大将は久しぶりに来た神山に鮮魚を捌いてくれた
暫くすると由貴と桃子が神山達のテーブルに来て
桃子がいきなり神山にキスをするとカトリアーナが
「ずるいわよ もう 我慢しているのに」
皆で大笑いすると
神山の隣りに座った桃子も譲らず神山の横に座った
正面に祐子が座り両脇に洋子と由貴が座った
洋子は二度と過ちをしないよう自分から話をする事を避けていた
女性がそれぞれ自己紹介を終えると色々な事で話が盛り上がった
神山はカトリアーナと桃子が話をしやすいように洋子の正面に移ると
桃子がカトリアーナに
「駄目よ 私はあなたの先輩よ わかった」
「はい 先輩」
カトリアーナは桃子のほほにキスをすると桃子は
「相手が違うでしょ もう 私レズには興味ないのよ神山さんにしなさいよ」
桃子は言うと気が付いたが遅かった
カトリアーナは神山のほほにキスをして桃子にフランス語で
「桃子先輩の指示でしました OK」
みんな大笑いをした 見ていた洋子が神山に
「あ~あ 20代に戻りたいわ 元気があって羨ましいわ」
「まあまあ 自然に任せるしかないよ 実はカトリアーナと祐子に
降参したんだ 完全に負けたよ」
「へぇ~ そうなんだ やはり若さね じゃあ今夜も負けね」
「うん 手を抜く方法を考えついたんだ 内緒だよ」
「まあ いやらしい 一生懸命あなたを愛しているのに 手抜きだって」
「おいおい 勘違いしないでくれよ 勿論 僕も一生懸命だよ」
「そうでないと 可哀相よ もう」
神山と洋子が話 他の4人が話す格好になった
カトリアーナは由貴や祐子 桃子達と話をしていると大学の
同級生より全然大人で頭が切れると感じとり
内容が判らないと質問をして友達になっていった
神山の携帯が鳴ったので出てみると由紀枝からで
「こんばんわ 由紀枝です 先日はごめんなさい 寝ている時に帰って」
「いや 車だし仕方ないよ どうフロントは」
「ええ 大丈夫よ 今日は外人さんと話もしたし順調よ」
「良かったね ちょっとまって カトリアーナ 由紀枝だよ
フロント業務が順調で電話をくれたよ さあ
カトリアーナです 由紀枝さん 良かったわね」
由紀枝はフランス語で
「カトリアーナさんに自信を付けて貰ったから 楽しく話せたわ
ありがとうございます」
「ううん あなたの温かさが伝わったのよ よかったわ」
「うん ありがとう でも煩いわね どこなの」
「ええ 東京よ 待ってね洋子さんと変わるわね
洋子さん 由紀枝さんです
由紀枝さん こんばんわ 今聞いたわ よかったわね」
「わぁ~ 凄いわ 洋子さんもいるんだ ありがとうございます」
「まだお友達がいるけど まってね
ねえ あなた由紀枝さんを知っているのは後は誰?」
「うん 祐子だね」
「由紀枝さん 祐子さんと変るわね はい 祐子さん
祐子です 由紀枝さんこんばんわ 良かったですね カトリアーナが
言っていたように由紀枝の真心が通じたのよ 頑張ってね
また 時間を作って会いましょうよ」
「ふふふ その時はお願いしますね」
「こちらこそ お願いしますよ ふふふ 神山さんと変りますね
はい 神山さん
由紀枝 皆が励ましてくれて嬉しいね 僕も嬉しいよ
皆が由紀枝を応援しているから 頑張れ」
「は~い 分りました ありがとうございま~す」
「じゃあ また電話するし 何かあったら連絡しなさい いいね」
「は~い 分りました 早く来てね」
「うん 今度行くときは驚く車で行くよ 楽しみにね」
「ふふふ 待っていま~す それでは お休みなさい」
「うん お休み」
電話を切ると由貴と桃子が神山に由紀枝の事を聞いてきたので
掻い摘んで話すと由貴も桃子も知っていた
由貴と桃子もフランス語大会で見かけている事と凄く美しい女の子と
印象が残っていると言った
「へぇ~ 祐子さんと由紀枝さんが決勝で争ったんですか 凄いですね」
由貴が言うと桃子も
「由紀枝さんて英語が抜群に上手で確か大学2年の時に すでに
ビジネス英語をマスターしていたと噂で聞いた事があるわ」
洋子が
「そうなのね 私も聞いたけれど 私より上手よ凄い子ね
祐子さんと話をしても全然遜色ないしね」
「しかし 凄い頭脳の持ち主ばかりで幸せですよ」
「ふふふ なにも出ないわよ 今ごろ言っても ねえ」
「そうですよ でもやっぱり男は神山さんのように優しくなければ
基本的に駄目ね 私は」
「桃子はまだ神山さんの事を少ししか見ていないわよ
優しさだけじゃないわよ もっと抱かれてよさを見つけなさいよ」
「でも由貴先輩 私 まだ一緒の時間が少ないんですよ
だって 私の周りにこれだけの女が居ていつ順番が廻ってくるか
もう 由貴先輩は何回も抱いて貰っているでしょうけど
でも 私は いいの最後には福がくるから 待っています」
それを聞いたカトリアーナが分らないので桃子に聞くと
洋子や祐子や由貴 桃子皆から説明され
「そこが 日本女性のいい所ですね 外国にはない独特のものね」
女性達が仲間となって話していると神山は嬉しくなった
この女性達は自分の宝で活力の源と考えるといくら大事にしても
そのうち神山から別れる時がいつか来るだろうと
その時には出来るだけの事をしようと胸に誓った
神山がボ~ッと考えていると洋子が
「ねえ どうしたの ねえ」
「あっ ごめんごめん ちょっと考え事をしていた ごめんなさい」
神山が無口になったので女性達はどこか調子が悪いのかと心配した
特に桃子が心配して洋子に進言をしたほどだった
「もう 驚かせないで 桃子ちゃん心配して泣きそうよ」
「ごめん 桃子 大丈夫だよ 考え事をしていたんだよ
君たちの将来をね まあ過去は見ないけど未来は色々と想像出来るだろう
全員集まって 君たちが裸踊りをしてくれると さぞ楽しいだろうと」
「まあ すけべ あ~あ 心配して損をしたわ」
洋子は神山の言葉を聞き自分と別れがきた時の事を考えていたと思った
「大丈夫よ あなたずーっと一緒よ私は 心配しないで」
神山は洋子の顔を見て頷いた
他の4人はもう別な話をしていて洋子の言葉は聞こえなかった
そろそろお開きが近くなり女将にお土産を5人前頼み由貴に
「由貴 今夜来る?」
「ふふふ 行きたいけど 明日お仕事だから遠慮してきま~す 壊れるもん」
皆が大笑いしていると生理中の桃子が
「私 入ってもらいたいの タンポンだと我慢できないわ 駄目でしょ」
「おいおい 僕のちんぽこはタンポンじゃないよ 参ったな~」
また皆で大笑いした
洋子が桃子に
「そうそう 桃子ちゃん 先日お部屋が狭くて
大きいお部屋を探していたでしょ
それでねなんとなく見ていた賃貸住宅の雑誌に 大きなお部屋があったの
それがたまたま由貴さんの近くのマンションで広いわよ」
「わぁ~嬉しいわ ありがとうございます」
「桃子 いい話だ 今度休みはいつ?」
「ええ 10日の水曜ですよ」
「うん 洋子 悪いけど明日朝一番で抑えて欲しい 手付が必要ならば
現場を見て支払いをしておいてくれるかな お願いします」
「ええ いいわよ」
「そうしたら桃子 10日は部屋を見て引越しの準備をしよう
由貴 休みの調整を頼んだよ」
「ええ大丈夫よ 土日以外に引越しを組んでくださいね」
「じゃあ 桃子 10日は朝早くから出かけるからそのつもりでね」
「は~い 分りました ありがとうございます」
神山はカウンターにいきお会計を頼むと
「今日は4万5千円よ」
「いつも安いね ありがとう」
神山は10万円をだすと由貴と桃子を女将に教えると
「あの子達が来たら これを使ってよ ねっ」
「はいはい 羨ましいね あの子達は 分りましたよ預かります」
「お願いしますね 例え全額でなくても半額をここから使うとかね」
「ええ 分りましたよ」
神山が会計をすませると女の子達は女将と大将にお辞儀をして店を出た
洋子が
「そうしたら 私 由貴さんと桃子ちゃんを乗せて帰るわね」
「うん お願いします」
神山は洋子に1万円札を渡してタクシーを拾うと3人を先に乗せた
「じゃあ 我々もかえろう」
祐子がタクシーを拾い3人が乗ると上原を後にした
赤坂のスタジオに着くと祐子はカトリアーナをゲストルームに案内した
祐子が自分の部屋着を貸すなど面倒を見た
神山も着替えるとスタジオに下りて3人でお土産を食べ祐子が
「ワインを用意しましょうか」
神山が頷くとグラスにワインを注ぐと神山が
「みなさん お疲れ様 乾杯」
祐子とカトリアーナはこれから始まる事に胸を弾ませワインを呑んだ
6月9日 火曜日 雨
ピンポーン
「はい 神山ですが」
「あの BMWの者ですが 神山様はいらっしゃいますか」
祐子はソファーで寛いでいる神山に
「BMWの方がお見えになりました」
神山はインターフォンで確認すると外壁の門扉を開けて玄関に行った
BMWが玄関に着くと神山はガレージを指示しガレージに入った
照明を点けると鮮やかなブルーが赤いポルシェと並び綺麗だった
営業マンからの説明を聞くと書類にサインをし鍵を受け取った
神山は祐子に断って家の周りを走り戻ると
「ありがとうございます 大変気に入りましたよ」
「神山様 なにかございましたら ご連絡をください」
営業が帰ると神山はガレージを閉めてスタジオに戻った
3人の昨夜は遅く26時過ぎまで交わり続け神山が降参をして
神山を真中に両脇に祐子とカトリアーナが一緒に寝た
カトリアーナはアレックスジャパンの面接で9時にマーチで出て行き
部屋には神山と祐子がベッドで交わっていた
目が覚めたのもつい先程でまだ朝食を食べていなかった
「ねえ祐子 しゃぶしゃぶでも食べにいこうか
そのうちにカトリアーナも帰ってくるよ 直ぐに終ると言っていたから」
「わぁ~嬉しいわ いきましょう」
10時30になるとカトリアーナが歓んで帰ってきた
「ねえ 神山さんOKよ アレックスJrが神山さんが来ないので
少し寂しがっていましたよ」
「うん まあ彼は社長だし でも今度行くよ」
「それで 来年大学の単位が取れれば卒業だから2月にはもう
アレックスジャパンの見習で働けるわ
お給料も凄く良くて 助かるわ」
「良かったね 来年は御殿場アウトレットで働く事に決定だね」
「ありがとうございます 神山さん」
神山はカトリアーナに今日のランチを紹介すると歓んだ
3人は時間までスタジオで寛いだ
少し早いが神山は赤坂 スカイ ハイ ホテルまでタクシーで行った
6Fのしゃぶしゃぶに入ると まだ12時前という事で空いていていた
ランチタイムなので神山はTJカードを使わずに席を案内されると
生ビールを注文しランチメニューとしゃぶしゃぶ肉を3皿追加した
カトリアーナも祐子も運動をし汗をかいたのでよく食べた
神山はワインを注文ししゃぶしゃぶ肉も追加した
きしめんを食べる時にカトリアーナに親切に教えると
スープが美味しくてきしめんをよく食べ追加した
「わぁ~食べたわ 神山さんありがとうございます とても美味しかったわ」
「うん ここのお店は銀座に本店があり信頼できるお店だから
牛肉は間違い無しだよ」
3人は赤坂のスタジオにタクシーで戻った
神山は祐子に30分寝かせて貰う事を伝えると
「カトリアーナとお話をしているから 30分経ったら起こしますね」
神山は頷くと祐子とカトリアーナにウインクをして2階の主賓室に行った
「祐子 神山さんはタフね あれだけSEXしても元気だもんね」
「そうよね あれだけの元気が無ければ今の地位も無いでしょうね」
祐子はカトリアーナに神山の度胸と力強さを話すと
カトリアーナも先日の事件や昨日の大竹組との話など
神山のいい所を学んだと祐子に話をした
コーヒーをお代わりしてフルーツを食べ終わると祐子が
30分経ったのでカトリアーナと2階の主賓室に神山を起こしに
行くとカトリアーナが布団をみて祐子に
「もう 凄いわね テント張っているわ ねえ する?」
「駄目よ 怒られるわ SEXの時はSEXをする時よ
起こす時は優しくしないと」
「そうね 分りましたごめんなさい」
カトリアーナと祐子が神山のほほや唇にキスをすると神山は
「あ~ よく寝たありがとう 二人のキスで目が覚めたよ」
祐子がテントの先をちょんちょんと触ると神山が
「おいおい もう駄目だよ 会社に行くからね 今夜さ」
神山は裸でベッドから出ると肉棒が天を向いていて
カトリアーナと祐子は
「ねえ おしゃぶりだけさせて お願いします」
神山が頷くと二人は肉棒のおしゃぶりを始めたが神山が直ぐに
「さあ もうお終いだよ シャワーを浴びるから離しておくれ」
祐子とカトリアーナは神山の言う通りに愛撫を止めた
神山は浴室に入ると熱いシャワーで躰をシャッキとさせ
身支度を済ませると2つのバッグに1億円いれてスタジオに下りた
祐子とカトリアーナにキスをして祐子に
「祐子27歳 バースディーおめでとう
それで 今夜は赤坂 スカイ ハイ ホテルで食事をしようよ」
「ありがとう 覚えていてくれたんだ 良かった」
「うん 言うタイミングが見つからなくて 遅くなってごめんね
それで6時過ぎには戻ってこれると思うよ それからいこう」
「は~い 分りました 待っています」
神山の話が終ると洋子から電話が入った
「はい 神山ですが」
「ごめんなさい 今 日本缶詰産業総合協会の眞鍋香織さんて秘書の方から
電話が入って書留が相当来ているので取りに着て欲しいといわれました」
「うん ありがとう では協会に立ち寄って部屋に行きます」
神山は何故自分の携帯に連絡しないのか不思議に思って携帯を見ると
丁寧に電源を切っていた
神山は二人に
「じゃあ 行ってきます」
「は~い 行ってらっしゃいませ」
神山はガレージに入ると蒼いBMWアルピナB12に乗り近くの銀行で
1億円を入金すると銀座の日本缶詰産業総合協会に向った
この蒼いBMWは真紅のポルシェと同じ様に運転しやすかった
日本缶詰産業総合協会の入っているビルに着くと神山はエレベーターで
協会事務所に行った
理事室に入ると秘書の眞鍋香織が待っていて神山に紙袋5つを持って表れた
「神山理事 こんにちわ こんなに来ていますよ
それで送り主は全てリストを作り先程礼状を出しておきました」
「うん ありがとう でも凄い数だね」
「ええ お中元と重なったので多くなったと思いますよ」
「そうだ 僕の携帯に電話をくれた?」
「ええ 電源が切れていたのであちらのお部屋に電話をしました
済みませんでした でもどんどん溜まるので早くお渡ししたかったのです」
「いや 謝らなければいけないのは僕さ ありがとう」
眞鍋 香織は神山の机に近寄り
「ねえ 神山理事 いつ誘ってくださるの もう待ちきれないわ」
「うん なかなか時間が無くてね ごめんなさい」
「う~ん もう 早く誘ってくださいよ」
神山はブラウスの間から覗く乳房にドキドキした
眞鍋香織も知っていて乳房が見えるよう机に手をついて話していた
神山はここでは声が聞こえるしどうにもならないので今日は諦め
「香織さん 必ず誘うからその魅力的なバストを隠してくれよ
でないと僕は立てなくなるよ」
「いいわよ じゃあ許してあげる どれどれ」
香織は机をまわって神山の下半身を触った
「わぁ~ 大きくしているわ 凄い」
神山は弄ばれた事に頭にきて
「いい加減にしろ 魅力的な体を見せ付けられれば大きくなるさ
そうやって僕の事を遊ぶならもう誘わない いいね」
眞鍋香織は神山が本気で怒っている事を感じ取り
「ごめんなさい そんなつもりは無かったんです ほんとごめんなさい
もう二度としません ごめんなさい」
「君のように抜群な容姿端麗なら僕でなくとも一杯男は寄ってくるだろう
そちらの男と一緒にされると迷惑だ 勘違いもはなはだしいぞ」
「ごめんなさい もう許してください ごめんなさい
ただ 建築の安堂さんとどちらが先に神山理事と親しくなれるか
競争をしていたんです ごめんなさい」
「ばかもの 僕をそのような事に巻き込むなんて迷惑だ
何を考えているんだ 毎日SEXの事ばかり考えているのか ばかもん」
神山は完全に怒り眞鍋香織に安堂をここに来るように指示をした
「え~ そんな秘書は要らないぞ ほんと」
神山は安堂真由美が来るまでタバコを吹かしていた
眞鍋香織は机の前でうなだれ涙を流していた
暫くすると安堂真由美がニコニコして理事室に入ると
眞鍋香織がうなだれているので驚き
「どうしたの香織 泣いているけど」
眞鍋香織は無言で答えなかった
神山は安堂真由美に眞鍋香織と同じ事をいい叱った
安堂真由美も香織同様うなだれ泣き始めた
「神山理事 ごめんなさい 二度とそのような事をしません ごめんなさい」
「いいか二人とも するしないではない そのような考えを持たない事だよ
そうだろう 二人のプロポーションを見れば分るさ
それを武器にして男を弄ぶとは 何を考えているんだ 迷惑だよ僕は」
「はい 分りました 本当に済みませんでした」
「そんな考えを持っているうちは誘わないよ いいね 本来なら首だ」
「神山理事 それだけはご勘弁してください お願いします」
眞鍋香織と安堂真由美は必死に神山にお願いした
このような協会はやはり政府の一機関なので給与や待遇がよくて
眞鍋香織や安堂真由美は辞めたくなかった
今までの理事は年寄りばかり相手にしてきてSEXも満足に出来ず
はけ口を外に求めたが協会勤務の性格上諦めていた
そこへ若い神山が就任した事で二人はどちらが先に神山と関係できるか
争っていた
「さあ 二人ともお尻を出しなさい」
神山は眞鍋香織と安堂真由美に後ろ向きになりお尻を出させると
眞鍋香織から思い切り3回叩いた
「きゃあ~ 分りました ごめんなさい きゃあ ごめんなさい きゃあ~」
安堂真由美にも思い切りお尻を叩くと
「キャ~ ごめんなさい キャ~もうしませんごめんなさい キャ~」
二人は一緒に泣いて抱き合っていた
「いいか 今日はこれで済んだけど 今後同じ様に僕の事を弄んだ時は
こんな事では すまないよ いいね」
そう言うと眞鍋香織と安堂真由美は神山の胸に抱きついて泣きながら謝った
神山は
「ほら お化粧が落ちて大変な状態だ 顔を見せてごらん」
二人は顔を上げるとマスカラが落ちて目の周りが黒くなり二人で
笑い出した
神山は眞鍋香織にキスをし安堂真由美にもキスをした
二人はまた嬉しくなり泣き出して神山を困らせた
神山は二人を離すとシャツが二人のマスカラや頬紅
ルージュでぐちょぐちょになり困った
「おいおい 大事なシャツがこんなになった 困ったな もう」
そう言うと眞鍋香織が顔をシャツの汚れていない所に擦りつけると
「前衛芸術 出来上がりですよ」
安堂真由美も同じ様に顔をシャツに擦りつけた
「わかった ありがとう しかし君たちの顔も前衛芸術だよ ほら」
二人は姿見を見て笑った
神山は二人の乳房を優しく触り
「今夜 僕の友人が誕生日だけど くるかね」
「女性ですか」
「そう 女性だよ 素晴らしく美しく素敵な女性だ」
眞鍋香織と安堂真由美は顔を見合わせて
「いきなりだと申し訳ないです もう少し神山理事とお話をさせてください」
「うん わかった では帰るよ」
安堂真由美が慌てて
「理事 この袋は建築の各協会にきた書留です
送り主はリストを作りすでに礼状を発送しています」
安堂真由美は職員と一緒に神山の前に出した
「分りました ありがとう」
神山は最後に二人の秘書に商品券50万円分ずつ渡し
「これで鈴やの資生堂化粧品で化粧をして貰いなさい
今までより素敵な美しい女性になれるよ いいね」
二人は笑顔に戻ったが 前衛芸術の顔では笑っているのか泣いているのか
分らなかった
神山は書留の袋を運ぶのを職員に手伝ってもらい
駐車場で二人にキスをして協会を後にした
蒼いBMWに乗ると近くにあるホテルの地下駐車場に止めた
神山は傘を持って次長室に入ると洋子がシャツを見て驚いた
「どうしたの なんか女性のお化粧品みたいね」
神山は後で説明するといって蒼いBMWから二回往復し袋を運んだ
一息つくと神山は洋子に協会で起きた事を伝えると
「そう 大変だったのね でも彼女達は悪気があった訳じゃないでしょ」
「当たり前だよ そんな事だったら もう首にしているよ
まあ 今までの理事がおじいさんばかりでSEXも
充分ではなかったんだろう
はけ口と言っても協会の性格上誰でも良い訳じゃないしね
まあ そこに僕が就任したから先を争ったんでしょ 迷惑だね」
神山はシャツを取り替えると洋子が
「クリーニングに出しておきますね」
「うん ありがとう それと昨夜はありがとうございます
でね 今日は祐子の27歳のバースディーと
カトリアーナがアレックスジャパンの面接で受かったんだよ
洋子も来てくれると楽しくなるし どうだね」
「わぁ~嬉しいわ いいの本当に」
「うん 赤坂 スカイ ハイ ホテルで行うつもりだけど どうだろうか」
「そうしたら 青山3丁目のイタリアンレストラン スパで
やってあげればどう?」
「そうか そうしよう じゃあ連絡をしてくれるかな
参加者は 僕をいれて4人だよ」
「私とあなたでしょ 祐子さんとカトリアーナね 由貴と桃子ちゃんは」
「う~ん 考えたんだけど 今回は外したよ」
「そうね 分りました」
「それから プレゼントだけどペンダントにしようと思っているんだよ
クリーニングに行くなら一緒に見てくれるかな」
「ええ 行きましょうか」
.