6月3日 水曜日 晴れ
神山は由紀枝より早く目が覚め熱いシャワーで体をシャッキとさせると
そのままビールを持ってガーデンチェアーに座った
赤坂のスタジオに電話をすると祐子が嬉しそうに話をした
「うんわかった 色々とありがとう そうしたら今夜は外で食べるからね
ちゃんと待っていてね」
「は~い 分りました 待っています」
神山は携帯電話を切るとタバコを吹かして外の風に当っていた
暫くすると由紀枝が起きて来て眠たそうな顔で
「神山さん おはようございます 早いわね」
「やあ おはよう ぐっすり寝ていたから起こさなかったよ」
「うん すこし疲れたかな ふふふ だってベッドでもしたでしょ
あれが効いているのね ほら生理が近いから余計感じるのよ」
「予定だと何時来るの」
「じゃーん 今日よ でも一日や二日位ずれる時があるの
でも近い事は確かよ 乳首が凄く敏感だもん」
「そうか じゃあノーブラだと感じっぱなしなんだ」
「ううん 痛くなるのよ だから今日はブラを着けるわ」
由紀枝はブラジャーを着け生理が何時きてもいいようにナプキンを
ショーツに付けて穿いた
今日はスパッツを穿いて朝食の準備をした
朝食の準備が出来るまでガーデンチェアーに座っていた神山だった
タバコを吹かしていると携帯電話がなって
「はい 神山ですが」
「私 祥子です おはようございます ごめんなさい 朝早くから」
「いやおはよう どうしたの」
「ええ 月曜の朝にお部屋に行っても居ないしそれで電話をしたの」
「ああ 僕は引越しをしましたよ 貴方にも御殿場の件で連絡を
したが 全然繋がらなかったから筒井さんと進めていますよ」
「ごめんなさい 色々とあってお話出来なかったんです」
「うん で用件は」
「今度 時間を作って頂けないかしら」
「うん どの位」
「ええ 1時間くらいで大丈夫だと思います」
「こちらから 連絡しますよ」
「はい ありがとうございます」
由紀枝が聞いていて
「だあれ 今の人」
「うん ニーナ・ニーナのグランドマネージャーだよ」
「ふ~ん こんな早くから」
「うん 朝早いか夜遅いか そんな感じだね ここ連絡が取れなくて
困っていたんだよ 御殿場アウトレットも絡んでいるからね」
「そうなんだ あなたにお休みは無いのね」
「そんな事は無いけど まあ慣れているからね 由紀枝もこれから
24時間の勤務になるだろう 最初は大変だけど慣れれば大丈夫だよ」
「そうね でも亜矢子さんがいるし愛さんもいるから心強いわ」
「うん 亜矢子に任せておけば大丈夫だよ」
「あなた 仕度が出来ましたよ 早く仕舞って ぷらぷらを ふふふ」
神山は部屋着のパンツだけ穿いてダイニングテーブルに着いた
今朝は純和風で焼魚や目玉焼き 納豆など本当に質素だった
海苔の佃煮が美味しかったので聞くと
「これはあなたのお中元よ 美味しいわね 助かるわね」
神山はご飯が美味しく御代りをした
お味噌汁の具はしじみで味噌加減がよく美味しかった
「由紀枝 このお味噌汁だけど おだしが効いているね 美味しいよ」
「ふふふ それもあなたのお中元よ まだあるから冬まで持つわね」
「そうするとお歳暮に無い時は自分で買うことになるね」
「ええ だから美味しいのもはメモをしているの
先日もデパートの食品売場で確認したら 無いものも有ったわ
だから取扱が東京だけかもしれないわね」
「そういうのも有るんだ ここらは販売圏内から外れているのも有るんだ」
「ええ 大きい会社よ 他の物は有るのに無いのも有ったわ
この海苔の佃煮がそうよ ここの会社の他の物は扱っていても
この佃煮は無かったわ スーパーも同じよ」
「やはり地元産業を優先しているんだろうね」
二人は質素だったが美味しく食べて神山がソファーで寛ぐと
由紀枝がお茶を用意してあと片づけを始めた
「ねえ 今日はどうするの」
「うん夕方に戻るよ」
「そうか 寂しいけど我慢しようっと」
「ごめんね 近いうちに時間を作ってくるよ 東京から近いしね」
「ええ お願いね そうね」
「そうしたら 昼は駅前の寿司屋にいこうか」
「わぁ~ ほんと でも昼間から呑めないでしょ」
「大丈夫だよ 昼寝をすれば だからタクシーで行けばいいよ
由紀枝も心配しないでゆっくり日本酒を呑めるだろう」
「そうね 分りました そうしましょう」
二人は部屋の掃除をするにも何をするにも体を寄せ合っていると
楽しい時間が過ぎた
神山が由紀枝に
「ねえ 由紀枝 僕の半ズボンとか 真夏用に買わないといけないね」
「ええ 薄い生地の甚平は買ってあるのよ 半ズボンが分らなくて
まだ買っていないわ それとガーデンチェアの水着も買わないと
いけないかなと思うわ だってねえ」
「そうしたら パラソルも買おうか」
「そうね お休みの時にビールを外で呑むのに最高ね」
「うん 読書をしてそのまま寝ても日焼けしないしね」
「これから行きましょうよ」
神山と由紀枝は着替えをしてマーチでデパートに行った
スポーツ用品売場で大きなパラソルを見つけ 由紀枝とマーチに乗るか
確かめると斜めにして漸く収まるので現金で買った
水着売場に着たが 神山は綿100%のトランクスの方が蒸れなくて
いいだろうという事で紳士肌着の売場でおしゃれなトランクスを買った
真夏の部屋着を探したが結局丈のある半ズボンに落ち着き
ノースリーブのTシャツと合わせて現金清算をした
由紀枝がノースリーブのブラウスが欲しいというので見ると綿とシルクの
おしゃれなブラウスがあったので2枚神山が買ってあげた
「これ涼しそうでいいわ よかった欲しかったのよ ありがとうございます」
「どういたしまして」
神山は由紀枝に
「他に買うものは無い?」
「ええ 充分よ だって そんなに買っても使わないでしょ
ブラジャーやショーツは一杯有るし」
「そうだね じゃあ戻ろうか」
二人は荷物を両手に抱えてマーチの置いてある駐車場にいき神山が
パラソルを何とか車内に納めるとマンションに戻った
神山はパラソルをガーデンテーブルに設置して開くと由紀枝が
「わぁ~ 素敵よ いいわ ここで読書をするなんて最高ね」
「よかった」
神山はパラソルの設置の方法を優しく教えると由紀枝が
「そうすると 台風の時はこれを順番にお部屋に入れればいいのね」
「うん だけど重石はこの端に置いておけばいいよ 大丈夫だよ」
「は~い 分りました」
「由紀枝 じゃあ訓練 練習だよ」
由紀枝は神山に教えて貰ったように順番に片付けて部屋に仕舞った
「うん 間違っていなかったよ」
神山は由紀枝を抱きしめてキスをした
「あと これから24時間勤務でしょ そうしたら面倒だけど
ガーデンセットは部屋に入れたほうが安心だね」
「そうね そうします 何時天候が崩れるか分らないしいね」
「うん お願いしますね」
「ねえ いこうよ お腹がすいた~」
神山はそのままの格好だったが由紀枝はノースリーブのTシャツに着替えて
目の化粧をした
二人は腕を組んで表通りでタクシーを拾い駅前寿司にいった
暖簾をくぐり店内に入ると相変わらず威勢のいい掛け声で迎えてくれた
女将が神山に近寄って
「今日も何時もと一緒でいいの?」
「ええ お願いしますね」
女将が大将に
「は~い こちら いつものコース 宜しくね~」
「あいよ~ いつものコース お~い 頼んだよ~」
掛け声が終ると女将が由紀枝に
「ねえ お嬢様 この頃ますます美しいわ どうしたの」
由紀枝は顔を真っ赤にして
「ええ 毎日3回は入って貰っているの ふふふ」
「わぁ~ 凄いわね あの大きいのを3回も 毎日 わぁ~ 驚き
私も 入って貰いたいわ 美しくなるなら わぁ~凄い」
女将は嘘とも本音ともとれる返事だった
「は~い こちらビール2本サービスだよ わたしから~」
「あいよ~ビール2本サービス」
「女将さん 生ビールにして貰える」
「ビール消し 生に変更だよ~」
「あいよ~ ビール消し 生に変更だよ~」
二人は何時ものように食べていると不動産屋の社長と社長夫人が入ってきた
先に不動産屋の社長夫人が気が付き挨拶をした
神山と由紀枝が挨拶をすると社長が神山達の席に近づき丁寧に挨拶をした
「どうですか 落ち着きましたか 何か不自由がございましたら
すぐにご連絡をください」
由紀枝と神山は頷きお辞儀をした
神山は亜矢子の家の件を聞きたく
「社長 お伺いしたいのですが 肺癌治療で有名な病院がこの近くに
有るそうですが ご存知ですか」
「ええ あのゴテンバ グランド インの近くにゴルフ場がありますよね
そこの近くで結構有名ですよ」
「あそこらで土地を買って家を建てるとしたらどの位掛かるんですか」
「そうですね 大きさにもよりますが 何方が建てられるのですか」
「いや まだ決まった訳では有りませんけどね
まあ 建坪で大体50坪あれば充分だと思いますが」
「建坪が50ですと あと土地がどの位で違ってきますが
おおよそ7千万円あれば充分だと思いますよ
勿論 土地が広ければ違ってきますがね」
「先日 お話をした時に弟さんが建設会社をされているんですよね
そこで 全てをお任せしてもいいかな思ったわけですよ」
「そうですか ありがとうございます そうしましたら
いつでもお伺いいたしますので ご連絡をお待ちしています」
社長はそう言って自分の席に戻っていった
「ねえ 誰が建てるの」
「うん 亜矢子だよ 母親と一緒に住みたいんだって」
「そうか いいな~」
「自分だって出来るじゃない」
「でも その前に いいひとみつけた だよ もう」
「そうか そうしたら仕方が無いね」
「でも 亜矢子さんのお母様って確か病気でしょ」
「うん だから病院の近くがいいんだって 言っていたよ」
「ふ~ん なるほど でもお金持っていますね」
「うん ゴテンバ グランド インの第一期生だよ 一杯貯金をしたんだろう」
「そうね 私も頑張ろう」
神山と由紀枝は大将や女将と話しながら食べていると不動産屋夫婦が
「お先に失礼します」
そう言いお店を出て行った
神山達も充分食べ女将に清算をお願いすると
「今日は6千円です ありがとうございます」
神山は会計を済ませるとタクシーを拾い由紀枝のマンションに戻った
部屋に入り神山はトランクス姿に穿きかえると由紀枝に
「外で昼寝をするけど由紀枝はどうする」
「私もする 待っていて」
そう言い由紀枝は自分でパラソルをガーデンテーブルに設置して
パラソルを開くと
「ふふふ 出来たわ OKでしょ」
「うん あと重石を乗せてね」
「あっそうか 忘れた ふふふ」
由紀枝も神山のトランクスを穿いてノーブラで昼寝をした
神山は携帯の呼び出し音で目を覚まし
「はい 神山ですが」
「アルタの内藤です お休みのところ申し訳ないのですが
実は1億円程都合できますか 今日中なんですが」
「えっ 1億円 ええ 出来ますが 一体なんですか」
「よかった 実は内緒ですよ 議員さんからお話が有って 緊急に
1億円借用したいと話があったんです しかし私の所は
今 動かせなくて それで電話をしたんです」
「はあ それで」
「ええ 5時に山ちゃんの家の直ぐ傍のホテルで待ち合わせをし
1億円を渡して欲しいんです
条件は2つの特殊法人の理事です これは定年までお給料と賞与が
頂けて 退職金も出ます 1億円の返却は9月30日水曜日
朝10時と決まっています
なんとか間に合いますか」
神山は時計をみると15時30分なので充分間に合った
「ええ 大丈夫ですがそのホテルで何方と会うんですか」
「それは 5時少し前にまた電話をします
それとこういう性質のお金なので借用書はありますが公に
すると大変な事になるのでそこをご了承してください」
「はい 分りました そうしましたら これから準備します
ホテル名は赤坂のスカイ ハイ ホテルでいいですね」
「ええ そうです 3階のティーラウンジですよ
詳細は5時少し前に電話します」
「はい 分りました では」
神山は由紀枝を起こして事情を説明すると
「へぇ~ 凄いわね でも要は裏金でしょ それって」
「うん そういう性質だね だから内藤社長も詳しい事は言わないよ
だからごめんね 折角楽しんでいたのに帰らないと」
「ううん いいよ 充分楽しかったよ また来てね」
「勿論だよ」
神山はそういうと帰り仕度をした
「じゃあ またね」
二人は玄関で熱いキスをした
神山は由紀枝に手を振って別れると駐車場で赤いポルシェに乗った
御殿場ICまで空いていて東名高速に入ると飛ばして渋谷ICで下りて
赤坂のスタジオに帰った
祐子は神山が突然帰宅したのでビックリしていたが
多くを語らないので祐子は訳を聞かずに手伝った
神山はカメラバッグやボストンバッグも中身を出し
再び赤いポルシェに乗って直ぐ近くの銀行で1億円をおろした
現金をボストンバッグとカメラバッグに入れ 赤坂 スカイ ハイ ホテルの
駐車場に車を止めて3階のティーラウンジに着いた
時計は16時45分を指していた
神山は暫く待っていると内藤社長から電話があり指示された場所を
確認して座ると17時丁度に内藤社長から伝えられた服装の人物が
神山の前に来て
「神山様 ですか」
「はい」
「私 佐藤と申します」
佐藤は簡単な借用書と特殊法人の辞令を見せ法人内容の書類も神山に
手渡し説明した
「以上です ですから月に1回だけ顔見せをしてくださるだけでいいです
決裁書類はありません それと本日18時までに各法人に連絡を
して頂き 給与の振込み先口座を伝えてくださいお願いします
宜しいですか なにか質問は有りますか」
「一つ 必ず返して頂けるんでしょうね」
「ええ その為の借用書です」
「でも これは公に出来ない借用書でしょ どうなんですか」
「ええ 出来ませんが 最悪を考えてください うちの先生は
きちんと返済をしていますよ 大丈夫ですよ」
「はい 分りました」
神山は1億円を佐藤に渡すと佐藤は大きなバッグに詰め替えて
「必ず18時までに連絡をしてくださいね お願いします」
そう言って佐藤は急ぎ足で帰っていった
神山も急いで赤坂のスタジオに戻ると佐藤から言われた連絡先に電話をした
「はい こちらは食品安全基準協会東京事務所ですが」
「神山と申しますが」
「はい お待ちしておりました 神山理事
早速ですがお給料の振込先の口座を教えて頂けませんでしょうか」
神山は銀行の口座を伝えると先方が復唱し確認した
「神山理事 本日付けで処理を致しますので明日に
就任ボーナスを振り込ませて頂きます」
神山は毎月の給与と入金日 ボーナスの額と入金日を聞いた
「はい神山理事は月給180万円と手当てが非課税で100万円です
毎月末支払いですが土日の場合は
前営業日に入金されます 賞与は7月15日と12月15日
の二回で各5か月分でございます」
神山は出勤の確認をして電話を切った
もう一つに電話をすると
「はい こちらは日本缶詰産業総合協会東京事務所ですが」
「神山と申します」
「お待ちしていました 神山理事 早速で申し訳ございませんが
お給料の振込先の口座を教えて頂けませんでしょうか」
神山は銀行の口座を伝えると先方が復唱し確認した
「神山理事 本日付けで処理を致しますので明日に
就任ボーナスを振り込ませて頂きます」
神山は毎月の給与と入金日 ボーナスの額と入金日を聞いた
「はい神山理事は月給180万円と手当てが非課税で100万円です
毎月末支払いですが土日の場合は
前営業日に入金されます 賞与は7月15日と12月15日
の二回で各5か月分でございます」
神山は出勤の確認をして電話を切り内藤社長に電話をした
「神山ですが」
「ええ 今聞きました ありがとうございます
これは絶対に話さないようにお願いしますね
また 美味しい話の時には連絡します」
「はい 分りました」
神山は深いこと考えずに電話を切った
由紀枝に口止めをしようと電話をした
「神山です ごめんなさいね 済みましたよ」
「わぁ~ 神山さんよかったですね」
「うん それで絶対に内緒にして欲しい いいね」
「は~い 分りました 大丈夫ですよ ご安心下さい
それより 時間を作って来てくださいね お願いします」
「うん 色々とありがとう 明日から頑張ってね
それから部屋だけではなくて マンションの事で
何か起きたら必ず連絡を下さいね お願いしますよ」
「は~い 分りました」
神山はようやく落ち着くと祐子を2階の主賓室に呼んだ
祐子は何があったのかと慌てて階段を上ってきた
「神山さま どうされました」
「おいで」
神山はソファーに腰掛けるように言うと
「はい では着替えてきます ごめんなさい」
「そうだね 待っているよ」
神山は着替えをし冷蔵庫からビールを出して呑んだ
部屋は祐子がきちんとクーラーを入れて涼しくしてくれていた
神山は窓を開けて生暖かい空気を一杯吸うとタバコを吹かした
内藤社長が言っていたように美味しい話でも出来れば
余り関りたくないと思った
政治の世界に入ると怖い事が秘密裏に行われると聞いた事が蘇った
暫くすると祐子が部屋に来て神山に抱きついた
「寂しかったです 抱いてください」
「おいおい でもごめんね」
神山は祐子をきつく抱きしめてキスをした
祐子は口を少し開き舌先を神山の舌に絡めてきた
神山は祐子を離すと
「祐子 SEXは夜まで我慢しよう ねっ」
「えっだって もう 心の準備は出来ているのに」
「そうか ごめんごめん 謝るこのとおり
そこで そこの赤坂 スカイ ハイ ホテルで買い物をしよう
普段着にGパンじゃあ暑いだろう だから流行りのスパッツとか」
「わぁ~ 本当ですか だったら許しますよ 嬉しいわ」
「うん それに合う靴も買おうよね」
二人は神山の赤いポルシェに乗って赤坂 スカイ ハイ ホテルに行った
まず3Fのブティック「モテリコ」で覗くとイメージしたスパッツが
飾られていて祐子が
「これって私に似合うかしら」
祐子が選んだのは体にフィットするタイプで
少し伸縮性があるスパッツだった
「大丈夫だよ 穿いてごらん」
祐子は試着するとピチピチで最初は恥らっていたが動くと結構楽なので
「ふふふ 大丈夫でした でもショーツがみえみえね」
「うん 買うんだったら後でTバックを買って穿けばいいよ」
「そうしたら 穿いているのとあとこれがいいな」
「これは家で洗濯できるんでしょ」
「ええ 洗濯マークが付いているわ 大丈夫です」
「そうしたら ノースリーブのブラウスは」
神山がデザインを決めると
「わぁ~ なんか変身しますね」
「うん いいじゃないか 部屋着でもいいし
ちょことの買い物でも着れるでしょ 大丈夫だよ」
祐子はこのファッションに合うシューズを探した
神山はゴテンバ グランド インのカードを店長に見せると
「神山様 いらっしゃいませ 何時もご利用ありがとうございます」
「現金でお願いします」
店長は電卓を持ってきて
「神山様 スパッツが2万円 ノースリーブのブラウスが3万5千円
シューズが3万円ですが全て35%OFFで計算させて頂きます
如何でしょうか」
「ええ お願いします」
神山はスパッツ2枚 ノースリーブブラウス2枚 シューズ2足
の合計で110500円を支払った
「祐子 あと欲しい物は何がある」
「もう充分です そんなにして貰うと罰があたりますよ」
神山はモテリコを出て紳士肌着を扱っているブティックに入ると
おしゃれなトランクスを5枚買った
祐子が不思議そうな顔をしているので
「これは使い道があるんだよ」
「えっ 普段穿くんじゃないんですか」
「うん ガーデンの時さ 祐子も一緒に穿くんだよ」
祐子は顔を真っ赤にして
「私が 男のパンツをですか?」
「大丈夫だよ まあ楽しみにしていなさい
さあ そうしたら家に戻って着替えをしてここのステーキを食べようか」
「は~い 分りました ありがとうございます」
二人は赤坂のスタジオに一回戻り着替えをした
神山はタクシーを呼び赤坂 スカイ ハイ ホテルのステーキハウスに行った
受付でTJカードを見せるとカードをスキャンさせ席を案内してくれた
窓際のお堀が見える席で祐子は素敵な景色だと歓んだ
「祐子 確かお誕生日は6月9日だったよね」
「ええ 良く覚えて下さったわ うれしい~」
「なにか欲しいものあるかな」
「こんなに一杯買ってもらって今は無いですよ 時計も素敵だし車も」
「うん わかったよ 無いか、、、」
神山が考え込んでいると生ビールが運ばれ二人は乾杯をした
注文したコース料理が出てくると祐子は驚きながら美味しいと言い食べた
神山も祐子の笑顔をみながらナイフとフォークを動かした
祐子はワインもよく呑みよく食べた
フルーツを食べ終わると神山は受付で清算をした
「神山様 お待たせいたしました 今回は精算金無しでございます」
神山は祐子の肩を抱くとホテルのエントランスを出たところで
タクシーを拾い赤坂のスタジオに帰った
二人は2階の主賓室に行きシャワーを浴びて汗を流すと
ソファーで寛いだ
「神山さん この書類がメイドクラブから届いています」
神山は書類を見ると先日 祐子が話してくれた内容だった
書類には大掃除の希望曜日の記入欄があり来週から行うと書いてあり
祐子に関する質問が10問あり全て問題無しに丸をつけ
メイドに対する希望欄には特になしと記入して返信用封筒に入れた
「さあ これは明日出しておいて 大掃除は水曜日にして貰うよ
それと 祐子の休みは何時にするの」
「ええ 何時でも構いませんよ だって昨日だってお休みと一緒でした
最初は毎月勤務表が来て結構細かく記入するんです」
祐子は神山に見せると
「ふぁ~ こんなに書くんだ でもね祐子のお給料が関係しているから
これをコピーして 事実と提出用と分けておけばいいよ
普段は事実をきちんと丸をつけておけば問題ないでしょ
それに食材の記入欄もこの神山様ご用意のところに丸を付けておけばいいよ
それでなにか言われたら僕に言いなさい 祐子を守ってあげるから ねっ」
「ありがとうございます でも毎日だとどうでしょうか」
「うん 関係ないよ だって冷凍ものもあるし大丈夫だよ」
「は~い 分りました ありがとうございます」
祐子は安心したのか神山に
「何を呑みますか」
神山は書類の方に気を取られていたが祐子は
セクシーなネグリジェを着ていた
「うん ブランデーを少し貰おうかな」
祐子は冷蔵庫の脇に有る扉を開けると先日買った洋酒が並んでいた
「神山さん 先日の洋酒 ここに入っていますからね」
「うん ありがとう」
祐子は冷蔵庫からアイスを出してグラスに入れブランデーを注いだ
「はい お待ちどうさま」
祐子はテーブルに置くとソファーの反対側に座ったが
神山が呼んで脇に座った
祐子はニコニコしながら神山の顔を見ながらブランデーを呑んだ
6月4日 木曜日 晴れ
「やあ おはよう」
「ふぁ~ 早いですね」
祐子は神山の躰に抱きついてキスをした
昨夜はベッドの中で祐子が積極的で3回も交わった
二人は一緒にシャワーを浴び神山は髪の毛も洗った
神山がシャンプーをしている時に祐子は神山の下半身を丁寧に洗っていた
だんだんと大きくなると祐子は
「少しは上手になりましたか?」
「うん 少しどころじゃないよ これ以上触られると出ちゃうよ」
神山は泡だらけの髪で祐子の方を向いてしゃべった
「ふふふ 出して」
祐子は激しく両手を動かし肉棒をどんどん大きく硬くすると
「こら お尻を出しなさい」
祐子はニコニコして床によつんばいになりお尻を高く上げると
神山は後ろから肉棒を挿入し膣の中で暴れまわった
しばらくすると神山と祐子は一緒に昇天し祐子が
「ふぁ~ 気持ちよかった 朝は気分壮快ね」
「うん よかったよ だんだんコツが分ってきたみたいだね」
「ありがとうございます よかった誉められて」
祐子は昨日買ったスパッツを穿きTシャツ姿になると神山に
「どうですか 似合っていますか?」
「うん ピチピチいいよ おいで」
神山は祐子を抱きしめてキスをしてお尻を撫でまわした
祐子は感じるのか体を捩って神山に
「ねえ もう辞めてお願いします ショーツが何枚あっても足りないわ」
「濡れてきた?」
「もう いやぁ」
祐子は神山の腕から逃げると顔を赤くして部屋を出て行った
神山は昨日買ったトランクスにTシャツ姿でダイニングに行くと
「ふぁ~ パンツのままでもう」
「祐子 これをパンツと思うからいけないんだよ 半ズボンだよ」
「ふぇ~ 半ズボンですか それが、、、」
「うん そう思ってくれ さあ食べようか」
祐子は焼きたての魚とベーコンエッグなど短い時間に良く作り
「うん 美味しいよ いつもありがとう」
祐子は誉められて顔を赤くして俯き
「ありがとうございます がんばります」
広い空間での朝食は美味しく朝日が空間を演出していた
「私 ここが好きよ ほら見て あそこの紫陽花
可愛らしい蕾が綺麗でしょ
お花を見ながら食事出来るのっていいわ」
「そうだね 気が付かなかったよ 可愛らしい花だね
そうだ そうしたら今夜はガーデンでバーベキューをしよう
道具は僕が揃えるよ 食材も僕が揃えるよ どう?」
「ふぁ~ 素敵 お願いします 私は待っていればいいのね」
「うん 待っていればいいよ 電話するから」
「ありがとうございます 楽しみだわ」
二人は朝食を終えると神山はいつものように朝寝をした
祐子は30分経つと神山を起こしキスをした
神山は2階の主賓室に行くと着替えをし出かける仕度をした
祐子が神山にジャケットを掛けると神山は
「じゃあ 行ってきます」
「は~い 行ってらっしゃい」
神山はガレージから赤いポルシェを出すとスタジオを後にした
銀座の次長室に入るとまだ洋子は出勤していなかった
次長席で書類が何通か来ていたので目を通すが緊急性のものは無く
神山は御殿場の事に集中して仕事をした
暫くすると洋子が出勤してニコニコして
「おはようございます」
「やあ おはよう 留守はありがとう 何かあった?」
「いいえ でもGプロは結構貴方の纏めた書類が役に立っているって
佐藤部長がそう仰っていたわ」
「そうか よかった」
「それと ねえ だれ 連れてきたお嬢様は 店内で凄い噂よ
綺麗で 美しくて おしとやかでって」
「おいおい またやきもちか 祐子だよ さては安井君だな」
「そうか 祐子さんね 私も言われたいな」
「でもね洋子の事誉めていたよ 秘書課の係長
この頃 洋子が美しくなったけど神山さん心当たりあるって」
洋子は嬉しそうに
「ほんと へぇ~彼女 気にしているんだ 私の事を ふふふ」
神山は洋子の機嫌が良くなったので
「洋子 悪いけど東都食品に行って軍資金を貰って来てくれないかな」
「は~い 分りました 今すぐがいいかしら?」
「大丈夫だと思うけどアポ入れてくれる」
「は~い 分りました」
「僕はもう少ししたらGプロの部屋に行く
そうだ フェアレディーZで行ってくれるかな この頃乗っていないし」
「はい 分りました そうしたら首都高を1週してきていい」
「うん 気を付けてね」
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