2013年8月31日土曜日

ゆり 7 - 40 Vol. 1



5月22日 金曜日 曇り
「おはよう 早いね」
「勿論 入社2日目から遅刻は出来ませんからね ふふふ」
神山と由紀枝は互いに目覚ましが鳴る前に起きた
昨夜は由紀枝が激しく求め神山は力の限り尽くし今朝はだるかった
由紀枝を見ているとそんな疲れを感じさせなかった
部屋着を着てすぐに朝ご飯の準備をしてからシャワーを浴びてた
「ねえ~ やっぱり臭いよ~ ニンニクが~ わぁ~怒られる~」
由紀枝が洗面台で神山に聞こえるように叫んでいた
神山も部屋のガラス戸を開けて新しい空気を入れると確かに臭かった
しかし過ぎた事を言っても始まらないので神山は口臭を消すガムをかんだ
神山は起きて裸のまま脱衣所へ行くとそれを見た由紀枝は
「ねえ 朝からぷらぷらは辞めて なんか着てくれないかしら もう」
「だって ベッドで着てここで脱ぐって時間の無駄だろ」
「そう 言ったわね じゃあ今度私がそうしても怒らないわね」
「ごめんなさい 着てくる」
神山は素直に寝室に戻って部屋着を着てわざと由紀枝の周りを歩くと
「分ったわ もう 勝手にして 忙しいの もう」
そう言い神山にキスをしてパンツを下ろすとおちんちんにキスをした
「まあ 昨夜は頑張ったほうだから許してあげる 早く入って」
神山は完全に主導権を握られていた
シャワーを浴びてシャッキとさせるとダイニングテーブルに着いた
由紀枝が朝ご飯をテーブルに並べると神山は感心した
「ごめんなさいね 昨夜のが有るけど さあ 頂きます」
「頂きます」
神山は昨日下作りしたものとは分らなかった
「由紀枝 美味しいよ ほんとよく出来るね 感心するよ」
「ありがとうございます そう言ってくれると張り合いが出るわね」
「ほんと 目玉焼きも上手だし うん 美味しいよ」
「でも貴方は少しおしょうゆ掛けすぎよ おしょうゆの味しかしないでしょ」
「そんな事は無いさ それとね納豆がいいね これがあると
ご飯を御代り出来るからね」
「ええ 私もそうよ みんな嫌がるけどおちんちんよりいい香りよ」
「こら 何て事を もう」
神山と由紀枝は笑いながら朝食を済ませると神山も後片付けを手伝った
由紀枝は身支度を済ませると神山に
「ねえ 早くして 出かけるわよ」
「おいおい まだ9時前だよ 幾らなんでも早いだろう」
「いいの 慣れるのに時間は関係ないわ そうでしょ」 
「おお その通り ちょっと3分待ってくれ 用足しをする」
二人は駐車場で
「じゃあ 気を付けてね」
「ええ 今夜電話ちょうだい さみしいから」
そう言ってキスをした
神山は
「あれっお化粧は」
「ふふふ 見習の時はこの方がいいの でも少ししているよ ふふふ」
「そうか 分った 24日の夜は駅前寿司に行こうか」
「ふぁ~嬉しいわ そうしたらそのようにメニューを変更です」
「ごめんごめん そうか いいのかな」
「ええ 大丈夫ですよ 冷凍だから」
「じゃあ」
「は~い 行ってらっしゃい」
「うん」
由紀枝が先に車に乗って駐車場から出ていた
見送ったあと神山もフェアレディーZに乗って御殿場ICに向った
東名に入ると小雨がぱらついて来たので慎重なドライブを心がけた

渋谷で下りて上原の部屋に戻って着替えをした
FAXや留守電が無い事を確認して部屋を出た
フェアレディーZで会社に向う頃には雨が本降りになった
神山は一旦部屋に戻り傘を持って車に乗った
次長室に着いたのは9時だったので昨日のレポートを読んだ
全員のレポートを読み終わると洋子が出勤してきた
洋子はニコニコして神山に
「昨日は ありがとうございます お陰で助かりました
以後 事前に報告します ごめんなさい」
神山はわざと
「うん よかったね」
洋子は神山がまだ怒っていると思い
「ねえ コーヒーを入れますね」
そう言うと冷蔵庫を開ける時にわざとお尻をぷりぷりさせていた
神山は音を立てなよう後ろに立っておちんちんを擦りつけると
「もう 元気なんだから 本当にごめんなさい」
「もういいよ それよりこのレポート アルタにFAXした?」
「ええ 私の感想も書いて送りました あっ人事の武田さんと話し
それで書いたんですよ 誤解しないで下さいね」
「ははは わかったよ それで武田さんはなんと言っていたの」
「ええ 要点を押さえていますって なんかテストされたみたい」
「だって 向こうは本職 洋子は前職 だからそうねって いいだろう」
「それでも まあ 逆に向こうがすればよかったと思うわ」
「まあまあ 朝から湯気を出さないで しかし田中君は
ポイントを押さえてくれたね 頼もしいよ」
「ええ あの人確か美佳さんを泣かせた人でしょ だから私も驚いたわ」
「結構 芯をついていると感じ取ったね 良かったよ 
これだけでも500万円の価値があると思うよ」
「ええ そう思います」
「ところで3連休の件だけど 24日の夜御殿場に泊まるよ
それで25日の朝 洋子を拾って鎌倉 夜は箱根です 
で26、27日は箱根の観光とします」
「ありがとうございます それで私26日の夜に
帰らないといけないんですよ
実は町内の祭りを手伝う事になっているんです」
「そうか 分った そうしたら25日の朝何処で待ち合わせしようか」
「鎌倉だったら渋谷で高速乗った方が便利でしょ」
「うん そうしたら渋谷で待ち合わせでいいね」
「ええ お願いします」

神山は次長席に座ると上原のマンション 代々木のマンション
ホテル禅の地下駐車場に電話をして駐車場1台分追加を連絡した
各駐車場とも空きが有り契約を結ぶ事が出来た
早速 ホテル禅の管理室に行き駐車場契約書にサインをした
次長室に戻るとGプロの部屋に行き 昨日制作されたスケジュール表見て
各ブースとの打ち合わせ時期など調整を指示をした
神山は車で代々木の不動産屋や上原の不動産屋へ行き駐車場契約書を貰った
次長室に戻ると12時を過ぎてGプロの面々は食事に行っていた
「洋子 どこへ行こうか 雨が降っているし」
「そしたら 近くの串揚げにしましょか」
「そうだね 近いし」
「それと スケジュールは出てきた?」 
「いいえ まだ時間が掛かるみたいね」
「何をそんな ここで時間取っていて困るな わかった」
二人は傘をさして串揚げ屋が入っているビルに駆け込んだ
二人とも安いランチメニューにしてお好みで単品追加をした
ランチビールで乾杯をして食べ始めた
グラスワインを注文してお好みを注文した
天気が雨とあって観光客は殆ど居なかったが
多くは近くのサラリーマンが利用していた
二人は食べ終わると神山がAEXカードで清算をして次長室に戻った

神山はGプロの部屋に行くと佐藤部長も来ていて
「部長 こんにちわ」
「山ちゃん 昨夜はご馳走様でした」
「いえいえ それよりスケジュール表が遅いですよ
こんなに時間を取られては 困ります」
「ええ 私も聞きまして 注意をしたところです 済みません」
「それで 時間が無いので スケジュール表制作は残業で行ってください
先にデザインを進めないと間に合いませんから」
「はい そですね 夜 作ります」
神山は全員を会議テーブルに集めてブースの方向性をディスカッションした
話し合いをしていると田中が神山のプランを一番理解している事が分り
15時30分に休憩をした時に佐藤部長に
「部長 田中君を鈴や食品のブースに変更してアレックスジャパンとの
関連デザインも彼にお願いをしたいんですが どうでしょか」
「ええ 山ちゃんのたたき台を一番理解をしているのは田中君ですね
いいですよ 賛成です 私も今聞いていてそう思いました」
「では4時からの打ち合わせに入る時に発表しますね そうすると
内野君がニーナ・ニーナでいいですね」
「ええ そうしましょう」
二人は打ち合わせを終えると休憩した

神山は次長室に戻って洋子に
「今夜 上は残業になる 店のすし屋で取ろうか 少し」
「ええ 分りました 何人前ですか」
「うん 特上握り 6人前でいいでしょう 7時前に持って来て貰えば
大丈夫ですよ」
「えっ 私たちは?」
「大丈夫だよ 任せて 僕達は帰るよ」
「はい 分りました」
「呑みものはある筈だからそれだけお願いします 
売場に先に払っておこう あと少しおつまみだね お願いしますね」
「はい 分りました なんでも良いですね」 
「うん 呑み会じゃないから」

16時になると神山はGプロの部屋に行って全員に先日発表した
各担当の変更を伝えた リーダー及びアレックスジャパンブースは
高橋担当 鈴や食品ブース及びアレックスジャパンとの関連は
田中担当 ニーナ・ニーナブース内野担当以上
こうして午後後半のディスカッションが始まった
アルタの選抜隊も真剣になりアイディア提案の発言が多くなった
ここでも神山が使えるアイディアを取上げていき その都度山下と
概算を出しながら進めた
あともう少し揉めばもっと良くなると手ごたえを感じていた
19時少し前になると寿司が運ばれてきたので神山が 
「これは 夕飯です どうぞ食べてください
今までの進め方を参考に今夜中にスケジュールをまとめてください
明日も10時からこの内容で始めます」
そう言い佐藤部長に
「済みませんが 用事が有るので先に帰ります お願いします」
「どうも お疲れ様でした でも大分見えてきましたね」
「ええ ディスカッションの中でも言ってますが 各会社は私に一任を
されているのです だからすり合わせの時に提出するデザインは
1つで良いと思っています そこまでが大変だけど 短時間で仕上げないと
後ろがなくなります お願いします」
「はい 充分理解しています しかし 山ちゃんの考えている事は
大きいですよ 彼等も勉強になるでしょう ありがとうございます」
「では 部長も食べてくださいね 失礼します」
「ありがとうございます ところで山ちゃん25、26、27日ですが
全員出勤します 先程皆で決めました でないと追いつかなくなるので
それで多少起動に乗ったら少しづつ休みの修正をします」
「ええ でも丸々休まないより、、、分りました 
こうしましょう 26、27日は公休で2日間は休みましょうよ
連休でまた良いアイディアが出てくるでしょう」
「はい ありがとうございます それでは26、27は公休にします」
「ええ お願いします また後で忙しくなると休めませんからね」
「そうですね」
「では 失礼します」

神山が次長室に戻ると洋子が
「お疲れ様でした どうですか」
「うん 後少し揉めば良くなるな 田中君の移動も上手く行ったよ」
「良かったわ」
「しかし 途中で抜け出そうとしたが 最後まで付き合ったよ 参った」
「何処にしますか 夕飯は」
「うん 上原の寿司屋でのんびり食べるかな」
「は~い 分りました 電話をいれておきますね」
洋子はもう帰り仕度を終えていたので何時でも部屋を出られた
神山は資料がばらばらになったので 揃えていると洋子が
「OKですよ」
「うん すぐに終るよ」
神山も次長席の上を片付け帰り仕度をした
「お待たせ でよう」
二人は上原駅前寿司までタクシーで行った
暖簾をくぐると女将が丁寧にお辞儀をして迎えてくれ奥の座敷に案内された
女将は早速ビールと鮮魚の盛り合わせなどを運んできた
神山は二人のグラスにビール注ぐと
「では 乾杯」
神山はディスカッションが順調だったので気分が良かった
洋子も神山が嬉しそうな顔をしているので頼もしかった
二人が座敷に座って間もなくニーナ・ニーナの由貴と安田桃子が入ってきた
神山は気が付かなかったが由貴は気が付いて神山に
「神山さん こんばんわ」
「おお ニーナ・ニーナの美女軍団が現れたね こんばんわ」
由貴が神山を見ている目が違う事を洋子は見抜いた
「どう こちらに来ない」
洋子が由貴を誘うと少し目を反らして
「ええ でもカウンターで良いですから」
洋子はこれで神山と出来ていると決めた
由貴と安田桃子はカウンターに座って神山を意識して振り向かなかった
洋子が神山に英語で
「あなた あの子と出来ているでしょう 正直に言って お願いします」
神山も英語で
「うん そうだ 隠していたよ ごめんなさい」
「でも 何時から隠していたの」
「うん 温泉の時かな ごめんなさい」
「もっと早く教えてくれれば良いでしょ」
「うん ごめんなさい ほら忙しくて」
「もう 私は隠さないでってお願いしているのに」
神山が完全に意気消沈をしているとカウンターの由貴が座敷に来て
洋子に英語で
「ごめんなさい 私が神山さんに甘えたんです
だからそんなに怒らないで下さい 神山さんが可哀相です」
それを聞いていた安田桃子も座敷にきて英語で由貴に
「やっぱりそうだったの この頃先輩が大人になって美しくなったって
皆で言っていたの そうだったの 先輩 おめでとうございます」
由貴が安田桃子に英語で
「でも 絶対内緒よ でないと先輩後輩の縁は切るからね いいわね」
「ええ 大丈夫よ そんな事して損をするのは私ですよ」
洋子が二人に英語で
「二人の英語は上手ね 何処の大学」
安田桃子が
「ええ 青山学院の英語クラブです」
「えっ 私の後輩よ 貴方達は それでしっかりして綺麗な発音なのね」
神山が驚いて英語で3人の女性に
「そうすると大学も一緒 クラブも一緒なの、、、」
3人はニコニコして頷いた
今度は日本語で
「もう 分った事だ こっちに来てたべよう さあ」
「そうよ いらっしゃい ここに」
由貴と安田桃子が座敷に座ると女将がビールやおつまみを運んでくれた
神山が女将に天ぷらや照り焼きなど注文した
由貴は相変わらずに英語で洋子に話をした
誕生日を一人寂しく過ごした事や翌日神山に誘われてホテルに誘ったのは
私が誘った事 このロレックスも建て替えてもらった事など話した
洋子も英語で由貴に事情が分ったから仲良くしましょうと言って
安田桃子と3人で乾杯をした
その時に安田桃子が顔を赤くして英語で
「私は まだ神山さんに抱かれて居ないわ 先輩達2人は抱かれているのに
なぜ 不公平な事がいいんですか 私も神山さんにバージンを捧げたいわ
それに 引越しだって神山さんに手伝って貰ったんでしょ」
「えっ 言っていないよ そんな事」
「話を聞いていれば分りますよ 駄目です先輩隠しても」
洋子が神山に英語で
「まあ そんな事も隠していたのね もう」
「ほら 洋子が生理で休んでいる時で その まあ ごめんなさい」
由貴が洋子に英語で
「神山さんが悪いんじゃないんです 私がお願いしたんです
だから 神山さんを苛めないで下さい」
洋子は神山に英語で
「分りました もう 隠さないで下さいね お願いします
でも 後輩一人置いてきぼりは酷いわね ねえ安田桃子さん」
「ええ 先輩もそう思うでしょ」
「ええ そうよね どうしましょう 神山・さ・ん」
「だって その え~」
「ねえ 一人置いてきぼりよ それもバージンよ 
私のバージン 由貴さんのバージンを奪っておいてどうするの」
神山は完全に洋子に主導権をを奪われた
由貴と安田桃子はビックリして洋子に
「わぁ~ 凄いわ そこまで守ったんですか」
洋子が顔を真っ赤にして二人に英語で
「私をその気にさせる男性が居なかったの 神山さんが始めてよ
胸をときめかせて その気にさせたのは、、、」
女性群は男性像などで盛り上がり神山は一人かやの外だった
しかも大学で英語クラブの先輩後輩となると話は尽きなかった
神山は一人で食べているとすぐにお腹一杯になって
「洋子 先に帰るよ」
3人の女性は居ないとつまらないと言って帰さなかった
しかし神山は話す事も出来ない状態なので再び洋子に
「先に帰るよ」
そう言って立ち上がり 女将に挨拶をして出て行った
洋子が追い駆けてきて
「ねえ 何を怒っているの」
「いや 怒っているのじゃなくて飽きれたよ
大学時代の事を話したかったら別な時に機会を設ければいいだろう
今夜は僕が居なくてもいい内容ばかりだったよ だから帰る
僕の事を責めていたけど 洋子はどうなんだ 僕はお飾りじゃないぞ
だから 帰る では」
神山はそう言うとタバコを吹かして坂を上がっていった
もう女性の事で金輪際打ち明けるのを辞めようと思ったし
関係のある女性と一緒に逢わせるのも気を付けようと思った
洋子が後ろから付いて来て
「ごめんなさい 済みませんでした 謝ります」
「謝って貰っても もう戻れないんだ あそこには 帰る
君が彼女達の面倒を見ていればいいよ おやすみ」
洋子はもう何も言えなかった
自分が犯した事に反省をしても前に戻れなかった
神山の言う通りはしゃぎすぎたと反省をした
これ以上言って神山を引き戻す事が出来るか考えたが無理と判断した

5月23日 土曜日 小雨
神山は久しぶりに自分のベッドで起きた
昨夜は帰宅した後 由紀枝と随分と長話しをして 寝たのが23時だった
神山にしては早かったがすぐに寝付いた
小雨が降っていたがテラスに出て屋根のある所でビールを呑んで
タバコを吹かした
昨夜の事も気になったが 仕事が早く進まないと自分の
首を絞める事になるので 進め方を考えた
朝の7時ならば由紀枝は起きていると思って電話をすると
「わぁ~ 凄いわ 又 電話貰った嬉しいわ~ おはようございます」
「やあ おはよう 元気だね」
「ねえ 神山さん 気を悪くしないでね 昨夜洋子さんと喧嘩したでしょ」
「えっ ううん、、、そんな」
「ね やっぱな~ 神山さん可笑しかったもん 由紀枝分ったよ
でも言うと電話切られるから言わなかったの 
ねえ 仲良くして でないと私会えなくなるでしょ そうなると悲しいわ」
「そうか 分ったか ごめんなさい 謝るよ
うん そうだね由紀枝のお姉さんだもんな わかったよ」
「わぁ~よかった 嬉しいわ 昨日は亜矢子さんがお休みだったの
でも人事の坂井さんがこれまた出来ている人で優しかったわ
今日は少し早く行って亜矢子さんの傍にいて10時から研修です」
「そうなんだ 忙しい所ごめんね」
「ふふふ 今ねおちんちんを思い出してクリトリスを触っているの」
「えっ な なんで また、、、」
「ふふふ う・そ・よ・逢うまで大事に仕舞っておくんだ」
「もう 朝からどきどきさせるなよ それでは頑張ってね」
「は~い 分りました では」








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2013年8月26日月曜日

ゆり 6 - 39 Vol. 3



「今夜は程ほどにね ふっふ」
そう言うと由紀枝は神山の上にかぶさってきた
神山は由紀枝をしたからしっかりと抱きしめて
「こら このごろどうした 僕の上に乗って」
「だって ここを弄れるでしょ上だと 分った」
神山は自分が上になった時を思い出すと確かにうえの方が主導権を握り
下になっている女性を焦らしたりしている事を思い出した
健在神山は由紀枝に完全に主導権を握られて俎板の鯉状態だった
由紀枝は今までと攻め方を変えてきて最初から神山の顔を跨ぎ
「どう 美味しいでしょ クリちゃん」
神山は目の前に黒々としたヘアーがあり口にクリトリスがあって興奮した
おちんちんが肉棒になるのに時間は掛からなかった
由紀枝の手が肉棒を掴み優しく上下運動を始めると
「ほら だんだんと美味しいお汁が出てくるでしょ」
由紀枝は自分で腰を前後に動かし始めクリトリスの刺激を高めた 
急に体を反転させると今度は69の格好になって口と手で肉棒を攻めた
このあと神山と由紀枝は何回も交わって抱き合って寝た

5月21日 木曜日 快晴
「さあ 起きて でも起きないな もう 早く起きてよぉ~」
由紀枝は神山のおちんちんをおしゃぶりし始めると段々と大きくなって
更に手でしごき始めた
神山は下半身が気持ちよくなったので発射した夢を見た
「わぁ~ 凄いわ 寝ているのに でた~ 勿体無い」
由紀枝はそう言い神山のスペルマをぺろぺろとなめて肉棒を綺麗にした
それでも起きないので 由紀枝は部屋着のパンツを脱いで神山の顔に跨り
クリトリスを刺激しているとようやく神山が目を覚まして
「わぁ~お~ な 何 何しているの」
「ふふふ ようやく起きたわね 早くして練習でしょ 先生」
神山はようやく理解できて
「ごめん ゆっくり寝てしまって でも気持ちよかったよ」
「ふふふ 出した夢でしょ」
「えっ なんで分るの?」
「ば~か 実際に出したの 寝ていてもでると思ってビックリしたわ もう
だれとSEXしていたの 私? 亜矢子さん?」
「う~ん ほんと 気持ちよかっただけで分らないよ」
「いいわよ そのうちぼろが出るから 早くしてねえ」
「うん でも出たんだ でも綺麗だよ ほら あっ 出してた」
神山は自分のお腹に飛ばしたあとが有ったので
「ごめんなさい 出しました」
二人は大笑いした 神山は熱いシャワーを浴び体をシャッキとさせた
ダイニングテーブルに座ると由紀枝が
「では ビールで乾杯と行きたいけど麦茶で乾杯です」
二人は笑いながら麦茶を飲んでご飯を食べ始めた
由紀枝は冷凍できる物は一度に作り分けて冷凍していた
今朝の料理も昨夜作ったフライだったが全然冷凍と分らなかった
「随分楽よ 冷凍庫があると 本当はホテルで使っている業務用だと
マイナス20度まで下げられるから便利だけど仕方ないわね」
「でも 家庭用でもマイナス10度はいけるだろう」
「ええ でも欠点があるのよ家庭用は 温度が一定じゃないの
だからあまり長期保存は向いていないわね せいぜい1ヶ月でしょ」
二人が食べ終わると8時になっていたので神山も片付けを手伝った
由紀枝が出勤の仕度を始めると今までと違う由紀枝が現れた
モテリコのスーツを着ると頼りになるお姉さんだった
神山はルージュをさす前に由紀枝を抱きしめてキスをして
「美しいよ 輝いている」
「ほんと ありがとうございます うれしいわ」
神山も身支度を済ませると由紀枝を待っていた
「お待たせしました」
神山は素敵な女性に変身した由紀枝に驚いて
「由紀枝 ますます美しい うん 綺麗だよ」
そう言い二人は駐車場に行きマーチに乗った

由紀枝が分る道は少し飛ばしたが神山が教えるポイントでは
ゆっくり走って周りを確認した
「あそこだよ 間違えやすいのは」
由紀枝は神山が言うように右に入ってすぐ左に曲がった
「わかったわ ここが通り過ぎるところね」
「うん でもまっすぐでも行かれるけど大回りになるんだ
だからこちらが近いんだよ」
由紀枝は頷いて車をバックさせて最初の分岐点まで戻った
「もう一回行きます 先生」
そう言い 右に入ってすぐに左に曲がって3、4分で広い道路の
向こうにはホテルが見えた
「ここか 写真より綺麗ね」
「そうしたら 亜矢子さんに駐車場を聞くよ 待っていて」
神山は亜矢子に電話するとエントランスに居るので車が分ると言って
わざわざ出てきてくれた
「おはようございます 先輩」
「いらっしゃい 駐車場は左手のあそこの角を入ったところに有るわ」
「やあ おはよう」
「お疲れ様でした あれっ 今日はお仕事でしょ」
「そう 由紀枝ちゃんの先生でここまで教えた」
「そうよね まだ早いし そうすると一回帰るの」
「ええ 戻って神山さんを駐車場に届けて又来ます」
「はい 分りました それで昨夜は一杯抱いてもらった?」
由紀枝は顔を赤くして
「ええ 満足です 今朝も飲んじゃいましたよ」
「まあ 元気ね」
亜矢子と由紀枝は楽しそうに笑っているが神山は疲れが溜まってきた
「さあ 由紀枝 いこう あまりゆっくりだとね」
「そうね 由紀枝さん 気を付けてね」
由紀枝はニコニコして亜矢子に挨拶をして駐車場を確認し
自分のマンションへ戻った
神山は広い道路をそのままといって左の脇道に入らなかった
暫く走ると先程の分岐点に着いて
「わかった ここを曲がった方が早いでしょ」
「ええ ありがとうございます でも曲がらなくても行けるんですね」
「うん ただ時間がかかるでしょ それだけ ここは交通量も
殆どないし 人も歩いていないしほんと便利だね 
でも 慣れるまで広い道路でも構わないよ」
由紀枝はガソリンが少なくなったので マンションの手前で入れた
車を駐車場に止めると神山と由紀枝は下りて
「25、26、27日の件は今夜電話するよ がんばってね
分らない事が有ったら 自分で解決しないで亜矢子さんに聞きなさい」
「はい ありがとうございます 神山さんも気を付けて下さいね」
「うん ありがとう では行ってらっしゃい」
由紀枝はマーチに乗ると神山に手を振って初出勤をした
神山は時計を見ると9時前で由紀枝は充分間に合うと安心した
フェアレディーZに乗ると市街地を抜け御殿場ICで東名高速に入って
どんどんとスピードを出すとすぐに首都高に入って銀座ICでおりて
何時ものホテルの地下駐車場で止めた

まだ10時になっていないのでゆっくり歩いているとホテルを出たところで
洋子とばったりあって
「やあ おはよう 昨日はありがとう」
「おはようございます よかったです 元気になった?」
「うん さっき亜矢子さんも心配していたけど元気になったよ」
話しながら次長室に入るといきなり洋子が抱き付いて来て
「ねえ もっと抱いて お願いします」
神山はキスをして抱きしめていると下半身が段々と元気になった
「はしたないでしょ でも我慢できないわ お願いちょだい」
神山は洋子を次長席に連れて行きスカートをたくし上げ
パンストとショーツを引き下げるとショーツはベトベトに濡れていた
自分のGパンをおろしてショーツを下げ肉棒を洋子の膣に挿入した
「あっ うっ~ うっ~ きもちいいわ」
洋子は自分から腰を振って神山もリズムを合わせた
「あつっ あうぅ あぅ~ いいわ~ ほしくてたまらなかった」
「ぼくも気持ちいいよ」
「う~ん う~ん うっ~ うっ~ ねえきて いきそう」
洋子の膣がどんどん狭くなって肉棒が悲鳴をあげた
「きてる でてるわ あっ~ あっ~ あっ あっ」
神山と洋子は一緒に快楽の頂点を味わった
洋子はすぐに肉棒を抜くと体液を綺麗に舐めティッシュで拭取った
「ふふふ モーニングSEXね よかったわ すっきり仕事が出来るわ」
洋子はスカートをたくし上げてからショーツとパンストをあげ 
スカートを降ろすと手でしわを直した
神山は次長席に座って時計を見ると10時30分になっていた
「洋子 Gプロ何か連絡あった?」
「いいえ 何も聞いていないです 遅いですね」
「うん 初日からこれでは困るな」 
神山はいらいらしてタバコを吹かしていると部屋の電話が鳴ったので
「はい 神山ですが」
「山ちゃん おはようございます」
「孝ちゃん 遅いよ 全員揃った」
「済みません ええ 揃っています」
「うん ではそこに行く」
神山は洋子にレポート用紙をと言うとニコニコしてOKサインを出した
二人は4階にあるGプロジェクトの部屋に入るとアルタの佐藤部長も居て
佐藤に神山は簡単な挨拶をし全員に
「こら 遅い 初日からなんだと思っている 反省が必要」
と一喝すると高橋が
「済みません 少しのんびりしました 気を付けます」
「孝ちゃん リーダーだからもっと引っ張ってよ お願いします
まあ 起きた過ちは二度と繰り返さないように いいですね」
全員が声をそろえて分りましたと意気消沈した
洋子が全員にレポート用紙を配って
「みなさん おはようございます 長い旅行をされて疲れていると
思います お疲れ様でした さてお配りしたレポート用紙に
旅行の纏めと 自分が何に感銘を受けたか
それを今後どのように生かしたいかを書いてください
このレポートはアルタ人事考課の一環です 時間は12時まです
今日は14時から仕事を始めます 宜しいですね レポートには
ご自分の氏名を忘れずに書いてください」
神山は佐藤に
「どうされたんですか 部長直々に」
「いや~ ほら彼らと会っていなかったから見にきたのさ
しかし山ちゃんの言う通り 済みませんでした」
「いえいえ そんな 部長申し訳ないんですが
僕達はアレックスジャパンに行きます 14時には戻ります」
「もう 進んでいるんですね」
「ええ 大分 たたき台も一杯書きましたよ」
「そうですか 分りました 行ってらっしゃい」
「では」

神山と洋子は次長室へ戻り
「洋子 これからアレックスジャパンへ特別軍資金を受け取りに行く
一緒に来てくださいね」
「はい 分りました この格好でいいかしら 特別軍資金って?」
「うん 色々とさ 向こうがくれるんだ」
「あっ 例の事件?」
「うん そんな所かな」
「でも いいかしら 大丈夫?」
「うん 美しい OKだよ」
二人は仕度をしてホテルの地下駐車場に行って車に乗った
青山のアレックスジャパンまですぐに着いて8Fに行くと
「やあ 神山さん元気」
「やあ Jr 元気そうだね」
二人は抱き合い 挨拶をした
早速ガラス張りの社長室へ入るとJrが引出しから2000万円をだして
「これからもお願いしますね」
「分りました ありがとう」
神山は大きなバッグに入れると打ち合わせに入った
静岡県のスタンスや御殿場プロジェクトの考え方など情報提供と
今後の進めかたや資金に付いて納得をして貰った
「大丈夫だよ 神山さん 父は信じているから
我社の事だけでなく御殿場アウトレットの繁栄はそのうち
後になって我社に利益をもたらすと考えているよ
あそこが成功すれば我社は安泰だよ アルタも一生懸命に動いているよ」
「わかった ありがとう では10億単位で動くけれど頼みます」
「うん 全然心配しないで」
この打ち合わせでは二人の秘書 洋子と涼子が同席をして
メモを取っていた 話し合いが終るとお互いにメモを交換して
発言に間違いがないかチェックをしてサインをした
Jrはサイン交換が終ったのを見て神山に
「ボーンが本国に返されたよ 今日連絡が有った」
「わかった ありがとう」
「神山さん それから 辞令です どうぞお願いします」
神山と洋子は英文で書かれている辞令を受け取りJrにお辞儀をした
再び二人は握手をして別れた

車に乗って暫く走ると赤坂のポルシェジャパンが見え神山は立ち寄った
ショールームに入ると6台飾ってありどれも輝いていた
神山が目にしたのは20%OFFのびらが付いた赤いポルシェ911だった
傍に近寄って見ていると店員が来て
「いらっしゃいませ 実はこの車はまだ新車なんです
昨日納車したんですがお客様が不要という事で引き上げたんです
メーターを見ていただくと分りますがまだ50Kmしか走っていません
この車は先程展示したばかりですお買い得ですよ」
神山は20%OFFなら税金や手数料を入れても新車を購入するより
安いと判断して購入する事を決めた
店員によると手続きで2日掛かると言われOKを出した
カウンターで色々な書類にサインをして押印をした
「では23日の納車は会社にお願いします 何時になりますか」
「ええ 11時にはいけますよ」
神山は先程アレックスジャパンから貰ったお金で1450万円を払った
ショールームを出ると洋子が
「凄いわね ポルシェ911ターボを買って」
「うん 自家用だからね 何時もZばかりよりね それにレンタカーは
甘いし気を使うからね」
「ふふふ そうね でも乗せて欲しいわ」
「うん いいよ」
「さて お昼だけど何処で食べようか」
「ねえ 築地に行きましょうよ」
「うん そしよう」
二人は銀座に戻り ホテルの地下駐車場に止めるとその足ですぐに
タクシーを拾い銀座築地 寿司屋いせ丸へ行った
洋子が携帯電話で予約をしていたので奥の座敷をキープできた

暖簾をくぐると女将が
「お久しぶりでございます どうぞこちらです」
そう言い いつもと違う部屋に案内された
何時ものようにビールが運ばれ鮮魚のおつまみが出てきた
二人は御殿場の由紀枝が住んでいるマンションや管理人の話をした
「それでね洋子 由紀枝が25、26、27日と休みなんだ
そこで洋子も休んで3人で箱根にいこうと考えている」
「へぇ~いいの そんなに休んで」
「だって 今日これからたたき台を提案すれば忙しいのはここ2、3日だよ」
「でも いいかしら」
「洋子 最高責任者がOKと言っているんだよ 大丈夫だよ」
「はい 分りました ごめんなさい」
「うん それで亜矢子さんも誘ったけどお母さんのところで用事があって
参加できないと言っていた 残念だけどしょうがないよ」
「そう でも大丈夫ですか? お母様は」
「うん 病状は快方に向っていると言っていたよ 大丈夫だよ」
「私の母のように動き回れるようになって欲しいわ」
「うん その関連で介護の件もアルタの内藤社長が進めているよ
もしかしたら 僕も1億出資する事も考えている」
「えっ1億ですか」
「ああ 亜矢子の非営利な考え方に感銘を受けたのさ」
「そうなんですか 亜矢子さんそんなにまで、、、」
神山と洋子は食べ終わると次長室に戻り午後からの仕事に備えた
14時少し前Gプロジェクトの部屋に行くと全員が揃っていて
洋子が午前中のレポートを回収した
神山が全員を会議テーブルに集めると早速神山の書いたスケッチを見せ
「あくまでもたたき台です しかし決まっている事は先程も
話したようになっています ここからが本当の勝負と思い頑張って下さい」
神山は静岡県庁の考えや御殿場プロジェクトのスタンス
各ブースの概算予算など大まかに伝え
「これから 進めていく事は8月に建築設計が出来るように
仕事をしていかなければ全員くびです いいですね
詳細はリーダーの高橋さんと決めて欲しい 
まずは スケジュールをどうするか 今日中に決定をしてください
微妙なずれは調整できますが節目は抑える事 高橋さんお願いしますね」
「はい 分りました それで工事着工は何時ですか」
「ええ 10月1日からです したがって時間がありません
しかし 私が選んだプロなので信じています
従いまして 各ブース会社とのやり取りは最小限にとどめ
デザインが出来た順に工事の見積りも同時進行します
今日から大変ですが頑張って下さい」
「関係会社との打ち合わせは3回位みておけばいいですか」
「そうですね 微調整や修正を除けば2回でしょう
1回めはすり合わせ 2回目で決定としたい
8月1日と言いましたが 7月15日と思ってくださいお願いします」 
神山はスケジュールを話すと各ブースの詳細をスケッチを見せながら
説明をしていた
色々なアイディアが出てきたがそれは今後仕事で生かして貰うと言い
全て神山の基本姿勢を説明した
Gプロジェクトの面々はやる気を出したが大変な仕事だと思った
話を聞いていたグラフィックデザイン担当の田辺係長や
見積もり資材関係担当の山下らが
「僕達の仕事は何時からですか」
「こら 何を聞いている もう始まっているよ
例えば各ブースの基本となるカラーデザインや敷地に対する
予算振り分けなど一杯あるだろう メモを取っていないの」
「はい 済みません」
「今後 必ずメモを取って横の連絡をスムーズにしてください
今までの会社と違う事を頭に叩き込んでください いいですね」
佐藤部長が
「神山常務の言われる通り でないとこの事業は潰れる 
それを肝に銘じて仕事をするように 頼んだよ」
佐藤部長が神山に
「しかし 山ちゃん 時間が無いのに良くここまで纏めたね
いや感心しました これだけ出来ていれば7月の始めにはメドが
立ちますよ ありがとうございます」
「いえいえ しかし一番困っているのがニーナ・ニーナのブースです
予算が無いので既存の箱を使うしかないんですよ
そこで先程も言いましたが箱を2つ使った場合は結構遊べると
思うんです ただそれも御殿場プロジェクトの審査を通らなければ
アウトなんで そこをしっかり押さえたいですね」
「そうですか」
「逆にアレックスジャパンのブースは10億単位で動かせますから
理由付けさえしっかりしていれば出させます」
「えっ 10億単位ですか」
「ええ そこまで決めてきていますよ 私は」
「いや~すごい手腕です そうすると鈴や食品と
アレックスジャパンを上手に繋げると言う意味はそこにですね」
「ええ そうです しかし東都食品が鈴や食品の傘下という
構図だと鈴や食品も出さざる得ないでしょう
東都食品も最低3億で6億まで出すと契約を結びましたから」
「なるほで でも改めて山ちゃんの事を見直ししました
分りました 私もここに残ってスケジュールを作ります」
「ええ お願いします」
神山と洋子は次長室に戻ると神山が
「ちょっと銀行にいってくる」 
洋子にそう言い残しバッグを持ち銀行にき過日 亜矢子と買った
宝くじの換金をして現金を2千万円をバッグにいれ部屋に戻った
「洋子 アレックスジャパンの2000万円は僕が預かっていいね」
「ええ 構いませんよ だってあなたのお金ですもん」
「でも ほら もと人事のエリートに断らないとね」
「そんな事気にしないでください もう 抱いて貰えないわ」
「ははは では 預かるよ」
神山は時計を見ると15時になっていた
「洋子 今夜はどうする?」
「ええ 出来れば早く帰りたいんですが、、、あの」
「そうか わかった そうしたら僕はこのまま外出して帰る
だから洋子は5時頃までいて帰っていいよ」
「ごめんなさい そんな嫌がって言った訳じゃないんです」
「うん だからいいよ」
神山はそれ以上洋子と話をしないで帰り仕度をして部屋を出ると
Gプロジェクトの部屋に行き佐藤部長に
「5月25、26、27日は休みにします
と言っても仕事が優先ですから 出勤しても構いませんが私は休みます
勤務形態はアルタ本社と同じでいいですよ ただ詰まってくると
休みが取れなくなる恐れがある事は承知してください
それから明日午前中から各ブースの方向性を打ち合わせします」
神山は佐藤部長に言うと5万円を渡し
「これで慰労会をして明日から頑張って下さい お願いします」
「神山さん そんないいですよ」
「いえ 本来なら私がどこかで席を設ければ良いのですがこれから
外出するので これでお願いします また一緒に行きますよ」
「そうですか 分りました それとスケジュールですが 明日には
ご説明できるものがお渡しできます」
「ありがとうございます 楽しみですね お願いします」
神山はそう言いGプロジェクトの部屋を後にした時携帯がなった
「洋子です 先程はごめんなさい 母の頼まれ物があってどうしても
早く出たかったんです それが済めば大丈夫です 時間は空きます」
「うん 分りました でもいいよ今夜は 早く帰りなさい 間に合うように」
「はい 分りました ごめんなさい では5時に上がりますん」
洋子はこんな筈じゃなかったと思った
もっと早く伝えておけば神山を怒らせないで済んだと思ったが
今後このように母からの用件は当日受けないようにしようと決めた
結局自分が招いた事態である事を反省した
「うん では」
神山は電話を切ると由貴に電話をした
「わぁ~神山さん こんにちわ 素敵なお部屋になりましたよ」
「うん 良かったね これから行くけど大丈夫ですか?」
「わぁ~ ほんと うれしいわ~ 待っていますよ」
神山は電話を切るとタクシーで代々木の由貴が
住んでいるマンションに向った

神山は亜矢子に電話をして
「こんにちわ 神山です どうでした由紀枝は」
「こんにちわ桜川です 大丈夫よ 早く済んでもう自宅に帰ったんじゃない
由紀枝さんって凄い能力を持っているわね びっくり」
「どうしたの」
「ええ 最初にレポートにこのホテルに期待することや自分の希望など
書いて貰うんだけど 普通1時間位掛かる所20分で仕上げたの
それが 誤字脱字が一切なくて 文章も分りやすく纏められて
椿も坂井もビックリしていたわ 普段だと分らないわね
だから うちとしては大喜びよ これで2ヶ月くらい勤務したら
お給料も跳ね上がるわね 楽しみよ」
「そうか 良かったね 来てくれて 由紀枝は亜矢子の事を
本当のお姉さんと思っているよ 頼んだよ」
「はい 分りました」
「うん 仕事中にありがとう では」

話をしていると由貴のマンションに着いた
神山は自動ドアのインターフォンに話し掛けた
「は~い 分りました いまあけま~す」
ドアが開きエレベーターで最上階に行くと由貴が待っていて
「わぁ~ お帰りなさい」
「ありがとう」
そう言って部屋に入ると自分の代々木の部屋と同じで少し驚いた
「わぁ~お 前と違って良いお部屋になったね」
そう言い由貴を抱きしめてキスをした
「私 幸せよ 神山さんが居なかったらここに住めなかったもん」
今度は由貴が神山にキスをした
「どうだい 片付いたかな」
「ええ 殆どね でも片付けてない物があります なんでしょう?」
「ははは 分った Tシャツやそうだな通勤靴」
「ハズレです 私のしたぎで~す ふふふ
だって 男の人って憧れでしょ ショーツとか だから残しておいたの」
「そうか ありがとう 楽しみだね」
「ねえ 今夜は泊まってくれるの?」
「うん でもまだ終っていないだろう」
由貴は顔を真っ赤にして
「なんで そこまで覚えているの」
「本人に興味が無いと覚えられないよね」
由貴は嬉くれ神山に抱きついて
「ありがとうございます うれしいわ」
「うん だから今夜は帰るよ 寂しいけれどね」
「ねえ もうお仕事終ったの?」
「うん 終ったよ」
「ねえ そうしたら お風呂に入りましょうよ」
「うん 入ろう」
由貴は浴室の整理をして
「ねえ 神山さん 準備OKよ きて~」
神山はソファーにバッグやジャケットを脱いで脱衣所に行くと
由貴がGパンやシャツ 靴下まで脱がせてくれてショーツの上から
おちんちんを触ってニコニコ笑って
「神山さん どこかで抜いて来たでしょう ほら跡が残っている
ちゃんと綺麗にしないと駄目よ もう」
「はい 気を付けます」
二人は笑って
神山が先に浴室に入ると簡単にシャワーを浴びて湯船に浸かった
「お邪魔します」
由貴が入って来たので神山は黒々としたヘアーを見ていると
「まあ そんなに見たいの じゃあ見せてあげるね」
由貴はしゃがんで神山の目の前で膝を広げると
秘所から5cm位紐が垂れていた 
神山が手を出すと由貴は腰を引いて
「もう 駄目です 一杯出ますから失神しますよ ふふふ」
神山はその言葉を聞いて止めた
由貴が浴槽に入る時に携帯が鳴っていた

神山の呼び出しではなく由貴の携帯だった
「ごめんなさい 何かしら いやねほんとに」
由貴が浴室から出て電話を取る筒井からで
昨日の在庫員数が合わないので本社に応援要請だった
「私じゃないと 駄目ですか」
「うん 昨夜携わった者はタッチ出来ないんだ 本当に申し訳ないけど
これから応援に着てください」
「誰も 居ないんですね」
「うん 責任者の判を押せるのは君しか居ないんだ」
「分りました でもちゃんとこの分は埋め合わせをしてくださいね」
「うん 分っているよ」
「でも1時間位掛かりますよ いいですね」
「うん お願いしますね」
由貴は浴室に戻ると神山にこれから出勤のことを伝えた
「えっ 出勤? 酷い話だねそれは だってそんな事分って
ローテーションを組んでいるんだろう」
「ごめんなさい 本当に だけど可笑しいのよね 久保チーフが
居るはずだけど どうしたんだろう」
由貴は今日の事が有る事を久保チーフは分っていた筈なのに
なぜ休みの私に電話がきたのか考えていた
「由貴 わかったよ残念だが 夕食は次にしよう」
神山は由貴にキスをしてクリトリスを触ると
「お願いだから触らないで 欲しいのを我慢しているの 分ってね」
神山はそこまで言われると引かざる得なかった
二人はキスをすると由貴は悲しそうな顔で
「ほんとにごめんなさい でも納得がいかないわね」
神山と由貴は出かける準備をして
「ねえ これに懲りないで来て お願いします」
「うん 仕事だから仕方ないさ ねえ元気出して」
「は~い 分りました」
「今度は 泊まりで来るからね」
「ええ お願いします」

二人は部屋を出て先に来たタクシーへ由貴を乗せ神山は次のタクシーで
銀座に戻った 
次長室には寄らずにホテルの地下駐車場に行ってZに乗ると上原の
マンションへ向った
車を駐車場に止めると部屋に戻ってショーツなど着替えて由紀枝に電話をした
「神山です こんにちわ」
「ふぁ~ 神山さん こんにちわ」
「初出勤おめでとうございます お疲れ様でした」
「ふふふ 亜矢子さんから聞いたんでしょ」
「うん まあ ところで今夜はどう」
「どうって」
「うん 泊まろうと思っているよ」
「ぎゃあ~ もう ほんと ぜんぜんOKですよ うれしいわ」
「わかった あと1時間以内で行くよ」
「は~い 分りました でも夕飯はこれから考えて買い物しようと
思って考えていたんです」
「うん そうしたら 明日の朝と夜に回せばどうだろう」
「ええ そうします すぐに行って帰ってきますよ」
「慌てて忘れ物が無いようにね」
「は~い 分りました 待っています」

神山は電話を切ると部屋に来ているFAXや留守電を確認したが
緊急性が無かったのでバッグに入れて仕度をした
部屋を出ると駐車場から車を出して渋谷で高速に乗ると飛ばした
この時期はまだ夕日が沈まないで目に入り運転には少し気を使った
それでも東名では200以上出して御殿場ICにはすぐに着いた
ICを下りると多少渋滞に出会ったがそれでも50分で着いた
部屋に行くと由紀枝は神山に抱きついて
「わぁ~ 凄いわ 毎日会えるなんて 嬉しいわ~」
「おいおい 痛いよ 結構力が有るんだね」
由紀枝はすぐに神山のおちんちんを触って
「ねえ 使っていないでしょうね でもいいか 男だから ふふふ」
「ところで 夕飯は」
「うん 先日好評を頂きましたしゃぶしゃぶで~す」
「わぁ~お いいね じゃあ手伝うよ」
「いいわよ 先に汗を流してきて その方が気持ちいいでしょ
湯船のお湯が熱いかもね 気を付けて」
神山は言われたように用意された部屋着を持って浴室に入って
シャワーで簡単に流すと湯船に入ったが冷たかった
「由紀枝 ちょっと来てくれ~」
聞いた事が無い大きな声だったので由紀枝は慌てて浴室に行くと
「由紀枝 またやったね 水だよ もう でも気持ちよかったけどね」
由紀枝は顔を真っ赤にして
「ごめんなさい 忘れていた 失敗」
由紀枝は安心してキッチンに戻った
(もう 脅かすんだから そのくらいのことお湯を出せば済む事なのに
やっぱり 私に甘えているのね ふふふ)
神山が浴室から出てくるとしゃぼんの香りが漂って
「うん 良い香りだわ このボディーソープ さっき買ったの
新製品で安く売っていて 香りが良かったから どう」
「うん なかなか爽やかで強くないしいいね~」
「でしょ よかった 貴方に誉められると幸せよほんと」
由紀枝は部屋着にエプロンをしていた
神山は似合っていると感じて見入ってしまった
「なに見ているの わかった この下のおっぱいを想像したんでしょ
いやらしい でもそれが元気の元だもんね ふふふ」

神山は何も言えずにダイニングテーブルに座ってエプロン姿を見て
今度は部屋着に隠れている豊かな胸や形のいいお尻を想像した
「はい 用意が出来ましたよ」
由紀枝が皿に食材を綺麗に並べてテーブルに置いた
神山はテーブルコンロを着火させると
由紀枝は冷蔵庫からビールを出して二人のグラスに注いだ
「では 私の初出勤おめでとうございます で かんぱ~い」
神山もニコニコと由紀枝とグラスを合わせた
「もう大丈夫だよ ほらぐつぐつしてきたから」
神山と由紀枝はお肉を湯にしゃぶしゃぶしてたれを付けて食べた
「う~ん なんか違うね 美味しいよ」
「ふふふ よかったわ 誉められて」
神山は又食べるとやはり先日と違っていた
「分らないな なんだろう でも違うな このお湯が違うんだ」
「ピンポーン これね玉葱を茹でた汁なの だから甘いでしょ」
「そうか さすが由紀枝 大したもんです」
二人は由紀枝の工夫で美味しいしゃぶしゃぶを堪能した
由紀枝は野菜類を食べた後にちんげんさいやほうれん草を茹でた
「何しているの」
「ふふふ これでカットをして冷凍するの もうそのまま食べられるでしょ」
「なるほど さすが」
由紀枝はきしめんを鍋に入れて茹でた
神山はお椀に出し汁を取り塩コショウ 薬味ネギを入れ待った
「もう大丈夫だよ 食べよう」
神山と由紀枝はきしめんを食べると美味しかった
「ここでも玉葱が効いているね 美味しいよ」
「わぁ~ 美味しいわ ほんと 自分で誉めちゃうわ ふふふ」
神山は由紀枝の笑顔でお腹が一杯になりそうだった
綺麗に食べ終わると神山は後片付けを手伝い早く終わらせた

ソファーに座っていると由紀枝がお茶を用意してくれた
「由紀枝 25、26、27の連休だけど24日日曜日の夜に逢おう
ホテルは6時で終るとしても7時には戻れるでしょう」
「ええ そだうだと思うわ でもどうするの?」
「24日の夜 僕がここに泊まって25日朝に鎌倉見学 夜に箱根
26、27と箱根を廻って27日は乙女峠を下れば御殿場だよ」
「わぁ~ 素敵よ ほんと凄い 晴れるといいわね」
暫く鎌倉の事を話をしていると由紀枝が
「ねえ 一緒にはいろう」
神山は頷いて先に浴室に入りソープを湯船に入れてジャグジーを使った
泡が勢いよく出来て湯船一面行き渡ると神山はおちんちんを大きくした
脱衣所で由紀枝が部屋着を脱ぎ始めたので神山は肉棒を泡から出して
上半身と下半身を湯の中に沈んで由紀枝を待った
「お待ちどうさま」
浴室の扉を閉めて
「ぎゃあ~ もう 神山さん 大丈夫ですか?」
由紀枝は立ち竦んで叫んだ
神山の顔が泡から出てくると
「もう 子供より悪いわよ びっくりしたわ おちんちんが浮いているの」
「ごめんごめん でも久しぶりに脅かしたな ははは」
「ば~か もう 心配したんだからね さっきは水だったけど
今度は何を失敗したか分らなかったわ もう でも格好良かったけど
おちんちんだけだと なんか物足りなかったわ」
「さあ おいで」
由紀枝は湯船に入りニコニコして神山の脇に座って二人で夜空を眺めた








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2013年8月21日水曜日

ゆり 6 - 39 Vol. 2



社長は椅子から下りて床に跪き二人に謝罪をした
「まあ そうされても被害届を出すか否かはこちらで判断します」
社長が
「どうかそれだけはご勘弁ください お願いします」
「まあ 椅子に座ってください」
社長が椅子に座ると
「良いですか 引越しそうそうまたすぐに引越し出来ますか」
「大変 申し訳ございません」
「そこで 管理人をすぐに変えなさい いいですね
或いはあの管理人を追い出して ここに居る社員を当てなさい
で ないと貴方はこの会社とも潰れますよ 私の権力を分らせましょか
静岡県庁に電話すればここに飾ってある免許も取り消しですよ」
「へぇ~県庁の方をご存知で 済みませんでした」
「いいですか 彼女は恐怖を抱いて一夜を過ごしたんです
貴方も味わいますか 会社が潰れる夢を見て」
「分かりました 早速今の親戚を追い出します済みません
今 手配しますので 少しお待ちください」
社長が出た後に神山と由紀枝は顔を見合わせて
「親戚と言ったね」
「ええ 確かに聞こえました」
社長が戻ってきたので
「昔 病を患い完治していない人間をいくら親戚と言っても酷い話だ」
「神山様 そこまでご存知だったのですね 済みません
私も困り果てているんですよ でも神山様のお陰で目が覚めました
10年ほど前に交通事故で頭を打ってそれから可笑しくなったんです
隠していて済みませんでした
でも ご安心下さい すぐには出られないので私の家内を付けました
暫くの間は我慢してください 勿論お部屋には行かせません
それでご提案が有るのですが 現在建築中の分譲マンションを
私共で買取りその最上階のお部屋をご利用ください
私にはそれしか出来ません 済みませんでした」
「わかった そのマンションは何時出来る」
「ええ 今 内装工事ですので6月初めには引越しが出来ます
引越し代金は私共で持たせて頂きます」
「家具類は買ったばかりだけど傷が付いたらどうする」
「はい弁償させて頂きます」
神山は家具類の配達伝票控えを持っていたので見せると
「ひぇーこんな高いものばかりですか、、、」
「ええ 嘘では有りませんよどうしますか それにそのマンションだって
中を見ていないし分らないじゃないですか」
「実は 設計管理会社が私の弟がやっているんです
それで今のマンションも造ったんですが今度は分譲タイプで造る事に
なりまして 部屋のレイアウトが同じで広さが二回り以上大きくし
設備も充実しています 勿論 南向きのお部屋で10階建てです」
「家賃や敷金礼金は」
「はい 一切頂きません それと先日お支払い頂いた金額は全額お返し 
致します どうでしょうか」
「わかった それでは 入居日をきちんと明記をして
今 社長が言った事を契約書として制作してください 今 すぐに」
「はい 暫くお時間を下さい」
「どの位待てばいい」
「はい 30分位です」
「わかった その現場まで行ってきます 
中に入れるように手配してください いいですね」
「はい 場所は道路を挟んだすぐ向かい側でわかります 
現場監督に伝えますので中を確認してください」
「では 30分後に戻ってきます いですね そして
その契約書を作る経緯を明記してください良いですね」
「はい 庄司様 神山様にご迷惑をお掛けした事から全て記載します」
「では 現場の手配をお願いします」

神山と由紀枝は駐車場から車を出して乗ると
「ふぁ~よかった 助かりました それに新しいお部屋って良いですね」
「うん 良かった でもごめんね 怖い思いをさせて」
「ううん それより何故分ったの 以前病を患ったって」
「うん 感だよ 後は駐車場かな 女性が好む車が一台も無いでしょう 
そんな所から判断したわけさ 半分賭けだったね」
「ふぁ~凄い そこまで読んで話をしたんだ」
「うん まあね でないと勝てないよ」 
そう話していると由紀枝のマンションに着き車を駐車場に止め
新しいマンションに行った
工事囲いに現場責任者らしき人物がいたので神山が名乗ると
やはり現場監督で神山を待っていたと言った
入り口で安全ヘルメットを着帽して中に入るとやはり造りが良くて
神山も納得した
最上階に行くと部屋は一つしかなくてまさにペントハウスだった
部屋に入るとレイアウトは殆ど同じだったが全然広くて気持ちが良かった
更に驚いたのはバルコニーが倍以上の広さだった
肝心のセキュリティーもしっかりしていてモニターも大きくなっていた
神山は照明器具やクーラーを確認すると部屋の広さに対して
相当の器具しか付けていないのでメモをした
通常分譲マンションは造りつけの家具があるがここはそれを省いた分
安く提供していると言った
神山は現場監督に照明器具の取替えとクーラーの取り替えを伝えて
窓際に天井付きラインモールの増設とライトの取りつけを伝えた
現場監督も社長からの指示で神山に何も言えなかった
キッチンはシステムキッチンで多少不要品が出る事になった
神山は由紀枝に何か質問がないか聞くと無いと言うので
現場監督に御礼を言い 部屋を出て現場から出た
道路わきに女性と管理人が立っていて 女性が神山と由紀枝にお辞儀をした
この時由紀枝は管理人を見て神山の後ろに抱きついた
「神山様 庄司様 この度は本当にご迷惑をお掛けしました
申し訳ございませんでした」
管理人のほうは由紀枝をにやにや見ているだけで気持ちが悪かった
「奥さんもう良いですよ それよりその人を早く病院に入れるのが先でしょ
ここで 彼が謝る事も出来ないなら そうでしょ」
「はい ありがとうございます 先ほど主人から言われ今探しています
本当に 怖い思いをさせてごめんなさい」
「まあ 済んだ事でも この心の傷は治りませんよ 女性だったら
分りますよね どうされますか」
「はい もう神山様の仰られる通りでございます 今後 この事が原因で
何か起きた時は精一杯の事はさせて頂きます どうぞお願いします」
「分りました ではご主人に今言った事を契約書に
記載するよう伝えてください 良いですね」
奥さんは神山に言われた通りに社長に伝えると神山に
「只今 契約書が出来まして 追記をさせて頂きました」
「分りました ありがとう ただ言葉で精一杯と言われても不透明ですね
だから 何か分った方が良いと思いますが どうでしょうか」
「はい、、、やはりお金を提示したほうが安心しますよね」
「だと 思いますよ そこは弁護士さんと打ち合わせをしてください
私は 彼女が普通に働けなくなった時 事故を起こした時 
色々と出て来ると思います 決してお金を取ろうとは考えていません
私ではなく 彼女に対してですよ 良いですか」
「はい 分りました」
「ですから 追記に弁護士追記ありで良いでしょう」
「はい そうさせて頂きます 本当にごめんなさい 庄司さん」
社長婦人は涙を流して二人に謝った
「では お願いしますね 私は社長のところに戻り契約書を
確認して 追記の部分も確認をします ではありがとう」
由紀枝は管理人を避けて車の所に行って神山を待った
「さあ いこう」

神山は由紀枝を乗せて不動産屋に行き社長に会い
夫人に伝えた事を社長に話した
「神山様 庄司様 この契約書で宜しいでしょうか」
神山と由紀枝は内容を熟読して間違いが無い事を確認した
「では ここの追記については弁護士さんと良くご相談ください
こちらが不利な内容になれば裁判を起こします
そうすると ここは潰れますよ 良いですね 脅かしではなくて
事実ですからね これは それから 貸してください」
神山は今日の日時と追記ありと今神山が言った事を追記した
その上で 神山の印鑑押印と社長印の押印をしコピーを神山が持ち
「今日 18時までに解決してください 良いですね」
「はい 分りました」
「契約書が出来たら必ず電話を下さい 私の携帯でいいですよ」
神山は携帯電話の番号を教えて社長の名刺を貰い携帯番号を聞いた
「では お待ちしています」

神山と由紀枝は部屋に戻り由紀枝を抱きしめて
「本当に良かったよ ごめんね由紀枝」
「ううん 神山さんが来たから元気がでたよ~」
「さあ もう12時になったね 一段落するとお腹が空きますね」
「ふふふ そうでしょう 神山さん格好良かったよ しびれたな~」
神山は由紀枝に秘書が由紀枝の存在を見破った事や
この件で自分の事のように心配した事などを伝えると
「やっぱりね 鋭いですね でも優しい方ですね お会いしたいな」
「うん 彼女もそう言っていたよ」
由紀枝が高校の時にお父さんを亡くされた事や亜矢子に 
スカウトされた事なども話したと由紀枝に伝えた
「そうすると 亜矢子さんは知っているの その方を」
「うん 姉妹みたいだよ 性格もそっくりさ」
「へぇ~ ますます会いたいな~」
神山は思い出して洋子に電話をして経過を伝えると良かったといい
こちらは何も無いのでこれから帰ると言ったので神山が電話を
切ろうとした時に由紀枝が電話に出ると言うので替わると
「私 庄司由紀枝と言います 今日はご心配をお掛けして
申し訳ございませんでした 本当にありがとうございます
神山さんのお陰で 助かりました ありがとうございます」
「いいのよ 女だったら心配するわよ 神山さんはのんびり構えたけど
私がお尻を叩いたの それで早く着いたのよ でも良かったわ
今日は 神山さんに甘えて心の傷を早く治しなさいね 今度会いましょ」
「は~い 分りました ありがとうございます」
「では 失礼しますね」
電話を切ると由紀枝は神山に
「なんか お姉さんみたい 優しいわ」
「うん 亜矢子さんと一緒だよ ほんとに
ご飯はさ スーパーで買って済ませるか 納車があるし」
「ええ そうしましょうか」
二人はスーパーに行ってお弁当を買い部屋に戻った
神山は冷蔵庫からビールを出して二人のグラスに注ぐと
「では 乾杯」
神山と由紀枝がビールを呑もうとした時にドアフォンが鳴ったので
モニターを見て話をするとマーチの納車だった
二人は急いで駐車所にいき営業マンと話をした
一通り説明が終ると由紀枝が運転をして駐車所に止めると
「すごく運転しやすいわ ありがとう神山さん」
「うん 良かったね」
営業マンはニコニコして帰っていった

部屋に戻ると二人は気の抜けたビールで再び乾杯をした
食事を終ると先ほどぽつりぽつりと降っていた雨が小雨になり
西の空は暗くゆっくりこちらに動いていた
神山は雨雲を見て明日は晴れて欲しいと願った
由紀枝が元気を取り戻したので安心していると
不動産屋から電話があって契約書が出来たことを伝えてきた
由紀枝の運転するマーチで不動産屋に行き契約書を社長と確認した
「社長 ありがとうございます ところで家賃ですが幾らなんでも
無料とはいかないでしょう そこで現在マンションの半額でいいですよ
そうすれば多少なりとも現金が入るわけでしょう どうですか」
「はい 大変ありがたいお言葉ですが 会社が潰れた事を考えれば
安い事ですよ ですからこのまま無料とさせてください」
神山は今後の事や会社の経理処理を考え無料だと不利になると思った
「社長 会社の中でどのように処理をされるか分りませんが このことは
弁護士の方も承知されているのですか」
「はい 相談は致しました 社員寮という名目で私が買い取り
ご迷惑をお掛けした事で無償でお貸しする事になっています」
神山は由紀枝を早くこの不動産屋から切り離す事を考えた
いずれ別なもっと素晴らしい処に移ろうと思い
「そこまで仰られるなら分りました では賃貸借契約書を制作してください
それで 賃貸借契約書にもこの契約書があることを明記をして
弁護士さんの印鑑を押印してください 法的に通用する契約書を
制作してくださいね
それから 引越しが6月2日火曜日となっていますが 大丈夫ですね
引越しをしても」
「はい 大丈夫ですよ 一般の入居日が翌3日からでその一日前を
選ばせて頂きました 引越しも15名体制で引越しを行います
3,4日前にダンボールをお届けしてご自分で箱詰めされる分
例えば肌着類やアクセサリー 貴重品など人に触られたくない物は
ご自分で整理して頂きます その他は引越し屋が全て致します
ご引越し先で家具の配置を決めて頂ければ全て行います」
「分りました ありがとうございます では賃貸借契約書には
弁護士さんの押印があるものを制作して頂き今日18時までに
今の部屋まで持って来て下さい いいですね」
「はい分りました 本当にご迷惑をお掛けいたしました」
「社長 現在取り付けてあるクーラーと照明器具はどうしますか」
「はい その分もお返しいたします 用意は出来ております」
「分りました」
「では 早速 返金をさせて頂きますのでお待ちください」
社長は部屋を出て行き経理に話をして現金を持って来た 社長が
「この127万2千円は先日お支払いをして頂いた分でございます
そして この1千万円は私共のお詫びの気持ちでございます
どうかこれをお納めください 本当に申し訳ございません」
神山は何も言わずに由紀枝に渡して
「では 賃貸借契約書を今日夕方までに持参してください
それと 私の名前が出ていますので連帯保証人兼相談役としてください
相談役の定義はこちらに不利な条件が示された時に私が本人より
優先的に弁護士を相談できるという一項を設けてください」
「はい 分りました 早速弁護士と話進めます」
「では お願いします」

神山は由紀枝のマーチで部屋に戻った
「ようやく本当に一段落だね よかった」
「ええ 助かったわ」
由紀枝はそう言うと神山に抱きついて来た
「おいおい そうしたらシャワーを浴びようよ」
由紀枝はニコニコして浴室の準備をした
「ねえ あなた 頂いたお金だけど神山さんに返すわね」
「いいよ 由紀枝が持っていれば 何かの時に役に立つさ」
神山は管理人の不信行動から引越しまで今回の事を亜矢子に電話をした
「そうなの 大変だったわね 彼女 今は大丈夫ですか?」
「うん 落ち着いているよ 洋子に話したら早く行って助けなさいと
お尻を叩かれたよ それで来たら泣いていたので良かった」
「そう そうしたら引越し済むまで休むかしら」
「うん どうだろう 彼女と替わるね」
由紀枝と亜矢子が話していると由紀枝は思い出したのか泣いてしまった
優しい亜矢子の言葉が嬉しかったのだろう
由紀枝は気丈に出勤すると言っていたが果たして神山と替わると
「彼女は出勤すると言うので 神山さんに甘えて早く忘れなさいって
そう言っておいたわ 引越し休みはこちらで処理をしますね
お休みではなくて特別有給休暇を発行してもらうわ
ある部分 私にも責任あるしね お休みで分っているのは
25、26、27日の公休と31日から6月3日までの特別有給休暇ね
ねえ 神山さん 今夜お泊りでしょ」
「うん」
「そうしたら 一杯可愛がってあげてね お願いしますね
多少でも心の傷が癒されればいいと思うの
優しい男に抱かれると嬉しいしいやな事は少しづつ忘れるわよ」
「うん ありがとう では」
「ええ 私も忘れないでね」
「勿論だよ ねえ亜矢子 24、25、26日はどこかで連休取れないの」
「ええ 先日取ったばかりだし 母の所に行きたいの 残念だけど」
「うん 分りました では また連絡するよ」
「ええ お願いします」

電話を切ると休みの事を由紀枝に伝えるた
「ふぁ~そんなに頂けるんですか? だってそんなにないのに」
「良いじゃないか 彼女も責任を感じてお休みを取りなさいいって事さ」
「は~い 分りました ありがとうございます」
「じゃあ お風呂に入ろう」
神山は由紀枝の用意したバスローブを持って脱衣室に言った
由紀枝が浴槽に湯を張っていてくれたので簡単にシャワーを浴びて入った
外を見るとまだ雨が激しく降っているので心配した
折角の初出勤日に雨は無いだろうと願っていた
今までの神山は色々な催事の立ち上がりが木曜日なので
初日に雨が降らないように願っていた
「はいりま~す」
神山は突然の声で振り返ると由紀枝が前を隠さずに入ってきた
美しいプロポーションに黒々としたヘアーが印象的で見入ってしまった
「ふぁ~ いやらしい ここばっかり見ているの」
そう言うとしゃがんで体を簡単に流したあと秘所を洗う時に
神山に見えるようこちらを向いて膝を開き
「ねえ よく見える?」
由紀枝は更に神山に近寄って今度は膣を隠しているひだを開いて見せた
「綺麗な色をしているよ」
そう言うと神山はクリトリスを愛撫した 
二人は浴室で戯れ交わった

遅い昼寝をしていると神山の携帯電話でふたりが起きてみると
不動産屋からの電話でこれからこちらに来ると言う事だったので
30分遅らせて来るように伝えた
時計を見ると4時30分だったので二人は浴室でシャワーを浴びて
部屋着に着替えてビールを呑んだ
「ねえ あなた私 亜矢子さんの言っている事少し分るわ」
「うん なにが」
「だって 亜矢子さんこの間も壊れるって言っていたわ 私もそう 
SEXしている時は気持ちよくていいけど あとで効いて来るの
多分 今夜辺りとか明日は絶対にくるわね」
「どのような感じ」
「ええ 体が重たくなるの 疲れの一種ね 貴方はないの」
「うん ぜんぜんないよ」
「そうか 今度 男に生まれておちんちんを使いまくろうっと
神山さんに出来て私にできない事ないと思うし」
暫く考えていた神山が突然に
「それはそうと 不動産屋はなんで隠していたんだろうか
そんな大事な事を もしかしてが社長が加害者じゃないか」
「ええ 考えられるわね そうすると嫌ね お部屋に入ってもらうのは」
「こちらから 出向こう」
「でも大丈夫ですか?」
「うん すぐに電話をするよ 理由は幾らでもあるさ」
神山は携帯電話で不動産屋に電話をするとこれから
出る所だったと言われたがこちらから出向く事を伝えた
神山と由紀枝は着がえてマーチで不動産屋に行った
社長が賃貸借契約書を持ってきて神山と由紀枝は内容を熟読し理解した
最終的に弁護士の印鑑押印がされている事を確認して
神山と由紀枝は各自が押印した 
「社長 このコピーを下さいお願いします 本来なら原本を欲しい所ですが
弁護士さんの分もコピーだと思うので私もコピーで良いです」
「はい 分りました お待ちください」
社長は賃貸借契約書をコピーして神山に手渡し
「この契約書にも記載しましたが 庄司様が今後今回の事で経費負担が
生じた時は私が責任を持って対応いたします
今回その為の保険も入りました」
社長は保険の控えを持ってきて神山と由紀枝に見せた
「では社長 そのコピーも下さい 庄司由紀枝と実名が出ている以上
こちらにコピーがあっても可笑しくない筈ですが」
社長はコピーを2枚作り神山と由紀枝に渡した
神山と由紀枝は社長に礼を言って不動産屋を出ると
「なにかすっきりしたね 一応これで何もないし何かあっても
こちらが不利になる事は無いよ よかったよ」
「ええ ありがとう~よかった」
「今夜は何を食べようか ご馳走をするよ」
「そうね 美味しいお寿司が食べたいな」
「そうしたら ここいらにあるかな お寿司屋は」
「駅前に何軒かあったわ 何処が美味しいか分らないけど」
「兎に角行ってみようよ」

二人は御殿場駅前に行くとなるほどお寿司屋があったが神山は
一番大きいきらきらしているお店は敬遠してほどほど門構えが
しっかりしたお店を選び中に入った
店内は平日の18時と早い時間なのにお客が入っていた
ここは座敷とカウンターでもてなし カウンターの中では3人の板前が
威勢良く握りを作っていた
神山達はカウンターに案内され 早速メニューをみるとおつまみは
あまりないので神山が板前に鮮魚の盛り合わせを頼むと快く作ってくれた
ビールを注文するとすぐに出てきて神山が二人のグラスに注ぐと
「では 解決 乾杯」
由紀枝もニコニコして乾杯をした
鮮魚の盛り合わせが下駄に食べきれないほど盛ってあり
「ふぁ~凄い これを食べるの」
神山も驚いたがまずは一口食べてみると新鮮で美味しかった
「うん 美味しいよ いけるね」
「ほんと 新鮮だわ 久しぶりよ またこようっと」
由紀枝は女子寮を出てから新鮮な刺身を食べていなかった
1週間ぶりに新鮮なお刺身を食べて満足していた
神山も由紀枝と同じく1週間ぶりに美味しい刺身を食べた
「ねえ 由紀枝 どんどんと美味しいの食べて元気になれよ
でないと僕が悲しくなるからさ ねっ」
「もう 大丈夫よ」
「考えていたんだけど 今度の25、26、27日のお休みだけど
鎌倉とか箱根に行かないか どう」
「わぁ~ ほんと 行きたいわ~絶対にいく~」
由紀枝はニコニコして人目も憚らず神山のほほにキスをした
一瞬の事で周りのお客は気が付かなかったが板前はニコニコして頷いていた 
神山はこの際自分の車を購入しようと考えた
「それと 2日の引越しは僕がいるよ だから安心して」
「わぁ~ 嬉しいわ ほんとでしょ」
「うん 勿論だよ」

由紀枝は先ほどと同じ様にキスをした
暫く話していると頼んでいないあわびやいくらなど盛り合わせが出てきた
神山が板前に聞くと
「良いじゃないですか 若い子が喜んで お祝いですよ どうぞ
見ていて微笑ましいじゃないですか ねえ お客さん」
神山は笑顔で板前に御礼を言うと板前が
「お~い 女将 お客さん 日本酒だよ ほら」
神山は頼んでいないがビールが無くなったので頼むところだった
女将が日本酒を持ってくると神山の顔をじっと見ていて
「もしかして 赤沢ホテルでお会いしましたか?」
神山も振り返って女将をよく見ると女風呂で
会った元気のいいおばさんだった
「いやーここの女将さんでしたか ほんと恥かしかったですね ははは」
女将が板前に
「ほら 先日話しただろ 大きいの持っているって このお客さんだよ
貴方も少しは爪の垢貰って大きくしなよ ほんとだらしないんだから」
板前が神山に
「お客さんでしたか いやねホテルで風呂にいた男の逸物がでかいでかいと
それは煩かったですよ ようやく静かになったんですよ でもまた
今夜から言われそうですね ははは」

由紀枝がきょとんとしているので赤沢ホテルで先週14日の朝起きた
露天風呂の出来事を説明すると顔を赤くして
「もう そんな事していたの 恥かしいわ いやよ ば~か」
由紀枝は本気で怒った訳ではなく甘えてみただけだった
話を聞いていた大将が
「でもね お嬢さん 男は弱いんですよ ついついスケベ心で ねえ旦那」
神山はついに旦那になり
「そうなんだ 誘われて ついつい行ってしまった ごめんね」
後ろで聞いていた女将も
「大丈夫だよ この人は正々堂々として格好良かったよ お嬢さんが
選んだ人は立派だよ ほんと」
由紀枝は立派をおちんちんと勘違いして顔を真っ赤にして
「ねえ もう関係者以外の人に見せないでね お願いします」
それを聞いた女将や大将 神山が大笑いした
由紀枝も笑っている理由が分り余計に顔を赤くして下を向いてしまった

大将が神山に
「旦那 これもご縁だ はいこれサービス どんどん食べて」
神山は下駄に大トロや中トロの刺身を並べられ驚くと
「いいですよ 気持ちがいい人にはどんどんサービスするんですよ」
女将が
「だからねうちは傾いているのよ ほんと困ったもんで だけどね
お客さんが美味しいって食べてくれると張り合いが出ますよね
まあ それで持っているんですよ 遠慮しないで食べてくださいよ」 
神山と由紀枝は出された大トロを食べると口の中でとける美味しさだった
由紀枝が大将に
「すごく美味しいわ 久しぶりよこんなに美味しいの」
「へえ ありがとうございます 誉めて頂くと嬉しいですね」
隣りで聞いていたお客が神山に
「ここの大将は味が分る人にはどんどんとサービスをするんですよ
それで知ったかぶりが美味しいと言っても分るみたいで
サービスは無いんですが そこは商売で食べて貰おうと努力はしていますよ
だからお客さん達は本物の味を知っていると認められたんですよ
良かったですね」
「そうですか ありがとうございます 光栄です」
由紀枝は大将に差し障りない程度に自己紹介をすると大将が驚いて
「ええ 知っていますよ あの大竹さんでしょ そうですか
ご親戚の方ですか いえね私と一緒に仕事をする前に沼津で
働いていたんですが友人が亡くなってそこの料理屋を止めてきたと
そう聞きましたよ そうなんですか お元気ですか」
「ええ 今でも包丁捌きは天下一品よ ねえ神山さん」
「うん なにしろ美味しいね あの人の捌きは」
「ええ 沼津で大分勉強したと言ってましてね私も見習っていましたよ
お~い おまえ達 新しい人だ 味を見てもらえ~
あっちが長男坊でこっちが次男坊です 今美味しい刺身作りますから」
女将が
「神山さん あの時の二人ですよ ほらあそこに」
神山は女将が指を差す方を見るとニコニコしてお辞儀をしていた
「うちは月に1、2回連休を頂いてそれぞれ旅行をしているんですよ
その時はああやって厨房の人も一緒なんですよ」
「それでたまたまお会いしたんですね」
「ええ 神山さんが女風呂にきたお陰ですよ」
そんな話をしていると 長男と次男の刺身が下駄に並べられ
「うん 美味しいよ 大丈夫だよ」
由紀枝も頷いて 美味しいと言ったが
「でも お父さんにはまだね 頑張ってね」
「お~い おまえ達 頑張ってだとさ」
「へ~い がんばりま~す」
なんとも威勢いいお店に神山と由紀枝はすっかり気に入った
神山がねぎとろの細まきを頼むと快く引き受けて作ってくれた
「へい お待ちどうさま」
大将が新しい下駄に六巻切りのねぎとろを乗せて出してくれた

神山が店内を見ていると座敷は結構長居するお客だが
カウンターのお客は回転が速かった
隣りの客が遅い時間になるとカウンターでゆっくり食べる人が
増えてくると言っていた 
だから美味しい刺身を食べるなら早い時間の方が良いとも教えてくれた
神山と由紀枝は呑んだり食べたりして満腹になって会計を頼むと
大将がメモを女将に渡して
「神山さま 7000円です ありがとうございます」
「えっ 日本酒を呑んでいるよ いいの」
「ええ 大丈夫ですよ ちゃんと入っていますよ」
神山は1万円札を出すと
「こんなに安いと来れないよ これでおつりは次回にねっ」
女将はニコニコして
「はい 分りました ありがとうございます」
女将がお辞儀している時に大将が名刺を出して
「予約も出来ますから 電話を下さい 座敷の奥がありますよ6人位
までなら大丈夫です あの襖の向こうの部屋です
離れみたいになっていて廊下で繋がっています
ここより少し割高になりますが 落ち着いて食べられます
今度 ご利用ください」

神山と由紀枝はお辞儀をして店を出ると
「ふぁ~ お腹一杯 美味しかったわ でも狭いですね 
おじさんと一緒に働いていたって」
「そうだね それにここであの女将に会うとはね~参った」
「ふふふ 女将さん 大分貴方の事気にしていたわね
でも もてる男の宿命ね よかったわそんな有名人と一緒って」
「おいおい なにも有名人じゃないよ ほんとあの時は小さくて
亜矢子が出る前に手で大きくして それで僕を引っ張り出したんだよ
その時はおちんちんは上を向いていたさ そこで亜矢子が3人に
あ~あ さっぱりしたので出ますって まあだから最初から
大きくしていないよ」
「ふふふ いいのもう 結果 有名人だから さあ帰りましょか
私が運転してもいい?」
「いや 僕がするよ 由紀枝は赤くなっているから」
そう言い神山はマーチを運転してマンションの駐車場に止めた

部屋に戻ると由紀枝は神山に抱きついて
「ねえ ほしいいの でもお風呂に入りたいわ」
神山が先に浴槽に浸かっていると由紀枝が後から入ってきた
二人は浴室から見える空を眺めていた 神山が
「由紀枝 よかった 晴れてきたよ ほら西の方に星が顔を出しているよ」
神山は願いが通じたと思って嬉しかった
寿司屋から帰る時には上がっていたが晴れるとは考えていなかった
由紀枝を抱いて嬉しさを伝えたかった
「わぁ~ 分りました 苦しいってば もう でもありがとうございます
そうよね 初日が晴れていると気分が違うもんね やったぁ~」
由紀枝は喜んで神山にキスをして神山のおちんちんを触り始めた
「ねえ 新しい所 このお風呂より広いでしょ」
「うん 大きくて驚いたよ」
「そうしたら もっと色々な格好でSEXできるね」
「でも潜らないといけないから大変だよ」
由紀枝は神山のおちんちんを潜って咥えたが
「はぁ~ だめね苦しい」
二人は笑ってお互いを愛撫し交わった
浴室から出るとバスローブを羽織ってソファーで寛いだ
「ねえビールでいい?」
「うん お願いします」
由紀枝は冷蔵庫からビールを出して二人のグラスに注ぎ呑むと
「わぁ~ 美味しいわ 今夜は特に嬉しいし楽しいわ」
「由紀枝さ 明日だけど 一回試し運転しようか ホテルまで」
「そうね 大体は聞いたの でも不安」
「よし ここからだと15分あれば充分に着くよ 僕が隣りに座って
練習をしようか」
「ほんと 嬉しいわ そうすれば覚えられるわ」
「うん 難しい所は無いからね 一箇所だけ有るけどそこは教えるし
う~ん そこを除けば殆ど大丈夫だよ」
「は~い 分りました 10時だけど亜矢子さんは挨拶があるから
30分前には来てねって言ってましたけど、、、8時30分から練習ね」
「うん 朝ご飯はどうするの」
「大丈夫よ 7時に起きるから それに明日持って行く物は
全部昨夜用意したし 大丈夫ですよ」
神山と由紀枝は明日の事を話していると由紀枝が
「ねえ ベッドにいこうよ~ 早く~」
神山がまだバスローブなので着替えようとすると由紀枝が
「そのままでいいでしょ 早く」
せかされてベッドに行くと照明を薄暗くして由紀枝が寝室に入ってきた
今夜はセクシーなロングネグリジェで神山に迫った









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2013年8月16日金曜日

ゆり 6 - 39 Vol. 1



5月19日 火曜日 曇り
「じゃあ 20日の納車の件は分り次第連絡を下さいね」
「ええ 今日10時過ぎに電話をして確認します」
「また 亜矢子さんから何かあったら連絡するし 由紀枝からもください」
「ええ 色々とありがとうございます 助かりました」
「それと 管理人には気を付けてね 不信な事があったら電話ください」
「ええ すぐに電話をするわ お願いしますね」
神山と由紀枝は玄関で熱いキスを繰り返して
「じゃあ また」
「は~い 行ってらっしゃい」
由紀枝はニコニコして神山を送り出した
駐車場まで来るよう勧めたがここで良いと言うのでそれ以上言わなかった
神山はエレベーターで1階に下りると駐車場から車を出して
フェアレディーZに乗り御殿場ICに向った
神山の頭はすっきりしていたが昨夜は3回も交り今朝も浴室で
SEXをしたせいか体が少し疲れていた
久しぶりに良いパートナーが見つかったと喜んでいたが果たして
どうなるか神山も分らなかった

上原の自室に着いたのは9時前だった 御殿場の由紀枝の部屋を出たのが
8時20分頃だったので30分位で着いた事になる
1週間ぶりの部屋は曇りのせいか薄暗かったので照明をつけて明るくした
ガラス戸を開けて空気を入れ替えてタバコを吹かした
FAXは何もなく留守電を聞いたが全て解決している事ばかりだった
神山は由貴に電話をすると
「ふぁ~ おはようございます 待っていましたよ」
「うん ありがとう 今帰ってきた それで10時に
由貴の部屋に行けばいいかな」
「ええ 大丈夫ですよ お待ちしていますね」
神山は時間が有ったので30分寝ることにした
目覚ましで起きると多少疲れが取れ 冷蔵庫からチーズをだして食べた
今日の用意をして部屋出るときにドアに届け物ありと管理人のメモがあり
早速管理人室に行ってワインを受け取った

ワインを冷蔵庫に仕舞うと駐車場に行き車に乗った
由貴の部屋に着いたのは10時前で
「あ~ ようやく会えたわ」
由貴は神山に抱きついてキスをした
「ほとんど片付いたわ ありがとうございます」
「もう 引越し出来るね」
「ええ だから今日は外食ですよ 全部片付けたから」
「そうか まあそれも楽しみだね」
由貴が神山にキスをした後神山のおちんちんを触っていて変化をしたので
「ねえ 私女の子になったんです だからお口で我慢して」
そう言って神山のGパンをさげて赤いショーツを下げると
肉棒がびゅうんと飛び出して由貴は驚いたがすぐに咥え込んで
優しく愛撫をして両手でしごき始めた
「由貴 気持ちいいよ」
由貴は時々鈴口や裏筋をハーモニカのようにして刺激を加えると
亀頭がだんだんと充血してきて
「由貴 でるよ」
「いいわ だして」
由貴のハンドジョブは巧みだった 固くなった亀頭もついに悲鳴を上げて
「おお でる」
由貴はいっそう手の動きを早くして神山のスペルマを飲み込んだ
最後に肉棒の付け根をぎゅっと掴んで先端まで動かして最後まで飲んだ
由貴は台所で口の中をゆすいで神山に
「よかった ふふふ」
「うん 癖になるね ほんと」
由貴は神山の赤いショーツを上げるとGパンも上げて
「はい 終ったらお願いしますね」
神山のおちんちんをポンと叩いて言った
「由貴 では銀行にいこうか」
「ええ」
「免許証と印鑑は必要だよ それと振込先の通帳など」
「ええ 準備してあります」

二人は渋谷の宝くじ取扱銀行へ行き手続きを終えると由貴が
「はい これありがとうございました」 
と言って450万円を神山に返した
「由貴 車は要らないか」
「ええ 欲しいけどあとあとお金が掛かるでしょ それに上原に駐車場が
ないし すぐ近くにあればいいですけど でも自動車より電車で充分です」
「うん わかった そうだね 雨の時は近くに駐車場が無いと不便だよな」
「ええ それに代々木だって歩く距離は青山と同じ位ですから大丈夫ですよ」
「由貴 早いけどそろそろご飯を食べようか」
「ふぁ~嬉しいわ」
「それでシブヤ ハイアット ホテルのラウンジで待っていてくれるかな」
「ええ いいですけど、、、」
「うん 一旦 部屋に戻ってみたいんだ」
「は~い 分りました」
神山は由貴をシブヤ ハイアット ホテルの近くで降ろすと上原に戻った
駐車場にZを置いてタクシーを待っていると由紀枝から電話が入った
「神山さ~ん 由紀枝です」
「うん」
「明日の納車ですけど昼過ぎの3時か4時になるんです 大丈夫ですか」
「うん いかれるけど そんな遅くなるんだ 大丈夫だよ 行くよそれまで」
「わぁ~嬉しいわ 待っていますね」
「うん それで泊まるよ 明日は」
「ふぁ~ 本当ですか 大丈夫ですか?」
「うん 心配は無いよ それと御殿場の不動産屋の電話番号を教えて欲しい」
「えっ何かあったの?」
「うん 僕が行くと車が1台がはみ出るだろう だからマンションの
駐車場を確保したいんだよ」
由紀枝はすぐに電話番号を神山に伝えて電話を切った
神山は御殿場の不動産屋に電話をし社長と駐車場の件で話した
「それでしたら 1台分空いていますので使ってください
それで1か月分が2千円です どうしますか」
「ええ あした1年分をお支払いしますのでお願いします それと
契約書はどうしますか」
「ええ 出来れば賃貸借契約書があると良いんですが」
「はい分りました 早急に手配します」
神山は電話を切ると由紀枝に事情を説明すると
「いいわよ 今日空いているから行って来るわ」
「うん お願いします では」

丁度タクシーが来てシブヤ ハイアット ホテルに行くと
由貴が手を振って合図をしてくれた
二人は地下の中華料理店に入って食事をした
「明日が楽しみだわ 私さっき考えたんだけど 車を買うわ」
「えっ どうしてまた」
「ええ 会社は電車でいいけれど何処か旅行とかの時に有ったほうが
便利でしょ だから」
「うん そうだね もう決めた車は」
「ええ 神山さんのスポーツカーもいいけど
私 可愛らしいマーチにしようかなと思っているの」
「そうか ちょとした買い物でも便利だよね」
「ええ 雨の日にお買い物は辛いですからね」
「そうしたら その分を出してあげよ」
「ふぁ~ うれしいけどバチが当りますよ そこまでしてもらうと
自分で買いますよ 宝くじにも当ったんだし そうさせて」
「わかった では待っているよ 新車を」
「ええ 今日にでも契約したいんですよ でも住民票がとかが
揃ってから行こうと思っています」
「そうしたら 区役所に行って転出転入手続きが先だね
そのあとに免許証の書き換え それから購入だね」
「そうですね 住所は今日中に移します あとは免許証ですね」
「うん そうした方がいいよ」
二人は出てきた定食を食べ終わると
「お腹が一杯 又太るわ」
「大丈夫だよ 終ったらまた痩せるよ」
由貴の顔が赤くなって
「もう いや そんな でも欲しいのよ今でも」
「うん 時間を作るよ」
「ええ でも気にしないで じっと待っています」

二人はタクシー乗り場で別れて神山はタクシーで次長室に向った
神山の携帯電話が鳴って出てみると由紀枝で
「神山さん 今 駐車場の件すませましたよ それと昨日の管理人の
不信な事を言ったの そうしたら不動産屋も可笑しいと言ってくれて
これから調査をしますって」
「ありがとう 良かった それと管理人の件はそこまでにしておきなさい
あとは 僕が由紀枝を守るから」
「ふぁ~ ほんと 嬉しいわありがとう」
神山は電話を切ると管理人はどうしたものか考えた
電話を切ると次長室の入っているビルに着きタクシーを降りた
久しぶりに部屋に入ると洋子が
「わぁ~ お久しぶり」
そう言うと抱きついて来た
「おいおい 大袈裟だよ そんな」
「もう 1週間会って居ないのよ この乙女心が分らないの、、、
それと 伊豆の旅館からワインが届いてますよ 今朝受け取ってきました」
「うん ありがとう」
そう言い洋子にキスをすると
「ねえ 駄目よ 欲しくてうずうずしているのに」
神山はブラウスの上から乳房を触ると
「ねえ 本当にやめて ねえ 今夜お泊り出来るからそれまで我慢して
書類も届いているわ ねえ」
神山は
「わかった ちょっとだけ」
そう言って ブラウスをたくしあげブラジャーをさげ乳首を吸うと
「ほんと ねえ ほしいのよ だけどやめて」
神山はそこまでで止めて
「ごめんね だけど久しぶりに乳首の元気な姿をみたよ」
「なに それ さあお仕事 お仕事」 

神山は次長席に座ると内藤社長が紹介してくれた
トラベラーズジャパン株式会社から封筒が届いていた
開けるとメンバーズカードと規約書 それと神山がよく利用する
ホテルや旅館の無料宿泊券が同付されていて
AEXカードコピー 免許証コピー 年会費引き落とし口座のコピーを
郵送かFAXで送れば今日から使用できると書いてあった
神山は指示された物を用意して早速FAXすると電話が掛かってきて
本人確認をされ今日 この時間から使用可能と案内された
規約を読み細かい所をみると 旅館やホテルは無料でよかったが
ペンションや民宿などは要確認となっていた
全てでは無いがまれに利用できない個所があると書いてあった
また ホテルなど宿泊以外の利用時も無料と書いてあった
神山は先日や上高地の件が合ったので電話で聞いてみた

「ええ 条件付ですが全て無料です ランチを食べに行っても無料
プールをご利用になられても無料です そこで条件ですが毎年4月1日が
メンバーの更新日で翌年3月31日までの間に60回までのご利用で人数も
本人を含め4名までとなっています どう言う事かと言いますと
ホテルで食事をされ プールに入るとカウントは2になります
その後に夕食をされますとカウントは3になります 年間で60カウント
までしか無料になりません しかし61カウント以上になりますと
ホテルなどによって違いますが五分の一から四分の一でご利用できます
人数に付いてはカウントに関係なく5人目からは五分の一から
四分の一の料金でご利用になれます
今 ご案内した規約はあくまでもホテルや旅館の日帰り利用の場合で
宿泊をされた場合はカウント無しで無制限にご利用なれます」
「そうするとホテルの駐車場を例えば宿泊先でないホテルに駐車した
場合などはどうなるんですか」
「ええ 基本は宿泊先ホテルが基本でそこが何らかの事情で駐車出来なければ
宿泊先ホテルでの利用となりますが それ以外の利用は出来ません
要はご本人様が利用しているホテルでの料金が無料になると言う事です
もっと分りやすく言いますと チェックインからアウトまでホテルが
認めている有料な物は全て無料になりますという事です 例えば
連泊をされている時のランチは無料ですが チェックアウト後のランチは
無料でも60カウントに入ります」
「ありがとうございます では無料で利用できる宿泊者は何名までですか」
「はい本人を含めて最高4名までで5名からは半額の料金でご利用出来ます」
「どうも ありがとう 詳しく説明して頂いて助かりました」

神山は電話を切り洋子に話しをすると
「ふぁ~ これから何処に行っても無料っていいわね 嬉しいわー
だけど 高かったでしょ」
「うん 3000万円した」
「へぇ~ そんなにするんだ でも価値があるわよ」
神山は次長席に戻ると東都食品の田宮に電話をして
「神山ですが 田宮副社長は」
「はい 田宮です こんにちわ お世話になります」
「実は先日お話をした地ビールの件ですが」
「ええ 私どもは参加させて頂こうと思っております」
「分りました 近じか伺います それで私と秘書の辞令を頂けますか
誠に申し訳ないのですが」
「日付は先日の雇用契約日で宜しいでしょうか」
「ええ 構いません お願いします」
神山は電話を切るとアレックスジャパンのJrに電話をした
「はい 社長秘書の篠原でございます」
「神山です こんにちわ 頑張っている」
「わぁ~ 神山さん ご無沙汰しています ええ頑張っていますよ
ちょっと待ってください 今 代わりますね」
「はいJrです 神山さんご無沙汰しています 涼子はよく働いていますよ」
「それは良かった それで 今日電話したのはアレックス氏に
御殿場アウトレットで展示するスーパーカーの話だけど
その後全然なにも来ないんだ なにか聞いているかと思って」
「うん 父は今セレクトをしているよ まだ神山さんに見せられる
状態じゃないと言っていた 父も最高のスーパーカーを出したいと
思っているよ 大丈夫ですよ」
「ありがとう では待ちます
それから今日電話をしたのは私と秘書の辞令が欲しいのでお願い出来るかな」
「ああ その件なら大丈夫ですよ すぐに出来ます 日付は」
「うん 4月30日でお願いします アレックス氏と約束をした日だ」
「了解しました それと神山さん伊豆で指名手配を逮捕したそうで
おめでとうございます アメリカナ大使館のジョン ブラームスから
連絡がありました」 
「うん まあその話はあまり広めないで欲しい」 
「そうですね 分りました ではいつ来られますか」
「う~ん GOLの件などで行くがその時でいいかな」
「大丈夫ですよ 大きいバッグを持ってきてくださいね」
神山は電話が終ると頭を切り替えて仕事に集中し
御殿場アウトレットのスケッチを進めた

神山が洋子に
「どうだね そろそろ終ろうよ もう6時だし」
「ええ そうですね」
「そうしたら TJのカードで美味しいステーキを食べようか
何処のホテルが良いかな」
「そうね 赤坂でも美味しいし そうしたら赤坂に新しく出来た
赤坂スカイハイホテルはどう 結構人気があるそうよ」
「では そこに行こうか」
「ええ お願いします 楽しみだわ」
神山は洋子と部屋を出るとタクシーで赤坂へ向った
「ねえ 御殿場のお話はどうなったの」
「うん 順調だよ 大丈夫ですよ」
タクシーが赤坂スカイハイホテルに着くと神山と洋子はフロア案内を見て
「いかにも高そうな所だね」
「ええ でもランチも提供していて良心的な値段だと書いてあったわ」
二人はステーキハウスに行き神山がTJのカードを見せると店員が
「少々お待ちください」
そう言い責任者の処に行って話をしていると責任者が神山に
「大変申し訳ございませんでした カードを貸して頂けますか」
神山が責任者にカードを渡すと機械にスキャンした
「神山さま どうぞこちらへ」
そう言い窓際の眺めがいい最高の席を案内され
「神山さま 店員が失礼を致しました 以後気を付けます」
そう言って先ほどの店員も神山に謝罪をした
二人は最高のメニューを注文して店員に
「出来れば このお肉を生で少し頂きたい しょうがとニンニクを
おろししょうゆたれで頂きたい それから最初は生ビールを下さい」
店員はメモをとって復唱をして厨房に行った
二人はビールが来ると洋子の箱根温泉の話を聞いた
「そうすると今 強羅公園の薔薇は美しいのか」
「ええ それは見事で綺麗でしたよ 母も喜んでいましたよ」
「そんなに綺麗か そうか」
神山は由紀枝の希望を叶えてあげたいと思った
生ビールと生の牛肉が出てきて
「洋子 美味しそうだ 頂こう」
洋子は一口食べて
「わぁ~ 凄い 他では食べられないわ 美味しい」
「美味しいね 味が濃厚だ うん そうするとこれは上級牛だね」
「ええ たたきでも美味しいわよきっと」
神山は店員を呼んでこのお肉でたたきを注文した
出された生肉はすぐに無くなってしまったので2人前頼んだ
そのうちにスープが出てきたので神山はステーキに合うワインを
注文した ワインクーラーも忘れずに付け加えた
スープもコーンの味が出て美味しく飲むと牛肉のたたきが出てきた
「ふぁ~美味しいそう」
洋子は食べてみると先ほどと違って口の中で柔らかくとろけるようだった
「美味しいわ ほんと」
神山も食べてみるとなるほど美味しかった
ワインがテーブルに用意されワイングラスに注がれると
牛肉と合っていて美味しかった
料理は少しずつ運ばれ野菜類もよく調理されて味もしっかりとしていた
伊勢えびは上にホワイトクリームとチーズが掛かっていてオーブンで
焼いた物だが素材のぷりぷりと甘さが合って美味しかった
神山と洋子は出てくる料理が味といいい鮮度といい文句のつけようが無く
ナイフとフォークを忙しなく動かし食べた
ステーキが出され神山が一口食べ洋子に
「うん 美味しい これはお肉だけではなくて調理方法だね」
「ええ しかしなんともいえないわ やはりたたきより全然美味しいわね」
二人はステーキを味わって食べ終わると最後のフルーツが出てきたが
これが見事だった
氷を彫刻した器にフルーツが色とりどり並べられ見た目も美しかった
「ふぁ~ 素敵 初めてよ氷の彫刻なんて 見た事無いわ」
「うん 僕も初めてだ でもいいのかな こんなに優遇されて」
「いいじゃない でもTJは営利目的ではなくてこういう事を多くの
人に知ってもらう為でしょ だから貴方がみんなに風潮しなければ」
「まあ そうだね」

二人はフルーツを食べ終わりカウンターに確認すると責任者が
「勿論 全て無料とさせて頂きます ありがとうございます」
神山は洋子に
「洋子 本当に泊まれるの?」
「ええ 大丈夫ですよ 今朝 母に嘘を言ってきたわ 
残業が一杯あるからどこかに泊まるって ふふふ」
「まあね 嘘も方便と言うからね では久しぶりに代々木にいこう」
神山達はタクシーで代々木のマンションに行った
部屋に入ると洋子はガラス戸を開けて空気を入れ替えた
「ほんと 久しぶりよ 確か4日と5日に連泊したのが最後でしょ
2週間も利用していなかったんだわ」
「まあ ここは代々木ホテルだよ 二人きりのホテル」
「ねえ あなた 玄関にメモが」
神山は管理人室に行ってワインを受け取って
「すっかり忘れていたよ 管理人も助かったって言っていたよ ははは」
神山は着ている物を脱いで部屋着に着替えると洋子も着替えた
「ねえ ワインが一杯あるからワインでいい?」
「うん いいよお願いします」
洋子はワイングラスを用意して届いたばかりの伊豆ワインを
二人のグラスに注ぐと
「では 2週間ぶりのホテルに乾杯」
二人は色々と話していたが神山が御殿場の話になるとうやむやにするので
「ねえ あなた御殿場に出来たでしょ はっきり言って
私は咎める事は出来ないわ ただ嘘をつき通すと必ずどこかで
歪が出るのよ だから怒らないし 逆に素敵だと思うわ
だってそうでしょ 素敵な男性と選ばれた女性 その女性が
一人だったらそれでお終いでしょ でも貴方のようにどんどんと
増えてくれば 私は はみ出さないように努力をするわ
だから正直に教えて お願いします」

神山は考えてから伊豆赤沢ホテルの出来事や由紀枝の部屋探しから
就職の事まで話すと
「凄いわね やっぱり貴方は人気が有るのね 分ったわ でもその人は
その人よ 私といる時は私だけ愛してね」
「うん わかった」
「しかし 亜矢子さんも観る目が有るのね 椿支配人が面接で何も
言わなかったという事は亜矢子さんの実力が分るしね 凄い子ね
それで 幾つなの その子は」
「うん 27歳だったな 高校生の時に父親を無くして母親一人で
大学を卒業して最初の職場でいやな事が有り退職 その後
伊豆高原 赤沢ホテル料理長をしているおじさん 大竹さんの
紹介で 就職をしたという訳」
「へぇ~ 頑張り屋さんなんだ 会ってみたいな ねえ あなたの事だから
美しい子でしょ それでおっぱいが大きくて」
洋子はにやにやして神山を攻めた
「うん でも結果論だよ それは」
「うん 亜矢子さんやるわね 大したものね 私も若い子を探そう ふふふ」
「それと洋子 明日だけど 午後から泊まりで御殿場に行く 
明日の午後に納車があるんだ それで行って来る
あと管理人が不信な行動が有るので不動産屋と相談してくる」
「まあ 車を買ったの?」
「うん 雨の日に便利だしね」
「ふぁ~ 欲しいな 良いな~」
「いいよ 買っても」
「まあ冗談として 管理人の不信な行動ってなに」
神山は昨日起きた事を説明すると洋子は
「怪しいわね それで今はどうしているの」
「うん ドアフォンのモニターで確認をしてから開けるように言ってある」
「でも 私だったら 管理人を変えて貰うわね 絶対に可笑しいって
だって なんか見張られている事と同じでしょ
普通 不在の時はわざわざ人の部屋まで来ないって」
「うん でも悪そうな人じゃなかったけどね」
「でも その子の事を考えたら心配でしょ だったら不動産屋に言うべきね」
「そうだね 自分がそうされれば嫌だもんね」
「ええ そうよ 絶対に変えて貰うべきよ 後は引っ越すかね
でも 引越しをしたばかりでしょ そうしたら管理人交代ね」
「うん わかった ありがとう」

神山が考えていたが暫くすると洋子が
「お風呂に行きましょよ」
神山は部屋着を脱いで浴室に入ると湯船に湯を張ってシャワーを浴びて
先に湯船に浸かった
洋子が神山に
「ねえ 洗濯しようか 明日までに乾くし」
「うん お願いします」
洋子は自分の下着も洗濯機に入れて回し浴室に入ってきた
久しぶりなので洋子は高ぶっていて
「ねえ 今夜は寝かさないからね 覚悟して」
神山は洋子の目がぎらぎらと輝いているので圧倒されたが
湯船の中では神山にちょっかいを出さなかった
神山が髪の毛を洗いもう一度湯船に浸かっていると洋子がわざと
足を開いて髪を洗い始めたそれも神山に見えるように開いた
神山は我慢をして見ていると洋子が
「ねえ 大きくなった ふふふ」
洋子のリンスが終ると神山の肉棒はカチンカチンになっていた
普段ならこのタイミングで攻めるが今夜はベッドまでじらす作戦にした
浴室から出るとバスローブを羽織りソファーで寛ぐと洋子が
「ねえ ワインしか無いでしょ だからブランデーを買ったの呑む?」
「嬉しいね お願いします」
洋子はブランデーのロックを作ってテーブルに置いた
神山が
「洋子 こちらにおいで」
「は~い いきます」
そう言い洋子は神山の脇にちょこんと座った
暫く話して洋子が寝室に消えると神山はなんだろうと思った
洋子が戻って来ると以前買ったセクシーなキャミショーツ姿で現れ
「ねえ ベッドにいきましょ」
そう言われてベッドに入ると
「やっと思い切り抱きつけるわ 寂しかった」
「僕もだよ」
「うそばっかり 別な女を相手にしていたのに もう
覚悟しなさいね 今夜は ふふふ 寝かさないからね」
洋子は神山の上にかぶさって来て熱いキスをした

5月20日 水曜日 曇り
「ねえ 起きてあなたったら もう」
「わぁ~ おはよう でも良く寝たな」
「もう 9時になっているわよ 早く御殿場に行かないと」
「うん でも大丈夫だよ」
「なにをのんびりな事を言っているの 私だったらすぐに行くわ」
神山は洋子にせかされて帰り仕度をした
昨夜寝たのは3時を回っていた 
洋子の体力が続く限り肉棒を攻められて神山が降参した
「洋子 ありがとう それで連絡は東都食品があるかもしれない
それだけなので今日は昼までで良いよ
そして 明日は12時までには必ず次長室に入る
Gプロが出勤するけど みんなに旅行の纏めをレポート2枚程度
自分が何に感銘を受けたか それを今後どのように生かしたいか
その程度を書かせて欲しい」
「そうね その位で充分ね 学校のように点数をつけるのではなくて
生かしてもらう為だから いいでしょ さあ急いでね 車は」
「うん 上原に置いてある」
洋子は洗濯物をたたんで神山に渡すと自分のは引出しに入れた
神山は洗濯された靴下を履いたり赤いショーツを穿いて身支度を済ませた

マンションを出ると神山に
「気を付けてね お願いします 守ってあげてね」
「ありがとう では」
先に来たタクシーに洋子が乗って次のタクシーに神山が乗った
神山はタクシーの中で由紀枝に電話をすると
「ふぁ~神山さん 良かった 昨夜も可笑しかったの管理人が もう」
「うん その件でこれから行く 1時間位見てくれ」
「わぁ~ 良かったわ 待っています」
電話を切ると上原に付いた
神山は急いで自分の部屋に行きボストンバッグに着替えなどを入れ
カード類や現金も少し持って部屋を出た

駐車場から車を出して御殿場へ向った
渋谷で高速に入ると飛ばしてすぐに御殿場ICに着き由紀枝の
マンションに着くとZを駐車場に止め部屋に行った
「ふぁ~早い 良かった」
そう言うと由紀枝は涙を流した
神山は優しく抱いて
「わかった 大丈夫だよ 僕が来たから 落ち着いて話して ねっ」
二人はソファーに座って由紀枝が話し出した
「昨夜 7時頃だと思ったけど ドアがノックされるので神山さんから
言われているように返事をしなかったのね 勿論モニターで確認はしたわ
それで一回帰って 今度は10時頃かしら またドアがノックされるけど
今度はしつこく何度もドアを叩くし恐ろしくなったの
でも 被害が無いから神山さんに会った時に話そうと思っていたの」
「わかった 用件を書いたメモは入っていた」
「いいえ それも確認したわ あ~あ よかった」

神山は由紀枝を連れて不動産屋に行く事に決めた
駐車場から車を出して由紀枝が乗ると不動産屋まですぐだった
神山は社長と話がしたいと申し出ると奥から出てきて
「昨日は駐車場の件で早速ありがとうございます 今日はまた何でしょうか」
神山は一昨日や昨夜の出来事を社長に伝えると
「それは 管理人の親切から出た事でしょう なにも可笑しくないでしょう」
社長は高飛車に出てきたので神山は
「もう 知っていますよ あそこに女性の入居者が居ない理由を」
神山は駐車場の車を見て判断した そして部屋が満室でない事も
何回か出入りをして確認していた
社長の顔色が変って
「すみません 本当にご迷惑をお掛けしました 少しお待ちください
こちらへどうぞ」
神山と由紀枝は少し奥まった応接室に通され少し待つと
「神山様 庄司様 これでご勘弁をお願いします」
社長は包みを開いて200万円を出した
神山と由紀枝はそれを見て笑った
「社長 なんですか それは?」
「ええ ご迷惑料です どうぞお納めください」
「社長 お金で解決出来ますかね この噂が広まればここは潰れますよ
いいんですか それでも 私はここに置かれたお金には興味がない」
「そんな事を仰られても ではあと100万円出しましょう
これで なんとか勘弁してください」
「社長 私を見くびったね 私は1000万円単位のお金しか興味がない」
そう言ってTJのカードをみせて
「ご存知ですか このカードは」
社長は以前見た事のあるカードで財産がしっかりしていないと
ここの会員になれない事も知っていた
「神山様 どうも済みません」








.

2013年8月11日日曜日

ゆり 5 - 38 Vol. 3



部屋に戻ると神山が時計とみて12時を差していたので
「由紀枝殿 午前中に電話が無かったから 今夜も泊まっていい?」
「ふぁ~ ほんと嬉しいわ」
そう言うと神山に抱きついておちんちんを触っておねだりした
神山はテラスに出て由紀枝の下半身を露わにすると神山もGパンを
脱いで後ろから交わった
由紀枝は太陽を浴びて余計に興奮したのか自分から腰を振って
「もう駄目よ はやくきて あっ~ あっ~ あっ あっ」
神山は膣が狭まったので動きを早くすると 
「あっ~ あっ~ あっ あっ きて いきそうよ ねえ」
「だすぞ~」
「いいわ きて~ あっ うっ あ~あ」
由紀枝はいってしまい神山もスペルマをどくどくと放出した
そのまま暫くして神山が肉棒を引き出すと
「由紀枝 そのままだよ 垂れてくる」
そう言い部屋からティッシュを持ってきて由紀枝の秘所を拭いてあげた
「ありがとう」
由紀枝はショーツを脱ぐと
「わぁ~ すうすうするわ 癖になりそうよ 気持ちいいわ
今日 このままノーパンにしようかな~」
「また いいけどなんか有った時にまずいよ」
「う・そ・よ ちょっと言ってみただけよ」
「もう はらはらさせないで」
「ふふふ でも本音はノーパンが良いんでしょ 分るわよその気持ち
女だって 男のノーパンって憧れるもん ぷらぷらじゃなくてね
逞しいのがGパンから分るとぞくぞくするわよ」
「そうすると由紀枝は大きければ誰でもいいの?」
「違うわよ ぞくぞくするのはお遊びよ SEXと次元が違うわ
背丈が低いより高いほうが良いと言うのと一緒よ」
「そうか わかったような気がするよ
それでは 山中湖に行ってお昼を食べようか?」
由紀枝はショーツを新しいのに穿き替えて仕度をして部屋を出た

駐車場から車を出して乗ると山中湖へ向った
東富士五湖道路を走るとすぐに山中湖ついて神山が
「由紀枝は何を食べたい?」
「う~ん 迷うわね」
神山は下りてからすぐ傍にあるホテルに入り館内案内を見て
「洋食レストランにしようか」
「ふふふ それが一番ね そうしましょ」
由紀枝は滅多にしない腕を組んで豊かなバストを神山の腕に押し付けて
ニコニコしながら歩いた
レストランの入り口でも腕を組んだままで席に案内されると
由紀枝は肘をついて神山をニコニコしてみた
神山も肘を付いて由紀枝のマネをしているとウエイトレスが
くすくす笑うので神山はそのままの格好で
「ビールを最初に下さい」
そう言うとウエイトレスは堪えきれずに大笑いをしてしまった
それを見ていた神山と由紀枝も一緒に笑ってしまい
「ごめんごめん 彼女が余りにも可愛いからマネをしてしまったよ
おじさんがするとやっぱり可笑しいね」
ウエイトレスがまだ笑っていて
「ふふふ ええ ふふ でも よかったです ふふふ」
「それで このステーキをコースでください」
ようやく笑いが収まったウエイトレスが
「はい 畏まりました 少々お待ちくださいませ」 
「悪いけど 何か単品のすぐできるおつまみはあるかしら」
ウエイトレスが考えているので
「そうしたら この牛肉の生を少し下さい それでニンニクとしょうがを
おろしたのもください 勿論別料金でお支払いしますよ」
ウエイトレスはお辞儀をして厨房に聞きに行って戻って
「出来ますのでお持ちいたします 2人前で宜しいですか」
「ええ 一つに纏めていいですよ」
ウエイトレスは厨房に行って神山の言った事を伝えていた
「もう わらわれちゃったじゃない でもあの子正直ね
多分 高卒で入ったばかりじゃないかしら」
「わかる?」
「ええ 大卒と違うわね まだあどけなかったでしょ」
「う~ん 由紀枝もあどけないから分らないよ」
「もう そんなに幼稚 私って」
「いや 表情が可愛いと言っているんだよ 中味じゃないよ」
「そう でもいいや こんなに素晴らしいとこに来たんだから」

そんな話をしていると由紀枝の携帯がなった
「はい 庄司です」
「こんにちわ 桜川です どう落ち着いた」
「ええ 何から何まで神山さんに甘えました それで今朝も役所の
転出入 免許証の書き換えを手伝って貰ったんです」
「えっ まだ一緒に居るの」
「ええ 今 山中湖でお昼ご飯でーす」
「へぇ~ 会社は大丈夫なのかしら」
「ええ 午前中に連絡無い時は今夜も泊まってくれると言っています」
「えっ 今夜も泊まるの、、、あなた羨ましいわね あ~あ いいな~」
「とても幸せです 優しいし、、、」
「わかったわ それで電話をしたのは貴方の入社のことに付いてなの
メモは出来る?」
「ええ 大丈夫ですよ 仰ってください」
「まず 5月21日は10時に入社式を行うわ だから挨拶があるから
30分位前に来てね それからそのあとに色々と入社に関する
手続きがあるの これが書類を一杯書く訳 大体3時間くらいかかるわ
勿論 簡単な作文があるわ このホテルでしたい事とか テーマは
自由よ 勿論 ホテルについての考え方とかね ほんと自由
その間にお昼があって その作文が終るとその日は終了よ
それで帰れるけど従業員の送迎バスが6時なの早く帰りたい時は
タクシーで帰るしかないわね」
「あの 私マイカーで行っても良いですか」
「えっ マイカー」
「ええ 神山さんに買ってもらったんです 可愛いのを」
「へぇ~ 良かったわね ええ大丈夫よ 社員の駐車場はお客様の
駐車場の反対側なの 最初は分らないから教えてあげるわね」
「ふぁ~ ありがとうございます」
「それで 最初の一ヶ月は色々な部署で働くわけ なので朝9時から
夜6時までの勤務 それで土日のお休みは
6月一杯までは半分 だから土日は6日位取れるわね 
貴方の場合は中途入社だから 結構自由にお休みが取れるわよ
それと貴方の面倒を見る人は人事の坂井 登志子さんが見ます
最初の一ヶ月を過ぎると愛さんの下で勤務する事になるわ」
「はい 分りました ありがとうございます そうするとお休みの
スケジュールはその人事の方と決めれば良い訳ですね」
「そうね 彼女も普段は内務だけど接客業務だから
彼女に合わせる事があるわね」
「はい 分りました メモをしました ありがとうございます」
「そんなところかしら 何かある?」
「ええ 今の所何も無いです 英会話のテストは無いですよね」
「ええ それは2週目か3週目にフロントの実習があるのでその時ね」
「はい 分りました それから神山さんと変りましょうか」
「ええ では替わって」
「神山です こんにちわ」
「もう いいですね若いと元気でしょう」
「いやいや 女性に年齢は関係有りませんよ しかし色々と
片付けましたよ ようやく落ち着きました」
「ご苦労様でした 車も買ったって言っていたわよ」
「うん 雨が降ったときなど考えるとマイカーの方が安心でしょ
バスを待つより それと普段の買い物にも便利だしね」
「それでどんな車なの」
「うん 日産のマーチって可愛い車さ 以前乗っていたそうだ」
「へぇ~ そうなの 喜んでいたわよ 優しいのね」
「まあまあ ところで休みは」
「明日だけどこれから母のとこに行って明日は昼頃戻るわ」
「そうか では今夜は無理だね」
「ええ また時間作ってね」
「うん また電話をします」
「彼女をお願いしますよ」
「了解です それと例の老人ホームの件 わかったら電話をするよ」
「ええ お願いします」
「では」
「は~い」

神山は由紀枝に携帯電話を返すと
「亜矢子さんが 由紀枝をお願いしますって そう言っていたよ優しいね」
「ええ 本当にお姉さんみたいに優しいわ」
神山と由紀枝が亜矢子と話している間に料理が運ばれて食事を始めた
最初のビールが無くなったので神山はワインを注文した
「どちらのワインが宜しいですか」
「うん このステーキに合うワインならどれでもいいよ
それと この高いステーキを単品で下さい お願いします」
ウエイトレスはニコニコして厨房へ戻った
神山と由紀枝は生の牛肉を食べると味が濃厚で美味しかった
最初に出てきたスープも味がしっかりしていて玉葱の甘さが充分出ていた
由紀枝は先ほどから笑顔のまま食べてワインも良く呑んだ
「そうだよ 由紀枝 帰りに酒屋に寄ってブランデーを買わなくてはね」
「ええ 私も忘れていたわ お願いします」
「やはりレミーかな」
「ええ でも私は高いのを買えないからお任せします
それに 今までも大きいボトルではなくてホテルで使うミニを
業者の人から安く分けて貰っていたの だから大きいボトルは憧れね」
「うん わかった 御殿場で情報を集めよう なにしろ東京でも
正規の五分の一とか十分の一の金額で販売されているよ」 
「へぇ~ そんなに安いんだ~ そういう意味ではいいね東京も
私ね 鎌倉の紫陽花を見たくて 昔からそう思っていたの
今年はどうかしら」
「大丈夫だよ 入社して最初か次のお休みに連れて行ってあげるよ
車で向いに行けば電車より全然早いしね いいよ ただしね
鎌倉は歩かないといけないから疲れるかもしれないな
本当は泊りがけが良いけど難しいもんね」
「でも 来年があるし ゆっくり見るんだったら」
「うん それに箱根登山電車だと沿線に紫陽花が咲いている時期には
それは見事で綺麗だよ」
「うん 知っているよ それも見たいな~ 
後は今の時期だと薔薇が綺麗でしょ
鎌倉の薔薇や箱根の薔薇も見たいな~」
「一杯あるね 予定を作って少しづつ見ていこうよ」
「ええ お願いします 私の車でも行ける所があったらいいね」
「うん そうだね あの車だったら折り畳み式の自転車も乗せる事が
出来るからここならかえってあの車のほうがいいね」 
「そうね 私 探しますね 色々と」
「うん 程ほどにね」
二人はよく話しよく食べステーキも美味しく食べて

最後にフルーツが出てきてそれも食べ終わると神山は受付で清算をした
由紀枝は神山の腕にしがみついて歩いていると遊覧船を見つけて
「ねえ 乗ろうよ」
神山は遊覧船乗り場まで車を走らせて乗船順番を待った
「久しぶりだね 遊覧船乗るのは」
「私は以前芦ノ湖で乗船したけど昔の話しね だから嬉しいわ」
神山は由紀枝が嬉しいと言ってくれると自身も嬉しくなってくる
船が戻ってきて乗船すると観覧席に出て風を受けながら
山中湖を一周した
船から降りた二人はアイスクリームを食べながら近くを散歩した
丁度芝生広場が有って寝転び遊んでいた
神山は由紀枝に 
「15分でいいから寝かせてくれる?」
「どうぞ 私は起きていますよ この間みたいに寝ないから」
神山は由紀枝に甘えて強い陽射しの中で昼寝をした
暫くして時計を見ると40分ほど寝てしまって由紀枝を見ると
こっくりと寝ていた 膝には読みかけた文庫本が置かれていた
神山はどうしようかと思ったが下からキスをして見ると
「ぎゃあ~ もう なに 何しているの」
「おいおい どうした」
「あっ ごめんなさい 寝ちゃった」
ペッコとお辞儀をしてテレ笑いをした
神山も由紀枝に
「ごめんな 鼻水が垂れていたからさ 起こしたよ」
由紀枝は慌てて鼻を触ったけれどなにも出ていないので
「もう 嘘ばっか もう 信じない」
顔が怒っていないので神山が笑ううと由紀枝も笑い出した
「由紀枝 そろそろ御殿場に戻ろうよ 今夜のご飯も考えよう」
「ねえ 夕飯は鉄板焼きにしない バルコニーで」
「うん そうすると キャンプ用品を買わないといけないな」
「でも 簡単な物で良いでしょ だってフライパンがあるし」
「う~ん フライパンだとね うん そうしよう
それに今夜ガーデンセットが来るしね よしではいくか」
神山と由紀枝は山中湖を後にして御殿場のデパートに行き
スポーツ用品売場でコールマンのコーナーでLPガスを使用し
鉄板焼きやバーベキューが出来るグリルを見つけた
神山は鉄板とグリル 予備のLPボンベそれと収納ケースを
現金で支払い箱や余分なものを売場に渡して収納ケースに入れて
お店を出た
「風が強い日は無理だけど 普通に使えるところが良いね」
「ええ そうしたら 材料を買いましょうよ」
二人は車で近くのスーパーで食材を買った
洋酒コーナーで正価の半額と出ていたので神山はブランデーの価格が
四分の一になっている高いレミーを選びその他にウイスキーは
バーボンとスッコチを各1本づつ現金で買った

部屋に戻ると神山はコールマンを組み立て着火テストをすると
「由紀枝 OK 火力が強いよ」
「ありがとう 良かったわ」
そう言い由紀枝は材料の下作りを進めた
神山は鉄板を洗ったり外の準備を進めていると家具屋が配達にきた
由紀枝も何回か会っているので配達員も愛想よくお辞儀をして
荷物を設置した
バルコニーのガーデンテーブルは組み立てが必要で部屋で行ってから
外に出して重石を置いて完了した
配達員が帰ると神山はガーデンテーブルや椅子を拭いたりして
「由紀枝~ 準備出来たよ~」
「ねえ 大きな声を出さなくても聞こえるわよ は~い」
由紀枝は材料をお皿に乗せてラップで覆って運んでくれた
「ねえ ビールでいい」
「うん でもコップはステンのコップにしようよ暗くて割ったら危ないし」
「そうね 了解です」
部屋の照明を最大限明るくしてバルコニーを照らした
神山はテーブルなどの配置の変更をして美味しく食べられようにした
食材が色々有ったがまずは野菜と大きいえびを焼き始めた
鉄板がすぐに熱くなってじゅうじゅうと焼けている音がしてきた
由紀枝が座ると神山はビールをコップに注ぎ乾杯をした
えびの体が曲がって来たので取り皿に盛り一口食べると焼けていた
「由紀枝 大丈夫だよ 美味しいよ」
由紀枝もえびを取ってたれに付けて食べると
「ふぁ~ 美味しい やったね」
由紀枝はもう天下を取った笑顔で神山に答えていた
神山は順番に焼いていったが どうしても食べるのがワンテンポ遅れて
由紀枝がさきに食べるようになった
でも神山は由紀枝が美味しいと言ってくれるだけで幸せだった
「由紀枝 そろそろビールじゃなくて ワインかバーボンにするか」 
「ええ 私はワインがいいな」
「うん 悪いけど このコップでいこうよ」
そう言い暗くて割れた時を考えてステンのコップにした
由紀枝は洗ってコップにアイスを入れてワインを入れてきてくれた
「おお さすが これならジュース感覚で呑めるね ありがとう」
外で焼きながら食べると美味しいのかどんどんと食材が少なくなった
神山が由紀枝に
「ねえ もうなくなるけど お終いかな」
「大丈夫ですよ まだ冷蔵庫に隠してあります 持ってくるわね」

由紀枝は冷蔵庫から食材を持ってきて神山に渡した
豚肉のロースを焼くといい匂いがしてきたので由紀枝に聞くと
「もう下味が付いているの だからその匂いでしょ いい匂いね」
ナイフを使わないように一口大になっている肉を食べると美味しかった
「由紀枝 これいけるよ 美味しいよ」
由紀枝はニコニコして
「良かったわ 喜んで貰って嬉しいわ」
神山はワインの御代りをすると自分のコップも一緒に持ち
二人分を持って来た
最後にご飯を焼く時に細かく切った野菜を炒めてその野菜と
炊き立てのご飯と混ぜて塩コショウで味を調えて小皿に盛ると
「はい ご飯よ どうぞ」
神山は残った野菜を聞くと由紀枝は冷凍保存をしておいて使うときには
電子レンジで温めれば色々にアレンジできると言った
「なるほど すごいね やっぱりおじさん?」 
「ううん 昔覚えた必殺技よ ふふふ」
「そうか でも勉強になったよ ありがとう」
「いいえ 煮物も少し作るより3,4回分を一回で作ると野菜の無駄や
調味料の無駄が無いでしょ だから纏めて作って冷凍保存ね」
「なるほど ますます勉強ですね ありがとう」
食べ終わって暫く外で過ごすとのんびりしたくなるので
由紀枝が
「さあ片付けましょうか」
神山は食器類を部屋に運び洗うのを手伝った
洗う食器が少なかったので今度は鉄板や汁受けプレートを洗った

由紀枝は外のテーブルを拭いて綺麗にした
「ねえ このテーブル台風の時に部屋に入れるんでしょ
どうやって入れるの 教えて」
神山は外に行き テーブルを横に倒して転がして足を最初に入れて
と親切に教えると
「わかった 転がしていいのね このままだと入らないから
どうするのか分らなかったの ありがとうございます」
「うん しょうがないよ 転がして傷が付いても」
部屋でゆっくりすると由紀枝が
「ねえ お風呂に入りたいなー」
「うん 入ろうか」
由紀枝は浴室の準備をして脱衣所の洗濯機に今日きた物を入れて
「貴方の洗濯物はここに置いていいでしょ」
「うん 構わないよ」
「そうしたら置けるのは Tシャツと靴下 それと悩ましいショーツね」
「うん 今日の分だね ありがとう」
由紀枝は確認をして洗濯機を回した
神山が部屋着を脱ぐと裸になって由紀枝も
「ほんと ノーパンていいわ すうすうして ふふふ」
由紀枝ははだかでおっぱいを神山に押し付けてシャワーを浴びた
湯船にボディーソープを入れてジャグジーを入れた途端に泡が出来て
すぐに泡風呂になった
「由紀枝 今夜はご馳走様でした 美味しかったよ」
「ほんと 嬉しいわ」
「特に 豚のロースはいい味だったね もう一度食べたいね」
「ええ その時に準備しますね」
神山はなるべく明日帰る事実を話さないよう気を付けていた
自身も辛く由紀枝はそれ以上に辛いと思った
昼に亜矢子が宜しくお願いしますとはその事も含んでいると思った
「ねえ 自動車は20日でしょ来るの その時に来てくれる?」
神山は不意と突かれて
「うん 来るよ 時間を調べてくれるかな?」
「いいわよ うれしいな~ でもね明日から大変なのよ 英語の勉強を
しなければ 2週目か3週目にフロントの実地訓練があるの
だから 明日からは英語の猛勉強よ」
「でも あれだけ出来れば大丈夫ですよ ほんと」
「でも 簡単だったでしょ フロントはそうわいかないもん」
「そうだね でも由紀枝だったら あれだけの基礎が出来ているから
勉強すればすぐに取り戻せるさ」
「そうだと良いけど それだけ不安よ」
暫くそんな話をしてい神山は少しは救われたが ベッドにも行きたくて
「由紀枝 でようよ」
「ええ でましょう」

由紀枝はシャワーを自分の手で温度を確認して神山に掛けて流した
神山が出た後しゃがんで秘所を丁寧に洗ってシャワーで流してでた
バスタオルで簡単に拭いてバスローブを羽織った
神山はソファーに腰掛けてブランデーを呑み始めた
「由紀枝 忘れなかったらブランデーグラスを買ってくるよ」
「ふぁ~ ほんと 楽しみにしていますね 嬉しいわ」
由紀枝も神山を真似てウイスキーグラスにアイスを
入れてブランデーを呑んだ
「ふぁ~ こうすると美味しいわね 癖になりそう」
ソファーで二人は楽しく話していたが管理人から電話が有って
荷物が届いているので受け取りに来て欲しいと言われた

神山は由紀枝に話し着替えをして伝票の控えを借りて管理人室に行った
ワインが届いていて
「昼間何度か行ったが不在でして すみませんね遅くに」
「そうしたら これから荷物があったときにはドアにメモを
挟んでくれると 帰って来た時に伺いますよ」
「そうか いい考えだ これからそうします すみませんね 
それから 新聞屋からも頼まれて今朝の分から来ているので
一応持って行ってくださいよ お願いします
それで 取られるようでしたら ここまで電話をしてください」
管理人は新聞配達営業所の電話番号をくれた
神山はお礼を言ってワインを担いで由紀枝の部屋に戻った
「由紀枝 ワインだよ 昨日朝注文した分」
神山は管理人に言ってきた事を伝えると
「へぇ~ 面白いおじさんね 当たり前なのに 気をつけよう」
「うん ちょとね 何回も部屋に来るって可笑しいよね」
「そうしたら 自動ドアでドアフォンが鳴らないで直接だったら
管理人かここの住民ね」
「そうだね だから返事をしないでモニターを見て管理人だったら
そのままにしておけば良いよ まあもう一度同じ事があったら
不動産屋にクレームを言うけどね」
「はい 分りました 気を付けるね それとなに 新聞一杯もって」
「うん 新聞屋に頼まれているんだってさ 勧誘でしょ」
神山はガウンに着替えてソファーに座って新聞を眺めていると
宝くじ情報の欄をみつけ

「ねえ 由紀枝 先日買った宝くじ持っている?」
「ええ どうして」
「当選番号が出ている 多分この分だと思うな~」
神山も席を立ってバッグから宝くじをだし調べると確かにこの回だった
由紀枝も神山の隣りに座って番号を確認した
【1等 27組135692 72組196537
33組154997 3本 1億円
1等の前後賞 同組同番号下一桁違 5千万円 6本】
神山と由紀枝は疑ってもう一度宝くじを見直した
「ぎゃあ~ 当った~ 凄い 神山さんは」
「わぁ~お 大当たりだ ダブルだね 凄いね」
「ふぁ~これでお母さんに少し楽して貰える 良かった~」
由紀枝はもう神山のところで泣きじゃくった
「良かったね ねえ」
よほど嬉しかったのか神山のお腹のあたりで泣いているので
おちんちんに熱い息が伝わってきて大きくなって行くのが分った
由紀枝もその変化に気が付いて
「もう 私が泣いているのに 大きくして 不謹慎でしょ ば~か」
「おいおい 由紀枝のその熱い息が刺激をしたんだよ でもごめんね」
「でも良いわ ゆるす 今回だけよ 私の息が刺激したんだったら
私が悪いんだから でも次は通用しませんからね」
神山は何ともガウンから肉棒がにょろと天を向いた格好だった
由紀枝は横から平手打ちをして
「もう 一人だけ大きくして 私は泣いているのに もう ほんと」
「わぁ~ 痛いよ もう わかったから ごめんなさい」
そう言い神山は由紀枝の背中を撫でてキスをすると
「でもね 嬉しかったのよ ほんと ありがとうございます」
由紀枝はまた泣き出し顔を下に向けた時に肉棒が邪魔をして鼻に当り
「もう この邪魔のもちんこ 痛いでしょ鼻が」
由紀枝は嬉しくてしょうがなく泣いていた
神山は換金日を確認すると5月25日月曜日からとなっていた
由紀枝を優しく動かすと笑って神山を見てキスをしてきた
「さあ 神山さん 今夜も頑張ろうね 寝かさないから覚悟して
こんなに大きくしてさ いいわね」
神山は立ち上がると天狗のようだったので由紀枝が笑っているので
ガウンで無理やり隠すと余計におかしな格好になり由紀枝は
「もう やめて わかったから そのまま早くベッドにいて」
由紀枝は笑いが止まらなくなっていた
神山は宝くじをバッグに仕舞うとベッドに横になり由紀枝を待った
横になってもなかなか来ないのでどうした物かと思っていると
リビングの照明が落とされて寝室の照明も薄暗くなった
由紀枝が現れるとあのキャミソールとショーツを着て神山に
「どう 似合うでしょ ふふふ」
「わぁ~ 凄い全部見えるんだ おけけも乳首も 早くおいで」
「いくわよ かくごしなさい」







.

2013年8月6日火曜日

ゆり 5 - 38 Vol. 2



神山は有料道路に入るとどんどんとスピードをあげてすぐに小田原に着き
国道を北上し大井松田ICから東名で御殿場ICで下りた
由紀枝の部屋に戻ると18時45分で家具屋が丁度帰るときだった
家具屋の配達員が丁寧にお辞儀をして帰っていった
先ほどのテーブルや椅子のゴミも一緒に持っていってくれた
「お帰りなさい 早かったのね」
「うん 空いていたし はいこれお土産だよ」
「何かしら 開けていい?」
「うん」
由紀枝はデパートの包装紙や箱を開けると
「ふぁ~ 素敵なガウンね 軽いし綺麗な光沢だわ」
「うん ペアで買ってきた シルク100%と言っていたよ」
「へぇ~ 高いでしょ そんな でも夜寛ぐ時に良いわね 早速使えるわね」
由紀枝はもう一つの箱を開けると
「わぁ~ 素敵よ すごい これ着るの私が わぁ~セクシーよこれ
だけど すべてみえみえでHね」
「うん 似合うと思ったのさ 輸入品だよ」
由紀枝もう一つの箱を開けるとキャミソールとショーツのセットを広げ
「ぎゃあ~ もう すごい これも着るんでしょ ふぁ~すごいHね」
「うん Hが好きだから ははは いいだろう」
「ありがとうございます 欲しかったけど相手がいなかったし
でも 昼下がりにこのネグリジェを着てバルコニーでワインが最高ね
映画で有ったでしょ ふふふ」
神山はお揃いの部屋着に着替えソファーに座ってビールを呑んだ
「あれっ ここのチェストは?」
「ええ 家具屋さんが運んでくれたわ ごめんなさい」
「うん よかったね わかったよ 由紀枝を見ていると手伝いたくなるさ
このままで良いですと言ってもね そんな力を持っているよ」
「ごめんなさい 私断ったんだけど でもね聞いて 寝室のガラスを
開けて お布団は綺麗に直してあったの よかったわ」
「そうだね でも良かったよ ありがとう 由紀枝もここに来て呑もうよ」
「でも もうすぐ出来ますよしゃぶしゃぶが そうだお野菜を乗せる
お皿をとってください それからポン酢たれを入れる小鉢もお願いします」
神山は由紀枝に言われた食器を棚から出して
「これで いいかな」
「ええ ありがとう~」
由紀枝がテーブルに野菜のお皿やお肉を乗せたお皿を用意すると
神山はテーブルコンロに火をつけてお鍋を置き
冷蔵庫からビールを出して二人のグラスに注いだ
由紀枝を席に座らせて
「では 新居 初めてのお食事に乾杯」
「かんぱ~い あなたごめんなさい これしか出来なくて」
「何を言っているんだよ 僕には充分だよ こちらこそ感謝をしていますよ」
二人はお惣菜をつまみにビールを呑んでいると鍋の中がぐつぐつ煮立って
きたので神山は火力を調整して
「さあ しゃぶしゃぶだよ 由紀枝」
由紀枝も神山も久しぶりに家庭の味を味わった
神山はワイングラスを出して冷蔵庫のワインを注ぎグラスを合わせた
由紀枝は終始ニコニコしていて嬉しそうだった
神山も由紀枝の顔を見ているだけで幸せだった

知らない間にお肉が無くなり神山が由紀枝に
「お肉 もう無いけどそんなに食べたかな 由紀枝」
「ふふふ 大丈夫ですよ ご安心下さい 冷蔵庫にまだ隠してあるの」
そう言い残りの半分を冷蔵庫からだして
「ほら 時間が経つと美味しく無くなるでしょ だから冷やしたの」
神山は感心をして
「どこで覚えたの」
「ええ 時々おじさんに教えてもらったわ」
「そうか だから野菜も綺麗に切れているんだ 納得」
「さあ 早く頂きましょ」
二人はワインを呑みながらお肉を味わっていた
野菜や牛肉を食べると今度はきしめんを食べることになった
椀に塩コショウを入れ万能ネギを入れてしゃぶしゃぶの
スープを入れて完成だが スープが少なくなったのでお湯を注ぎ足し
沸騰すると つけたれは完成 きしめんを湯の中に入れて
少し茹でると由紀枝が
「そろそろ大丈夫よ 食べましょう」
二人はつるつるするきしめんをすくってタレで食べた
「由紀枝 いけるね 美味しいよ」
「ふぁ~ お家でも出来るのね 美味しい~」
由紀枝はニコニコして食べた 上手に出来た事がよほど嬉しかった
食べ終わると後片付けを神山も手伝っていたが時々部屋着の上から
おっぱいを触ったりちょっかいを出していた
その都度由紀枝は注意するが顔が怒っていないので又悪戯された
「はい ありがとうございます 片付きました
お茶を用意するからソファーに座っていて」

神山はガラスが少し曇ったのでガラス戸を開けると気持ちの良い
風が部屋に入ってきた 神山は由紀枝を呼んで
「ほら 見てごらん 星があんなに綺麗だ 東京では見られないよ」
由紀枝がお茶をテーブルに置いて神山の脇にきて寄り添った
「素敵な夜だわ お星様も歓迎してくれているみたい」
「キスをしなさいって 言っているよ」
神山と由紀枝は熱いキスをした
テーブルに戻ると由紀枝が
「テラスにテーブルと椅子があると良いわね
ほらうちのホテルに有ったあんな感じ」
「そうだね 椅子が無いと日光浴も出来ないな 読書も 明日にでも探そう」   
「どうせ雨風に当るんだから そんなに高くなくても良いでしょ」
「うん 台風を考えると 由紀枝が一人でも仕舞える重さにしよう
風対策で重石も買っておこう」
「そうね うちは良いけど下の部屋に迷惑がかからないようにね」
由紀枝はテレビをつけたが映らないので
「ねえ 壊れている もう いやよ」
神山が見てみるとモニターのスイッチが入っていなかった
突然大きな画面にNHKのニュースが流れた
「由紀枝ちゃん ここのスイッチを忘れないようにね」
「もう 驚いたわ でも大きいとアナウンサーの顔も大きいわ」
そう言い由紀枝は画面の顔と自分の顔を比べた
「ねっ 私より大きいわ 凄い」
神山は空気を入れ替えたのでガラス戸を閉めてカーテンを引いた
今度は神山が男性アナウンサーの前に行くと由紀枝が
きゃあきゃあと笑って
「ねえ やめてお願いだから なんか変よ 女の人が小さくて もう」
「そんなに変かな」
そう言って横を向いて 女性アナウンサーにキスをすると
「ば~か 何しているのよ 変態 こっちに着てよ もう」

神山は由紀枝の隣に座ると由紀枝が
「あんな女の何処がいいの もう 私のほうが全然綺麗よ もう」
「ごめんごめん ほらなんて言うか ねっ」 
「もう しないで あんな人好きなんて信じられない」
「違うって ほら笑ってくれると思ったんだよ 嫌いだよ」
「ほんと ねえ」
「本当だよ 嘘言ったってそのうちに分るでしょ」
「そうね だったらキスをして 愛のこもったキスよ」
神山は由紀枝を抱きしめてキスをした
ソファーに倒れると部屋着の下から乳房が神山の胸を押していた
由紀枝は
「分ったわ ねえ 苦しい わぁ~たすけてくれ~」
二人は笑って神山は由紀枝を起こしてあげた
「そうだ 明日 市役所にいこう」
「えっ だって結婚しないんでしょ、、、」
「ははは 違うよ もう 転出転入の手続きさ」
「なんだ そうよね でも明日じゃないといけないのかな」
「どうして?」
「うん だって、、、でもいか どうせ一緒にいられるもん」
「うん そうか だったらここからだと山中湖が近いから行こうか」

由紀枝は明るい顔に戻って 
「ほんと いこうよ」
「うん 待てよ 納車が20日だとすると免許証も書き換えたほうが
いいね 色々と煩いからね」
「あっ そうか 免許証もあるんだ なんだ 折角と思ったのに」
「でもね 僕が運転するんだからいいじゃん 海を見ていれば
明日早く出て 伊東の市役所で転出 御殿場に戻って転入 そこで
住民票を取って 沼津の東部運転免許センターでしょ
大丈夫だよ 午前中に終るよ」
「朝早いって何時?」
「うん 7時半に出れば伊東が8時半で役所が開く時間だよ」
「そうね それで戻って10時で免許が10時半か~、、、
早く出て済ませたほうがいいわね 分ったわそうしましょう」
「そうだよ それから山中湖行ったって大丈夫だよ ねっ」
「うん そうする ふぁ~大変だ~」
「そうしたら 早く寝ようよ 風呂に入って」

神山が誘うと由紀枝は浴槽に湯を張って準備をした
洗濯物を脱衣所に干し直して
「いいわよ~ きて」
神山が脱衣所で部屋着を脱ぐと由紀枝も一緒に脱いで
「入りましょ」
プルンプルンのおっぱいを神山に擦り付けて笑った
神山もお返しにおちんちんをお尻にあてがって笑った
湯船に入ると神山はボディーソープを入れてジャグジーを使った
段々としゃぼんの泡が出来て由紀枝は口に入って
「ぎゃあ~ もう 入れすぎよ もう 口に入っちゃった」
神山が蛇口でお湯を手ですくって由紀枝の口に持っていった
由紀枝はそのお湯で口をゆすいだ
「はぁ~ 驚いたわ 急に泡が口の中に入ってくるんだもん」
「でもこれで体が綺麗になるから良いよね」
「でもごしごし洗いたいな~ ねえ洗ってあげる せ・な・か」
神山は出て由紀枝に背中を流してもらった 気持ちが良かった
今度は神山が由紀枝の背中やわき腹を優しく洗うと笑い出して
「ねえ くすぐったいの 真面目に洗って うっ だめったら」
由紀枝はくすくすと笑いが止らなくなって体をよじって逃げていた
それでも綺麗になると今度は由紀枝が
「頭を洗いましょう」
そう言って神山の頭にシャンプーを付けてゴシゴシと洗ってくれた
目の前に由紀枝の黒々としたヘアーが見えるので触ると
「もう 駄目よ 洗えなくなるわよ ほら駄目」
神山はこれ以上怒らすと自分で洗う事になるのでここで辞めた
「ねえ 痒い所ない」
神山は無いと答えるとシャワーを掛けた
「わぁ~お つめたい」
「ごめんなさい またお湯を忘れたよ~」
「でも気持ち良かったよ」
由紀枝はお湯の温度を調整して神山の頭に掛けてシャンプーを流した
今度は神山が由紀枝の髪を洗う番になってそのままだと髪の毛が
床につくので浴槽の縁に座らせて神山は立った上体で洗うと
由紀枝の額におちんちんがぶつかってその都度由紀枝が手で払っていた
「神山さん 楽しんでいるでしょ おちんちんぶつけて もう」
垂れている髪を纏めて洗っていると首をあげておちんちんを咥え込んで
動かないようにした
「この位洗えばいいのかな?」
由紀枝は咥えたまま頷くのでお湯を出してシャンプーを洗い流した
リンスを付けるときに
「リンスはコツがあるから私がするわ」
そう言い 自分で付けてよく髪の毛に馴染ませてからお湯で流した
神山は由紀枝の黒々としたところが目に入って触ると
「もう 駄目って言ったでしょ ほんとに」
神山は自分もリンスを付けて馴染ませると洗い流した
二人は又 泡風呂に入ってジャグジーを楽しんだ

浴室から出ると由紀枝は良く拭いてバスローブを羽織った
神山の体を良く拭いてバスローブを着せ
「ねえ ワイン呑むでしょ」
「うん 呑もう」
神山と由紀枝はソファーで寛ぎTVを見ていたが由紀枝は髪の毛が
乾くと神山が買ってきたネグリジェに着替えた
「わぁ~お 凄い似合っているよ ほんと」
由紀枝はカーテンを開けてガラスに映る自分の姿を見ていた
「そうか 明日時間があったら姿見をかおうね」
由紀枝は妖艶な仕草で神山にせまりキスをした 
「どう これって結構いいわね 素敵」
レースで作られていて胸元が大きく開き前身頃の膝上からスリットが
入っているセクシーなネグリジェだった
「神山さん どう」
「いいよ 素敵だし元気になるよ 又別の由紀枝を見ているようだよ」
由紀枝が神山にシルクのガウンを渡し着替えさせ 脱衣所に干してあった
洗濯物を全部浴室に入れて自動乾燥のスイッチを入れた
「ねえ この自動乾燥って 時間設定するの?」 
「しなくて平気だよ センサーが湿度を監視しているから」
「そうなんだ 分りました また勉強」
神山は由紀枝の素直な所がたまらなく好きになった
「こっちにおいで 一緒に呑もう」
由紀枝は照明のダイヤルを回して部屋を薄暗くした
「頂きます」
そう言い 由紀枝はワインを神山から貰って呑んだ
「明日 酒屋でスコッチとかバーボンとかブランデーを買おう」
「ええ そうね 寝る前にはその方がいいわ私はブランデーがすきよ
あそこに居た時も良く呑んでいたわよ 誤解しないでね 
小さなグラスに入れてよく読書をする時に舐める程度でよ」
「分りました あす買って あの食器棚に飾ろう」
神山は我慢が出来なくなって由紀枝の乳房を触ると
レース腰に乳首が硬くなっているのがわかった
グラスをテーブルに置くと神山は由紀枝を抱きしめてキスをした
由紀枝も答えて舌先を神山の口の中に入れてきて絡ませた
神山はだんだんと由紀枝を自分の膝に寝かせるようにすると
空いた手で由紀枝の秘所をまさぐった
由紀枝は唇を離すと
「向こうにいきましょう」
神山の手をとってベッドに入った
「ねえ このままきて」
神山はガウンを脱ぎ由紀枝をそのままの格好で肉棒を膣に挿入した
由紀枝自身もこのネグリジェで興奮しているのか秘所は体液が
溢れ出ていて神山がピストン運動をするとぴちゃぴちゃと音がした
大きく開いた襟元から乳房が苦しそうに覗いているので
ネグリジェを上から脱がせると由紀枝は思い切り神山に抱きついて
「愛しています ほんとうよこんな気持ちになったの」
「ありがとう ぼくも愛しているよ」
神山は由紀枝の両足を上げて腰を動かすと由紀枝は喘ぎが強くなり
「う~ん う~ん うっ~ いいわ~」
今度は 自分のピローを由紀枝の腰に当てがい腰を高くすると
「あっ きて いきそうよ ねえ はじめて」
「由紀枝 すごいよ あたってるよ きもちいい」
「わたしも あたってる~ きて いきそうよ ねえ」
由紀枝の膣がきゅんと狭まったので神山の亀頭に一気に充血し
「わぁ~ おおきい だめ~ いく~ あっ あっ」
由紀枝はがくがくと体を震わせて昇天してしまった
神山もスペルマを膣の中に発射すると肉棒を奥までつついた
「きている ああ~ あついのがきているよ」
神山は由紀枝の上になってぐったりすると暫くして由紀枝は
するりと抜けてティッシュで自分の秘所と神山の肉棒を拭いた
こんどは神山の肉棒を咥え手で付け根からぎゅっと掴み先端まで
移動させると尿管に残っていたスペルマを飲み込んだ
裸の二人はそのまま抱きあって寝てしまった

5月18日 月曜日 快晴
朝6時30分二人は仲良く目覚ましで目が覚めた
「おはよ~う」
「あ~あ よく寝たな」
「ほんと 久しぶりよ あら大きくなっている」
「男の場合は朝立ちと言って おしっこが溜まっているからおおきいの」
由紀枝はまじまじと見て
「ねえ ここが気持ちいいんでしょ それとここも」
由紀枝は鈴口や裏側の筋を触ってみた
「ふぁ~なんか出てきた 何時もと同じべとべとしているわ
でも時間が無いから あとでね さあシャワーを浴びましょうよ」
由紀枝は神山を引きお越し 浴室へ行ってシャワーを浴びた
神山もすっきりしてバスローブを羽織ってソファーに座ると
由紀枝は電子レンジでパックのご飯を温めおにぎりを作ってくれた
「ねえ 簡単だけどおにぎりを作ったわ 食べましょう」
「おお ありがたい」
そう言い神山と由紀枝はダイニングテーブルでおにぎりを食べた
本当に簡単な朝食だが由紀枝に感謝した
目玉焼きも美味しいしおにぎりも美味しかった
神山は浴室から洗濯物を出すとベッドでたたみ始めた
由紀枝のブラジャーとショーツのたたみかたが分らないので
「ねえ~由紀枝 これどうやってたたむの」
「なぁ~に」
「ほら 由紀枝のブラだよ」
由紀枝は台所からきて
「ブラはこうやってたたむの ショーツは丸めてなければいいわ
でも恥ずかしいな」
神山は由紀枝の秘所をポンと触って
「ここを何回も舐めているのに?」
「それと違うでしょ やっぱりさ でもありがとう 嬉しいわ」
由紀枝はたたんでもらった洗濯物を引き出しチェストに仕舞った
神山は出かける準備が出来ると由紀枝も初夏らしいワンピースを着た
脱衣所にある鏡の前でお化粧をするとまた違った由紀枝を発見した

7時半には少し早かったが部屋を出て伊東にある市役所本庁に向った
丁度朝の渋滞で神山は早く出てよかったと思った
それでも御殿場ICまでの距離だったので大したロスにはならなかった
いつもの大井松田IC 厚木小田原道路を使って伊東に着くと
役所が丁度開いた時だった
由紀枝が市民課に行って転出手続きを終ると神山は
「ご苦労様でした では御殿場市民になりましょうね」
「はい ありがとうございます お願いします」
そう言い高速を飛ばして御殿場へ戻った
御殿場市役所は何時も通るところなので迷わずに行けた
由紀枝はここでも市民課にいって転入手続きをした
一緒に住民票を貰って東名沼津ICに近い東部運転免許センターへ向った
ここからだと15分あれば着く距離だった
免許センターに着くと傍に書類に貼る顔写真を撮影した
中に入ると免許更新などの手続きで訪れている人が多かった
由紀枝は受付で必要な書類を提出して順番を待った
免許証の裏に新しい住所を記入されて由紀枝に戻ってきた
神山は時計をみるとまだ10時30分だったので由紀枝に
「これから御殿場の家具屋に行って姿見を買おうよ」
「ええ 早いわね もっとも裏書をされるだけだから」
二人は駐車場に戻ると何人かの車ファンが神山のZを見ていた

神山が
「失礼 乗ります」
そう言いファンを避けて乗車した
由紀枝も乗ると神山はゆっくりと免許センターを出て
東名を使って御殿場の家具専門店についた
店内でお世話になった店員と会って話をすると
「大きなのと普通のと2タイプあります」
そう言って神山と由紀枝を案内して見せてくれた
どちらも高さは20cm位の違いだったが大きいほうは幅が広くて
使いやすそうだった 神山は由紀枝に尋ねないで大きいほうを買った
それとチェストの上に置く化粧用の鏡も一緒に買った
姿見が25万円で化粧鏡が10万円した
神山は今夜の配達をお願いしてAEXのカードで清算をした
「由紀枝 食器自動洗い機は要らないかい」
「ええ あったら便利ね どうかしら」
「ここはもう無いかな」
「ええ 鏡が有れば充分よ」
由紀枝はそう言ったが 思い出して
「ねえ バルコニーのテーブルはどうするの」
「おお 忘れていたよ ごめんごめん」
神山は先ほどの店員に話をするとイタリア製しかないと言われ
みてみると20万円と高かったが丁度いい大きさだったので
重石と一緒にAEXのカードで清算し今夜の配達を頼んだ

神山と由紀枝は家具屋を出て家電量販店に行ってみたが由紀枝は
「二人でもそんなにこれを使わないし勿体無いわ 神山さんいらないわ
だって そんなに使わないし自分で洗ったほうが綺麗でしょ ねっ」
「うん わかったよ そうだね自分で洗ったほうが満足するよね」
「ねえ 神山さん アイロンを忘れていたわ いい買って」
「おお 大事な道具を忘れて でも今まではどうしていたの」
「だって お買い物だって普段着でしょ 洗いっぱなしを着ていたわ
でも 神山さんのシャツや多少アイロンを掛けないといけないものが
出てくると思うの だから」
「そうだね アイロン台も必要だね このフロアにあるのかな」
由紀枝が探し出してアイロン台と一緒に買った
神山が現金で2万円を支払った

二人は御殿場駅前のデパートに行って神山の着替えなどを買った
下着売場に来ると由紀枝が靴下と高級コットンで作られた薄い
部屋着を見つけて神山に
「これからの季節にいいわよ これ涼しそうで」
「うん 軽いし涼しそうだね これってペアで着れるよきっと」
「そうね 私も着られるわ これにしましょうよ」
神山は店員に言って大きさをみて貰い2着を現金で支払った
二人は紳士靴売場で今履いている靴と同じ靴があり それと普段履ける
スポーツシューズを現金で買った
由紀枝はシャツを探し神山に
「この間着ていた シャツはこれでしょ」
神山が調べると同じ物だった
「うん これだよ」
「そうしたら 2枚位買っておきましょうよ それに今着ているTシャツも」
神山は由紀枝に言われて現金で清算をした
「さあ もう無いよね」
「ええ ショーツが無くなったら私のを穿けばいいし 無いわね
そうそう 髭剃りはどうするの?」
「うん ホテルので充分さ ほら触ってごらん もともと濃くないから
ホテルの髭剃りで間に合うのさ だからいらないよ」
由紀枝は
「ふふふ それだったら私の腋毛を剃るのでも大丈夫ね ふふふ」
「わぁ~ 腋毛と一緒か~ まいった」
二人は笑って
「じゃあ 部屋に戻ろうか しかし便利だね由紀枝の部屋は」
「ええ 車があると便利 すぐ近くにこんなにお店が一杯在るから嬉しいわ」
神山と由紀枝は荷物を持ち駐車場から車を出して由紀枝の部屋に向った







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2013年8月1日木曜日

ゆり 5 - 38 Vol. 1



5月17日 日曜日 晴れ
目覚ましを6時にセットし神山と由紀枝が起きた
昨夜は早めに寝ようとしたが結局2回交わった
由紀枝は起きるとすぐに神山にキスをして戯れたかった
「由紀枝 我慢してね 今朝は時間が欲しい ごめんね」
そう言って由紀枝を宥めた
そのかわり露天風呂で由紀枝を抱きしめて愛撫をした
クリトリスを触るとお湯が波を打つくらい激しく体を動かして昇天した
「あ~ さっぱりした でもおちんちんが欲しかったな ふふふ」
にこやかだがどこか艶っぽい顔で言われると神山は辛かった
露天風呂からあがると由紀枝はおちんちんに軽くキスをして
「今夜まで我慢してね」
そう言い神山の体を拭いてくれた 神山もそのバスタオルで由紀枝の
体を隅々まで拭くと由紀枝はキスをした
神山が出かける格好で食事に行く事を伝えると昨夜洗濯した靴下や
赤いTバックショーツをハンガーから取って神山に渡した
二人は食事から戻ったらすぐに出られるよう仕度をした
「さあ由紀枝 少し早いけどお食事処にいこうよ」
「ええ そうね 行きましょうか」
お食事処に着くと少し早かったが席を案内してくれて
すぐに料理が運ばれてきた
神山はさすがにビールを控えて由紀枝と一緒に食べた
「では 頂きます」
「いただきま~す」
料理はどれも美味しくて朝から豚ロース肉のしょうが焼きや
車えびや干物など海産物を焼いたものが多くて二人ともご飯をお代わりした
綺麗に食べ終わると神山は受付で伝票にサインをして部屋に戻った
二人はもう一度部屋から海を眺めて熱いキスをして部屋を出た
フロントでワインの配送をお願いして由紀枝に聞くと
「うん 欲しいわ 美味しいし」
神山は届け先を由紀枝のマンション 上原 次長室と3箇所に送った
各6本づつで送料は1200円掛かった 合計で39600円を払い
伝票の控えを各自受け取った
神山と由紀枝は玄関で若女将を始めスタッフに見送られた

フェアレディーZに乗ると熱海のレンタカー営業所に向った
朝が早いので車はまだ込んでいないのですぐに着いた
神山がダンボールを積んでも充分スペースが余るバンを選び
「ねえ これ運転できる?」
「ええ 大丈夫ですよ ご安心下さい でも何処まで?」
「うん Zをホテルの駐車場に持っていくからそこまでだよ
その後は僕が運転するよ」
由紀枝が頷きZから荷物をバンに移し運転席に座った
神山のZが先導してホテルに着くとホテルの地下駐車場において
駐車手続きを行った
バンに戻って席を替わると
「さあ 赤沢まで行くよ」
由紀枝は右側に見える海が御殿場へ行くと毎日見る事が出来ないので
目に焼き付けていた
神山は国道を飛ばして赤沢ホテルの女子寮に着いた
「ねえ 由紀枝 そこの玄関で記念写真を撮影するよ」
そう言いデジカメで由紀枝を撮影していると寮にいる仲間が気がついて
皆を入れた集合写真も撮った
「ねえ 神山さんあそこの海をバックに撮影してくれますか」
神山は言われた海を見るとそこは由紀枝の部屋から見える処だったので 
由紀枝の入っている写真と海だけの写真を撮影した
早速デジカメのモニターで確認をすると綺麗に写っていたので
「ふぁ~きれい ありがとうございます」
二人は由紀枝の部屋からダンボールを運んでバンに積み込んだ

終ると由紀枝が
「ねえ ホテルに挨拶に行きませんか」
「えっ僕も行っていいのかな」
「ええ だって運転手さんでしょ」
由紀枝はニコニコして仲間に手を振って別れホテルの従業員入り口から
入り皆に引越しの挨拶をした
総支配人の山本に会う為に部屋を訪れ引越しの挨拶をすると
「今まで ありがとうございます これからも頑張ってください
それから 新しい住所が分ればフロントで記入をしてくださいね
退職に関係する書類を送りますから 桜川さんに負けないようにね」
「はい ありがとうございます 頑張ります」
由紀枝は流れる涙を押さえることが出来ずにそのまま部屋を出て
フロントで新しい住所を便箋に書いた
昨日の友人は理由を知っているのでなにも言えず
「由紀枝さあ どこか遠い所に行くんじゃないから めそめそすんなよ」
「もう 分っているけど 出てくるの 煩いわねもう これ新しい住所と
電話番号よ 何かあったら連絡ちょうだい」
「携帯は」
「うん そのまま」
「うん神山さんに甘えなさいよ 一杯 でもいいわね~ さあ行きなさいよ」
「うん 時間が出来たら宿泊に来るわ お客さんで その時 宜しくね」
「うん 凄く美味しい納豆を探しておくよ」
「うん じゃあ おじさんとこいってくる」
「うん ばいばい」
「うん ばいばい」
由紀枝は厨房の裏口から入っておじの大竹に挨拶に行った
大竹はまた何かあったら連絡をしなさいと優しく言って送り出してくれた
由紀枝は挨拶を終えたので従業員出入り口に向うとフロントから友人が
「由紀枝~ 今日だけはここから出たら ねえみんな」
お客が居ない事もあり由紀枝をホテルの玄関から出してくれた
由紀枝は玄関の外から皆にお辞儀をして別れた
後輩のグループが花束を持ってきて
「間に合いました 先輩 頑張ってください」 
後輩達はホテルの生け花をいけ替えている花屋さんに電話をして
由紀枝に花束をプレゼントした
もう止らない涙が由紀枝の生活した思い入れを語ってた
神山が優しく
「さあ 新しい自分のスタートだよ」
由紀枝は頷いて皆に手を振って後にし 女子寮に置いてあるバンに乗った
「神山さん またこれますよね」
「うん 今度はお客さんとしてねこよう」

神山は車を走らせて熱海 小田原経由で由紀枝の部屋に向った
時計は9時を指していたので飛ばすがZのようにスピードが出なかった
それでも由紀枝のマンションには10時30分に着き配達指定時間には
間に合った
部屋に運ぶ時に管理人が自動ドアを開放にしてくれたので助かった
ダンボールの荷物を部屋に振り分けが 終ると家具屋と電気屋が来て
部屋の中は二人の居場所が無くなるほどてんやわんやした
神山が電気屋を見つけると
「済みませんが もうすぐガスの点検が来ますのでガステーブルの
設置を先にお願いします」
そう言うと電気屋は幾つもあるダンボール箱から探し出して
ガステーブルを設置してくれた
暫くしてガス屋が来てガス開栓をしガス供給量やバーナーテストなど
行って以上無しと言い帰っていった
電気屋もエアコンの配管や設置を終わり器具のテストをしいた
全てが終ったのは12時30分になっていた

由紀枝は部屋の中に置かれた家具を見ていると夢を見ているようで
「神山さん ありがとうございます すごいわ 私ここで生活をするのね」
由紀枝を抱きしめて
「いい部屋が出来たじゃないか これなら落ち着くし飽きも来ないよ」
「ええ 素敵です どこかホテルのようですね」
「うん 家具がしっかりしているから高級感がでるんだね」
神山は昨日でたゴミも一緒に持って行ってもらったので部屋は綺麗だった
由紀枝は冷蔵庫を開けて冷たくなっていると嬉しくて顔を入れて
「ふぁ~ 涼しいわよ神山さん ねえきてきて」
と喜んでいた 照明のスイッチを入れて見たり洗濯機のスイッチを弄ったり
新生活のスタートを楽しく迎えた
「由紀枝 そろそろご飯を食べようよ 終ったらお腹が空いてきたよ」
「ごめんなさい 気が付かなかったわ でも何も無いし」
「そうしたら スーパーでお弁当を買ってここで食べようよ」
二人は手を繋いで駐車場へいって車に乗った
スーパーでお弁当とビールや日本酒 お茶のペットボトルなどを買って
部屋に戻った
ビールコップを洗ってガラステーブルに置くと神山がビールを注ぎ
「では 引越しおめでとうございます 乾杯」
由紀枝は電子レンジでお弁当を温めてソファーに座ると
「神山さん ダイニングテーブルがあった方が便利です
ここだとソファーのクッションが良すぎて沈み込んで食べずらいわ」
「そうだね スープや味噌汁は飲めないね そうしたら
あのバンで運べるから今日中に準備をしようよ いいよね」
「は~い 分りました」
神山は冷蔵庫からビールを出して又呑んだ
由紀枝はバナナをむいて綺麗に切り お皿を選んで乗せて持って来た
二人は外の景色を見ながら食べると由紀枝が
「ねえ お風呂で疲れを癒しましょうよ 
それと神山さんの洗濯物を出してくださいね お洗濯しますから」
神山は頷いてボストンバッグから洗濯物を出すと洗濯機に入れて
湯のみ茶碗に今朝買ったワインを入れて浴室に行った
浴室をお湯で洗い流すと湯船に湯を張った
神山は浴室の脱衣所で着ていた物を洗濯機に入れるとシャワーを出した
簡単に体を洗って湯船に浸かっていると洗濯機の回る音がして

「私も入ります」
そう言い由紀枝が前を隠して入ってきた
由紀枝もシャワーで体を簡単に洗うと湯船に浸かった
「やったー ようやく自分のお部屋で神山さんと一緒よ ふふふ」
由紀枝はうれしさ一杯の笑顔で神山に抱きついて来た
神山はしっかりと由紀枝を抱いてキスをした
由紀枝はジャグジーを入れると下から泡が出てきて楽しんでいた
「私にもワインを頂戴」
由紀枝は美味しそうに呑んで
「でもここ3日の出来事でしょ なんか夢みたいで信じられないわ」
「でも現実さ いいんだよ由紀枝は心配しなくて 僕がいるから」
神山は腰をずらして由紀枝の腰を寄せてジャグジーのボタンを押すと
「ぎゃあ~ もう なに ねえ」
丁度由紀枝のクリトリスに小さい泡が出てきて刺激を与えた
「これはクリトリス専用のジャグジーだよ」
実際は痔を患っている人に開発されたジャグジーだった
「ほんと 神山さんて脅かすんだから でも気持ち良いわよ」
由紀枝はだんだんと顔を紅潮させてきて
「ねえ あなた欲しくなった ねえ触って」
神山は由紀枝のクリトリスを触ると
「もうだめ いく あっ あ~ あっ」
由紀枝は体をがくがくさせて神山に寄りかかった
息が整うと
「もう これだけでいくわね いやねほんと 癖になったらどうしよう」
「大丈夫ですよ 僕といるから気持ちよくて 一人だったらただの泡さ」
「そうかしら そうだと良いけど」
神山はワインを呑み終わると
「出ようか」
「ええ 出ましょう」
二人は高級コットンで作られたバスタオルで互いの体を拭いて
薄地のバスローブを着て寝室にはいりベッドに横になると
「わぁ~気持ちが良いわ このベッド」
由紀枝は嬉しくてタンバリンのように跳ねた
横で跳ねているのに神山は揺れなかった
このベッドは独立したポケットコイルが重量が掛かったところだけ
コイルが働くので神山のコイルには影響しなかった
「おいおい あまり跳ねると底が壊れるよ」
「ふふふ ごめんなさい でもはじめてなの」
由紀枝が神山を押し倒して上になると熱いキスをしてきた
神山はバスローブの上から由紀枝の乳房を揉んだ
少し喘いでいたが神山のバスローブを剥ぐと胸に熱いキスをして
神山の乳首をちろちろと愛撫した
由紀枝は片手でおちんちんを掴むと握ったり上下に動かしたり
マッサージを始めた
神山は由紀枝のバスローブを上半身剥がすと見事な乳房がプルンと
現れて乳房をじかに揉み始めた
神山の肉棒がだんだんと大きく硬くなると由紀枝は下にずれて
先端の亀頭を優しく飴を舐めるように愛撫すると神山は気持ちよくなった
由紀枝の体が回転して神山の目の前に由紀枝の秘所が現れたので
神山は舌と指で秘所とクリトリスを攻めた 由紀枝も肉棒を握っている
手の動きも早くしたり遅くしたりした
鈴口から透明の体液が溢れてくると
「神山さん 出てきたわよ ほらこれ」
由紀枝はべとべとする体液を唇を細くして亀頭の周りに
伸ばしぺろりと舐めた
由紀枝は体を回転させて神山を跨ぎわざと秘所が見えるようにして
静かに腰を落としていくとスムースに挿入出来たが動かなかった
艶かしい顔で神山を見ると腰を前後に動かして自分のクリトリスを
刺激してどんどんと膣を狭めていた
神山も下から腰を動かすと気持ちがいいのか腰の動きを上下に変え
上半身を神山の上に乗せる格好になりそうすると腰を掴んだ神山は
自分の動きと併せるように由紀枝の腰を動かすと由紀枝は
「もう だめ う~ん う~ん うっ~」
「うん 気持ちが良いよ」
由紀枝は腰の動きを早くしてきた
「ねえ いく あっ きて いきそうよ ねえ」
神山も腰を突き上げるように動かすと
「あつっ あうぅ いぐ~」
肉棒も狭まった膣には悲鳴を上げて発射してしまった
由紀枝も体をがくがくさせ
「ふぁ~きてる すごい きてるよ~」
そのまま神山とキスをして神山の上に重なった
神山もそのままの格好でいると肉棒が抜け落ち
由紀枝の秘所から神山の体液が流れ出してきた
神山がするりと抜けて目覚ましを15時にセットして由紀枝を抱き寝た

神山は15時にセットした目覚ましで起きて由紀枝をおこした
「ふぁ~ 気持ち良かったわ」
立ち上がった由紀枝はまだ秘所が濡れているのでチェストに置いた
ティッシュで拭くと匂いかいでみた
「ぎゃあ~ なに くさい~ 変な匂いほら」
まだべとついているティッシュを神山の鼻に近づけると確かに臭かった
「わぁ~ へんな匂い 洗いましょ ねえ」
由紀枝は神山を引き起こして浴室に行きシャワーで流した
「わぁ~ 冷たい」
「あっ ごめんなさい お湯を出します ごめんなさい」
二人は笑って温かくなったシャワーで体を流した
「さあ それでは家具屋さんに行こう」
由紀枝が下着をベッドに並べて
「ねえ どれがいい 選んで」
神山は黒いブラショーツを選ぶと
「ふふふ やっぱりな~ 神山さん好きなんだ 選ぶとおもった」
そう言いながらブラジャーを乳房にあてがうと
「ねえ~うしろ 止めて~」
神山がホックを止めると正面を向いて黒い乳房を押し付けてきた
「こうゆうの好きでしょう ふふふ」
今度は黒いレースが付いたTバックショーツを穿くと腰を振って神山に
「今夜はこの格好で迫ろうかしら ふふふ」
神山は由紀枝を引き寄せて抱きしめキスをした 
「わかったよ お願いしますね」
神山と由紀枝は出かける仕度が済むと部屋を出てバンに乗った

家具屋でイタリア家具のコーナーにダイニングテーブルを見ると
4人掛けの丁度いい大きさのテーブルがあった
神山が店員に
「これは組み立て式ですよね」
先日来店した神山を覚えていた店員はニコニコして
「いらっしゃいませ そうです 組み立て用のスパナなども付いていますよ」
神山は在庫を確認してもらうのと持ち帰ることを告げると
店員は倉庫に電話をして在庫ありの確認をとって神山に
「お車はバンですか」
「ええ そうです 駐車所に止めてます」
店員は指示するまで待機と言って商品を確保した
神山はパソコンテーブルで使っている椅子を2脚買った
由紀枝は
「ここに敷いてあるシャギーカーペットは有りますか」
「何処に敷くの」
「ええ リビングのガラステーブルの下に敷くとどうかしら」
神山は
「うん そうだね あそこだといいね 有りますか?」
店員は倉庫に確認をすると在庫ありと報告を受けた
神山は椅子2脚10万円 テーブル40万円
シャギーカーペット30万円 合計80万円を店員に支払うと
今日のお礼と言って玄関用の同じ柄の小さなシャギーカーペットを
プレゼントしてもらった
「これからお車に戻られますか 倉庫から運びますが」
神山は戻る事と駐車場ナンバーを伝えると10分ほどで来るといった
二人は店内を見渡して足りない物が無いか確認をした時に由紀枝が
「ねえ あなたPCテーブルの脇にチェストを置いているでしょ
でもあそこはあの高さの本棚でいいと思うの どうかしら
そうすれば寝室に持って行って使えるわよ」
「そうだね そうすると大きいのがいいのかな」
「普通の高さで充分だと思うわ どうかしら」
「それで扉が付いている方が良いよね」
「ええ ほこりが入らないし その方が良いわ」
神山はイタリア家具のシリーズを確認するとカタログに載っていて
店員に聞くと在庫が有るので明日の配達と言ったが夜遅くても良いので
今日何とかして欲しい事を言うと今日の夜19時の配達をOKした
神山は30万円を現金で払い清算し駐車場に戻ると
倉庫から来たトラックからテーブルが降ろされてる所だった
神山はバンの後ろ扉を開けると余裕で入ったが
シャギーカーペットが入らなかったのでその場で店員を呼んで
今夜の配送品と一緒に持ってきてもらうように頼んだ
二人は家電量販店に行ってデジカメを見たが由紀枝が
「神山さんが持っているのがいいな~ だって綺麗に撮れるもん」
神山は店員に話すと紹介してくれて記憶カードや予備のバッテリーなど
購入した 合計で6万円支払いをした
「由紀枝 もう無いかな 足りない物は」
「ええ 大丈夫よ 有っても使わないと勿体無いし」
二人はバンに乗って駐車所から出てマンションに向った

「ねえ 今夜 しゃぶしゃぶでもしましょか」
「おお いいね そうしたらスーパーに寄ろうね」
バンはスーパーに寄り由紀枝は精肉売場に行くと一番いい牛肉を500g
買って野菜やきしめんなど材料を買った 神山が
「由紀枝 どこでする テーブルコンロを買おうよ」
「あっ そうね 忘れていたわごめんなさい」
別のフロアでカセットガスボンベを装着するテーブルコンロを購入した 
「由紀枝 良かったね これでテーブルで作れるよ」
「そうね ほんとごめんなさい」
神山が両手に荷物を持ってバンでマンションに向った
部屋に戻ると神山は早速ダイニングテーブルを組み立てた
止め金具もしっかり回して充分と点検をした 由紀枝と一緒に返すと
「わぁ~ けっこう大きいわね でも素敵」
神山はキッチンとの境にあるカウンターに付けて見た
「この方がお料理をすぐにテーブルに置けるからいいわね」
神山は椅子の養生を剥がしてテーブルに置いた
「僕がいる時亜矢子さんが来たらPCのところからもって来れば良いよ
でも 来ないと思うけどね 何かの時にさ」
「神山さん ありがとうございます 幸せよ」
「そしたら もう運ぶ物は無いのかな バンを返そうと思っているんだけど」
「ええ 大きくて緊急な物は無いですよ」
「そうしたら 返してきていいかな?」
「ええ いわよ 私その間片付けていますよ 一人で寂しいけど ふふふ」
「うん わかった じゃあ熱海に行って来るよ 何か欲しい物はある
熱海のデパートで買ってくるけど」
「そうね あっ 貴方の着替えを買ってきて 赤いショーツは予備が
有るけど靴下とかシャツでしょ それから靴や傘とか色々有るわよ」
「そうか でも僕の分は明日御殿場でゆっくり買えば良いよ ねっ」
「そうね あなた一人より私がいた方が良いでしょ 一緒だと嬉しいな~」
「わかった では行って来るよ その間に家具屋が来たら
ちゃんと指示をしなさい それと寝室へは僕が運ぶよ」
「ふふふ 大丈夫よ 分ったわありがとうございます」
「うん 向こうを出る時に電話をする」
「は~い 分りました」
神山は由紀枝とキスをして部屋を出た
駐車場のバンに乗ると熱海を目指した 御殿場ICまで近くて便利なのが
良かった 東名高速を飛ばすと大井松田ICで
下りて小田原を経由して熱海に着いた
レンタカー営業所でバンを返すとまだ5時30分だったので
熱海のデパートに入り婦人ランジェリー売場に行って
セクシーなネグリジェとキャミソールとショーツのセットを購入した
輸入品なのでネグリジェが15万円してキャミショーツも10万円もした
神山は売場を見回すと素敵な光沢のガウンを見つけた 
店員が
「こちらは100%シルクで紳士用もございます」
神山は店員に体のサイズを告げると大きいほうがゆったり着れると
言われるので婦人はLサイズで紳士はLLサイズを買った
男女とも同じ金額で30万円でAEXのカードで清算をした
神山は荷物を持ってホテルの地下駐車場へ行き警備員に礼を言い
フェアレディーZの運転席に座った
ガソリンが少なかったのですぐ傍のスタンドでハイオクを満タンにした
丁度18時だったので19時には間に合うと計算できた








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