2013年9月25日水曜日

ゆり 8 - 41 Vol. 3



神山と由紀枝はブランデーを呑みながら見ていると由紀枝が何も言わずに
寝室に消えていった
神山はあまり気に止めなかったがどうしたのかと振り返ると
「ねえ どうこれ ふふふ」
由紀枝はザ ホテル 強羅で購入したセクシーな下着を着けて現れた
「わぁ~お こっちにおいで」
由紀枝は部屋の照明を暗くして神山の脇に座りキスをした
「由紀枝 似合うよ 凄いよまるで娼婦のようだ」
由紀枝は化粧も目の周りに少しして雰囲気を変えていた
「ふふふ ねえ ここ触って」
由紀枝は神山の手を透けているパンティーの大事なところへ持っていくと
ざらざらした感触だった
「ふふふ このパンティー 穴あきよ びっくりした」
「ふぁ~ そうしたらこのまま入れるね」
神山は由紀枝を正面にして抱っこをした
由紀枝は丁度神山のおちんちんを跨ぐ格好になった
神山は正面にある乳房を揉んでいると下半身が
元気になりガウンからはみ出ると由紀枝が秘所をあてがって刺激をした
片手で亀頭を撫でまわしているとぬめぬめした体液が出てきて
「ふふふ あなた 出てきたわよ ほら気持ち良いでしょ」
由紀枝は肉棒の裏側をクリトリスとヴァギナで刺激を与えて
亀頭は指と手のひらで刺激を与え続けると神山は
「由紀枝 駄目だ出るよ」
「我慢して 出しちゃだめ」
由紀枝は腰の動きを早くすると神山は
「由紀枝 もう駄目だ 出るよ」
神山の亀頭が充血して熱くなったので由紀枝は神山から下りて
口で肉棒を咥えこむと手と併せてリズムよく動かすと
「由紀枝 でる~」
由紀枝は頷いて 手の動きを早くした
神山はスペルマを由紀枝の口の中に発射し腰をがくがく揺らした
由紀枝は最後の一滴まで飲み込むとキッチンで
口の中をすすいぎ神山にキスをした
「ふふふ ベッドに行きましょよ」
由紀枝は神山の手を取って寝室に入った
二人はベッドに横たわり互いの体を弄り興奮を高めていった
「由紀枝 ここは感じるか」
「だめ 絶対に」
神山はアヌスの入り口を刺激したが拒否をされ蟻の門渡りを攻めた
黒いレースで透け透けの穴あきパンティー セットのビスチェ そして
ハーフガウン 神山は元気一杯だった
黒い透け透けのブラジャーからは乳首の尖がりが分り神山は唇で挟んだり
歯で軽くかむと由紀枝は喘ぎだし大きな声を出した
パンティーの穴が空いている部分は由紀枝のぬめぬめした体液で
ぐしょぐしょになり神山は
「由紀枝 そろそろ硬くしてくれ」
神山は由紀枝の口に肉棒を添えると由紀枝はハーモニカを吹く要領で
肉棒の裏側を愛撫し手のひらで亀頭を撫でまわした
神山の両手も乳首とクリトリスを愛撫していて由紀枝は時々肉棒を
唇から離し喘ぎ声を発し息を整えていた
「由紀枝 はいるぞ」 
由紀枝は頷き神山が由紀枝の足をY字の形で高く上げ
肉棒をゆっくり挿入すると由紀枝は
「あっ うっ~ うっ~ きもちいいわ 素敵 おおきいわ~」
「由紀枝のなか 熱いよ」
「大きいわ うごいて ねえ」
由紀枝は我慢できずに自分から動き出して神山も併せ腰を動かした
「あつっ あうぅ あぅ~ いいわ~」
由紀枝の目は虚ろになってきて天井を見ていたが焦点が定まっていなかった
そのうちに頭を左右に振り出し顔も歪んで来た
神山がだんだんと早く腰を動かすと
「もう駄目 いぐぅ~ きて~」
由紀枝の膣が狭まってきて神山も我慢できなくなってきて
「由紀枝 でるぞ」
「うん だして はやく いくよ~」
神山の腰が早くなると由紀枝は体を反らし膣が狭まり
二人は一緒に快楽の頂点に達した
由紀枝は痙攣が治まらないので神山が優しく抱くと由紀枝の
痙攣が治まり抱き合ってキスをした

5月28日 木曜日 小雨 御殿場
「う~ん まだ雨だよ」
「いやね ほんと」
神山と由紀枝はベッドから見える空を眺めていた
昨夜はセクシーなランジェリーを脱いで交わり寝たのは25時だった
神山も由紀枝も恨めしそうに肘を付いていた
「ねえ 由紀枝 2日の引越しは必ず来るよ 出来れば前日から来るよ」
「ふぁ~ ほんと嬉しいわ」
「それで 前日夜だけど 冷蔵庫の電源は切っておくことだよ
まあ移動したら 直ぐに電源は入れられるけれどね ねっ」
「そうね まあビールは一回ダンボールに入れて向こうに着いたら入れるわ」
「うん お願いしますよ」
「は~い 分りました」
二人は一緒にシャワーを浴び朝食を食べた
8時半になると由紀枝が出かける仕度を済ませると 昨日洗濯した神山の
衣類をたたみ手渡した
「今日は亜矢子さんが休みなの だから多少ゆっくり出来るけど
雨が降っているから 何時もと同じ様にでるわね」
「うん いい心がけだね」
神山は由紀枝にキスをし 洗濯物を受け取りボストンに仕舞った
由紀枝が簡単な化粧を済ませると神山に
「どうですか 出られる?」
「うん OKだよ」

二人は手を繋いで管理人室寄ると社長婦人が
「神山様 おはようございます 昨日の駐車場の件ですが確保出来ました」
「そうですか ありがとうございます」
神山と由紀枝は顔を見合わせてマンションを出て由紀枝がマーチに
乗る時に傘で濡れないようさしていた
由紀枝のマーチを見送ると神山も赤いポルシェに乗り駐車場を出た
御殿場ICで東名高速に入ると何時ものように飛ばし上原の
マンションに着いた
一旦部屋に戻ると留守電やFAXを確認すると アルタの内藤社長から
御殿場の有料老人ホームに付いて原案が出来たので連絡が欲しいと
入っていた 神山はFAX用紙をバッグに入れ忘れ物を確認し部屋を出た
赤いポルシェに乗ると銀座の次長室へ向った
車をホテルの地下駐車場に止めると次長室のあるビルに入った
由香里とたまたまエレベーターで会うと
「ねえ この頃全然ご無沙汰ね どうしたの」
神山は本当の事を言えずに
「うん 忙しいんだ ごめんね」
「ふ~ん そうなんだ でも待っているわね」
エレベーターの扉が開くと由香里は催事課に入り神山は次長室へ入った
部屋にはまだ洋子が来ていなかったので冷蔵庫からコーヒーを出し
次長席でタバコを吹かし飲んだ

神山はアルタの内藤社長と連絡をとり話していると
当初亜矢子が言っていた主旨と外れているので亜矢子と直接話し
それから話を進めた方がいいと助言をし電話を切った
亜矢子に電話をすると今日は出かける用事がない事を言われたので
老人介護施設の件でアルタの内藤社長と直接話してもらうように勧めた
「今 内藤社長と話したんだが 亜矢子と話していた主旨と外れて
来ているんだ だから亜矢子も出資をするならば直接話をして
OKならば 直接会って進めればいいと思うよ」
「ありがとう 色々と そうしたら内藤社長に電話をするわ」
「うん くれぐれもお金の話は避けてね それと金額も」
「そうね ありがとう また連絡するわ 携帯ね
あっ それと凄い一杯食料品が来たわ どうしたの」
「それね 僕の所にきたお中元だけど 一人で食べられないから
御裾分けしたんだ」
「わぁ~ ありがとうございます でもあんなに頂いてよかったの」
「うん 亜矢子 洋子 由紀枝と分けてまだ余ったよ
本当に 罰が当るけどこうするしか無かったよ」
「そうね 下手に人にあげると変に思うしね 贅沢な悩みね」
「うん そうなんだよ でも一応落ち着いたよ よかったよ」
「そう で 由紀枝さんはどう」
「どうって」
「いい子なんでしょ 結婚しなさいよ」
「おいおい 朝から何を言い出すんだね まあしかっりしているよ
それと今朝も雨だからと言って早く出勤をしたよ」
「まあ 今朝も一緒だったの 羨ましいわね」
「先日 洋子と由紀枝と会わせたけれど姉妹みたいに
丁度 亜矢子と由紀枝のように仲が良かったよ」
「そう 洋子さんは元気?」
「うん 元気だよ」
「じゃあ 頑張ってね 私も逢いたいわ 待っているわね」
「うん 結果を教えてね 待っています」

電話を切ると洋子がニコニコして部屋に入ってきた
「よう おはよう」
「おはようございます 先日はありがとうございました」
「どうしたの ニコニコして」
洋子は次長席にいき神山に
「ふふふ 今 催事課の由香里と会ったのね そうしたら
あなたがなかなか誘ってくれないってぼやいたから 私言ったのよ
そんなあちこち目を移さないで倉元さんをみなさいって
そうしたら 由香里 顔を真っ赤にして なんで知っているのって言うの
だから そんな話は皆知っているわよ 気を付けなさいと言ったわ」
「それでニコニコしているのか ありがとう 実は今朝 誘われたんだ
だけど仕事で忙しいと口実つけたんだよ よかった助かったよ」
「まあ 貴方は言えないわね それとお中元の食料品 母も大変喜んで
ありがとうって言っていたわ 早速 お祭りの景品に使わせて頂いたわ」
「良かった 今 例の老人ホームの件で内藤社長と話をしたけれど
主旨が亜矢子の主旨と違うので直接話しなさいと進めたんだ
そうしたら お中元の食料品の話が出て喜んでいたよ」
「そう 良かったわね それで老人ホームは上手く行くのかしら?」
「うん 難しいね 結果は亜矢子から入る事になっているよ」
「いい方に進むと良いわね」
そう言って洋子はGパンの格好からビジネススーツに着替えるのに
わざと神山が座っている次長席の前でGパンを脱ぎ始めた
今日のパンストはきらきらと輝いていて綺麗でTバックがよく見えた
神山は洋子を呼ぶと嬉しそうに抱きついて自分から神山の穿いている
Gパンやショーツを脱がせるとおちんちんを舐め始めた
大きくなると洋子もパンストとTバックショーツを下げてお尻を向け
神山は後ろから交わった
ピストン運動をしていると神山の携帯が鳴ったが無視をした
しかし2回3回となると誰だか見ると亜矢子だったので出ると
「私 亜矢子よ どうして出ないの もう」
「ごめんなさい 今 取り込んでいる 又電話をするよ」
「えっ 洋子さんと SEXしているの もう はい待っているわよ」
電話を切ると神山は腰の動きを早くした
洋子も腰の動きを早くすると膣が狭くなり神山がクリトリスを愛撫すると
昇天し神山もスペルマを発射した
洋子は机の上にぐったりとしたが自分から肉棒を抜いた
神山はティッシュで肉棒を拭くと洋子の秘所も拭いてあげた

暫くすると洋子がニコニコして見繕うと
「亜矢子さんに 謝ってね ふふふ」
神山は亜矢子に電話をすると
「終ったの もう 朝から元気が良いわね」 
「ごめんごめん でどうでした」
「結果から言うわね 駄目よ 残念ながら」
「そうか ごめんなさいね 僕の力が足りなかったね」
「ううん 結局は会社だから営利を目的としなくても何処かで利益を
生まなければ倒産するでしょ まあ 私の考えも甘かったのね」
「そうすると 御殿場の病院の近くには引越しをしないの」
「うん こちらの不動産屋と話をするわ 内藤社長も言っていたけど
やはり割高になるって それだったら何かの時の事を考えて
地元の不動産屋を利用した方がいいかなって」
「そうだね その方が得策だね 分りました ありがとう」
「ねえ ほんとよ来てね」
「うん 連絡をするよ」
神山は電話を切ると洋子に老人ホームの件が駄目になった事を伝えると
「時間だからGプロに行く それから東都食品の副社長と連絡をとって
午前中に伺う事を伝えてください」

神山は上のGプロの部屋に入ると佐藤部長が
「山ちゃん おはようございます まずスケジュールを確認してください」
神山は手渡された計画表を確認すると佐藤にOKを出して
「では みなさんおはようございます 只今佐藤部長から
スケジュールを頂きました ありがとうございます
それで どうですか進み具合は」
リーダーの高橋から各ブースの進み具合やデッサンを見て説明を受けると
「ありがとうございます いい所まで来ています それで今日からは
建築設計の方も参加していただき進めます」
アルタの建築部門専門の兄弟会社 アルタスカイはアルタ本社の
隣りに有る会社でアルタの仕事は勿論 大手のゼネコンもこなしている
優秀な人材が豊富で評判はいつもいい
今日から参加した 渡辺高次は元々アルタのデザイナーだったが
建築設計の仕事がしたく設計士の資格を持つベテランだった
高橋と同期入社で渡辺は今 課長を勤めている 
「え~ これからは 渡辺課長と話を進め現実的な案を出してください」
佐藤部長が
「神山さん このまま進んでも大丈夫ですか?」
「ええ もう大掛かりな軌道修正は無しで行けますね」
「はい 分りました ありがとうございます」
神山はアルタスカイの渡辺課長を呼ぶと
「渡辺課長 宜しくお願いしますね」
「ええ 先日佐藤から聞いていますから先程言われた現実的な部分で
デザインを出していきます 期待してください」
「ありがとう お願いします」

神山は部屋を佐藤部長に任せると次長室に戻った
「あなた 東都と連絡が取れて何時でも良いそうですよ」
「うん ありがとう
そうしたら これから赤坂の東都食品に行くが大丈夫ですか?」
「ええ 出られます」
二人はフェアレディーZで赤坂の東都食品本社に向った
1階の受付で神山が名乗ると受付嬢がエレベーターで最上階を案内し
副社長室に着いた
部屋に入ると秘書室があり夫人の里香と葉山が神山を迎え
「いらっしゃいませ 神山常務 田所部長 田宮が待っております」
「よう 元気そうだね 葉山さん」
「はい ありがとうございます」
「うん 血色が良く健康そのものだね」
神山は葉山と里香に挨拶すると田宮が待つ部屋に入った
田宮と神山は握手をしてソファーに座ると神山が早速御殿場アウトレットの
進捗状況を説明した
田宮は秘書の里香に財務部長 営業統括部長 営業推進部長を呼ぶように
指示をすると暫くして全員が部屋に入ってきた
自己紹介がされ森和幸 営業推進部長 佐久間隆志 営業統括部長
そして女性の林敬子 財務部長の3人が加わり話が続いた
御殿場アウトレットのブースに付いては各部長とも田宮から聞いていて
経費予算も理解を示していた
神山は話し合いが終ると田宮に
「田宮さん 実はお願いがあるんですよ」
「なんでしょう」
「ええ 野菜の缶詰を作れませんかね」
神山はお中元のお礼と実体験した事 今後天候などに左右されない
美味しい野菜の提供など分り易く説明すると
「素晴らしいお考えですね 早速商品企画に話をして実験をして
御殿場アウトレットに間に合わせましょう」
「ええ 全国展開する前に御殿場アウトレットでテスト販売をして
アンケートを取れば磐石な商品が出来るでしょう」
「いやー 誰も考えていない分野ですね ありがとうございます」
それを聞いていた林敬子財務部長が田宮に
「浩司社長 神山常務に金一封ですよ 女の私からすると絶対に売れますよ
いいアイディアですよ これは ねえ田所部長」
「ええ 私もお肉の缶詰セットにお野菜の缶詰が入っていたら絶対に
そちらを選びますね イメージがいいですよ」
「そうですよね 浩司社長お分かりですか 若い田所部長も
仰られていますよ」
「はい 分りました」
そう言って田宮は引出しから包みを出すと林敬子財務部長が
「それでは失礼ですよ 大きく一本にしなさい」
田宮は更に包みを重ね林 敬子財務部長が頷くと神山に
「神山常務 こちらは私の気持ちです 受け取ってください」
「しかし まだ商品になっていないのに」
林敬子財務部長が
「いいのよ 神山さん 貴方は我社を救ってくださいました ですから
幾ら御礼をしても足りません これは気持ちですよ 受け取ってください」
神山は頷いて林から包みを受け取り洋子に渡した
田宮が神山達をエレベーターで一階まで送る時に
「神山さん 驚かれたでしょ 実は父の昔のこれで今も頑張っているんです
まあ 仕事は出来るし頭の回転も人並み以上なので私も助かっています」
田宮は神山に小指を立てた事に頷いて
「でも しっかりされた方ですから味方に付けておいた方が得策ですね」
「ええ どうもありがとうございます」
「あっ 地ビールはもう少し待ってくださいね タイミングがありますから」
「はい 承知しております」
二人は田宮に見送られてフェアレディーZに乗ると洋子が
「でも林部長は貴方を随分とかっているのね」
「うん 何かな 初めてだけど分らないな」
「あなたは どんな年齢の女性にももてるのよ」
「実感が湧かないよ キスをされたわけじゃないしね」
「もう 私が一杯しているのにまだ不満なの」

話していると銀座に着き車をホテルの地下駐車場に止め
次長室に戻った
洋子が先程貰った包みを神山に渡すと
「ねえ 現金ね この頃分ってきたわ」
神山は2つの包みを開けると洋子が言ったようにひと包みが500万円で
1000万円入っていた
「洋子 これは僕が貰っていいのかな」
「勿論よ だってアイディア賞でしょ 大丈夫ですよ」
神山は頷くと銀行に行くと入金をして部屋に戻った
洋子が現金を無地の紙に丁寧に包んでいた
「どうしたの洋子」
「ええ 他を見習って包んでいるの まあ100万円は別としても
200万円や500万円は包んでおいた方が良いでしょ
何かの時にも」
「そうだね じゃあ僕のもお願いするかな」
「ええ ここに5千万円あるから これを持って行ってください」
神山は自分の引出しから5千万円をだして洋子に渡した
洋子は500万と300万 200万円の包みを作ってくれた
神山は包みの現金を鍵の掛かる上の引き出しに入れ包んでいない現金を
鍵が掛かる下の引出しに入れた

「さあ どこに行こうか」
「お蕎麦を食べたいわ 鎌倉で食べたでしょ 又食べたくなったわ」
「そうだね この頃食べていないな 2ヶ月前は社員食堂でよく食べたけど
今は全然食べていないもんな」
「じゃあ 久しぶりに行ってみる」
「いや 辞めておこう そうしたら あそこの角のお蕎麦屋にいこう」
神山達はまだ小雨が降っている中を表通りまで歩き蕎麦屋に入った
2階を案内されると座敷になっていて神山はまずビールを注文して
おつまみも注文した
「しかし由紀枝さんも驚いたでしょ あんなに一杯」
「うん だから昨日は素麺と缶詰だけの食事だったよ 
素麺なんてこんなに食べられないって言っていたよ
そこで昨夜 野菜の缶詰があったら良いねって話になったんだ」
「そうよね 缶詰って 結構お肉が多いでしょ コンビーフにしたり
ハムだってそうだし ウィンナーの缶詰もあるでしょ
だから 野菜の缶詰が出来たら画期的ね」
「そうだね 働く人にとっては多少割高でも手間が省けるし助かるよ」
「そうよね」
二人はビールを呑みおつまみを食べるとざる蕎麦をたべた
「あ~美味しかった」
「そうよね 鎌倉と違うし美味しかったわ ご馳走様でした」

神山達が部屋に戻る頃には小雨が上がっていた
電話が鳴ったので洋子が出ると内藤社長からだった
「2番です 内藤社長から」
「はい 神山ですが こんにちわ 今朝は残念でした」
「ええ しかし桜川さんの言い分もわかりますし しかし平行線でした
そして 電話をしたのは山ちゃん 一戸建ての部屋を借りませんか」
「えっ 突然どうしたんですか」
「実はうちで設計管理をして建てたスタジオ兼事務所兼住居なんですが
先程売りに出されたんです で元々うちが管理をしている関係上
不動産屋から連絡がありまして山ちゃんに連絡をしたんです」 
「場所は何処ですか?」
「ええ 赤坂の一等地ですよ 敷地1.2ヘクタール建物は2階建てですが
1階の天井が高いので外観は3階立てみたいですね」
「築何年ですか」
「ええ 3年ほどですが中は綺麗ですよ さっき見てきました
それに家具は高級品ばかりを集めていますし山ちゃんの好きなイタリアの
家具です 主賓室はアメリカシモンズの大きなベッドがそのまま利用でき
寝室も3つもあります どうですかこれから見に行きませんか」
「ええ 家賃は幾らになりますか」
「ええ そこですが 代々木を山ちゃんが借りる事にして貰うと
50万円から70万円で行きますよ」
「代々木がそのままだとどうでしょうか」
「ええ うちで福利厚生を使えないので100万円になりますね」
「分りました ではこれから伺います 住所を教えてください」
神山は住所をメモをし洋子に話をすると
「へぇ~1ヶ月100万円 凄い それに1.2ヘクタールって広いわ」
「一緒に見に行くか」
「ええ いくわ」








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