屋か」
神山と由紀枝は顔を見合わせて笑った

二人は食べ終わると部屋に戻って帰り仕度をして露天風呂に入った
「ねえ由紀枝 お昼はここでイタリアンを食べて 昼寝をして
それから又箱根めぐりをして御殿場に戻るか」
「ええ そうね」
神山はフロントに15時のチェックアウトを頼むと快く受けてくれた
赤いポルシェに乗って仙石原の湿生花園にいった
園内に入ると小さく可愛らしい花が由紀枝を喜ばせた
由紀枝はデジカメで撮影して神山に見せていた
蓮の花が可愛らしく堂々と咲いていると由紀枝が
「蓮ってこうやって見ると結構綺麗で美しいのね
今までは あっ咲いているとしか見なかったけど
ここらの可愛らしい花に混ざっていると 立派で堂々として美しいわね」
「そう言われると 結構しっかりした花だね よし僕も撮ろう」
神山と由紀枝はデジカメで蓮の花を撮影した
二人は目の前が広大な景色の場所に出ると
まだ小さいススキが迎えてくれた
空気も美味しく普段味わう事が出来ない大自然に神山は癒され
このまま御殿場に由紀枝と住んでも良いかと考えた
一周するとまだお昼には早かったので近くのガラスの美術館に行った
ステンドガラスやアールヌーボー独特の曲線を持つ器など
二人の目を楽しませてくれた
お土産コーナーで由紀枝が
「ねえ この切子のグラス ブランデーを呑む時にどうかしら」
由紀枝は普通のグラスより小さく可愛らしいカップを神山に見せた
「いいね 日本酒の時にも使えるね 買おうよ」
神山は清算をしカップを包んで貰った
由紀枝は切子の大きな器をみて神山に
「ねえ これでお素麺を頂くと涼しいわよ どうかしら」
そう言われれば由紀枝のところに素麺を入れる器が無かった事を思い出して
「そうしたら 同じ柄のめんつゆを入れる器も一緒に買おうよ」
神山と由紀枝が探すと丁度いい大きさの椀が見つかり
「これなら丁度良いでしょ」
「うん 柄も同じだし OKだね」
神山は大鉢と椀を店員に渡し包んで貰い現金で支払った
「だけど 今夜はお寿司屋ね 残念ね」
「由紀枝 実はね 僕の所にお中元が沢山来て由紀枝に御裾分けをしようと 
車に積んでいるんだ その中に素麺も入っているよ 
だから今日はお素麺でもいいよ」
「あの ダンボールがそうなの 凄い量ね」
「うん 洋子と亜矢子にも分けた 自分で食べられないからね
困ったよ あんなに頂いても」
「そう だったら 素麺と何か簡単なおつまみでいいわね」
「うん おつまみも缶詰が入っているよ」
「じゃあ 今夜はお素麺で質素な食事ね」

ガラスの美術館を出ると12時になっていたのでホテルに戻り
そのままイタリア料理を食べた
スパゲッティーとピザを一人前づつ注文してサラダを追加した
神山はビールを呑むとワインを注文して由紀枝と呑んだ
「あなた ここのカルボナーラは美味しいわ チーズが美味しいわ」
半分ずつ分け神山はピザを食べていたがパスタを食べると美味しく
「うん ここのホテルで一番美味しいね」
二人は顔を見合わせて笑った
食事を済ませると神山はカウンターで伝票にサインをして部屋に戻った
露天風呂に入ると雲が一段と厚くなり天候が怪しくなってきた
神山は由紀枝に
「雨が降ると車から出るのが億劫になるから ドライブをして
早めに御殿場へ戻ろうか」
「ええ 晴れていないと散歩もつまらないしね」
そう言い目の前の景色に満喫した二人は湯船を出て部屋に戻ると
さすがに由紀枝も疲れたのか
「ねえ 私も一緒に寝ていい?」
「うん こっちにおいで」

二人は裸のまま眠りについた
15時前のタイマーで二人は目を覚ますと身支度を済ませ部屋を出た
「ねえ 結局 部屋の真中にあったあのお風呂は利用しなかったわね」
「うん でもすごいね あんな総ガラス張りなんて
次回来た時に利用しよう」
「ほんと 全部見えるのって なんか変な気分ね でも楽しみね」
神山はフロントでカードキーを返し伝票にサインをした
精算金は勿論無料で自身驚いた
フロントが神山に
「神山様 先日 ステーキの件で大変ご迷惑をお掛けしたお詫びに
総支配人より言付かっております どうぞお納めください」
神山は包みを多分現金と考えて
「分りました 今後 美味しいステーキをお願いしますね」
「はい 畏まりました 本当に申し訳ございませんでした」
神山は包みをボストンバッグに入れるとホテルを出て赤いポルシェに乗った
「由紀枝 さっきのつつみの中味 なんだと思う」
「多分 現金ね 5百万円は有ると思うわ 赤沢でも以前あったもん
料理じゃなくてね 別だけど 支配人が用意してお客様に渡したわ」
「じゃあ あれは由紀枝のものだね」
「なんで 神山さんでしょ」
「だって ステーキが硬いと言ってシェフを呼んだのは元と言えば由紀枝さ」
「う~ん そうか まあ頂きましょうね」
そう言っていると神山は宮ノ下まで来てここから元箱根まで登ると
「あれっ 昨日来た所でしょ ここって」
「うん 良くおぼえていいるね ここから芦ノ湖の脇を抜けていくんだよ」
「でも 左ハンドルだから神山さんの顔しか見えないよ~」
由紀枝はほほに軽くキスをした
「由紀枝 ありがとう でもスピードを出している時は駄目だよ」
「は~い 分りました」
この時間になると小雨がぱらついてきてワイパーを動かした
ゆっくり走っていても雨だと景色も楽しめないのでスピードを上げた
乙女トンネルを抜けるとジグザグした道を一気に駆けおりた

御殿場市街地に入ると由紀枝のマンションは直ぐだった
車を駐車場に止めると傘をさし 荷物をエントランスに運ぶと
自動ドアを開けて荷物を全部中に入れた
神山は管理人室に行くと社長婦人が出てきて
「神山様 こんにちわ」
「実は 駐車場をもう一台分お借りしたいんですが」
「はい分りました ここは空いていますから 向こう側の駐車場は
誰も使っていませんから 大丈夫ですよ
それと 今度移られる所はこれから手配します」
「ありがとうございます お願いします」
神山は赤いポルシェを指示された所に動かし荷物を纏めていると
「神山さんこの台車を利用してください 終ったらここに置いてください」
「ありがとうございます お借りします」
神山は台車に荷物を丁寧に積み上げ更に由紀枝も持ったが
一回では済まなかったのでもう一回台車を利用して部屋に運んだ
由紀枝は神山が言っていたダンボールを開けると
「ぎゃあ~ もう なに こんなに一杯 ほんと食べられないわ」
「だろう これが山になっていてさ困ったよ ほんと
だから洋子のところに送ったんだけどね ほら町内で祭りを
しているでしょ だから何かの役に立つかと思ってね」
「しかし 幾らなんでも凄いよう 食べきれないわね これを見ただけで
お腹が一杯になったわ だって お素麺のセットって普通考えて
せいぜい 5千円か8千円よ これは1万5千円よ それが2箱
わぁ~ 考えただけでもねえ 毎日食べても7月一杯掛かるわよ わぁ~」
「まあ 仕方ないよ 今夜はこれを嫌と言うほど食べればいいさ」
「分りました そうしたら今夜はここにある物を食べましょうね」
「由紀枝 お風呂に入って 少し寝かせてくれるかな」
「ええ 一緒に入りましょよ 今 準備するわね 待っていてね」
神山は着ている物をクローゼットに仕舞うと部屋着に着替えてた
「あなた 洗濯をするから汚れたのをください」
神山はボストンから洗濯物を出し由紀枝に渡し
ビールを呑みながらTVを見た
丁度天気予報を放送していて 今夜は大雨になり明日も雨と予報した
神山はフロントで貰った包みを開いてみると現金で500万円と
総支配人のお詫び状が入っていた
ガラステーブルに置き由紀枝を呼ぶと
「由紀枝 はい これが入っていたよ 夏のボーナスだよ」
「えっ ほんと でもこの時計も買ってもらったし
ねえ 私 200万円でいいわ あんまり貰うと罰が当るわ ねっ」
「うん わかったよ じゃあ僕は300万円貰うね」
「ええ だって調理方法で勝ったのは貴方だもん そうしよう」

二人は現金を分け由紀枝はチェストの引き出しに仕舞い
神山はボストンに仕舞った
湯船に張られた湯加減は熱くも無く丁度いい温度だった
神山は由紀枝を抱っこした格好で入り乳房を触り乳首を愛撫した
由紀枝は時々振り返り神山とキスをし楽しんだ
神山は由紀枝の秘所に手を持って行くとすでにぬめり気のある体液が
溢れていて由紀枝が
「ねえ そんな事したら寝られなくなるよ~」
神山と由紀枝は顔を見合わせ笑い愛撫を止め静かに浸かった
二人は浴室から出るとベッドで抱き合って寝た
丁度18時の目覚ましで二人は起き 神山は疲れが取れたのか元気だった
「ふふふ おちんちん元気よ 食べたいけど夜にとっておくわ」
由紀枝は下着をなにも着けずに部屋着を来てキッチンにいった
神山は由紀枝が用意してくれたガウンを素肌の上に羽織った
由紀枝は冷蔵庫からビールを出してテーブルに用意すると
「あなた 本当に缶詰類でいいの?」
「うん いいよ」
由紀枝は沢山ある缶詰の中から温めるだけで美味しくなるのを選び
中身を出し電子レンジで温めた
魚やお肉など数種類温めお皿に盛ると
「なんか 変な組み合わせだけど出来ました ふふふ」
神山がダイニングテーブルにつくとなるほど変な組み合わせだった
神山は冷蔵庫からビールを出して二人のグラスに注ぐと
「さあ お疲れ様でした 楽しかったね」
「ええ ありがとうございます いい記念になったわ」
二人はグラスをカチンと合わせ乾杯した
「缶詰って温めるだけでこんなに美味しくなるんだ へぇ~」
「結構美味しいわね ただお野菜が無いから寂しいわね」
「そうか野菜が無かったのか う~ん しかし野菜の缶詰は聞いた事無いね」
「そうね あると便利だけど どういう缶詰になるかよね
例えば下味が付いていると万能に使えないしね」
「由紀枝 ありがとう 仕事に使えるよ」
「ほんと へぇ~そんな事も仕事にしちゃうんだ 凄い」
二人はビールの後にワインを呑んで缶詰料理を食べると
「あなた お素麺 どの位食べられる?」
「う~ん 大丈夫だよ 大盛りで」
由紀枝は二人で400g分の素麺を茹でると用意した切子の大鉢に盛って
アイスを浮かばせると夏らしく涼しげだった
めんつゆもお中元の貰い物を薄めるだけで出来た
「では頂きます」
「は~い いただきま~す」
二人はシンプルな素麺が美味しく箸がよく動いた 
神山と由紀枝はここ最近贅沢な食事をしていたのでさっぱりとした
素麺が口にあった
食べ終わると神山は
「あ~ お腹一杯だよ 美味しかったよ由紀枝」
「ええ この素麺 こしがしっかりしていて美味しかったわ
ごちそうさまでした」
神山は食べ終わると由紀枝を手伝い早く後片付をした
ソファーに座りTVをつけるとニュースが流れていた







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2013年9月15日日曜日

ゆり 8 - 41 Vol. 1



5月25日 月曜日 御殿場 快晴
「ねえ あなた忘れ物ない」
「うん 大丈夫だよ 由紀枝は」
「ええ 大丈夫ですよ ちゃんと仕度してあるもん」
由紀枝は神山にモテリコのボストンバッグを見せて
「これ いいでしょ きのう買ったの」
「なかなかいいね 言ってくれれば買ったのに」
「じゃあ 30万円くれる?」
「うん いいよ」
神山は由紀枝に30万円を渡すと由紀枝はキスをして
「ありがとう 私ボストンを持っていなかったから
今日の旅行 どうしたら良いか考えたの それで3階を思い出して
思い切って買ったのよ 素敵でしょ」
由紀枝のボストンは上質の牛革でシンプルなブラウンで取っ手のところに
モテリコのロゴマークが施されていた
知らない人が見ると1、2万円のバッグと外観は同じ様に見えたが
さわり心地や使い勝手が違うし内側にも牛革が張ってあり高級品だった
神山は少し腰が重く昨夜頑張りすぎたと反省していた
寝た時間は24時だったがお風呂から出て3回も由紀枝に付き合った

「うん 素敵だ 由紀枝に似合っているよ 大丈夫だよ」
二人は手を繋いで1階に下り 駐車場に行くと赤いポルシェに乗った
由紀枝は嬉しくてニコニコして神山を見ていた
神山は窓を開けると風が気持ちよかった
御殿場ICで東名高速に入るとまだ車が少なくて飛ばせた
大型のトラックが多かったが神山はかえって走りやすかった
30分もしないうちに渋谷で下りると由紀枝が
「ここが 渋谷ですね へぇ~ 大きな街ね」
都会が初めての由紀枝には何もかも新鮮に見えた
サラリーマンや若者が多くビックリしていた
洋子と待ち合わせたシブヤ ハイアット ホテルのタクシー乗り場には
15分程早く着いたが洋子は待っていて手を振った
「やあ おはよう」
「おはようございます 貴方が由紀枝さんね 田所洋子です 宜しくね」
「おはようございます 庄司由紀枝です 先日はご心配をお掛けして
ありがとうございます 神山さんに一杯甘えて 少し元気です」
「良かったわ」
「さあ 乗って そしたら由紀枝も後ろに行って洋子と一緒で良いでしょ」
「でも、、、」
「良いわよ 由紀枝さん 私が後ろに乗るから」
洋子が後ろに乗ると由紀枝はニコニコして神山を見つめてキスをして
「わぁ~ 素敵よ 嬉しいわ」
由紀枝は洋子を無視して嬉しさを表現していた
洋子も由紀枝の素直な所に何も言えずにいた
赤いポルシェは再び首都高に入り鎌倉を目指し飛ばした
横浜横須賀道路を朝比奈ICで下りると北鎌倉まで行って有料駐車場に
車を止めるた

「さあここが鎌倉だよ 必要な物はこのトートバッグに入れ替えればいいよ」
神山は今日の為に準備したモテリコのトートバッグを2人に渡した
洋子や由紀枝はボストンバッグから必要な物を入れ替えていると由紀枝が
「ねえ神山さん 途中でHしないでね ショーツ足りなくなるから
だって 伊豆の時も帰りはぐじょぐじょで気持ち悪かったから」
洋子が笑って
「由紀枝さん 大丈夫よ ここは出来ないから大丈夫よ」
由紀枝は洋子に確認をしてトートバッグを肩に掛けて足を降ろすと
「わぁ~ 鎌倉の第一歩よ 神山さん」
由紀枝はそう言うと神山に抱きついてキスをした
よほど嬉しいのだろう 神山は照れないでしっかり受け止め
「さあ 思い出に残してね 最初に円覚寺にいこう」
3人は少しずつ増えてくる観光客と一緒に円覚寺に行った
由紀枝は鎌倉文化を勉強していたので 神山や洋子に分り易く話した
道を左に曲がると桜の木が階段を覆い観光客が整列して歩いていた
総門の大きさや立派さに由紀枝は驚いていた
境内を右に歩くと見晴らし台に行く階段があり
まだ蕾の紫陽花が可愛らしく綺麗だった
見晴らしからは丁度東慶寺が見え神山が
「あそこの紫陽花もカメラマンがよくいる所で 有名だよ」
神山はビールを呑みながら由紀枝に説明すると
由紀枝と洋子はデジカメを取り出し撮影を楽しんだ
3人は狭い階段を降りている時に由紀枝が神山に抱きついて
「ぎゃあ~ もう なに いまの にゅろにゅろと出てきたわ こわい」
「ははは とかげだよ 大丈夫だよ そんなに心配しなくて」
由紀枝はそれから神山にべったりくっついて階段を降りた
円覚寺を出て線路を渡ると東慶寺がすぐに見え拝観した
神山が話した通りカメラマンが多くいて邪魔にならないように歩いた
由紀枝はこんなに多いカメラマンに驚き不思議な世界と感じた
東慶寺を出ると再び線路を渡り紫陽花寺に向った
「ねえ 神山さん 東慶寺でお花を撮影していた人は殆どプロですか?」
「う~ん どちらかと言うとアマだね どうして?」
「ええ みんな同じ花を撮影していたでしょ だから不思議なんですよ」
「そうか 由紀枝ね 例えば由紀枝の事を撮影しても僕が撮影するのと
洋子や亜矢子が撮影すのと違うと思うよ 要はその人がどのような
気持ちで接して表現していくかだと思うな」
「なるほど わかった ありがとうございます」
神山を真中に洋子と由紀枝が脇で神山の腕を組んで歩いていた
道を左に曲がると明月院まで観光客と一緒に歩いた
明月院総門手前の階段両脇には紫陽花が背丈ほど有り
由紀枝や洋子がその高さや株の多さに驚いていた
洋子がデジカメを出して神山と由紀枝を撮影すると
由紀枝が神山と洋子を撮影したり仲良く拝観できた
院内をひと回りすると由紀枝が
「神山さん お腹がすいてきた 何かほしいな」
神山が
「ここを出ると甘い物があるから我慢して あと3分だよ」

神山と由紀枝は朝食を食べて来なかったので神山も空いていた
明月院を出ると踏切を渡りあんみつ処でお腹を少し満たすと
浄智寺に行った 総門手前の緩やかな坂の両脇に
まだ早い蕾の紫陽花が咲いていて由紀枝と洋子はデジカメに納めていた
境内にも何箇所か撮影ポイントがあって二人は撮影をしていた
神山は時計を見ると11時30分を差していたので二人に
「では 駅まで戻って鎌倉で食事をしようよ」
先程食べた由紀枝と洋子が嬉しそうに手を叩いて喜んでいた
3人は有料駐車場まで戻り赤いポルシェに乗るとゆっくりと
鎌倉に向かい走った

鎌倉駅傍にある銀行の駐車場に車を止めると神山が
「洋子 すこしここで待っていてくれるかな ごめん」
洋子は尋ねたかったがあえて聞かないで
「ええ行ってらっしゃい」
そう言うと由紀枝が耳打ちして
「先日 宝くじが当って その換金です すぐに戻ります 済みません」
そう言い由紀枝は神山のあとを楽しそうに追い駆けて
追いつくと腕を組んで神山とニコニコ話をしていた
洋子は由紀枝に若さを見せ付けられ自分も頑張ろうと思った
暫くすると二人が腕を組んで仲良く出てくると神山が
「洋子も知らない美味しい所に案内するよ」
この時は洋子も素直に嬉しく思った
3人は再び赤いポルシェに乗ると長谷寺に向かい近くの有料駐車場に
止めると蕎麦屋に入った
洋子と由紀枝は神山の勧めでざる天ぷらを注文した
ビールと鶏肉のおつまみが出てきて3人で乾杯をした
お蕎麦と天ぷらが運ばれ由紀枝は食べると
「わぁ~ 美味しい 伊豆では無いわ 美味しい」
神山は由紀枝を微笑ましく眺めながら自分も箸を動かした
食べ終わると由紀枝が
「鎌倉はみんなこんな味するの?」
「う~ん お店で違うよ やっぱり 美味しかった?」
「ええ 満足しました~」
そう言うと由紀枝は神山の腕を両手で掴んだ
洋子も負け時と両手で掴み歩いた

神山達3人は長谷寺 光則寺 成就院 極楽寺を拝観し満足し
鎌倉文学館に入園すると由紀枝は
「わぁー 凄い薔薇 素敵だわぁー」
「ほんと 見事ね」
「ねえ 神山さん ここってね あの三島由紀夫の小説『春の雪』でも
描かれている所なんですよ 知っていた?」
「いや 初めて聞いたよ 由紀枝って 何でも知っているね」
「実は、、、種明かしは 先日PCで調べたの ふふふ」
「なんだ でも 旅行先のことを調べるって 大したものです」
「ほんと 嬉しいわー」
「そうよ 由紀枝さん 調べると色々と分かるし 楽しいわよね」
「ええ だから PCで予備知識を蓄えると 楽しさ倍増ー」
「そうか 由紀枝は凄いね 勉強家だ」
「それに 神山さんと一緒だから余計楽しいわ」
3人は薔薇の香りに包まれた庭園を写真を撮りながら満喫した
有料駐車場に戻ると由紀枝は洋子と後ろに乗り車を出した
まだ夕暮れには時間が有り国道134号線を南下して箱根湯元に向った
途中のガソリンスタンドでハイオクを満タンにしたりコンビニに寄って
余裕で箱根湯本に着いた
神山は屋根の有る有料駐車場に赤いポルシェを置いて箱根登山電車の
箱根湯元駅まで歩いた

由紀枝は車から降りると珍しいのと嬉しさで 
周りの景色などを撮影しては神山に見せていた
洋子はそんな由紀枝の素直な気持ちが羨ましかった
強羅まで切符を買うと神山はビールを買って入電するホームに並んだ
電車を待つ間 由紀枝が鎌倉で撮影した写真を洋子と神山に見せて
「こんな風景 伊豆には無いわ 綺麗でしょ」
「よく撮れているよ 綺麗だ」
入電すると3人は山側のBOXにいき窓際に由紀枝と洋子が座った
電車が走り出すと洋子と由紀枝は楽しそうに話していた
時々由紀枝がデジカメで撮影したがなかなか上手に撮れなくて
神山がシャッターを押してあげると由紀枝は喜んでモニターを見ていた
スイッチバックすると由紀枝が後ろに進みだしたので
「わぁ~ これがスイッチバックなんだ」
登山電車はスイッチバックをし高度を稼ぎ終点の強羅駅に着いた
「わぁ~ 空気が美味しい 伊豆と同じ位美味しい」
由紀枝は一人で美味しい空気を吸っていると神山と洋子が居ないのに
気が付き探したが仕方なく改札口を出ると
「わぁ~ 神山さん 置いてきぼりにして もう」
「だって 他のお客さんに押されるまま出されたんだよ ほんと」
「いいわよ 本気で守ってくれないと亜矢子さんに言いつけるもんね」
「分ったよ ほんとだってば」

3人はタクシーを利用してザ ホテル 強羅までいった
神山はフロントでTJカードを見せるとフロントが
「いらっしゃいませ 神山さま お待ちしておりました」
神山は簡単な宿泊手続きをするとカードキーを渡されて
「ご夕食は3箇所とラウンジをご利用できます
ご朝食は2箇所とラウンジがご利用できます」
フロントが詳細を説明したあとにポーターが荷物を運んでくれた
最上階にあるスィートルームは広くて部屋の真中に浴室があった
由紀枝と洋子がカーテンを開けるとバルコニーの
端に大きな石の囲いが有り露天風呂が覗いていた
「ふぁ~ 凄いこんな高いところで露天風呂なんて」
「本当 私も初めて」
洋子は先日の白骨温泉も高所だったが由紀枝の手前伏せた
「さあ それではちょっと入って夕飯にしよう お腹が空いたよ」
「じゃあ 由紀枝さん一緒に入りましょうよ」
「ええ 入りましょう」
二人は意気投合して露天風呂に入ったが神山はなんとなく
入れる雰囲気で無く取り残された
神山はソファーに座ってビールを呑み二人を観察したが
由紀枝の方が若いだけ有って肌に張りがあった
「ねえ あなた入らないの 美女が二人して待っているのよ ねえ」
「分ったわ 入るよ」
神山はビールを女性の分ももって露天風呂に行くと由紀枝が
「ふぁ~ まだ小さい ふふふ 大きくしてあげるね ほら どう」
由紀枝と洋子が立ち上がってお尻を突き出してプルプルと振るわせた
「もう なんだよ 大事な所が丸見えだよ おい」
二人はニコニコして神山の両側に座って神山の躰を弄りまわした
神山も堪らずおちんちんを大きくしてしまったが
「ふぁ~ ほら言った通り 大きくなったわ ふふふ でもあとで」
そう言うと二人は神山を残して風呂からあがりきゃあきゃあと騒いでいた
神山は完全に遊ばれて意気消沈し元気を無くした
夜空の星が綺麗で群青に映えていた
眺めていると女性達から
「ねえ お腹が空いたわ はやくぅ~」
「そうよ 早く出てください ねえ由紀枝さん」
神山は遊ばれた仕返しに
「うるせぇ~ お前さんだち 人のちんぽをでかくしたりちいせくしたり
え~ なんだと思っていやがるんでぃ~ えっ~」
由紀枝が
「わぁ~ 素敵よ 格好いいわよ もっと続けてねえ」
「もう お終い さあ出るよ」
神山が風呂から上がると由紀枝がバスタオルで神山の体を拭き
おちんちんを丁寧にしゃぶって
「ごめんなさいね あとで ふふふ」
これには洋子や神山も呆気に取られて何も言えなかった
神山は由紀枝を抱き起こして熱いキスをすると由紀枝は
「ねえ だめよ 我慢しているの わかって ほら ねっ」
由紀枝は神山の手を取ると浴衣の中に入れて秘所を触らせた
「わかった だからもう駄目」
「由紀枝 穿かないの」
「ふふふ 洋子さんも穿いていないよ いいでしょ」
神山は呆れて自分だけでもショーツを穿こうとしたら
「今日はいいわよ 全員 ノーパンよ ねえ由紀枝さん」
由紀枝と洋子はきゃあきゃあと言いながらで笑っていた
神山がソファーに落ち着くと
「どこに行こうか 和食 ステーキ 洋食中華が選べるね」
二人とも揃って
「ステーキ」

3人は丹前を羽織ってステーキハウスに行くと受付でカードキーの
確認があり受付嬢が
「カウンターとテーブル席とどちらにされますか」
神山は二人に聞くと景色の見える窓際の席が良いと言うのでテーブルにした
「ふぁ~綺麗 神山さんほら 見て」
窓際に由紀枝が隣に洋子が座り神山は由紀枝の正面に座った
神山は外を見た後に生ビールを頼み
「出来れば 焼いてくださる牛肉を生で食べたいのですが、、、」
「ええ 構いませんよ ニンニクとしょうがをおろした
しょうゆたれで宜しいですか?」
「ええ お願いします それと特に人気のあるステーキは有りますか?」
「はい ございますが 神山様は最高級のお肉を使わせて頂きますが、、、」
「ありがとうございます それでしたら そのお肉も
一人前でお願いしますね」
「はい 畏まりました」
ウエイトレスはニコニコして厨房に戻りオーダーを入れた
生ビールと生の牛肉が運ばれると3人は乾杯をして食べた
神山が
「味が濃厚で期待出来るね」
洋子が少し控えめに由紀枝と話しながら食事が進むとステーキが出てきた
神山は最初口にしたときに少し硬いと思ったがそのまま食べた

洋子も神山同様硬いと思い食べていたが由紀枝がはっきりと
「このお肉 硬いわね ねえ神山さん そう思わない」
神山は頷くがそれ以上答えなかった
ウエイトレスが由紀枝の声を聞いてテーブルに来ると
「神山様 只今のステーキですが硬かったですか」
「ええ 味が濃厚で美味しいのですが硬かったですよ」
「少々お待ちくださいませ」
そう言い厨房に戻るとシェフが神山達のテーブルにきて
「申し訳ございません 只今ウエイトレスから聞きました所
お出ししたステーキが硬かったと伺ったのですが、、、」
「ええ 確かに硬いですね 良い最上級のお肉なのに残念です」
「ありがとうございます しかしいつもこのように焼いておりますが」
「ははは 私は色々な所で色々なお肉を頂いています
一つお聞きしますが お肉を割いてからすぐに焼いていませんか」
シェフは当然という顔で
「それはそうでしょう そのように調理していますよ」
「ははは それが間違いなんですよ」
シェフは沽券に関る事なので
「どういう事ですか 私が間違っていると言われるのですか」
「はい そうしましたら 私が言う通り焼いてください いいですね」
シェフは完全に神山を敵視していた
「まず 捌いてから塩コショウをして最低でも5分そのままにします
裏表とも人肌になったら焼いてください
焼く時間はミディアムより少し短めです いいですね」
「神山様 柔らかく出来なかった場合はどうします」
「ははは いいですよ 貴方の言う事を聞きましょう」
そう言われシェフは厨房に戻って牛肉を捌いて塩コショウをしておいた
シェフはまだかと牛肉に触るが冷たいので焼けなかった
10分ほどすると人肌になり肉が傷み始まる時焼き始めた
神山が言うようにミディアムより短い時間で焼き上げると
3人前と自分の分をお皿に乗せ神山の所に運んだ
神山は試食をすると先程より数段柔らかくジューシーだった
女性達も先程より全然美味しいと言われシェフが食べてみると驚いた
「神山様 大変失礼を申し上げました お許しください」
シェフは神山に深々と頭をさげ詫びた
「ははは 良かったですよ 美味しく出来て 頭を上げてください」
「はい ありがとうございます 勉強になりました」
シェフは再び頭を下げ厨房に帰った
神山達は新しいステーキを美味しいと食べていると
伊勢えびの料理が出されてビックリした
ウエイトレスが
「これはシェフからのお詫びの気持ちです どうぞ召上ってください」
食べると塩コショウの味付けだがえびの美味しさが充分引き出されていた

綺麗に食べ終わると受付で伝票にサインをして部屋に戻った
「あ~美味しかった お腹が一杯です」
「ええ 私もお腹一杯よ ご馳走様でした」
「あれだけ食べて呑んで 0円とはTJは凄いね」
「わぁ~ 神山さん 全部ただ?」
「そうだよ そうだここの冷蔵庫 ビールが無いよね 頼まなくては」
神山はフロントに電話をして冷蔵庫のビール補充を頼んだ
暫くして客室係りがよく冷えたビールを冷蔵庫に補充をしてくれた
神山は二人に 
「さっき気が付いたがショッピングモールが有るので
ウインドーショッピングをしようよ」
「うん いこうねえ洋子さん」
神山達は3階にあるショッピングモールに行くと由紀枝が
「わぁ~ ここにもモテリコが入っている 見てみましょうよ」
神山たちは店内に入ると御殿場や渋谷と同じ商品が飾られていて
由紀枝は腕時計を眺めていたが自分のボストンバッグを見つけると
「神山さん これ」
「おお だけど値札は40万円じゃないか」
「ええ おまけをしてくれたわ 先日スーツを買った時に神山さん
一緒だったでしょ それで店長さんが覚えていてくれて
大サービスって それで安くなったの」
「よかったね あそこの店長は覚えがいいからね 助かったね」

由紀枝はやはり腕時計が気になるのかまた見に行った
神山が後ろから
「由紀枝 欲しいのか」
「うん でも会社にしていけないし 考えているの」
由紀枝が見ている腕時計はべゼルにプチダイヤが埋め込まれた
可愛く清楚な感じがしてけっして派手な時計ではなかった
洋子も加わり神山が話すと
「大丈夫よ この位のダイヤだったら それに派手じゃないし
ホテルでも充分使えるわよ」
「うん 僕も大丈夫だと思うよ 何か言われたらその時に考えればいい」
そう言うと店長を呼びゴテンバ グランド インのカードを見せると
「神山様 いらっしゃいませ こちらですと少々お待ちください」
店長は電卓で計算して
「AEXカードをご利用されますと30%引きの490万円で現金ですと
更に5%引かせて頂きます」
神山はAEXのカードで清算をしてベルト調整をして貰いその場で
由紀枝の腕に着けてもらった
「わぁ~ 素敵よ 欲しかったんだ」
由紀枝は神山と洋子にニコニコ笑顔で見せた
「由紀枝 似合うよ 良かったね 
そうしたら 由紀枝 今着ているワンピースも変えるか 靴も一緒に」
「えっ でも、、、」
「いいわよ 私を気にしないで 私も買って頂いているから心配しないで」
由紀枝はそう言われて自分に似合うワンピースと靴を選び
神山と洋子がアドバイスをして漸く決まった
「悪いけど 現金を持ってくる」
神山は部屋に戻って現金をもってモテリコに戻った
店長が
「ワンピースが30%OFFで35万円 お靴が同じく30%で
15万円が10万5千円で合計で、、、44万円で如何でしょか」
「由紀枝 このワンピースのベルトも一緒に買えばいいよ」
由紀枝はいろいろな色が有ったが淡いブルーを選び店長が
「こちらは5万円でご提供させて頂きます」
「由紀枝 浴衣を脱いで着替えてごらん」
「えっ でも」
「大丈夫よ その格好で外に行く訳では無いし ねっ」
由紀枝は浴衣の下には何も着けていなかったが試着室で着替えると
「わぁ~ 素敵よ 綺麗よ由紀枝さん」
「うん 凄く清楚で可愛らしくて 良く似合っているよ」
由紀枝の着たワンピースは麻とシルクで作られひだ加工が施されていて
乳首がうっすらと透けていたが充分このままでも外出できた
由紀枝は姿見を見て
「ぎゃあ~ もう 見えている」
両手で乳房を隠していると洋子が
「若いから そのくらい見えても大丈夫よ かえって素敵よ ノーブラで
綺麗なバストラインを出せるのは今でしょ」
由紀枝は両手を下げてもう一度見ていると店長が
「ヨーロッパの方たちはお客様のように着ていますよ」
由紀枝はようやくニコニコして浴衣に着替えて神山にキスをした
「じゃあ 由紀枝 明日はこれを着ようよ」
「ええ 嬉しいわ ありがとうございます」
洋子も触発されたのか同じワンピースで柄違いを選び靴とベルトも買い
試着室で着替えると見違えた洋子が現れた
「わぁ~ 素敵よ 洋子さん 凄いバストも綺麗よ
でもヒップは私の方が綺麗ね ふふふ」
「よくも言ったわね 由紀枝さんもあと10年すればこうなるのよ もう」
神山は洋子の分として49万円を現金で会計を済ませた
由紀枝はこの後にワンピースを2着買い神山は80万円を現金で支払った
神山達はモテリコを出てウインドーを見ていると
輸入ランファンのお店を由紀枝が見つけ
「神山さん ここにはいろうよ Hな下着があるし ねっ」
神山と洋子はニヤニヤしてお店に入るとセクシーな下着だけでなく
まさにSEXの時にしか着ないランジェリーまで販売していた
由紀枝はニコニコして神山に聞きながら選んでいた
結局 普段着用する下着ではなくSEXをする時のランジェリーを買った

荷物が多くなったので神山が持って一回部屋に戻り
10Fのラウンジで高級なお酒を呑むことにし受付でカードキーを見せると
特等席に案内され外を見ると夜景が綺麗で感動をした
22時からピアノやベースなど生の演奏があり3人は雰囲気に酔った
由紀枝が神山に
「ねえ もうお部屋に帰ろう」
「そうだね 楽しかったよ 戻ろう」
神山達は部屋に戻ると由紀枝が
「ねえ 露天風呂に入ろうよ ねえ洋子さん」
「ええ そうね 入りましょうよ」
神山は冷蔵庫から人数分ビールを出して露天風呂に行くと洋子が
「はい 脱がせて」
そう言い神山の丹前や浴衣を脱がせるとおちんちんにおしゃぶりをした
由紀枝も浴衣を脱いで神山の背中から乳房を押し付けて
「洋子さん 入ろうよ おしゃぶりは後でいいでしょ ねえ」
洋子はおしゃぶりを止めると自分も浴衣を脱いで一緒に湯船に浸かった
神山の両脇に洋子と由紀枝が座り由紀枝が早速おちんちんを触り始めた
洋子は神山にキスをしながら自分のクリトリスを触り始めた
神山は二人の秘所を触るともう体液が溢れ出てぬめぬめとしていた
洋子は神山の中指を膣に導き喘ぎ始めた
硬く大きくなった肉棒を洋子が由紀枝に
「ねえ 先に欲しいの いい」
由紀枝が頷くと神山を立たせ 自分は後ろ向きになりお尻を向けて
肉棒を挿入してもらった
由紀枝も洋子と同じ格好をして神山の肉棒を催促した
洋子がいきそうになると由紀枝に挿入して二人の女性はなかなか
昇天を迎えることが出来なかった
由紀枝が
「ねえ お布団にしよう もうだめ はやく」
神山達はバスタオルで簡単に拭いてベッドに行くと神山を
仰向けに寝かせ顔に由紀枝が跨ってクリトリスを愛撫して貰い 
洋子は肉棒を膣が咥え込んだ
由紀枝と洋子はお互いの乳首を愛撫して興奮を高めると
洋子が先に昇天してそのまま動かないと膣の中が動いてきて
「あっ きて またいきそうよ はやく~」
神山はしたから肉棒を突き上げると洋子は再び昇天してしまった
由紀枝は洋子と変り腰を落とすと少し動いただけで
「あっ~ あっ あっ きて いきそうよ はやく」
更に腰の動きを早くすると由紀枝は膣を狭めた
肉棒は我慢できずにスペルマを発射してしまった
神山を真中にしてぐったりとしていたが由紀枝は神山のおちんちんを触り
「良かった まだ大きいから大丈夫ね」
そう言うと由紀枝は神山に跨って肉棒を膣に挿入して腰を動かした
神山も下から突き上げると由紀枝は
「うっ~ あっ~ あっ~ あっ あっいいわ~」
洋子が神山の肉棒を刺激したり由紀枝のクリトリスを愛撫すると
「だめ~ いく~」
由紀枝は体をガクガクさせて昇天した
神山もそれを合図に一緒に昇天し発射をした








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2013年9月10日火曜日

ゆり 7 - 40 Vol. 3



内線が鳴って神山が出ると
「神山さん 横浜の管理人さんからお電話です」
「うん ありがとうございます はい神山です ご無沙汰しています」
「やあ 神山さん 実は神山さんにお中元が来ていて
管理人室でももう置けないんですよ だから取りにきて欲しいんです」
「それは済みませんでした 早速伺います どの位ありますか」
「ええ 40は有りますね 車のトランクでは入りませんよ」
「えっ そんなに はい分りました今日中に伺います 済みませんでした」
神山はGプロジェクトの部屋を出て次長室に戻るとみやま運送へ電話をし
バン1台とアルバイトを借りた
料金はそのアルバイトに渡たせば良いと言う事でOKした
洋子に
「これから横浜に行く 昼までには戻れると思う 待っていてくれ」
「どうしたの 急に」
「ああ お中元が溜まって管理人から苦情だよ 参った」
「わぁ~ 大変 そうしたら私 ギフトに連絡を取って貴方宛は
ここで良いんでしょ」
「うん」
「ここに送ってもらうわね 出ている分も横浜の配達所に連絡をして
ここに回送して貰うわ」
「うん 頼む では行ってくるね 申し訳ないな」
「大丈夫ですよ 行ってらっしゃい」
神山は傘をさしてパーキングに行くとアルバイトが待っていて
バンに乗り込むと最初に料金を払った
「神山様 多いですよ 1万円と言われています」
「ははは 気持ちだよ 取っておきなさい」
「はい ありがとうございます」
車を出し銀座ICで首都高に入ると飛ばした
横に乗っているアルバイトが悲鳴を上げて煩かった
30分で横浜のアパートに着くと管理人室を訪ねた
「どうも済みませんでした ありがとうございます」
神山とアルバイトは荷物が濡れないようにバンに積み込んで
「いま 横浜の配達所に連絡を入れて回送してもらう手続きを
していますが 鈴やだけなんです まだ来ますが
また電話を下さい 済みませんでした」
「はい 分りました」
挨拶を済ませるとバンを飛ばして銀座に戻った
次長室が入っているビルに着けると台車で部屋に運んだ
車をパーキングに戻してアルバイトに御礼を言った
神山が部屋に戻ると洋子が
「凄いわね こんなに一杯 鈴やだけじゃないわね」
「うん どうしよう 困ったな」
「私 午後から依頼人情報と品物をPC入力するわ その方が何かの時に
役立つでしょ それにお礼状も書かなければいけないし」
「あっ そうだね お願いします」
「お礼状はPCで制作しても良いんでしょ」
「う~ん 相手と自分の住所と名前は自筆にする」
「は~い 分りました それも作るわ しかし凄い量ね
そうそう商品券は書留だから部屋のポストに不在票があったでしょ」
「あっ 見てこなかったよ あ~あ 失敗した」
「ふふふ 良かった普通の人間で」
「こら お化けじゃないぞ そうしたらまだ11時30分だから
これから一緒に横浜に行ってラーメンでも食べようか」
「良いんですか うれしいわ」
神山はGプロジェクトに電話をして3時まで外出を伝え部屋をでた
フェアレディーZをホテルの地下駐車場から出すと銀座ICで
首都高に乗って横浜まで飛ばした

約半月ぶりの部屋に入ると換気扇を回してポストの下に置いた
ダンボールを整理した
洋子が言っていてように書留の不在票が10通も有った
「有ったよ 洋子 ありがとう」
「いいえ どう致しまして」
「じゃあ 早速郵便局に行って受け取りにいこう すぐ近くだよ
待っていてくれる」
神山は傘をさして郵便局に行き書留を受けとった
局員に事情を話して郵便物の転送先を勤務場所にお願いして戻った
「さあ ラーメンだよ 期待しないでね」
神山は横浜駅の周りに数件有るラーメン屋に洋子を連れて行った
このお店はビールもなければ餃子やシュウマイも無いラーメンだけの
お店でお昼時には行列が出来るが今日は雨なのかすぐに店内に入れた
神山と洋子は3種類のメニューから選んで食べたが
濃厚とんこつラーメンを食べた洋子は
始めての味で美味しかったと言い
「でも あなたが入れてくれたニンニクが多かったのかしら匂うわ」
「悪い悪い でもとんこつスープが意外と
さっぱししていて食べやすかったでしょ」
「ええ 東京では無いわね 又食べに来たいわ」
「うん 雨の日にね 晴れていると中に入るのに最低でも15分は待つよ」

そんな話をしていると駐車場に着きフェアレディーZに乗った
意外と早く銀座に戻れて神山は部屋で商品券の整理をした
10件分で130万円程になって神山は洋子に30万円分の商品券を渡して
「これさ 町内のお祭りの時に使いなよ 使い道は色々と有るだろうし」
「いいんですか だってあなたの物よ」
「いいから 使いなさい」
「はい 分りました ありがとうございます」
神山はお中元の贈り物で洋子にあげる物を選び
「洋子 これは自宅に持って帰って使いなさい ねっ」
「そんな こんなに一杯貰っても、、、」
「そうしたらお母さんがご近所さんに配るだろう 大丈夫だよ」
ここのところ神山は上原で全然料理をしていないので殆どの食品は
不要だったが代々木のマンションや 由貴 亜矢子 由紀枝などに
均等に行き渡るように区別をした
それでも一回に運べる量では無いので困っていた
神山は何を思ったかお届け伝票を外して商品を記入すると
化粧箱から商品をだして 次長席に並べ始めた
半分くらい整理すると次長席の机が商品の山になって
「洋子 売場に行ってダンボールを貰ってくるよ」
神山は売場に行きダンボールとパッキンを貰い部屋に戻った
3つの箱に均等に商品を詰め込むと結構入ったがまだ机の上に残った
神山は再びダンボールを貰いにいき商品を詰め込んで漸く机の上から
商品が無くなった
ダンボールに印をつけて由貴と亜矢子の分をコンビニに持って行き
配達の手続きを済ませた
部屋に戻って由紀枝の分をポルシェに積んだ
神山は残った分を洋子と
「ねえ 代々木に何を持っていく?」
「そうね これだけあると選ぶのも困るわね まずお酒類でしょ 
後は日持ちする缶詰とか麺類ね それだけで充分よ」
神山は洋子と仕分けしたがまだ残って
「まさか ハムばかり毎日食べられないしな 困ったな ほんと」

神山の所に届いたお中元の商品内容ははビールやウイスキーが半分位で
その他はハムの詰め合わせ 缶詰セット 素麺詰め合わせ
コーヒーセット など食料品ばかりだった
ビールやウイスキー コーヒーは次長室に置いても良いがハムや缶詰
素麺はもう何処にも振り分けられなかった
「ねえ 上のGプロジェクトの皆さんに分けてあげたら」
「そうか でもこんなにな~ でもそうしよう」
神山はダンボールに詰めてGプロジェクトの部屋に行くと
ディスカッションをしていたが中止をして
「済みません お仕事中に」
神山は中元の商品をテーブルに置いて均等に5つに分けてじゃんけんで
買った人から好きな山を取って貰い全員に喜んで貰った
ディスカッションを再開し様子を見ると次長室へ戻った
「さあ 後は洋子が持って行って頂戴ね」
「えっ こんなにですか」
「だって ここに置いといてもどうにもならないよ 助けてくれよ」
「でも どうしようかしら ねえ 贅沢な悩みね
それにまだ有るんでしょ しかし理事になると凄いわね
それにアレックス関係でしょ 東都食品でしょ 私も始めてよ」
神山は2つのダンボールに詰めるとテープでしっかり止めて
お届け伝票に洋子の住所を書いて
「洋子 ここに出してくるよ」
それを見た洋子は
「わぁ~ 大変だわ 分ったわ 母に話しておくわ 驚くもんこんな」
神山はコンビニに行き配達の手続きを終え部屋に戻った
「しかし 大変だな ほらビールがこんなに 程ほどにして欲しいよね
ここなんて 3ケースも送ってくるんだから まあ毎日呑んでも
充分に余りますね」
空になった化粧箱を片付けていた洋子が
「あなた 書状が幾つかありますよ はいこれ」
神山は受け取ると中を見ると挨拶状の他に現金が入っていたり商品券が
入っていた

東都食品からのお中元は自社の缶詰セット5個を一つに包みにして
書状があり中に商品券100万円が入っていた
「洋子 いくら缶詰屋さんでも5ケースとは考え物だね ほんと
うちは利益が出て良いけどさ でも貰った人の事考えていないよ もう」
神山は現金や商品券を引き出しに入れて 洋子の
手伝いをすると16時になった
神山は冷蔵庫からビールを出して二人のグラスに注ぐと洋子に
「洋子 おいで」
二人はビールを呑んで一休みした
洋子が神山をじっと見ているので神山はキスをすると舌で答えた
神山が洋子のGパンを脱がせるとショーツは濡れていてパンストまで
体液が溢れていたブラウスのボタンを外しブラジャーの上から
乳房を揉むと喘ぎだした
神山は洋子を次長席に移し寝かせると膣に肉棒を進入し動いた
お尻が少し下がっている状態で動かされた洋子は
「こんなの初めて 子宮に来ているわ ああっ」
神山も亀頭がこりこりしたとこに当っているので気をつけた
それでも亀頭がGスポットを刺激すると洋子は膣を狭め肉棒を咥え
遂に一緒に昇天した
神山は肉棒を抜くとティッシュで尿管の残りを綺麗に出して
ショーツに残らないようにした
ぐったり机に寝ている洋子の秘所も丁寧に拭きとってあげた
「ありがとう しあわせよ」
洋子は机から降りると神山にキスをして脱いだ物を身に着けた

暫くしてPCで25、6日と宿泊する宿を探して見ると強羅に眺めのいい
ホテルがあったのでTJのメンバーカードで予約をした
「洋子 25、26は強羅 ザ ホテル 強羅のスイートが取れたよ」
「えっ、、、あの 強羅 ザ ホテル 強羅ですか、、、」
「なんで?」
「だって あそこは最低でも1人8万円はしますよ
それがスイートだったら とんでもない金額よ へぇ~」
「そうか だったらいいね それで部屋に露天風呂が付いているって」
「わぁ~ 凄いわ そのお部屋は 2部屋しかなくてスイートでも
最高級よ 凄いわ」
「まあ 楽しみだ それで明日は渋谷のシブヤ ハイアット ホテルが
有るでしょ そこのタクシー乗り場で9時はどう?」
「ええ 大丈夫よ それで先日話した通り26日の夜だけど
お昼ご飯を食べてどこかタイミングの良いところで帰ります」
「そうか 夕飯を食べていると遅くなるか」
「ええ それも有りますけど 今日頂いた物をお祭りで準備をしないと」
「うん 分ったわよ そうしたら26日は駅の近場でお昼にしよう
まあ あくまで予定だけど」
神山は冷蔵庫からビールを出して洋子と呑むと
「洋子 お願いがある 食事の時に笑うのは構わないが過ぎないようにね」
「はい ごめんなさい 絶対にしません」
「うん 話しに夢中になるのも良いが 程ほどに頼んだよ」
「はい 本当にごめんなさい 失礼しました」
洋子は余程先日の事を重大な事と受け止めているのか
緊張して聞いていた
神山は時計を見ると17時だったのでGプロジェクトに行き
ディスカッションを聞いた
殆ど方向性が決まってきたがまだ揉んだほうが良いと思い
神山がみんなの前で今一度基本姿勢を伝えディスカッションを再開した
30分経って神山は高橋を呼んで
「孝ちゃん だんだんと良くなっていると思うよ
それで 明日は少し良いデザインを出すために
各自が突っ込んだスケッチを書きながらもう少し進もうよ」
「そうですね 今日それをしたかったんですけど まだかなと思って」
「うん だから 今夜遅くなっても構わないよ 
どんどん書いていこうよ ねっ」
神山はそう言うと高橋に5万円を財布から出して
「これで美味しいもの食べて頑張って」
高橋は受け取らずに
「山ちゃん 佐藤から貰っていますから ほんと何時もありがとうございます
なので 頂け無いですよ ほんと 怒られます」
神山は頷いてお札を財布に仕舞った
「じゃ 明日は休むけど何かあったら携帯までね」
「了解です」
神山は次長室に戻ると洋子に
「30分寝かしてくれ お願いします」
「は~い 分りました」
神山はソファーに横になると直ぐに寝息をたてて寝入った
洋子は冷房が効いている部屋なのでクローゼットから自分のジャッケットを
出して神山に掛けた
30分が経つと洋子が神山を起こした
「わぁ~ ありがとう すっきりしたよ」
神山は時計を見ると18時になっていた
冷蔵庫から缶コーヒーを出して頭をシャッキとさせた
「洋子 今日はもういいよ 急ぎは無いでしょ」
「ええ 大丈夫よ 先程のお中元リストも作りました」
洋子は神山にリストを渡すと
「はぁ~ 知らない所が3分の1もあるんだ そうすると
これから まだまだ来るわけか、、、
ねえ洋子 先程の礼状の件だけど全てPC任せにする 変更 お願いします」
「ふふふ やはりね そうだと思って 一応作ったの」
洋子は席に戻って試作を神山に手渡し神山の脇に座ってキスをした
神山も洋子をきつく抱いてキスに答えた
「さあ これでよしと ありがとう そうだ送ろうか
どうせ 渋谷から入ったって大して変らないし」
「わぁ~ お願いします」
二人は帰り仕度をして部屋を見渡してゴミなど片付けた

次長室をでるとホテルの地下駐車場にいき赤いポルシェに乗った
この時間になると雨が止んで夕日が差していた
日曜の夜なので車が空いていているのでポルシェを飛ばせた
洋子の自宅付近に行くと祭りの幟や大きな紅白幕飾りがつけられ
祭りが盛り上がっていた
「じゃあ 明日頼んだよ 9時」
「ええ 何か有ったら携帯にお願いしますね」
「うん 了解 では」
神山は洋子に手を振って渋谷のICに向った
渋谷の夜は日曜日でも若者が多く賑わっていた
さすがに会社帰りのカップルはあまり見かけなかった
信号が青に変ったので渋谷ICに向かい坂を登ると神山は飛ばした
この時間帯は夕日が目に入るので気をつけたがスピードはZより出せた
御殿場ICで下りて由紀枝のマンションに着くと19時前で余裕だった

最上階に行くと由紀枝がドアを開けて待っていて
「わぁ~ 嬉しい はやいね~」
神山が玄関にはいると二人はキスをして抱き合った
ソファーに座ると由紀枝は冷蔵庫からビールを出して神山に渡して
「嬉しいわ 乾杯しましょ」
「由紀枝 ずっとあそこで待っていたの」
「ええ そうよ だから会社から帰ってきて手を洗ってうがいをして
それから待っていたの」
神山は由紀枝を抱きしめて
「優しいね ありがとう ますます好きになったよ」
「わぁ~ ほんと れしいわ それで仲直りした?洋子さんと」
「うん したよ」
「何回したの 教えて ねえ」
「えっ 何を?」
「セッ・ク・ス」
「うん 2回 いや3回だ」
「じゃあ 今夜は4回ね ふふふ たのしみだな さあ今夜もがんばろう」
「おいおい 何を頑張るんだよ」
「決まってるじゃん SEXよ 寝かさないからね ふふふ」
「分ったわ なんとか頑張ります」
二人はキスをした後に部屋を出て駐車場にいくと由紀枝が
「わぁ~ 凄いわ ポルシェじゃん 凄い」
「うん これで明日鎌倉にいこうね」
「わぁ~ 素敵よ 明日ね 晴れるって言っていたわ 良かった」

神山と由紀枝はマーチに乗って御殿場駅前寿司にいくと
女将がニコニコして迎えてくれた
カウンターに座ると大将が威勢良く女将にビールを注文した
「こんばんわ 旦那 いらっしゃいお嬢様 晴れましたね」
「ええ 良かったですよ 晴れて」
神山は先日同様に鮮魚の盛り合わせを注文して由紀枝と食べた
由紀枝が大将に
「ニンニクとしょうがのおろしたものを頂けないかしら」
「りょうかい お~い ニンニクおろしとしょうがおろし 一丁」
「へ~い ニン しょうおろし 一丁」
ここに来ると気持ちよく食べられのが人気なんだろう
由紀枝はニンニクとしょうがおろしが来ると神山に
「さあ これでたべてね 頑張ってもらわないと ふふふ」
それを聞いていた大将が
「お嬢様 何を頑張るんですか」
由紀枝が顔を真っ赤にしたのを大将は分って
「よし あちらのお客さんはね3回だって4回だったらビールご馳走よ
で 何回?」
由紀枝はますます顔を赤くして小さい声で
「4回よ」
それを聞いた大将は大きな声で
「は~い 出ました 4回 お~いビールをサービス」
神山と由紀枝は呆気に取られた
女将がニコニコして
「いいね 若さは私も若い時は5回が最高だったよ 頑張って」
神山と由紀枝はますます呆気に取られた
ここのお寿司屋では下ネタを上手に明るく使っている所も人気かなと思った

突然大将が大きな声で
「は~い こちらのお客さん5回 でました5回 ビールサービス」
神山と由紀枝は可笑しくなって顔を見合わせて笑った
二人は日本酒に替えると二合徳利を運んできた
神山は一合を頼んだ筈だがあえて言わなかった
「大将 照り焼きとか天ぷらはお願い出来ますか?」
「へい 作りますか」
「ええ 一人前でお願いします」
大将が大きな声で厨房に
「照り焼きと天ぷら 大盛りサービス たのんだよー」
神山と由紀枝はびっくりして顔を見合わせた
「食べられなかったら どうしよう」
「その時は 包んで持ち帰るよ 大丈夫だよ」
暫くすると天ぷらは大きなお皿にえびや野菜の天ぷらが2,3人前来た
照り焼きも5切れあり大サービスだった
大将が神山と由紀枝に
「この大トロ 美味しいよ 食べて」
そう言うと下駄に乗せてくれた
二人は食べると口の中でとろけた 初めてで
「大将 美味しいよ 初めてだよ ありがとう」
「ええ 私も初めて 美味しいわ」
「良かったです ではこれでネギトロ巻きを作りましょうか」
「お願いします」
神山と由紀枝はビックリした
様子を見ていた大将が
「私ら 覚えるのが商売ですよ ねえ 大竹さんのご親戚」
「まあ 覚えてくれたの嬉しいわ ねえ神山さん」
「うん いい事だね 僕も勉強になるよ」
ネギトロ巻きが下駄に乗せられ日本酒を呑みながら食べた
神山と由紀枝はお腹が一杯になったので残った天ぷらと照り焼きを
包んで貰い会計をお願いすると女将が神山に
「この間の預かり分があるから 3500円よ」
神山は驚いて 5000円出しおつりは又次回にと言って店を出た
「由紀枝 あれだけ食べて 8千円もしないんだよ なんか心配するね」
「そうね でもちゃんと何処かで儲けがあるんでしょ」
「そうだね」
神山が空を見ると星が綺麗に輝いていた
「由紀枝 良かったね 晴れが続くといいね」
「絶対に箱根は晴れよ」
二人はキスをして由紀枝のマーチでマンションに帰った

部屋に戻るとソファーで寛ぐ神山に
「ねえ 早くお風呂にはいろうよ」
そう言い神山を浴室に連れて行った
湯船は由紀枝が用意したのか湯が張って有り直ぐに浸かった
由紀枝が入って来ると目を反らしていたが
「神山さん 我慢しなくていいのに ほら」
神山が由紀枝を見るとお尻を向けて挑発的なポーズを取っていた
「おいおい 丸見えだよ」
「ふふふ 大きくなった だめ」
由紀枝は神山に更に近づき秘所を見せた
神山は軽くお尻を叩くと
「イヤ~ う~ん 神山さんそうしたいんだ でもいやよ」
由紀枝は振り向くと神山の横にザブンと入りキスをし神山の肉棒を掴んだ
「由紀枝 気持ちいよ」
由紀枝は神山にキスをして更に肉棒を硬く大きくしていった
「神山さん 明日は8時頃ここを出るの」
神山は由紀枝の手が上手に動いて気持ちよくてしどろもどの口調で
「う~ん うん そうだね う~ん」
由紀枝は神山の顔を見て動きを早くすると
「出そうだよ 由紀枝 う~ん」
由紀枝はもう片方の手で亀頭を撫でまわした
「ふふふ おちんちんの先がぬるぬるしているよ ふふふ ほ・し・い?」
「う~ん うん う~ん」
由紀枝は手をそのままにして躰を反転させて神山に跨った
神山は目の前のぷりぷりした乳房にむしゃぶりついて
「由紀枝 気持ちがいいよ ここも」
由紀枝は肉棒を跨いで腰を前後に動かして裏側を刺激した
「ふふふ どう ほら ぬるぬるよ」
由紀枝は更に片手で腰の動きに合わせ亀頭を撫でまわした
「頼むよ 欲しいよ 由紀枝入りたいよ」
「ふふふ 私も欲しいわ」
由紀枝は立ちあがり後ろ向きになってお尻を突き出した
「一杯いれて」
神山も立ち上がって由紀枝の腰を支えて肉棒を挿入した
二人の腰が動くと浴槽の湯が揺れた
由紀枝は両肘を床につけて更に腰を突き出し動かした
神山は空いた両手で乳首を愛撫すると喘ぎ声が大きくなって
膣が狭まってきた
肉棒は膣の圧力に悲鳴を上げてスペルマを発射しすると
「きてるぅ~ あっ~ あっ あっ」
由紀枝も一緒に快楽の頂点に達した







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2013年9月5日木曜日

ゆり 7 - 40 Vol. 2



神山は電話を切ると由貴に電話をした
「神山さん 昨夜はごめんなさい ほんと反省しています」
「やあ おはよう うん済んだ事は仕方が無いよ
それより21日の件はどうだったの 昨夜聞きたかったけど
安田桃子ちゃんが居ただろう」
「ええ 私も話したかったんですよ それが久保チーフが20日の夜
残業終って実家に帰ったんですって で21日ですけど連絡が取れなくて
筒井さんから私の所に電話がきたと言う事です
最初20日に本社で残業が終った時は普通に帰ったんですって
それから5分位してまだ残っていた事務の杉浦さんに電話があって
突然実家に帰ると言われてそれから連絡が取れなくなったんです」
「そうすると彼女は何時出勤なの」
「ええ 昨夜戻っている筈だったら今朝からです 私が休みなので上原です」
「わかった 筒井さんは何処まで知っているの」
「ええ 杉浦さんに聞いていましたから全体を把握していると思いますよ」
「わかった 今までも助言をしたが 黙っていなさいね
ただし 筒井さんから聞かれたら正直に話すんだいいね」
「はい 分りました
それから神山さん 洋子先輩 泣いていましたよ
許してあげてください お願いします」
「うん わかった」
「ふぁ~本当ですか 良かった だってね神山さん
私は秘書に向いていないとか 神山さんに迷惑ばかり掛けているって
もう桃子と二人で宥めるのに大変でしたよ
あのあと日本酒をがんがん呑んでいましたよ びっくりです
私も抱いて欲しいけど 洋子先輩にも優しくしてくださいね」
「うん 大丈夫だよ 由貴は今日休みか ねえ由貴 ポルシェは
運転した事あるかな」
「えっ ある訳無いでしょ あんな高い車 買ったんですか?」
「うん 今日納車さ」
「えっ 凄い こんど乗せてください」
「うん いいよ あっ それとそこの住所は教えたの洋子に」
「いいえ だってそんな雰囲気じゃないですよ だから大丈夫ですよ」
「ありがとう でも桃子ちゃんには分っちゃうね ははは」
「ふふふ おなじとこで働いているから でも呼びませんから大丈夫よ」
「うん まあ僕が恨まれるだけだね で部屋には慣れた?」
「ううん 全然 どこかのホテルって感じですよ まだ落ち着かないです」
「そうだろうね まあすぐに落ち着くよ」
「神山さん 今夜は忙しいの?」
「う~ん 何も無いと思うよ なんで」
「私 今日から大丈夫よ 痩せられるわ ふふふ」
「そうかぁ 行かれる様だったら3時までに連絡をするよ」
「ええ 待っています」
「では」
神山は電話を切り時計を見ると8時になっていた
普段なら祥子が起こしに着てもいい筈だがどうしたのか
神山は浴室に入り熱いシャワーを浴びてシャッキとさせた
冷蔵庫から地ビールを出してテーブルで呑んでタバコを吹かし
由貴の言ってた祥子の行動を考えた
神山は身支度をして部屋を出た
駅までの坂を複雑な気持ちで下りて行くとニーナ・ニーナの
ショップがあるがまだ誰も着ていなかった
構内カフェで簡単な朝食を摂り地下鉄で銀座まで出た

次長室に入ったのが9時過ぎだったのでコーヒーを飲みながら
今日の仕事を準備した
FAXを見るとアメリカのアレックス氏から届いていた
内容はスーパーカーの確保は3台に決定で倉庫保管をしている事
クラッシックカーも10台確保し倉庫保管をしている
後は難しくこれだけ報告しておく
Jrから聞いた10億単位のお金は準備している
御殿場アウトレットについては神山さんの思い通りに進めてください
そう言う内容だった
神山は次長席で読んでいると洋子が出勤してきた
洋子はいかにも前日のみ過ぎましたと顔だった
「おはようございます 昨夜は済みませんでした 謝ります」
「やあ おはよう」
「私 反省しました もう二度とあのような事を申し上げません」
「おいおい 畏まって どうした」
「ええ 私 自分が秘書と言う事で他の女性より優位に立とうと
している事に気が付きました 本当にごめんなさい」
洋子は次長席の前で今にも泣きそうな顔で神山に言った
「ようやく そこが分ったのか 今まで何回も話そうとしたが
洋子が良くしてくれているので話さなかった
今朝 由紀枝と話をしたら 僕が言っていないのに
喧嘩をした事を見破っていて 仲直りをしてくださいだって
訳は私が逢えなくなるでしょうって
それから由貴とも話をした
同じ様に仲直りをしてくださいってさ
そんなに慕われているんだから そこだけ直せば充分だね」
洋子は神山の話を聞いていて泣いていた
「本当にごめんなさい あの子達に心配させたのね ごめんなさいあなた」
神山は次長席を廻って洋子を抱くと泣き崩れた
ソファーに落ち着かせると
「まあ 今後気を付けて欲しい いいね」
「はい ごめんなさい」
「よし もうその涙を忘れないで仕事だ」
神山はアレックス氏から届いたFAXを見せて
「PCを利用して一台ごとに画像を取り込んで カタログを作って欲しい
カタログデーターにはスペックは必須 あとエピソードやなんでも良い
使えるものをどんどんと 見やすくいれて欲しい」
神山は簡単にスケッチを書いて渡した
洋子はようやく元気になって仕事を始めた
神山はのみ過ぎた後にはよく梅昆布茶がよく効いたのでコンビニで買って
洋子に上げると また泣き出した
「ほら これを飲んで具合をよくしなさい」
「本当にありがとうございます」
神山は冷蔵庫からビールを出して洋子に
「昼ご飯が行けなかったら 帰ってもいいよ ゆっくりしなさい」
そう言いビールを呑んで9時50分になったので洋子に
「それでは上に行ってきます ここを頼んだよ」
「はい 行ってらっしゃい」

神山はGプロの部屋に入ると全員が揃っていたので 10時まで待って
昨日行ったディスカッションの続きをはじめた
午前中は佐藤がいなかったが皆真剣だった
時間を忘れて話し合いをしていると洋子から
「いま 納車です パーキングの受付に来てください」
神山は電話を切ると時計を見て
「このまま皆で12時まで行って昼に行って下さい
僕は夕方戻ります 今の方向性でいいし ニーナ・ニーナだけ
もう少し揉んでください 孝ちゃんお願いしますね」
「山ちゃん スケジュール出来たよ」
「おお ありがとうございます では見ておくよ」
高橋からスケジュールを受け取ると
「部長は知っている?」
「ええ さっきFAXしました」
「了解です 詳細は部長とつめるね」
神山はそう言うと次長室に入り洋子を呼んで
「ほら 行くよ」
洋子は嬉しさをどう表現したらいいか分らなかった
「ほら なに座っているの さあ」

神山は傘を持って洋子を一緒に部屋をでた
洋子は神山と並んで歩いたが傘が邪魔をして話せなかった
パーキングに着くと人だかりになっていて神山が
「すみません 今 納車です 色々と話がありますので
皆様どうぞご理解を下さい お願いします」
神山がお辞儀をしながら人だかりを解くと営業マンが
「やはりポルシェですね どこに行ってもこの人気ですよ」
「ありがとう 凄いね 正直驚きました」
「ええ 僕もようやくなれましたよ では説明しますね」
営業マンの説明が始まった
神山は分りやすい説明に頷きながら聞いていた
最後に書類にサインをして完了すると神山が鈴やの周りを
廻って戻ってきた
「凄いですね トルクが何とも言えないですよ」
「でも フェアレディーZも良い感じでしょ」
「ええ 比べ物にならないですよ ありがとうございます」
「何かありましたらお電話を下さい 精一杯努力をいたします」
「うん わかった」
営業マンは神山に挨拶をして帰っていった
「さあ 洋子乗って」
左ハンドルの運転席に座って洋子を右に乗せた
神山はゆっくり出ると銀座ICで首都高に入るとスピードを上げた
フェアレディーZもアクセルコントロールをしやすかったが
このポルシェ911ターボはそれ以上に扱いやすかった
コーナーでもスピンをしそうだが安定していた
一周して銀座で下りるとハイオクを満タンにしてホテルの地下駐車場へ止めた
ホテル禅の地下駐車場を借りる時の条件で警備員室の傍を伝えたので
神山の赤いポルシェは警備員からよく見えた
車から降りて警備員に挨拶をすると
「貴方が そうでしたか 悪戯されないようよく見張りますよ」
「お願いします」

警備員は帽子に右手を持って行き敬礼をした
ポルシェに乗った洋子はようやく元気になって
「素敵ね 私も欲しくなったわ いいわ~」
「ははは ようやく元気になったね」
「そうよ 車は私の思い通りになるから大好きよ」
洋子はしまったと思ったが遅く神山が
「そうだよな 車は嘘や隠し事をしないで素直だもんな」
「ごめんなさい 許してごめんなさい」
「しかし 車とはSEX出来ないし 愛撫もしてくれないけどね」
「ごめんなさい 本当にごめんなさい」
神山は洋子に
「でも 洋子が言った事が本音だったら僕には咎める事は出来ないしね」
「ごめんなさい 謝ります 済みませんでした」
「うん でも仕方が無いんだろね わかったから元気をだせよ」
神山は洋子が考えている事も分った 自身も嘘を付かない車が好きだった
ここのすり併せをしておかないといけないがどうしたら良いか分らなかった
部屋まで二人とも無口で神山は次長席に座り洋子は受付に座った
暫くすると内線がなって洋子が受け取ると
「Gプロの高橋さんです 3番です」
「うん ありがとう はい神山です」
「山ちゃん どう 久しぶりに」
「ごめん ちょっと駄目なんだ」
「了解です」
神山は電話を切ると洋子に
「洋子 お昼に行くよ」
「誘ってくれるんですか 本当に」
「おいおい いこうよ ほら カーキチさん」
洋子はようやく笑顔になってニコニコして
「ありがとうございます 嬉しいわ ごめんなさい」
「ははは いいよ気にしないで 先にホテルの地下駐車場へ行ってて
僕は ちょっと買い物をする」 
神山は店内の地下食品街に行ってカツサンドを買ったりおつまみを買い
由貴に電話をして19時に行く事を伝えた
ホテルの地下駐車場に着くと洋子が待っていて
「ふぁ~ 今日はお弁当ね 楽しいわ」
神山はにニコニコし頷いて赤いポルシェに
乗るとゆっくり出て代々木のマンションへ向った
車を駐車場に止めると雨が激しくて車から降りる時に苦労した
部屋に入ると神山は洋子を抱き寄せキスをした
ソファアーに座ると洋子が冷蔵庫からビールを出して二人のグラスに注ぐと
「さあ 今日は久しぶりにゆっくりしよう 夕方帰る」

今日はようやく神山が主導権を取り戻して話が出来た
「はい 分りました さあ食べましょう」
神山はビールを呑みながら
「洋子は運転した事はあるの」
「無いわ 運転したいわ 見ていると」
「ははは その後は 腕がむずむずしていると言いたいんだろう」
「もう そんな でも本当よ」
「うん 今日は雨だから 晴れている時だね その方が安全だしね」
「ほんと 嬉しいわ」
二人は漸く仲直りをして楽しい昼食を食べた
神山がビールを冷蔵庫から出して呑み洋子に勧めると
「ねえ 大丈夫?」
「大丈夫だよ 昼寝をするから大丈夫だよ」
食べ終わると神山は片づけを手伝うと洋子がキスをした
「さあ じゃあこっちのランチも済ませようよ」
洋子は真っ赤な顔になって
「うれしいわ ありがとうございます」
神山に抱きついてキスをした
「さあそれでは風呂に入ろうよ」
神山は脱衣所で脱ぐと浴室をシャワーで簡単に流し湯船に湯を張った
ボディーソープをいれジャグジーを使うと泡がどんどん出来て
神山は湯船に入った
洋子が前を隠して浴室に入ってくると神山は
「洋子 早くおいで」
「でも 洗わないと」
洋子は簡単に洗って浴槽に入ると神山の傍に座った
神山はジャグジーの別のスイッチを入れると洋子が
「ふぁ~ なにこれ また」
「気持ちいいだろ ほら 動いたらだめだよ こっちに来なさい」
洋子は恐る恐る腰を動かした
泡が丁度クリトリスを刺激して洋子は段々と顔を紅潮させた
「あなた 気持ちいいわ ほしい ほしくなった ねえ」
神山は中指を膣に入れると洋子は腰を動かしてきた
「ねえ 行きそうよ あつっ あうぅ あぅ~」
洋子はそう言うと体を反転して神山のおちんちんに跨って
腰を前後に動かしクリトリスの刺激を強くした
神山も秘所の柔らかい感触に肉棒化し洋子の膣に入りたかった
洋子は硬くなった肉棒を腰を浮かせて挿入した
神山は入ったすぐに膣が狭まったので腰を動かした
「あっ あっ きて いきそうよ」
神山は指でクリトリスを刺激すると
「あっ~ あっ~ あっ あっ いぐぅ~」
洋子はあっけなく昇天し 暫くすると
「駄目 のぼせるわ 出ましょう」
洋子は昨夜のお酒が抜けてきたのか 汗を一杯かいていた

「あなた 起きて 4時になるわ」
洋子は神山を起こした
神山は風呂から出た後に2回交わり気持ちよく寝ていた
「う~ん やあ あ~あ よく寝た」
神山はシャワーを浴びると身支度を済ませるた
「洋子はもう大丈夫ですか?」
「ええ 出られるわ」
二人は傘をさして赤いポルシェに乗った
神山は前の車を巧みに追い越しをして銀座のホテル地下駐車場へ止めた
次長室に戻ると洋子は留守電を確認したが神山のものは無かった
神山は洋子に部屋を頼みGプロの部屋に入ると佐藤部長も来ていて
熱いディスカッションが行われていた
Gプロの面々が神山を見ると話し合いを一時中断してが
「いや いい内容ですよ 続けてください」
神山は佐藤部長を呼ぶと
「段々と出来てきましたね もう僕も安心です ここまで来れば
それで建築設計のエキスパートを一人呼んで貰えませんかね 28日からで
結構です 理由はこれからどんどんとデザインを出していく上で
並行作業をして建築設計からの視点なども取り入れていけばいい物が
出来ると思うんです 来て貰うのは毎日じゃなくて結構ですよ」
「そうですね その方が現実的な案も出てきますし早く進みますね
分りました 早速手配します それから昨夜はご馳走様でした」
「いえいえお願いします それと勤務表ですがこの部屋に置いて頂けませんか
アルタ本社同様日曜日公休ですよね それはそれで行きましょう
あと週に1回公休があるので ここで僕が確認をしたいんです
出来れば一斉公休の方が都合がいいんですが」
「そですね その方が私も管理しやすいですよ
どうでしょうか 土日にしては
今週は26、27を当てて30日から土日では」
「そうですね イレギュラーが発生し出勤となった場合は翌週で
調整しますか」
「ええ そうすると助かります」
「では お願いしますね 私は6時を過ぎたら戻りますから」
「はい 分りました」
神山はみんなのディスカッションを聞いて方向がずれる時に修正をした
18時になるとGプロの部屋を出て次長室に戻ると洋子がニコニコして
「はい 出来ました これで良いですか」
車のカタログを神山に手渡し見せた
「うん 上出来 ありがとう エピソードが面白いね
こんなにあるとは思ってもいなかったよ
あと この車を日本に持って来た時に使える写真を撮影したいんだ
あっ そうか上にいるな ちょっと借りるよ」
神山は再びGプロに部屋に戻ってグラフィックデザイン担当の田辺を呼んで
「この車を生かす方法を考えてください 時間は有るけど早い方がいいね」
「もしかして 撮影ですか」
「そう 現在日本に来ていない 御殿場アウトレットに持っていく前に 
使える写真を撮って置きたいわけさ そのデザインをお願いします」
「はい 分りましたPC画像で良いですか」
「うん OKだよ ではお願いしますね」
神山は次長室に戻ると洋子に
「さあ 今日は終わりだ 洋子お疲れ様でした」
「お疲れ様でした あの~今夜は」
「うん 他に行くところが有るから良いよ
気にしないで もう少ししたら帰るけれど先に帰っていいよ」
洋子は一瞬戸惑ったが気を取り直して
「は~い 分りました ではお先に失礼します」
「うん 明日も頼むね」
「は~い」

洋子が部屋を出て行った後 神山はタバコを吹かして洋子の事を考えた
よく働き頭脳明晰 下からも慕われて人間的にもOK なのに
神山の周りの女性には執拗なほど拘りを持っている
しかし反省をしたが何処まで変えられるか疑問符が付いた
一方洋子は一人寂しく電車の中で自分を変えようと反省していた
(もう昨夜のようなことは絶対に慎もう 嫌われたら いく場所がないわ 
女についてあれこれ詮索するのは辞めよう でないと嫌われるわ
もう他の女の事を考えるのはよそう 
今まで気にしていない振りをして実は束縛していたんだわ 辞めよう)
洋子は気が付くと何か吹っ切れて明るい表情になった

神山は赤いポルシェに乗ると由貴のマンションに行った
部屋に入ると
「ふぁ~ お帰りなさい 由貴寂しかったよ うれしい~」
神山はキスをして
「さあ 食事に行こうか」
「えっ 由貴が作ったよ だめ?」
「おお ありがとう 助かるね」
「ねえ そうしたら 先にシャワーを浴びてきて お願いしますよ」
神山は脱衣所で脱ぐと由貴が脱いだ物を丁寧にたたみ寝室に持っていった
簡単にシャワーで洗い浴室を出ると着替えの部屋着が用意されていた
ダイニングテーブルに着くと由貴が
「ふふふ洋子さんと仲直りしたでしょ」
「えっ なんで分るの」
「だって いい香りがしたもん ふふふ」
「そうか分るか」
「さあ 今夜ね しゃぶしゃぶにしたの ニンニクを一杯使って元気よ」
「由貴 そうしたら 今度外でバーべキューをしよう
ニンニクの丸焼きとか出来るし バーベキューセットも安いし」
「ふぁ~ いいわね 楽しみが又増えたわ」
「えっ なに?」
「ええ 今日マーチを買いました それで27日のお休みの時に納車です」
「おお 買ったのか 良かったね これでこんな雨の時でも
お買い物が楽だし楽しくなるね」
「そうなんですよ」
由貴は冷蔵庫からビールを出して二人のグラスに注ぐと神山が
「マーチ購入おめでとう 乾杯」
神山は由貴の顔を見ながら食べたり呑んだりした
牛肉は500g買ってきたが二人には丁度良かった
食べ終わると由貴が
「いやだ~ 食べちゃったよ~ ふとる~」
「ははは 今夜 痩せようよ」
由貴は真っ赤な顔になって
「実はね神山さん 生理中もあそこがうずうずして落ち着かなかったの
まだバージンの時はこんな事無かったのに 神山さんに肉体改造 いや
膣改造をされたわ 責任をとってね」
「そんなに変化が有ったの へぇ~」
「男は包茎でも射精はするでしょ 女は違うから だから今日は
ショーツを何回か穿き替えたわ もうべとべとよ いやね~」
二人はソファーから立って浴室にいき戯れた
由貴は片足を思い切り上げて神山の肉棒を受け入れると
雨音をかき消すくらい大きな声で喘いだ
ベッドに入ると由貴が積極的でおちんちんをすぐに元気にさせ
膣に何回も導いて昇天をしていた
神山も頑張っていたが そのうちに麻痺してきてあまり感じなくなり
由貴は限界と思って神山を開放し抱き合って寝た

5月24日 日曜日 雨
「起きて 神山さんたら もう」
由貴は神山を起こしたが目が覚めないので手を拱いた
布団を開けると肉棒が天を向いていたので由貴は跨って静かに腰を落とした
「あ~幸せ 朝から頂けるって ふふふ」
由貴は気持ちがよくなり腰の動きも早くした
神山は下半身が気持ちよく目が覚めると
「わぁ~お お おはよう 気持ちいいよ」
神山は由貴を抱きしめ腰を動かし下から膣の奥を目指してつついた
暫く動かすと二人は一緒に昇天した
「ふぁ~ さっぱりしたわ 気持ちよかった」
そう言い一人でシャワー室に駆け込み体を流した
神山も遅れてシャワーを掛けシャッキとした
由貴は簡単な朝食を作り二人はお腹に入れ出勤の仕度をした

出かける時に由貴が神山に
「神山さん 桃子が5月30日で26歳なの 一応情報提供です」
「そうか ありがとう」
神山と由貴は抱き合ってキスをして部屋を出た
由貴を駅まで送り銀座に向った
車をホテルの地下駐車場に止めると途中で缶コーヒーを2つ買って
次長室に入った
缶コーヒーの1つを冷蔵庫に入れて次長席で自分の分を飲んだ
神山は御殿場アウトレットの纏めをしていると洋子が出勤してきて
「おはようございます 早いですね」
「やあ おはよう」
洋子が席に付くのを待って冷蔵庫から缶コーヒーを出して渡した
「はい これ 今日も頼むよ」
洋子は朝から嬉しくなり明るく答えた
「は~い 分りました ありがとうございます」
神山は次長席で先程の続きをしているとそろそろ9時50分になったので
「じゃあ洋子 上に行ってくる ここを頼んだよ」
「はい 行ってらっしゃい」
神山は今日中になんとか纏めたいと気を引き締め部屋に入った
「やあ おはようございます」
「おはようございます」
神山は昨日の纏めを聞いて注意点を指摘しディスカッションを開始した
熱い意見が飛び交っていたが神山は一つ気がかりな事があった
御殿場プロジェクトチームの竹内氏から新しい規約書が届いていない事だった
この規約書がないとデザインが暴走してしまう事もあり心配だった








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