2013年11月29日金曜日

ゆり 12 - 45 Vol. 3



「わぁ~ 神山さん お久しぶり」
そう言うとキスをして祐子とカトリアーナに自己紹介をした
祐子も自己紹介をすると由紀枝が
「祐子さんが神山さんの家に居る方なのね 素敵ね」
「由紀枝 確か 祐子と同学年だよ 祐子の語学は抜群
まあそんな事があってなるべく早く会わせたかったんだ」
「わぁ~嬉しいわ 来週からフロント業務ですって よかったわ
教えてくださいね」
「ええ 出来る事は何でも教えるわよ」
「神山さん こちらの方は?」
「うん 実は昨夜お友達になった」
「えっ 昨夜、、、」
「うん 青学に通っているパリの学生さんだよ
それで寮が僕の住んでいる直ぐ傍でそのスタジオで以前モデルとして
撮影をしたことがあるという事で 仲良くなった」
「へぇ~ 神山さんて外人の人にももてるんだ がんばろう」
その話を聞いていたカトリアーナが突然フランス語で由紀枝に
「化粧室が分らないの 教えて」
由紀枝は直ぐに英語でカトリアーナにニコニコして
「そこの赤い電話の先を左に曲がれば化粧室のマークがございます」
カトリアーナが神山に
「大丈夫よ これだけ出来れば充分よ 私より親切に案内しているわ」
由紀枝はフランス語で
「誉めて頂いてありがとうございます」
カトリアーナも英語で
「あなたのフランス語は綺麗な発音で分りやすいわよ」
由紀枝はフランス語と言う言葉にはっとし祐子に
「祐子さん もしかして大学2年の時のフランス語コンテストで
優勝した あの靑山祐子さんでしょ ほら私3番になった
庄司由紀枝よ 覚えていない」
祐子もなんとか思い出して
「あっ 静岡大学の庄司由紀枝さんね 思い出したわ わぁ~お久しぶり」
「わぁ~ほんと お久しぶり~ どこかで見たな~と思っていたのよ」
由紀枝と祐子は友達が増えて楽しかった

「おいおい カトリアーナもお友達だよ お二人さん」
「は~い 分りました ごめんなさいカトリアーナ
でもね 私たちフランス語のコンテストで最後の最後まで
審査員を悩ませたの その時の一番が祐子さんよ 私は3番になったの
その20歳の思い出が蘇ったのよ だからごめんなさいね」
「そうなの 確かそこで優勝するとパリに行かれたでしょ」
「ええ でも実際は結構自分でお金を出さないと観光旅行で終るの 
だから 私は行かなかったわ」
「そうだったの 私はてっきりパリで勉強をして羨ましいと思ったわ」
由紀枝と祐子はカトリアーナを仲間に入れてパリの話で盛り上がった
神山は先程赤いボタンを押したのになかなか来ない女将を直接呼びに行った
「ごめんなさいね こちらのスイッチを切ってあったよ ごめんなさい
今 直ぐに生のピッチャーを持っていきます おつまみもね」
神山が部屋に戻ると3人は楽しそうに話をしていて由紀枝が
「ねえ 今度神山さんの家に遊びに行きたいよ~ ねえ」
「そうだね バーベキューセットを買ったよ 由紀枝と同じ
だから仕事が終る時間に迎に行けばいい訳だね」
「わぁ~ よかった そうすればカトリアーナとも会えるしね」
「でも 夏休みはアルバイトで赤坂には居ないんだよ」
「あっ そうか でも9月になれば会えるもんね 楽しいわ」
襖が開くと女将が生ビールが入っているピッチャーとおつまみを持って来た
「はい それと日本酒よ これはサービスよ」
女将が出て行くとカトリアーナが神山に
「いいお友達がたくさんいるのね 羨ましいわ
だんだんとあなたの良さが分ってきたわ ふふふ 大きいしタフだし」
「おいおい 大きくてタフなのは一番大事だけど
相手と気が合わないと駄目だし 相手の女性もSEXだけ求めるとか
私のお金を目当てにしている人とは駄目だね」
「そうね 優しさとか相手を思う気持ちがないと駄目ね
ふふふ 神山さんをもっと好きになったわ」

カトリアーナは神山に抱きついてキスをしてきた それを見た由紀枝が
「わぁ~ ずるいよ~ 私 神山さんの隣りにすわるわ もう」
結局 神山の横にはカトリアーナと由紀枝が座り祐子は正面に座った
食事が進み神山はそろそろネギトロ巻きが欲しくなり赤いボタンを押すと
女将が直ぐに来て
「ネギトロ巻きですか」
「そう ネギトロ巻きと とろの握りをください」
「何人前にしますか」
「う~ん ネギトロ巻きは6本とトロの握りは4人前でお願いします」
「はい 畏まりました 少し待ってね
しかし ここにいるお嬢さん達 羨ましいね
あの大きいのにお世話になっているんでしょ いいわ~」
「おいおい 女将 お世話になっているのは僕だよ」
みんなが大笑いして女将は襖を閉めていった
カトリアーナの携帯電話が鳴り話し終わると神山に
「神山さん 今日は4時までしか一緒にいられないわ」
「どうしたの 何かあったの」
「ええ 4時から団体のインストラクターをするの 急に決まったのよ」
「良かったじゃないか まあ休みだけど
カトリアーナを必要としているんだから それで夕食は?」
「ええ そこの団体さんと一緒の食事で 終ったら講習会があるの
ほんと 急にいやね でも5万円だから引き受けたわ」
「ほう凄いね そうか~ でも夜は大丈夫ですか?」
カトリアーナはニコニコして
「ええ 大丈夫よ またいっていい?」
神山は祐子を見るとニコニコして頷くので
「うん 祐子と待っているよ 昨夜のようにラウンジにいるよ
スケジュールが決まったら僕の携帯に電話をしてね」
「は~い 分りました」
カトリアーナは神山にキスをした
由紀枝が
「もう カトリアーナはそうやってすぐにキスをするんだから もう」

皆で大笑いしていると襖が開き女将が
ネギトロ巻きやトロを持って来てくれて
「このえんがわはサービスだよ どうぞ食べてね
今も厨房と話していたんだけどね 若さでは負けるけど
テクニックでは絶対に負けないって みんなで大笑いしていたとこよ」
みんなで大笑いをした
「そのうち機会があったらあったらお願いしますね 由紀枝も参考になるし」
「もう 私も勉強をしているのよ 大きくする秘訣を」
またみんなで大笑いした
食事が終ると祐子がお茶を準備して皆に配るとカトリアーナが
「美味しかった 新鮮でよかったわ
いいわね由紀枝さん いつも来れるでしょ」
「いいえ 神山さんと一緒の時しか来ないもん ね~神山さん」
そう言うと神山に熱いキスをした
「由紀枝さんもそうやってキスをしている もうずるいわ」
またみんなで大笑いをした
神山は時計を見ると2時を廻っていたので祐子に
「30分寝かしてくれ お願いしますよ 絶対に起こさないでね
おちんちんを悪戯したら罰金だからね わかった?」
3人の女の子は声を揃えて
「は~い 分りました」
神山は奥の襖を開けると布団に横になった
襖を閉めると3人は思い出話や神山の女の事で盛りあがった

暫くすると由紀枝が祐子とカトリアーナに
「私 もう帰るね 車だし 神山さんにご馳走様って言ってね」
「は~い 分りました じゃあまた会いましょうね」
「ええ ご馳走様でした どうもありがとう」
由紀枝が二人に挨拶をして部屋を出て行くと祐子が時計を見て
「そろそろ30分経つから起こすわ」
祐子は襖を開けて神山を揺り起こすと
「ふぁ~ よく寝たありがとう」
「あの 神山さん由紀枝さんが帰りましたよ 車だからって」
「うん そうだね ありがとう さあ ではホテルに戻ろうか」
3人は帰り仕度をして部屋を出ると神山が女将にお会計を伝えると
「今日は2万円だけど 悪いね」
「いいですよ 美味しかったし良く寝られたよ ありがとう」
神山は2万円を払うと大将と女将に挨拶をして店を後にした

「さあ 来た道ではなく小田原経由で帰るよ」
神山は御殿場ICで東名に入るとスピードを上げ大井松田ICに
直ぐに着いた 国道を南下し小田原厚木道路を抜け熱海の手前を
右折してホテルに戻った
ホテルの駐車場でカトリアーナが
「ねえ 神山さん 今夜早く会いに行きますね」
そう言いキスをすると手を振って部屋に戻っていった
神山は祐子と手を繋いで部屋に戻ると
「さあ 夕食まで充分時間があるからプールに行こうよ」
「ええ いきましょう」
神山は昨日穿いたトランクスではなく競泳用の水着を穿いた
祐子ももう一組の水着を着るとバスタオルを羽織ってプールに行った

「ねえ 昨日のスライダーに行こうよ」
「ふふふ いいわよ」
二人は手を繋いで階段を上ると順番を待った
ボートが機械で上がってくると祐子を前に乗せ神山は後ろに座った
スタートすると神山は祐子のお尻にピッタリと下半身を着けると祐子は
「キャ~ なに考えてキャ~ もう キャ~ キャァ~」
チューブの曲がり角では完全に横向きになり祐子は叫んでいた
目の前が開けると今日は晴れているので海が綺麗で紺碧の世界に
吸い込まれるように滑り落ちた
ボートから降りプールから上がると祐子は
「もう 何していたの おちんちんを付けて来て」
「ほら重心が1箇所の方がぶれなくて済むから なるべく一体化したんだよ」
「分るけど 最初に言ってよ でもスタートするとおちんちんより
怖さが先で感じる暇がなかったわ」

祐子は一人で滑り降りるスライダーに挑戦といい神山と階段を登った
このスライダーは完全にチューブの中だけをすべり最後の出口で
開放されプールに滑り落ちるようになっている
最初に神山が滑るとこれは曲がり角の連続でストレートが無く
常に左右どちらかの横壁を滑り 目の前が開けると
プールの水面が目に飛び込み滑り落ちた
祐子も同じ様に滑り落ちてきたが 着水が上手にいかなかったので
トップがずれあがり直しながら神山の傍に来た
「わぁ~ 良かった 外れなくて」
「うん ショーツは大丈夫ですか?」
祐子は確認すると毛がはみ出ていて急いで直した
「このチューブよりボートの方が楽しいわね ずれないし」
祐子の希望でもう一度ボートのスライダーを乗る事になり階段を登った
順番が来ると神山が先に座り祐子は後ろに乗るとボートが滑り出した
神山は頭を祐子の下半身に乗せるとボートは早く進み祐子はキャ~キャ~と
叫び声をあげて最後のストレートに来た時は今までより早く入ったので
落ちるスピードも速く 着水した時の水しぶきが高くまで上がり派手な
着水だった
「わぁ~怖かったわ スピードが速くて」
「僕は祐子のおっぱいと顔を見ていたよ おっぱいの動きが楽しかったな」
「もう 私が怖い思いをしているのに
私のおっぱいを見て楽しむなんて 信じられないわ」

二人はガーデンチェアに座ると神山が缶ビールを買い二人で呑んだ
この時間になると小学生がいる家族連れは殆どいないが若いカップルが
楽しんでいた
神山は空いている遊戯場所に祐子をつれていくと
「わぁ~ 高いわね」
「でも昨日の高飛び込みと同じ高さだよ」
神山が連れて行ったのはターザンで上からロープが垂れていて
掴むところにはロープにこぶしが作ってある簡単な遊びだった
神山は補助ロープを引いてこぶしを掴むと勢いよく飛び出し
綺麗な円弧を描きロープから手を離すとクルッと一回転し着水した
神山が祐子においでと合図すると祐子も同じ様に補助ロープを
引いてロープのこぶしを握りスタート台から出た
早く手を離し 足から入水し水しぶきが高く舞い上がった
祐子が神山の方に泳いでくると
「わぁ~ 大変よ 水着が食い込んだ~ 痛かったよ~」
「でも 足から綺麗に着水したよ 大事なところを打ったの」
「ええ なんかそうみたいよ わぁ~」
神山は潜り祐子の股のところを見てあげると確かに水着が秘所に
食い込んでいていたので少し下に降ろしてあげると祐子が
神山の頭を叩いた
「わぁ~ 何するの 直してあげたのに」
「もう 大丈夫よ そんなに下げなくても それこそ脱げちゃうわ もう」
「そうか ごめんごめん で大丈夫?」
「ええ 大丈夫よ」
二人はプールの縁まで泳ぐと神山が
「ねえ そろそろ上がろうか」
「ええ そうしましょうか」

神山と祐子は手を繋いで室内プールに行くとカトリアーナが
団体客のスイミングスクールで教えていた
カトリアーナが神山と祐子に気がつくと手を振ったので神山達も手を振った
「おじさん連中だからカトリアーナの容姿にいかれているね」
「そうね ほら後ろで泳いでいる人 あの人カトリアーナばかり見ているわ」
「そうだね こんな感じだとカトリアーナもやり易いだろうね」
「そうよ 少しセクシーな格好をすればいちころね」
「あんまり見ているとカトリアーナに悪いから出ようよ」
「そうね ねえあの水着は昨日買った水着でしょ」
「うん 似合っているよね」
「でも 泳いだ時にトップがずれないかしら」
「まあ ずれても外れなければ大丈夫だよ もう大人なんだし」
「そうね いきましょうか」
神山達はロッカールームでシャワーを浴びて祐子と部屋に戻った
「ねえ 水着を貸して 洗濯しておくわ」
「うん ありがとう」
神山は水着を祐子に渡すと部屋着姿の祐子に後ろから抱きかかえて
乳房を揉みだした
「駄目よ 我慢して これが終るまで」
神山はソファーで寛ぐと冷蔵庫から缶ビールを出して呑み
タバコを吹かしていると祐子は自分の水着も洗濯を始めた
神山はベッドに横になると寝てしまった
祐子は洗濯が終わり水着を浴室に干し乾燥機をかけた
部屋に戻ると神山が寝ているで祐子も隣りに寄り添って寝た
1時間ほどすると神山が目を覚まし祐子を起こした
「ごめんごめん 寝てしまったよ」
「ふふふ いいわよ 私も寝ていたから」
「うん 寝られる時には寝るが一番さ」
「そうね ゆっくり出来る時は体を休めないとね」
「うん 明日は朝早いからね 8時30分にはここを出たいな」
「そうしたらレンタカーはどうするの」
「う~ん 明日帰そうと思ったけど今帰してくるか」
「ええ そのほうが楽でしょ」
「わかった じゃあ行ってくるよ 一緒にいく?」
「ううん待っているわ」
「じゃ行って来ます」
神山は部屋を出ると駐車場のフェアレディーZに乗ると熱海の
レンタカー営業所に向った
レンタカーを返すと宝くじ売場によっておばさんに挨拶をすると
「ここはこの間も大当たりだよ たしかあなただったよね」
「ええ ありがとうございます」
神山は試しにスクラッチを5枚買うと全て5万円で運が付いていると思った
「おばさん ありがとうございます 今日はこれで止めておくよ」
神山は自分の車をホテルの地下駐車場から出すと祐子の待つ
ホテルまで急いで帰った

部屋に戻ると祐子がそろそろ夕食だからレストランにいこうと言うので
神山は部屋着に着替えレストランに行った
昨日と同じテーブルに案内され夕食を堪能した 食後神山達は
一旦部屋に戻り普段着に着替えるとラウンジでカトリアーナの
電話を待った
22時を過ぎた頃にカトリアーナから電話があり
講習会が遅くなった事のお詫びがあった
「それでこれから着替えて直ぐに行きます」
「はい 待っているよ
祐子 カトリアーナは 今終ったんだって 大変だね」
「凄いわね だって4時からでしょ まあ一日働いた事になるわね」
「でもよく頑張るね」
「ええ 頑張り屋さんね ふふふ」
神山と祐子はカクテルをお代わりしているとカトリアーナがニコニコして
「ごめんなさい 遅くなりました」
「お疲れ様でした よく頑張るね」
「ええ 講習会はもっと早く終る予定だったのよ
でも分らない人が多くてそれで遅くなったの ごめんなさい」
「いいよ お仕事優先さ ところでおじ様達はどうだった」
「ふふふ 簡単だったのよ プールの中では
でも食事の時にビールや日本酒を呑んでいるもんだから
講義を聴く状態じゃなかったわ ほんと厭らしいわね」
「例えば」
「ええ 講義に関係ない質問が多くてね 例えば女性がワンピースの
水着を着ている時におしっこをする場合どうするんだとか
ビキニのショーツを穿いていて脱げた時はどうするんだとか
ほんと低次元の話で嫌になったわ でもお金でしょ
だから我慢して話をしたわよ」
「辛いよな でもそれが現実だよ お金を払う方が強い
貰う方はどうしても我慢が必要になるね」
「そうね でも 暗いHな人は嫌だな Hでも爽やかで明るければいいね
同じHな内容でも 印象が全然違うと思うんだ」
「うん 僕もそう思うよ」

3人はカクテルを呑んでいると昨夜のバンドが映画音楽のバラードの
演奏を始めると神山は祐子を誘って踊りだした
神山は両手を祐子の腰に巻き祐子は神山の頭の後ろで手を組んだ
綺麗なステップで踊る二人に廻りの人も踊りを遠慮をして見る人もいた
決して派手なステップでは無いが祐子を上手にリードをしていた
曲が終わりに近づくと神山は祐子に
「投げるよ 落ち着いて」
そう言うと祐子を斜め上に投げると祐子は落ち着いて神山の両手の中に
綺麗に落ちると廻りから拍手が沸いた
席に戻るとカトリアーナがニコニコして拍手で迎えた
「わぁ~ 素敵よ 映画を見ているみたい ねえ今度は私よ」
カトリアーナは神山の手を引いて真中に行くと祐子と同じポーズで踊った
神山と顔を近づけるとカトリアーナは少し上を向いて神山とキスをした
そのままステップをしていると曲が終わりに近づいたので
神山はカトリアーナに目で合図をすると祐子と同じ様に投げ
綺麗に上がって一回転して神山に抱かれた
今度は先程より多くの拍手が沸いた
祐子は神山とカトリアーナを拍手で迎えると
「カトリアーナ 綺麗だったわ スカートが広がって素敵だったわ」
「ありがとうございます 神山さんのお陰よ ふふふ
もう決めていたの 投げられたら回転しようって」
「そうか 手を離す時 普通は両手に同じ様に重さを感じるんだよ
でも今は右手に重さが増したのであれって感じで力を入れたんだ」
「ふふふ ごめんなさいね」

3人で楽しく話していると5人組の男が神山達にテーブルに来て
「やあ先生 どうですか ひとつ踊って貰えませんか」
カトリアーナははっきりと
「今は 先生じゃなくて 一人の女性よ あなたは嫌です 踊りません」
それでもしつこく言い寄りカトリアーナは神山の後ろに隠れた
「もう 辞めたらどうですか 彼女も嫌がっているし」
「ふん 少しもてるからって 生意気な事を言うんじゃねえよ」
「嫌がっているのを助けているだけですよ 悪いのはそちらでしょ」
「うるせえ~」
神山は男の顔を見て思い出した 
室内プールでカトリアーナを舐めるような目付きで見ていた男だと
「おい 早くその女をこちらに貸してくれよ」
「いやだと言って脅えているんだ 辞めてくれ しつこいぞ」
「おい なめるなよ ちょとこい」
神山はカトリアーナと祐子にここにいるように言い
5人の後についてラウンジを出ると若いのが神山に殴りかかってきた
神山は体を反らし避けると後ろの男が殴ってきたので後ろけりで
急所を蹴り上げると転げまわって喚いた
横の二人が交互に殴ってきたので半身で避けて一人を捕まえ
もう一人にその男を殴らせた
神山は正面の男が顔面を狙って来たので腰を下げ半身で避けると
腕を掴み投げ飛ばした
最後になった右側の男が神山の顔を狙って来たので同じ様に
投げ飛ばした

「さあ これでも彼女を連れて行くかね」
「どうも済みませんでした このとうりです」
男は神山に土下座をして謝った
その時最初に後ろけりを入れられた男がナイフをだし
両手で握ると神山の後ろからお腹を狙い突っ込んできた
神山は咄嗟に避け足で払うと自分から転んで自分の足にナイフを刺した
「おい どうなっているんだ 親方が謝っているのに後ろからナイフとは
尋常じゃないな」
神山はそう言うとナイフの男の両肩を脱臼させ他のちんぴらに
「お前達もああしようか えっ」
土下座をしていた男が立ち上がって神山を殴ろうとしたので
前蹴りで男の顎を思い切り蹴り上げた
男はその場に転がり口から鮮血を流した
神山は早速ジョン ブラームスに電話をして
事情を説明すると直ぐにCCAが行くので待つように言われた
「おい 男 名前を教えろ」
男は体を震わせながら小さい声で
「麻生太郎と言います」
「会社は 何処だ」
「ええ 大竹組です 済みませんでした 会社には内緒に」
「何処の部署だ それとこの若い4人は」
「ええ 小田原支社の支社長で この4人は私の部下です」

神山がなかなか帰ってこないので祐子とカトリアーナがラウンジから
出てくると神山が無事だったのでカトリアーナと祐子は泣き出して
神山に抱きついて来た
ラウンジで神山の傍に座っていた若いカップルも見に来て神山を見ると
「良かったですね お怪我はありませんか 私は医者ですから
直ぐに見ることが出来ますよ」
神山は一人一人の状況を説明をすると 
その医者は全員の応急処置をして神山に                             
「あの投げ飛ばされた2人は気絶をしています あと足にナイフを
刺している男は止血をしました 脱臼は後にします 最後にこの男ですが
前歯を折ってその出血ですが自分のハンカチで済むでしょう」
話していると8人のCCAがやってきて神山に挨拶をすると
経緯と各人の証言を聞いた
一通り聞き終わるとリーダーが神山に
「どうしますか 警察に引き渡しますか」
「そちらだと どう処理をされますか」
「ええ 日本人ですから 一応暴力事件のリストには載せますが
その後は警察に引き渡します」
「分りました お任せします 遅い時間にありがとうございます」
「いえ 先日も神山様が暴力団を捕まえた事はもうみな知っていますよ
ですから今夜は8人で来ました」
神山は頭をかきながら
「まあそちらで有名になると困りますがね」
「どうですか 今度 私たちのところで技を見せて頂けませんか」
「いやいや お見せするほどの事はしていないですよ
あの二人にしても 僕が投げただけですよ チョンとね」
リーダーと神山は笑って握手をして別れた
近くにいた医者も神山に
「本当にお強いのですね 知っていますよ ぐらんぱる公園で
指名手配犯を投げ飛ばしたんでしょ 記憶していますよ」
「いや たまたまですよ でもご迷惑をお掛けしました
助かりましたよ ありがとうございます
折角の楽しい時間を割いて頂いて」
神山は女性にも丁寧にお辞儀をして挨拶をした

「さあ祐子 カトリアーナ 呑みなおしだ」
そう言うと若い医者のカップルと一緒にラウンジに戻ると
神山のテーブルにラウンジの総責任者が挨拶に来て
「神山様 お怪我は無かったですか ありがとうございます」
「うん 大丈夫だよ 今 警察じゃないけど連れて行かれましたよ」
「良かったですよ 実はここは共同建設で大竹組も入っていまして
あの小田原支社長が少し厄介者だったんですよ 助かりました
これで少しは静かになります」
そう言うと総支配人は神山に茶封筒を手渡そうとしたが神山は
「ありがとうございます でも私じゃなくて 隣りのお医者さんに
渡して下さいよ 色々と助けて頂きましたしご迷惑もお掛けしましたから」
神山は丁重に断ったがどうしても受け取って欲しいというので
「分りました ありがとうございます」
そう言って受け取った

総支配人が戻ると神山は若いカップルにカクテルをご馳走した
若い医者は神山に名刺をだして
「お困りの時にはお電話を下さい 優先的に診させて頂きますよ」
神山はお辞儀をして名刺を見ると
【御殿場 総合病院 副院長 金山 大介】
神山は名刺をうちポケットに入れると祐子とカトリアーナに
「さあ カクテルを呑もうよ」
神山は二人に言うとニコニコしてカトリアーナが
「もう一度踊って お願い」
セクシーな顔で迫られた神山は立ち上がってカトリアーナを抱くと
先程より早いステップで踊りカトリアーナを上手にリードした
周りで踊っているカップル達は場所を空け踊ったり席に戻ったりした
曲の最後になると神山はカトリアーナの目を見ると頷いて 
先程より高く上げるとカトリアーナは二回転して神山に抱きかかえられた
最後に神山はカトリアーナとキスをして足を回転させカトリアーナも
足をそろえるとスカートが美しく波を打って舞った

曲が完全に終ると二人に凄い拍手が浴びせられた
席に戻ると祐子が神山とカトリアーナにキスをして
「素晴らしく美しかったわ カトリアーナ素敵だったわ」
隣りの医者からも拍手で迎えられて
「素晴らしく綺麗でしたよ 最高の夜です ありがとうございます」
3人がカクテルを呑んでいると演奏が終わりバンドが引き上げていった
神山達3人もラウンジを出て部屋に戻る時にカトリアーナが
「ねえ 今夜も一緒でいい?」 
神山は祐子を見ると頷くので
「いいよ でもホテルには内緒だよ」
「うん 分っているよ 嬉しいな~」
部屋に戻ると祐子とカトリアーナは積極的になり
神山が降参するまでSEXをした







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2013年11月24日日曜日

ゆり 12 - 45 Vol. 2



ホテルの地下駐車場に行くとカトリアーナを乗せて伊豆山に向った
東名高速に入ると先程のようにスピードを上げた
「神山さん このブラジャーとショーツはパリでも人気があるのよ
特に若い人に圧倒的な人気よ バストラインが綺麗なのよ」
「うん 祐子も言っていたよ 日本製と違うって
そのブラジャーを着けたカトリアーナを見てみたいな」
カトリアーナは少し顔を赤くして
「いいわよ 今夜にもお見せするわ」
「わぁ~お ありがとうございます」
話していると伊豆山 ホテル スキエに着いた
神山はカトリアーナの部屋の番号を聞き夕食を約束した
カトリアーナは神山の口にキスをすると抱き付いて来て
「夜も一緒に過したいわ 明日は休みだし 祐子さえよかったらお願いね」
そう言うとウインクをして自分の部屋に戻っていった

神山が部屋に戻ると祐子は読書をしていて本を置くと神山に抱きついて
「お帰りなさい 早かったわね よかったわ」
神山は祐子を抱きしめてキスをするとカトリアーナが歓んだ事を話した
「ついでに輸入ランジェリーのお店に行ったら 最初怪訝そうな顔をして
なぜ あなたがここに私を連れてくるのって言われたよ」
「それは当たり前でしょ 誰だってそう思うわ あったばかりなのに」
神山はカトリアーナが結果的に歓んでくれた事を話をした
「それとね カトリアーナは明日お休みだから祐子さえよかったら
今夜一緒に過したいと言っていたよ」
「へぇ~ ほんとあなたが誘ったんでしょ」
「いや 向こうから言ってきたんだよ ほんと
僕からそんな事したら祐子に失礼でしょ」
「わかったわ 夕食の時の雰囲気で決めましょうよ いいでしょ」
「うん 僕は全然構わないよ それより夕食までまだ時間が有るから
寝かせてくれるかな 30分でいいよ」
「私も一緒にいていい」
「いいよ」
二人は裸になるとベッドに横たわり祐子は神山のおちんちんを握って
目を瞑った
神山は祐子の形のいい乳房に顔を埋めて目を瞑った

「あ~ よく寝た」
「そうね 体が楽よ」
「ねえ祐子 ほら」
神山は肉棒を祐子の下半身に突きつけると
「ふふふ 私も欲しいの 触って」
神山は祐子の秘所を触るとすでにぬめぬめした体液が溢れ出ていた
「祐子 はいるぞ」
祐子は頷くと足を広げ神山を向い入れた
神山と祐子は交わり一緒に昇天した
祐子が神山に
「ねえ よかった」
「うん 当たり前だよ」
神山はベッドを出るて作務衣に似た部屋着をきると
入り口脇のカウンターでビールを呑んだ

祐子は作務衣のズボンを穿かないで神山の傍に寄ってきた
「いいね ズボンを穿かないとセクシーだよ 僕も脱ごうかな」
「やめて ぶらぶらしたのが見えるわよ だめよ」
神山は祐子に言われたが脱ぐと中途半端な丈で見苦しかった
「ほらね もう少し丈が長いと平気なのにね 残念ね」
神山は祐子にも缶ビールを出してあげるとグラスに注ぎ渡した
「しかし ここの眺めは凄いね スライダーの時も驚いたけど
明日晴れるといいね これだけの景色だから見たいよね」
「ええ 明日は晴れるのかしら」
「多分晴れるでしょう ほら西のほうが少し明るいでしょ 大丈夫だよ」
「それはそうと 桃子さん大丈夫ですか? 電話しなくても」
「う~ん してみようか」
神山は祐子に言われ桃子に電話をすると
「わぁ~神山さん 今朝はありがとうございます お陰様で良くなりました」
「うん 良かったよ まあ丁度重なったからどうしたかと思って
でも 明日会社は出勤できるの?」
「ええ 一応由貴先輩には話をしましたが 出勤できますよ」
「わかった また時間を作るからね」
「は~い 分りました お部屋探しもお願いします」
「うん お大事に」
神山は電話を切ると祐子に心配ないことを伝えると
「私もあと1週間くらいだけど大丈夫かしら?」
「辛かったら休めばいいよ そこまでする事無いよ」
「嬉しいわ 普段は生理痛って無いんですよ あっても軽いんですけど」
「うん その時に考えればいいよ ねっ
今から考えてどうにかなる訳じゃないし ねっ」
「そうですね ふふふ」
「そうだ カトリアーナの食事を聞かなければ ねえ忘れていたよ」

神山はフロントに電話をして夕食の人数を1名増やして貰う事を話すると
快く受けてくれたが保有カウントで処理するか5分の1料金を支払うか
聞いてきたので夕食代金と朝食代金をそれぞれ聞くと
「夕食はスイートですと3万円のコースですから6千円です
朝食はバイキング形式ですので4千円ですから8百円で合計6千8百円です」
「うん そうしたら現金でお支払いしますよ それでもいいですか」
「はい でも神山様 今のお部屋にもう一名追加された方が無料になりますよ」
「そんな事出来るの この時間で」
「ええ 大丈夫ですよ まだご夕食前ですから あとでフロントに
来て頂いて人数のところを3に訂正して頂ければ大丈夫ですよ」
「ありがとうございます そちらで人数訂正は出来ないのですか」
「ええ この書類は神山様がチェックアウトされてからTJに送るんですよ
私共でここを訂正するとあとで色々と問題が出てきますのでお願いします」
「分りました 食事の時に伺いますから夕食の人数は間違えないよう
お願いしますね」
「ええ 今確認したんですが TJをご利用されますと翌月の10日頃に
神山様のところに利用明細が届くように書かれています
ですから 有料利用か無料利用か そして利用人数など全てのデーターが
送られる事になっております」
「わかった ありがとう ではお願いしますね」
「そうしましたら 部屋着も只今準備いたします」
「あと冷蔵庫のビールもお願いしますね もう無くなったから
少し余分に持ってきて下さい お願いします」
「はい 畏まりました」

電話を切ると直ぐに係りの女性がビールと部屋着を運んで着てくれた
「ねえ あなた でもカトリアーナが一緒に食事をした場合 
その場は良いとしても後で彼女何か言われないかしら」
「そうだね 今日明日は良いとしても僕らが帰ったあとに はいクビでは
可哀相だよな う~ん そうしたら1名分現金で追加した方が得策か」
「ええ そのほうが後で何も言われないでしょ」
「そうだね そうしよう カトリアーナには話さなくていいよ 今の事」
「ええ 大丈夫よ」
神山はソファーで寛ぐと祐子が神山の片足を跨ぎ腰を振ってきた
「ねえ 気持ちいい?」
「う~ん あまり気持ちよくないな それはさ手で擦られるより
なんかざらざらした感触とぬめぬめした感触が伝わるけどね」
「そうなんだ 私はクリにあたるから気持ちいいよ あ~」
「おいおい 祐子 ほら降りて もうすぐ夕食だよ」
祐子は神山に抱き付いてきてキスをした
「そうよね 大きくしていかれないもんね」

祐子が神山から下りると神山はカトリアーナの部屋に電話をした
「わぁ~神山さん お待ちしていました」
神山はレストランの前で待合せを約束したが
「あの 私服で着てね あくまでも僕の友人だから」
「ふふふ 分りました ありがとうございます」
神山と祐子は顔を見合わせて頷き部屋を出た
「じゃあ 僕はフロントに行って来る レストランのところで待っていて」
神山は祐子と別れフロントに行くと現金で10万円を払い
「神山様 ありがとうございます ではこちらの書類は2名様のままで
それで 追加の一名様はどうされますか」
「私の友人だよ」
「はい 畏まりました そのように処理を致します」
「それと チェックアウトが11時だとランチは別になるんですよね」
「はい 申し訳ございません 別料金でございます」
神山はフロントを後にしレストランにいくと祐子とカトリアーナが
仲良く話をしていた
カトリアーナが神山を見つけると近寄って来て
「神山さん ありがとうございます」
神山はカトリアーナの姿を見て驚いた
「カトリアーナ 美しいよ ワンピースも可愛いし素敵だよ」
「誉めて貰って嬉しいわ」
「では いこうか」

神山が受付でカードキーを見せると海が見えるテーブルに案内された
生ビールを注文した
海が見える席に着くとカトリアーナは
「素晴らしい ここで食べるのは初めてよ 普段は従業員の食堂だから
海が見えてもこんなに素晴らしくないわ 神山さんありがとうございます」
カトリアーナはニコニコして話をした
普段は日本語で話をするが表現に困った時などは英語で話をした
生ビールが来ると3人で乾杯をした
料理は洋風中心だが日本料理も洋風にアレンジされていた
カトリアーナが料理を食べると
「ここの料理は美味しいわ 普段食べているのは日本食が多いけれで
洋風も美味しいわ」
「そうすると 箸の使い方も上手になった?」
「ええ 上手になったわよ 寮にいる時も時々使っていたから大丈夫よ」
カトリアーナと祐子も仲良く話しパリの話をしていると
生ビールが無くなったのでワインを注文した
「でもね祐子 私は日本のお魚が好きになったわ 
新鮮だとお魚の甘さがあり 海の味がしたり だから今はお寿司が好きよ」
「私も大好きよ お魚を食べていると体にいいし太らないわ ふふふ」
「ええ そうね アメリカでは日本の寿司がダイエット食で人気があるわね」
「神山さん 明日どこかのお寿司屋に行きましょうよ」
「うん そうしたら お昼はお寿司で決定だ」

メインのステーキが運ばれると3人はワインを呑みながら食べた
ウエイトレスがガーリックライスにホワイトソースをかけたものを
運んでくると
「神山様 こちらで最後ですが なにかご注文はございませんか」
神山は2人に聞くと首を振るので
「ありがとう これで」
そう言うとライスを食べると美味しく祐子に
「ねえ 今度これを作って欲しいな 祐子流に ねっ」
「ふふふ 初めてのオーダーね しっかり頭に入れますよ」
それを聞いていたカトリアーナが祐子に味の秘訣を教えていた
神山は仲のよい姉妹だと感じた
ガーリックライスを食べ終わるとフルーツが出てきて
今 お腹が一杯と言っていた彼女達だが目の色を変えて食べ始めた
神山は洋の東西を問わず女性には甘い物が有効だと思った
3人が食べ終わると受付で伝票にサインをしたがカトリアーナの
生ビールが有料になっていないので訪ねると
「神山様のご注文ですから 無料にさせて頂いています」
神山は受付に礼を言うとニコニコしてお辞儀をした

「楽しかったよカトリアーナ ありがとう どうする僕達の部屋にくる?」
「ええ 伺うわ ブラジャーも見せないといけないしね ふふふ」
それを聞いた祐子が神山に
「なに それって ねえ」
「ほら 渋谷で買った後に素敵なブラジャーだから見たいと言ったんだよ
それだけで 他意はないよ ほんと」
「そうよ 神山さんは助平な言い方では無かったわよ
だから私も 今夜お見せしますと言ったの ごめんなさい」
「そう だったら許してあげるわ ふふふ」
神山は部屋に戻る前にラウンジに寄ってカクテルを勧めると祐子が
「いいわね いきましょうよ ねえカトリアーナ」
「ええ カクテルも好きよ 今日は確か生バンドが入るはずよ」
「ねえ そうしたら 着替えて行きませんか」
「うん そうだな じゃあカトリアーナどうする
僕達は着替えるのに部屋に戻るけど」
「ええ 構わないわよ 一緒でも」
3人は神山の部屋に行くと神山と祐子が脱ぎ始めた
「わぁ~ 神山さん 大きいわ素晴らしい」
それを聞いた祐子が
「あなたの彼氏も大きいでしょ」
「でも ここまで大きくないわ」
神山は直ぐに赤いショーツを穿くとカトリアーナが
「セクシーね いいわ」
祐子もスパッツの格好になるとカトリアーナが驚いて
「素敵よ 私も欲しいな そのスパッツ」
「大丈夫だよ また会えるからその時に買えばねっ」
神山と祐子の着替えが終ると部屋を出てラウンジに行った

受付でカードキーを見せると優先的に窓際に案内された
席に落ち着くとウエイトレスが注文を聞きに来た
「さあ 好きなドリンクを注文して」
祐子とカトリアーナはそれぞれチャイナブルーやスプモーニといった
甘くて軽く見た目に綺麗なカクテルを注文し
神山はドライマティーニを注文すると生バンドの演奏が始まった
ジャズの名曲が演奏された
「ねえ 神山さんの家は何処ですか?」
「うん 赤坂だけど」
「へぇ~ 私も赤坂なんですよ 近いですね」
「でも 10日前に引越しをしてきたばかりだよ
傍にある赤坂 スカイ ハイ ホテルでいつも買い物さ」
「えっ 私もあのホテルの傍ですよ あそこに小学校があるでしょ」
「うん その斜め向かい側だよ」
「ほんとですか だったら私と2分位しか離れていないわ
私は小学校の並びのマンションですけど 
もしかして あの白くて大きいスタジオの近くですか」
「ははは あそこだよ」
「えっ 凄い 実は1年前にあそこでアレックスジャパンの
モデルで撮影をしたんですよ ゴルフウェアーの、、、
広いお庭があってプールもあるところですよね」
「うん そうだよ じゃあ僕より先にあそこを知っているわけだ」
「ええ でも3,4回でモデルのお仕事は無くなりましたから
もう あのスタジオには行っていないんですよ」
「もしかして ボーンっていう副社長に誘われて断ったんだろう」
「えっ何故分るんですか その通りです しつこくて嫌な奴でした」
「彼は もうアメリカナに強制送還されたよ」
「えっ 神山さんって なにをしているんですか」
「うん デザイナーとプランナーかな」
「それで なぜアレックスジャパンの事をそんなに詳しいのですか」
神山はカトリアーナや祐子に分りやすく掻い摘んで説明をすると
「へぇ~ そうなんですか 凄いですね 最高責任者って」
「ところでカトリアーナは来年卒業でどうするの
日本の学生はもう就職先が決まっているのもいるだろう」
「私も3社面接しましたがお給料が安いのと 労働条件が合わないので
パリに戻ろうかと考えているところですよ」
神山は少し考えて
「一つ聞きたいが 人と話をする事は好きかな?」
「ええ 大丈夫よ どうして」
「うん まだはっきりは言えないがカトリアーナに
とって悪い話しじゃないよ 少し待ってくれるかな」
「ええ いいわよ でもダンサーは嫌よ 辛いもん」
「うん 受付とアテンダー業務だよ どうだろうか」
「ええ 大丈夫よ 日本語もこの位でよければ」
「分りました そうしたら携帯番号を教えてくれないかな
決定をしたら面接を行うから」
カトリアーナは神山を信じて携帯電話番号を教えた
「どちらに転んでも電話をするし 僕がいい所を探すよ」
「神山さん 本当に信じていいの」
「うん 大丈夫だよ 君のように美しい人をパリには帰さないよ」
カトリアーナの目は涙で潤んだ
「あなたのように私を人間として見てくれた人ははじめてよ
今までの男はセックスシンボルとしか見ないで嫌だったわ
もう 私を見るとSEXのことばかり 嫌だったの日本人が」
「ははは それはそうだろう だってプレイボーイから
飛び出してきたような美女でセクシーだったらみなそう思うよ」
「でも もう目付きが違うのよ 私のバストからヒップまで舐めるような
あの厭らしい目付きには耐えられなかったわ」
「そうか 僕も素敵なお尻だと見とれていたけどな」
「あなたは 厭らしくないわ よかった」

祐子が
「大丈夫よ この人は凄く紳士よ Hな話題も明るいし
それで私も虜になったのよ」
「そうなの もうお付き合いして長いんでしょ」
「まだ10日もしていないわ ねえあなた」
「うん 28日に会ったから明日で10日だね」
「えっ まだ10日、、、それでこんなに雰囲気のいい仲なのね」
「そうよ」
「羨ましいわね でもアルバイトが終ったらまた会って貰えますよね」
「うんカトリアーナさえよかったら 大丈夫だよ僕は」
3人の話が盛り上がっていると場内はアメリカンポップスが流れ出して
中央で踊るカップルが出てきた
カトリアーナが神山を誘うと祐子も誘って3人で踊り始めた
2曲踊り終わると席に戻りカクテルを注文した
暫くカクテルを呑み話していると映画音楽のバラードが演奏された

祐子が神山を誘うと 神山は両手を祐子の腰に巻き 最初はステップを
祐子に合わせていたが神山がリードすると上手に付いて来た
「祐子 上手だよ」
「うん ありがとう あなたも素晴らしいわ」
神山は少し大胆なステップをしても祐子は嫌がる事無く合わせて来た
曲が終わりに近づくと神山は周りに人のいない事を確認して
祐子を斜めに持って1回転して終った
席に戻るときに周りから神山と祐子に拍手が沸いた
「素晴らしかったわ 神山さん 祐子さんも素敵だったわ
ねえ祐子さん この次に神山さんと踊っていい?」
「ええ いいわよ ワンピースだから素敵よきっと」
話していると次の曲が演奏された
神山は祐子と同じステップでカトリアーナをリードすると
笑顔で神山を見ながらキスをしてきた
神山はそのままステップをし大胆なステップに変えても会わせて来て
曲の最後になると神山はカトリアーナに
「横にするよ 落ち着いてね」
カトリアーナは笑顔で頷くと神山はカトリアーナを横に抱えて
1回転してダンスを終えた
今回も周りからやんやの拍手を浴びた
席に戻るとカトリアーナに
「カトリアーナ ありがとう 本当は最後に上に投げたかったんだけれど
体重や重心が分らないと出来ないからね でもカトリアーナや祐子は
今度は上に投げられるよ もう重心はわかったし体重も分ったからね」
カトリアーナと祐子がビックリして
「体重って踊っていて分るの」
「いやいや ごめん そういう細かい体重じゃなくてなんて言うかな
軽いか 重たいかとか そこらへんだよ
僕の力をどの位発揮したらいいかの目安だよ
だから祐子が52kgとかカトリアーナが54kgとか
そいった話しじゃないんだ」
「でも 当っているわ わたし52kgで少し痩せたいの」
「私も当っているわよ神山さん」
「わぁ~お そうかでも健康が一番だよ 無理に痩せても駄目だよ」
楽しく話をして呑み踊るともう23時になっていた
「さあ バンドも終わりだし 部屋に戻るか」
「私も一緒にいい?」
神山は祐子をみるとニコニコして頷くので
「おいで」
神山は受付で伝票にサインをすると
「先程のカクテルを部屋までお願いできるかな」
受付嬢がマネージャーを相談するとニコニコして
「神山様 直ぐにお持ちいたします あと簡単なおつまみもお持ちします」
神山は受付嬢とマネジャーにお礼を言って部屋に戻った

部屋に戻ると自然に祐子と神山はキスをした
「素晴らしかったわ」
カトリアーナもまだ興奮していて
「日本にいるわ パリよりいい男がここにいるから」
今度はカトリアーナが神山と熱いキスをした
ルームサービスが来ると神山が出てトレーからカクテルを受け取ると
二人に渡して乾杯をした
3人で交互にカクテルを呑んではキスを繰り返していた
「そろそろシャワーを浴びようよ ねえ祐子」
「ええ いきましょう カトリアーナ?」
カトリアーナは最初は躊躇したが祐子が自然に脱ぎ始めたので
自分も仲間に入ろうと脱ぎ始めた
神山が先にシャワーを浴びると湯船に浸かった
祐子が後から入ってきてシャワーで丁寧に体を洗っているとカトリアーナが
浴室に入ってきた
神山はボディーソープを湯船に入れてジャグジーを入れると小さな泡から
大きな泡がどんどん出来てカトリアーナは歓んだ
祐子が神山の横に座るといつものようにキスをした
神山も祐子の乳房を愛撫すると喘ぎ声が漏れてきた
カトリアーナはそんな二人を見ながら神山の横に座ると
神山のおちんちんを握ろうとするとすでに祐子が掴んでいて
カトリアーナと祐子の目が合ってニコニコした
「祐子さん 神山さんとキスをさせて」
祐子はキスを辞めるとカトリアーナに譲った
神山の肉棒は付け根が祐子で亀頭がカトリアーナが優しく揉んでいた
どんどんと硬くなると神山は二人の秘所を触りクリトリスを愛撫した

祐子が
「ねえ もう駄目 ちょうだい」
神山は立ち上がり祐子の手を床につけると後ろから挿入した
カトリアーナは祐子の乳房やクリトリスを愛撫していたが
自分も祐子と同じ格好をしてお尻を突き出して
「神山さん ちょうだい 入ってきて」
神山は祐子からカトリアーナの膣に挿入するとぬめぬめだった
二人を交互に攻めていると祐子が
「お願いします もうすぐいきそうなの きて」
神山は祐子の膣に挿入すると腰を早く動かすと祐子は昇天した
カトリアーナの膣に挿入すると
「神山さん 私いきそう」
そういうと自分の腰を速く動かすと膣が狭まってきて
亀頭もこれ以上我慢出来なくカトリアーナの中で発射すると
「わぁ~ 凄いわ どくどく出てくる きてる あっ あっ」
カトリアーナも昇天し祐子同様床に伏せた
神山は泡の湯船に浸かっていると祐子が隣に座りキスをした
カトリアーナも一息ついて神山の隣に座ると神山のほほにキスをした
「神山さん 素晴らしいわ 祐子さん幸せね 毎日」
「ううん この人をそんなふうに独り占めで出来ないのよ
カトリアーナも分るでしょ 女がこの人を放っておかないの
だから独占しようとしたらこの人の生活のリズムが壊れるのよ」
「そうなんですか でも愛が深まれば一緒になりたいでしょ」
「そうよ でも我慢するのも愛よ 私はそれでいいのよ」
「そうしたら他の女と寝ていても気にならないの」
「それは気になるわよ でもそれは皆同じでしょ
だから一緒の時は他の女の事は考えないでっていつも言っているのよ」
「そんなに神山さんっているの」
「ええ 私が知っているだけで3人はいるわ でもね何人いたっていいの
だって一緒の時に楽しくSEX出来なければつまらないでしょ
それに神山さんはSEXだけの男じゃないもん だから皆に人気があるの」
「そうね SEXだけの人じゃないわね 分るわ」
「さあ 出ようよ」

神山が先にシャワーを浴びると祐子が立ち上がって肉棒を丁寧に洗うと
シャワーで流した
神山は先に浴室から出るとバスタオルで体を拭いていると
祐子が出てきたので躰を拭いてあげた
キスをしているとカトリアーナも出てきたので神山が体を丁寧に拭くと
急にしゃがみ込んで肉棒にキスをした
ニコニコしながらカトリアーナは
「いつも祐子さんにキスを先取りされるから ここなら私が一番よ」
3人は顔を見合わせて笑った

6月7日 日曜日 晴れ
「うっ~ うっ~ きもちいいわ いきそうよ」
神山はV字に開いた足を更に広げると腰を強く振ると祐子は
「ぎゃあぁ~ うぐぅ~ あっ~ あっ~ あっ あっ」
膣を狭め昇天してしまった
神山も膣の圧力に負けてスペルマを発射してしまった
祐子の大きな声を聞いてカトリアーナが目を覚ました
「まあ もうしているの」
カトリアーナは発射したばかりの肉棒をしゃぶり始めた
「ふふふ 今度は私が頂くわね」
そう言うとカトリアーナは神山の上に跨り膣に肉棒を導き入れた
こうしてカトリアーナとも交わると神山は疲れ二人に降参した
昨夜も神山は祐子とカトリアーナに攻められて3回も発射した
暫くするとカトリアーナが
「神山さんはタフですよ こんなにSEXしてもまだ大きいもん」
「もう駄目だ」
「ふふふ 私 神山さんを好きになったわ 祐子さんいいでしょ」
「ええ 構わないわよ でも一人だと大変よ 壊れるわよ」
「そうね 今度する時も祐子さんと一緒がいいわ」
「そうね お願いしますね」
神山は疲れ何もいえなかった
祐子が気を利かせて缶ビールを神山に渡すと
「おお ありがとう ガソリンがきたな でも駄目だぞ もう」
祐子とカトリアーナは顔を見合わせて笑った

朝食を終えると神山が2人に
「今日は天気がいいから箱根に登って美味しい寿司屋にいこうよ」
「わぁ~ 凄いわ 神山さんありがとうございます」
神山達は部屋に戻るとカトリアーナに
「僕はこれから車を借りてくるからここで待っているそれとも着替える?」
「私 着替えたいわ そうしたら部屋に電話を下さい」
「うん分りました じゃあ祐子行って来るね 留守番を頼んだよ」
「は~い 分りました いらっしゃい」
神山はホテルを出ると駐車場から車を出して
熱海のレンタカー営業所に向った
いつも借りているフェアレディーZの4人乗りが空いていたので借りた
神山はホテルに戻り祐子とカトリアーナを乗せるとそのまま箱根の
山登りをして芦ノ湖に出た
湖畔で休憩をしタバコを吹かしているとカトリアーナが
「あなたの良さが段々と分ってきたわ 素敵よ 紳士だわ」
「ありがとう 光栄だよ」
神山はそれ以上言わずに遠い青空を見ながらタバコを吹かした
タバコを吸い終わると2人に
「もう休憩はいいかな?」
「は~い 大丈夫よ おトイレも済んだわ」
神山は車に2人が乗ると湖畔の道を北上して乙女峠のトンネルを抜けた
御殿場に入ると駅前寿司屋に着いた
店内に入ると元気のいい女将が迎えてくれて神山に
「今日は外人さんも一緒ですか なかなか」
「ねえ 女将さん 部屋って空いている 車だから帰りに昼寝をしたいんだ」
「うん 空いているよ 少し割高だよいい」
「OKそうしたらさ いつものようにおつまみと生ビールをお願いしますね」
女将に注文すると部屋を案内してくれた
少し離れになっていて 3部屋ほどあり襖を開けると14畳ほどの部屋で
庭は手入れされた日本庭園が演出されていた
奥の襖をあけると布団が敷かれていて神山は割高の意味が分った
座卓に着くと女将が生ビールをジョッキとピッチャーに入れてきて
おつまみも大盛りで運んでくれた
「あと 天ぷらと焼き魚でいいかい」
「ええ お任せで」
女将が帰るときに
「用がある時はそこの赤いボタンを押してね 直ぐに来ますよ」
そう言うと女将は部屋を出て行った
「じゃあ カトリアーナとSEX出来たので乾杯」
カトリアーナや祐子はニコニコして乾杯をした
まだ12時になっていなかったが二人は美味しいと言ってよく食べた

神山は二人に失礼と言って庭に出て由紀枝に電話をした
「わぁ~神山さん お久しぶりです」
「今 駅前の寿司屋に来ているけれど どう来ない」
「いいの 行っても」
「うん 大丈夫だよ」
「良かった これからお昼を作るところだったの
でも よく休みって分ったわね 亜矢子さんに電話したの」
「いや 感ですよ ほんと 何処にも電話していないよ」
「そうしたら すぐに出ますね」
「うん 今日は離れにいるよ 女将が知っているよ」
「は~い 分りました」
神山は席に戻ると祐子とカトリアーナに
「これから ここにお友達がくる 仲良くしてね」
祐子が
「は~い 分りました でも凄いわね」
「まあ 色々あってね」
神山が告白しても祐子は全然動揺しなかった
逆に由貴や桃子のように友達が増えれば楽しくなると思った
神山が選ぶ女性だから不良は居ないし逆に頭のいい子ばかりだから
祐子も楽しく話が出来た
一方カトリアーナは訳の分らないまま友人が出来る事に多少の不安があった
食べたり呑んだりしていると襖が開き由紀枝が入ってきた








.

2013年11月19日火曜日

ゆり 12 - 45 Vol. 1



6月6日 土曜日 曇り

「ねえ あなたきもちいいわ うっ~ うっ~」
「よし もっとよくしてあげるよ」
神山は下から肉棒を突き上げ腰を早く動かすと髪を乱し祐子が
「あっ きて いきそうよ ね だして」
祐子の膣がきゅんと狭まりぬめり気のある体液が亀頭を包むと
「うっ でるぞ」
「ぎゃあぁ~ うぐぅ~ あっ~ あっ あっ」
二人は一緒に昇天してしまった
祐子は力なく神山の上にかぶさりキスをして
「ありがとう 朝から 嬉しいわ」
神山は昨日の夜は祐子と2回交わり早めに寝たが今朝は祐子に起こされて
早速SEXをおねだりされた

ゲストルームでは洋子と桃子はまだ寝ていた
洋子は昨夜の生理で神山に申し訳ないと思い早めにこちらの部屋に
来たがなかなか寝付かれなかった
桃子も神山のおちんちんが入っているようでタンポンを入れると
神山が入っている感じで寝付くのが遅かった
「さあ 祐子シャワーを浴びようよ」
二人は手を繋いで浴室に行くと熱いシャワーで体をシャッキとさせ
祐子はスパッツにノースリーブのブラウスを着て神山にキスをして
キッチンに行った
神山もトランクスにTシャツで下に降りると祐子が
「今日は会社ですか」
「う~ん あるんだけどさ 桃子の部屋もあるし悩んでいるよ」
「神山さんて 優しいのね ふふふ
そうしたら 私たち3人で探すわ どうかしら」
「うん 構わないけど 細かい所は僕が見たほうがいいと思うよ
祐子たちを信じていない訳では無いよ 造りとかは僕の専門だからさ」
「そうなんですか 知らなかった ごめんなさい」
「いや いいよ話をしいない僕が悪いんだから」
神山は冷蔵庫からビールを出してスタジオのソファーに座ると祐子が
「朝食はどうしますか 作りましょうか」
「う~ん 祐子は食べるか」
「ええ あなたが食べれば頂きますよ」
「そうしたら 先に食べて起きて来たら又作ればいいか」
「ええ 簡単な朝食ですから 直ぐに出来ますよ」
「うん ではお願いしますね それから 今朝はダイニングで食べよう」
祐子は頷きキッチンに戻り手際よく調理して神山をダイニングに呼んだ
「では いただきま~す ふふふ」
「うん 頂きます」

神山と祐子は顔を見ながら朝食を食べた
この日も焼き魚と目玉焼きや大根おろしなど和風の朝食だった
二人が食べ終わりお茶を飲んでいると洋子と桃子の階段を下りてくる
音が聞こえたので神山が大きな声で
「おはよう 今 そこにいくよ」
神山は祐子と一緒にスタジオに行くと二人は
「ごめんなさい 寝坊をして ねえあなた 私帰っていい
先月ほど酷くは無いけど やはり少し痛むの」
「うん そうしたら月曜日の事は明日でもいいし連絡を下さいよ」
「ええ ごめんなさい 本当に」
「神山さん 私も可笑しいの なんか今までと違うの だから帰ります
本当によくして頂いたのにごめんなさい」
「うん でも桃子は明日会社だよね 由貴に連絡を入れておいた方がいいね」
「ええ 先輩に電話します ごめんなさい お部屋を探すつもりだったのに」
「まあ 体調管理が先だよ ねっ
そうしたら 食事をして帰ればいいじゃないか」
「そうしたいけど 辛いし帰ります」
「うん 分った 着替えが済んだら送ってあげるよ」
洋子と桃子は2階のゲストルームに戻り着替えを済ませてスタジオにきた
神山は祐子も誘いガレージから赤いポルシェを出して3人を乗せると
まず洋子の家の傍で洋子をおろし千駄ヶ谷に向かい桃子のマンションで
桃子を降ろす時に神山は100万円を出して
「桃子 これは困った時に使いなさい 遊ぶお金じゃないよ
さあ 誕生日のプレゼントだよ」
「でも、、、」
「いいんだよ 今度部屋を探す時に必要になるから」
「そうよ 頂いておきなさいよ」
桃子は祐子に言われて
「分りました ありがとうございます」
「うん では」

神山は千駄ヶ谷を離れると祐子に
「桃子は大学時代にちゃんと貯金をしているだろうけど
自由に使えないからね だから少しでも役に立てたらいいなと思ったんだ」
「ふふふ あなたって 本当に優しいのね 嬉しいわ」
「さあ 一回スタジオに戻ってそれから考えよう」
二人は赤坂のスタジオに戻ると神山は事務所に入り
FAXや留守電を確認し終わると 久しぶりにPCで
車を探してみるとBMWが目に付いた 
仕様をみると排気量5.7Lと大きくエンジンもV12気筒とポルシェの
6気筒と大きく違った
ポルシェ911ターボの馬力が408psに対しBMWアルピナB12は
416psと少し上回る
出力についても911が54.0kg・mに対しB12は
58.1kg・mと少し上回っていた
神山は金額がポルシェの2倍近い金額だったが大人しい感じのB12に
ほれ込み実際に見てみたかった

神山は2階の主賓室にいきバッグに現金を入れるとスタジオに戻り
「祐子 お~い」
祐子を呼ぶと2階のゲストルームから出てきて下に来た
「はい なにか?」
祐子はスパッツにTシャツで掃除をしていた
「掃除は終った?」
「ええ 今 洗濯物を纏めていたんです でも今日は曇っているので
考えていたんですよ」
「うん 出かけるから一緒に来なさい」
「は~い 分りました そうしたらブラウスに着替えますね」
神山は頷くとソファーに座ってタバコを吹かした
「お待たせしました」
「うん まあ祐子は楽しくないかも知れないけど 付き合ってくれ」
「ふふふ 一緒にいられるだけで嬉しいわ」
神山はガレージから赤いポルシェをだすと祐子を乗せて10分位の
場所にあるBMWのお店に行った

ショールームにはピカピカの新車が展示され神山はその中に
アルピナB12が展示されているのを発見した
車内を覗いてみるとポルシェに比べ大人しいコックピットだが
住居性がこちらの方が上回っているように感じた
神山が真剣に見ていると祐子が
「ねえ 神山さん この車を買うの?」
「うん そう思っている」
「わぁ~ 凄いわ だって3130万円よ 税抜きで、、、」
そこに女性の販売員が神山に近寄って来て
「いらっしゃいませ いい車をお選びですね」
「ええ」
「このアルピナは東京ではこの1台しか置いてないんですよ
これから徐々に輸入されますが」
神山はドアを開けてコックピットに座ると人間工学を考え配置された
ハンドルやレバーに感心した
後部座席も911に比べると多少天井が高く窮屈感がなく気に入った
車体色も綺麗なブルーでこれで希望の3色が揃う事になると思った
神山は女性の販売員に購入を伝えると早速カウンターで
書類の制作をして印鑑を押した
神山は税金など含めて3300万円を現金で支払うと男性社員も手伝い
現金を確認すると店長が出てきて
「ありがとうございます 早速ですが納車は9日の午前中で宜しいですか」
「ええ お願いしますね」

神山と祐子はお店を出ると神山は
「ねえ 祐子 お昼は中華にしようか」
「ええ 好きですよ うれしいわ」
神山はそのまま渋谷のシブヤ ハイアット ホテル 地下食堂街に行った
中華料理店に入ると店内は土曜日とあって若いカップルや家族連れが
多く見られた
神山は生ビールと単品の料理を数種類注文すると祐子が
「ふふふ 神山さんと最初に来たお店がここよ 覚えている?」
「うん 勿論さ それでその夜に儀式をしたんだよ」
祐子は顔を赤くして
「もう いいのその話は これもその時に買ってもらったの」
祐子は左手のロレックスを神山に見せていった
「そうか もう1週間も経つんだね 早いね」
「ねえ 私って変った?」
「うん なんて言うか大人になったって そんな感じだね」
「わぁ~嬉しいわ ありがとうございます」
「でも背伸びをしなくていいよ 今のままで充分だからね」
「は~い 分りました」

二人は運ばれた料理を食べると祐子が招輿酒を呑みたいと言うので
注文すると祐子が
「大丈夫ですか? 車なのに」
「うん 大丈夫だよ 少ししか呑まないから」
祐子は神山の顔を見ながら良く箸が動いた
「祐子 最後にラーメンを食べようか」
「ふふふ この間と同じですね お願いします」
神山はラーメンを頼むと祐子に
「よく覚えているね 感心するよ」
「私の癖なんですよ だから語学も癖なんです 勿論 勉強はしましたよ」
「いいね 僕には出来ないな」
神山と祐子は運ばれたラーメンを小さな器に分けて食べた

食べ終わり清算すると神山が
「祐子 これから熱海に行こうか プールが付いているホテルに」
「えっ 本当ですか 嬉しいわ」
「そうしたら この先にスポーツショップがあったからそこで
水着を買おうよ」
「わぁ~嬉しいわ お願いします」
神山と祐子は手を繋いで祐子が時々神山の顔を見ながらニコニコして
そのスポーツショップに行った
店内には今年の流行水着が所狭しと飾られていて神山は感心した
場所柄若い女性水着が豊富で輸入水着も飾ってあった
神山はホテルプールなので派出な水着を勧めたが
「わぁ~ 駄目よ こんな小さいとおっぱいが出ちゃう
それにショーツもこれだと毛を処理しないとはみ出すわ 駄目です」
神山は仕方無しにもう少し露出を抑えたものを薦め祐子も納得した
自分の水着を買うのにトランクスと競泳用を探していると
「ふふふ この競泳用のほうがいいわ 格好がいいもん」
そう言われ神山はトランクスと競泳用の2着買い祐子も
少し露出度がある水着と2着を買った
あとバスタオルや小物を入れられるおしゃれなバッグも買った
さすがに輸入水着は高く5万円もした
神山は現金で15万円を支払うとショップを後にした

ブティック「モテリコ」の前に来た時に祐子が
「ねえ ボストンバッグが欲しいな」
「うん いいよ」
神山と祐子が店内に入ると祐子は40万円のボストンバッグを選び
「私 これがいいわ どう」
神山は由紀枝と同じバッグだったが
「うん そうしたら僕も買うよ 今のが少し小さいからね
ひと回り大きいのを探すよ」
神山は現在持っているビトロのボストンよりひと回り大きいバッグを探した
デザインが祐子のボストンと同じでサイズが大きいので50万円した
店長にバッグを持っていくと
「神山様 いらっしゃいませ いつもありがとうございます」
「このバッグをお願いします 現金で」
店長は電卓で計算すると
「こちら大きいほうが50万円が35万円 こちらが40万円が30万円で
如何でしょうか」
神山は頷き現金で65万円を支払い祐子に
「他に買う物は無いかな」
「ええ 何もないわ 充分よ」

神山と祐子は店長に挨拶をして店を出ると駐車場に行き
赤いポルシェに祐子を乗せ赤坂のスタジオに向った
「祐子 素敵な水着が見つかって良かったね」
「ええ 日本のはどうしてもサイズが合わないのよ
持っている水着は日本製なのね だけどなんか合わないわバストもヒップも」
「祐子や桃子 由貴のように日本人離れした体格だと難しいのかな」
「ええ カットが微妙に違うのね でもよかったわ 
戻ったら早速試着をしてみますね ふふふ」
話していると赤坂のスタジオに着き玄関で祐子を降ろして
赤いポルシェをガレージに仕舞った
スタジオに入ると祐子は早速スパッツを脱ぎショーツを穿いた
「ねっ 大丈夫でしょ でも随分とセクシーね ふふふ」
祐子はブラウスを脱ぎブラジャーを外し水着のトップを着けると
形のいいバストが現れた
「おお ブラジャーよりセクシーだね よかったね」
「うん ありがとうございます」
祐子はもう一着のセクシーな水着を着けたが下の毛が少しはみ出して
「わぁ~ 出ちゃった 参ったな~」
「祐子 剃ってあげるよ」
「いいです もう 神山さんだと全部剃られそうだから」
「うん 一回剃ってごらん 見たいな」
「ば~か なに考えているの もう Hなんだから」
祐子は直ぐに自分の部屋に入って鍵を閉め閉じこもった
神山は月曜日の朝帰って来るつもりで新しく買ったボストンに
着替えや水着など入れて準備をした
祐子がわざわざ2階の主賓室まで駆け上がって来て
「どう はみ出ていないでしょ」
そう言うとソファーに座り両足をV字型にして股を神山に見せた
「うん 大丈夫だよ でもプールでそんな格好するか」
「好きでしないわ 転んだ時なんか体を心配して無警戒になるでしょ」
「うん なるほど わかったからもう辞めてくれるかな」

祐子は神山の下半身が反応しているのを見て更に足を広げた
「ねえ これは大丈夫ですか?」
「うん 大丈夫だよ」
そう言うと神山は後ろを向いてバッグを持って
「さあ いくぞ もう」
「ふふふ 大きいまんま行くの」
神山は振り返ると祐子を抱きしめてショーツを下ろし足からとると
ライターで燃やそうとした
「わぁ~ごめんなさい もうしないわ ごめんなさい やめてねえ」
神山はショーツを祐子に返すと
「ほら 早く仕度をしなさい」
祐子は泣きそうな顔で神山の胸に顔を埋めて何回も謝った
「祐子 祐子のセクシーな格好を見れば大きくなるのは当たり前だよ
だからと言って 遊んでは駄目だよ いいね」
「うん ごめんなさい あなたが喜ぶと思ったの ごめんなさい」
「うん 嬉しいよ 凄くうれしいよ でもギリギリでOUTだね
最初のポースだけなら納得はするよ でも素晴らしかったよ
さあ もう泣かないで ねっ」
祐子は神山を喜ばそうとする気持ちが強すぎて神山を精神的に
遊んだと反省をした
「さあ 祐子 ほら顔を見せてごらん」

祐子は作り笑顔で神山にあっかんべーをして二人で笑った
「そうしたらホテルに連絡をするから 下にいこう」
二人は手を繋いでスタジオに下りると祐子は自分の部屋に入り
仕度を始め 神山はホテルに電話をしてTJカードの番号を告げた
「神山様ありがとうございます お部屋は空いておりますが何泊されますか」
「ええ 今夜と明日の晩で2泊です」
「はい 畏まりました それで何人様でしょうか」
「ええ 2名です」
神山は到着時間や夕食時間を決めると電話を切った
「お待たせしました~ 遅くなりました」
祐子はモテリコの可愛らしいワンピース姿で神山の前に現れた
「祐子 スパッツはどうしたの」
「ここに入ってるよ ちゃんとふふふ」
祐子は買って貰ったモテリコのボストンバッグを叩いて言った
神山は部屋を見渡して玄関を出た
ガレージからフェアレディーZを出すと祐子を乗せた

玄関を出ると渋谷ICで首都高に乗るとスピードを上げた
「ねえ なぜ赤いポルシェじゃないの?」
「うん 最近乗っていないからさ 可哀相だろ」
「ふ~ん 神山さんて 女だけじゃなくて車にも優しいんだ」
「まあ 悪人以外は優しいよ」
フェアレディーZが東名高速に入るとますますスピードを上げた
祐子は慣れて来たのか鼻歌が出るようになり明るい祐子に戻った
神山も知っている曲だったので一緒に歌うと祐子は歓んではもった
小田原厚木道路に入ると少し雨が降ってきた
「いやね~ 雨だと本当に」
「大丈夫だよ 屋内プールもあるし」
「でもね 折角の水着が可哀相よ 焼かれる寸前のショーツちゃんが」
「そうか 晴れている方が歓ぶか ショーツちゃんは」
「もちろんよ でもいいわ 水の中にはいってあげるから ふふふ」
話していると国道に出たので神山はガソリンスタンドでハイオクを
満タンにして熱海に向った
熱海駅で折り返して伊豆山に向い高度を稼ぎ高台に着くと
目の前にホテルがあった

神山は車付けで祐子を降ろすと自分で駐車場に車を入れた
傘を差して玄関を入りフロントでTJカードを見せると
「神山様 お待ちしておりました こちらのカードにご住所と
お名前だけご記入ください」
神山が記入するとポーターが二人の荷物をカーゴで運び部屋まで
案内してくれた
最上階の部屋で相模湾が一望できる素晴らしい部屋だった
ここ熱海伊豆山 ホテル スキエはプール付きホテルで相模湾の
眺望が素晴らしくよくスイートルームの作りも贅沢で南の窓際は
幅の有る階段式フロアに設計され
部屋の入り口からでも海が見えるようになっていた
まるで競技場の観覧席から海を見ているようだった
「わぁ~ 凄いわ 素敵なお部屋ね」
「うん 今朝インターネットで調べたら今年の春オープンって
書いてあったから 色々とみたら今まで経験した事の無い部屋の
写真が載っていたから決めたんだ
勿論 祐子が歓ぶと思ってさ」
「そうね いいわよ ありがとう ふふふ」
祐子が南側のガラス戸を空けてバルコニーに出たかったが
「わぁ~ 雨で出られないわ でも見て 下になんかドームが
少し見えたの ほら あそこよ」
神山も雨に濡れないところまでいくと確かにドーム屋根が見えた
「あれがきっと屋内プールだよ 遊戯施設もあるし
ほら滑り台に水が流れているのあるでしょ あれもあったよ」
「へぇ~ じゃあ遊ぶ時は気を付けないといけないわね
よその人にお見せしないように」
祐子は真剣に言っているので可笑しくなって
「そうしたら 最初から僕のトランクスを穿けば心配ないでしょ」
神山は自分で言って笑ってしまうと祐子も笑い出して
「最初から 遊ばなければ良いのよ ねえ」
「ねえ それはそれとして この部屋幾らだと思う」
「う~ん そうね 5万円」
「じゃあ~ん はずれ 一人10万円」
「わぁ~ なにそれ ほんと 凄い高い」
「まあ これだけ部屋がいいとその位とるね でも少し高いかな
祐子 夕食までまだ時間がたっぷりあるからプールで遊ぼうか」
「ええ そうしましょう」

二人は水着に着替え専用エレベーターでプールに行った
最初はドーム型屋根の室内プールで遊んでいたが雨にもかかわらず
外で遊んでいる家族連れをみると祐子も
「ねえ いこうよ あのスライダーで遊ぼう」
祐子の言ったスライダーは3種類ありゴムボートに乗って滑ってくる
本格的なスライダーから子供が遊べる滑り台をくねくね曲がり滑り落ちる
スライダーと用意されていた
もう一つは筒状の中を滑り降りてくるチューブスライダーも人気があった
ホテル全体が高台の斜面を利用し建てられている為 スライダーの
スタート地点は山の上から一気に滑り落ちる事になる
神山と祐子は最初にゴムボートを使うスライダーに挑戦した

順番が来ると祐子を前に乗せ神山は後ろに座った
滑り降りると直ぐに右にカーブしたり左にカーブしたり
体が反転するほどの勢いでカーブでは筒状の横壁をすべり祐子は
キャ~キャ~と言いながら体勢を保とうとしていた
神山も自動車では味わえない重力を味わっていた
筒状の空間を出ると目の前に見える相模湾に滑り落ちるような
景色が現れると一気にプールまで滑り落ちた
「わぁ~ 怖かった チューブを出たときに海まで滑り落ちる
あの感覚はジェットコースターに似ているわね」
「うん でも良く考えたな 普通こんな地形を利用するなんて
とても考えられないよ 凄い」
「ねえ もう一回滑ろうよ 別なレーンがあったでしょ」
「ふふふ 祐子も好きだね いこうか」
二人は再び階段を上りスタート台に行き先程と違うレーンで順番待ちをした

順番が来ると今度は神山が前に乗り祐子が後ろに座った
ボートが出ると神山の体重が効いているのか先程よりスピードが出て
曲がり角では完全に横を滑り神山はトライアスロンのように
完全に寝る格好になると祐子のおっぱいのところに頭がついて
祐子が何かを言ったが分らずにチューブを出て相模湾を見ると
一気にプールまで滑り落ちた
祐子は急いでトップをなおした
「もう あんなにごしごし押し付けたからトップがずれ上がって
もう少しで出ちゃうところよ あ~よかった」
「ごめんごめん 大丈夫だった?」
「ええ 最後は片手で抑えたのよ よかった」
「しかし 体重の違いでスピードがあんなに変るんだね 驚いたよ」
「ええ 私も驚いたわ 最初より全然早くてカーブの時は逆さまに
なるんじゃないのって 一瞬怖かったわ もういいわ」
祐子は怖かったのとトップのことがありスライダーで遊ぶ事を辞めた

「ねえ 室内に行ってジュースとか飲みたい」
「うん そうしようか」
二人は手を繋いで室内プールに戻りドリンクコーナーに行くと
祐子はジュースを注文し神山は缶ビールを貰った
清算する時に神山は部屋の番号札を見せた
「どうぞ ご宿泊でTJ会員の方ですね 無料でご利用いただけますよ
ありがとうございます」
二人は空いているガーデンテーブルを探すとそこに座った
プールを見てみると外人客も結構利用していて神山の目を楽しませてくれた
神山は祐子のプロポーションがいくら日本人離れしていると言っても
やはり本物の外人には負けてしまう
神山の目の前をグラビアから出て来たような美しく綺麗な外人がブロンドの
髪を弄りながら通り過ぎるとにやにやと見とれてしまった

「もう なににやにやしているの Hなんだから 私がいるのに」
「うん 久しぶりに素晴らしく素敵なプロポーションに出合ったからさ」
「ふ~ん でも外人だもん 当たり前でしょ」
「でも7頭身美人だよ 素晴らしいね 見ていて気持ちが良いよ
別にHな目で観ている訳じゃないよ」
神山は祐子にそう言ったがやはりHな目で観ていた
「でもあなたが言うように素敵ね お尻もプリプリだし あ~いいな~」
「しょうがないよ祐子 日本人なんだから 男だって同じさ
向こうは僕より足が長いし ねっ」
神山は祐子の機嫌を取り戻そうと
「ねえ 泳ごうよ そうだあそこの飛込みをしないか」
「ええ 行きましょう」
室内プールには3mの飛び込み台が設備されていて子供も遊んでいた
神山と祐子が順番を待っていると先程の外人も順番待ちをした
順番が来ると神山が
「じゃあ お手本をお見せします」
「ふふふ お願いしますね」
神山がスプリングボードの先端に立つとジャンプを始め3回目で
上に飛び上がると中空で海老のようにくの字になり綺麗に着水すると
波が立たなかった
水面に顔をだすと祐子がニコニコしてOKサインを出していた
祐子は普通に足から入水をしたのでトップがずれそうになり
水面に顔出した時になおしていた
プールから出ると
「わぁ~ 危なかった 取れそうだったわ」
「かろうじて 引っ掛かった感じだったね よかったよ誰にも見られないで」
「ほんと うれしいわ」
神山は祐子にキスをした
「ねえ 今度はあの人よ」

祐子が神山に先程見とれていた外人の若い女性が飛び込む番になった
神山と同じ様にジャンプをすると空中で海老のようにくの字になり
そのまま綺麗に波を立てずに着水した
神山と祐子は思わず拍手したがなかなかプールから上がってこなかった
顔は水面に出ていたがなにか探しているようだった
神山は多分ショーツが脱げたのだろうと察しバスタオルを貸してあげ
自分がプールに飛び込むと布切れは4m下のプールの底に舞い落ちていた
神山は拾い上げ外人女性に渡すと真っ赤な顔になり
「ありがとうございます 普段脱げないのに脇がほつれたのね助かったわ」
そう言うと神山のほほにキスをしてロッカーに行った
「よく分ったわね ショーツが脱げた事」
「だって あんなに上手な飛込みをした人が出て来れない訳は一つさ」
「なるほど そうね でもあなたの潜水も大したものね」
「ありがとう 一番下に落ちていたよ よかったよ
幾らなんでも助けを呼ぶにしても恥かしいからね」

二人がガーデンテーブルで話していると先程の外人女性が神山を訪ね
「先程はありがとうございます 本当に助かりました」
若い女性は自己紹介をした
彼女の名前はカトリアーナ ドヌーブといいパリから勉強に来たと言った
東京の青山学院に通っている学生で今は大学が夏休みなので
ここでアルバイトをしていると言った
祐子がフランス語で話すとカトリアーナ ドヌーブは驚いて
「綺麗な発音ね 素敵よ 私より上手よ
パリに行けばいい男がすぐに見つかるわよ」
「でもここにいい男がいるから私はいらないわ ふふふ」
二人がフランス語で話しているのを神山はにやにやして聞いていた
「でも 大変ね お休みが週に一回だと」
「ええでも 午前中だけとか午後だけとかに組まれていて
一日フルは週に2回しかないから楽よ」
彼女は監視員とインストラクターの2つのアルバイトをしていた

「でも困ったわ 水着があれしかないのよ ここのショップでは
サイズが合わないわ あ~ 困ったわ
インストラクターの時は水着着用だからどうしましょう」
それを聞いた神山がカトリアーナにフランス語で
「だったら東京でかおう 僕が運転するよ 祐子 まだ夕食まで
時間が充分にあるから祐子が買ったスポーツショップで買ってくるよ」
「そうね 渋谷じゃないと サイズが合わないもん いいわよ」
神山はカトリアーナに早速着替えて玄関で待つように指示をした
「神山さん そんなに甘えていいの 彼女が可哀相よ」
「でも 困っている時は助けるのが僕の主義さ 大丈夫だよ」
カトリアーナは祐子に神山を少しの時間借りる事を願うと祐子も
「いいわよ お部屋で休んでいるから大丈夫よ
ねえ その代り一緒に夕食は出来るんでしょ」
「ええ お仕事時間以外は自由ですよ だから大丈夫よ」
「そうしたら 一緒にお食事をしましょうよ 私もパリの
お話を一杯聞きたいの お願いね」
カトリアーナは明るい表情になって
「一杯お話しするわ ではお借りしますね ありがとうございます祐子」
3人は話しながらプールを後にすると神山と祐子は部屋に戻った

簡単にシャワーを済ませると祐子に
「2時間も掛からないで戻ってこれるよ 行って来ます」
祐子は神山にキスをして
「気を付けてね 雨が降っているから」
「ありがとう では」
神山はホテルの玄関に行くとカトリアーナが待っていて
「今 車を出してくる そこで待っていて」
神山はカトリアーナにそう言うと駐車場からフェアレディーZを
ホテルの車付けに止めカトリアーナを乗せ渋谷に向った
神山は雨が降っていてもスピードを緩める事をしないで運転していると
カトリアーナがF-1ドライバーかと聞いてきたので違うよと言うと
「私 以前にF-1ドライバーの横に座ったことがあるけれど
あなたの方が安心してここにいられるわ 凄いテクニックね」
「ありがとう」
神山は東名高速に入ると更にスピードを上げ渋谷ICを下りた
カトリアーナが
「わぁ~早いわね」
そう言うと神山のほほにキスをした
車をシブヤ ハイアット ホテルの地下駐車場に止めると
早速スポーツショップに向った

カトリアーナが店内に入ると輸入品が揃っているので驚いた
色々と選んでいたがカトリアーナはどれにしようか迷っていた
「何を 迷っているの」
「ええ これも欲しいし こちらも欲しいの でもお金が無いから
どちらにしようか迷っているのよ」
神山はその3着をカウンターに持っていくと店長に
「3着だけど幾ら」
「ええ 全部で17万円です」
神山は現金で17万円を支払うと
「えっ神山さん そんな事までして貰うと駄目ですよ」
「いいさ さっき言っただろう 困っている人を助けるって
ところで このサイズでいいのかな? 試着をしてみれば」
「大丈夫よ 普段このサイズだから」
神山はスポーツショップを出ると輸入ランジェリーを扱っている
ショップに入るとカトリアーナが
「なぜ ここに私を連れてくるの」
不思議がったので神山は祐子の体型とここで購入したブラジャーと
ショーツがとても気に入っている事を説明した
カトリアーナに笑顔が戻り神山のほほにキスをした
「知っているブランドばかりよ 祐子が言うように日本製と微妙に違うわ」
そう言ってお気に入りを選んだがカトリアーナは
「神山さん お金を貸してください」
「いいよ 僕が買うから どれがいいの?」
カトリアーナは2種類のブラジャーとショーツのセットを選ぶと
「そうしたら 日常使うものだから 色違いも買いなさい」
カトリアーナは神山に甘えて全部で6セット買った
このセットのショーツはスタンダードとTバックが2枚余計に付いて
8万円と割安になっていた
前回祐子が購入した時と同様20%OFFで6万4千円にしてくれた
神山は38万4千円を現金で支払いを済ませた
「さあカトリアーナ 戻ろう」
「神山さん ありがとうございます」








.

2013年11月14日木曜日

ゆり 11 - 44 Vol. 4



神山は洋子に今夜のパーティーで使う食材の事で相談した
「まあ 魚介類と野菜はうちのお店で良いけれど牛肉はどうかな」
「そう言われると傍にあるホテルで買ったほうが良いわね」
「或いはうちのお店で買ってもアイスで冷やして持ち帰るかだけどね
どうかな」
「そうしたら 魚介類を買う時に発砲スチロールの箱に入れてもらって
お肉も入れるようにする」
「そうするか 臭いが移らないようにすればそのほうがいいね」
「じゃあ 私 手配していきますね 何時に帰りますか」
「うん 5時30分に帰る」
「わぁ~嬉しいわ そんなに早く帰れるなんて では準備します」

神山はGプロの部屋に行くと佐藤部長に商品券を30万円分渡して
「これから夕食のご飯やおつまみ ビールはこれでお願いしますね」
「山ちゃん いつも済みません ありがとうございます 助かりますよ」
「また 足りなくなったら言ってください」
神山は各自の進捗状況把握の為に会議テーブルに全員を集めて説明を聞いた
時々神山が口をだす場面があったが殆ど描いたイメージ通りに進んでいた
「佐藤部長 良いじゃないですか もう少しですね」
「ええ おかげさまで ありがとうございます」
「では 僕は5時半にここを出ます お願いしますね」
「はい 分りました ありがとうございます」

神山は次長室に戻ると洋子に
「実は 今夜のパーティーで桃子ちゃんが来るんだ お願いしますね」
「えっ そんな 何も聞いていなかったわ」
「うん ごめん 言うタイミングが無くて」
「分ったわ もう 食材を手配しなおさないと もう早く言って」
洋子は自分と祐子 神山の3人分で食材を手配していた
「そうしたら 4人じゃなくて5,6人分手配してください
昨夜も一人2人前位食べていたから 余っても大丈夫だから お願いします」
「は~い 分りました そうしたら倍に計算して頼むわね」
「うん お願いします それから伊勢えびがあったら頼みますよ
けっこうバターで焼くと美味しいよ 半分に捌いて貰ってね」
「そうね なかったらホテルで買いましょうよ」
「うん お願いします」
神山はそう言うと店内に行きスポーツ用品売場でコールマンの
LPガスボンベを購入して次長室に戻った

神山は時計を見ると16時30分になっていたので桃子に電話をした
「わぁ~神山さん こんにちわ」
「やあ 元気だね ところでお誕生日のプレゼントを一緒に
買いに行きたくて電話をしたよ」
「え~ そんな」
「今 家かな」
「ええ そうです」
「そうしたら 5時に家を出られるかな」
「ええ 大丈夫ですよ ふふふ」
「迎に行くよ 住所を教えてくれる」
神山は桃子の住所をメモに書きとめると
「意外と代々木に近いね」
「ええ 代々木の駅の方が近いですよ 住所は千駄ヶ谷でも」
「分ったよ ではこれから出るから待っていてね」
「分りました 待っていますね」
電話を切ると洋子に
「洋子 僕はこれから出かける 赤坂は分るよね」
「ええ 大丈夫よ」
「向こうに6時に着くようここを出てくれるかな 食材が大変だけど
お願いしますね」
「ええ いいわよ 大丈夫よ」
「そうしたらフェアレディーZで来てくれるかな」
「は~い 分りました また運転できるのね」
「では お願いしますね」

神山は忘れ物を点検し部屋をでてホテルの地下駐車場に行った
赤いポルシェに乗ると千駄ヶ谷にある桃子のマンションに向った
「わぁ~嬉しいわ 神山さん いらっしゃい」
「やあこんにちわ」
玄関で挨拶をすると桃子を車に乗せ赤坂 スカイ ハイ ホテルへ行った
ショッピングモール3Fのロレックスに入ると桃子は
「わぁ~ 凄いわね 欲しい時計ばかり」
「桃子に何をプレゼントしようか」
「本当になにもいらないですよ 神山さん」
神山は文字盤にプチダイヤが入った可愛らしい時計を桃子に見せると
大変気に入って見ていたので買うことにした
「お客様 ありがとうございます 420万円ですが」
神山はAEXカードで清算すると今の時計を箱に入れてロレックスは
ベルト調整をしてそのまま桃子の腕にはめた
「わぁ~嬉しいわ やっぱりロレックスっていいわ」
「喜んでもらって嬉しいよ ところで今夜はお泊りだろ」
桃子は顔を赤くして
「ええ お願いします」
「おいおい そうしたら普段着の格好いいのをかおうか」
神山は傍にあるモテリコに入った
「わぁ~ 凄いわ 色々と揃っているのね」
神山はスッパツをとブラウスを勧めると
「欲しかったんですよ でも高くてとても手が出ませんでした」
神山は桃子に好きな色のスパッツを選ばせ店長にゴテンバ グランド インの
カードを見せると店長は
「神山様 これからはカードはいいですよ 私 覚えさせて頂きました」
「そうか ごめんごめん しかし記憶力がいいですね」
「ありがとうございます これが商売ですよ」
神山はスパッツ2本とノースリーブのブラウス2枚を店長に告げると
「シューズはどうされますか」
「そうか わかった シューズも頼む 忘れていました」
神山は桃子に話してスパッツにあうシューズを2足選び店長に
「現金でお願いします」
店長は電卓を持ってきて
「神山様 スパッツが2万円 ノースリーブのブラウスが3万5千円
シューズが3万円ですが全て35%OFFで計算させて頂きます
如何でしょうか」
「ええ お願いします」
神山はスパッツ2枚 ノースリーブブラウス2枚 シューズ2足
の合計で110500円を支払った
「桃子 あと欲しい物は何がある」
「もう充分ですよ これ以上買ったら罰が当りますよ」
「そうか うんでは新しい家に招待しますね でもみんなに内緒だよ
由貴は知っているけどお願いしますね」
「は~い 分りました ふふふ 楽しみだわ」

神山はホテルの地下駐車場に行くと桃子を乗せて近くのスタジオに行った
外壁の門扉を開けると車を玄関につけて桃子をおろした
玄関から祐子と洋子が出てきて桃子が驚いていると神山が
「ごめんごめん 驚かすつもりは全然なかったんだ さあ中に入って」
神山は赤いポルシェとフェアレディーZをガレージに入れると
スタジオで祐子が
「あの お部屋は、、、」
「うん ゲストルームでいいでしょ」
神山は2階の主賓室に向う時に洋子と桃子をゲストルームに案内した
「とりあえずここで普段着に着替えた方が楽になるし 祐子お願いしますよ」
「は~い 分りました」
神山は部屋を出ると主賓室に入り着替えを済ませた
スタジオに行くと桃子の買い物がソファーに
置いてあったのでゲストルームに持っていくと3人が着替え中で
「きゃぁ~ もう何しているの神山さん」
「おいおい 桃子の忘れ物を持って来たんだよ もう」
「わぁ~ 本当は見たいんでしょ 着替えているところ」
「もう 早くしてね そんな見せ合ったって女同士じゃしょうがないでしょ」
「まあ よく言うわ 私 若い子に負けていませんよ」
「わかったよ もう 早くしてね」

神山は形勢が悪いのでその場を後にして下で準備をする事にした
「神山さんて いつもですか」
「そうね でもあれは本当に桃子さんの忘れ物を持って来たって感じね
あの人はこそこそ覗き見をする人じゃないから安心よ」
「そうよ あの人は明るいHマンよ 桃子さんも慣れるわよ
さあ 早くしないと今度は見るだけじゃなくて抱きつかれるわ」
3人はキャ~キャ~いいながら着替えを楽しんでいた
祐子は昨夜穿いたトランクスとTシャツをみんなに勧めていた
洋子と桃子は最初嫌がったが穿いてみて姿見を見たりすると
「うん まあいいか」
そう言い全員お揃いの格好になった
トランクスやTシャツは洗濯したばかりで桃子は
「洗濯のあと こうやって匂いをかぐと気持ちがいいですよね」
「そうそう 洗濯したなって そんな感じがするわね」
「あの~ いいですか そろそろ来ますよ神山さん いきましょうよ」

洋子と桃子は祐子の言う事にしたがって下に行くと神山が
「おいおい そろそろ呼びにいこうと思っていたんだよ」
洋子が
「ごめんなさい 遅くなったわ さあ祐子さん教えて」

3人は食材をキッチンで調理するとトレーにのせて順番に
ガーデンテーブルに運んだ
神山も昨日のように大きなバケツにアイスを入れてビールとワインを
いれてガーデンに持っていった
祐子がコップと箸を持ってきて神山に
「これで準備OKです」
「ありがとう ではビールで乾杯をしよう」
洋子がビールをみんなのコップに注ぐと神山は
「今夜は ここにいる安田桃子さんのお誕生日パーティーです
桃子ちゃん お誕生日おめでとうございます」
みんなからおめでとうを言われると桃子が
「ありがとうございます でも本当は先月の30日だったんです
でも都合で出来なくなって神山さんの好意で
今日してもらうことになったんです これ神山さんから頂きました」
桃子はニコニコして腕のロレックスをみんなに見せた
「あら わぁ~偶然よ桃子さん 私と色違いね」
桃子は祐子のロレックスをみて
「わぁ~ ほんと色違いね ふふふ 神山さんありがとうございます」
神山は頷いて野菜や魚介類を焼き始めた
「さあ 洋子 お皿を下さい 焼けたよ ほら」
神山はどんどん焼いてお皿に乗せた
「ねえ あなたも食べて こんど私が見ますよ」
「そうか では洋子頼んだよ」
神山はビールを呑むとワインをみんなのグラスに注ぎ呑んだ
「あら このワイン 美味しいわね」
「ええ 美味しいですよ 私 初めて」
神山と祐子が顔を合わせてにやにやしているのを洋子が
「もう 何処で買ったの 今度私の家にも送って ねえ」
「わかった 今度行ったら買ってくるよ 1本2000円で承りますよ」
「まあ でもお願いね うちの母もこれだったらいけるわ」
神山が洋子と交代して伊勢えびをバターで焼き始めアルミホイルをかぶせた
暫くするといい香りが漂ってきて神山がアルミホイルをとると
美味しそうに焼けていて塩とこしょうをふりかけ裏返しにして焼いた
「しかし 4人で食べ盛りが3人もいると大変だ これでは間に合わないね」
洋子が
「済みませんが 食べ盛り3人に私は入っているの」
「当然だよ さっきからパクパク 良く箸が動いているよ」
「まあ でも食べられる時に食べないと後で後悔するもん いいの」
「そうですよ 早いもの勝ですよ 洋子先輩」
その言葉を聞いた祐子が
「そうすると洋子さんて青学ですか」
「ええ そうよ 昨日の浜野由貴ちゃんや桃子ちゃんは私の後輩
それで英語クラブの後輩でもあるのよ」
桃子が洋子に
「あの洋子先輩 この祐子さんに勝てなかったんですよ 例のコンテスト」
「へぇ~ そうなの 青学を抑えるとは凄い実力よ」
「由貴先輩も負けて私も負けて 祐子さんに勉強の方法を教えて貰ったんです」
祐子が
「あの頃は 楽しかったわね でも私も一生懸命勉強したわ」

3人が話していると神山は一人で焼き物をしていた
鍋奉行ではなく鉄板奉行をしていた
「はいはい 伊勢えびが焼けたよ 早く食べてね」
洋子が
「済みません こんど私が焼きます 食べてくださいね」
「うん ありがとう では食べようかな」
鍋や鉄板をするとどうしても一人犠牲者が出る
洋子は以前の事を反省し神山を支えるよう心構えを切り替えた
今夜も以前の洋子なら話しに夢中になりこのパーティーを壊す
ことになりかねなかったが早く気がつきよかったと思った
洋子が焼いていると今度は祐子が参加をして神山と桃子が話をした
「ねえ洋子 そろそろ牛肉かな」
「ええ でももう少しお野菜が残っていますよ」
「祐子 どうする 野菜を焼く」
「ええ 焼いちゃっても冷凍できるしどちらでもいいですよ
ただ カットをしてあるから焼いた方が正解ですね」
「うん じゃあ 持って来てください 焼きましょう」
洋子が
「ねえ あなた 火が消えたわ」
「ありがとう ちょっとどいてくれる ボンベを持ってきます」
神山はボンベの交換をして火を点けた
4人が楽しんでバーベキューをしているとすっかり暗くなり
群青の空に星が輝き始めた

祐子が立ち上がって家に行き各部屋の照明を点けると
改めて大きな家と実感した 桃子が
「わぁ~ こうやって見ると凄く大きな家ですね いいな~
あの~ 神山さんあそこの出ている ガラスのお部屋は大きいですけど
温室ですか」
「あれは あとでお楽しみです」
「へぇ~ ゲストルームの隣りがありますが あそこは」
「あそこは2階のリビングだよ 殆ど使っていないね」
「へぇ~ 凄い そうしたら私あそこのリビングに引越しをしようかしら」
「おいおい それは不味いでしょ 住所が神山内 安田桃子になるし」
「そうか~ 私のお部屋も狭くて困っているんですよ」
「そうしたら 探そうか 協力するよ」
「わぁ~嬉しいわ お願いしますよ ほんと
学生寮をでてそのままなんです でも荷物は少ないんですよ
由貴先輩に教えられて 本物志向ですから殆ど無いですね」
「わかった 時間を作ろう」
「よかったわね 桃子さん 私もどこか一人のお部屋を欲しいな」
「おいおい 洋子 お母さんがいるだろう もう」
「ばれていましたね ふふふ はい焼けましたよ」
みんなは洋子の焼いた野菜類を食べたが祐子は皿に取ると
キッチンへ持っていきラップをした

ガーデンに来る時に牛肉を持って来て神山に
「はい お肉です」
「おお ありがとうございます よく気がついたね」
神山は塩こしょうをして暫くそのまま放っておいた
ワインも進み2本目があと半分位になり みんなの顔が少し赤くなってきた
神山はワインだけではなく時々冷たいビールを呑んでいた
暫くすると神山はステーキを焼き始めた
ナイフを使わないので予め短冊にカットされ返しが大変だった
出来上がると洋子に
「お皿をちょうだい」
洋子が差し出すと神山はどんどんとステーキを乗せていった
「さあ 美味しいよ どんどん食べて」
洋子や桃子 祐子たちが食べると
「わぁ~ 凄いわ 美味しい」
「ほんと 美味しいわ」
「神山さん 昨日より美味しいですよ 本当に」
「ありがとうございます さあ食べよう」 
4人は6人前のステーキをあっという間に食べると神山は祐子に
「ガーリックライスの冷凍はあったっけ」
「ええ 解凍していますが レンジで解凍して持ってきます」
「うん じゃあ僕も行くよ」
「いいわよ あなた 私が行くわ 祐子さんいきましょう」
二人は楽しそうにキッチンに入って調理をした

神山は桃子が少し緊張しているので
「どうしたの桃子 顔が強張っているよ」
「ええ 少し緊張しています ごめんなさい」 
「大丈夫だよ 心配しなくても 洋子だって全然平気だったよ
それは最初は痛いけど でも次に大きな喜びが来るよ」
「ええ それはいいんですけど ごめんなさい ご心配を掛けまして」
「そうすると 他に心配事があるんだ まあ楽しく食べて忘れようよ
今夜だけは ねっ」
「はい 分りました ありがとうございます」
神山は桃子にキスをするとすでに顔が火照っていた
二人がガーリックライスを運んでくると 洋子が
「はい もって来ましたよ ねえあなた」
神山はキスを止めると洋子と祐子に
「うん ありがとう 今 心配事のお払いをしていたんだよ」
「そうね でも大丈夫よ 私も平気よ」
「洋子 別な心配事だそうだよ でも今夜は忘れて楽しくしようって」
「そうなの ごめんなさい」

ガーリックライスを各自取り皿に盛りつけて食べ始めると
祐子が桃子に小さい声で
「由貴さんから 内緒って言われたから大丈夫よ 話してないわよ」
桃子は明るい顔になって祐子を見て
「ありがとうございます その事が心配だったの」
「でも 神山さんは 大丈夫よ どんどん喜ばせた方がいいわよ
私も 勉強したもん 昨夜も由貴さんに教えて貰ったわ ふふふ」
「そう どうでした」
「うん すぐよ」
「へぇ~ すごい」
「だから 正直に話して 喜ばせた方が得策よ」
「そうね」
「そうよ お風呂で洗ってあげる時に話せばいいでしょ」
「うん そうする」
「ふふふ 楽しみね」
「じゃあ 祐子さんも手伝ってね」
「ええ いいわよ」
「でもそんなにすぐ出ちゃった」
「ええ どくどくと」
「へぇ~」
「だって 顔まで飛ばしたわ」
「凄いわ いないわよ普通」
「だから神山さんは普通の3乗位すごい」
「楽しみね」
「教えてね 必殺を」
「ええ いいわよ」
「内緒でローションを買って来たの」
「わぁ~ 凄いわ 使えるわ」
「そう よかったわ」
「うん でも普段使わない方がいいわよ」
「どうして」
「ええ それに慣れると普通のSEXが出来なくなるの」
「そうか 気持ちが良すぎるんだ」
「そう だからこういった時に使うとか」
「そうね」
「だから 今夜も内緒で上手にボディーソープに入れるわ」
「そうね お願い あとで教えるね」
「そうしたら ほんと直ぐよピッピと出るわ」
「分ったわ ふふふ」
神山は二人が仲良く話をしているのを微笑ましく見ていた
「洋子 いいね 若いもの同士 気が合うのは」
「済みませんでした ばばあで 私も参加したいけど席が離れているから
話せないのよ もう」
「おいおい 洋子の事をばばあと言っていないよ ほんといいね
だって祐子と話したら桃子が明るくなったよ」
「そうね 一年違いだから同い年と一緒ね いいな~ 私も戻りたいな」

洋子と桃子 祐子は2階の主賓室で綺麗に片付けたり浴室で
準備をしていた
神山は昨日同様×ゲームで負けたので一人で食器を洗っていた
3人がキッチンに来て神山の手伝いをすると神山は
「やっぱりみんなで片付けると楽しいね」
祐子と桃子は顔を見合わせて頷いていた
「さあ ありがとう では2階にいって寛ごうか」
4人は2階の主賓室にはいると祐子が神山に
「ブランデーでいいですか」
「うん 薄いほうがいいかな」
祐子はブランデーの水割りを作った
4人はソファーに腰掛けて世間話しをしていたが桃子が
「神山さん そろそろお風呂に入りましょうよ 汗を流したいし」
神山は頷き自分が最初に脱ぎ始めると3人の女性達は
裸に慣れているのに
「わぁ~ いやぁ~ ここじゃなくて 向こうで脱いで」
「きゃあ~ ほんとよ わぁ~」
「もう いやね~ 小さいの見せなくても ねえ」
神山はバスタオルを持って浴室に入ると簡単に洗って湯船に浸かった
女性達も着ているものを脱ぎ浴室に入ると洋子が神山に
「見ないでね」
そう言い順番に首筋から胸 下半身と洗い流して湯船に浸かった
神山の両脇に桃子と祐子が座り正面に洋子が座った
「すごいな 何処を見ても美女が直ぐ傍にいるなんて 光栄だね」

祐子と桃子が神山のほほにキスをすると神山は二人にキスをした
祐子が神山のおちんちんを触ると洋子も近づいてきてキスをしながら
おちんちんを愛撫し始めた
「おお 気持ちいいよ 凄いよ」
桃子が神山に
「お背中を流しますよ」
そうするとおちんちんの愛撫が終わり祐子が神山を
「流して貰ったら」
「うん そうだね では出るか」
神山が立ち上がるとおちんちんが半分大きくなった状態だった
「わぁ~ もう少しね」
神山は椅子に座ると桃子が後ろから神山の背中を流す時に
「あの~ 私 風俗でアルバイトをしていたんです
でも SEXはしていませんよ こんな私でもいいですか」
「過去の事でしょ 僕は大丈夫だよ
今とこれからをきちんと見ている女性なら問題ないよ」
「わぁ~ 本当ですか ありがとうございます」
「だって 僕だって過去は色々有るけど 今は今でしょ」
「ふふふ 一杯サービスしますね」
桃子は祐子と目でサインを交わして神山の調理にかかった
最初にボディーソープをいれてヌメヌメのローションを混ぜた物を
自分の乳房に塗って神山の背中を優しく撫でると神山は
「わぁ~ 気持ちがいいな~ うんつるつるしているよ」
桃子は特別な液体を神山の胸に塗ると自分の両手で撫でまわし
少しづつその手を下げていくと肉棒は天をむいた
祐子が桃子に
「凄いわ 上を向いたわ」
「じゃあ 祐子さん後ろで私と同じ様にして」
祐子は後ろで桃子と同じ様に特別な液体を乳房に塗り神山の背中を洗った
桃子は神山の正面に来て特別な液体を肉棒に塗ると両手で愛撫を始めた
「ねえ 洋子さん 神山さんの口のあたりにクリトリスを宛がうと
気持ちいいですよ」
洋子は神山の口にクリトリスを宛がい刺激して貰った
桃子はどんどん硬くなる肉棒を強く握り亀頭から付け根まで激しく
動かすとスペルマを桃子の顔に発射した
神山は発射したが洋子の興奮が高まってきたので神山は立ち上がり
洋子の片足を高く上げると膣に挿入した
腰を動かすと洋子はだんだんと息遣いが荒くなった
桃子と祐子が洋子の乳房やクリトリスを愛撫すると洋子は 
一気に昇天して体をガクガクさせて力を無くした

神山は桃子に抱きつくとキスをして舌をからめると桃子も答えた
秘所を触るともう濡れていて乳首の反応も素晴らしいので
神山はバスタオルを畳んで枕代わりにすると桃子を寝かせた
「桃子 最初だけ我慢してね 痛かったら止めるからね」
桃子の両脇には洋子と祐子が乳房や乳首を愛撫していた
神山は肉棒を膣の入り口に宛がうとゆっくりとすんなり亀頭が入った
瞬間 桃子が顔をしかめたが我慢していた
神山は少しそのままでいると 桃子も痛さに慣れたのか
「動かしてもいいよ もう大丈夫だよ」
神山は少しづつ動かすと気持ちいいのか桃子が
「変よ 今までと違う 気持ちがいいわ」
「よかった じゃあ 少しづつ早くするからね」
桃子の乳首を愛撫していた祐子が神山にキスを
しながら桃子のクリトリスを愛撫し始めた
神山は腰の動きを少しづつ早めていくと桃子も段々と気持ちが良くなり
喘ぎ声が大きくなってきた
神山は膣が段々と狭くなってくると肉棒も限界に近くなり
亀頭が最大に大きく硬くなると桃子が
「わぁ~ 大きいわ 駄目よ なにか出そうよ あっ~ あっ~ あっ」
神山が腰の動きをどんどん早くすると桃子も
「あっ~ あっ あっ きて いきそうよ だして」
神山は肉棒を付け根までぐいと押し入れると桃子は
「ぎゃあぁ~ うぐぅ~ あっ あっ」
神山も桃子の昇天に合わせて昇天してしまった
祐子が気を利かせて直ぐに床の鮮血を流してくれた
神山は祐子を抱きしめてキスをした
「ありがとう」
祐子はニコニコして神山にキスをした 桃子が
「神山さん 私 女になった」
「うん りっぱな女だよ」
桃子は神山に抱きついてキスをした 洋子が
「あら いやだ 生理になったわ もう あなたごめんなさい」
洋子は自分の鮮血をシャワーで流し先に浴室から出て行った
「そういえば 私も今日か明日なのよ 神山さんごめんなさい」

桃子も体を洗いなおして浴室から出て行った
「祐子 二人だけになったね まさか祐子も生理?」
「ふふふ まだ先よ 大丈夫ですよ ご安心下さい」
「そうか そうするとあの二人はゲストルームの方がいいかもね」
「ええ でも本人に任せましょうよ
ねえ 私の体洗って これで」
祐子は特別な液体で洗って貰いたかった
神山はそれを塗り手で伸ばすと祐子は気持ちがいいのかうっとりとした
秘所を洗うと祐子は
「ふふふ いいの ここは私が洗うわ ベッドの中がいいわ」
祐子は立ちあがってシャワーで流すと神山にもかけて綺麗に流した
二人が出ると洋子と桃子はソファーで待っていて洋子が
「私たち生理組はゲストルームに行くわ ごめんなさい ほんとうに」
「いいよ 元気な証拠さ さあビールを呑もうよ」
祐子がビールを出すとコップに注ぎみんなで乾杯した
洋子と桃子は神山と祐子の邪魔をしないよう早めに部屋を出て行った
祐子がゲストルームの説明が終って帰ってくると
「さあ 今度は私を可愛がってくださいね」









.

2013年11月9日土曜日

ゆり 11 - 44 Vol. 3



電話を切ると祐子が
「あの あなた今夜もパーティーですか?」
「うん 洋子が来るし 桃子も来るよ」
「えっ 桃子さんが来るんですか
そうすると 桃子さんとも出来ているんですか?」
祐子は信じられない顔で神山を見ていると神山が
経過を掻い摘んで説明すると祐子は桃子に同情した
「そうね 私だったら絶えられないわね そうやって宣言をするって
大変な気持ちの整理をしないといえない事ですもん ふ~ん」
二人が今夜の事を話しているとインターフォンがなるのでモニターで
確認をするとマーチの納車だった
神山は外壁の門扉を開けると祐子と玄関で待った
白いマーチが玄関に着くと営業マンが細かく説明し書類を祐子に渡した
祐子は早速玄関の周回を走り神山が同乗をして外に出た
少し走ると祐子は慣れてきたので一旦家に戻った
二人は当選した宝くじと印鑑を持ちマーチに乗って渋谷まででた
銀行で手続きを終えると再び祐子の運転するマーチで家に戻った
「わぁ~ 走りやすいわ だんぜん気に入ったわ ありがとうございます」
「うん 良かったね」

神山はソファーで寛いでいると携帯電話が鳴った
「はい 神山ですが」
「内藤ですが お寛ぎのところすみません」
「あっ社長 こんにちわ」
「先日はありがとうございます ところで山ちゃん 実は先日同様の
話なんですが 2億直ぐに準備できますか」
「ええ出来ますが 1時間ほど時間が欲しいですね ジュラルミンケースを
買わないと入りませんからね」
「ええ 充分です 時間は12時に先日と同じ赤坂 スカイ ハイ ホテル
3Fのティーラウンジです 待ち合わせの方は少し前にまた連絡しますよ
ではお願いしますね」
「あの~ 今回はどんなところですか」
「ええ 建築関係の特殊法人ですよ 今回も山ちゃんが定年まで給料や
ボーナスを受け取る権利が発生し決裁権のない理事です
それから2億の返済は9月30日の12時になっています いいですか」
「はい 分りました では」
神山は時計を見ると11時になっていたので祐子に急ぎの用事だといい
部屋をでてマーチで赤坂 スカイ ハイ ホテルにいきショッピングモールで
ジュラルミンケースを3つと手押し式のカーゴを購入した
近くの銀行に行ってジュラルミンケースを積んだ手押しカーゴを引いて
行内のカウンターで2億円を引き出しアタッシュケースに詰めた
神山は一旦家に戻り現金を上手に3つに分けて詰め替えた
1階のスタジオに下りると祐子に
「祐子 まだ早いけど お昼は一人で食べて欲しい
僕は一緒に食べる時間がなくなったんだ ごめんね」
「ええ 大丈夫ですよ でも1時くらいまで掃除がありますから
気にしないで下さい」
「うん ありがとう」
神山は11時40分になったので赤いポルシェで
赤坂 スカイ ハイ ホテルの地下駐車場にいって車を止めた
手押しカーゴに3つのジュラルミンケースを積んで3Fの
ティーラウンジで携帯の連絡を待った
12時少し前に内藤から落ち合う相手の服装と指示された場所を
聞き移動すると間もなく
「神山さんですか 田中と申します」
「はい 神山です」
お互いが確認をすると余計な話はなく田中が2億円の簡単な借用書と
特殊法人4箇所の今日付け辞令と業務内容が記載された書類を神山に
手渡した
神山も3つのジュラルミンケースを渡すと他に2人の男が現れて
手際よく自分達のジュラルミンケースに入れ替えた
「神山さん 確かに ありがとうございます
それで この特殊法人には本日18時までに電話連絡をしてください
お願いします あと何か」
「私の定年は何歳ですか」
「ははは それは各法人で聞いてください 私は分りません」
「あと 返済が9月30日ですが場所はここですか」
「ええ ここです 宜しいですか」
神山は頷くと3人はジュラルミンケースを持っていった
手押しカーゴと空になったジュラルミンケースを赤いポルシェに積むと
家に戻り2階の主賓室に入った

神山は4個所の辞令と連絡先をテーブルに置いて田中から言われた
各協会に電話をした
「はい こちらは日本住宅建築総合研究所
日本住宅建築基準協会 東京事務所ですが」
「神山と申しますが」
「はい お待ちしておりました 神山理事
早速ですがお給料の振込先の口座を教えて頂けませんでしょうか」
神山は銀行の口座を伝えると先方が復唱し確認した
「神山理事 本日付けで処理を致しますので今月20日に
今月分のお給料を振り込ませて頂き
本日は就任ボーナスをお振込みいたします」
神山は毎月の給与と入金日 ボーナスの額と入金日を聞いた
「はい神山理事は月給190万円と手当て100万円非課税扱いで
ございます 合計金額が毎月20日に指定口座に振込みさせて頂きます 
土日の場合は前営業日入金致します
賞与は7月20日 12月20日 年二回で各5か月分です」
「あと 私の定年はいつですか」
「基本的には65歳ですがその前にお辞めになられましても
退職金は支払われますよ」
「金額は」
「ええ 2年未満在籍者はお給料と手当ての合計金額の1年分です
ですから1週間でも1年分は頂けますよ
あと2年以上5年未満が2年分 5年以上は3年分です」
「分りました ありがとうございます」
神山は業務内容の書類にメモをした

次のところに電話をすると
「はい こちらは日本住宅建築総合研究所
日本住宅建材総合協会 東京事務所ですが」
「神山と申しますが」
「はい お待ちしておりました 神山理事
早速ですがお給料の振込先の口座を教えて頂けませんでしょうか」
神山は銀行の口座を伝えると先方が復唱し確認した
「神山理事 本日付けで処理を致しますので今月20日に
今月分のお給料を振り込ませて頂き
本日は就任ボーナスをお振込みをさせて頂きます」
神山は毎月の給与と入金日 ボーナスの額と入金日を聞いた
「はい神山理事は月給190万円と手当て100万円非課税扱いで
ございます 合計金額が毎月20日に指定口座に振込みさせて頂きます 
土日の場合は前営業日入金致します
賞与は7月20日 12月20日 年二回で各5か月分です」
「あと 私の定年はいつですか」
「基本的には65歳ですがその前にお辞めになられましても
退職金は支払われますよ」
「金額は」
「ええ 2年未満在籍者はお給料と手当ての合計金額の1年分です
ですから1週間でも1年分は頂けますよ
あと2年以上5年未満が2年分 5年以上は3年分です」
「分りました ありがとうございます」
神山は業務内容の書類に金額などメモをした

次のところに電話をすると
「はい こちらは日本建築総合センター東日本建築協会 東京事務所ですが」
「神山と申しますが」
「はい お待ちしておりました 神山理事
早速ですがお給料の振込先の口座を教えて頂けませんでしょうか」
神山は銀行の口座を伝えると先方が復唱し確認した
「神山理事 本日付けで処理を致しますので今月20日に
今月分のお給料を振り込ませて頂きます
それから本日は就任ボーナスをお振込みいたします」
神山は毎月の給与と入金日 ボーナスの額と入金日を聞いた
「はい神山理事は月給190万円と手当て100万円非課税扱いで
毎月20日に指定口座に振込みさせて頂きます 
土日の場合は前営業日入金致します
賞与は7月20日 12月20日 年二回で各5か月分です」
「あと 私の定年はいつですか」
「基本的には65歳ですがその前にお辞めになられましても
退職金は支払われますよ」
「金額は」
「ええ 2年未満在籍者はお給料と手当ての合計金額の1年分です
ですから1週間でも1年分は頂けますよ
あと2年以上5年未満が2年分 5年以上は3年分です」
「分りました ありがとうございます」
神山は支払日が同じなのは大元が一緒だからだと思った

最後の協会に電話をした
「はい こちらは日本建築総合センター西日本建築協会 東京事務所ですが」
「神山と申しますが」
「はい お待ちしておりました 神山理事
早速ですがお給料の振込先の口座を教えて頂けませんでしょうか」
神山は銀行の口座を伝えると先方が復唱し確認した
「神山理事 本日付けで処理を致しますので今月20日に
今月分のお給料を振り込ませて頂き
本日は就任ボーナスをお振込みいたします」
神山は毎月の給与と入金日 ボーナスの額と入金日を聞いた
「はい神山理事は月給190万円と手当て100万円非課税扱いで
毎月20日に指定口座に振込みさせて頂きます 
土日の場合は前営業日入金致します
賞与は7月20日 12月20日 年二回で各5か月分です」
「あと 私の定年はいつですか」
「基本的には65歳ですがその前にお辞めになられましても
退職金は支払われますよ」
「金額は」
「ええ 2年未満在籍者はお給料と手当ての合計金額の1年分です
ですから1週間でも1年分は頂けますよ
あと2年以上5年未満が2年分 5年以上は3年分です」
「分りました ありがとうございます」

神山は先日の食品関係の協会に電話をして定年や退職金を聞いた
「はい こちらは食品安全基準協会 東京事務所です」
「こんにちは 神山です」
「はい 神山理事 どうされましたか」
「ええ 先日頂いた辞令の定年と退職金を確認したく電話をしました」
「はいありがとうございます 神山理事の場合
定年は70歳です ただしご自分で辞められても退職金は出ますよ
在席期間3年未満はお給料の20ヶ月分 3年以上7年未満は
40ヶ月分出ますよ7年以上ですと60ヶ月分です
それから神山理事様は今回 日本缶詰産業総合協会の理事にも
ご就任されていますが あちらも同じシステムです」
「お給料が違うのに?」
「ええ 食品関係の退職金システムはどこも一緒です
これは決められている事なんですよ
ですから各協会では決められないんです」
神山は礼を言い確認のため日本缶詰産業総合協会 東京事務所へ
電話をしたが同じ答えだった

神山は時計を見ると12時45分前だったので大急ぎで仕度をして
「祐子 では行ってきます 今夜は又 大変だけどお願いしますね
お昼寝を充分にとってください」
「は~い 分りました 食材はどうされますか」
「うん 僕が店で揃えるよ 安心していいよ では」
「は~い 行ってらっしゃい」
神山はガレージの赤いポルシェに乗ると赤坂のスタジオを後にした
次長室に着くと洋子が
「こんにちわ」
「やあ こんにちわ 遅くなってごめんなさい」
「ねえ 大変よ 食品関係の方からお会いしたいって電話が掛かってきます」
「なんで ここの電話番号を知っているんだろう?」
「そんなの 調べれば直ぐに判りますよ どうしますか」
「う~ん そうしたら8日の月曜日3時から6時にしてくれる
各社10分程度でスケジュールを組んでください
それと6月はこの日だけで後は未定にしよう」
「また 電話が掛かってきますよ」
「そうしたら FAX番号を聞いて流せば良いよ
だって 僕には決裁権がないんだよ もう 仕事にならないよね」 
「まあ 珍しいわね 分りました そうしますわね」
「うん お願いします」
「それから全然心辺りのない食品会社や生産会社から書留が来ていて
先程 警備室から受け取ってきました 一応リストは制作してあります」
「そうか 法人の理事になったから各方面から来ているんだ
大変だな これは」

神山は洋子に午前中の出来事を掻い摘んで説明すると
「わぁ~ 大変ですね スケジュール調整など 本業も忙しいのに」
「まあ 会うのは僕じゃないと駄目だけど 事務が大変だね」
「ええ 私で大丈夫よ 久しぶりに楽しんだわ」
「そうか 誰かアルバイトでも雇っても良いけどね」
「だって 電話が多くなればそれだけお仕事が増えるでしょ
私一人で出来るから 大丈夫よ」
「うん 分りました 何か有ったら言ってくれ 頼んだよ」
「は~い 分りました」
神山は次長席に座ると山になっている書留を開けていった
「洋子 送り主は全部控えてあるんだよね」
「ええ OKですよ」
「分りました ありがとう そうしたらお昼にしようか」
「ええ そうしましょう お腹が空いたわ」
「なにを食べる?」
「ふふふ おちんちんよ」
「えっ また 真面目に」
「うなぎね あなたのおちんちんに似て黒いから ふふふ」
「おいおい 僕のちんぽこ開きかよ 参ったな でも表参道は時間だしな」
「お店のうなぎ屋さんはどう 美味しいわよ」
「そうか 近いしそうしよう」

店内の鰻屋に行くと神山の人気は高くどの年齢層の女性にももてた
普段余り使われない特別座敷に通され二人が驚いていると仲居が
「本社の理事さんでも滅多にご利用できませんお部屋です
副社長の時田様がお認めになった方だけですよここは」
「ありがたい ありがとうございます」
神山は生ビールと蒲焼をおつまみで注文した
暫くすると先程とは違う仲居が生ビールとおつまみの蒲焼に生湯葉や惣菜を
運んできてくれて
「こちらは サービスです どうぞお召し上がり下さいませ
しかし 神山様を一目拝見しようと何時も願っていたんです
幸せです ありがとうございます」
若い仲居は丁寧にお辞儀をして出て行った
「参ったな 誰が噂を流しているんだろう 本当に」
「ふふふ いいじゃない 悪い噂じゃないから」
「有名税は高いんだよ これだってサービスといっても はいそうですか
では通らないでしょ」
「でも 収入があるんだから良いじゃない 毎月1千万円以上でしょ
それだけでも羨ましいわ」
「うん でも洋子のように密かに貯まった方がいいな」
「でも お金は幾ら有っても大丈夫よ 決して消えないから」
「洋子 話は変るけど 冬もあの赤いポルシェがいいかな
なぜかと言うと ほら女性のコートに合わせるとどうかと思ったんだ」
「別に構わないわよ でもベンツだと最高かしら どうかしら」
「ほら赤坂の家は4台入るガレージが有るんだよ
今は僕のポルシェと祐子のマーチだから置けるスペースはあるんだ」
「ロールスロイスは運転手が居ないと格好がつかないわね
そうするとやはりベンツのセダンかしら」
「そうか どうしようかな 考えているんだ しかしベンツって
黒塗りは例の暴力団で人気を落としているでしょ
だから ベンツも考えもんだと思っているんだ」
「そうしたら 会社のフェアレディーZを下取りで買えばどう
そうすれば維持費なんか会社負担ではなくなるでしょ」
「そうか 西野さんに話そう」
「ええ 歓ばれるわよ きっと」
神山はフェアレディーZを下取りではなく
購入価格で買取ってもいいと思った
「今 居るかな 西野さん」
「ええ この時間は居るはずよ」
神山は携帯で電話をすると西野が出て話をした
西野も最初はビックリしたが神山が購入価格で買い取ると言うと
直ぐにいい返事をしてくれて 名義変更を直ぐにすると言った
「洋子 僕の物になったよ ふふふ」
「よかったわね で幾らになったの」
「うん 全部で400万円少しだって」
「貴方にとって全然痛くないわね」
「うん まあね そうすると 白と赤だから次は青いポルシェかな」
「ふふふ 今 1700万円位でしょ 買えるじゃない
でもベンツのいいところはゆったり座れるところかな」
「そうか ではカタログ検討だね」

二人は食事を終え 次長室に戻ると秘書課から留守電が入っていて
洋子は神山の印鑑を持って本社秘書課に出向いた
神山は書留を整理すると商品券やギフトカードが入っていた
全部で20社位から来て総額2000万円を超えた
神山は商品券やギフトカードを100万円づつ纏めて引き出しにしまい
計算すると24社で3100万円だった
洋子が次長室に戻って来ると
「ねえあなた 凄いわよ 現金が」
洋子は手提げの紙袋を神山に見せた
「おいおい どうなっているんだ 洋子 今 こちらを整理したら
24社で3100万円分の商品券だったよ まあお買い物券も有るけどね」
「秘書課でも驚いていたわ こんな現金を貰うなんてって 全部で
16社で5200万円ですよ 凄いわね」
「ははは ベンツが買えるね」
「笑い事じゃないでしょ もう」
「ごめんごめん そうしたらさ洋子 このままだとここが
パンクするから僕は協会の仕事は協会でするように手配するよ
そうだ どうせ顔を出さなければいけないからこれから各協会に
行って来るよ どうせこの近くだし
だから来た物については送り主のリストお願いしますね」
「はい 分りました 行ってらっしゃい」
神山は各協会に出向くため次長室をでた

最初に日本缶詰産業総合協会の入っているビルに行くと事務員が
出迎え神山を応接室に案内した
暫くすると事務局長が現れて神山と挨拶をした
神山は現状を話しすると神山の理事室は用意されている事
秘書もついている事を言われた
神山は食品安全基準協会の事も話をすると知っていると言った
事務局長は両協会の神山理事への面会場所にここを使っていいと言った
神山は協会の仕事は協会内でする事を伝え日曜日に使う事を希望すると
全然構わないといった
神山は6月13日の土曜日の14時から18時の間に面談を行う事と
各社 各団体との面談時間は10分に限る事を流して貰う事を話しすると
快く引き受けてくれた

事務局長は神山の秘書を紹介すると言うので面接を了承した
応接室に入ってきた女性は美しく綺麗で知的な感じがした
「眞鍋香織と申します 日本缶詰産業総合協会と食品安全基準協会の
理事にご就任されました神山理事の専属秘書です
宜しくお願いします」
「神山です お願いします」
神山は眞鍋香織に現状を話し協会理事宛のものは全てこちらで処理を
する事を伝えると快く引き受けてくれた
「先程 事務局長さんにもお話しましたが 6月13日の土曜日の
14時から18時の間に面談を行います お願いしますね
あっ 各社 団体とも10分です」
「はい 分りました それで緊急時はどうしますか」
神山は次長室の電話番号を教えたがこれはホットラインにして欲しいと
言うと眞鍋香織はニコニコして頷いた
神山は7月は11日の土曜日で14時から18時の間と決めた
8月については7月中に決めると言うと
「多分 6月と7月で終ると思いますが 一応8月もお願いし致します
それと こちらに届いた書留や書類はどうされますか」
「うん 一応送り主のリストは作って頂きたい事と 1週間か10日に
一度眞鍋さんの顔を拝見しにこちらに伺いますよ どうでしょうか」
「嬉しいですわ お待ちしております
お食事も御一緒させて頂きお近づきになりたいですね」
「ははは 光栄ですありがとうございます」
「それから 理事 こちらが只今出来上がりました名刺でございます」
神山は名刺を見てみると表に日本缶詰と食品安全両協会と
建築関係の計6協会の理事が印刷されていた
裏を見ると鈴やとアルタ 東都食品 アレックスジャパンの
肩書きが入った名刺だった 眞鍋香織が
「神山理事って 凄いですね こんなに肩書きが豊富で それに
他業種で それも業界のトップを走っている会社ばかりですのも
尊敬しますわ」
「ありがとうございます たまたまですよ」
「神山理事 建築関係は隣りのビルでやはり秘書がお待ちしていますよ」
「えっ なんで?」
「ええ 私が連絡をしました 多分こちらが先だろうと思いまして」
「ありがとうございます それでは失礼します
眞鍋香織さん 宜しくお願いしますね」
「こちらこそ お願いします」

神山は協会の事務所を出ると隣りのビルにいくと最上階の
東日本建築協会の事務所に入った
受付で神山と名乗ると応接室に案内をしてくれて事務局長が
挨拶に来た
神山は食品協会で話した事を伝えると快く引き受けてくれた
事務局長は秘書を紹介してくれた
神山は部屋に入ってきた秘書を見ると先程の
眞鍋 香織と感じが似ているので驚いた
「私 安堂真由美と申します よろしくお願いします
先程の眞鍋香織さんから連絡を受けましてお待ちしておりました
本日付けで理事にご就任されました4協会の専属秘書を勤めさせて
頂きます」
「ありがとうございます 神山です
それでは早速で申し訳ないですが6月14日日曜日14時から18時
この時間で各社 各団体とお会いします 時間は各10分です
お願いします」
「はい 了解しております 7月は12日の日曜日で同じ時間で
宜しいですね」
「ええ お願いします」
「こちらの協会も多分6月7月のご挨拶で落ち着くと思いますよ」
「そうですか ありがとう 
あと 協会理事宛の書留や書類はこちらにプールしてください
大切な事ですが送り主のリストは制作をお願いしますね」
「はい 畏まりました ご安心下さいませ
それと名刺は先程 眞鍋香織さんから頂いていると思いますが
こちらでもご用意させて頂きました どうぞ」
神山は見てみると建築協会が食品協会の前に列記されていた
「ありがとうございます あとは何か」
「ああ 済みません 眞鍋さんが神山さんに見とれて忘れたそうです
こちらが食品協会に届いている書留です それで送り主はすでに
リストを作ったそうです」
神山は安堂真由美から紙袋を受け取るとみんなに挨拶をした
安堂真由美はエレベーターまで見送り
「お近づきにお食事をしたいですね」
「ええ 光栄です 連絡をしますが眞鍋香織さんとはお友達ですか」
「お友達と言うか こういった世界ですからそれなりですよ」
「ありがとうございます 連絡をしますよ」
「お待ちしていますね 今日はありがとうございます」

神山は洋子に電話をした
「終ったよ これから戻ります」
「お疲れ様です 分りました」
次長室に戻ると洋子に
「今後食品関係の会社や団体の受付は日本缶詰産業総合協会の
眞鍋香織さんが受け付けてくれる事になり
建築関係の会社や団体の受付は東日本建築協会の
安堂真由美さんが受け付けてくれる事になりました
二人とも僕の専属秘書です あ~あ くたびれたよ」
「ほんと お疲れ様でした ビール呑む?」
「うん 貰おうかな あ~あ それにこれだよ」
神山は洋子に書留の袋を見せた
「まあ 凄い へぇ~ 大変ね」
「それで 洋子が纏めた食品協会理事宛のリストはあとで向こうに
持って行きますから分るようにして貰えるかな」
「はい 出来ていますよ
そうすると ここ1週間位ね ばたばたするのは」
「うん 7月で挨拶は終るそうだよ 向こうで言っていた」
神山は食品協会の書留を開けると驚く金額が入っていた
27社だが9200万円も入っていた
「洋子 27社で9200万円だよ どうなっているの」
「凄いわね へぇ~ もう言葉がないわ」
「ここなんて ご丁寧に桐の箱に入っているよ」
「そうね もっとも現金書留は50万円までだからこうやって
書留でないと高額は送れないですもん」
「そうだよね しかし これからまだある訳だ 向こうも大変だ
洋子 2000万円 特別ボーナスあげるよ」
「えっ いいわ もう 貰いすぎよ幾らなんでも
それより貯めておいてクリスマスのプレゼントやお正月のお年玉に
使ったら 歓ぶわよ彼女達 そうしなさいよ それに冬物は高いしね」
「そうか 分りました 貯金してくるよ」
神山は1億円を2回に分け銀行のカウンターで入金した
「洋子 この商品券やギフトカード 600万円分預けるから買い物の時は
こちらを優先して使ってください」
「はい 分りました 預かります」

神山がソファーで寛いでいると西野理事から電話があり
フェアレディーZの戻入として430万円を本社会計に戻入と連絡があった
神山は430万円を持って本社会計に入金し領収書を貰い
あとは西野が進めている名義変更の書類だけになった
神山は日本缶詰産業総合協会の専属秘書をしている眞鍋香織に電話をした
「神山ですが」
「はい理事 なんでしょうか」
「実は祝い金を頂いた方に礼状を出さなければいけないと思いまして
それで電話をしました」
「はい その件は先程忘れましたがすでに準備をし出来次第発送します」
「早いですね」
「ええ この様な事は珍しくなく出来合いのものがございます
それで全て協会費から出ますから経費のご心配はございません」
「そうしたら こちらで受けた分もお願いできますか」
「ええ リストをFAXしていただければこちらで発送いたします」
神山はFAX番号を聞いてすぐに送る事を約束すると
「理事 いつご一緒させて頂けますか」
「うん こちらから連絡をしますよ 楽しみに待っていてくださいね」
「は~い 分りました お願いしますね 楽しみです」
「では」
神山は電話を切ると洋子に次長室で受けた協会理事宛の送り主リストを
日本缶詰産業総合協会の眞鍋香織にFAXするよう指示をした








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2013年11月4日月曜日

ゆり 11 - 44 Vol. 2



洋子は東都食品に電話をすると11時に来るよう言われ神山に伝えると
「まあ しょうがないね じゃあ頼みます」
神山はGプロの部屋に行くと全員が揃っていて元気な顔をしていた
佐藤部長が神山に
「山ちゃん 出来ていますよ 先日の書類は凄く参考になっていますよ
ありがとうございます」
佐藤は会議テーブルに全員を集めデザインスケッチを出すと
各ブースの説明をしていった
神山の意見を取り入れながら話を進めると建築設計の渡辺が
いい方向に修正して話が煮詰まってきた
神山は11時になったので10分の休憩をとり部屋を出た
次長室に戻ると由貴に電話をした
「わぁ~神山さん 元気ですか 寂しいよ~」
「うん 今夜一緒にバーベキューをしようと思ってさ」
「わぁ~ 凄いわ 何処でするの」
「内緒だよ 僕の新しい住みかだよ」
「うん 行きたい」 
「それで夕方迎えに行くまでにこれから言うバーベキューセットを
買っておいてくれないかな 高くないしあとで払うからね」
「いいわよ マーチに載る」
「うん 大丈夫だよ」
神山はコールマンのバーベキューセットと予備のLPボンベを伝えた
「食材はどうするの?」
「うん 傍にあるホテルでそろうよ まあ足りなかったら買いにいくし
それで 明日は店まで送るから今夜泊まりだよ」
「わぁ~嬉しいわ 久しぶりね」
「うん お願いしますね」

神山は電話を切り再びGプロの部屋に行くとすでに
全員がすでにデスカッションをしていた
神山は佐藤を呼び
「佐藤部長 いい感じですね」
「ええ 建築設計を入れたのが成功していますね」
神山は時々話しに入り意見を皆に伝えた
今日は神山が居るので全員が熱い意見を出し合い
気が付くと13時になっていてお昼にした
「佐藤部長 僕はこれで出かけます 後はお願いします
それから 時間が無いので夜も行ってください」
そう言って神山は財布から5万円を出して
「これで美味しい物でも食べてください」
「山ちゃん いいのに」
「いいですよ 佐藤部長も助かるでしょ ねっ」
佐藤はお辞儀をして神山から5万円を受け取ると皆と食事に行った

次長室に戻ると洋子が東都食品から戻ってきていて
「お疲れ様です 行って来ました」
「うん ありがとう」
「ねえ 向こうで聞いたんですが あなた日本缶詰産業総合協会の理事に
就任されたの」
「うん 昨日付けだよ」
「わぁ~ 凄いわね 向こうでも大騒ぎでビックリしていたわ
その件があって11時と遅くなったと言っていたわ」
「大した事じゃないよ 決裁しないから お飾りだよ
でもこの話は自分からしないでね 
それと聞かれたら神山に聞いてくださいで頼んだよ」
「はい 分りました」
神山は洋子には簡単に話していいと思い経緯を掻い摘んで話した
「でも貴方も凄いわね 1億を動かすんでしょ 信じられないわ」
「まあ お金の事は人に言わないようにね いいね」
「ええ さあ お昼はどうするの もう1時を過ぎたわ」
「うん 代々木で食べよう」
「あっ ごめんなさい忘れていたわ お中元 又来たわよ
私が受け取りに行ったの それと東都食品が特別報奨金で貴方に
1000万円って頂いたわ ごめんなさい忘れていました」
神山は直ぐに東都食品の副社長田宮に電話をしてお礼を伝えた
電話を切ると直ぐに副社長の時田から電話が入り
「山ちゃん 久しぶり ところで凄い事をしたな」
「えっ 何ですか?」
「駄目だよ 全部入るんだから 日本缶詰産業総合協会の理事と
食品安全基準協会の理事になったそうじゃないか
山ちゃんは何処まで凄いんだ まあ それでお祝い金を渡すから
今すぐにここに来てくれ」
「はい 分りました 伺います」

電話を切ると洋子に
「洋子 大至急着替えてくれ お化粧もしてね おじ様のところで
呼ばれたよ 例の理事の件で お祝い金だって」
「だったら あなた一人でいいでしょ」
「だけど 洋子が居た方がいいでしょ これは命令」
洋子はくすくす笑いながらビジネススーツに着替えて神山と一緒に
本社秘書室に向った
秘書室に行くと皆が神山にお辞儀をして
「中でお待ちかねです」
副社長室に入ると時田は神山に握手をして
「山ちゃん これからも鈴や食品を頼むよ 色々と」
「しかし 社長 僕はお飾りで決裁権が無いんですよ」
「ははは しかし理事は理事だよ 頼んだよ」
そう言うと時田は紙袋を神山に手渡した
二人は少し雑談をしてお辞儀し部屋を出ると
秘書室や秘書課の面々や人事課や西野理事までが起立をして
神山に対してお辞儀をした
「もう どうなっているの そんなに偉くないのに」
洋子に愚痴をこぼしながら次長室に戻った

「あ~あ なんか寂しいな あんなお辞儀をされると」
「しょうがないでしょ 運命よ 私もしましょうか 理事殿」
「もう 辞めなさい ほんと」
神山は時田から貰った紙袋を開けると紙の包みが出てきた
こちらも1000万円入っていた
神山は洋子に
「洋子 500万円夏のボーナスだよ はい」
「わぁ~ 凄いわ 頂きます ありがとうございます」
洋子はニコニコしながら神山から500万円を受け取ると
「ねえ 銀行に行きたいんだけど」
「じゃあ 一緒にいこう」
神山は手元に500万円残して1千万円を入金しに行った
次長室に戻ると洋子が
「あれだけ有れば冬のコートが買えるわ」
「そうか 女性はコートに使うからね うん分った貯金だ」
「ねえ いきましょうよ 代々木」
神山は時計を見るともう13時30分になっていた
「向こうであるものでいいね」
「ええ 充分よ」

神山はホテルの地下駐車場で赤いポルシェに乗りると代々木に向った
部屋に入ると洋子は抱きつきキスをした
二人は部屋着に着替えると洋子が食事の仕度をした
神山は簡単にシャワーを浴びてソファーでビールを呑むと
「ねえ 洋子 今日はもういいよ 帰りは送るよ」
「そうね こんな時間だもん SEXしたら戻れないわ」
「洋子さ 今度泊まれる日を作れないかな」
「どうして」
「うん あそこで皆で楽しくバーベキューをしたいからさ どう」
「わぁ~嬉しいわ そうしたら明日の夜でもいい?」
「うん 構わないよ」
「ねえ この間土日のお休みを頂いたでしょ それでこれからも頂けるの」
「うん 洋子がよかったらそうして」
「は~い 分りました そうしたら土曜日はゆっくり出来るわね」
「うん でも僕は次長室に行くけどね 時間が無いんだよ」
「わぁ~大変ね」
「うん でもいいよ タイミングを見て行くから 大丈夫だよ」
話している間におつまみをお皿に盛ってダイニングテーブルに
置きビールを二人のグラスに注ぎ乾杯をした
二人は御殿場アウトレットの話や特殊法人の話で盛り上がり
食事を済ませると洋子が
「ねえ 湯船に一緒に入りたいな~」
神山も頷き一緒に湯船に入り洋子の乳首を愛撫すると
「ごめんなさい もうすぐ生理で痛いわ すごく敏感よ」
神山は優しく撫でるように愛撫をすると洋子は顔を紅潮させ
硬く大きくなった肉棒を愛撫し交わった
ベッドでも洋子は積極的に神山を求めてぐったりとなり
裸のまま抱き合って寝た

「ふぁ~ 良く寝た」
「ふぁ~ ほんともう5時よ」
「そんな時間か」
神山は携帯電話をみて誰からも着信がない事を確認すると
「洋子 一緒にシャワーを浴びよう」
二人は手を繋いで簡単に汗を流し帰り仕度をした
「洋子 明日僕は午後からの出勤になるよ 例の納車があるから」
「はい 分りました そうしたらお昼は待っていればいいかしら」
「うん 待っていてよ」
神山と洋子は赤いポルシェに乗り洋子の家の傍に来ると
「うん ここでいいです ありがとうございます」

二人は手を振り神山はその場を後にした
近くにある由貴の部屋に着いたのはそれから直ぐだったが神山は
途中でタバコを吹かしてこれから会う二人にどう説明するか考えた
しかしいい考えが浮かばず正直に話そうと思い部屋に行った
「わぁ~ 神山さん 久しぶりですね」
由貴は神山に抱きつきキスをした
「おいおい どうしたの そんなに」
「だって 久しぶりでしょ ふふふ」
「そうだね もう10日も経つか それで桃子ちゃんはどうしたの」
「ええ お母様の容態は良くなったの 出勤しているわよ残念ね この間は」
「うん でも母親を優先するのが当たり前だよ 
では新しいお家に招待しますよ」
「ねえ そこって広いの」
「まあ 来てからのお楽しみだよ」
神山は祐子に電話をして30分くらいで着く事と
お友達を連れて行くことを告げた
神山は赤いポルシェに乗ると由貴に赤坂のスタジオのメイドの事を
掻い摘んで話をすると
「わぁ~ 楽しいわね いいわよ私は全然気にしていないから」

神山は赤坂のスタジオ傍にあるホテルの食品売場で今夜の食材を買い
外壁の門扉で車を止めると
「わぁ~ 凄いわ こんなに大きいお家なの へぇ~」
門扉が開くと赤いポルシェを玄関に止め由貴をおろし
食材やバーベキューセットをおろすと 車をガレージに入れた
スタジオの戸が開くと由貴と祐子は最初はビックリして
声が出なかったが暫くすると
「靑山さんでしょ」
「そうよ浜野さんでしょ お久しぶり 元気だった」
「ええ 元気よ」
「なんだ 二人とも知っていたの」
「ええ 浜野さんとは大学時代に英語のコンテストで知り合って
それでよく話をしましたよ」
「そうか じゃあ祐子も由貴も英語が縁で友達になったんだ」
「ええ しかし久しぶりね」
「でも祐子さん お仕事は最初からここでは無いでしょ」
「ええ そうよ 最初の会社辞めてぶらぶらしていたの
そうしたら ここのお給料がいいから応募して神山さんのメイドよ」
「まあまあ 積もる話はあるでしょうが どうぞ中でね」
「神山さん 由貴さんのお部屋は、、、」
「うん ゲストの部屋に案内してください」
「はい 分りました」
3人は2階に上がり由貴に部屋を案内すると祐子は神山に
「ねえ 由貴さんと出来ているの」
「うん 出来ている」
「わぁ~ 凄いわ」
「うん 仲良く食べようよね」
「は~い 分りました じゃあ私の普段着を貸そうかしら」
「うん そうしてくれる でも持って来ているかも知れないよ
今夜 泊まりだよって言ってあるから」
「えっ お泊りですか まあ神山さん凄い事考えたのね」
「まあ そう言わずに 苛めないで下さいよ
彼女に聞いてくれるかな 僕は下で準備するから」

神山は部屋着に着替えると下に行ってガーデンにバーベキューセットを
組み立てたりテーブルや椅子を拭いたりした
なかなか下りて来ない二人に神山はどうしたのか気になり始めた時に
「神山さ~ん どう 似合うでしょ」
二人は神山のトランクスにTシャツとラフな格好で現れた
神山に近づくと左右のほほにキスをして
「由貴さんがこれを穿いてみたいって言うから私も穿いちゃった」
「二人とも良く似合っているよ 大丈夫だよ
さあ 飲みものや食材を持って来てくださいね お姫様」
二人は元気良くキッチンに入りトレーにお皿や箸など運んできた
神山もビールやワインを大きなバケツにアイスを入れて運んだ
「さあ 準備は全てOKかな 祐子」
「あとはお野菜を切って持ってきます 少し待っていてください」
祐子と由貴はニコニコしながら一緒にキッチンにはいり調理をした
暫くすると二人が戻ってきたので神山は火をつけて魚介類を焼いた
祐子はビールをみんなのグラスに注ぐと
「神山さん ビールを呑みましょうよ」
神山はコップを持って
「では 初めてのお客様に乾杯」
神山達は乾杯をすると祐子や由貴も鉄板の調理をしてくれた
キャ~キャ~と煩くしかし楽しそうに焼いてくれた
神山はガーデンベンチに座りビールを飲む事にして二人を見ていた
年齢からすると由貴の方が一つ上だが話し方を聞いていると
祐子の方が上のように見えた
「はい 神山さん焼けましたよ」
「おお みんなで食べようよ さあ」
3人は思い思いに座り焼けた魚介類や野菜をおしゃべりしながら食べた
焼いた食材が半分になると今度は神山が焼く番になって二人に食べて貰った
ビールを呑むと神山がワインを開けてグラスに注ぎ二人に渡した
「では改めて乾杯」
由貴も祐子も嬉しく楽しくておしゃべりが止らなかった
「ねえ 神山さん桃子も靑山さんの事は覚えているわよ」
「そうか そうしたら今度は洋子も一緒だね」
「神山さん そんな事して大丈夫ですか? 私たち知らないですよ ふふふ」
「なんで由貴 脅かさないの そんな」
「えっ 神山さん この間の田所洋子さんとも関係が有るんですか」
「うん まあ」
「わぁ~ 凄いわ そんなに女を一杯作ってよく大丈夫ですね」
「まだまだ若いよ 僕は ははは」
「うそばっかり ふふふ」
「どうしたの 祐子さん」
「実はね 神山さんね昨夜ベッドでもう駄目だって 降参したのよ」
「わぁ~嬉しいわ 私も頑張ろう 今夜 だって久しぶりだもん」
「一緒に苛めましょうね 楽しいわ」
「おいおい 焼けたよ ほら もう苛めないでくれよ 頑張るからさ」

食材や呑みのも豊富に有るので楽しい会話が続いた
由貴は田所洋子と自分達の関係話をして神山には由貴と祐子の関係を
話してくれた
「祐子さんは 英語のコンテストでいつも一番なんですよ
それで勉強の方法を教えて貰ったりしていたんですよ
だから今でも私の先生ですよ フランス語ももう凄いですよ
コンテストの先生が私以上だって 折り紙付ですよ」
「うん この間も話したけど 素晴らしかったよ」
神山の話を聞くと由貴は祐子に耳打ちをしていた
「ねえ祐子さん 桃子の事は話さないでね」
「えっ何を」
「私と一緒にバイトをしていた事 お願いします」
「ええ 分ったわ」
「おいおい なにをこそこそおしゃべりをしているの?」
「さあ由貴さん ガーリックライスを作るから手伝って お願い」
「は~い 分りました」
神山は完全に無視された

2階の主賓室では祐子と由貴が浴室に入るのに仕度をしていた
今夜この部屋で寝る事になった由貴に祐子がセクシーな下着を見せると
由貴もセクシーな下着を持参していて見せ合い選んでいた
一方神山はバーベキューが終った後の×ゲームで負けてしまい
キッチンで一人片付けをしていた
神山が部屋のBOXに指を宛がうと2階に居る祐子が下りてきて
「わぁ~嬉しいわ 全部綺麗にして頂いて ありがとうございます」
「ほら 食器を仕舞うのに祐子でないと分らないから教えてよ」
「ふふふ 一緒にしましょ」
神山と祐子は一緒に食器類を棚に仕舞っていった
終ると祐子は神山に
「ねえ 一緒にお風呂に入るの」
「うん」
「わぁ~ 凄いわ 楽しいわ」
2階の主賓室に着くと由貴は湯船に湯を張ったり準備をしていた
祐子が先に風呂に入ることになり浴室の由貴と話をしていたが
そのうち二人は互いの体をボディーソープで洗い始めた
神山はソファーで眺めていると刺激が強く浴室に入りたくなり
裸になって浴室に入ると由貴が
「わぁ~ 凄いわ もう大きくしている」
神山は椅子に座ると二人のボディーアタックに完全に硬く大きくした
由貴が祐子に神山の肉棒を弄り初めて
「ねえ 祐子さん 男ってここを責めると直ぐにいっちゃうわよ
見ていてね 今 寸前までするから」
由貴は神山の肉棒のマッサージを祐子に分るよう説明をして
愛撫を始めた
神山は気持ちよくなり段々と硬さを増してくると由貴は辞めて
「ねっ 硬くなったでしょ じゃあ祐子さん フィニッシュよ 交代よ」
今度は祐子が由貴に教えて貰った事を実践したが由貴のようには
上手に出来ないで肉棒が少し柔らかくなると由貴が祐子の手を取って
動かし始めるとだんだんと硬く大きくなった
「力加減が難しいのよ でも大丈夫よ さあ今度こそフィニッシュよ」
祐子は由貴の力加減を思い出しながら愛撫を続けると
「祐子 駄目だでる」
由貴が神山にキスをしながら祐子の手伝いをすると神山は
スペルマを祐子の顔に飛ばし腰を一瞬動かした
「ぎゃあぁ~ 顔まで飛んできた もう」
「ふふふ 祐子さんが上手だから飛んだのよ」

神山は完全にモルモットにされその後も由貴が祐子にコツを教えていた
先に出た二人はニコニコしながらセクシーなランジェリーを着て
神山を待っていた
浴室から出ると神山は二人に体を拭いて貰いガウンを着た
ソファーに座ると祐子がブランデーを用意し 3人で楽しく呑んだ
神山は部屋の隅にある照明スイッチを切りブラックライトを点けると
祐子と由貴のランジェリーが艶かしく輝いた
神山のガウンもきらきら輝いていたので脱ぐと赤いショーツが表れ
肉棒が天を向いている様子がよく分った
「ねえ 由貴さん こうしてみるとおちんちんだけね ふふふ」
「そうね 早く欲しいわ」
神山をベッドに連れて行くと由貴がショーツの上から肉棒を舐め始め
祐子は神山の顔の上に跨りクリトリスを刺激して貰った
こうして怪しい雰囲気の中で3人のSEXプレーが始まった
神山は寝ている事が多く天を向いた肉棒を由貴と祐子がかわるがわる
膣に導いては快楽の頂点に達し神山も時々スペルマを発射した
「ねえ こんど私たちが下になる 疲れたよ~ 上になって」
神山は下になった二人の膣に交互に肉棒を挿入したが祐子が
「ねえ もう少しでいくの~ だから続けてお願いします」
神山は祐子の膣を攻めると由貴は体を起こして祐子のクリトリスや
乳首を愛撫すると祐子は今夜一番大きな声を出して
「ぎゃあぁ~ うぐぅ あっ あっ きて あっ」
昇天し体をぐったりさせ力が抜けた
神山は由貴の膣に肉棒を挿入すると由貴は興奮が高まっていて
やはり大きな声を出すと膣がきゅんと絞まり神山も一緒に昇天した
3人は神山を真中にして寝ていると由貴や祐子は神山を抱き寝てしまった

6月5日 金曜日 快晴      
神山が一番最初に目が覚め 簡単にシャワーを浴びガウンを羽織り
バルコニーでタバコを吹かしていると由貴が起きてきた 
何も身に纏わない格好で神山に近づきキスをすると
「おはようございます 楽しかったわ」
「やあおはよう 僕も楽しかったよ 祐子は」
「まだおねんねよ そうとう疲れたんでしょ ふふふ」
「そうすると朝食は無理だな う~ん そうしたら上原駅で
なにかお腹に入れようか」
「大丈夫ですか?祐子さん」
「うん メモをしておくよ」
「ねえ あなたほしいわ」
由貴は浴室に神山を連れて行くとシャワーを浴びて神山のおちんちんを
大きくすると自分からお尻を突き出して肉棒を膣に導いた
暫く肉棒を動かしていると由貴が昇天し神山も発射した
「あ~ぁ すっきりしたわ ふふふ ありがとうございます」
「じゃあ 仕度をしてね 送るから」
神山は自分も出かける仕度をすると祐子が目を覚まして
「ごめんなさい 遅くまで寝てしまったわ」
「うん 寝ていていいよ これから由貴を送ってくるから
上原の駅でサンドイッチを買ってくるよ それまで寝ていていいよ」
「ごめんなさい 本当に 由貴さんは?」
「うん 今 向こうの部屋で仕度をしている所だよ」
「わぁ~ ごめんなさい なにも出来なくて」
「いいよ そんなに言わなくても 由貴も全然気にしていないし」
そこに仕度を終えた由貴が主賓室に入ってきて
「おはよう 祐子さん ありがとうございます」
「ごめんなさい 何も出来なくて」
「いいわよ 神山さん又 呼んでね」
「うん わかったよ では行くか」
「ええ お願いします じゃあ祐子さん 行ってきます」
「はい 行ってらっしゃい」
「じゃあ 祐子 ほんと寝ていていいからね」

神山と由貴は玄関を出るとガレージから赤いポルシェを
出し由貴を乗せると上原駅に向った
「神山さん ありがとうございます ふふふ」
「しかし ごめんね 長い事あけて」
「うん でも捨てられた訳じゃないし 全然気にしていないわ
それに毎日SEXをしようと考えていないから大丈夫よ
ただ時々きつく抱きしめて貰い時やあそこが疼く時があるわ
でも我慢するのよ 逢えた時の事を考えて ふふふ」
「ありがとう ところで久保チーフから先日電話があって
なにか話したいことが有るって言われたんだけど」
「ええ なにか悩んでいるみたいですね 仕事以外で」
「ふ~ん しかし自分の都合で電話を掛けられても困るな」
「でも それも迷って考えた事じゃないですか」
「うん そうかもしれないな 兎に角時間を作って会ってみるよ」
「ええ そうしてください それと桃子はどうしますか」
「そうだね タイミングを逃したからね どうなんだろうな」
「でも田所先輩と一緒の時に宣言をしているから準備は出来ていますよ
だって そうじゃないと言えないですよ まだ乙女ですよ神山さん」
「そうだよね かえってこのままだと恥かしいね」
「そうですよ そうしたら桃子に電話させるわね お昼までに」
「うん 今夜は洋子が来るんだ だから丁度いいかもしれない」
「へぇ~ 今夜もパーティーですか 信じられない
あなたって 凄いのね 並みの男じゃないわね」
「誉めても何もでないよ」
「それで今日は会社でしょ へぇ~凄い」
「自分だって 凄いじゃないか これから勤務するんだろ」
「本音はね もう膣が壊れる寸前よ ふふふ」
「それで朝もSEXしたとは驚きだよ」
「ううん 違うの その時はそんな事考えていないわ
終った後なのよ こういう感じが出てくるの」
「そうか 困ったもんだね」
話していると上原の駅前に着いて駅前寿司屋の脇に車を止めて
神山も一緒にカフェでコーヒーを飲み由貴と暫く話した

「神山さん ありがとうございます又 呼んでくださいね」
「うん 行ってらっしゃい」
「は~い では」
由貴はお辞儀をしてニーナ・ニーナのブティックに向った
神山はサンドイッチを色々と買い赤いポルシェに乗ると
赤坂のスタジオに向った
スタジオに入ると祐子がスパッツ姿ですでに洗濯物を外に干していた
「お帰りなさい 本当にごめんなさい」
「いや いいよ 今日も暑くなりそうだね」
「ええ でもこの雑木林が涼しくしてくれていますよ」
神山は祐子をスタジオに呼ぶとサンドイッチを出して
「さあ 今日は簡単に済ませようよ」
「ごめんなさい そうだ スープの缶詰が有るからそれを温めますね」
祐子はそういうとキッチンに行った
神山はスパッツのお尻を見るとなかなか良いお尻だと思った
祐子はキッチンでスープを温めるとスタジオに運び神山に
「は~い 出来ました」
「ありがとう じゃあ 食べようか」
神山はビールを呑み食事を始めた
祐子はニコニコしながら神山の顔を見ながら食べた
遅い朝食を食べ終わると神山はソファーで寛いだ
「祐子 今日納車だよね」
「ええ 10時半ころと先日連絡が有りました」
「そうか 良かったな そうしたら玄関で少し慣らせば良いね」
「ええ そうします でも目が廻るかも ふふふ」
祐子は後片付けをしていると神山の携帯電話が鳴った 
「はい 神山ですが」
「済みませんでした 桃子です おはようございます」
「やあ おはよう お母さんの具合が良くなって一安心だね」
「ええ ありがとうございます それで今夜は如何ですか
今 由貴先輩から聞いたんですよ」
「うん いいよ そうしたら7時に迎に行こうか」
「ええ 由貴先輩が早帰りで4時に上がって良いよって言ってくれたんです
だから 場所は聞いていますので電車で行きますよ
それと私明日休みなんですよ、、、」
「そうしたら お泊りで来なさいよ 準備してね」
「ええ 良いですか」
「うん 大丈夫だよ じゃあ僕は迎に行かないけれど 何か有ったら
この携帯電話に連絡しなさいね」
「は~い 分りました ありがとうございます
大体6時頃には伺えます お願いします」
「うん お待ちしています」








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