2013年8月1日木曜日

ゆり 5 - 38 Vol. 1



5月17日 日曜日 晴れ
目覚ましを6時にセットし神山と由紀枝が起きた
昨夜は早めに寝ようとしたが結局2回交わった
由紀枝は起きるとすぐに神山にキスをして戯れたかった
「由紀枝 我慢してね 今朝は時間が欲しい ごめんね」
そう言って由紀枝を宥めた
そのかわり露天風呂で由紀枝を抱きしめて愛撫をした
クリトリスを触るとお湯が波を打つくらい激しく体を動かして昇天した
「あ~ さっぱりした でもおちんちんが欲しかったな ふふふ」
にこやかだがどこか艶っぽい顔で言われると神山は辛かった
露天風呂からあがると由紀枝はおちんちんに軽くキスをして
「今夜まで我慢してね」
そう言い神山の体を拭いてくれた 神山もそのバスタオルで由紀枝の
体を隅々まで拭くと由紀枝はキスをした
神山が出かける格好で食事に行く事を伝えると昨夜洗濯した靴下や
赤いTバックショーツをハンガーから取って神山に渡した
二人は食事から戻ったらすぐに出られるよう仕度をした
「さあ由紀枝 少し早いけどお食事処にいこうよ」
「ええ そうね 行きましょうか」
お食事処に着くと少し早かったが席を案内してくれて
すぐに料理が運ばれてきた
神山はさすがにビールを控えて由紀枝と一緒に食べた
「では 頂きます」
「いただきま~す」
料理はどれも美味しくて朝から豚ロース肉のしょうが焼きや
車えびや干物など海産物を焼いたものが多くて二人ともご飯をお代わりした
綺麗に食べ終わると神山は受付で伝票にサインをして部屋に戻った
二人はもう一度部屋から海を眺めて熱いキスをして部屋を出た
フロントでワインの配送をお願いして由紀枝に聞くと
「うん 欲しいわ 美味しいし」
神山は届け先を由紀枝のマンション 上原 次長室と3箇所に送った
各6本づつで送料は1200円掛かった 合計で39600円を払い
伝票の控えを各自受け取った
神山と由紀枝は玄関で若女将を始めスタッフに見送られた

フェアレディーZに乗ると熱海のレンタカー営業所に向った
朝が早いので車はまだ込んでいないのですぐに着いた
神山がダンボールを積んでも充分スペースが余るバンを選び
「ねえ これ運転できる?」
「ええ 大丈夫ですよ ご安心下さい でも何処まで?」
「うん Zをホテルの駐車場に持っていくからそこまでだよ
その後は僕が運転するよ」
由紀枝が頷きZから荷物をバンに移し運転席に座った
神山のZが先導してホテルに着くとホテルの地下駐車場において
駐車手続きを行った
バンに戻って席を替わると
「さあ 赤沢まで行くよ」
由紀枝は右側に見える海が御殿場へ行くと毎日見る事が出来ないので
目に焼き付けていた
神山は国道を飛ばして赤沢ホテルの女子寮に着いた
「ねえ 由紀枝 そこの玄関で記念写真を撮影するよ」
そう言いデジカメで由紀枝を撮影していると寮にいる仲間が気がついて
皆を入れた集合写真も撮った
「ねえ 神山さんあそこの海をバックに撮影してくれますか」
神山は言われた海を見るとそこは由紀枝の部屋から見える処だったので 
由紀枝の入っている写真と海だけの写真を撮影した
早速デジカメのモニターで確認をすると綺麗に写っていたので
「ふぁ~きれい ありがとうございます」
二人は由紀枝の部屋からダンボールを運んでバンに積み込んだ

終ると由紀枝が
「ねえ ホテルに挨拶に行きませんか」
「えっ僕も行っていいのかな」
「ええ だって運転手さんでしょ」
由紀枝はニコニコして仲間に手を振って別れホテルの従業員入り口から
入り皆に引越しの挨拶をした
総支配人の山本に会う為に部屋を訪れ引越しの挨拶をすると
「今まで ありがとうございます これからも頑張ってください
それから 新しい住所が分ればフロントで記入をしてくださいね
退職に関係する書類を送りますから 桜川さんに負けないようにね」
「はい ありがとうございます 頑張ります」
由紀枝は流れる涙を押さえることが出来ずにそのまま部屋を出て
フロントで新しい住所を便箋に書いた
昨日の友人は理由を知っているのでなにも言えず
「由紀枝さあ どこか遠い所に行くんじゃないから めそめそすんなよ」
「もう 分っているけど 出てくるの 煩いわねもう これ新しい住所と
電話番号よ 何かあったら連絡ちょうだい」
「携帯は」
「うん そのまま」
「うん神山さんに甘えなさいよ 一杯 でもいいわね~ さあ行きなさいよ」
「うん 時間が出来たら宿泊に来るわ お客さんで その時 宜しくね」
「うん 凄く美味しい納豆を探しておくよ」
「うん じゃあ おじさんとこいってくる」
「うん ばいばい」
「うん ばいばい」
由紀枝は厨房の裏口から入っておじの大竹に挨拶に行った
大竹はまた何かあったら連絡をしなさいと優しく言って送り出してくれた
由紀枝は挨拶を終えたので従業員出入り口に向うとフロントから友人が
「由紀枝~ 今日だけはここから出たら ねえみんな」
お客が居ない事もあり由紀枝をホテルの玄関から出してくれた
由紀枝は玄関の外から皆にお辞儀をして別れた
後輩のグループが花束を持ってきて
「間に合いました 先輩 頑張ってください」 
後輩達はホテルの生け花をいけ替えている花屋さんに電話をして
由紀枝に花束をプレゼントした
もう止らない涙が由紀枝の生活した思い入れを語ってた
神山が優しく
「さあ 新しい自分のスタートだよ」
由紀枝は頷いて皆に手を振って後にし 女子寮に置いてあるバンに乗った
「神山さん またこれますよね」
「うん 今度はお客さんとしてねこよう」

神山は車を走らせて熱海 小田原経由で由紀枝の部屋に向った
時計は9時を指していたので飛ばすがZのようにスピードが出なかった
それでも由紀枝のマンションには10時30分に着き配達指定時間には
間に合った
部屋に運ぶ時に管理人が自動ドアを開放にしてくれたので助かった
ダンボールの荷物を部屋に振り分けが 終ると家具屋と電気屋が来て
部屋の中は二人の居場所が無くなるほどてんやわんやした
神山が電気屋を見つけると
「済みませんが もうすぐガスの点検が来ますのでガステーブルの
設置を先にお願いします」
そう言うと電気屋は幾つもあるダンボール箱から探し出して
ガステーブルを設置してくれた
暫くしてガス屋が来てガス開栓をしガス供給量やバーナーテストなど
行って以上無しと言い帰っていった
電気屋もエアコンの配管や設置を終わり器具のテストをしいた
全てが終ったのは12時30分になっていた

由紀枝は部屋の中に置かれた家具を見ていると夢を見ているようで
「神山さん ありがとうございます すごいわ 私ここで生活をするのね」
由紀枝を抱きしめて
「いい部屋が出来たじゃないか これなら落ち着くし飽きも来ないよ」
「ええ 素敵です どこかホテルのようですね」
「うん 家具がしっかりしているから高級感がでるんだね」
神山は昨日でたゴミも一緒に持って行ってもらったので部屋は綺麗だった
由紀枝は冷蔵庫を開けて冷たくなっていると嬉しくて顔を入れて
「ふぁ~ 涼しいわよ神山さん ねえきてきて」
と喜んでいた 照明のスイッチを入れて見たり洗濯機のスイッチを弄ったり
新生活のスタートを楽しく迎えた
「由紀枝 そろそろご飯を食べようよ 終ったらお腹が空いてきたよ」
「ごめんなさい 気が付かなかったわ でも何も無いし」
「そうしたら スーパーでお弁当を買ってここで食べようよ」
二人は手を繋いで駐車場へいって車に乗った
スーパーでお弁当とビールや日本酒 お茶のペットボトルなどを買って
部屋に戻った
ビールコップを洗ってガラステーブルに置くと神山がビールを注ぎ
「では 引越しおめでとうございます 乾杯」
由紀枝は電子レンジでお弁当を温めてソファーに座ると
「神山さん ダイニングテーブルがあった方が便利です
ここだとソファーのクッションが良すぎて沈み込んで食べずらいわ」
「そうだね スープや味噌汁は飲めないね そうしたら
あのバンで運べるから今日中に準備をしようよ いいよね」
「は~い 分りました」
神山は冷蔵庫からビールを出して又呑んだ
由紀枝はバナナをむいて綺麗に切り お皿を選んで乗せて持って来た
二人は外の景色を見ながら食べると由紀枝が
「ねえ お風呂で疲れを癒しましょうよ 
それと神山さんの洗濯物を出してくださいね お洗濯しますから」
神山は頷いてボストンバッグから洗濯物を出すと洗濯機に入れて
湯のみ茶碗に今朝買ったワインを入れて浴室に行った
浴室をお湯で洗い流すと湯船に湯を張った
神山は浴室の脱衣所で着ていた物を洗濯機に入れるとシャワーを出した
簡単に体を洗って湯船に浸かっていると洗濯機の回る音がして

「私も入ります」
そう言い由紀枝が前を隠して入ってきた
由紀枝もシャワーで体を簡単に洗うと湯船に浸かった
「やったー ようやく自分のお部屋で神山さんと一緒よ ふふふ」
由紀枝はうれしさ一杯の笑顔で神山に抱きついて来た
神山はしっかりと由紀枝を抱いてキスをした
由紀枝はジャグジーを入れると下から泡が出てきて楽しんでいた
「私にもワインを頂戴」
由紀枝は美味しそうに呑んで
「でもここ3日の出来事でしょ なんか夢みたいで信じられないわ」
「でも現実さ いいんだよ由紀枝は心配しなくて 僕がいるから」
神山は腰をずらして由紀枝の腰を寄せてジャグジーのボタンを押すと
「ぎゃあ~ もう なに ねえ」
丁度由紀枝のクリトリスに小さい泡が出てきて刺激を与えた
「これはクリトリス専用のジャグジーだよ」
実際は痔を患っている人に開発されたジャグジーだった
「ほんと 神山さんて脅かすんだから でも気持ち良いわよ」
由紀枝はだんだんと顔を紅潮させてきて
「ねえ あなた欲しくなった ねえ触って」
神山は由紀枝のクリトリスを触ると
「もうだめ いく あっ あ~ あっ」
由紀枝は体をがくがくさせて神山に寄りかかった
息が整うと
「もう これだけでいくわね いやねほんと 癖になったらどうしよう」
「大丈夫ですよ 僕といるから気持ちよくて 一人だったらただの泡さ」
「そうかしら そうだと良いけど」
神山はワインを呑み終わると
「出ようか」
「ええ 出ましょう」
二人は高級コットンで作られたバスタオルで互いの体を拭いて
薄地のバスローブを着て寝室にはいりベッドに横になると
「わぁ~気持ちが良いわ このベッド」
由紀枝は嬉しくてタンバリンのように跳ねた
横で跳ねているのに神山は揺れなかった
このベッドは独立したポケットコイルが重量が掛かったところだけ
コイルが働くので神山のコイルには影響しなかった
「おいおい あまり跳ねると底が壊れるよ」
「ふふふ ごめんなさい でもはじめてなの」
由紀枝が神山を押し倒して上になると熱いキスをしてきた
神山はバスローブの上から由紀枝の乳房を揉んだ
少し喘いでいたが神山のバスローブを剥ぐと胸に熱いキスをして
神山の乳首をちろちろと愛撫した
由紀枝は片手でおちんちんを掴むと握ったり上下に動かしたり
マッサージを始めた
神山は由紀枝のバスローブを上半身剥がすと見事な乳房がプルンと
現れて乳房をじかに揉み始めた
神山の肉棒がだんだんと大きく硬くなると由紀枝は下にずれて
先端の亀頭を優しく飴を舐めるように愛撫すると神山は気持ちよくなった
由紀枝の体が回転して神山の目の前に由紀枝の秘所が現れたので
神山は舌と指で秘所とクリトリスを攻めた 由紀枝も肉棒を握っている
手の動きも早くしたり遅くしたりした
鈴口から透明の体液が溢れてくると
「神山さん 出てきたわよ ほらこれ」
由紀枝はべとべとする体液を唇を細くして亀頭の周りに
伸ばしぺろりと舐めた
由紀枝は体を回転させて神山を跨ぎわざと秘所が見えるようにして
静かに腰を落としていくとスムースに挿入出来たが動かなかった
艶かしい顔で神山を見ると腰を前後に動かして自分のクリトリスを
刺激してどんどんと膣を狭めていた
神山も下から腰を動かすと気持ちがいいのか腰の動きを上下に変え
上半身を神山の上に乗せる格好になりそうすると腰を掴んだ神山は
自分の動きと併せるように由紀枝の腰を動かすと由紀枝は
「もう だめ う~ん う~ん うっ~」
「うん 気持ちが良いよ」
由紀枝は腰の動きを早くしてきた
「ねえ いく あっ きて いきそうよ ねえ」
神山も腰を突き上げるように動かすと
「あつっ あうぅ いぐ~」
肉棒も狭まった膣には悲鳴を上げて発射してしまった
由紀枝も体をがくがくさせ
「ふぁ~きてる すごい きてるよ~」
そのまま神山とキスをして神山の上に重なった
神山もそのままの格好でいると肉棒が抜け落ち
由紀枝の秘所から神山の体液が流れ出してきた
神山がするりと抜けて目覚ましを15時にセットして由紀枝を抱き寝た

神山は15時にセットした目覚ましで起きて由紀枝をおこした
「ふぁ~ 気持ち良かったわ」
立ち上がった由紀枝はまだ秘所が濡れているのでチェストに置いた
ティッシュで拭くと匂いかいでみた
「ぎゃあ~ なに くさい~ 変な匂いほら」
まだべとついているティッシュを神山の鼻に近づけると確かに臭かった
「わぁ~ へんな匂い 洗いましょ ねえ」
由紀枝は神山を引き起こして浴室に行きシャワーで流した
「わぁ~ 冷たい」
「あっ ごめんなさい お湯を出します ごめんなさい」
二人は笑って温かくなったシャワーで体を流した
「さあ それでは家具屋さんに行こう」
由紀枝が下着をベッドに並べて
「ねえ どれがいい 選んで」
神山は黒いブラショーツを選ぶと
「ふふふ やっぱりな~ 神山さん好きなんだ 選ぶとおもった」
そう言いながらブラジャーを乳房にあてがうと
「ねえ~うしろ 止めて~」
神山がホックを止めると正面を向いて黒い乳房を押し付けてきた
「こうゆうの好きでしょう ふふふ」
今度は黒いレースが付いたTバックショーツを穿くと腰を振って神山に
「今夜はこの格好で迫ろうかしら ふふふ」
神山は由紀枝を引き寄せて抱きしめキスをした 
「わかったよ お願いしますね」
神山と由紀枝は出かける仕度が済むと部屋を出てバンに乗った

家具屋でイタリア家具のコーナーにダイニングテーブルを見ると
4人掛けの丁度いい大きさのテーブルがあった
神山が店員に
「これは組み立て式ですよね」
先日来店した神山を覚えていた店員はニコニコして
「いらっしゃいませ そうです 組み立て用のスパナなども付いていますよ」
神山は在庫を確認してもらうのと持ち帰ることを告げると
店員は倉庫に電話をして在庫ありの確認をとって神山に
「お車はバンですか」
「ええ そうです 駐車所に止めてます」
店員は指示するまで待機と言って商品を確保した
神山はパソコンテーブルで使っている椅子を2脚買った
由紀枝は
「ここに敷いてあるシャギーカーペットは有りますか」
「何処に敷くの」
「ええ リビングのガラステーブルの下に敷くとどうかしら」
神山は
「うん そうだね あそこだといいね 有りますか?」
店員は倉庫に確認をすると在庫ありと報告を受けた
神山は椅子2脚10万円 テーブル40万円
シャギーカーペット30万円 合計80万円を店員に支払うと
今日のお礼と言って玄関用の同じ柄の小さなシャギーカーペットを
プレゼントしてもらった
「これからお車に戻られますか 倉庫から運びますが」
神山は戻る事と駐車場ナンバーを伝えると10分ほどで来るといった
二人は店内を見渡して足りない物が無いか確認をした時に由紀枝が
「ねえ あなたPCテーブルの脇にチェストを置いているでしょ
でもあそこはあの高さの本棚でいいと思うの どうかしら
そうすれば寝室に持って行って使えるわよ」
「そうだね そうすると大きいのがいいのかな」
「普通の高さで充分だと思うわ どうかしら」
「それで扉が付いている方が良いよね」
「ええ ほこりが入らないし その方が良いわ」
神山はイタリア家具のシリーズを確認するとカタログに載っていて
店員に聞くと在庫が有るので明日の配達と言ったが夜遅くても良いので
今日何とかして欲しい事を言うと今日の夜19時の配達をOKした
神山は30万円を現金で払い清算し駐車場に戻ると
倉庫から来たトラックからテーブルが降ろされてる所だった
神山はバンの後ろ扉を開けると余裕で入ったが
シャギーカーペットが入らなかったのでその場で店員を呼んで
今夜の配送品と一緒に持ってきてもらうように頼んだ
二人は家電量販店に行ってデジカメを見たが由紀枝が
「神山さんが持っているのがいいな~ だって綺麗に撮れるもん」
神山は店員に話すと紹介してくれて記憶カードや予備のバッテリーなど
購入した 合計で6万円支払いをした
「由紀枝 もう無いかな 足りない物は」
「ええ 大丈夫よ 有っても使わないと勿体無いし」
二人はバンに乗って駐車所から出てマンションに向った

「ねえ 今夜 しゃぶしゃぶでもしましょか」
「おお いいね そうしたらスーパーに寄ろうね」
バンはスーパーに寄り由紀枝は精肉売場に行くと一番いい牛肉を500g
買って野菜やきしめんなど材料を買った 神山が
「由紀枝 どこでする テーブルコンロを買おうよ」
「あっ そうね 忘れていたわごめんなさい」
別のフロアでカセットガスボンベを装着するテーブルコンロを購入した 
「由紀枝 良かったね これでテーブルで作れるよ」
「そうね ほんとごめんなさい」
神山が両手に荷物を持ってバンでマンションに向った
部屋に戻ると神山は早速ダイニングテーブルを組み立てた
止め金具もしっかり回して充分と点検をした 由紀枝と一緒に返すと
「わぁ~ けっこう大きいわね でも素敵」
神山はキッチンとの境にあるカウンターに付けて見た
「この方がお料理をすぐにテーブルに置けるからいいわね」
神山は椅子の養生を剥がしてテーブルに置いた
「僕がいる時亜矢子さんが来たらPCのところからもって来れば良いよ
でも 来ないと思うけどね 何かの時にさ」
「神山さん ありがとうございます 幸せよ」
「そしたら もう運ぶ物は無いのかな バンを返そうと思っているんだけど」
「ええ 大きくて緊急な物は無いですよ」
「そうしたら 返してきていいかな?」
「ええ いわよ 私その間片付けていますよ 一人で寂しいけど ふふふ」
「うん わかった じゃあ熱海に行って来るよ 何か欲しい物はある
熱海のデパートで買ってくるけど」
「そうね あっ 貴方の着替えを買ってきて 赤いショーツは予備が
有るけど靴下とかシャツでしょ それから靴や傘とか色々有るわよ」
「そうか でも僕の分は明日御殿場でゆっくり買えば良いよ ねっ」
「そうね あなた一人より私がいた方が良いでしょ 一緒だと嬉しいな~」
「わかった では行って来るよ その間に家具屋が来たら
ちゃんと指示をしなさい それと寝室へは僕が運ぶよ」
「ふふふ 大丈夫よ 分ったわありがとうございます」
「うん 向こうを出る時に電話をする」
「は~い 分りました」
神山は由紀枝とキスをして部屋を出た
駐車場のバンに乗ると熱海を目指した 御殿場ICまで近くて便利なのが
良かった 東名高速を飛ばすと大井松田ICで
下りて小田原を経由して熱海に着いた
レンタカー営業所でバンを返すとまだ5時30分だったので
熱海のデパートに入り婦人ランジェリー売場に行って
セクシーなネグリジェとキャミソールとショーツのセットを購入した
輸入品なのでネグリジェが15万円してキャミショーツも10万円もした
神山は売場を見回すと素敵な光沢のガウンを見つけた 
店員が
「こちらは100%シルクで紳士用もございます」
神山は店員に体のサイズを告げると大きいほうがゆったり着れると
言われるので婦人はLサイズで紳士はLLサイズを買った
男女とも同じ金額で30万円でAEXのカードで清算をした
神山は荷物を持ってホテルの地下駐車場へ行き警備員に礼を言い
フェアレディーZの運転席に座った
ガソリンが少なかったのですぐ傍のスタンドでハイオクを満タンにした
丁度18時だったので19時には間に合うと計算できた








.