神山がそれを察し
「大丈夫ですよ 久保さん 上手く行きますよ」
「そうですよ 久保さん 神山さんが付いていますから、、、」
祥子の心配はそれだけではなく 人事の配置も心配の種であった
上原がオープンした時は浜野が店長の予定だったが
銀座での働きを見ていると疑問符がついていた
祥子はいっそうの事自分が本社勤務兼任でもいいと思っていた
神山にはいつ話をしようか迷っていて
話すタイミングをはずしてしまった事を悔やんでいた
今夜の残業にしても本社からのデコレーションを理解していなく
祥子からことごとく注意を受けていた
そんな浜野だが自分の理解のほうが或いは考えのほうが
ニーナ・ニーナの商品をよりアピールできると主張し引かなかった
しかし祥子は会社の指示を守ってもらわなければ
ニーナ・ニーナに必要ない人材だとはっきりと言った
祥子が浜野を甘やかしたのか
浜野が天狗になったのか定かではないが
現実は浜野を上原の店長にするのには疑問符がついた
祥子の顔が優れないまま 上原の現場に付いた
「お疲れ様 神山さん」
迎出たのは内藤夫人だった
「すみません 遅くなりました」
「ごめんなさいね お忙しいのに あら久保さん 昨日は、、、」
「こんばんわ 昨日はご馳走様でした 本当に楽しかったですよ」
「こちらこそ ご出席ありがとうございました」
祥子と内藤夫人が昨日の挨拶をしているときに内藤が
「山ちゃん ありがとう 随分と早くできそうですね」
「そんな事無いですよ 皆さんのおかげですよ」
内藤と神山が挨拶をしているとショップの奥から筒井が
「山ちゃん ありがとう」
「あれっ 筒井さん どうしたんですか?」
「これまた 挨拶だな 最高責任者としてきました」
筒井や神山たち現場の責任者が揃ったところで ショップの中に入り
墨出しの最終チェックが行われた
床の部分が最重要点だったが 正確な寸法出しでOKが出た
現場に置いてあるスケールモデルと比較しながら
建具や什器の最終チェックまで行われた
祥子も分らないところは遠慮なく高橋に聞き納得をしていた
筒井が祥子に最終確認をした
「久保君 これで納得できますか」
「はい 充分です きっといいショップが出来ます
ありがとうございます」
祥子はよほど嬉しいのか みなに丁寧にお辞儀をした
「よかった では内藤社長 お願いします」
「はい ありがとうございます きちんと作りますのでご安心下さい」
内藤は筒井と祥子に対しお辞儀をし挨拶をした
「では 筒井さん 私達は御殿場の現場に行きます」
「本当にありがとうございます 気をつけて下さいね」
「ええ ありがとうございます」
筒井と内藤が挨拶をしているときに 内藤夫人が祥子に
「今度ゆっくりとお会いしましょう」
「はい 出来ればオープンの時にきて下さると幸いです」
「そうですね そうしますわ」
お互いの約束が取れたところで 内藤が
「では 高橋君 後は頼むよ」
「はい 行ってらっしゃいませ」
関係者がショップから出て 田代達4名が乗車し出発すると高橋が
「それでは 遅くなりましたが 夕飯でも如何ですか?」
筒井が祥子に
「どうする?」
「はい 私は何もスケジュールが入っていません」
「そうしたら 高橋君に任せるか?」
「ええ そうですね」
高橋は筒井の言葉を受けて
部下の内野と田中を呼び車を拾うよう指示をした
ほどなく丘の下に行った田中が息を切らせ戻ってきて
「高橋さん 直ぐに着ます」
内野も戻ってきて田中が呼んだ車を待った
なかなか来ないので心配していたが 田中が呼んだタクシーがきた
5人で乗車し渋谷に向かった
「筒井さん 久保さん 中華料理は大丈夫ですか?」
筒井が
「僕は大丈夫だけど、、、」
「そんな マニアックな料理ではありませんよ」
「そうしたら 私もいただけます」
5人は笑いながら渋谷のホテルに入った
筒井と祥子は不思議そうな顔をしたが
高橋は構わず中華料理店に入った
ホテルの中にある中華レストランとは思えない造りで
祥子は時間が空いたら神山と来る事を決めた
「山ちゃん マンションに寄って行こうよ」
上原の現場を出た田代達4名を乗せたフェアレディZは
神山のマンションに着いた
田代が降りてトランクを開けるとゴルフバッグが3つ入っていた
そのうちの一つを田代が取り出し神山に渡した
神山は突然の事なので 内藤に
「どうしたんですか?」
「うん 以前使うつもりで買ったけど 使わないし、、、
それに使わないと可哀相だから だから山ちゃん使ってください」
なんとも贅沢な発言であったが ありがたい気持ちで一杯だった
「ありがとうございます 頂きます」
「そうしたら 部屋に置いて来たらいいよ」
「ええ そうします では暫く待っていてください」
神山はゴルフバッグを担いで部屋に向かった
田代も傍にある紙袋を持って神山の後についた
部屋に置くと田代が紙袋の中を教えた
ゴルフシューズやボール 手袋などなど
そのままゴルフ場に行ける贈り物だった
車に戻ると
「内藤さん ありがとうございます」
「どういたしまして 昨日家内に先を越されたからね」
「ええっ?」
「だってそうだろ ロレックスは家内からのプレゼントなんだよ」
「はあ?」
「だから 私からもプレゼントをしないと片手落ちになるだろ」
「はあ ありがとうございます」
神山は内藤社長と夫人に対し深々とお辞儀をした
4人は車に乗り込んだが運転席に内藤が座った
隣りに田代 後ろに神山と婦人が座った
「では 御殿場に行きましょう 遅くなりました」
そう言うと内藤はタイヤをきしませ発車させた
渋谷に出て首都高に入るとますますスピードが上がった
しかしこのフェアレディZは横ぶれなど無く快適に進んだ
東名高速に入るとますますスピードが上がり 神山も心配になった
そんな横顔を見ていた真奈美は
「大丈夫ですよ 一番安全なスピードですから」
神山は全然意味がわからなかったので
「こんなに早いのが 安全なのですか?」
「そう この人 このくらいのスピードでないと安定しないの」
「へぇ」
「そうなんですよ 山ちゃん 社長のスピードは知っているでしょ」
以前 内藤の運転でゴルフ場へ同乗したが
ここまでのスピードは出していないと思った
「山ちゃん 驚いた?」
「ええ 以前 こんなスピードを出していましたか?」
「いや 車によって変えていますよ
これは時々このくらい出さないといけないのです」
「へぇ~ 知らなかった」
内藤は車によってある部分でぎりぎりの性能を出してあげないと
本来持っている性能が発揮できなる事を言った
「だから なんでもかんでもこのスピードを出す訳ではないですよ」
内藤は皆に説明しながら余裕ある運転で
御殿場インターチェンジに着いた
神山はロレックスを覗いた
上原を出たのが9時を少し廻っていたので35分で来た事になる
「田代さん 平均何キロでした?」
「ええ 160をさがっていませんでしたよ」
内藤はそのままホテルまで運転した
神山はホテルに着く前にもう一度ロレックスを見た時真奈美が
「本当によく似合うわよ 大切にしてね」
真奈美が時計をはめている手を握ってきた
驚いた神山は手をどうにもする事が出来ずに
「はい ありがとうございます 大切に使いますよ」
神山が握り返すと 真奈美はうっとりとした顔つきになり頷いた
前に座っている田代から
「ほんと 山ちゃん 大事にしないと奥様から嫌われるよ」
「はい 大丈夫ですよ 大事に使いますから」
真奈美が手を離したのを合図にホテルに着いた
玄関では椿総支配人と亜矢子が向かいにきていた
4人は車から降りると 皆で挨拶を交わした
御殿場の気温は東京と違いまだ肌寒かったが
夜空には零れんばかりの 小さな星がキラキラと輝いていた
車はホテルのドアマンが屋根のある駐車場へ入れた
「椿さん 今回はありがとうございます」
「いえ 内藤さんに仕事を任せたほうが安心ですから」
同級生でお互いテニス部で一緒にプレーをしていた仲だが
挨拶はきちんとしていた
「ところで椿さん 明日の天気は?」
「大丈夫ですよ 折角来て下さったのですから」
「それは良かった なあ真奈美」
「そうですよね 雨さえ降らなければいいわね」
椿と亜矢子が4人を部屋に案内した
内藤夫妻は山側の最上階15階のスイート
田代と神山は海側の最上階7階の部屋があてられた
神山は先日宿泊した部屋ではなく事務所に近い部屋だった
田代は神山と反対側の角部屋をあてられた
椿は内藤夫妻を案内し 亜矢子は田代と神山を案内した
7階につくと最初に田代の部屋に行き その後で神山を案内した
ドアを開け中に入ると 亜矢子に軽くキスをした
最初は戸惑った亜矢子だったが なれると亜矢子が積極的になった
暫く戯れているとサイドテーブルの電話が鳴った
電話に出てみると内藤社長からで
「30分後に3階のステーキで会いましょう」
「はい 分りました」
神山が電話を切ると 亜矢子が
「今夜はゆっくりとしてくださいね」
お辞儀をする亜矢子を抱きしめキスをした
亜矢子は我慢が出来なくなる事が怖く必死で逃げた
「もう 本当に止めてください お願いです」
神山は少し怒った亜矢子の顔が美しかったので見とれてしまい
下半身はどんどんと元気になったので
「ほら 亜矢子さん 触って」
神山は亜矢子の手を自分の下半身に導いた
大きくなっている下半身を触った亜矢子は
「ねえ あなただけじゃないのよ」
今度は亜矢子が神山の手を自分の秘所へ導いた
ショーツの上からだがじっとりと湿って生暖かかった
「ねっ だから止めて 今夜は、、、」
「分った ごめんね そんな困らせるつもりではなかった」
ドアのところで再び亜矢子がお辞儀をして振り返ったときに
神山はお尻を軽く触った
亜矢子が怒っているのか
笑っているのか分らない顔でこちらをにらみ
「いい子にしていないと お預けですよ うふっ、、、」
最後は二人で笑ってその場を別れた
神山はバスルームで汗を流し髪の毛も洗い浴室を出た
冷蔵庫から美味しい地ビールを呑んでいると田代から電話があり
「山ちゃん そろそろ行こうか?大丈夫ですか」
「ええ 行きましょう ではエレベーターで待っています」
「はい了解しました では」
神山は着替えをしてエレベーターで田代を待った
間もなく田代がきて 3階のステーキハウスに入った
まだ内藤夫妻は来ていなかったが
マネージャーが二人をテーブルに案内した
カウンターを過ぎるときにコック長が軽く会釈をしたので
「先日はご馳走様でした ありがとうございます」
「美味しく食べて頂きまして ありがとうございます」
短い会話だったが 神山は又 食べに来ようと思った
テーブルにつくと直ぐに内藤夫妻とグラビアから出てきたような
プロポーションの良い女性が付いてきた
神山と田代が立ち上がりお辞儀をすると 内藤が紹介をした
「椿さん こちらが鈴やの神山部長で
こちらは横浜支店長の田代です」
「こんばんわ 今回は色々と我侭をお願いしまして
ありがとうございます 支配人を務めています椿の家内です」
椿純子は丁寧にお辞儀をし挨拶をした
改めて神山と田代もお辞儀をした
「さあ それでは席につきましょう」
片側に内藤夫妻が座り 反対側に純子を挟んで田代と神山が座った
5人が席につくと地ビールが運ばれてきた 内藤が
「では 仕事の成功を祈って乾杯」
皆がビールを飲み干すと赤ワインが運ばれ
新鮮な魚介類も程よく焼かれ運ばれた
少し落ち着くと純子も神山や田代と話をするようになった
真奈美が神山に
「純子さんは私と同じ大学だったの」
「そうなんですか ご主人同士も慶応大学の同級生でしょ」
「そうなの 私たちも同級生よ だから昔から良く遊んだわ」
神山は隣に座っている純子を眺めてしまった
初夏を思わせるライトブルーのジャケットに
白いブラウスが眩しかった
神山が見とれていると 真奈美が
「神山さん 箸が進んでいないですよ どうされたのかしら」
みなで笑ってしまった
「真奈美さんも美しいし 純子さんも美しいし 今夜は最高」
この言葉で打ち解け楽しく食事が進んだ
女性同士が大学当時からの付き合いがあると
お互いの旦那の出身校が問題になるところだが
このように旦那同士も同じ大学でそして同じクラブで活躍し
現在 企業の社長という 地位などで比べても一緒だと
比べる物差しが無く 後は子供の進学だけになるが
二組の夫婦には子供が出来ていなかった
真奈美は22歳で多摩美術大学を卒業後
アルタのデザイナーとして活躍
その時 内藤はまだ営業係長だった
5年経った時には製作部門の部長に抜擢され 真奈美を認め始めた
翌年 内藤が30歳のときにプロポーズをし 翌年結婚
一方 純子は広告代理店の博報堂に入社して活躍する
真奈美の結婚式の時に椿を紹介され 付き合いを始める
翌年にゴールインを果たす
結婚の時期については真奈美のほうが1年先輩だが
他の事についてはイーブンで何をとっても差が無かった
4人は家族ぐるみでよく遊んだが 旦那がお互いに代表になると
少しずつ離れていったが 女同士は今でも時間があれば合っていた
神山のロレックスに付いても純子と真奈美が選んだもので
純子も若手でそこまで出来る人間を知らなかったので興味を持った
内藤夫妻 純子たちは余り赤ワインを呑まなかった
神山も控えながら呑んだが お代わりの回数が一番多かった
ステーキを食べガーリックライスを食べ終えると
23時少し前だった
内藤が会計を済ませると
「山ちゃん まだ時間いいでしょ」
「ええ まだ大丈夫です」
内藤が先導して田代と歩いていると
真奈美と純子が両脇から腕を組んできた
神山がびっくりした様子でいると 真奈美が神山の耳元に
「今夜は楽しみましょうね」
そう言って純子と目を合わせていた
純子も組んでいる腕に力を入れ躰を引き寄せていた
神山が連れて行かれたところは2階にあるナイトバーだった
扉が2重になっていて中の音楽が外に漏れないようになっていた
ここは宿泊者しか利用できず
更にホテル側の認めた人しか入れなかった
ある部分 秘密のナイトバーだった
観光情報誌やホテル紹介でも記載されていない施設だった
内藤は内扉にあるカードスキャナーに自分のカードを
差し込み扉を開けた
ホールの造りは真中にステージがあり 壁周りが客席になっていた
客席はボックスシートで隣りとは壁で仕切られていた
ホールマネージャーが内藤をみて挨拶した
「宜しく頼むよ」
ホールマネージャーが頷き5人を席に案内した
席は正面に対してコの字型に作られていた
奥の真中に神山が座り両隣に真奈美と純子が座った
丁度正面を向いた格好で ステージを見ることが出来た
片側には内藤とフロアレディーが両隣に座り
もう片側には田代とフロアレディーが両隣に座った
ステージではストレッチブラとTバックだけの女性が
真中にある3本の柱に躰をくねらせ踊っていた
仕切りの壁にはモニターがあり別の角度を見ることが出来た
内藤が
「山ちゃん なにを呑みますか?」
「え~ 女性陣は何にされますか?」
「私たちは軽いのがいいわ」
「そうしたら レミーでもいいですか?」
「凄いね 山ちゃん 何でも言って下さいね」
内藤は皆の呑みものを隣りのフロアレディーに告げた
ここのボックスシートだけは特別なのか
フロアレディーが4名付いていた
他のボックスがはっきりと見える訳ではなかったが
そんなに付いていなかった
【内藤さんは凄いな 顔が利くんだ、、、】
神山が真奈美と話をしようとした時に 純子が
「神山さんは いまお一人なんですか?」
「ええ 一人もんで寂しくしていますよ」
それを聞いていた真奈美が
「何を仰っているの 神山さんの周りには一杯いるでしょ」
「そんな事無いですよ 全然いませんよ」
そんな話をしていても内藤は全然気にせず隣りに座っている
女の子と話していた
「お待たせしました」
先ほどのダンサーがアルコールを運んできた
内藤がチップの5千円札をTバックの脇に差し入れた
ダンサーが「サンキュー」と言って
ブラをはずすと内藤の顔に乳房を押し付けた
内藤が窒息するから止めてくれと叫んでも
ダンサーは止めないで楽しんでいた
それを見ていた女性陣たちは大いに笑い楽しんでいた
真奈美が
「もっと押し付けて そうよ その調子よ」
純子も
「一哉さん 久しぶりでしょ その子のおっぱい 可愛がって」
神山もうかれ
「がんばれ 内藤さん」
と応援をした時 真奈美が神山に
「私も 神山さんにしちゃおうかしら」
「ずるい 真奈美だけ そうしたら私だってするわよ」
神山を挟んで二人の女性は笑いとばした
ダンサーのおっぱい攻撃が終ると
内藤はキツイ思いをしたと言ったが顔は笑っていた
その顔と言葉を聞いて また皆で笑った
ステージでは別のダンサー2名が先ほどと同じ様な衣装で登場した
女性が見てもうっとりするようなレスビアンショーが行われた
甘い音楽にフラッシュ そしてスモークの演出
神山は撮影現場を観ている様でステージに吸い込まれた
内藤や田代も隣りの女の子と話しながら呑んでいたので
神山もレミーの御代りをお願いした
甘い音楽が今度はハードな音楽に変わった時に
筋肉隆々の男性ダンサーがストレッチのビキニで現れた
ステージでは2人の女性がその男性を取り合いしているような
コミカルだけどエロチックなショーが続いた
女性が横になり男性の唇が下半身に行った時
隣りの真奈美が腰を動かし始め 純子も両手をきつく握り始めた
神山は下半身が段々元気になるのを気にしていた
内藤が隣りの女性に耳打ちをして席を立った
田代にも目で合図をしてついて来るよう指示していた
神山は一人取り残され不安になり立ち上がろうとすると
真奈美と純子が座らせ
それを合図にボックス席の前にカーテンが下りてきた
ボックス席の中にはフロアレディー2人と神山達3人が残った
カーテンが一番下まで来ると照明が一段と暗くなった
フロアレディー1人が出てゆくと
まず真奈美が神山の下半身を触ってきた
フロアレディーが着ているものを脱ぎだし
小さなTバック1枚の姿になった
テーブルの上に座り大きく開いた両足は神山に大事なところを
こすりつける格好になった
神山は真奈美が触っている事もありどんどん大きくしていった
真奈美が時々躰をぴくぴくさせているので見てみると
神山を触っていないもう片方の手で自分を触っていた
スカートの裾をかなりまくり上げているので良く見えた
暫くすると純子がジッパーを下げてきた
二人は慣れているのか 共同作業に戸惑いは無かった
ジッパーを下げられた時に 腰を浮かしズボンを膝まで下ろした
真奈美と純子は目を見合わせ 神山の肉棒にしゃぶりついた
神山は両手で二人の秘所をショーツの上からまさぐった
真奈美は自分で触っていた事もありびっしょりと濡れていたが
純子の秘所はまだおしめり程度だった
体勢がきつかったので ソファーに横になると
神山の顔に真奈美が跨り秘所を愛撫してもらった
どんどんと湧き出てくる体液で顔中が大変だった
肉棒は純子が愛撫してくれていた
あまり上手ではなかったが どんどん大きくなってきていた
純子の秘所はフロアレディーが愛撫をしていた
どんどん大きくなり純子に
「もうだめです 出ちゃいます お願いです」
その時 神山の顔に跨っていた
真奈美ががくんがくんと躰を揺らせ腰を浮かした
純子も肉棒から唇を離すと躰をぴくぴくさせ昇天してしまった
取り残されたそのままの肉棒はフロアレディーが愛撫した
フロアレディーは神山に向き合う格好で肉棒を挿入させ
彼女はおもいきり腰の上下運動を行った
暫くすると感じてきたのか息ずかいが荒くなり
顔にもうっすらと汗をかき 膣がしまってきた
神山はどうにも我慢が出来ず 発射することを告げると
彼女は間髪おかずに膣から肉棒を抜き出し 神山から降りると
跪いて神山の肉棒に口をあてがいフェラチオをして発射させた
神山は気持ちよさからか放心状態でいると 真奈美や純子が
「やっぱり 本物が欲しいわね ねぇ」
「ええ 触っただけじゃ ねぇ」
「ねぇ あなた良かったでしょ」
フロアレディーは心得たもので
「ええ ここに来られる方は 皆様凄いですよ」
神山はフロアレディーに丁寧にふき取られさっぱりとした顔になり
婦人達もお絞りで綺麗にしたのかきちんとした格好になっていた
フロアレディーが女性達を先に返すので待っていて下さいと言われた
「神山さん 今度お時間を作ってくださいね」
帰り際に真奈美と純子からお誘いがあった
神山が頷くと真奈美と純子がキスをしてきた
二人が出て行くともう一人のフロアレディーが神山を迎えにきた
付いてゆく時に
「他の男性陣は?」
「申し訳ございませんが分りません ここのルールで
他のボックスの方に付いてはお教え出来ない事になっているのです」
神山はどうしたのか考えながら 付いてゆくとドアで
「このドアの向こうはVIP様専用の化粧室です」
そう言われモニターを見ながら誰もいない事を確認して開扉した
神山は化粧室の鏡で自分の格好を点検しそこを出た
先ほどの入り口脇にあり 自分の部屋まで一人で帰った
部屋に入るとリビングテーブルにメモが置いてあった
【内藤さまから メッセージがございます
お戻りになられましたら 内線7200までお願いします
マネージャー 桜川亜矢子】
亜矢子に連絡をとらないといけないが なんとなく気が引けた
ナイトクラブでの出来事の後にすぐに亜矢子と会えるだろうか
亜矢子の目を直視できるだろうか
神山は悩んだが冷蔵庫の地ビールで誤魔化した
内線7200番をプッシュすると 待っていたかのように直ぐに出た
「私 矢田部愛です 神山様
メモを読んで頂きましてありがとうございます
これから 内藤様のメッセージをお届けします」
「はい お待ちしています」
神山は亜矢子でなくて良かったと思った
地ビールをもう一本呑んでいると
入り口のチャイムが鳴ったので出てみると
「神山様 こんばんわ」
矢田部愛が深々とお辞儀をして挨拶をした
神山が部屋に招き入れると付いてきた
「神山様 こちらの封筒が内藤さまからのメッセージでございます」
渡された封筒の中には現金とメッセージが入っていた
神山が確認をすると
矢田部は部屋を出ようとしドアのところで挨拶をした
「ありがとうございます 何かございましたらお電話を下さい」
「どうもありがとう ところで桜川さんは?」
「はい 今は仮眠に入っています 何かあれば伝えますが、、、」
「う~ん では起こすと大変だからそのままに寝かせましょ」
矢田部はくすっと笑って再び挨拶をして出て行った
神山は内藤からの封筒から現金とメッセージを出し読み始めた
【山ちゃん お疲れ様 楽しんで頂けましたか?
一つ 守ってください それはご婦人達の事を、、、
私も椿氏も容認していますが 公にはしたくありません
分っていただけると思います お願いしますね 他言は無用です
明日は田代君と朝食をした後に 副支配人の橘 啓祐氏が
仕事を見ます ほぼ デザインは決まっていますが
山ちゃんのご意見をお願いします 打ち合わせ開始時間は
9時からです それと田代君は11時前に出てもらいます
山ちゃんには申し訳ないけど 一人で帰ってもらう事になります
封筒には少しばかりで申し訳ないけど 気持ちです
これからも 当社の仕事をよろしく頼みます 内藤一哉】
神山は読み終わった後
今までの謝礼金はご婦人達の件も含まれているのだと思った
大変な秘密を知り得た事に戸惑ってしまった
しかしわりっきって考えれば
あとくされの無い男女の付き合いが出来るので
先方の言う事を聞いていれば
マイナスには成らないだろうと考えた
地ビールの3本目を呑み始めた時に携帯電話が鳴った
ロレックスを覗いてみると24時を少し廻っていた
「はい 神山ですが」
「杉田です 遅くにすみません 今大丈夫ですか?」
「うん どうした」
「実は造花の件ですが、、、」
「造花は今夜は入るだろ」
「ええ それが先ほど社長がきて言うには
サンプルと違った物を納品できないので 明日の夕方に
サンプル同様の造花を納めます と言われたんです」
「そんな ありがたい話だが 夕方で間に合うのか?
倉さんはどうしている」
「ええ 倉さん 徹夜と決めているのでまだ戻ってこないんです」
「行き先はいつもの居酒屋だろう」
「ええ 先輩に電話する前に心当たりを何軒か
探したんですが いないんです」
杉田はデコレーター仲間に聞いたりして探し回った事を伝えた
「分った 社長の電話は分っているから こちらから指示をする」
「はい すみません お願いします」
「うん 社長も一生懸命で気持ちは分かるけれど
飾り付けの時間の事を考えてくれないと困るな」
「ええ 出来れば 明日の昼までなら何とか間に合うと思いますが」
「分った 社長と連絡をとるから 翔は連絡を待っていてくれ」
「はい 分りました」
神山は電話を切ると 造花屋の社長に電話をした
「神山ですが こんばんわ」
「こんばんわ 神山部長 すみません」
「ところで社長 出来れば明日の午前中に納めて欲しいのですよ」
「そんな 無理ですよ 神山部長
時間が無いのでどうしても夕刻になってしまうんですよ」
「だったら 今まで作った サンプルと違うのもあるでしょう」
「ええ 断られた物はあります しかしご注文の半分程度です」
「それで結構 そしてサンプル同様はどのくらい出来ているの?」
「約半分程度でです」
「そうすると 注文数は出来ている訳ですね」
「ええ 少し多めになりますが、、、」
「そうしたら 社長 これからそれを全部 納品してください」
「しかし 違うと困るでしょ、、、」
「それは困ります ですから違うのは今のが出来次第交換です」
「ええっ そんな」
「当り前でしょ サンプル通りの仕上がりでない 納期も遅れたし」
神山は造花屋の社長に現在ある造花の納品と
出来次第の交換をきつく言い指示した
電話を切ると杉田に電話をした
「杉田です どうでした 連絡を待っていました」
「話がついた 今夜これから納品してもらう 注文数全部だ
しかし サンプル同様は半分 後は出来次第交換で話がついた」
「先輩 今 倉元さんがここにいます 替わります」
「おう 山ちゃん 大変な事になったな 大丈夫か」
「ええ 今 翔にも伝えましたが 員数はあるので
これから納品させます サンプル同様が半分でその他は
出来次第交換です なので 1階周りやウインドーなどは正規で
他の階は誤魔化しましょう どうでしょうか?」
「おう そうだな ウインドーで入れ替えはきついからな」
「では 倉さんお願いします」
「おう 大丈夫だ 今夜くれば問題ない」
「はい 翔に替わってもらえますか」
「おう 翔 部長さまからだ はい杉田です」
「いいか 倉さんの振り分けをきちんと聞いて設置してくれ」
神山は造花の各フロア振り分けを
倉元の支持どおり行って欲しい事を伝えた
「それで 先輩 明日はどうされますか?」
「明日は分らないから 翔に任せる 頼むぞ」
「そんな だって先輩がいないと 心細いです」
「ばか言っているな 倉さんも居るだろ 倉さんの面倒をみろよ」
「はい 分りました」
神山は電話を切るとほっとしたが
果たして杉田がどこまで指示通り出来るか不安だった
ほっとしてソファーでボーとしていると携帯電話が鳴った
「はい 神山ですが」
「私です 大丈夫ですか?」
電話は祥子からだった
「うん 大丈夫だよ」
「今 何回も電話したのに話中だったから どうかしたのかと思って」
「はは さては他の女と遊んでいると思ったの?」
「違うけど、、、」
「今 銀座と連絡をとっていた 造花の件で大変だよ」
「今夜入って来る造花?」
神山は経緯を話しニーナ・ニーナのブティックには
どちらの造花がいくか分らない事を伝えた
「大変ね 私は先ほど帰ってきました 楽しかったわ」
「良かったね 明日又 連絡するよ」
「遅くなりそう?」
「うん 多分遅くなると思う」
「はい では気をつけてね おやすみなさい」
「うん おやすみ」
神山はテーブルの上に置いた現金を調べてみた
1万円札が20枚もあった -------20万円
ご婦人達の口止め料なのか仕事の謝礼なのか、、、
神山は亜矢子もブレスレットを欲しがっていたのを思い出し
このお金は亜矢子のプレゼントに使おうと決めた
眠気がしてきたので 急いでベッドに潜りこむと
亜矢子の透き通る肌を思い出しながら寝入ってしまった
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