2013年12月29日日曜日

紫陽花 2 - 47 Vol. 3



「さあ 金貨を見にいこうか」
「ええ でも祐子さんの分はどうするの」
「うん 連れてくるよ 彼女曰くスカートは微妙だから実際に穿いてみないと
分らないと言っていたよ」
「そうね 若い子は特に私と違ってプリンプリンですものね」
「いや 洋子もプリンプリンで気持ちがいいよ」
「はいはい ありがとうございます」
貴金属売場に行くと金貨が色々と並んでいた
神山と洋子がガラスケースを覗いていると課長が近寄って来て神山に
「神山次長 如何ですか 金は価格が変動性ですが財産として
持っておかれても価値がございますよ」
神山は金貨の価格をみると9999品質で4万円だった
「洋子 どうする だって5年ほど前はグラム5千円とかしていたでしょ
今は高くても1400円だもの 逆にこれから高くなればいいけどね」
「そうね 1枚あたりの価値が低いかしら もっと高価なダイヤとか」
「おいおい それは行きすぎでしょ 4万円の金貨を例えばニアピン賞とか
ドラコン賞で使うか」
「そうね ニアピンだけじゃなくて グリーンにオンしたら1枚とか」
「そうだね そうしよう そうしたら公平に渡るかな」
「ええ 例えばショートで2打でオンしたら1枚とかね」
「女性にもチャンスはあるね」
「ええ 女性のスコアで考えていけば結構あるわよ」
神山は洋子のアドバイスで金貨を200枚買い商品券で800万円分
支払うと店員が応援を求めて数え始め確認すると神山は
「催事課の隣りに次長室があるが 1時間後に持ってきて下さいね」
店員は頷き傍にいた課長が神山に
「神山次長 ありがとうございます もし宜しかったら地金も如何でしょうか」
「ははは ゴルフ場に地金はないでしょ」
「えっゴルフの景品ですか へぇ~ 済みませんでした」
「課長 周りに話さないように 噂が流れると煩いからね いいね
噂を耳にしたら君はすぐに左遷だよ それより売上を伸ばす事を考えて」
「はい 畏まりました」
「先日のジュエリーフェアーでも昨年を下回ったでしょ
顧客の開拓をおろそかにしているからだよ 
今は 外商を頼っては駄目ということが分らないのかね
もっと勉強をしないと そのうちどこかに飛ぶよ」
「はい よくご存知で ありがとうございます 勉強をします」

二人は次長室に戻ると神山はカトリアーナに電話をした
「神山さん 昨日はごめんなさい どうしても外せなかったの」
「うん いいよ それで今日アレックスのゴルフクラブセットを送りました」
神山はゴルフコンペの話をすると
「わぁ~いいわね 私はお遊び程度だから でもお手伝いはするわ」
「ありがとう それでウェアーやシューズも揃えようと思っているんだ
出来れば東京に来れる日はあるかな」
「ええ 18日から22日まで5日間お休みよ
神山さんさえ良かったらそこの家にいたいな~」
「うん いいよ そうしたら17日夜か18日に迎えに行くよ」
「ほんと ありがとうございます 待っていますね」

電話を切るとすぐに電話が鳴った
「はい 神山ですが」
「桃子です こんにちわ」
「やあ こんにちわ」
「実は今 引越し屋さんから連絡が合って引越しは16日の火曜日の
午前9時からで決定しました」
「よかったね そうすると15日から17日まで
お休みだねそれはOK貰った?久保チーフに」
「ええ 由貴先輩に話をしてOKを頂いて久保チーフもOKです」
神山はゴルフセットを送った事を知らせウェアーやシューズも
揃えると伝えると
「そうしたら17日が由貴先輩もお休みなんですよ 
その時に一緒でも構わないですか」
「うん わかった 17日に予定を入れておくよ
由貴にも話しておいてね お願いしますね」
「は~い 分りました ありがとうございます」
神山は電話を切ると
「ふふふ 大変ね 女の子が多いと でも生き生きしているわよ」
「おいおい 僕が進めないと駄目でしょ もう
でも応援というかギャラリーが3人になったよ
あっそうだ 亜矢子に連絡をしないといけないな 忘れるところだった」

神山は亜矢子に電話をして女性の宿泊者が1名増えた事を伝えた
「そうすると 由紀枝さんと祐子さんの部屋にカトリアーナさんね
わかったわ でも凄い人数ね」
「うん お手伝いで参加をしてくれるんだよ 助かるよ
それと亜矢子のところにゴルフセットを送ったよ」
「えっ ほんと わぁ~嬉しいわ この間デパートで見ていたの
アレックスの新製品が評判がいいって」
「それだよ」
「えっ だってパターを入れて135万円のセットでしょ」
「うん キャディーバックとポロシャツも一緒に送りましたよ」
「わぁ~嬉しいわ ありがとうございます」
「そのうち皆で出来るように時間を調整するよ」
「ええ 事前に分れば由紀枝さんと一緒に休めるわ お願いします」
神山は電話を切ると洋子に
「洋子 よかったよ 亜矢子もあのクラブを買おうとしていたんだって」
「良かったわね 喜んでいたでしょ」
「うん 大喜びさ 良かったよ」
神山は次長席でタバコを吹かし冷蔵庫から缶ビールを出し洋子に渡すと
「まあ 少しは進んだね 乾杯」
神山はソファーに座り寛ぐと洋子が
「ねえ あの風呂敷包みはなに さっき協会から来た時に持ってきたわ」
「あっ忘れていた」
神山は洋子に田中製缶の社内不倫や社内売春の件を掻い摘んで説明し
「まだ開いていないんだ いけない」

神山は包みを開くと現金と人事命課のコピーで日付が空白の書類が
同封され 書類の空欄にはメモがあり総務人事担当顧問で
迎えたいと書かれていた
給料は150万円 顧問手当てが300万円 賞与7月10日と
12月10日の2回 各5ヶ月分
神山は洋子に見せると
「いいお話しね でも解決策はあるの?」
「うん 食品協会の眞鍋香織とも話したけど出てこないよ
彼女も言っていたけど 体を売れば安易にお金が入るし 
SEXしたければ妻子がいても求めてしまう
そうすると我慢している人はばかをみるようで自分もその仲間に入る
その輪が大きくなっている そんな構図ですかねって」
「そうね 女子社員が我慢する事を覚えて男性も自粛するのね」
「でもね どうやって我慢させるかだよね もしかして女子社員のなかで
音頭をとっている人間がいれば簡単だけどね 親分潰せばいいことだし」
「でも その裏に男性社員がいると怖い話しね」
「うん やくざの世界だね でも可能性は高い確率であるね」
洋子はPCを操作していたが神山に
「ねえ 田中製缶でしょ」
「うん なにか出てきた」
「いいえ 何も出てこないわ そうすると秘書課とか総務が握りつぶして
報道されないようにしているのね」
「業績はどうなの」
「ええ 悪くはないわよ だって関東では1位か2位でしょ
表面に出てこないわよ」
神山は再びソファーでタバコを吹かし考えた
「洋子 辞めよう 怖い話は止めておこう これは僕の仕事じゃないよ」
「そうね 相談するところが違うわね
でも どうしたらいいのか あちらさんも分らないわね」
「仕方ないよ 電話をするよ」

神山は田中製缶の社長 山下敬三に電話をした
「はい 山下ですが」
「食品協会の神山です 今日はわざわざ協会にきて下さって
ありがとうございます」
「あっ神山理事ですか メモを読んで頂けましたか」
「ええ 結論から申し上げますと この話はお受けできませんね
結構 裏があるようで怖いですね」
「そうですか 私も何かあると思っているんですよ
普通の社内売春ではないような気がしているんです」
「失礼ですが山下さんはまだお若いですよね」
「ええ 先代の社長が私の父親でして早くに亡くなったものですから
私が急遽社長に抜擢されました」
「考えられるのはそこの会社で実力を持っている人が怪しいですね
それで提案ですが探偵を雇ってみるといいでしょう
ここに有るお金は全てお返ししますから調査費で使ってください」
「いえいえ それは私の個人的なお金ですから受け取ってください
それに今言われたアドバイスを聞くことが出来ましたし」
「それでは頂きます あとはその探偵が駄目な時は警察に報告をして
助けて貰うしかないと思いますよ」
「そうですね」
「探偵と言ってもぴんからきりまでいますから充分信頼がおける人間を
探されるといいと思います
あと個人でなくて会社の方がいいかも知れませんね」
「そうですね ありがとうございます 早速探します」
「ええ ご期待に添えなくて済みませんでした」
「そんな事はないですよ いいアドバイスが頂けましたから」
「では 失礼します」

神山は電話を切り洋子に報告をすると
「その社長さんって 相談する人がいないんでしょ きっと」
「うん そんな感じだね」
「だって 社長交代は昨年ですもの 絶対に黒幕がいるわね」
「そうだね まあこれも試練だよ 乗り越えて貰わないとね」
「そうね これからのことを考えるといいチャンスよね」
「うん そうすれば実質ナンバーワンになれるからね」
神山は現金の包みを開けると5千万円入っていた
ロッカーの鍵を開けると5千万円を仕舞い祐子に電話をした
「祐子です」
「どうだい 具合は?」
「ええ 随分と楽になりましたよ」
「そうか それだったら外で食事が出来るね」
「わぁ~嬉しいわ ほんとですか」
「うん そうしたら6時過ぎに帰るからね」
「は~い 分りました」
神山は洋子に
「今夜 駅前寿司にいこうか」
「ほんと 誘って頂けるんですか 嬉しいわ」
「そうしたら桃子も誘うね」
神山は桃子に電話をすると
「はい ニーナ・ニーナの安田でございます」
「おっ いいね 神山です 今夜終ったら駅前に来なさい
先に行っているから 由貴も誘っていいよ」
「わぁ~嬉しいわ ありがとうございます でも由貴先輩お休みだから」
「うん よろしかったらどうぞ ですよ」
「は~い 分りました」
「じゃあ 寿司屋でね」
神山は電話を切ると洋子に
「そろそろ上がろうよ」
洋子はニコニコしながら神山にキスをして
「もうすぐ終るわよ 待っていてね」
神山は頷くとスカートの上から秘所をポンポンを軽く叩いた

上原の駅前寿司ではいつものように美味しい魚を客に出していた
祐子と洋子 神山はいつものコースで魚を味わって食べていた
19時を過ぎると桃子が仲間に入り楽しく話をしていた
20日のゴルフの話になると桃子が
「祐子さんや由紀枝さんもゴルフは出来るんでしょ
だったらどこかで 何かの形で参加すると面白いでしょ」
「そうだね まだ決めていないんだよ」
祐子は桃子に
「でも みていて応援するのもいいわ それにドラコンや二アピンなど
旗を立てたり楽しいでしょ」
桃子は考え込み暫くすると神山に
「神山さん ドラコンや二アピンのホールは応援の人にも打たせてあげれば
楽しくなるでしょ」
「そうだね そのアイデアは頂だね その一打で済む訳だからね」
洋子も
「そうよ そうすればその子達も楽しくなるわ」
祐子が神山に
「神山さん 私たちにトランシーバーを買ってくださいよ
そうすれば各選手の状況がリアルタイムで分るでしょ
例えば こちら1組3番ホール 神山選手フェアウェイ真中とか
神山選手右のラフに入りボールを探していますとか
後の組に教える事が出来るし楽しいいわ」
「うん そのアイデア頂だ 明日にでも揃えるよ 
洋子 やっぱり色々と聞いてみるもんだね」
「ええ 楽しく出来るようみな考えてくれるわね」
3人の女性は色々と楽しくしようと意見を出し合い楽しい時間が過ぎた
22時になると神山が3人に
「さあ そろそろお開きにしようよ」
そう言うと帰り仕度をし神山が清算をしてお店を出た
「洋子 桃子は千駄ヶ谷だから洋子が送ってくれるかな
明日は 桃子の家具など搬入だから2時か3時に行きます」
「は~い 分りました ご馳走様でした」
神山は洋子にタクシー代を渡し 神山達もタクシーを拾い家に帰った 

赤坂のスタジオに戻ると祐子にキスをして
「さあ ゆっくり寝なさい 明日はゆっくり寝ていていいよ」
「は~い 分りました お休みなさい」
神山は2階の主賓室に行くと浴室に入りシャワーを浴びてジャグジーで
寛いでいると祐子が入ってきて神山に
「ふふふ 一緒に入らせて」
神山が頷くと湯船に入り神山に
「体を洗わせてね」
祐子がキスをすると肉棒を愛撫しどんどん大きくしていった
湯船から上がると神山の背中を洗い乳房を背中に押し付けながら
肉棒を激しく愛撫すると神山はたまらなくなり
「祐子 でるよ」
祐子はすぐに神山の前に座りおしゃぶりをすると神山は発射をして
「祐子 気持ちよかったよ ありがとう」
祐子は口を濯いだ後に神山とキスをした
「ねえ 一緒に寝てもいい?」
「うん 僕は大丈夫だよ」
祐子は嬉しくて歓んだ
ベッドに入るとき祐子はタンポンとシートで頑丈にガードをした
「ねえ 私に気を使わないでいいですよ 一緒にいると嬉しいけど」
「うん ありがとう 祐子は優しい子だね」
二人はキスをして抱き合って寝た

6月12日 金曜日 曇り
「ねえ 起きて 神山さん」
「う~ん あと5分寝かして」
「もう これで2回目よ 起きて早く」
祐子は昨夜早く寝たので今朝も6時30分に起きた
神山とSEXできない事で後ろめたい気持ちはないが
普段よりもっと神山に尽くせたら幸せと考え今朝は早くから起きて
普段と違う朝食を準備した
「う~ん わかった 起きます」
祐子は神山が起きてくれたのでキスをしてキッチンに戻った
神山は熱いシャワーを浴び体をシャッキとさせるとテラスに出て
ビールを呑みながらのんびりと庭を眺めていた
普段 余り気にしていなかったが 庭にある紫陽花が 
少しずつ色をつけて咲いてきた
家具の搬入がある午前中だけは雨が降らないよう祈った
神山はトランクス一枚で下のスタジオに行くと
ダイニングテーブルに朝食の準備が出来ていた
和風の朝食だが一品一品が時間の掛かる料理だった

神山と祐子はビールを呑みながら箸を進めると祐子が
「お口に 合いますか?」
「うん 全部作ったんでしょ」
「ええ」
「美味しいよ 大丈夫だよ」
祐子は神山との時間を幸せに感じ嬉しかった
食べ終わると神山は
「祐子 そういえば公休はどうしたの 僕も忘れていたよ」
「ふふふ 前にも話しましたが どこにも行かないし
ここで過した方が快適ですよ だからあなたが居ない時が公休です」
「でも僕は はいそうですかとも言えないしね 困ったね」
「でも 一杯休んでいるし あなたさえ良かったらこのままでいいですよ」
「そうか わかった」
神山はお茶を飲むとソファーに横になり祐子に
「ねえ 30分寝かしてね」
「ええ 大丈夫よ」

神山は30分経って起こされると体にタオルケットが掛けられていた
「祐子 ありがとう」
神山は祐子にキスをすると2階の主賓室で出かける仕度をして
バッグに現金とギフトカードを詰めてスタジオに下りた
「祐子 これは夏のボーナスだよ」
神山は現金300万円とギフトカード200万円分を手渡すと
「えっ そんなぁ~ いいですよ」
「じゃあ 仕舞うよ」
「わぁ~ 頂きます ふふふ ありがとうございます」
「うん 祐子の素直さが好きだよ」
神山は出かけるときに祐子の秘所をポンポンと軽く叩き
「じゃあ 行ってきます」
「もう朝から 行ってらっしゃい」
祐子はニコニコして神山を見送った

真紅のポルシェに乗ると千駄ヶ谷に走り桃子の部屋に向った
部屋に着くと桃子は玄関で抱きつきキスをした
「さあ 用意は出来ている?」
「ええ 大丈夫ですよ 書類も一応準備したしOKです」
二人は代々木の新しい部屋に向うと空が段々と暗くなった
「もつといいね 家具が濡れると嫌だからね」
「ええ ほんとね」
話しているとマンションにつき車を駐車場に止め部屋に入った
神山と桃子はガラス戸を開けて空気を入れ替えたり簡単な掃除を始めた
桃子の携帯がなり出てみると輸入家具屋からの電話で
雨の心配があるので出来ればこれからお届けしたいと言われ
桃子もお願いしますと答えた
暫くすると家具の搬入が始まり1階のエントランスに全て運び込まれた
順番にエレベーターで部屋に運び込まれ開梱作業が始まると 
今度は家電量販店の冷蔵庫など運び込みが始まった
家電製品が運ばれ指示した所に設置されるとタイミングよく
電気屋の通電が行われガスの開栓作業と安全点検が行われた
全てが終る頃に水道の開栓が行われると12時になっていた
神山は試しにクーラーを入れると静かに涼しい風が気持ちよかった
桃子はベッドを見て神山に
「神山さん 結構大きいのね 売場ではそんなに感じなかったけど」
「うん でもこのベッドなら縦に寝ても横になっても寝られるよ」
桃子は神山に抱きつきベッドに倒れ込むとキスをした
神山もベッドで戯れたかったが
「桃子 お昼を先にしようよ」
「そうね 何処で食べましょうか」
「そうしたら 渋谷に出ようよ あそこのホテルでいいでしょ」
「わぁ~嬉しいわ 中華がいいわ」
二人はシブヤ ハイアット ホテルの地下に行くと中華料理店に入った
神山はいつものように生ビールと単品の料理を注文した
食事が進むと桃子が招輿酒を呑むようになったが神山は生ビールにした
「ねえ 桃子 車の運転は?」
「ええ 出来ますよ」
「そうしたら 引越しが終ったら車をかおうね」
「えっ でも」
「大丈夫だよ 僕が出すから そうすればお買い物も楽しく便利になるよ」
「ほんとですか 私 今CMで流れているマーチがいいわ」
「うん わかったよ」

食事を終えお店を出ると輸入ランジェリーのお店に入り
カトリアーナが購入したブラジャーショーツセットを勧めた
桃子も大変気に入り8万円のセットを選ぶと
「ねえ神山さん 5セット買ってもいいかしら」
「いいよ 今 20%OFFだからもっと買っておけば」
「ふふふ でも又 来た時に買うわ」
神山は32万円をギフトカードで支払い店を出た
桃子は嬉しくて神山に抱きついて歩いていた
真紅のポルシェに乗ると代々木のマンションに向かい
途中の酒屋で缶ビールやブランデーなどを買い部屋に戻った
二人はすぐに浴室に入り湯船に浸かると神山は桃子を抱き寄せキスをした
浴室で交わり部屋に戻るとクーラーが効いていて気持ちよかった
ベッドでも桃子が積極的で神山も果てて寝てしまった
目が覚めると桃子が隣りでまだあどけなさを充分残した寝顔があった
神山が乳房を愛撫していると桃子が目を覚まして
「気持ちいいわ」

神山は乳房に顔を埋めると桃子は神山の頭をなでた
「さあ 会社にいくぞ」
「ふふふ は~い 分りました 私も支度しますね」
二人は出かける仕度をすると神山が桃子に現金200万円とギフトカード
300万円分を渡した
「えっ こんなに頂けないですよ」
「ほんと? じゃあ仕舞うよ」
「わぁ~ 頂きます ありがとうございます」
真紅のポルシェは千駄ヶ谷の桃子が住んでいるマンションに向った
駐車場に着くと雨が降ってきて車の中でキスをすると桃子が
「引越しの時はお願いします」
「うん 9時だよね だから少し早く来るよ」
桃子は再びキスをすると 神山は玄関で桃子を降ろすと手を振った

真紅のポルシェは銀座に向かい車をホテルの地下駐車場に止めた
神山は次長室のあるビルまで駆け足をして部屋に入った
「やあ こんにちわ 遅くなってごめんなさい」
「まあ 濡れているわ 傘は差さなかったの」
「持っていたけれど まあ面倒で差さなかったよ」
洋子はタオルを出して神山の肩とか濡れているところを拭くと
Gパンの上からおちんちんにタオルを宛がって柔らかく揉みはじめ
「ねえ 今夜 お泊りできるの いいでしょ」
「じゃ 久しぶりに代々木ホテルか」
洋子は顔を真っ赤にして神山にキスをした
神山は次長席に座ると書類に目を通し終ると洋子に
「今夜は向こうで食べるようにするか」
「ええ 何にしますか」
「うん あるものでいいよ たまには」
「缶詰も一杯あるし そうしましょ サラダを買って来ますね」
洋子は店内にいき神山はGプロの部屋に行った

神山は佐藤部長と話すと
「山ちゃん 各ブース共もう大体出来てきましたよ」
「それは良かったですよ」
神山は各担当者が書いているパースを見て廻った
全員のをみて神山はリーダーの高橋に
「良く書けているますよ孝ちゃん でも一つ追加をお願いしたいんだ
外観のパースはもう上出来でOKですが 例えば平面でここの感じは
と聞かれた時に絵で説明した方が分り易いと思う そこで
敷地の平面に構築物を落とし込み ポイントとなるその断面を
パースでもいいし PCのイメージでも構わないので欲しい
そうすればA案にしろB案にしろ完璧じゃないかな」
「うん わかった さすが山ちゃん 押えていますね」
「うん 言葉は受ける方が勝手に想像するから厄介だからね」
「そうしたら今日中にある程度決めていきますよ」
「うん お願いしますね
それから佐藤部長 これまた夕飯に使ってくださいよ」
神山は佐藤部長に商品券100万円分を渡すと
「山ちゃん これは貰いすぎだよ」
「いいでしょ 足りなくなったら言って下さいね」
神山はGプロの部屋を出ると次長室に戻った

時計を見ると18時を差していたので神山は祐子に電話をした
「祐子です」
「神山です 今夜は帰れなくなった だから早く寝てくださいね」
「は~い 分りました 気を付けてね」
神山は電話を切ると洋子が遅いので仕度をして洋子を待ち机を見ると
サラダは置いてあるので どこに行ったのか考えていた
暫くすると洋子が戻ってきて
「ごめんなさい 本社の秘書課にいっていたのよ 書留です」
「ありがとう サラダがあって どこに行ったか考えたよ」
「ごめんなさい すぐに帰るつもりが話をしてしまったの」
「書留は明日にしよう 送り主のリストもあるしね」
「ええ 助かるわ」

二人は代々木の部屋に入るとガラス戸を開け換気扇を回した
神山は浴室の掃除を済ませると湯船に湯を張った
洋子は嬉しいのか鼻歌を歌いながら簡単に掃除を済ませた
ソファーで一息つくと神山が
「一緒に入ろうか」
「ふふふ どうぞお一人で その間に食事の仕度をするわ」
「うん ありがとう ではお言葉に甘えてはいります」
神山は洋子のお尻を撫で浴室に行った
シャワーで簡単に洗うと湯船に浸かった
ジャグジーを入れると気持ちよく疲れが取れるような気がした
風呂からあがりソファーで寛ぐと洋子が
「ねえ 本当に簡単な食事よ ごめんなさい」
「うん いいよ」
テーブルに並べられた料理は缶詰と分らないものばかりだった
洋子が準備が出たという事でテーブルに着き食事をした
「しかし 2週間ぶりか」
「ええ そうよ ここも可哀相よ」
「どうだろう ここを僕が借りて洋子が住むのは」
「ええ いいと思うけどやはり母がいるし難しいわ」
「そうか まあアルタで何か言って来たら考えよう」
「ふふふ そうね でも内藤さんもあなたに言えないでしょ」
「うん そうだね」
二人は食事を終えるとソファーで寛ぎTVを見たり過した
寝る時間になると洋子が積極的に神山と交わり
「久しぶりだわ 二人きりでゆっくりSEXできるの
やっぱり こちらの方が満足するわ」
「そうか でもみんなと一緒の時も喜んでいたよ」
「ええ でも二人きりだと独占しているって感じかしら ふふふ」
洋子は貪欲に神山を求め満足していた








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2013年12月24日火曜日

紫陽花 2 - 47 Vol. 2



席に戻ると由紀枝は神山に
「ねえ 具合はどうだったの」
「うん 大した事は無いよ すぐに出てくるんじゃないかな」
由紀枝は神山が戻ってきたのでまた箸を動かし大将と話しながら食べた
神山が今月20日のゴルフコンペの話をすると
「わぁ~ 行きたいな ねえいいでしょ 20日は休みだし
わかったわ 今日20日に5部屋予約が入ったの 内藤様から それね」
「うん そうだよ」
「でも私 泊まっても大丈夫かな」
「大丈夫だよ 内藤さんの方でお金を払うって言っていたから
それだったら 僕が亜矢子に聞いてみるよ 部屋割りもあるし」
神山は亜矢子に電話をすると
「まあ 1日2回も電話を貰うとは珍しいわね」
「うん 20日の件だけど 内藤社長から5部屋予約が入ったでしょ」
「ええ 嬉しいわね 有料だし」
「それで 由紀枝も勤務が終ったら一緒に仲間と泊まりたいという事だけど
大丈夫ですか?」
「ええ 大丈夫よ それでお部屋はどうするの 
内藤様は部屋割りについてはあなたと決めて欲しいと言っていたわ」
「1部屋にベッドを5つ入るかな」
「えっ 5台も あなたの部屋でしょ」
「うん シングルだよ」
「スイートのお部屋でダブルが2台だから 後はシングル1台ね
入らない事は無いけれど しかし翌日ゴルフでしょ 大丈夫?
ねえ 男性の数と女性の数を教えて ちゃんと考えてあげるから ふふふ」

神山は亜矢子に同じ会社や違う会社でも昔友人やきちんと説明すると
「ジャック夫妻で一部屋 洋子さん由貴さん桃子さんで一部屋
アルタさんの男性3人が一部屋 小谷美佳さんと篠原涼子さんが一部屋
あなたとアレックスJrさんが一部屋 由紀枝さんと祐子さんが一部屋
だから一部屋不足ね でもあなたのTJを使えば一部屋は大丈夫よ」
「うん お願いしますね 女性2人の部屋にもしかしたら一人女性が
入るかもしれないけど分り次第連絡するよ」
「ふふふ しかしあなたも知らないうちに増やしたわね」
「まあ しかし小谷美佳と篠原涼子はただの人だよ 誤解しないでね
そうだ今14名だけど 19日の夜はステーキハウスにしようと
思っているんだ 美味しいしね そこで14名か15名分の場所を
確保して欲しいんだ
それと 内藤さんとは別に料金を10万払うから美味しいお肉を
用意して貰えるかな」
「いいわよ 歓ぶわよ店長が それに量も2倍までは無理でも増やせるわ」
「ありがとう 助かるよ そのお金は由紀枝に渡しておくからね」
「いいわよ 当日でも」
「うん でも忘れるといけないし そうだワインも入れて20万円渡すよ
そうすればホテルの方にも多少廻るでしょ」
「ええ ありがとうございます そうしたら由紀枝さんに渡しておいて
ホテルの領収書を渡すわね 15名で30万円なら
うちの売上も悪くないですもん 由紀枝さんの売上が出来るわよ」
「わかった 感謝するよ では追加は分り次第に」

電話を切ると由紀枝にOKサインを出すと
「わぁ~嬉しいわ 今 メモを覗いていたけど祐子さんと一緒?」
「うん亜矢子も良く考えてくれたよ はっきりと翌日はゴルフでしょうって」
「まあそうね でもあなたが私たちのお部屋に来ればねえ、、、ふふふ」
「おいおい 翌日のスコアに響くよ まあそこは適当にね」
二人がゴルフの話で盛り上がっていると女将がニコニコして神山に
「はい サービスだよ これ食べると精がつくよ」
出されたのはマグロの赤身に自然薯がたくさん盛られたものだった
由紀枝も大好きで美味しいと言って食べた
大将がニコニコして
「神山さん これ呑んで 美味しい辛口でさらりとしているよ サービス」
神山は大将から冷酒を受け取り由紀枝のグラスにも注ぎ呑むと
咽越しがよくフルーティーな香りがして美味しかった
「大将 美味しいよ 何処のお酒」
「これはね まだ試作品でねゴテンバ グランド インさんで作っている
冷酒でまあどうでしょ 人気が有るからこのまま製品になるでしょうね」
神山は由紀枝に
「知っていた?」
「ううん 後で亜矢子さんに聞いてみるわ」
「うん こんなに美味しい冷酒を造っているなんて凄いな
絶対に女性に受けるよこれ」
「ええ 軽い感じで呑めるところがいいと思うわ」
神山は大将にお願いしてもう一本頂き味わって呑んだ
ネギトロ巻きや中トロが出てくると神山はおみやげを2人前作って貰った
食べ終わると神山は女将に金額を聞くと
「本当は ただにしたいけどごめんなさいね 5千円です」
神山は女将にウインクをし大将に挨拶をして店を出た

6月11日 木曜日 快晴
神山は熱いシャワーを浴びると冷蔵庫からビールを出しバルコニーで
タバコをふかし呑んだ
昨夜の由紀枝は積極的だったが神山は余り体力を使わないよう
由紀枝と交わった
御殿場のここは平地より涼しいがそれでも もう夏の日差しで気持ちよく
野鳥の鳴き声が一段と煩くなると由紀枝が起きて来て
「わぁ~ 早いのね」
由紀枝も全裸で冷蔵庫からビールを出し神山の脇に座った
「今ごろ赤沢では暑いだろうな ここは涼しいけれど どうしているかな」
由紀枝は赤沢の同僚達を思い出していた
「でも こちらのホテルでも結構お友達が出来たのよ」
「由紀枝は人なつっこいし人見知りをしないからだろ いい事だよ
しかし 由紀枝 しただけでも何かつけなよ」
「まあ 自分だって ふるちんでしょ なんで もう いいでしょ
あなたと一緒の時にしかしないし 楽しんでいるのに」
「わかった ごめん そうだよな 毎日大胆だと困るしな」
「でしょ だったらいいでしょ それに入りたかったら
すぐに入れるし 刺激があって一石二鳥でしょ」
「おいおい 一日中大きい訳じゃないよ もう」

由紀枝はわざと両足を開き
「ねえ あなた見える もう溢れているわ ほら ほしい」
神山は由紀枝のガーデンチェアを見ると一杯に開かれた両足の付け根から
透明な体液が溢れているのを見るとおちんちんが反応して大きくなった
由紀枝は自分でクリトリスを弄り始めると喘ぎだし
「駄目 もう我慢できないわ ちょうだい」    
由紀枝は立ちあがり神山に背を向け肉棒を跨ぎ腰を動かした
「うっ~ うっ~ きもちいいわ」
「うん 僕も気持ちいいよ」
由紀枝は暫くすると立ち上がり神山の手をとりフェンスに片手を付き
片足をフェンスに乗せると神山を膣に導き腰を振りつづけた
神山はしたから突き上げるような格好で腰を振ると由紀枝は
「あっ あっ きて いきそうよ ねえ」
いくら最上階でも下の部屋に聞こえるのではないかと
心配するほど大きな声を出した
「あつっ あうぅ あぅ~ いくわ あっ あっ」
神山も由紀枝と一緒に果ててガーデンチェアに座った
由紀枝は急いでティッシュで後始末をし神山の肉棒も綺麗に拭いた
「あ~ 今度はゴルフ場でSEXが出来たら最高だろうな ねえあなた」
「おいおい そういう夢は持たないほうがいいよ 大変な事になるから」
「ふふふ 先日聞いたのよ おじさんプレーヤーが
OB出してキャディーさんとボールを捜したんですって
なかなか帰ってこないので探しに行くとSEXをしていたんですって
まあ どうか分らないけどね ふふふ ボール探ししましょうか」
「由紀枝 駄目 絶対に駄目 おじさんと一緒にしないでよ」
「ふふふ でもどうせするならこそこそしないで グリーンの上とかね」
「もう 辞めなさい 夢に出てくるよ
由紀枝とグリーン上でSEXしているところ あ~あ もう」
「まあ いいじゃない あ~あ ゴルフを復活させようかな」
「なんだ 昔やっていたの へぇー」
「ええ だけど厭らしいコーチばかり コースに出てもね 特に
グリーンでラインを呼んでいる時にスカートの中を覗くように
私のあそこを見ているのよ おやじ連中がニヤニヤした顔で
だからお昼からショーツを脱いでわざと見せてあげたら気絶したわ 
後で社内には言触らすし困ったおやじ達よ」
「そんな事があったのか そうしたらこれからゴルフを再開すればいいよ
僕と一緒なら安心だろ デパートでゴルフセットを買って準備をしようよ
それで帰りにあそこのしゃぶしゃぶで早いランチはどう?」
「わぁ~嬉しいわ そうしたら私練習しよう 近くに打ちっ放しがあるし
ほら あそこが今度新しく出来るのよ 見えるでしょ」
由紀枝の差す方を見るとゴルフ練習場が造られていて
ネットに6月21日オープンと書かれた大きな横断幕が飾られていた

由紀枝はTバックショーツにぴちぴちのスパッツでTシャツとラフに
まとめ神山の仕度を待った
二人がエレベーターで降りると9階で止まりニコニコした美しい
女性が乗り込み挨拶されたので神山と由紀枝も挨拶をした
神山は蒼いBMWに由紀枝を乗せると
「わぁ~ 凄いわね 又 買ったのね」
「由紀枝がミンクのコートを着た時にこの方が似合うだろうと思ってさ」
「ありがとうございます でもどうせなら 御殿場じゃなくてどこか
遠くにドライブしたいわね」
「うん ぼくもそう思っているんだけどね 時間を作るよ」
「ええ 楽しみに待っているわ」
話をしていると 御殿場のデパートについてゴルフショップに行った
ショップの中を見ていると結構アレックスジャパンの
商品が多く並べられていて 神山はほっと安心をした
ゴルフクラブを見ると神山の持っているクラブがあり由紀枝に
クラブのよさを話しているとアレックスジャパンの派遣社員がきて
「こちらのクラブをお持ちですか」
「ええ いいクラブですね ただ120%の力で打つと曲がるんですよ」
「ええそうですね みなさまそう言われますね ただこれは私共の
OEM商品で 元々はこちらのクラブでございます」
神山は派遣店員の案内するクラブを手にとるとなるほど同じバランスで
振りやすかった
「こちらの商品は 今月新発売したクラブです
従来品より10ヤードは出ますね 大変好評を頂いていますよ」
「そうすると今までと同じ力加減でいいのかな」
「ええ もう少し早くしてもヘッドは戻ってきますよ
結局 クラブヘッドの改良ですね 角度やバランス 重さの見直しで
充分耐えられるようになりました」
神山は試し打ちで素振りをするとシャフトがほんの少し固く感じられたが
実際に打つと結構いいタイミングで捕らえていると思った

「決めた これでレディースはあるの?」
「はい 揃えてございますよ」
神山は金額を聞くとパターまで入れたセットで135万円した
OEMが150万円だから安くていいクラブを手に入れたことになる
レディースのクラブも同じ金額だった
神山はこの際だからアレックスの商品で揃えようと由紀枝に話して
キャディーバッグも新製品の同じデザインで色違いを購入した
キャディーバッグも10万円と高かったが 会社の繁栄と思った
由紀枝のシューズやスカートそしてポロシャツ
神山のシューズやスラックス由紀枝と同じデザインのポロシャツなど
全てアレックス商品で揃えた
シューズは神山が12万円で由紀枝のが10万円だった
スカートが5万円 ポロシャツが4万円で由紀枝の分が164万円で
スラックスが7万円 ポロシャツが5万円と神山分が169万円になった
合計333万円をギフトカードで支払うと派遣店員は従業員と一緒に
枚数をかぞえ終ると
「確かに333万円ございます ありがとうございます」
二人はキャディーバッグにゴルフセットを仕舞い駐車場の車に入れた

蒼いBMWに乗ると由紀枝が
「楽しみだわ 高いクラブだけあってフィーリングが良かったわ」
「うん 女性には特にいいかもしれないね」
マンションに近づくとしゃぶしゃぶ屋が見えてきて駐車場に止めた
店内は11時30分すぎだったので余りお客は居なかったが
エレベーターで会った女性が注文を聞きに来たので神山が
「どうも 先程は」
女性はニコニコして
「先程はどうも失礼をしました 何にされますか」
「ええ ランチメニューで牛肉を追加で300gほどお願いします
あと生ビールをお願いしますね」
「はい 畏まりました 私 ここのオーナーで 小野貴子と申します
これからも よろしくお願いしますね」
そう言うと魅力的なお尻を神山に見せ付けて厨房にオーダーした
「ねえ 由紀枝 7月から本勤務になると公休前日は12時上がりでしょ」
「ええ 嬉しいわ そうしたら昼寝をして夕方ゴルフの練習場ね」
「うん いいね 僕も来て一緒にコースに出ようよ」
「いいわね そうしたら練習場の会員になろうかな 安かったらね」
話をしていると小野貴子が生ビールとしゃぶしゃぶのセットを運び
「でも 羨ましいですわね 聞こえましたよ テラスで ふふふ」
神山と由紀枝は顔を赤くして
「ええ 天気がよく気持ちが良かったので すみません」
「ふふふ 元気があっていいわね 私 一人だから大変よ いい声聞くと」
小野貴子はニコニコして神山と由紀枝に名刺を渡し
「ここは私が出ても出なくてもいいの スタッフに任せているのよ
今日は天気もいいのでお手伝いにきたのよ
今度 私のお部屋に遊びにきてくださいね 美味しいしゃぶしゃぶを
ご馳走するわ」
「ありがとうございます」

小野貴子は自宅の電話番号と携帯の番号を教えカウンターに戻った
「へぇ~ 由紀枝 一人だって 凄いね お店を持ってね」
「ええ なにかここだけじゃない雰囲気ね」
「確か 昨日もあの人とすれ違ったようだけどな」
「何処で」
「うん エントランスで エレベーターを待っている時にね」
「ふ~ん そうなんだ 夜は忙しいのにね」
「でも ほらオーナーってお店を任せる人がいるからね そっちでしょ」
二人は小野貴子のことを話しながら食べていると神山の携帯電話が鳴った
「はい 神山ですが」
「すみません 神山理事 私 眞鍋香織です」
「やあ こんにちわ どうされましたか」
「ええ 実はどうしてもお会いしたいと言う方がいらっしゃいますが、、、」
「う~ん 今度の土曜日は伝えたのかな」
「ええ それでも動かないんですよ」
「わかった 電話に出るように」
神山は電話に出た相手と暫く話すと眞鍋香織に代わり
「大体分ったが 困った人だね 僕が決裁権がないのにお願いしますって
それで なにかメモをして帰られるそうだ 僕は2時か3時に寄るよ
その時にそのメモを頂きますね」
「はい 分りました それと書留がまだ届いていますよ バッグは」
「う~ん 持っていないから紙袋を用意してください」
「はい 分りました それから 建築協会も溜まっているそうです」
「うん そうしたら安堂さんに言ってそこに纏めて欲しいな」
「でも 安堂さんも神山理事のファンですよ 先日 お尻を叩かれてから
二人とも大ファンになったんですよ だから会いに行ってくださいよ」
「そうか わかった そうしたらまた叩こうかな 弾力が有ってよかったよ」
「もう 嫌です まだ跡が残っているんですよ もう ではお願いしますね」
「うん 頼んだよ メモ」
「はい 畏まりました」

神山は電話を切ると由紀枝が
「まあ 女性のお尻を叩いたんですか あなたが」
「うん 久しぶりに怒ってね叩いたよ まだ跡が残っていると怒っていたよ」
「可哀相に そんな 痛かったわよ」
神山は事の成り行きを掻い摘んで説明すると
「確かに あなたに対して失礼ね 女の武器で弄ぶとは失礼だわ」
二人の話題はその失礼な女性達になりしゃぶしゃぶを食べた
神山が現金で清算すると小野貴子が
「是非 お電話くださいね 携帯がいいわ お待ちしています」
神山と由紀枝は小野貴子にお辞儀をしてお店を出ると由紀枝が
「結局 あの人は欲求不満なの?」
「うんそんな感じだね でもそうがつがつしている人でもなさそうだけどね
結構 お金は持っていそうだね」
「ええ そんな感じがするわね」

部屋に戻ると神山が由紀枝に昼寝を伝え自身も目覚ましをセットした
由紀枝が目を覚ますと神山はまだ寝ていて神山を起こした
「ねえ 起きて ねえあなた」
「ふぁ~よく寝た でも目覚ましが鳴らないよ」
「何処のボタンを押したの セットされていないわよ」
神山は目覚まし時計をみると言われたようにセットをしていなかった
「ごめんなさい 僕が間違っていました」
「大丈夫ですか? もう1時30分になるわよ」
「うん ありがとう」
神山は由紀枝の乳房に顔を埋めてキスをすると由紀枝は神山の頭を撫でた
「さあ 仕度をするよ」
由紀枝は神山のおちんちんにキスをすると
「元気でね おちんちんちゃん ふふふ」
神山の仕度が出来ると由紀枝は駐車場まで付いて来て
「このまま東京に行こうかな 明日送って貰えばいいし」
「おいおい 大変だぞ いいけどさ」
「夢よ 私も勉強があるからのんびり出来ないわ」
「うん 頑張ってね」
「は~い 分りました」
「そうだ 忘れる所だった これ亜矢子に渡して19日の分だよ」
神山は亜矢子に約束をした30万円を由紀枝に渡した
「は~い 分りました 明日渡すわね」

神山は蒼いBMWに乗ると由紀枝に手を振って別れた
御殿場ICで東名に入りスピードを上げると渋谷はすぐだった
渋谷ICで下りると赤坂のスタジオに向った
玄関を入ると蒼いBMWをガレージにいれて家に入った
神山は祐子を探すと自分のメイド室で寝ていたので起こさずに
スタジオでタバコを吹かしていた
暫くすると祐子が起きて来て
「ごめんなさい 気が付かなくて」
「いいよ 寝ていなさい どう体調は」
「ええ 昨日より良くなりました ありがとうございます」
神山は祐子にゴルフが出来るか聞くと
「ええ 大学時代は遊びでしていましたよ」
6月20日のゴルフコンペの話をして由紀枝と祐子が同じ部屋に
泊まれるように手配した事を伝えた
「わぁ~嬉しいわ メンバーに入れなくても応援できるからいいわ」
「ねえ祐子 ゴルフクラブセットを送られたら喜ぶかな
由貴とか桃子 あとカトリアーナはどうだろう」
「ええ カトリアーナもゴルフはすると言っていたわ
それにあなたのプレゼントなら大喜びよ みんな」
「そうしたら スカートとかポロシャツのサイズは一緒だろ」
「ええ 肌着と違うから大丈夫よ ただスカートはどうかしら」
「わかった そうしたらゴルフセットとポロシャツだけにしようか」
「ええ そのほうが無難ですよ」
「じゃあ 祐子は今日は無理としてもスカートやシューズを揃えようね」
「わぁ~嬉しいわ 痛いのもう治ったわ」
「おいおい 今日は辞めておこう それからカトリアーナと話をした?」
「ええ 午前中に電話があって あなたがいないって
言ったらまた電話をするって そう言っていたわ」
「遠慮しないで 携帯に電話をくれればいいのに
今度電話があったら携帯に電話をするように言ってくれるかな」
「は~い 分りました」
神山は祐子にキスをすると
「今日は帰ってくるけど遅くなるから早く寝なさい いいね」
「は~い 分りました 行ってらっしゃい」
神山は仕度をして家を出るとガレージから真紅のポルシェをだし
赤坂のスタジオを後にし銀座の協会に向った

日本缶詰産業総合協会の理事室に着くと眞鍋香織がニコニコして迎えた
「理事 こんにちわ 先程は済みませんでした」
神山は理事の椅子に座ると
「しかし熱心な方がいるんだね」
「ええ 多いですよ それでこれがメモでこちらを理事にと
言われ置いて行きましたよ」
眞鍋香織は大きな風呂敷包みを神山のテーブルに重たそうに置いた
神山はメモ読んで見ると東都食品に缶を納品している会社で田中製缶の
山下敬三社長からで
【当社は社内不倫や社内売春で困り 東都の田宮副社長に相談したところ
神山理事に話されたほうがいい】と書いてあった
「香織 これを読んでごらん」
神山は香織にメモを渡すと顔を赤くし読み終えると神山に
「酷い話ですね そんなに流行っているのかしら」
「まあ男性社員もよくはないが 女性社員に問題あるな そう思わないか
だってお金やSEXを拒否すれば問題なくなるだろう どうだろう」
眞鍋香織は以前の自分を言われているようで辛かったが
「ええ 言われるように女性の問題ですね
結局 体を売れば安易にお金が入るし
SEXしたければ妻子がいても求めてしまう
そうすると我慢している人はばかをみるようで自分もその仲間に入る
その輪が大きくなっている そんな構図ですかね」

神山は考えたがいいアイディアが生まれてこなかった
眞鍋香織は席に戻ると恐々とゆっくりと椅子に座った
「香織 まだ痛むのか 来てごらん」
眞鍋香織は神山のところに行くと
「ええ まだ痛いです 椅子に座るたびに理事のお言葉をかみしめています」
神山は香織にキスをすると
「見せてごらん」
香織は最初恥らったがスカートを捲くりあげパンストとショーツを下げた
「わぁ~ まだ残っているな」
そう言うと真っ赤な跡にキスをすると香織は体を捩って
「理事 駄目です 我慢しているのに あっ」
香織はお尻を突き出してきて自分でクリトリスを愛撫しはじめた
「もう理事ったら 随分と我慢しているんですよ 触ってください」
神山が香織の秘所を触るとぬめぬめした体液が溢れていた
「ほら 大きくしてくれ」
神山は椅子に座るとGパンとショーツを膝までさげ肉棒を出すと
香織はしゃがみこみ肉棒をおしゃぶりして大きく硬くした
「もういいですか 我慢できないの」
そう言うと自分から肉棒に跨って腰を振った
神山は肉棒を下から突き上げると香織は声を出さないよう口を塞いだ
暫くすると香織が口を開き首を後ろに反らすと果ててしまった

ドアがノックされると香織は急いで身繕いして神山が
「誰ですか 少し待ってください」
神山も急いで身繕いをしドアに向って
「どうぞ お入りください」
部屋に入ってきたのは建築協会の安堂真由美と事務員だった
「すみません お忙しいところ なかなかうちに来られないので
来てしまいました」
「うん ごめん」
安堂真由美は事務員に御礼を言って部屋から出すと香織に
「ねえ 様子が可笑しいわよ もしかして」
「ええ お尻を観て貰ったのよ そうしたらキスをされて我慢できなくて」
「わぁ~いいな~私も欲しいの我慢しているのに」
「まあまあ 真由美 今度はそちらの協会を先に行くようにするよ」
「は~い 分りました それとこちらが書留です」
神山は真由美に
「ありがとう ではお尻を見せてごらん」
真由美は真っ赤な顔になりスカートをたくし上げパンストとショーツを
下げると真っ赤なあとが残っていた
神山は香織と同じ様にキスをすると真由美は神山に抱きつきキスをし
「ありがとうございます これ以上は香織の前だと恥かしいから、、、」
真由美は急いで身繕いすると
「香織 良かったね 理事それでは失礼します」
「うん ありがとう それから君たちゴルフはするのかな」
真由美と香織はニコニコして
「しますよ 今度連れて行ってください」
「うん 分った」
神山は香織と事務員に手伝ってもらい書留を真紅のポルシェに積んだ
「香織 ありがとう」
そう言うとキスをし協会を後にした

車をホテルの地下駐車場に止めると神山は書留を持って次長室に入った
「こんにちわ」
「やあ 遅くなってごめんね それと昨日はありがとうございます」
「どうですか 具合は」
「うん 昨夜より痛みが引いたそうだ 寝ていなさいとしか言えないからね」
「そうね でも良かったわ」
洋子に祐子の報告を済ませると台車でもう一度書留を運んだ
神山は包みを開け現金とギフトカードを分けると
食品協会の会社は56社で現金が1億9千万円ギフトカードが4千万円
建築関係協会の会社は130社で現金が5億3千8百万円と多く
ギフトカードが6千4百万円だった
神山は時計をみると14時15分を差していたので現金だけ集め洋子と
一緒に銀行へ持っていった
大口預金の部屋でお札を数えると行員が
「7億2千8百万円ですがお間違いないでしょうか」
神山が頷くと通帳に入金額を記帳された
次長室に戻ると神山は洋子に
「ねえ ゴルフクラブを買わないか 今朝御殿場で見てきたんだよ
アレックスのゴルフクラブで僕が使っているクラブはOEMで元々は
アレックスの商品なんだよ どう」
「いいわね いくわ」
神山と洋子は店内のゴルフ用品売場に行くと神山が今朝購入したクラブが
飾ってあり洋子に勧めた
洋子も使いやすいクラブだと言って欲しがった
「そうしたら 僕からの暑中お見舞いで皆にプレゼントするよ」
「えっ ほんと 歓ぶわよみんな」
神山は店員にレディースのゴルフクラブセットにパターを追加し
ポロシャツ3枚とキャディーバッグそれとボールも3ダース付けて貰った
お届け伝票に由貴と桃子 カトリアーナ 亜矢子と4人分の伝票を書いた
店員が計算をして神山に
「次長 こうなります 一人単価がクラブセットパターつきが135万円
キャディーバッグ10万円 ポロシャツ4万x3で12万円
ゴルフボールが1万2千が3で3万6千円で合計が160万6千円で
4名分なので642万4千円です カードですか」
神山はバッグから商品券を出して643万円分を払った
店員は他の店員に手伝ってもらい確認すると神山に6千円のつり銭を渡した
洋子は由紀枝同様にクラブセット キャディーバッグ シューズ
ポロシャツ ゴルフボールを購入し170万円分の商品券で支払った
神山も購入してゴルフボールを追加して193万円分の商品券で支払った
店員に
「今購入した分を1時間あとに次長室まで届けてください お願いしますね」
店員は次長室が何処に有るか分らないので神山に聞いた
神山は催事課の隣りにある部屋だと教えてあげた








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2013年12月19日木曜日

紫陽花 2 - 47 Vol. 1



6月10日 水曜日 晴れ
神山は一人早く目を覚まし熱いシャワーを浴び躰をシャッキとさせた
昨夜も祐子とカトリアーナに攻められたがなるべく体力を使わずに
彼女達を満足させた
神山は昨夜 祐子とカトリアーナに今日の午前中桃子の部屋探しに
付き合うか聞いたが朝にならないと分らないと曖昧だったので
一応メモを書置きして部屋を出た
真紅のポルシェに乗ると桃子の千駄ヶ谷に向った
途中洋子に電話をし有事の時には連絡するよう伝えた
桃子のマンションに着くと電話をして部屋に行くと桃子が
「わぁ~嬉しいわ おはようございます」
「やあ おはよう 準備は出来ている?」
桃子は昨日 洋子から聞いた印鑑や運転免許証を準備していて頷いた

二人は不動産屋に行くと営業マンが聞いていて直ぐに現地に行ってくれた
洋子が話したように由貴のマンションと近い場所で間取も殆ど一緒だった
最上でバルコニーも広く申し分なかった
玄関を入ると14畳のLDKで左側に8畳の寝室が有りLDKの右側に
ガラス張りの大きな浴室があった
桃子も気に入った様子で新しい生活のイメージを描いていた
「どうだい 僕は問題ないと見たけど」
「ええ あとは家賃ですね 月9万円は2万円ほどオーバーかな」
「うん 僕が出してあげるよ ここがいいのなら早速契約だね」
「わぁ~嬉しいわ 本当ですか ありがとうございます」
桃子は神山にキスをしてお辞儀をした
部屋を出ると営業マンに明日から入居できるように契約すると伝えると
喜んで営業所に戻った

神山は車の中で営業マンに代々木の不動産屋との関係を聞くと
社長が同じで系列は一緒と答えた
代々木の営業所に戻ると営業マンが早速賃貸借契約書を制作して
安田桃子に提示した
神山が敷金と礼金 前家賃で合計6ヶ月分 今月家賃日割り計算6万円で
60万円になるが昨日20万円を引き40万円支払った
神山は一回桃子の部屋に戻り
「しかし 由貴と同じ様に何もないな 感心するよ」
「そうでしょ でもこれで充分よ ふふふ」
桃子は神山が提案する家具類を受け入れここで使っているものは
殆ど廃棄処分にする事にした
神山は渋谷の輸入家具専門店に電話をすると
「ギフトカードのお取扱は出来ますよ ええ 何処の会社でもOKです」
電話を切ると渋谷の家電量販店に電話をし同じ事を聞くと
同様に取扱をしていると言われた
神山は桃子に必要な家電製品などリストを作るように言ったが
「もう 作ったのよ 実はふふふ」
「そうしたら 由貴に電話をして 明後日お休み出来るように聞いてね
ほら 家具などは先行して納品すれば楽でしょ」
桃子は頷いて由貴に電話をするとOKを貰い
「桃子 引越しは来週の火曜日か水曜日にして 前後は準備で休んでいいよ」
「ありがとうございます そうしたらこれから引越し屋を探して又連絡します
今日駄目だったら 明後日に連絡します」
「うん 月曜から木曜日に引越しという事で久保チーフと筒井社長に
伝えておくからね 大丈夫よ」
「ありがとうございます 助かります」 
桃子は神山に休みが取れた事を伝えると神山は
「そうしたら 家具類や家電製品を買いにいこう」
神山は桃子にキスをすると桃子が
「だめ 私が欲しくなるから もう」

二人は笑いながら部屋を出て真紅のポルシェの乗るとすぐに
渋谷の輸入家具専門店についた
神山は何回も来ている家具コーナーに行くと店員が神山を覚えていて
「いらっしゃいませ いつもありがとうございます」
神山はチェストや引出しチェスト 食器棚など家具を同じシリーズで
揃えると桃子が驚いて
「いいんですか そんなに」
「うん だって本物だからいつまでも使えるよ」
神山は260万円分のギフトカードで支払うと配達日を12日金曜日の
午前中にお願いした
ベッドもその店員に頼み羽毛布団や高級コットンのタオルなども
同日配達を依頼して80万円分のギフトカードで支払いをした
店員が照明器具が新しくなったので是非見てくださいと言うので
神山と桃子は照明器具を見にいくが桃子は拘りがなく神山が選んだ
クーラーも選び家具類と同じ配達日で工事も午前中に依頼をして
60万円分のギフトカードで支払った

神山は家具類を揃え終わると桃子に家電量販店にいくことを伝えた
「神山さん 家電って こんなにあるんですけど」
桃子が申し訳なさそうに神山にリスト表を見せた
「うん 想定内だよ 大丈夫だよ さあいこうよ」
二人は歩いてすぐの家電量販店に入ると冷蔵庫や洗濯機など
大きい製品から選び店員に事情を話し12日の午前中配達工事の
依頼をして電子レンジやガステーブル パソコンやTVなど細かい物まで
全て同日配達工事を依頼した
全部で80万円をギフトカードで支払った
「さあ 桃子 これで一応揃ったよ 何とか生活できるよ」
「わぁ~嬉しいわ なんとかではなくて最高ですありがとうございます」
神山は時計を見ると12時になっていたので桃子に
「今日は桃子の家でお昼をしようよ」
「えっ でも何もないですよ」
「大丈夫だよ 寿司屋に電話をして お土産にしてもらうさ」

神山は上原駅前寿司屋に電話をするとおつまみとネギトロ細巻きなど
3人前注文し真紅のポルシェに乗ると駅前寿司に着いた
神山は現金を支払うとすぐに車を出して千駄ヶ谷にある桃子の
マンションに向った
途中の酒屋でビールや日本酒を買うとマンションはすぐだった
桃子の部屋に入ると神山は桃子に断りタバコを吸った 
一息すると二人でビールを呑み
「桃子 よかったね いいところが見つかって」
「ええ 本当にありがとうございます ほんと狭くなんか窮屈なんですよ」
神山も言われると窮屈に感じた
「これで家具を置くともっと窮屈になるね」
「でしょ だから買わなかったの それにそんなに必要なかったから
でも これから神山さんが来てくれると少しは増えるわね」
二人は上原のお寿司屋で作ってもらったおつまみを食べながら
日本酒を呑んだ
「こうやって 食べるのも美味しいわね」
「うん 確かに言えてる」
「神山さん こんなに買って貰って 本当にいいの?」
「大丈夫だよ 桃子が頑張っているしね」
「でも 私の年収より多いしいいのかなって、、、」
「これから どんどんと成長していくんだよ その手助けだよ
さあ そんな事を考えないで 食べようよ」
二人は楽しく話しながら食べ終わると神山は桃子に
「ねえ 30分寝かせてくれるかな 頼んだよ」
「いいけど シャワーを浴びましょうよ 私 背中を流すわ」

神山は言葉に甘えてシャツを脱ぎだすと桃子は浴室で準備をした
「もう 入ってもいい?」
「ええ どうぞ」
神山は裸のまま浴室に行くと桃子は裸で迎えてくれた
「ここの椅子に座って」
神山を椅子に座らせると桃子は丁寧に背中を洗い出したがそのうちに
ぬめぬめとしたボディーソープで神山の体を洗い始めた
桃子のテクニックで神山は気持ちよくなり肉棒を愛撫されると
あっけなくスペルマを発射してしまった
神山の体は桃子のシャワーで綺麗に洗い流されバスタオルで拭いて貰うと
「ふふふ 元気がいいのね」
おちんちんにキスをすると30分のタイマーをかけ一緒に寝た
神山は昨夜 祐子とカトリアーナのSEXを思い出しながら眠った
昨夜の祐子とカトリアーナはプレゼントで興奮していたのか積極的に
神山を攻めた 祐子が神山の肉棒を跨るとカトリアーナは神山の口に
クリトリスを宛がい自分で何回も果てていた
最後は女の子が疲れたのか横になり上からみると三角形の格好で交わった

目覚ましがけたたましく鳴り神山と桃子は目を覚ました
神山は桃子にキスをすると乳房に顔を埋め久しぶりの感触を楽しんだが
「ねえ もう止めて 欲しいの我慢しているのに もう」
神山は桃子のクリトリスを愛撫すると桃子はすぐに果ててしまった
「もう 本当に よけい欲しくなるでしょ」
神山は桃子にキスをするとベッドから出て身支度を済ませた時に
携帯電話がなり出てみると祐子からで
「神山さん 今 大掃除が終わり 私がお部屋をチェックしました
それで 書類にサインをしました」
「うん ありがとう 綺麗になった?」
「ええ 綺麗ですよ 特に南側のガラスは綺麗で気持ちが良いですよ」
「うん わかった ありがとう」
「それから神山さん カトリアーナに4時から仕事が入り先程帰りました」
「そうか 残念だね わかった そうしたら留守番を頼むよ」
「は~い 分りました 今日のお帰りは何時頃ですか」
「う~ん 分らないから又 電話をするよ」
「は~い 分りました」

神山は桃子に引越し屋の手配と使用しているものの処分をきちんと伝え
引越しは午前中に行う事を話をすると
「は~い 分りました 由貴先輩の引越し屋さんに話はして有るんですよ
こちらから電話をすれば見積りなどしにすぐに来ます」
「わかった それからこれは引越しすると色々とお金がかかるから
使いなさい いいね」
そう言って神山は200万円を渡し
「あと部屋代の差額分としてこれを使いなさい」
神山は更に100万円をバッグから出して桃子に渡した
「そんな 神山さん この間も頂いているのに」
「大きい部屋に住めば光熱費も違ってくるし 足りなくなったら言いなさい」
「ありがとうございます 頂きます」
「そうだ あと衣類など買う時にこれを使いなさい」
神山は商品券とギフトカード200万円分を渡した
「まあ 少ないけど消耗品などこれで充分間に合うと思うけど
足りなくなったら言いなさいね」 
「はい ありがとうございます お言葉に甘えて使います」
「それから 来週中に服とか色々と買い物をしよう 時間をつくるよ」
「わぁ~嬉しいわ 待っていますね」
「うん 渋谷のホテルでいい下着やさんを見つけたから
そこで桃子の下着を買おうよ」
「ええ 先日祐子さんからも聞きました うれしいわ待っていますね」
神山は桃子にキスをすると部屋を後にした

真紅のポルシェに乗ると銀座の次長室へ向った
車をホテルの地下駐車場に止めると神山は仕事の段取りを考えながら
次長室に入った
「あなた こんにちわ」
「やあ ようやく準備完了だよ しかし引越しに慣れるとワンパターンに
なり 向こうの店員も僕を覚えていて買いやすかったよ」
「それで引越しはいつに決まったんですか」
「うん 今 桃子が引越し屋と連絡を取っているはずだよ
一応由貴の希望もあって来週の火曜か水曜日になる」
「良かったわね 広いところに住めるのは」
「うん 今のところは桃子が言うように窮屈なんだよ もしかして
天井が低い事もあると思うんだ まあ良かったよ
それで12日金曜の午前中は家具などが
届いたりするから出社はこの位の時間になるよ」
「は~い 分りました」

神山は隣りの催事課から台車を借りて1億5千万円をバッグに詰めて
銀行の大口預金へいくと昨日と同じ部屋で現金を数え始め
「神山様 1億5千万円でお間違いないでしょうか」
神山が頷くと金額記入された通帳を受け取り次長室に戻った
「こんな事が毎日続くと少し嫌になるね 仕事に集中できないよ」
「まあ 贅沢な悩みね ふふふ
そうしたら ゴルフでもしてスッカッとしましょうよ どう
もう2ヶ月もしていないわ ゴルフしたいな~」
「そうだね ほんとしていないな」
神山は暫く考えてから洋子に
「今度は もう少し人を増やそうか 聞いてみないと分らないけど」
「そうね 楽しいわよ きっと」
神山はアレックスジャパンに電話をしアレックスJrとゴルフコンペの
相談をするとアレックスJr 秘書の篠原涼子 副社長の
ジャック へリントンと秘書で夫人のナタリー へリントンの4名の
名前を挙げてきた
神山は正式に決まり次第FAXする事を約束して電話を切った
「ちょっと上に行って来る」

神山は部屋を出てGプロの部屋に入るとリーダーの高橋にゴルフコンペの
相談をした 高橋も久しぶりで快く引き受けてくれた
「それでメンバーだけど受付けの小谷美佳を是非いれて欲しい」
「えっ あの小谷美佳ですか 出来るんですかね」
「うん 大丈夫だよ あるところから聞いているよ
そうすると 孝ちゃんと内野君と田中君で決まりか」
「ええ 大丈夫ですよ それでいつですか」
「うん 今月の20日が土曜日なのでどうかと思っているんだよ」
「ええ そうですね 日曜日は休息に当てられるし 良いですよ」
「小谷美佳は僕から連絡するよ」
神山は部屋を出ると次長室に戻りニーナ・ニーナの浜野由貴に電話をした
ゴルフコンペの話をすると浜野由貴と安田桃子がゴルフをするので
是非出たいと言い
「いつですか」
「うん 今月20日の土曜日だけど どうかな」
浜野由貴はスケジュールを見ると安田桃子が休みだけれど自分が
休みでないけど交代して貰うといい二人が出る事になった
神山はニーナ・ニーナジャパンの青山本社に電話をして筒井副社長と
ゴルフコンペの話をすると病気の再発を考えると
自分は出られないので勘弁して欲しいと言われ
神山は浜野由貴と安田桃子が出る事を伝えると 
「そうしたら久保君に伝えておきますよ この頃彼女達の働きは
素晴らしくいいから ご褒美だね
山ちゃん どうせなら金曜日は5時ごろ上がれるようにしておくよ」
「ありがとうございます お願いします」
「うん また決まったら内容をFAX下さい 
それから うちでなにか景品は出さなくていいのかな どうだろう」
「ええ 大丈夫ですよ 僕の方で準備しますよ」
「そうか ありがとう」

神山は電話を切るとアルタに電話をして小谷美佳とゴルフコンペの
話をするとOKで是非参加すると言い
「そうしたら私 どうやって行けばいいんですか」
「うん こちらに来ている高橋さんのメンバーと一緒に行って貰う事になる
また 正式に決まったらFAXを送るよ」
「わぁ~嬉しいわ ありがとうございます」
「それで 一応社長にも話したいから 電話を回してくれる」
小谷美佳は社長室に内線を回すと
「山ちゃん 内藤ですがいいですね」
「すみません 勝手に決めました」
「全然 ところでいつなの」
「今月20日の土曜日です」
「そうしたら これからあそこのコースを抑えますよ で何組?」
「3組です」
「分りました それからゴテンバ グランド インは話をした」
「いえ でもそこまでお世話になって良いかちょっと考えていました」
「大丈夫ですよ そうしたら5部屋キープで夕朝食事をつけて
2万円で10万なら問題ないでしょ」
「そうですね 僕が支払いしますよ それとゴルフ場も」
「大丈夫ですよ ご安心下さい 山ちゃんもうちの社員だし
ゴルフ場でまさか100万円は使わないでしょ」
「いいんですか 甘えて」
「ええ 助けて頂いているし それより景品はどうされますか」
「ええ 僕の方で考えますよ」
「ではお願いします」

神山は電話を切ると洋子に
「6月20日土曜日 ゴルフコンペ決定」
「わぁ~嬉しいわ 何人ですか」
神山は返事を貰っている参加者を伝えると
「へぇ~ 篠原さんと美佳さんもするんですね それと由貴と桃子ちゃんも
みんな頑張っているわね」
「おいおい 自分だって良いスコアで廻れるじゃない」
「ええ まあそうですけどね」
神山は次長席に戻るとアルタの内藤社長から電話が入り
「山ちゃん コースが取れましたよ でも御殿場コースは駄目で 
御殿場カンツリーの富士コースアウトで8時12分スタートです 
それからゴテンバ グランド インも5部屋キープしました 
私も参加したいけど外せなくて
富士コースは御殿場コースに比べると女性向ですね
男の人が飛ばすとフェアウェイを外しますから」
「ありがとうございます では詳細が決まり次第FAXしますよ」
「ええ お願いします」
神山はアレックスジャパンのアレックスJrに電話をした
「Jr コンペの件 決定したよ 後日FAXするけど
景品にゴルフクラブセットを出したいのだが難しいかな」
「いいよ 大丈夫ですよ」
「ありがとう あとポロシャツやシューズを半額で譲ってくれないかな」
「いいよ そうしたら神山さん うちの会社に来て倉庫から欲しい物を
出してください 定価の70%OFFでどうですか」
「そうか ありがとう 協力してくれて 近いうちに行くよ」
「ええ 待っていますよ」

神山は洋子に
「洋子 アレックスJrが景品を安く譲ってくれる事になったよ」
「まあよかったわね 後はどうするの?」
「うん まだ考えていないよ 気が付くところはアレックスだしね、、、」
「そうしたら 例えば金貨とか ほらかさ張らなくていいでしょ」
「良い考えだね そうしよう 後は優勝盾でいいわけだね
それとニアピン賞とドラコン賞 ブービー賞で12名いるから
7番目にセブン賞でいいか」
「2位と3位は」
「そうだね やはり必要だね 僕が持っているギフトカードを賞で
あげようと思っているんだ 例えば優勝は50万円分2位が35万円
3位が20万円として副賞で金貨やゴルフクラブを考えているんだよ」
「ふふふ いいわね みんな頑張るわよ」
「あとね 団体賞 ほらアルタが4名で アレックスジャパンが4名
ニーナ・ニーナはうちのグループにすると丁度4名でいいでしょ」
「良い考えね 面白いわ皆チームの為に頑張るわよ
そうするとハンデの申告を先に貰った方がいいわね」
「うん 洋子 悪いけど連絡を取ってくれるかな
女性は最大で28でしょ どうだろう 36も必要ないでしょ」
「ええ 聞いてから決めれば あなたとか私を基準に査定すれば
28や24くらいになると思うわ 男の人はスクラッチね
でも内野君大丈夫ですか? また池ポチャで崩れないかしら」
「う~ん でも仕方ないでしょ 崩れたら崩れたでいいでしょ」
神山は次長席で時計を見ると17時30分を差していた
「洋子 もう今日はいいよ あがって」
「は~い 分りました」

洋子は神山の前で私服に着替えると手を振って部屋を出て行った
神山は亜矢子に電話をすると由紀枝の事を聞いた
「ええ 昨日はお休みで分らなかったのね でも今日も誉められていたわよ
人事の坂井さんも二重丸をつけて大喜びよ」
「そんなに凄いのか 開花した感じだね 良かったね後輩が出来て」
「ええ 凄く嬉しいわ もう私のようなおばさんは引退ね ふふふ」
「おいおい まだまだ大丈夫だよ 僕が保証するよ
そうしたら由紀枝は今 忙しいかな」
「大丈夫よ 待っていて」
由紀枝は亜矢子と違う所で勤務をしているのか内線が保留になり
「はい 由紀枝です こんばんわ」
「神山です 今夜 いっても大丈夫かな」
「わぁ~嬉しいわ 全然 遠慮しないで来て下さいよ」
「そうしたら まずは由紀枝の部屋にいくよ 夕飯はなにか考えている」
「ええ でも冷凍食品を温めるだけよ 簡単よ」
「だったら駅前寿司屋にいこうか?」
「ええいいわよ では部屋で待っていますね」
「明日は?」
「お休みよ ゆっくり出来るでしょ」
「うん わかった」

神山は帰り仕度をすると部屋を見渡し忘れものの確認をして出た
真紅のポルシェがスタジオに戻ると祐子が驚いて
「お帰りなさい 早いですね」
「うん これから御殿場に行くが祐子もおいで」
「ええ 行きたいのですが 生理が近くてお昼過ぎから少し痛いんですよ
誘って頂いたのに ごめんなさい」
「そうか うん大事にしなさい 今日は帰らないから早く寝てね
明日はお昼過ぎにここに寄るからそれまで寝ていなさい
何かあったら洋子に電話をするといいよねっ 僕からも連絡をしておくよ」
「はい 分りました ありがとうございます」
神山は洋子に事情を説明すと快く引き受けてくれた
「わかったわ そうすると明日は2時か3時の出社ね」
「うん 洋子もゆっくりでいいよ お願いしますね」
「は~い 分りました 由紀枝さんに宜しくね」
神山は電話を切ると祐子に洋子に有事のお願いのことを伝えると
「はい 分りました 何かあったら洋子さんに連絡します
ありがとうございます」
「うん では」
神山は祐子にキスをすると蒼いBMWアルピナB12に乗り
渋谷ICで首都高に入るとスピードを上げた
神山は慎重にスピードを上げていくと真紅のポルシェ911ターボより
コントロールしやすく扱いやすかった
ポルシェ911ターボは空冷水平対向6気筒 総排気量3600ccで
BMWアルピナB12は水冷V型12気筒 総排気量5646ccと
エンジンにも余裕が感じられた
BMWアルピナB12の車体がポルシェ911ターボに比べて
約300kg重たく その分燃費を悪くしていると言えた
御殿場ICで東名高速を下りると由紀枝のマンションまですぐだった
エントランスのドアフォンを鳴らすと由紀枝が答えドアが開き
エレベーターを待っていると入居者が神山に挨拶をしていった
このマンションの入居者は生活に余裕があるのか着ている服に
高級感が漂っていた

エレベーターを下りると由紀枝が待っていて
「わぁ~嬉しいわ 二人きりね」
由紀枝は思い切り神山に抱きつきキスをした
「おいおい 部屋で一息させて下さいよ」
由紀枝は嬉しくてたまらなく神山に抱きついて一緒に部屋へ入った
「わぁ~ 待ちどうしかったわ」
二人はソファーでキスを繰り返すと神山はビールを呑んだ
「ねえ 由紀枝 今くる時に気がついたけど駅の傍に居酒屋が出来たでしょ
ほら駅前寿司屋から少しこちらに戻るところ」
「ええ でもお寿司がいいわ 居酒屋さんより美味しいもん」
神山と由紀枝はマーチに乗り駅前寿司屋に行った
店内に入るといつものように混んでいた
神山は大将に挨拶をするとカウンターに座った
「あれっ 大将 女将さんは」
「ええ 具合が悪くて寝ているんですよ 参りましたよ」
神山は生ビールとおつまみを注文すると いつもは厨房に入っている
お手伝いさんが運んできて神山に
「女将さんから言われているんですけど お願いがあるそうですよ」
「なんだろう」
「ええ 神山様がお見えになったら
是非部屋まで連れてきて欲しいって言われているんですよ」
神山は由紀枝と乾杯をしておつまみを食べ由紀枝に
「何か女将さんが僕に用事があるそうなので少し会って来るね
足りなかったら何か注文しておいて すぐに戻れると思うから」
「は~い 分りました」

神山はお手伝いさんに合図をすると大将に断って離れの一部屋に入った
お手伝いが女将に断り襖を開けると神山は
「大丈夫ですか? なにか具合を悪くされ僕に相談とは」
女将はお手伝いを外に出し襖をしめて
「ねえ 我慢できないんだよ 5分でいいから貸しておくれよ」
神山がきょとんとしていると女将は布団から立ち上がり神山の傍に座り 
お辞儀をしてた
寝巻きの前が乱れていて女将は
「お前さんのちんぽこが忘れられなくて 自分で慰めても駄目なんだよ
ねえ 人助けだと思って貸しておくれよ お願いします」
神山は両手をつきお辞儀をしている女将を見て
「でも それが癖になったらどうします
嫌ですよ 離婚騒動に巻き込まれるのは」
「実は旦那も承知しているんだよ その上でお願いします」
神山は女将をそのままにして店内に戻ると大将を呼んで確認した
時間が充分でないので詳しくは聞けなかったが 大将も諦めていた
神山は確認が出来たので離れに入ると女将に
「わかった でもそう度々は無理ですよ いいですね」
神山が言うと女将は顔を赤くして神山を布団に寝かして
Gパンと赤いショーツを脱がせた
女将は神山のおちんちんを丁寧に愛撫すると段々大きくなる肉棒に
目が潤み始めて手も使い始めた
充分な硬さと大きさになると女将は肉棒に跨り
膣に導くと腰を動かし交わった
女将は久しぶりと言い 大きい硬いと言いながらすぐに果てて神山に
「ふぁ~ すっきりしたよ 神山さんありがとうございます」
大きいままの肉棒を女将がしゃぶると神山は
「大丈夫だよ 女将 暫くすれば元に戻るよ」
「いいのかい」
「うんそれより店に出られるんだったら出たほうがいいよ 混んでいるから」
「ふふふ そうだね じゃあ神山さんから出てよ 可笑しいだろ」
女将は赤いショーツを穿かせると神山は自分でGパンを穿いて部屋を出た







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2013年12月14日土曜日

紫陽花 1 - 46 Vol. 3



神山と洋子は次長室をでると歩きながら洋子が
「午前中に桃子ちゃんの部屋を見てきたわ 凄くいい所よ 場所も
お部屋の中も問題なかったわ ふふふ 私の基準よ」
「うん ありがとうございます それで手付は」
「ええ 20万円置いてきたわ 書類も預かってきたの」
「よかった そうすると明日朝早くから動かないといけないね
また大変な一日だね」
「ふふふ 大事な女性でしょ」
「うん 頑張らなくちゃねっ」
二人は最初にクリーニングに行くと受付けの店員が驚いて神山に笑いながら
「神山さん 駄目ですよ女性を泣かしちゃ 2人も泣かして」
神山が驚いていると店員はこういうのはよく見るから直ぐに分ると言った
お金を払い貴金属売場に行くと洋子が
「ねえ 予算は幾ら」
「そこなんだよ 悩んでいるのは 洋子だったらどう判断する」
「駄目です ご自分で決めてください」
「もう 分りました 500万円まで 現金 これでいいかな?」
「ええ 妥当だと思うわよ では選びましょう」
二人が色々と選んで洋子が
「ねえ これが似合うと思うけどどうかしら」
洋子が選んだペンダントはハートの形で中が刳り貫いてあり廻りの
ハートにダイアが埋め込んである可愛らしいペンダントだった
「うん 大きさも祐子にあっているし ありがとう これにしよう」
神山は店員を呼んでプレゼント包装を依頼して商品券やギフト券で
470万円を支払った

商品を受け取り1階に下りると眞鍋香織や安堂真由美とばったり会った
眞鍋香織がニコニコして神山に
「理事 先程は本当にごめんなさい 済みませんでした
今 心を入れ替えるために 二人でそこの資生堂でお化粧をしてきました」
神山は素直に素敵な美しい女性になったと思った
「うん 明るくて美しいよ 素敵だよ よかったね
洋子 こちらが眞鍋香織さん こちらが安堂真由美さん だよ
協会の秘書だよ
君たち この人が僕の専属秘書をしてくれている田所洋子さんだ」
3人は自己紹介をすると安堂真由美と眞鍋香織が深々とお辞儀をして
「これからも色々と教えてください お願いします」
「いいわよ 私に出来る事なら教えますよ 頑張ってね」
「はい 分りました ありがとうございます では失礼します」
眞鍋香織と安堂真由美は楽しそうにお店を出て行った

神山と洋子は次長室に戻ると神山は次長席で14もある紙袋を
順番に出して封筒や包みを開いた
食品関係が78社分あり現金が2億8千万円 ギフトカードが5千6百万円
建築関係が凄くて163社から来ていた
現金が6億8千万円 ギフトカードが8千7百万円
洋子が神山の次長席を見て驚いた
「なに それ 凄いわね」
「うん 8億あるよ 洋子まだ時間があるから銀行に行くよ
悪いけど手伝ってくれるかな」
神山は催事課から台車を借りてきてバッグや紙袋に全額の9億6千万円を
詰めて台車に乗せた
銀行に入ると店員が大口預金の部屋に案内された
現金を数える機械が10台並んでいてそこに100万円帯封された束を
おくと数秒で数えだした
行員も5人がかりでどんどんと数えられた
全て数え終わると行員が神山に
「全部で 9億6千万円になりますが 間違いないでしょうか」
神山は頷くと行員は神山の通帳を機械に掛けて入金処理をした

二人が銀行から帰るときに洋子が
「凄い金額ね どうするの」
「うん まだ分らないよ でもこのまま増えても銀行が潰れると怖いね
何か良い方法を探さないといけないな」
「私も探すわね でも贅沢な悩みね」
「うん 困ったもんだよ」
二人が話しながら次長室に戻ると洋子はイタリアンレストラン スパに
電話を掛けてバースディーパーティーの予約と人数を伝えた
「ねえ 青山はOKよ 時間は6時30分にして貰ったけど、、、」
「うん ありがとう そうするとここを6時に出て
家からタクシーで10分だから丁度いいかもね
洋子 悪いけど ギフトカードをここ周辺の換金ショップで現金に
変えて来てくれないかな 多分悪くても95%で受けてくれるよ」
「ええ いいわよ 幾らくらい」
神山はバッグを出すと洋子に
「この中に5千万円入っているよ 重たいから気を付けてね
それで一箇所だと無理だと思うので何箇所か廻ってください」
「はい で車は使っていい」
神山は頷くとフェアレディーZの鍵を渡した
洋子は重たそうにバッグを持って換金をする為に部屋を出て行った

神山は洋子の机にGプロに行くとメモを残して次長室を出た
Gプロの部屋に入ると佐藤部長が神山に
「山ちゃん じゃない 神山理事おめでとうございます
今朝知りましたよ それで アルタスカイとアルタの社長内藤が
これを理事にと言われました お祝い金です どうぞ受け取ってください」
「参りましたね はいありがとうございます
それで どうですか B案は」
「ええ 設計の渡辺と話を詰めていますよ」
「アレックスジャパンのブースはどうですか」
「ええ 今 3案出しています ただ鈴や食品ブースとの地下部分で
折り合いがつかなくて 悩んでいますよ」
神山は佐藤に躓いたら基本に戻って考える事を伝えた
佐藤部長に断り部屋を出ると次長室に戻った
「あ~ 重たかったわ」
「うん ありがとう それで率はどうだったの」
「ええ 95%でしたよ」
「重たいところありがとう そうすると4750万円か
ねえ 洋子 それ全部洋子にあげるよ ボーナスだよ」
「えっ 何で そんな」
「いいから 取っていきなさい」
「わぁ~嬉しいわ 頂きますね」

神山は頷くと内藤から貰った包みを開けた
現金が3000万円入っていた
神山はロッカーにあるバッグに入れると洋子に
「洋子 誕生日はいつ?」
「えっ 8月の18日よなんで?」
「うん 何にしようか 考えているところさ」
「それだったら 亜矢子さんが先よ 8月の8日よ
10日違いで覚えているわ」
「そうすると洋子が40歳で 亜矢子が37歳か
ねえ 洋子 これから指輪のサイズを測ろうよ」
「ねえ 40歳を強調しなくても良いでしょ もう
でも 指輪のサイズは良いわね 行きましょうよ」
二人は店内に行くと貴金属売場で洋子の指輪サイズを測り洋子はメモをした
洋子はガラスケースに並んでいるダイヤの指輪を見ていたが神山が
「ここに並んでいる指輪は会社には向かないでしょ
どちらかと言うとパーティーなどで使う事が多いと思うな」
「そうね 会社には付けて来れないわね」
二人は2階のブティックに行き 世界的にアクセサリーや皮小物で有名な
ポワモールのブティックに入ると結構普段着でも付けられる
高級品が並んでいた

神山が価格を見ていると洋子が
「さすがわパリね いい値段しているもの
ねえ なぜうちにモテリコが入らないの」
「うん ほらこことモテリコはパリでも競争しているでしょ
だから そこのデパートはモテリコは入っているけどポワモールは
入っていないとか デパートは結構そうなっているよ
もともとモテリコはイタリアだったけど本社をパリに移してから
お互い競争意識が強くなったね」
「そうなの よく知っているわね」
「うん ニーナ・ニーナの筒井さんから色々と聞いたからさ
ねえ この指輪だけど 洋子に似合うよ会社にもして来れるし どう」
洋子は神山が勧めた指輪を見ると確かに良かったが年齢的に
少し派手な感じがしたので
「本当に そう思う」
「うん 間違いないよ」
神山は店員にサイズを言って出して貰うろ洋子も気に入った様子で
「いいわね これ」
ガラスケースに置かれた鏡を見ながら手を動かし指輪を眺めた
3連の指輪で両脇がホワイトゴールドで真中がゴールドのコンビで
真中のゴールドにダイヤが埋め込まれているデザイン的におしゃれな
指輪だった
神山は洋子が気に入って指から外さないので店員に値段を聞くと
「はい こちらは280万円でございます」
神山は商品券を280万円分出して会計を済ませると
店員に
「箱だけ下さい 本人そのままつけていくから」
店員は返事をすると指輪の箱を丁寧に包み洋子に渡した
「ふふふ 今は右手だけどいつ左手につくかしら ね~え」

神山は何も答えずに次長室に戻った
「ありがとうございます 素敵ね 私気に入ったわ
でも 母に見つかると煩いから家では出来ないわね」
「良いじゃないか そんな赤いショーツと違うよ それは」
「そうね でも良く覚えているわね 赤いショーツには参ったもんね」
「まあ 美しくなる指輪だったら大丈夫だよ」
「ねえ カトリアーナに何かしてあげなくて良いの
だってアレックスジャパンの面接 受かったんでしょ」
「う~ん 何にしようか」
「あのね さっき見ていたんだけど ポワモールの
ネックレスはどうかしら ペンダントトップがPの字で
ダイヤが入っているわ 値段も300万円だから丁度良いと思うわ
普段 つけていられるわよ」
「そうしたら 洋子買って来てくれるかな お願いします」
そう言うと神山は商品券を300万円分出し洋子に渡した
洋子は受け取ると早速店内へ買いに行った

神山は次長席で書類を纏めていると内線電話が掛かってきた
「はい 神山ですが」
「大熊工務店の加藤です」
「こんにちわ お久しぶりです」
「や~山ちゃん 偉くなられましたね」
「いえいえ たまたまですよ それでなにか」
「ええ お祝いに気持ちをお届けするのですがお時間は」
「ええ 空いていますが6時には出ますよ」
「では これから伺います」
大熊工務店は日本でも5本の指に入る建設会社で鈴やの工事は
全てここで建てられている
電話の相手 加藤は東京の東地区を担当している東京 東支社の
支社長を務めている
現在も改装工事や増床工事などを行っている上野店の傍に事務所を構え
加藤も時々顔を出している
神山が上野店の在席時 営繕課の仕事をしている時に加藤に構築物の事を
色々と教えられ勉強をした
催事課に移動してからは加藤と殆ど会うことが無かった
暫くすると洋子が店内から戻り神山にプレゼント包装した小箱を渡し
「このブティックの袋に入れていけばいいわよ」
神山はポワモールの袋を受け取ると小箱を仕舞いバッグに入れた
「洋子 これから大熊工務店の人が来る」
神山は事情を説明して わざわざ協会で会うのも
失礼なのでここで会う事を伝えた
「ええ 大丈夫よ 何時頃いらっしゃいますの?」
「うん もう直だと思うよ」
話していると次長室のドアフォンが鳴りドアを開けると
加藤を始めとしてそうそうたるメンバーが次長室に訪れた
「加藤さん 本当にご無沙汰をしています お元気ですか」
「やあ 山ちゃん 元気そうで」
神山はソファーを勧めると支社長の加藤武雄と副支社長の田端治朗が
座り支社長秘書 常磐恵子や副支社長秘書 千曲ルミら6人は
座らなかったので神山が折り畳み椅子を出して座って貰った
加藤の後ろに経理部長の和久井秀三 総務部長の石井栄蔵
現場監督の青木省二 もう一人現場監督の保川哲平の4名が座り
秘書は加藤と田端の脇に座った
洋子は直ぐに冷茶を用意しみなに配った

「いや~ 神山理事 ご就任おめでとうございます 素晴らしい事ですよ」
「でも 決裁権が無いんですよ」
「ははは しかし理事は理事 これから仕事が増えますよ
と 言っても接待される方ですがね」
「そうですか 困りますね」
「大体 今まで年寄りが多かったから控えていましたが 山ちゃんだと
大変でしょう まあ 充分楽しんだら辞めればいいのですよ」
「でも 今のところお誘いは無いですよ」
「これからですよ それから これだけは気を付けて下さいよ
一人で現場に入らない事 これは絶対に止めて下さい
まあ 山ちゃんは事務所で指示を出されている方が無難ですよ
結構 これが居るんですよ 
そうそう 大竹組の麻生太郎が逮捕され懲戒免職ですよ」
「まだ 新聞には載っていないですよね」
「ええ 情報は早いですよ 警察は
あれは山ちゃんが捕まえたそうですね 凄いですね
でも もう無茶は止めたほうが良いですよ 今度は人数が違いますから」
神山が頷くと支社長秘書 常磐恵子や副支社長秘書 千曲ルミが
「本当に お体に何かあると私たち悲しくなりますよ
絶対にもう無茶はしないで下さいね」
「うん ありがとうございます しかしお二人とも美しいですね」
「いいんですよ まだ居ますから ふふふ」
神山は加藤と会ったのが5年ぶりなので秘書と会うのも5年ぶりとなる
共に30代と思われるが美しかった
「ところで 山ちゃん これは私からの気持ちで こちらは本社から
預かってきた気持ちです 受け取ってくださいね」
加藤は言いながら2つの大きな重たい風呂敷包みを神山に渡した
「そうそう 青木君 保川君」
現場監督の青木と保川は日本酒をテーブルに置いて神山に差し出した
「いや~ 美味しいのを頂きましたね ありがとうございます」
加藤は神山に理事として2つ3つアドバイスを言うと
「では 失礼しますね また何かありましたら 電話をください」
「ええ ありがとうございます」
加藤支社長と神山は握手をして次長室の外で見送った

部屋に戻ると洋子が
「すごく貫禄のある方ですね」
「そうだよ 警察も動かすからね あの人は 凄いよ
大竹組なんか目じゃないね」
「そうなの ねえ この包みは現金?」
「うん 多分そうだろう」
神山は日本酒をロッカーに仕舞うと風呂敷包みを開けるとまた丁寧に
紙で包まれていて丁寧に開けると現金が出てきた
東支社も本社も同額の7千万円づつ包んであった
「困ったな もう銀行も終ったし」
「そうしたら ロッカーに仕舞っておけば」
神山は包みを元どうりにしロッカーに仕舞うと洋子に
「ねえ 確かアルタの自由費は今日だよね」
「いやだー 明日ですよ 今日は9日ですから もう」
「そうか ごめんごめん」
「ほんと 忙しいから、、、」
「うん 仕方ないよどたばたしていたからね
そろそろ 6時になるから帰ろうか」
二人は次長室を出るとまだ雨が降っていたので神山は駆け足で
ホテルの地下駐車場にはいり蒼いBMWに乗った

ビルの外で待つ洋子を乗せると洋子が
「凄いわね いい車でしょ」
「うん まだ遠出をしていないけれど 結構扱いやすいよ」
話していると赤坂のスタジオに着き
洋子を玄関で降ろし車をガレージに入れた
家に入ると祐子とカトリアーナが神山と洋子を出迎え
「神山さん お疲れ様でした」
祐子はそう言うと神山にキスをした
神山はタクシーを呼んでスタジオで寛いだ
祐子とカトリアーナは出かける仕度をしていて二人ともモテリコの
ワンピースを着ているので神山が祐子に聞くと
「ふふふ カトリアーナと同じサイズだから貸したのよ 似合うでしょ」
「うん そうしたらカトリアーナにも今度買ってあげるよ」
「わぁ~嬉しいわ ありがとうございます」
神山は2階の主賓室にいくとバッグを変えプレゼントを入れ替えた
スタジオで呼ばれ下に行くとタクシーがきたといわれた
4人は傘を差して外壁の玄関まで歩きタクシーに乗った
神山が運転手に行き先を伝えると祐子が
「神山さん そこのホテルではないのですか」
「うん 変更しましたよ もっと素敵なところだよ」
タクシーが青山3丁目のイタリアンレストラン スパに着くと
まだ約束の18時30分になっていなかったが
総支配人の石原順次が迎えてくれた
「神山様 本日はご予約頂きましてありがとうございます」
「突然で済みませんでした」
「それで お誕生日とお聞きしましたので ケーキもご用意しました」
「ふぁ~ 凄いな 祐子 ケーキまで用意してくれたって」
「わぁ~嬉しいわ ありがとうございます」
「では 神山様 お席は2階で準備しています どうぞ」

総支配人の石原は神山達を席まで案内した
「こちらのお席にお誕生日の方に座って頂きます」
円卓の真中には円筒がおかれていて全員が着席をすると石原は
従業員にシャンパンやグラスなど準備を指示し整うと円筒を外した
「わぁ~ 凄いわ 27の数字がキラキラ輝いているわ 綺麗」
バースディーケーキは円形のスポンジケーキの上に27をかたどった
スポンジケーキが乗せられて生クリームや色々と飾り付けが施されていた
27の数字には金箔を小さく刻んだものが振りかけられ輝いていた
ろうそくも27の数字の上にいろいろな色が27本立っていた
シャンパンが全員に注がれると石原がろうそくに火を点け
円卓の上にある照明が暗くされ皆でお祝いを歌うと祐子が27本の
炎を消し 神山達は拍手をして改めて祐子を祝った
照明が明るくなると石原が透明のカバーをケーキに掛けて
「お食事の最後にお召し上がりで宜しいでしょうか」
「ええ そうしてください でも素晴らしい ありがとうございます」
「ええ では準備をしますので 少しお待ちくださいね」
神山達はシャンパンで乾杯するとおつまみが運ばれてきて早速食べ始めた
一息つくと神山は祐子に
「祐子 これからもお願いしますね お誕生日おめでとうございます」
そう言って鈴やの包装紙に包まれリボンがついた小箱を渡した
「わぁ~嬉しいわ 開けていいですか」
「うん」
祐子はリボンを丁寧に解き包装紙を開けると可愛らしい小箱が表れた
蓋を開けるとハート型のペンダントでチェーンも一緒だった
「わぁ~嬉しいわ ありがとうございます 神山さん」
「うん 実は洋子が選んでくれた 僕は分らないからね」
「洋子さん ありがとうございます 素敵です」
洋子が神山に
「ねえ 着けてあげれば」
神山が照れていると洋子が祐子の首に着けてあげた
「どうですか 似合っていますか」
洋子は手鏡を祐子に渡し
「可愛くて 素敵よ 似合っているわよ」
祐子は嬉しくて顔を紅潮させていた
カトリアーナも祐子のペンダントを誉めていると神山が
「さあ 次はカトリアーナだ アレックスジャパンの入社決定おめでとう」
神山が言うと洋子と祐子 神山も拍手をするとカトリアーナが
「ありがとうございます 神山さんのお陰で来年から頑張ります」
神山はポワモール ブティックの包装紙に包まれリボンのついた小箱を
カトリアーナに渡すと
「わぁ~ 凄いわ ポワモールって 大好きなブランドよ」
カトリアーナは喜びを抑えながら開けるとネックレスで
「わぁ~嬉しいわ これ欲しかったのよ 神山さんありがとうございます」
「うん 実は これも洋子が選んでくれたんだ ごめんなさい」
「ううん いいの 洋子さんありがとうございます」
洋子はカトリアーナの首にネックレスを着けると手鏡を渡した
カトリアーナは手鏡を覗き再びニコニコして神山に御礼を言った 

若い二人はよく話よく食べた
神山は微笑ましく見ていると洋子が
「ふふふ いいでしょ 若い子が歓んでいるのを見るのも悪くないわよね」
「うん そうだね 元気でいいよ」
「でも 3ヶ月前のあなただったらできない事よ
考えて 私のも入れると理事の年収と一緒よ」
「そうだよな ありがたい事さ でも洋子はお金がなくても付いて来るよね」
「ふふふ 当たり前でしょ 分っているくせに もう
でも あの子達もそうよ あなたの魅力に取り付かれているのよ
だから高額なプレゼントだと余計に嬉しいのよ」
「そうか 選んでくれてありがとう」
神山が洋子にキスをすると祐子とカトリアーナが
「洋子さん ずるい もう 私たち我慢しているのに ねえ祐子」
「ごめんごめん ほら その 選んで貰ったお礼さ」
「うそばっかり そんなの会社で済んでいるでしょ もう」
「いや 今日は忙しくて 御礼もしていなかったんだよ だからさ」
「いいわよ 許してあげるわ でも今夜は許さないわよ
カトリアーナと作戦を一杯話したのよ ふふふ
今度は私たちのお礼を一杯受け取ってね ねえカトリアーナ」
「そうよ 今夜は寝かせないわ お楽しみに」
2人は神山が会社に行っている間に色々と話をした様子で
姉妹のように仲良く話していた
神山は注意をして二人の会話を聞いていると時々英語やフランス語で
話しているので不思議に思った

食事が進みワインも2本目を呑むと3本目のボトルを注文した時
石原が神山に
「本日のステーキは 東条さんが焼きます 美味しいですよ
期待をしてください 間違いありません」
「ありがとうございます そうしたらそのお肉を生で下さい4人分 
たれはしょうゆにニンニクとしょうがをおろしたものでお願いします」
石原はニコニコして神山にお辞儀をすると下の厨房に戻った
暫くするとワインと牛肉の生を運んできて
「今日のお肉は少し上級ですよ 来られる事が分っていれば
もっといいのを仕入れましたが これもいけますよ どうぞ」
神山は早速食べると柔らかく味もしっかりしていてカトリアーナが
「美味しいわ 初めてよ 柔らかくて」
石原は神山を見ると頷いているので下に戻った
神山達が生の牛肉を食べてから暫くするとステーキが焼きあがり
「神山様 どうぞお召し上がりください」
石原が自信をもち勧めるので一口食べると美味しかった
以前の東条では出来ない芸当で神山は感心して改めて石原に御礼を言った
ステーキを食べ終わると石原がカクテルのカルーアミルクを準備して
バースディーケーキを食べごろにカットしてくれた
残ったケーキは持ち帰れるように箱に入れ祐子のところにおかれた
ケーキを食べ終わると神山が席をたち厨房に行き東条にお礼を言った
「神山理事 今日はありがとうございます 感謝しています」
「東条さん 美味しかったですよ こちらこそありがとう」
神山は石原に会計を頼むと
「今夜は全部で12万円です」
神山は12万円を渡し会計を済ませた
4人は石原にお辞儀をして店を出ると洋子が神山に
「あなた 私はここで」
「うん お疲れのところありがとう 気を付けてね」
タクシーを拾うと洋子が先に乗り手を振ると発車していった
神山もタクシーを拾い祐子とカトリアーナが乗ると赤坂のスタジオに向った







.

2013年12月9日月曜日

紫陽花 1 - 46 Vol. 2



大将は久しぶりに来た神山に鮮魚を捌いてくれた
暫くすると由貴と桃子が神山達のテーブルに来て
桃子がいきなり神山にキスをするとカトリアーナが
「ずるいわよ もう 我慢しているのに」
皆で大笑いすると
神山の隣りに座った桃子も譲らず神山の横に座った
正面に祐子が座り両脇に洋子と由貴が座った
洋子は二度と過ちをしないよう自分から話をする事を避けていた
女性がそれぞれ自己紹介を終えると色々な事で話が盛り上がった
神山はカトリアーナと桃子が話をしやすいように洋子の正面に移ると
桃子がカトリアーナに
「駄目よ 私はあなたの先輩よ わかった」
「はい 先輩」
カトリアーナは桃子のほほにキスをすると桃子は
「相手が違うでしょ もう 私レズには興味ないのよ神山さんにしなさいよ」
桃子は言うと気が付いたが遅かった
カトリアーナは神山のほほにキスをして桃子にフランス語で
「桃子先輩の指示でしました OK」
みんな大笑いをした 見ていた洋子が神山に
「あ~あ 20代に戻りたいわ 元気があって羨ましいわ」
「まあまあ 自然に任せるしかないよ 実はカトリアーナと祐子に
降参したんだ 完全に負けたよ」
「へぇ~ そうなんだ やはり若さね じゃあ今夜も負けね」
「うん 手を抜く方法を考えついたんだ 内緒だよ」
「まあ いやらしい 一生懸命あなたを愛しているのに 手抜きだって」
「おいおい 勘違いしないでくれよ 勿論 僕も一生懸命だよ」
「そうでないと 可哀相よ もう」

神山と洋子が話 他の4人が話す格好になった
カトリアーナは由貴や祐子 桃子達と話をしていると大学の
同級生より全然大人で頭が切れると感じとり
内容が判らないと質問をして友達になっていった
神山の携帯が鳴ったので出てみると由紀枝からで
「こんばんわ 由紀枝です 先日はごめんなさい 寝ている時に帰って」
「いや 車だし仕方ないよ どうフロントは」
「ええ 大丈夫よ 今日は外人さんと話もしたし順調よ」
「良かったね ちょっとまって カトリアーナ 由紀枝だよ
フロント業務が順調で電話をくれたよ さあ
カトリアーナです 由紀枝さん 良かったわね」
由紀枝はフランス語で
「カトリアーナさんに自信を付けて貰ったから 楽しく話せたわ
ありがとうございます」
「ううん あなたの温かさが伝わったのよ よかったわ」
「うん ありがとう でも煩いわね どこなの」
「ええ 東京よ 待ってね洋子さんと変わるわね
洋子さん 由紀枝さんです
由紀枝さん こんばんわ 今聞いたわ よかったわね」
「わぁ~ 凄いわ 洋子さんもいるんだ ありがとうございます」
「まだお友達がいるけど まってね
ねえ あなた由紀枝さんを知っているのは後は誰?」
「うん 祐子だね」
「由紀枝さん 祐子さんと変るわね はい 祐子さん
祐子です 由紀枝さんこんばんわ 良かったですね カトリアーナが
言っていたように由紀枝の真心が通じたのよ 頑張ってね
また 時間を作って会いましょうよ」
「ふふふ その時はお願いしますね」
「こちらこそ お願いしますよ ふふふ 神山さんと変りますね
はい 神山さん
由紀枝 皆が励ましてくれて嬉しいね 僕も嬉しいよ
皆が由紀枝を応援しているから 頑張れ」
「は~い 分りました ありがとうございま~す」
「じゃあ また電話するし 何かあったら連絡しなさい いいね」
「は~い 分りました 早く来てね」
「うん 今度行くときは驚く車で行くよ 楽しみにね」
「ふふふ 待っていま~す それでは お休みなさい」
「うん お休み」

電話を切ると由貴と桃子が神山に由紀枝の事を聞いてきたので
掻い摘んで話すと由貴も桃子も知っていた
由貴と桃子もフランス語大会で見かけている事と凄く美しい女の子と
印象が残っていると言った
「へぇ~ 祐子さんと由紀枝さんが決勝で争ったんですか 凄いですね」
由貴が言うと桃子も
「由紀枝さんて英語が抜群に上手で確か大学2年の時に すでに
ビジネス英語をマスターしていたと噂で聞いた事があるわ」
洋子が
「そうなのね 私も聞いたけれど 私より上手よ凄い子ね
祐子さんと話をしても全然遜色ないしね」
「しかし 凄い頭脳の持ち主ばかりで幸せですよ」
「ふふふ なにも出ないわよ 今ごろ言っても ねえ」
「そうですよ でもやっぱり男は神山さんのように優しくなければ
基本的に駄目ね 私は」
「桃子はまだ神山さんの事を少ししか見ていないわよ
優しさだけじゃないわよ もっと抱かれてよさを見つけなさいよ」
「でも由貴先輩 私 まだ一緒の時間が少ないんですよ
だって 私の周りにこれだけの女が居ていつ順番が廻ってくるか
もう 由貴先輩は何回も抱いて貰っているでしょうけど
でも 私は いいの最後には福がくるから 待っています」
それを聞いたカトリアーナが分らないので桃子に聞くと
洋子や祐子や由貴 桃子皆から説明され
「そこが 日本女性のいい所ですね 外国にはない独特のものね」
女性達が仲間となって話していると神山は嬉しくなった
この女性達は自分の宝で活力の源と考えるといくら大事にしても
そのうち神山から別れる時がいつか来るだろうと
その時には出来るだけの事をしようと胸に誓った

神山がボ~ッと考えていると洋子が
「ねえ どうしたの ねえ」
「あっ ごめんごめん ちょっと考え事をしていた ごめんなさい」
神山が無口になったので女性達はどこか調子が悪いのかと心配した
特に桃子が心配して洋子に進言をしたほどだった
「もう 驚かせないで 桃子ちゃん心配して泣きそうよ」
「ごめん 桃子 大丈夫だよ 考え事をしていたんだよ
君たちの将来をね まあ過去は見ないけど未来は色々と想像出来るだろう
全員集まって 君たちが裸踊りをしてくれると さぞ楽しいだろうと」
「まあ すけべ あ~あ 心配して損をしたわ」
洋子は神山の言葉を聞き自分と別れがきた時の事を考えていたと思った
「大丈夫よ あなたずーっと一緒よ私は 心配しないで」
神山は洋子の顔を見て頷いた
他の4人はもう別な話をしていて洋子の言葉は聞こえなかった
そろそろお開きが近くなり女将にお土産を5人前頼み由貴に
「由貴 今夜来る?」
「ふふふ 行きたいけど 明日お仕事だから遠慮してきま~す 壊れるもん」
皆が大笑いしていると生理中の桃子が
「私 入ってもらいたいの タンポンだと我慢できないわ 駄目でしょ」
「おいおい 僕のちんぽこはタンポンじゃないよ 参ったな~」
また皆で大笑いした

洋子が桃子に
「そうそう 桃子ちゃん 先日お部屋が狭くて
大きいお部屋を探していたでしょ
それでねなんとなく見ていた賃貸住宅の雑誌に 大きなお部屋があったの
それがたまたま由貴さんの近くのマンションで広いわよ」
「わぁ~嬉しいわ ありがとうございます」
「桃子 いい話だ 今度休みはいつ?」
「ええ 10日の水曜ですよ」
「うん 洋子 悪いけど明日朝一番で抑えて欲しい 手付が必要ならば
現場を見て支払いをしておいてくれるかな お願いします」
「ええ いいわよ」
「そうしたら桃子 10日は部屋を見て引越しの準備をしよう
由貴 休みの調整を頼んだよ」
「ええ大丈夫よ 土日以外に引越しを組んでくださいね」
「じゃあ 桃子 10日は朝早くから出かけるからそのつもりでね」
「は~い 分りました ありがとうございます」
神山はカウンターにいきお会計を頼むと
「今日は4万5千円よ」
「いつも安いね ありがとう」
神山は10万円をだすと由貴と桃子を女将に教えると
「あの子達が来たら これを使ってよ ねっ」
「はいはい 羨ましいね あの子達は 分りましたよ預かります」
「お願いしますね 例え全額でなくても半額をここから使うとかね」
「ええ 分りましたよ」
神山が会計をすませると女の子達は女将と大将にお辞儀をして店を出た
洋子が
「そうしたら 私 由貴さんと桃子ちゃんを乗せて帰るわね」
「うん お願いします」
神山は洋子に1万円札を渡してタクシーを拾うと3人を先に乗せた
「じゃあ 我々もかえろう」
祐子がタクシーを拾い3人が乗ると上原を後にした
赤坂のスタジオに着くと祐子はカトリアーナをゲストルームに案内した
祐子が自分の部屋着を貸すなど面倒を見た
神山も着替えるとスタジオに下りて3人でお土産を食べ祐子が
「ワインを用意しましょうか」
神山が頷くとグラスにワインを注ぐと神山が
「みなさん お疲れ様 乾杯」
祐子とカトリアーナはこれから始まる事に胸を弾ませワインを呑んだ

6月9日 火曜日 雨
ピンポーン
「はい 神山ですが」
「あの BMWの者ですが 神山様はいらっしゃいますか」
祐子はソファーで寛いでいる神山に
「BMWの方がお見えになりました」
神山はインターフォンで確認すると外壁の門扉を開けて玄関に行った
BMWが玄関に着くと神山はガレージを指示しガレージに入った
照明を点けると鮮やかなブルーが赤いポルシェと並び綺麗だった
営業マンからの説明を聞くと書類にサインをし鍵を受け取った
神山は祐子に断って家の周りを走り戻ると
「ありがとうございます 大変気に入りましたよ」
「神山様 なにかございましたら ご連絡をください」

営業が帰ると神山はガレージを閉めてスタジオに戻った
3人の昨夜は遅く26時過ぎまで交わり続け神山が降参をして
神山を真中に両脇に祐子とカトリアーナが一緒に寝た
カトリアーナはアレックスジャパンの面接で9時にマーチで出て行き
部屋には神山と祐子がベッドで交わっていた 
目が覚めたのもつい先程でまだ朝食を食べていなかった
「ねえ祐子 しゃぶしゃぶでも食べにいこうか
そのうちにカトリアーナも帰ってくるよ 直ぐに終ると言っていたから」
「わぁ~嬉しいわ いきましょう」
10時30になるとカトリアーナが歓んで帰ってきた
「ねえ 神山さんOKよ アレックスJrが神山さんが来ないので
少し寂しがっていましたよ」
「うん まあ彼は社長だし でも今度行くよ」
「それで 来年大学の単位が取れれば卒業だから2月にはもう
アレックスジャパンの見習で働けるわ
お給料も凄く良くて 助かるわ」
「良かったね 来年は御殿場アウトレットで働く事に決定だね」
「ありがとうございます 神山さん」
神山はカトリアーナに今日のランチを紹介すると歓んだ
3人は時間までスタジオで寛いだ
少し早いが神山は赤坂 スカイ ハイ ホテルまでタクシーで行った
6Fのしゃぶしゃぶに入ると まだ12時前という事で空いていていた
ランチタイムなので神山はTJカードを使わずに席を案内されると
生ビールを注文しランチメニューとしゃぶしゃぶ肉を3皿追加した
カトリアーナも祐子も運動をし汗をかいたのでよく食べた
神山はワインを注文ししゃぶしゃぶ肉も追加した
きしめんを食べる時にカトリアーナに親切に教えると
スープが美味しくてきしめんをよく食べ追加した
「わぁ~食べたわ 神山さんありがとうございます とても美味しかったわ」
「うん ここのお店は銀座に本店があり信頼できるお店だから
牛肉は間違い無しだよ」

3人は赤坂のスタジオにタクシーで戻った
神山は祐子に30分寝かせて貰う事を伝えると
「カトリアーナとお話をしているから 30分経ったら起こしますね」
神山は頷くと祐子とカトリアーナにウインクをして2階の主賓室に行った
「祐子 神山さんはタフね あれだけSEXしても元気だもんね」
「そうよね あれだけの元気が無ければ今の地位も無いでしょうね」
祐子はカトリアーナに神山の度胸と力強さを話すと
カトリアーナも先日の事件や昨日の大竹組との話など
神山のいい所を学んだと祐子に話をした
コーヒーをお代わりしてフルーツを食べ終わると祐子が
30分経ったのでカトリアーナと2階の主賓室に神山を起こしに
行くとカトリアーナが布団をみて祐子に
「もう 凄いわね テント張っているわ ねえ する?」
「駄目よ 怒られるわ SEXの時はSEXをする時よ
起こす時は優しくしないと」
「そうね 分りましたごめんなさい」
カトリアーナと祐子が神山のほほや唇にキスをすると神山は
「あ~ よく寝たありがとう 二人のキスで目が覚めたよ」
祐子がテントの先をちょんちょんと触ると神山が
「おいおい もう駄目だよ 会社に行くからね 今夜さ」
神山は裸でベッドから出ると肉棒が天を向いていて
カトリアーナと祐子は
「ねえ おしゃぶりだけさせて お願いします」
神山が頷くと二人は肉棒のおしゃぶりを始めたが神山が直ぐに
「さあ もうお終いだよ シャワーを浴びるから離しておくれ」

祐子とカトリアーナは神山の言う通りに愛撫を止めた
神山は浴室に入ると熱いシャワーで躰をシャッキとさせ
身支度を済ませると2つのバッグに1億円いれてスタジオに下りた
祐子とカトリアーナにキスをして祐子に
「祐子27歳 バースディーおめでとう
それで 今夜は赤坂 スカイ ハイ ホテルで食事をしようよ」
「ありがとう 覚えていてくれたんだ 良かった」
「うん 言うタイミングが見つからなくて 遅くなってごめんね
それで6時過ぎには戻ってこれると思うよ それからいこう」
「は~い 分りました 待っています」
神山の話が終ると洋子から電話が入った
「はい 神山ですが」
「ごめんなさい 今 日本缶詰産業総合協会の眞鍋香織さんて秘書の方から
電話が入って書留が相当来ているので取りに着て欲しいといわれました」
「うん ありがとう では協会に立ち寄って部屋に行きます」
神山は何故自分の携帯に連絡しないのか不思議に思って携帯を見ると
丁寧に電源を切っていた

神山は二人に
「じゃあ 行ってきます」
「は~い 行ってらっしゃいませ」
神山はガレージに入ると蒼いBMWアルピナB12に乗り近くの銀行で
1億円を入金すると銀座の日本缶詰産業総合協会に向った
この蒼いBMWは真紅のポルシェと同じ様に運転しやすかった
日本缶詰産業総合協会の入っているビルに着くと神山はエレベーターで
協会事務所に行った
理事室に入ると秘書の眞鍋香織が待っていて神山に紙袋5つを持って表れた
「神山理事 こんにちわ こんなに来ていますよ
それで送り主は全てリストを作り先程礼状を出しておきました」
「うん ありがとう でも凄い数だね」
「ええ お中元と重なったので多くなったと思いますよ」
「そうだ 僕の携帯に電話をくれた?」
「ええ 電源が切れていたのであちらのお部屋に電話をしました
済みませんでした でもどんどん溜まるので早くお渡ししたかったのです」
「いや 謝らなければいけないのは僕さ ありがとう」
眞鍋 香織は神山の机に近寄り
「ねえ 神山理事 いつ誘ってくださるの もう待ちきれないわ」
「うん なかなか時間が無くてね ごめんなさい」
「う~ん もう 早く誘ってくださいよ」
神山はブラウスの間から覗く乳房にドキドキした
眞鍋香織も知っていて乳房が見えるよう机に手をついて話していた
神山はここでは声が聞こえるしどうにもならないので今日は諦め
「香織さん 必ず誘うからその魅力的なバストを隠してくれよ
でないと僕は立てなくなるよ」
「いいわよ じゃあ許してあげる どれどれ」
香織は机をまわって神山の下半身を触った
「わぁ~ 大きくしているわ 凄い」

神山は弄ばれた事に頭にきて
「いい加減にしろ 魅力的な体を見せ付けられれば大きくなるさ
そうやって僕の事を遊ぶならもう誘わない いいね」
眞鍋香織は神山が本気で怒っている事を感じ取り
「ごめんなさい そんなつもりは無かったんです ほんとごめんなさい
もう二度としません ごめんなさい」
「君のように抜群な容姿端麗なら僕でなくとも一杯男は寄ってくるだろう
そちらの男と一緒にされると迷惑だ 勘違いもはなはだしいぞ」
「ごめんなさい もう許してください ごめんなさい
ただ 建築の安堂さんとどちらが先に神山理事と親しくなれるか
競争をしていたんです ごめんなさい」
「ばかもの 僕をそのような事に巻き込むなんて迷惑だ
何を考えているんだ 毎日SEXの事ばかり考えているのか ばかもん」
神山は完全に怒り眞鍋香織に安堂をここに来るように指示をした
「え~ そんな秘書は要らないぞ ほんと」
神山は安堂真由美が来るまでタバコを吹かしていた
眞鍋香織は机の前でうなだれ涙を流していた
暫くすると安堂真由美がニコニコして理事室に入ると
眞鍋香織がうなだれているので驚き
「どうしたの香織 泣いているけど」
眞鍋香織は無言で答えなかった
神山は安堂真由美に眞鍋香織と同じ事をいい叱った
安堂真由美も香織同様うなだれ泣き始めた
「神山理事 ごめんなさい 二度とそのような事をしません ごめんなさい」
「いいか二人とも するしないではない そのような考えを持たない事だよ
そうだろう 二人のプロポーションを見れば分るさ
それを武器にして男を弄ぶとは 何を考えているんだ 迷惑だよ僕は」
「はい 分りました 本当に済みませんでした」
「そんな考えを持っているうちは誘わないよ いいね 本来なら首だ」
「神山理事 それだけはご勘弁してください お願いします」

眞鍋香織と安堂真由美は必死に神山にお願いした
このような協会はやはり政府の一機関なので給与や待遇がよくて
眞鍋香織や安堂真由美は辞めたくなかった
今までの理事は年寄りばかり相手にしてきてSEXも満足に出来ず
はけ口を外に求めたが協会勤務の性格上諦めていた
そこへ若い神山が就任した事で二人はどちらが先に神山と関係できるか
争っていた
「さあ 二人ともお尻を出しなさい」
神山は眞鍋香織と安堂真由美に後ろ向きになりお尻を出させると
眞鍋香織から思い切り3回叩いた
「きゃあ~ 分りました ごめんなさい きゃあ ごめんなさい きゃあ~」
安堂真由美にも思い切りお尻を叩くと
「キャ~ ごめんなさい キャ~もうしませんごめんなさい キャ~」
二人は一緒に泣いて抱き合っていた
「いいか 今日はこれで済んだけど 今後同じ様に僕の事を弄んだ時は
こんな事では すまないよ いいね」
そう言うと眞鍋香織と安堂真由美は神山の胸に抱きついて泣きながら謝った
神山は
「ほら お化粧が落ちて大変な状態だ 顔を見せてごらん」
二人は顔を上げるとマスカラが落ちて目の周りが黒くなり二人で
笑い出した
神山は眞鍋香織にキスをし安堂真由美にもキスをした
二人はまた嬉しくなり泣き出して神山を困らせた
神山は二人を離すとシャツが二人のマスカラや頬紅
ルージュでぐちょぐちょになり困った
「おいおい 大事なシャツがこんなになった 困ったな もう」
そう言うと眞鍋香織が顔をシャツの汚れていない所に擦りつけると
「前衛芸術 出来上がりですよ」
安堂真由美も同じ様に顔をシャツに擦りつけた
「わかった ありがとう しかし君たちの顔も前衛芸術だよ ほら」
二人は姿見を見て笑った
神山は二人の乳房を優しく触り
「今夜 僕の友人が誕生日だけど くるかね」
「女性ですか」
「そう 女性だよ 素晴らしく美しく素敵な女性だ」
眞鍋香織と安堂真由美は顔を見合わせて
「いきなりだと申し訳ないです もう少し神山理事とお話をさせてください」
「うん わかった では帰るよ」
安堂真由美が慌てて
「理事 この袋は建築の各協会にきた書留です
送り主はリストを作りすでに礼状を発送しています」
安堂真由美は職員と一緒に神山の前に出した
「分りました ありがとう」
神山は最後に二人の秘書に商品券50万円分ずつ渡し
「これで鈴やの資生堂化粧品で化粧をして貰いなさい
今までより素敵な美しい女性になれるよ いいね」
二人は笑顔に戻ったが 前衛芸術の顔では笑っているのか泣いているのか
分らなかった
神山は書留の袋を運ぶのを職員に手伝ってもらい
駐車場で二人にキスをして協会を後にした

蒼いBMWに乗ると近くにあるホテルの地下駐車場に止めた
神山は傘を持って次長室に入ると洋子がシャツを見て驚いた
「どうしたの なんか女性のお化粧品みたいね」
神山は後で説明するといって蒼いBMWから二回往復し袋を運んだ
一息つくと神山は洋子に協会で起きた事を伝えると
「そう 大変だったのね でも彼女達は悪気があった訳じゃないでしょ」
「当たり前だよ そんな事だったら もう首にしているよ
まあ 今までの理事がおじいさんばかりでSEXも
充分ではなかったんだろう 
はけ口と言っても協会の性格上誰でも良い訳じゃないしね
まあ そこに僕が就任したから先を争ったんでしょ 迷惑だね」
神山はシャツを取り替えると洋子が
「クリーニングに出しておきますね」
「うん ありがとう それと昨夜はありがとうございます
でね 今日は祐子の27歳のバースディーと
カトリアーナがアレックスジャパンの面接で受かったんだよ
洋子も来てくれると楽しくなるし どうだね」
「わぁ~嬉しいわ いいの本当に」
「うん 赤坂 スカイ ハイ ホテルで行うつもりだけど どうだろうか」
「そうしたら 青山3丁目のイタリアンレストラン スパで
やってあげればどう?」
「そうか そうしよう じゃあ連絡をしてくれるかな
参加者は 僕をいれて4人だよ」
「私とあなたでしょ 祐子さんとカトリアーナね 由貴と桃子ちゃんは」
「う~ん 考えたんだけど 今回は外したよ」
「そうね 分りました」
「それから プレゼントだけどペンダントにしようと思っているんだよ
クリーニングに行くなら一緒に見てくれるかな」
「ええ 行きましょうか」








.

2013年12月4日水曜日

紫陽花 1 - 46 Vol. 1



6月8日 月曜日 曇り
神山は次長室に入ると早速アレックスジャパンの
アレックスJrに電話をした
「やあ 神山さんおはようございます」
「やあ アレックスJr おはよう 元気ですか」
「ええ 元気にやっているよ ところで今日は御殿場の件ですか」
「うん いい女性を見つけたんだ」
神山はカトリアーナ ドヌーブの事を詳しく話して
御殿場アウトレットの受付け業務に使えないか打診すると
「大丈夫だよ 神山さん そうしたら1回簡単な面接をして来年の
入社式が終ったら御殿場アウトレットの勤務でいいと思うよ
もし 本人が空いているなら事前に商品知識をつけるために
研修をしてもいいよ 大丈夫だよ いつでも待っているよ」
「ありがとう そうしたらカトリアーナと連絡をとってアレックスJrに
詳しい日時を連絡するよ」
「分りました」

神山は早速カトリアーナに電話をすると今日は15時に仕事が終るといい
明日と明後日は休みだといった
「そうしたら 夕飯は僕達と一緒に食べて明日面接しようか」
「ええ 嬉しいわありがとうございます」
神山はアレックスJrに電話をすると明日9時30分なら時間がとれると
快く引き受けてくれた
ソファーに座りタバコを吹かすと亜矢子に逢ってみたくなり
神山は亜矢子に電話をするとまだ勤務中だが明日休みで今日は
12時に終わり御殿場駅には15分位で来れる事を言われた
「そうしたら 駅前の寿司屋でお昼を食べようよ」
「わぁ~嬉しいわ 必ず行くからね」
神山は駅前寿司屋の電話番号を伝え電話を切った
「おはようございます」
洋子が丁度出勤してきた
「やあ どうだい体調は?」
「ええ 大丈夫よ ありがとうございます」
神山は昨日と一昨日の事を話すと
「へぇ~ 由紀枝さんと祐子さんがコンテストで争ったの 凄いわね
私も出たのよ でも1番にはなれなかったわ」
「まあ 本人達は喜んでいたよ 久しぶりだからね」
「良かったわね」
神山は洋子にアメリカナ大使館ジョン ブラームスに何を送るか訪ねると
「どうなのかしら やはり現金でしょうね」
神山はアメリカナ大使館のジョン ブラームスに電話をして
昨夜のお礼と今日これから会える時間を聞くと
「うん 今から1時間は空いているよ」
「ありがとうございます 私の秘書が伺います お願いします」
「なにか 特別な用事かね」
「ええ お世話になっているので 私の気持ちをお届けしますよ」
「そうか ありがとう あの美しい女性だろ 待っているよ」
神山は電話を切ると洋子に 
「1千万円の包みをアメリカナ大使館のジョン ブラームスに手渡しを
してほしい 今から1時間しか空いていないと言っていたから
直ぐに出かけて貰えるかな」
洋子は頷くとビジネススーツに着替えると神山に
「車は?」
「うん いいよ使って でも僕が11時から使うからね 寄り道しないでね」
「もう 渡すだけでしょ 30分だから10時過ぎに戻ってくるわ」
「うん 首都高を1週されると間に合わないからね」
「は~い 分りました もう」
洋子はフェアレディーZのキーを神山から受け取り部屋を出た
神山はタバコを吹かし少し寝た
昨夜は祐子とカトリアーナに攻められて寝たのが2時を廻っていて
今朝も6時から攻められ少し睡眠不足だった
目覚ましが9時55分で鳴ると神山は眠い目を開けてGプロの部屋に行った
佐藤部長が神山に
「山ちゃん 実は土曜日も出勤してなんとか仕上げましたよ」
神山は各ブースの最終デザインを確認すると
「そうですね 僕は大丈夫だと思いますよ
しかし鈴や食品のブースは凄いですね 今まで話していた事が
集約されていて楽しくてリピートが見こめていう事無いですね」
「ええ 問題は金額ですね 70億かかります そこがネックです」
「う~ん 実際問題70億は無理だと思いますよ せいぜい20億まで
下げていかないと」
神山と佐藤は金額面で折り合わず考えてしまった
「そうしたら佐藤部長 これはA案で残し20億で出来るものも
考えてもらえませんか そのうち僕がお金を集められたら
A案だし 駄目だったらB案でいきましょうよ」
「そうしましょう A案は私が見ても行きたくなるプランですからね」
「企業説明用にブース内のパースも同時進行でお願いしますね
それから 私は出かけていなくなります 明日は午後から来ます」
「はい 大変ですね 気をつけて下さいね」

神山は部屋を出て次長室に戻ると洋子が
「ねえ 今静岡県警から電話があって大至急連絡が欲しいって」
神山は洋子から電話番号や担当者のメモを貰い電話すると
「おはようございます 静岡県警ですが神山さんですか」 
「ええ 本人ですが」
「昨夜の事件で今朝未明にCCAから大竹組小田原支社長 麻生太郎容疑者を
こちらで身柄を確保しているのですが 事件の届出を出されますか」
「いや いいでしょ 反省していれば 僕に怪我はないし」
「そうしましたら このまま釈放していいですね」
「ええ そうしてください」
神山は電話を切ると洋子に簡単な説明をした
「で どうでした 彼は」
「ええ 歓んでいたわよ やはりお金は凄いわね」
「うん あまり迷惑を掛けたくないがね
それからこの件で大竹組から電話があったら明日の午後電話するように
伝えてくれるかな」
「午前中は不味いの?」
「うん 実はBMWの納車があるんだよ」
「えっ BMWですか」
「うん アルピナB12を買った」
「えっ アルピナを、、、高かったでしょ 凄いわね」
「まあ赤いポルシェだと後ろが窮屈だと思ってさ 買っちゃった」
神山は頭をかきながら話をした
「じゃあ 僕はこれで失礼をするよ
今日はここには来れないから それとGプロは順調だからね
洋子も早く帰っていいよ」
「は~い 分りました 亜矢子さん久しぶりね」
「うん まあお母さんの事があってなかなか都合が合わないからね
こういう時に会っておかないといけないからね」
「行ってらっしゃい」
神山は次長室を出るとタクシーで赤坂のスタジオに戻った
祐子にカトリアーナが今夜来る事を告げ2階の主賓室で仕度をした
「じゃあ 今夜6時頃戻ってくるけど今夜は外で食べよう いいね」
「は~い 分りました そうよねもしかしたら雨が降るかも」
「うん では頼んだよ」

神山はガレージから赤いポルシェを出すと御殿場駅に向った
11時を廻っていたが神山は12時には寿司屋にいけると思った
東名に入るとスピードを上げると直ぐに御殿場ICに着き
駅前寿司屋の駐車場に赤いポルシェを止めた
神山は店内にはいに入ると女将が近寄ってきて
「いらっしゃいませ 今日はお一人?」
「いや 連れが来ます 着き次第部屋を利用させて貰えるかな」
「いいですよ 開いていますから」
「今日も車で着たんですよ 昨日のように寝られるとありがたい」
「ふふふ 私も一緒に寝ていい」
「ええ 大将がOKしたらいつでもどうぞ」
神山と女将が話していると亜矢子が表れ神山を見ると
「わぁ~嬉しいわ ようやく逢えたわね 元気ですか」
「うん 元気だよ お母さんはどう」
「ええ 問題ないわ」
「それは良かったね」
女将が神山と亜矢子を離れを案内して神山に
「おつまみと生でいい?」
「うん お願いします」
案内された部屋は昨日と違う部屋でここも落ち着いた庭が見えた
青苔と岩 緑色が美しいもみじの構成で秋の紅葉が待ちどうしい庭だ
神山は久しぶりに逢う亜矢子を早く抱きたかった
亜矢子の目も潤んで美しかった

「随分と逢えなかったね 仕方ないけどね」
「ええ 今日も電話が無ければ母の所に直接行くところだったのよ」
「タイミングが良かった」
「ふふふ そうね」
神山と亜矢子は空白の時間を埋めようと色々と話をした
生ビールやおつまみが運ばれても二人の話は続いた
亜矢子からは由紀枝の仕事が順調すぎてもう来週からはフロント業務に
勤務する事や不動産屋が亜矢子にお辞儀ばかりすることや色々と
話が尽きなかった
「亜矢子 さあ呑んで食べようよ」
「そうね 私もそんなに時間無いし」
「何時ごろ出ればいいの?」
「ええ ここを3時ごろ出てお買い物しなければいけないから」
「わかった でも今度は連泊して温泉にいこうよ ねっ」
亜矢子は笑顔で頷き箸を動かした
神山は赤いボタンを押すと女将が注文聞きに来たので
日本酒とネギトロ巻きや照り焼きなどを注文した
「私一人だと日本酒は呑まないの 時々こうやって呑みたいわ」
「うん 時間を作るよ」
神山も亜矢子と逢う時間を多く取ろうとしているが現状は難しかった
日本酒も呑み亜矢子がお茶を用意してくれた
神山が亜矢子を呼ぶと嬉しさを隠し隣りに座ると直ぐに抱きつきキスをした
亜矢子は神山に凭れ掛ると神山は背中を支えると足を投げ出した
「あ~ 久しぶりよ こうやって抱いて貰うの」
亜矢子は両手を神山の首にまわすと目を瞑り神山にキスをした
神山は奥の襖を開け布団に亜矢子を寝かすと久しぶりの躰に興奮した
亜矢子も神山のシャツを脱がせGパンも脱がすとショーツの上から
肉棒を愛撫し自分も着ているものを脱いでいった
お互いが裸になると躰を貪り合い何回も交わった
神山が時計を見ると14時30分を差していたので亜矢子に
「亜矢子 30分寝かして欲しい」
「ふふふ 分ったわ 悪戯しないからぐっすり寝て」
亜矢子の好意で神山は30分寝ることが出来た
襖を閉めると亜矢子は座卓を片付けて女将を呼ぶと
「ねえ 女将さん 神山さん今寝ているのよ それでお願いがあるんですよ
私 急用が出来たので先に失礼しますけど 3時になったら
必ず起こして欲しいの お願いします」
「ええ 分りました 大丈夫ですよ ご安心下さい 起こしますから」
そう言うと亜矢子は駅前寿司屋を出て行った
亜矢子はこのままいると自分が抑えられなくなるのと
神山のこれからの予定に影響を与えてはいけないと思いその場を別れた

15時になると女将が神山を起こしに来ると神山は目を開けないで
抱きしめてキスをした
驚いた女将が
「神山さん 違うよ 私だよ」
神山は目を開けると跳ね起きると
「やあ ごめんごめん 失礼しました あれっ 連れの女性は?」
「うん 急用が出来たので帰りましたよ」
神山は亜矢子が帰った理由をなんとなく理解すると女将が
「しかし 元気いいね ほら テント張っているよ ふふふ」
女将は掛け布団をはぐと肉棒をしゃぶりキスをして
「ねえ 今度 入れてね お願いしますよ」
女将は顔を真っ赤にして言うと神山の手を自分の秘所に導くと
「ほら 分るだろう もうべとべとよ ちょっとだけ入れさせて」
言うが早いか女将はショーツを下げ神山の肉棒を跨ぎ腰をおろした
「わぁ~ 凄いわ気持ちがいいわ でもこのままだと駄目だから
辛いけど今度 時間作ってね 3人で楽しみたいわ」
「わかった 時間を作るよ ここに電話すればいいでしょ」
「そう ありがとう お願いね」
女将は身繕いすると店に戻り神山がカウンターに来ると
「ありがとうございます 今日は1万円だけど」
神山は1万円札を出して女将に渡すとウインクをした
女将も頷いてお辞儀をして別れた

神山は赤いポルシェに乗ると御殿場ICから東名高速に乗り
伊豆山 ホテル スキエに向った
大井松田ICで降りて国道を南下していると携帯電話が何回も鳴り
車を止めて出てみると洋子からだった
「ごめんなさい どうしても伝えたくてお電話をしました」
「うん どうした」
「ええ 大竹組の方がここに見えてあなたにどうしても会いたいと
言って帰らないんですよ」
「警備員は呼んだの」
「ええ でも警備員も逆にしっぽ振って帰ったわ」
「困ったね わかった カトリアーナを拾ったら直ぐに行く
だから1時間位我慢してくれ その間に警察を呼んだら駄目だよ
総務部には伏せるように上手に話をしてね」
「はい 分りました お願いします」
「で 誰が来ているの そこに」
「ええ 本社副社長総務担当とあと若い人が3人ですよ」
「わかった では」
神山はなんの目的で来たのか分らないので困った

伊豆山 ホテル スキエに着くとカトリアーナに電話をした
「カトリアーナです 今 何処ですか」
「やあ ホテルの前に来ているよ」
「わぁ~ 凄いわ 今 お出かけの準備が終ったの」                 
「わかった 外に赤いポルシェが止っているから来て欲しい」           
「赤いポルシェ わぁ~ 凄いわ 分りましたいきます」
暫くするとカトリアーナはホテルの裏口から出てきて赤いポルシェを 
見つけると駆け足できて
「わぁ~嬉しいわ 神山さん」
「うん カトリアーナ どうぞ」
神山はカトリアーナを脇に乗せるとスピードを出して発進した
「カトリアーナごめんね 用事が出来たから先に僕の事務所に行くよ」
「ええ 大丈夫よ」
カトリアーナは今までの神山と違う雰囲気を感じたので
これが仕事をしている神山の姿だと思った
神山は出来る限りのテクニックを使ってスピードを上げると
銀座ICまで45分も掛からずに着いた
カトリアーナを降ろし車をホテルの地下駐車場に止めると
一緒に次長室に入った

神山は大竹組の副社長に
「こちらに迷惑を掛けないで欲しい どういうつもりですか」
副社長は自己紹介をした
「神山様 私は本社副社長総務担当をしております中曽根康夫と
申します 昨夜の事件は本当に申し訳ございませんでした
今日 静岡県警から連絡を受けて伺いました」
「まあ 座ってください 私が分るように説明をお願いしますよ」
「実はあの麻生太郎は本社でもどうにも動かせない人物なんです
バックには暴力団が控えていて左遷を伝えると会社を潰すと
大変な厄介者なんです」
「でも それは私には関係ないですよね 警察に話せば済む事でしょ」
「ええ 警察にも何回も話をしているんですよ ですが
会社内の事で実害が無い為に相手にして貰えないんです
そこで 今回の事件を公にしてあの麻生太郎を葬りたいんです」
「う~ん いいんですかね 会社のイメージが相当下がり
最悪は会社が瞑れる事にもなりかねませんよ」
「ええ そこで我々取締役会を本日緊急会議を開き全てをさらけ出し
新しく第一歩からやり直す事で決定したんです
麻生はまだ静岡県警に保留され本日6時に釈放なんですよ
そこで 神山様に刑事事件として静岡県警に話して頂きたいんです
時間が無かったもんですからこうやって 粘りました
神山様の周りの方には大変ご迷惑をお掛けしています」
神山は少し考えてから中曽根副社長に
「分りました 今すぐに電話をします いいんですね」

中曽根副社長は頷くと神山は静岡県警の担当者に電話をした
静岡県警担当者は今朝釈放と言って今ごろ何故刑事事件扱いに
するか聞いてきたので 中曽根副社長から言われた事を
掻い摘んで分りやすく説明すると担当者も暴力団の事は把握していて
神山の発言で一歩進んだと歓んでくれた
「いや~神山さん 我々も暴力団との癒着を把握しているんですが
なかなかしっぽが掴めなくてどうしても一般人の証言が必要だったんです
でもこれで少しは暴力団の撲滅に進みますよ
本当にありがとうございます」
「では お願いしますね 詳細はCCAから聞いていると思いますが」
「ええ あちらからの情報で充分です」
「あの~ 逮捕は何時ですか と言うのは先に新聞屋が走ると
会社が潰れます 情報を本社の中曽根副社長まで教えて頂ければ
新聞社には先行して情報を流す事が出来ます」
「はい 分りました そうですよね 大きい会社だから
こういったスキャンダルは致命傷ですよね
神山さんの顔を潰さないように動きますよ
それから 他の4人に付いても逮捕します いいですね」
「ええ 逮捕の時に会社では懲戒免職を発令します
タイミングがあるのでなるべく早く情報をお知らせ下さいね」
「はい 分りました ご協力ありがとうございました」

神山は電話を切ると中曽根副社長に県警担当と話した内容を伝えると
「神山様 本当にありがとうございます
そこで神山様 実は私共日本建築総合センター東日本建築協会で
会社側の団体で理事をしておりまして神山様が協会理事にご就任された事を
いち早く情報をキャッチしました ご就任おめでとうございます
これはご就任お祝いでございます」
神山はこの部屋で協会の仕事をしないと宣言したばかりだが洋子を見ると
ニコニコして頷くので
「ありがたく頂きます ありがとうございます」
「それと 静岡県警に聞いたところ大変な功績を残されていると言われ
是非 私共会社の顧問でお迎えしたいと思うのですよ
これは私の意見ではなく取締役会議の決定事項でございます
社長と並ぶ顧問でございます
取締役は株主総会を経てからでないと難しいのですが 次回の株主総会で
取締役顧問になって頂きます 如何でしょうか 是非お願いします
総務人事を担当して頂きたくお願いします」

神山は暫く考えて
「いいでしょう 御社を建て直ししましょう」
中曽根副社長は人事命課を用意していてソファーから立ち上がると
命課を読み上げた
【神山 龍巳 殿 右のもの本日を持って株式会社 大竹組
本社総務人事担当顧問を任命する
平成10年6月8日 株式会社 大竹組 社長  大竹 大詞】
神山は中曽根副社長から辞令を受け取りお辞儀をした
「それで 待遇ですが顧問ですので私の上司になられます
給与はこちらの書類に記載をさせて頂きました 如何でしょうか」
神山は次長席に戻り書類の内容をよく見ると給与は毎月10日に
口座振込み 金額 450万円 賞与 7月と12月の2回で10日に
口座振込み 金額 1回4ヵ月分 口座振込み日が土日祝日は
前営業日に振込み 顧問手当て 毎月10日 700万円 基本的に手渡し  
非課税と書かれていた
神山は
「いいでしょう しかし私は毎日出社できませんよ いいですね」
「はい ごもっともでございます 出来れば月に1度出社をして頂いて
他の役員にお話をして頂くだけで構いません
当然 御殿場アウトレットの時にはお忙しくなりますから
お時間を作って頂いてご連絡だけでも構いません」
「ほう そこまでお調べですか 分りました お受けしますよ」
中曽根副社長は神山にお辞儀をして握手をすると
「神山様 秘書はどうされますか」
「お任せしますよ ここの秘書はあくまでここの秘書でこれ以上
仕事を増やせませんよ ですから付けて下さるなら御社でお願いします」
「はい 分りました 早速戻り手配します」
「ありがとうございます 今後は私のいない時にここに来ないで下さいね
今でも私は会社のルール違反をしているのです 分りますよね」
「はい 大変申し訳ございません 以後気を付けます」
「御社の顧問に対して連絡の時は必ず携帯に電話を下さい いいですね」
神山はそう言うと携帯番号を中曽根副社長に教えた
「神山様 ありがとうございます そしてこれは私共の社長からと
取締役からの我社の就任お祝いです 受け取ってください」
中曽根副社長は若い社員からジュラルミンケースを受け取ると神山の
次長席に置いてお辞儀をした
神山は
「はい 分りました しかしあけると煙が出てきて髭が生えるんじゃ
無いでしょうね 白い髭が」
中曽根副社長と神山は笑って
「そうかもしれませんよ 気を付けて空けてくださいね」

神山は一段落したのでソファーを勧め洋子にビールを出すように言うと
「神山様 どうぞ気を使わないで下さい」
「ははは これが私の流儀です 受けて頂かなければいけませんね」
また二人は笑い神山が
「御殿場アウトレットはどこのブースを手掛けられているのですか」
「ええ 今回はアレックスジャパンでしたが アルタさんいや神山さんに
一本取られましたよ」
中曽根は頭をかきながら正直に話をしてくれた
「そうだったんですか でもアレックスジャパンも変りましたよ
あのボーンは強制送還ですよ」
「ええ その情報も知っております 神山さんを襲った副社長ですよね
あの男はダニのような男でこちらも手を焼いていました」
「そうですか ところで御殿場アウトレットの仕事でまだ手付かずが
あるんですよ」
神山は御殿場アウトレットの駐車場に洗車ブースを作る事を
御殿場プロジェクトチームから許可を貰っている事を話した
神山が考えている事を全て伝えると中曽根副社長はニコニコして
「神山さん やらせてください お願いします」
「出来ますか 小さい仕事ですよ
収益も 壁の広告費と洗車代しか入ってきませんよ」
「しかし 神山さん 大竹組と出して良い訳ですよね」
「ええ 多分 そこまでは詰めていませんよ
そうしたら 出しているA案と 出せないB案と両方考えてくださいね
これは収益ではなくいかにリピートを増やすかがキーポイントです」
「はい 本当にありがとうございます ではこの件も早速手配します
今日は お目にかかれてよかったです ありがとうございます」
中曽根副社長は神山に握手をして若い社員と部屋を出て行った
ことの成り行きを見ていたカトリアーナが
「神山さん 素敵でした 本当の神山さんを見ました
勉強になったし ますます神山さんを愛しています 大好きです」

そう言うと神山に抱きつきキスをした
「おいおい カトリアーナ 紹介するよ こちらが僕の秘書で洋子だ
洋子 この子がカトリアーナだよ」
「ええ 美しくて素敵ね それに可愛いし 洋子よ 宜しくお願いしますね」
「あっすみません 私 カトリアーナ カトリアーナ ドヌーブです
青学の4年生です」
「そうだ 洋子 言うのを忘れていたよ 後輩が出来たね」
「だって今朝 カトリアーナと言っただけで
詳しく話してくれなかったでしょ もうお友達でしょ当然」
「うん そうなった」
洋子はカトリアーナにフランス語で
「私たちは姉妹よ みんなで仲良く神山さんを盛上げ楽しむの 
独り占めしようとするとチームワークが壊れるの 分ってね」
カトリアーナは英語で
「昨日も 祐子と話しました 今日の神山さんを見て納得しました」
「おいおい ここは国際会議室じゃないんだよ もう 聞こえるように
日本語で話しなさいよ」
洋子とカトリアーナはニコニコして神山に
「いいでしょ 女同士の話しよ 出産とか分娩とか女性の話しよ
仲間に入る? どう?」
「もう 分りました どうぞご勝手に」
神山は中曽根副社長が置いていったバッグとジュラルミンケースを
開けてみるとバッグの中には4千万円入っていてジュラルミンケースには
8千万円入っていた
「おい 洋子 こんなに貰ったよ」
洋子とカトリアーナは次長席に来るとお札の山に驚いた
しかしカトリアーナは
「でも これが普通よ パリでも行われている事よ でも凄いわね」
「どうするの これ私の引出しにも入らないわ 銀行も閉まっているし
ATMだと30分は掛かるでしょ」
神山はバッグとジュラルミンケースに元通りお金を仕舞った
そろそろ18時になるので神山は祐子に少し遅くなると伝えた
「洋子 一緒にお寿司を食べよう 上原」
「わぁ~嬉しいわ 誘ってくれるの いくわ」
洋子が神山にキスをするとカトリアーナが
「洋子さん ずるい もう」
「さあ 喧嘩しないで でようよ」
神山は二人のお尻を撫でながら部屋を出ると赤いポルシェで
赤坂のスタジオに向った
玄関で二人を下ろし赤いポルシェをガレージに仕舞った
祐子が出てきて二人に挨拶をするとカトリアーナが
「ここよ 私がモデルで撮影した場所 あとお庭でも撮影したわ」
カトリアーナは撮影して1年しか経っていないが懐かしそうに見ていた
神山はタクシーを呼ぶと2階の主賓室にお金を置いてスタジオに戻った

暫くしてタクシーが来ると4人は上原に向った
上原でタクシーを下り神山はニーナ・ニーナの前を通るときに
店内の由貴と目が合ってご飯を食べる仕草をすると由貴は頷き神山が
人差し指で駅前寿司屋を差すと由貴はニコニコしてOKサインを出した
店内に入ると女将が奥の座敷を案内し直ぐにビールを持ってきた
洋子が皆のグラスに注ぐと神山が
「それでは お疲れ様です 乾杯 みんな仲良くね」
女将が鮮魚のおつまみを大盛りで持ってくるとカトリアーナが驚いて
「わぁ~嬉しいわ 色々なお魚が一杯 嬉しいわ」
神山が洋子に
「もう少ししたら由貴と桃子が来ると思うよ」
「わぁ~凄いわね 女5人に囲まれて 今でもいいでしょ 美女が3人いて」
「うん ほんと みなグラビアから出てきた美女ばかりだよ」
それを聞いていた女将が
「ほんと神山さんは美女ばかり連れて来るんだものね 私なんか
相手してくれないよね」
「お~い かあちゃん 油売らないで ほら神山さんところ 頼んだよ」








.

2013年11月29日金曜日

ゆり 12 - 45 Vol. 3



「わぁ~ 神山さん お久しぶり」
そう言うとキスをして祐子とカトリアーナに自己紹介をした
祐子も自己紹介をすると由紀枝が
「祐子さんが神山さんの家に居る方なのね 素敵ね」
「由紀枝 確か 祐子と同学年だよ 祐子の語学は抜群
まあそんな事があってなるべく早く会わせたかったんだ」
「わぁ~嬉しいわ 来週からフロント業務ですって よかったわ
教えてくださいね」
「ええ 出来る事は何でも教えるわよ」
「神山さん こちらの方は?」
「うん 実は昨夜お友達になった」
「えっ 昨夜、、、」
「うん 青学に通っているパリの学生さんだよ
それで寮が僕の住んでいる直ぐ傍でそのスタジオで以前モデルとして
撮影をしたことがあるという事で 仲良くなった」
「へぇ~ 神山さんて外人の人にももてるんだ がんばろう」
その話を聞いていたカトリアーナが突然フランス語で由紀枝に
「化粧室が分らないの 教えて」
由紀枝は直ぐに英語でカトリアーナにニコニコして
「そこの赤い電話の先を左に曲がれば化粧室のマークがございます」
カトリアーナが神山に
「大丈夫よ これだけ出来れば充分よ 私より親切に案内しているわ」
由紀枝はフランス語で
「誉めて頂いてありがとうございます」
カトリアーナも英語で
「あなたのフランス語は綺麗な発音で分りやすいわよ」
由紀枝はフランス語と言う言葉にはっとし祐子に
「祐子さん もしかして大学2年の時のフランス語コンテストで
優勝した あの靑山祐子さんでしょ ほら私3番になった
庄司由紀枝よ 覚えていない」
祐子もなんとか思い出して
「あっ 静岡大学の庄司由紀枝さんね 思い出したわ わぁ~お久しぶり」
「わぁ~ほんと お久しぶり~ どこかで見たな~と思っていたのよ」
由紀枝と祐子は友達が増えて楽しかった

「おいおい カトリアーナもお友達だよ お二人さん」
「は~い 分りました ごめんなさいカトリアーナ
でもね 私たちフランス語のコンテストで最後の最後まで
審査員を悩ませたの その時の一番が祐子さんよ 私は3番になったの
その20歳の思い出が蘇ったのよ だからごめんなさいね」
「そうなの 確かそこで優勝するとパリに行かれたでしょ」
「ええ でも実際は結構自分でお金を出さないと観光旅行で終るの 
だから 私は行かなかったわ」
「そうだったの 私はてっきりパリで勉強をして羨ましいと思ったわ」
由紀枝と祐子はカトリアーナを仲間に入れてパリの話で盛り上がった
神山は先程赤いボタンを押したのになかなか来ない女将を直接呼びに行った
「ごめんなさいね こちらのスイッチを切ってあったよ ごめんなさい
今 直ぐに生のピッチャーを持っていきます おつまみもね」
神山が部屋に戻ると3人は楽しそうに話をしていて由紀枝が
「ねえ 今度神山さんの家に遊びに行きたいよ~ ねえ」
「そうだね バーベキューセットを買ったよ 由紀枝と同じ
だから仕事が終る時間に迎に行けばいい訳だね」
「わぁ~ よかった そうすればカトリアーナとも会えるしね」
「でも 夏休みはアルバイトで赤坂には居ないんだよ」
「あっ そうか でも9月になれば会えるもんね 楽しいわ」
襖が開くと女将が生ビールが入っているピッチャーとおつまみを持って来た
「はい それと日本酒よ これはサービスよ」
女将が出て行くとカトリアーナが神山に
「いいお友達がたくさんいるのね 羨ましいわ
だんだんとあなたの良さが分ってきたわ ふふふ 大きいしタフだし」
「おいおい 大きくてタフなのは一番大事だけど
相手と気が合わないと駄目だし 相手の女性もSEXだけ求めるとか
私のお金を目当てにしている人とは駄目だね」
「そうね 優しさとか相手を思う気持ちがないと駄目ね
ふふふ 神山さんをもっと好きになったわ」

カトリアーナは神山に抱きついてキスをしてきた それを見た由紀枝が
「わぁ~ ずるいよ~ 私 神山さんの隣りにすわるわ もう」
結局 神山の横にはカトリアーナと由紀枝が座り祐子は正面に座った
食事が進み神山はそろそろネギトロ巻きが欲しくなり赤いボタンを押すと
女将が直ぐに来て
「ネギトロ巻きですか」
「そう ネギトロ巻きと とろの握りをください」
「何人前にしますか」
「う~ん ネギトロ巻きは6本とトロの握りは4人前でお願いします」
「はい 畏まりました 少し待ってね
しかし ここにいるお嬢さん達 羨ましいね
あの大きいのにお世話になっているんでしょ いいわ~」
「おいおい 女将 お世話になっているのは僕だよ」
みんなが大笑いして女将は襖を閉めていった
カトリアーナの携帯電話が鳴り話し終わると神山に
「神山さん 今日は4時までしか一緒にいられないわ」
「どうしたの 何かあったの」
「ええ 4時から団体のインストラクターをするの 急に決まったのよ」
「良かったじゃないか まあ休みだけど
カトリアーナを必要としているんだから それで夕食は?」
「ええ そこの団体さんと一緒の食事で 終ったら講習会があるの
ほんと 急にいやね でも5万円だから引き受けたわ」
「ほう凄いね そうか~ でも夜は大丈夫ですか?」
カトリアーナはニコニコして
「ええ 大丈夫よ またいっていい?」
神山は祐子を見るとニコニコして頷くので
「うん 祐子と待っているよ 昨夜のようにラウンジにいるよ
スケジュールが決まったら僕の携帯に電話をしてね」
「は~い 分りました」
カトリアーナは神山にキスをした
由紀枝が
「もう カトリアーナはそうやってすぐにキスをするんだから もう」

皆で大笑いしていると襖が開き女将が
ネギトロ巻きやトロを持って来てくれて
「このえんがわはサービスだよ どうぞ食べてね
今も厨房と話していたんだけどね 若さでは負けるけど
テクニックでは絶対に負けないって みんなで大笑いしていたとこよ」
みんなで大笑いをした
「そのうち機会があったらあったらお願いしますね 由紀枝も参考になるし」
「もう 私も勉強をしているのよ 大きくする秘訣を」
またみんなで大笑いした
食事が終ると祐子がお茶を準備して皆に配るとカトリアーナが
「美味しかった 新鮮でよかったわ
いいわね由紀枝さん いつも来れるでしょ」
「いいえ 神山さんと一緒の時しか来ないもん ね~神山さん」
そう言うと神山に熱いキスをした
「由紀枝さんもそうやってキスをしている もうずるいわ」
またみんなで大笑いをした
神山は時計を見ると2時を廻っていたので祐子に
「30分寝かしてくれ お願いしますよ 絶対に起こさないでね
おちんちんを悪戯したら罰金だからね わかった?」
3人の女の子は声を揃えて
「は~い 分りました」
神山は奥の襖を開けると布団に横になった
襖を閉めると3人は思い出話や神山の女の事で盛りあがった

暫くすると由紀枝が祐子とカトリアーナに
「私 もう帰るね 車だし 神山さんにご馳走様って言ってね」
「は~い 分りました じゃあまた会いましょうね」
「ええ ご馳走様でした どうもありがとう」
由紀枝が二人に挨拶をして部屋を出て行くと祐子が時計を見て
「そろそろ30分経つから起こすわ」
祐子は襖を開けて神山を揺り起こすと
「ふぁ~ よく寝たありがとう」
「あの 神山さん由紀枝さんが帰りましたよ 車だからって」
「うん そうだね ありがとう さあ ではホテルに戻ろうか」
3人は帰り仕度をして部屋を出ると神山が女将にお会計を伝えると
「今日は2万円だけど 悪いね」
「いいですよ 美味しかったし良く寝られたよ ありがとう」
神山は2万円を払うと大将と女将に挨拶をして店を後にした

「さあ 来た道ではなく小田原経由で帰るよ」
神山は御殿場ICで東名に入るとスピードを上げ大井松田ICに
直ぐに着いた 国道を南下し小田原厚木道路を抜け熱海の手前を
右折してホテルに戻った
ホテルの駐車場でカトリアーナが
「ねえ 神山さん 今夜早く会いに行きますね」
そう言いキスをすると手を振って部屋に戻っていった
神山は祐子と手を繋いで部屋に戻ると
「さあ 夕食まで充分時間があるからプールに行こうよ」
「ええ いきましょう」
神山は昨日穿いたトランクスではなく競泳用の水着を穿いた
祐子ももう一組の水着を着るとバスタオルを羽織ってプールに行った

「ねえ 昨日のスライダーに行こうよ」
「ふふふ いいわよ」
二人は手を繋いで階段を上ると順番を待った
ボートが機械で上がってくると祐子を前に乗せ神山は後ろに座った
スタートすると神山は祐子のお尻にピッタリと下半身を着けると祐子は
「キャ~ なに考えてキャ~ もう キャ~ キャァ~」
チューブの曲がり角では完全に横向きになり祐子は叫んでいた
目の前が開けると今日は晴れているので海が綺麗で紺碧の世界に
吸い込まれるように滑り落ちた
ボートから降りプールから上がると祐子は
「もう 何していたの おちんちんを付けて来て」
「ほら重心が1箇所の方がぶれなくて済むから なるべく一体化したんだよ」
「分るけど 最初に言ってよ でもスタートするとおちんちんより
怖さが先で感じる暇がなかったわ」

祐子は一人で滑り降りるスライダーに挑戦といい神山と階段を登った
このスライダーは完全にチューブの中だけをすべり最後の出口で
開放されプールに滑り落ちるようになっている
最初に神山が滑るとこれは曲がり角の連続でストレートが無く
常に左右どちらかの横壁を滑り 目の前が開けると
プールの水面が目に飛び込み滑り落ちた
祐子も同じ様に滑り落ちてきたが 着水が上手にいかなかったので
トップがずれあがり直しながら神山の傍に来た
「わぁ~ 良かった 外れなくて」
「うん ショーツは大丈夫ですか?」
祐子は確認すると毛がはみ出ていて急いで直した
「このチューブよりボートの方が楽しいわね ずれないし」
祐子の希望でもう一度ボートのスライダーを乗る事になり階段を登った
順番が来ると神山が先に座り祐子は後ろに乗るとボートが滑り出した
神山は頭を祐子の下半身に乗せるとボートは早く進み祐子はキャ~キャ~と
叫び声をあげて最後のストレートに来た時は今までより早く入ったので
落ちるスピードも速く 着水した時の水しぶきが高くまで上がり派手な
着水だった
「わぁ~怖かったわ スピードが速くて」
「僕は祐子のおっぱいと顔を見ていたよ おっぱいの動きが楽しかったな」
「もう 私が怖い思いをしているのに
私のおっぱいを見て楽しむなんて 信じられないわ」

二人はガーデンチェアに座ると神山が缶ビールを買い二人で呑んだ
この時間になると小学生がいる家族連れは殆どいないが若いカップルが
楽しんでいた
神山は空いている遊戯場所に祐子をつれていくと
「わぁ~ 高いわね」
「でも昨日の高飛び込みと同じ高さだよ」
神山が連れて行ったのはターザンで上からロープが垂れていて
掴むところにはロープにこぶしが作ってある簡単な遊びだった
神山は補助ロープを引いてこぶしを掴むと勢いよく飛び出し
綺麗な円弧を描きロープから手を離すとクルッと一回転し着水した
神山が祐子においでと合図すると祐子も同じ様に補助ロープを
引いてロープのこぶしを握りスタート台から出た
早く手を離し 足から入水し水しぶきが高く舞い上がった
祐子が神山の方に泳いでくると
「わぁ~ 大変よ 水着が食い込んだ~ 痛かったよ~」
「でも 足から綺麗に着水したよ 大事なところを打ったの」
「ええ なんかそうみたいよ わぁ~」
神山は潜り祐子の股のところを見てあげると確かに水着が秘所に
食い込んでいていたので少し下に降ろしてあげると祐子が
神山の頭を叩いた
「わぁ~ 何するの 直してあげたのに」
「もう 大丈夫よ そんなに下げなくても それこそ脱げちゃうわ もう」
「そうか ごめんごめん で大丈夫?」
「ええ 大丈夫よ」
二人はプールの縁まで泳ぐと神山が
「ねえ そろそろ上がろうか」
「ええ そうしましょうか」

神山と祐子は手を繋いで室内プールに行くとカトリアーナが
団体客のスイミングスクールで教えていた
カトリアーナが神山と祐子に気がつくと手を振ったので神山達も手を振った
「おじさん連中だからカトリアーナの容姿にいかれているね」
「そうね ほら後ろで泳いでいる人 あの人カトリアーナばかり見ているわ」
「そうだね こんな感じだとカトリアーナもやり易いだろうね」
「そうよ 少しセクシーな格好をすればいちころね」
「あんまり見ているとカトリアーナに悪いから出ようよ」
「そうね ねえあの水着は昨日買った水着でしょ」
「うん 似合っているよね」
「でも 泳いだ時にトップがずれないかしら」
「まあ ずれても外れなければ大丈夫だよ もう大人なんだし」
「そうね いきましょうか」
神山達はロッカールームでシャワーを浴びて祐子と部屋に戻った
「ねえ 水着を貸して 洗濯しておくわ」
「うん ありがとう」
神山は水着を祐子に渡すと部屋着姿の祐子に後ろから抱きかかえて
乳房を揉みだした
「駄目よ 我慢して これが終るまで」
神山はソファーで寛ぐと冷蔵庫から缶ビールを出して呑み
タバコを吹かしていると祐子は自分の水着も洗濯を始めた
神山はベッドに横になると寝てしまった
祐子は洗濯が終わり水着を浴室に干し乾燥機をかけた
部屋に戻ると神山が寝ているで祐子も隣りに寄り添って寝た
1時間ほどすると神山が目を覚まし祐子を起こした
「ごめんごめん 寝てしまったよ」
「ふふふ いいわよ 私も寝ていたから」
「うん 寝られる時には寝るが一番さ」
「そうね ゆっくり出来る時は体を休めないとね」
「うん 明日は朝早いからね 8時30分にはここを出たいな」
「そうしたらレンタカーはどうするの」
「う~ん 明日帰そうと思ったけど今帰してくるか」
「ええ そのほうが楽でしょ」
「わかった じゃあ行ってくるよ 一緒にいく?」
「ううん待っているわ」
「じゃ行って来ます」
神山は部屋を出ると駐車場のフェアレディーZに乗ると熱海の
レンタカー営業所に向った
レンタカーを返すと宝くじ売場によっておばさんに挨拶をすると
「ここはこの間も大当たりだよ たしかあなただったよね」
「ええ ありがとうございます」
神山は試しにスクラッチを5枚買うと全て5万円で運が付いていると思った
「おばさん ありがとうございます 今日はこれで止めておくよ」
神山は自分の車をホテルの地下駐車場から出すと祐子の待つ
ホテルまで急いで帰った

部屋に戻ると祐子がそろそろ夕食だからレストランにいこうと言うので
神山は部屋着に着替えレストランに行った
昨日と同じテーブルに案内され夕食を堪能した 食後神山達は
一旦部屋に戻り普段着に着替えるとラウンジでカトリアーナの
電話を待った
22時を過ぎた頃にカトリアーナから電話があり
講習会が遅くなった事のお詫びがあった
「それでこれから着替えて直ぐに行きます」
「はい 待っているよ
祐子 カトリアーナは 今終ったんだって 大変だね」
「凄いわね だって4時からでしょ まあ一日働いた事になるわね」
「でもよく頑張るね」
「ええ 頑張り屋さんね ふふふ」
神山と祐子はカクテルをお代わりしているとカトリアーナがニコニコして
「ごめんなさい 遅くなりました」
「お疲れ様でした よく頑張るね」
「ええ 講習会はもっと早く終る予定だったのよ
でも分らない人が多くてそれで遅くなったの ごめんなさい」
「いいよ お仕事優先さ ところでおじ様達はどうだった」
「ふふふ 簡単だったのよ プールの中では
でも食事の時にビールや日本酒を呑んでいるもんだから
講義を聴く状態じゃなかったわ ほんと厭らしいわね」
「例えば」
「ええ 講義に関係ない質問が多くてね 例えば女性がワンピースの
水着を着ている時におしっこをする場合どうするんだとか
ビキニのショーツを穿いていて脱げた時はどうするんだとか
ほんと低次元の話で嫌になったわ でもお金でしょ
だから我慢して話をしたわよ」
「辛いよな でもそれが現実だよ お金を払う方が強い
貰う方はどうしても我慢が必要になるね」
「そうね でも 暗いHな人は嫌だな Hでも爽やかで明るければいいね
同じHな内容でも 印象が全然違うと思うんだ」
「うん 僕もそう思うよ」

3人はカクテルを呑んでいると昨夜のバンドが映画音楽のバラードの
演奏を始めると神山は祐子を誘って踊りだした
神山は両手を祐子の腰に巻き祐子は神山の頭の後ろで手を組んだ
綺麗なステップで踊る二人に廻りの人も踊りを遠慮をして見る人もいた
決して派手なステップでは無いが祐子を上手にリードをしていた
曲が終わりに近づくと神山は祐子に
「投げるよ 落ち着いて」
そう言うと祐子を斜め上に投げると祐子は落ち着いて神山の両手の中に
綺麗に落ちると廻りから拍手が沸いた
席に戻るとカトリアーナがニコニコして拍手で迎えた
「わぁ~ 素敵よ 映画を見ているみたい ねえ今度は私よ」
カトリアーナは神山の手を引いて真中に行くと祐子と同じポーズで踊った
神山と顔を近づけるとカトリアーナは少し上を向いて神山とキスをした
そのままステップをしていると曲が終わりに近づいたので
神山はカトリアーナに目で合図をすると祐子と同じ様に投げ
綺麗に上がって一回転して神山に抱かれた
今度は先程より多くの拍手が沸いた
祐子は神山とカトリアーナを拍手で迎えると
「カトリアーナ 綺麗だったわ スカートが広がって素敵だったわ」
「ありがとうございます 神山さんのお陰よ ふふふ
もう決めていたの 投げられたら回転しようって」
「そうか 手を離す時 普通は両手に同じ様に重さを感じるんだよ
でも今は右手に重さが増したのであれって感じで力を入れたんだ」
「ふふふ ごめんなさいね」

3人で楽しく話していると5人組の男が神山達にテーブルに来て
「やあ先生 どうですか ひとつ踊って貰えませんか」
カトリアーナははっきりと
「今は 先生じゃなくて 一人の女性よ あなたは嫌です 踊りません」
それでもしつこく言い寄りカトリアーナは神山の後ろに隠れた
「もう 辞めたらどうですか 彼女も嫌がっているし」
「ふん 少しもてるからって 生意気な事を言うんじゃねえよ」
「嫌がっているのを助けているだけですよ 悪いのはそちらでしょ」
「うるせえ~」
神山は男の顔を見て思い出した 
室内プールでカトリアーナを舐めるような目付きで見ていた男だと
「おい 早くその女をこちらに貸してくれよ」
「いやだと言って脅えているんだ 辞めてくれ しつこいぞ」
「おい なめるなよ ちょとこい」
神山はカトリアーナと祐子にここにいるように言い
5人の後についてラウンジを出ると若いのが神山に殴りかかってきた
神山は体を反らし避けると後ろの男が殴ってきたので後ろけりで
急所を蹴り上げると転げまわって喚いた
横の二人が交互に殴ってきたので半身で避けて一人を捕まえ
もう一人にその男を殴らせた
神山は正面の男が顔面を狙って来たので腰を下げ半身で避けると
腕を掴み投げ飛ばした
最後になった右側の男が神山の顔を狙って来たので同じ様に
投げ飛ばした

「さあ これでも彼女を連れて行くかね」
「どうも済みませんでした このとうりです」
男は神山に土下座をして謝った
その時最初に後ろけりを入れられた男がナイフをだし
両手で握ると神山の後ろからお腹を狙い突っ込んできた
神山は咄嗟に避け足で払うと自分から転んで自分の足にナイフを刺した
「おい どうなっているんだ 親方が謝っているのに後ろからナイフとは
尋常じゃないな」
神山はそう言うとナイフの男の両肩を脱臼させ他のちんぴらに
「お前達もああしようか えっ」
土下座をしていた男が立ち上がって神山を殴ろうとしたので
前蹴りで男の顎を思い切り蹴り上げた
男はその場に転がり口から鮮血を流した
神山は早速ジョン ブラームスに電話をして
事情を説明すると直ぐにCCAが行くので待つように言われた
「おい 男 名前を教えろ」
男は体を震わせながら小さい声で
「麻生太郎と言います」
「会社は 何処だ」
「ええ 大竹組です 済みませんでした 会社には内緒に」
「何処の部署だ それとこの若い4人は」
「ええ 小田原支社の支社長で この4人は私の部下です」

神山がなかなか帰ってこないので祐子とカトリアーナがラウンジから
出てくると神山が無事だったのでカトリアーナと祐子は泣き出して
神山に抱きついて来た
ラウンジで神山の傍に座っていた若いカップルも見に来て神山を見ると
「良かったですね お怪我はありませんか 私は医者ですから
直ぐに見ることが出来ますよ」
神山は一人一人の状況を説明をすると 
その医者は全員の応急処置をして神山に                             
「あの投げ飛ばされた2人は気絶をしています あと足にナイフを
刺している男は止血をしました 脱臼は後にします 最後にこの男ですが
前歯を折ってその出血ですが自分のハンカチで済むでしょう」
話していると8人のCCAがやってきて神山に挨拶をすると
経緯と各人の証言を聞いた
一通り聞き終わるとリーダーが神山に
「どうしますか 警察に引き渡しますか」
「そちらだと どう処理をされますか」
「ええ 日本人ですから 一応暴力事件のリストには載せますが
その後は警察に引き渡します」
「分りました お任せします 遅い時間にありがとうございます」
「いえ 先日も神山様が暴力団を捕まえた事はもうみな知っていますよ
ですから今夜は8人で来ました」
神山は頭をかきながら
「まあそちらで有名になると困りますがね」
「どうですか 今度 私たちのところで技を見せて頂けませんか」
「いやいや お見せするほどの事はしていないですよ
あの二人にしても 僕が投げただけですよ チョンとね」
リーダーと神山は笑って握手をして別れた
近くにいた医者も神山に
「本当にお強いのですね 知っていますよ ぐらんぱる公園で
指名手配犯を投げ飛ばしたんでしょ 記憶していますよ」
「いや たまたまですよ でもご迷惑をお掛けしました
助かりましたよ ありがとうございます
折角の楽しい時間を割いて頂いて」
神山は女性にも丁寧にお辞儀をして挨拶をした

「さあ祐子 カトリアーナ 呑みなおしだ」
そう言うと若い医者のカップルと一緒にラウンジに戻ると
神山のテーブルにラウンジの総責任者が挨拶に来て
「神山様 お怪我は無かったですか ありがとうございます」
「うん 大丈夫だよ 今 警察じゃないけど連れて行かれましたよ」
「良かったですよ 実はここは共同建設で大竹組も入っていまして
あの小田原支社長が少し厄介者だったんですよ 助かりました
これで少しは静かになります」
そう言うと総支配人は神山に茶封筒を手渡そうとしたが神山は
「ありがとうございます でも私じゃなくて 隣りのお医者さんに
渡して下さいよ 色々と助けて頂きましたしご迷惑もお掛けしましたから」
神山は丁重に断ったがどうしても受け取って欲しいというので
「分りました ありがとうございます」
そう言って受け取った

総支配人が戻ると神山は若いカップルにカクテルをご馳走した
若い医者は神山に名刺をだして
「お困りの時にはお電話を下さい 優先的に診させて頂きますよ」
神山はお辞儀をして名刺を見ると
【御殿場 総合病院 副院長 金山 大介】
神山は名刺をうちポケットに入れると祐子とカトリアーナに
「さあ カクテルを呑もうよ」
神山は二人に言うとニコニコしてカトリアーナが
「もう一度踊って お願い」
セクシーな顔で迫られた神山は立ち上がってカトリアーナを抱くと
先程より早いステップで踊りカトリアーナを上手にリードした
周りで踊っているカップル達は場所を空け踊ったり席に戻ったりした
曲の最後になると神山はカトリアーナの目を見ると頷いて 
先程より高く上げるとカトリアーナは二回転して神山に抱きかかえられた
最後に神山はカトリアーナとキスをして足を回転させカトリアーナも
足をそろえるとスカートが美しく波を打って舞った

曲が完全に終ると二人に凄い拍手が浴びせられた
席に戻ると祐子が神山とカトリアーナにキスをして
「素晴らしく美しかったわ カトリアーナ素敵だったわ」
隣りの医者からも拍手で迎えられて
「素晴らしく綺麗でしたよ 最高の夜です ありがとうございます」
3人がカクテルを呑んでいると演奏が終わりバンドが引き上げていった
神山達3人もラウンジを出て部屋に戻る時にカトリアーナが
「ねえ 今夜も一緒でいい?」 
神山は祐子を見ると頷くので
「いいよ でもホテルには内緒だよ」
「うん 分っているよ 嬉しいな~」
部屋に戻ると祐子とカトリアーナは積極的になり
神山が降参するまでSEXをした







.

2013年11月24日日曜日

ゆり 12 - 45 Vol. 2



ホテルの地下駐車場に行くとカトリアーナを乗せて伊豆山に向った
東名高速に入ると先程のようにスピードを上げた
「神山さん このブラジャーとショーツはパリでも人気があるのよ
特に若い人に圧倒的な人気よ バストラインが綺麗なのよ」
「うん 祐子も言っていたよ 日本製と違うって
そのブラジャーを着けたカトリアーナを見てみたいな」
カトリアーナは少し顔を赤くして
「いいわよ 今夜にもお見せするわ」
「わぁ~お ありがとうございます」
話していると伊豆山 ホテル スキエに着いた
神山はカトリアーナの部屋の番号を聞き夕食を約束した
カトリアーナは神山の口にキスをすると抱き付いて来て
「夜も一緒に過したいわ 明日は休みだし 祐子さえよかったらお願いね」
そう言うとウインクをして自分の部屋に戻っていった

神山が部屋に戻ると祐子は読書をしていて本を置くと神山に抱きついて
「お帰りなさい 早かったわね よかったわ」
神山は祐子を抱きしめてキスをするとカトリアーナが歓んだ事を話した
「ついでに輸入ランジェリーのお店に行ったら 最初怪訝そうな顔をして
なぜ あなたがここに私を連れてくるのって言われたよ」
「それは当たり前でしょ 誰だってそう思うわ あったばかりなのに」
神山はカトリアーナが結果的に歓んでくれた事を話をした
「それとね カトリアーナは明日お休みだから祐子さえよかったら
今夜一緒に過したいと言っていたよ」
「へぇ~ ほんとあなたが誘ったんでしょ」
「いや 向こうから言ってきたんだよ ほんと
僕からそんな事したら祐子に失礼でしょ」
「わかったわ 夕食の時の雰囲気で決めましょうよ いいでしょ」
「うん 僕は全然構わないよ それより夕食までまだ時間が有るから
寝かせてくれるかな 30分でいいよ」
「私も一緒にいていい」
「いいよ」
二人は裸になるとベッドに横たわり祐子は神山のおちんちんを握って
目を瞑った
神山は祐子の形のいい乳房に顔を埋めて目を瞑った

「あ~ よく寝た」
「そうね 体が楽よ」
「ねえ祐子 ほら」
神山は肉棒を祐子の下半身に突きつけると
「ふふふ 私も欲しいの 触って」
神山は祐子の秘所を触るとすでにぬめぬめした体液が溢れ出ていた
「祐子 はいるぞ」
祐子は頷くと足を広げ神山を向い入れた
神山と祐子は交わり一緒に昇天した
祐子が神山に
「ねえ よかった」
「うん 当たり前だよ」
神山はベッドを出るて作務衣に似た部屋着をきると
入り口脇のカウンターでビールを呑んだ

祐子は作務衣のズボンを穿かないで神山の傍に寄ってきた
「いいね ズボンを穿かないとセクシーだよ 僕も脱ごうかな」
「やめて ぶらぶらしたのが見えるわよ だめよ」
神山は祐子に言われたが脱ぐと中途半端な丈で見苦しかった
「ほらね もう少し丈が長いと平気なのにね 残念ね」
神山は祐子にも缶ビールを出してあげるとグラスに注ぎ渡した
「しかし ここの眺めは凄いね スライダーの時も驚いたけど
明日晴れるといいね これだけの景色だから見たいよね」
「ええ 明日は晴れるのかしら」
「多分晴れるでしょう ほら西のほうが少し明るいでしょ 大丈夫だよ」
「それはそうと 桃子さん大丈夫ですか? 電話しなくても」
「う~ん してみようか」
神山は祐子に言われ桃子に電話をすると
「わぁ~神山さん 今朝はありがとうございます お陰様で良くなりました」
「うん 良かったよ まあ丁度重なったからどうしたかと思って
でも 明日会社は出勤できるの?」
「ええ 一応由貴先輩には話をしましたが 出勤できますよ」
「わかった また時間を作るからね」
「は~い 分りました お部屋探しもお願いします」
「うん お大事に」
神山は電話を切ると祐子に心配ないことを伝えると
「私もあと1週間くらいだけど大丈夫かしら?」
「辛かったら休めばいいよ そこまでする事無いよ」
「嬉しいわ 普段は生理痛って無いんですよ あっても軽いんですけど」
「うん その時に考えればいいよ ねっ
今から考えてどうにかなる訳じゃないし ねっ」
「そうですね ふふふ」
「そうだ カトリアーナの食事を聞かなければ ねえ忘れていたよ」

神山はフロントに電話をして夕食の人数を1名増やして貰う事を話すると
快く受けてくれたが保有カウントで処理するか5分の1料金を支払うか
聞いてきたので夕食代金と朝食代金をそれぞれ聞くと
「夕食はスイートですと3万円のコースですから6千円です
朝食はバイキング形式ですので4千円ですから8百円で合計6千8百円です」
「うん そうしたら現金でお支払いしますよ それでもいいですか」
「はい でも神山様 今のお部屋にもう一名追加された方が無料になりますよ」
「そんな事出来るの この時間で」
「ええ 大丈夫ですよ まだご夕食前ですから あとでフロントに
来て頂いて人数のところを3に訂正して頂ければ大丈夫ですよ」
「ありがとうございます そちらで人数訂正は出来ないのですか」
「ええ この書類は神山様がチェックアウトされてからTJに送るんですよ
私共でここを訂正するとあとで色々と問題が出てきますのでお願いします」
「分りました 食事の時に伺いますから夕食の人数は間違えないよう
お願いしますね」
「ええ 今確認したんですが TJをご利用されますと翌月の10日頃に
神山様のところに利用明細が届くように書かれています
ですから 有料利用か無料利用か そして利用人数など全てのデーターが
送られる事になっております」
「わかった ありがとう ではお願いしますね」
「そうしましたら 部屋着も只今準備いたします」
「あと冷蔵庫のビールもお願いしますね もう無くなったから
少し余分に持ってきて下さい お願いします」
「はい 畏まりました」

電話を切ると直ぐに係りの女性がビールと部屋着を運んで着てくれた
「ねえ あなた でもカトリアーナが一緒に食事をした場合 
その場は良いとしても後で彼女何か言われないかしら」
「そうだね 今日明日は良いとしても僕らが帰ったあとに はいクビでは
可哀相だよな う~ん そうしたら1名分現金で追加した方が得策か」
「ええ そのほうが後で何も言われないでしょ」
「そうだね そうしよう カトリアーナには話さなくていいよ 今の事」
「ええ 大丈夫よ」
神山はソファーで寛ぐと祐子が神山の片足を跨ぎ腰を振ってきた
「ねえ 気持ちいい?」
「う~ん あまり気持ちよくないな それはさ手で擦られるより
なんかざらざらした感触とぬめぬめした感触が伝わるけどね」
「そうなんだ 私はクリにあたるから気持ちいいよ あ~」
「おいおい 祐子 ほら降りて もうすぐ夕食だよ」
祐子は神山に抱き付いてきてキスをした
「そうよね 大きくしていかれないもんね」

祐子が神山から下りると神山はカトリアーナの部屋に電話をした
「わぁ~神山さん お待ちしていました」
神山はレストランの前で待合せを約束したが
「あの 私服で着てね あくまでも僕の友人だから」
「ふふふ 分りました ありがとうございます」
神山と祐子は顔を見合わせて頷き部屋を出た
「じゃあ 僕はフロントに行って来る レストランのところで待っていて」
神山は祐子と別れフロントに行くと現金で10万円を払い
「神山様 ありがとうございます ではこちらの書類は2名様のままで
それで 追加の一名様はどうされますか」
「私の友人だよ」
「はい 畏まりました そのように処理を致します」
「それと チェックアウトが11時だとランチは別になるんですよね」
「はい 申し訳ございません 別料金でございます」
神山はフロントを後にしレストランにいくと祐子とカトリアーナが
仲良く話をしていた
カトリアーナが神山を見つけると近寄って来て
「神山さん ありがとうございます」
神山はカトリアーナの姿を見て驚いた
「カトリアーナ 美しいよ ワンピースも可愛いし素敵だよ」
「誉めて貰って嬉しいわ」
「では いこうか」

神山が受付でカードキーを見せると海が見えるテーブルに案内された
生ビールを注文した
海が見える席に着くとカトリアーナは
「素晴らしい ここで食べるのは初めてよ 普段は従業員の食堂だから
海が見えてもこんなに素晴らしくないわ 神山さんありがとうございます」
カトリアーナはニコニコして話をした
普段は日本語で話をするが表現に困った時などは英語で話をした
生ビールが来ると3人で乾杯をした
料理は洋風中心だが日本料理も洋風にアレンジされていた
カトリアーナが料理を食べると
「ここの料理は美味しいわ 普段食べているのは日本食が多いけれで
洋風も美味しいわ」
「そうすると 箸の使い方も上手になった?」
「ええ 上手になったわよ 寮にいる時も時々使っていたから大丈夫よ」
カトリアーナと祐子も仲良く話しパリの話をしていると
生ビールが無くなったのでワインを注文した
「でもね祐子 私は日本のお魚が好きになったわ 
新鮮だとお魚の甘さがあり 海の味がしたり だから今はお寿司が好きよ」
「私も大好きよ お魚を食べていると体にいいし太らないわ ふふふ」
「ええ そうね アメリカでは日本の寿司がダイエット食で人気があるわね」
「神山さん 明日どこかのお寿司屋に行きましょうよ」
「うん そうしたら お昼はお寿司で決定だ」

メインのステーキが運ばれると3人はワインを呑みながら食べた
ウエイトレスがガーリックライスにホワイトソースをかけたものを
運んでくると
「神山様 こちらで最後ですが なにかご注文はございませんか」
神山は2人に聞くと首を振るので
「ありがとう これで」
そう言うとライスを食べると美味しく祐子に
「ねえ 今度これを作って欲しいな 祐子流に ねっ」
「ふふふ 初めてのオーダーね しっかり頭に入れますよ」
それを聞いていたカトリアーナが祐子に味の秘訣を教えていた
神山は仲のよい姉妹だと感じた
ガーリックライスを食べ終わるとフルーツが出てきて
今 お腹が一杯と言っていた彼女達だが目の色を変えて食べ始めた
神山は洋の東西を問わず女性には甘い物が有効だと思った
3人が食べ終わると受付で伝票にサインをしたがカトリアーナの
生ビールが有料になっていないので訪ねると
「神山様のご注文ですから 無料にさせて頂いています」
神山は受付に礼を言うとニコニコしてお辞儀をした

「楽しかったよカトリアーナ ありがとう どうする僕達の部屋にくる?」
「ええ 伺うわ ブラジャーも見せないといけないしね ふふふ」
それを聞いた祐子が神山に
「なに それって ねえ」
「ほら 渋谷で買った後に素敵なブラジャーだから見たいと言ったんだよ
それだけで 他意はないよ ほんと」
「そうよ 神山さんは助平な言い方では無かったわよ
だから私も 今夜お見せしますと言ったの ごめんなさい」
「そう だったら許してあげるわ ふふふ」
神山は部屋に戻る前にラウンジに寄ってカクテルを勧めると祐子が
「いいわね いきましょうよ ねえカトリアーナ」
「ええ カクテルも好きよ 今日は確か生バンドが入るはずよ」
「ねえ そうしたら 着替えて行きませんか」
「うん そうだな じゃあカトリアーナどうする
僕達は着替えるのに部屋に戻るけど」
「ええ 構わないわよ 一緒でも」
3人は神山の部屋に行くと神山と祐子が脱ぎ始めた
「わぁ~ 神山さん 大きいわ素晴らしい」
それを聞いた祐子が
「あなたの彼氏も大きいでしょ」
「でも ここまで大きくないわ」
神山は直ぐに赤いショーツを穿くとカトリアーナが
「セクシーね いいわ」
祐子もスパッツの格好になるとカトリアーナが驚いて
「素敵よ 私も欲しいな そのスパッツ」
「大丈夫だよ また会えるからその時に買えばねっ」
神山と祐子の着替えが終ると部屋を出てラウンジに行った

受付でカードキーを見せると優先的に窓際に案内された
席に落ち着くとウエイトレスが注文を聞きに来た
「さあ 好きなドリンクを注文して」
祐子とカトリアーナはそれぞれチャイナブルーやスプモーニといった
甘くて軽く見た目に綺麗なカクテルを注文し
神山はドライマティーニを注文すると生バンドの演奏が始まった
ジャズの名曲が演奏された
「ねえ 神山さんの家は何処ですか?」
「うん 赤坂だけど」
「へぇ~ 私も赤坂なんですよ 近いですね」
「でも 10日前に引越しをしてきたばかりだよ
傍にある赤坂 スカイ ハイ ホテルでいつも買い物さ」
「えっ 私もあのホテルの傍ですよ あそこに小学校があるでしょ」
「うん その斜め向かい側だよ」
「ほんとですか だったら私と2分位しか離れていないわ
私は小学校の並びのマンションですけど 
もしかして あの白くて大きいスタジオの近くですか」
「ははは あそこだよ」
「えっ 凄い 実は1年前にあそこでアレックスジャパンの
モデルで撮影をしたんですよ ゴルフウェアーの、、、
広いお庭があってプールもあるところですよね」
「うん そうだよ じゃあ僕より先にあそこを知っているわけだ」
「ええ でも3,4回でモデルのお仕事は無くなりましたから
もう あのスタジオには行っていないんですよ」
「もしかして ボーンっていう副社長に誘われて断ったんだろう」
「えっ何故分るんですか その通りです しつこくて嫌な奴でした」
「彼は もうアメリカナに強制送還されたよ」
「えっ 神山さんって なにをしているんですか」
「うん デザイナーとプランナーかな」
「それで なぜアレックスジャパンの事をそんなに詳しいのですか」
神山はカトリアーナや祐子に分りやすく掻い摘んで説明をすると
「へぇ~ そうなんですか 凄いですね 最高責任者って」
「ところでカトリアーナは来年卒業でどうするの
日本の学生はもう就職先が決まっているのもいるだろう」
「私も3社面接しましたがお給料が安いのと 労働条件が合わないので
パリに戻ろうかと考えているところですよ」
神山は少し考えて
「一つ聞きたいが 人と話をする事は好きかな?」
「ええ 大丈夫よ どうして」
「うん まだはっきりは言えないがカトリアーナに
とって悪い話しじゃないよ 少し待ってくれるかな」
「ええ いいわよ でもダンサーは嫌よ 辛いもん」
「うん 受付とアテンダー業務だよ どうだろうか」
「ええ 大丈夫よ 日本語もこの位でよければ」
「分りました そうしたら携帯番号を教えてくれないかな
決定をしたら面接を行うから」
カトリアーナは神山を信じて携帯電話番号を教えた
「どちらに転んでも電話をするし 僕がいい所を探すよ」
「神山さん 本当に信じていいの」
「うん 大丈夫だよ 君のように美しい人をパリには帰さないよ」
カトリアーナの目は涙で潤んだ
「あなたのように私を人間として見てくれた人ははじめてよ
今までの男はセックスシンボルとしか見ないで嫌だったわ
もう 私を見るとSEXのことばかり 嫌だったの日本人が」
「ははは それはそうだろう だってプレイボーイから
飛び出してきたような美女でセクシーだったらみなそう思うよ」
「でも もう目付きが違うのよ 私のバストからヒップまで舐めるような
あの厭らしい目付きには耐えられなかったわ」
「そうか 僕も素敵なお尻だと見とれていたけどな」
「あなたは 厭らしくないわ よかった」

祐子が
「大丈夫よ この人は凄く紳士よ Hな話題も明るいし
それで私も虜になったのよ」
「そうなの もうお付き合いして長いんでしょ」
「まだ10日もしていないわ ねえあなた」
「うん 28日に会ったから明日で10日だね」
「えっ まだ10日、、、それでこんなに雰囲気のいい仲なのね」
「そうよ」
「羨ましいわね でもアルバイトが終ったらまた会って貰えますよね」
「うんカトリアーナさえよかったら 大丈夫だよ僕は」
3人の話が盛り上がっていると場内はアメリカンポップスが流れ出して
中央で踊るカップルが出てきた
カトリアーナが神山を誘うと祐子も誘って3人で踊り始めた
2曲踊り終わると席に戻りカクテルを注文した
暫くカクテルを呑み話していると映画音楽のバラードが演奏された

祐子が神山を誘うと 神山は両手を祐子の腰に巻き 最初はステップを
祐子に合わせていたが神山がリードすると上手に付いて来た
「祐子 上手だよ」
「うん ありがとう あなたも素晴らしいわ」
神山は少し大胆なステップをしても祐子は嫌がる事無く合わせて来た
曲が終わりに近づくと神山は周りに人のいない事を確認して
祐子を斜めに持って1回転して終った
席に戻るときに周りから神山と祐子に拍手が沸いた
「素晴らしかったわ 神山さん 祐子さんも素敵だったわ
ねえ祐子さん この次に神山さんと踊っていい?」
「ええ いいわよ ワンピースだから素敵よきっと」
話していると次の曲が演奏された
神山は祐子と同じステップでカトリアーナをリードすると
笑顔で神山を見ながらキスをしてきた
神山はそのままステップをし大胆なステップに変えても会わせて来て
曲の最後になると神山はカトリアーナに
「横にするよ 落ち着いてね」
カトリアーナは笑顔で頷くと神山はカトリアーナを横に抱えて
1回転してダンスを終えた
今回も周りからやんやの拍手を浴びた
席に戻るとカトリアーナに
「カトリアーナ ありがとう 本当は最後に上に投げたかったんだけれど
体重や重心が分らないと出来ないからね でもカトリアーナや祐子は
今度は上に投げられるよ もう重心はわかったし体重も分ったからね」
カトリアーナと祐子がビックリして
「体重って踊っていて分るの」
「いやいや ごめん そういう細かい体重じゃなくてなんて言うかな
軽いか 重たいかとか そこらへんだよ
僕の力をどの位発揮したらいいかの目安だよ
だから祐子が52kgとかカトリアーナが54kgとか
そいった話しじゃないんだ」
「でも 当っているわ わたし52kgで少し痩せたいの」
「私も当っているわよ神山さん」
「わぁ~お そうかでも健康が一番だよ 無理に痩せても駄目だよ」
楽しく話をして呑み踊るともう23時になっていた
「さあ バンドも終わりだし 部屋に戻るか」
「私も一緒にいい?」
神山は祐子をみるとニコニコして頷くので
「おいで」
神山は受付で伝票にサインをすると
「先程のカクテルを部屋までお願いできるかな」
受付嬢がマネージャーを相談するとニコニコして
「神山様 直ぐにお持ちいたします あと簡単なおつまみもお持ちします」
神山は受付嬢とマネジャーにお礼を言って部屋に戻った

部屋に戻ると自然に祐子と神山はキスをした
「素晴らしかったわ」
カトリアーナもまだ興奮していて
「日本にいるわ パリよりいい男がここにいるから」
今度はカトリアーナが神山と熱いキスをした
ルームサービスが来ると神山が出てトレーからカクテルを受け取ると
二人に渡して乾杯をした
3人で交互にカクテルを呑んではキスを繰り返していた
「そろそろシャワーを浴びようよ ねえ祐子」
「ええ いきましょう カトリアーナ?」
カトリアーナは最初は躊躇したが祐子が自然に脱ぎ始めたので
自分も仲間に入ろうと脱ぎ始めた
神山が先にシャワーを浴びると湯船に浸かった
祐子が後から入ってきてシャワーで丁寧に体を洗っているとカトリアーナが
浴室に入ってきた
神山はボディーソープを湯船に入れてジャグジーを入れると小さな泡から
大きな泡がどんどん出来てカトリアーナは歓んだ
祐子が神山の横に座るといつものようにキスをした
神山も祐子の乳房を愛撫すると喘ぎ声が漏れてきた
カトリアーナはそんな二人を見ながら神山の横に座ると
神山のおちんちんを握ろうとするとすでに祐子が掴んでいて
カトリアーナと祐子の目が合ってニコニコした
「祐子さん 神山さんとキスをさせて」
祐子はキスを辞めるとカトリアーナに譲った
神山の肉棒は付け根が祐子で亀頭がカトリアーナが優しく揉んでいた
どんどんと硬くなると神山は二人の秘所を触りクリトリスを愛撫した

祐子が
「ねえ もう駄目 ちょうだい」
神山は立ち上がり祐子の手を床につけると後ろから挿入した
カトリアーナは祐子の乳房やクリトリスを愛撫していたが
自分も祐子と同じ格好をしてお尻を突き出して
「神山さん ちょうだい 入ってきて」
神山は祐子からカトリアーナの膣に挿入するとぬめぬめだった
二人を交互に攻めていると祐子が
「お願いします もうすぐいきそうなの きて」
神山は祐子の膣に挿入すると腰を早く動かすと祐子は昇天した
カトリアーナの膣に挿入すると
「神山さん 私いきそう」
そういうと自分の腰を速く動かすと膣が狭まってきて
亀頭もこれ以上我慢出来なくカトリアーナの中で発射すると
「わぁ~ 凄いわ どくどく出てくる きてる あっ あっ」
カトリアーナも昇天し祐子同様床に伏せた
神山は泡の湯船に浸かっていると祐子が隣に座りキスをした
カトリアーナも一息ついて神山の隣に座ると神山のほほにキスをした
「神山さん 素晴らしいわ 祐子さん幸せね 毎日」
「ううん この人をそんなふうに独り占めで出来ないのよ
カトリアーナも分るでしょ 女がこの人を放っておかないの
だから独占しようとしたらこの人の生活のリズムが壊れるのよ」
「そうなんですか でも愛が深まれば一緒になりたいでしょ」
「そうよ でも我慢するのも愛よ 私はそれでいいのよ」
「そうしたら他の女と寝ていても気にならないの」
「それは気になるわよ でもそれは皆同じでしょ
だから一緒の時は他の女の事は考えないでっていつも言っているのよ」
「そんなに神山さんっているの」
「ええ 私が知っているだけで3人はいるわ でもね何人いたっていいの
だって一緒の時に楽しくSEX出来なければつまらないでしょ
それに神山さんはSEXだけの男じゃないもん だから皆に人気があるの」
「そうね SEXだけの人じゃないわね 分るわ」
「さあ 出ようよ」

神山が先にシャワーを浴びると祐子が立ち上がって肉棒を丁寧に洗うと
シャワーで流した
神山は先に浴室から出るとバスタオルで体を拭いていると
祐子が出てきたので躰を拭いてあげた
キスをしているとカトリアーナも出てきたので神山が体を丁寧に拭くと
急にしゃがみ込んで肉棒にキスをした
ニコニコしながらカトリアーナは
「いつも祐子さんにキスを先取りされるから ここなら私が一番よ」
3人は顔を見合わせて笑った

6月7日 日曜日 晴れ
「うっ~ うっ~ きもちいいわ いきそうよ」
神山はV字に開いた足を更に広げると腰を強く振ると祐子は
「ぎゃあぁ~ うぐぅ~ あっ~ あっ~ あっ あっ」
膣を狭め昇天してしまった
神山も膣の圧力に負けてスペルマを発射してしまった
祐子の大きな声を聞いてカトリアーナが目を覚ました
「まあ もうしているの」
カトリアーナは発射したばかりの肉棒をしゃぶり始めた
「ふふふ 今度は私が頂くわね」
そう言うとカトリアーナは神山の上に跨り膣に肉棒を導き入れた
こうしてカトリアーナとも交わると神山は疲れ二人に降参した
昨夜も神山は祐子とカトリアーナに攻められて3回も発射した
暫くするとカトリアーナが
「神山さんはタフですよ こんなにSEXしてもまだ大きいもん」
「もう駄目だ」
「ふふふ 私 神山さんを好きになったわ 祐子さんいいでしょ」
「ええ 構わないわよ でも一人だと大変よ 壊れるわよ」
「そうね 今度する時も祐子さんと一緒がいいわ」
「そうね お願いしますね」
神山は疲れ何もいえなかった
祐子が気を利かせて缶ビールを神山に渡すと
「おお ありがとう ガソリンがきたな でも駄目だぞ もう」
祐子とカトリアーナは顔を見合わせて笑った

朝食を終えると神山が2人に
「今日は天気がいいから箱根に登って美味しい寿司屋にいこうよ」
「わぁ~ 凄いわ 神山さんありがとうございます」
神山達は部屋に戻るとカトリアーナに
「僕はこれから車を借りてくるからここで待っているそれとも着替える?」
「私 着替えたいわ そうしたら部屋に電話を下さい」
「うん分りました じゃあ祐子行って来るね 留守番を頼んだよ」
「は~い 分りました いらっしゃい」
神山はホテルを出ると駐車場から車を出して
熱海のレンタカー営業所に向った
いつも借りているフェアレディーZの4人乗りが空いていたので借りた
神山はホテルに戻り祐子とカトリアーナを乗せるとそのまま箱根の
山登りをして芦ノ湖に出た
湖畔で休憩をしタバコを吹かしているとカトリアーナが
「あなたの良さが段々と分ってきたわ 素敵よ 紳士だわ」
「ありがとう 光栄だよ」
神山はそれ以上言わずに遠い青空を見ながらタバコを吹かした
タバコを吸い終わると2人に
「もう休憩はいいかな?」
「は~い 大丈夫よ おトイレも済んだわ」
神山は車に2人が乗ると湖畔の道を北上して乙女峠のトンネルを抜けた
御殿場に入ると駅前寿司屋に着いた
店内に入ると元気のいい女将が迎えてくれて神山に
「今日は外人さんも一緒ですか なかなか」
「ねえ 女将さん 部屋って空いている 車だから帰りに昼寝をしたいんだ」
「うん 空いているよ 少し割高だよいい」
「OKそうしたらさ いつものようにおつまみと生ビールをお願いしますね」
女将に注文すると部屋を案内してくれた
少し離れになっていて 3部屋ほどあり襖を開けると14畳ほどの部屋で
庭は手入れされた日本庭園が演出されていた
奥の襖をあけると布団が敷かれていて神山は割高の意味が分った
座卓に着くと女将が生ビールをジョッキとピッチャーに入れてきて
おつまみも大盛りで運んでくれた
「あと 天ぷらと焼き魚でいいかい」
「ええ お任せで」
女将が帰るときに
「用がある時はそこの赤いボタンを押してね 直ぐに来ますよ」
そう言うと女将は部屋を出て行った
「じゃあ カトリアーナとSEX出来たので乾杯」
カトリアーナや祐子はニコニコして乾杯をした
まだ12時になっていなかったが二人は美味しいと言ってよく食べた

神山は二人に失礼と言って庭に出て由紀枝に電話をした
「わぁ~神山さん お久しぶりです」
「今 駅前の寿司屋に来ているけれど どう来ない」
「いいの 行っても」
「うん 大丈夫だよ」
「良かった これからお昼を作るところだったの
でも よく休みって分ったわね 亜矢子さんに電話したの」
「いや 感ですよ ほんと 何処にも電話していないよ」
「そうしたら すぐに出ますね」
「うん 今日は離れにいるよ 女将が知っているよ」
「は~い 分りました」
神山は席に戻ると祐子とカトリアーナに
「これから ここにお友達がくる 仲良くしてね」
祐子が
「は~い 分りました でも凄いわね」
「まあ 色々あってね」
神山が告白しても祐子は全然動揺しなかった
逆に由貴や桃子のように友達が増えれば楽しくなると思った
神山が選ぶ女性だから不良は居ないし逆に頭のいい子ばかりだから
祐子も楽しく話が出来た
一方カトリアーナは訳の分らないまま友人が出来る事に多少の不安があった
食べたり呑んだりしていると襖が開き由紀枝が入ってきた








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