5月19日 火曜日 曇り
「じゃあ 20日の納車の件は分り次第連絡を下さいね」
「ええ 今日10時過ぎに電話をして確認します」
「また 亜矢子さんから何かあったら連絡するし 由紀枝からもください」
「ええ 色々とありがとうございます 助かりました」
「それと 管理人には気を付けてね 不信な事があったら電話ください」
「ええ すぐに電話をするわ お願いしますね」
神山と由紀枝は玄関で熱いキスを繰り返して
「じゃあ また」
「は~い 行ってらっしゃい」
由紀枝はニコニコして神山を送り出した
駐車場まで来るよう勧めたがここで良いと言うのでそれ以上言わなかった
神山はエレベーターで1階に下りると駐車場から車を出して
フェアレディーZに乗り御殿場ICに向った
神山の頭はすっきりしていたが昨夜は3回も交り今朝も浴室で
SEXをしたせいか体が少し疲れていた
久しぶりに良いパートナーが見つかったと喜んでいたが果たして
どうなるか神山も分らなかった
上原の自室に着いたのは9時前だった 御殿場の由紀枝の部屋を出たのが
8時20分頃だったので30分位で着いた事になる
1週間ぶりの部屋は曇りのせいか薄暗かったので照明をつけて明るくした
ガラス戸を開けて空気を入れ替えてタバコを吹かした
FAXは何もなく留守電を聞いたが全て解決している事ばかりだった
神山は由貴に電話をすると
「ふぁ~ おはようございます 待っていましたよ」
「うん ありがとう 今帰ってきた それで10時に
由貴の部屋に行けばいいかな」
「ええ 大丈夫ですよ お待ちしていますね」
神山は時間が有ったので30分寝ることにした
目覚ましで起きると多少疲れが取れ 冷蔵庫からチーズをだして食べた
今日の用意をして部屋出るときにドアに届け物ありと管理人のメモがあり
早速管理人室に行ってワインを受け取った
ワインを冷蔵庫に仕舞うと駐車場に行き車に乗った
由貴の部屋に着いたのは10時前で
「あ~ ようやく会えたわ」
由貴は神山に抱きついてキスをした
「ほとんど片付いたわ ありがとうございます」
「もう 引越し出来るね」
「ええ だから今日は外食ですよ 全部片付けたから」
「そうか まあそれも楽しみだね」
由貴が神山にキスをした後神山のおちんちんを触っていて変化をしたので
「ねえ 私女の子になったんです だからお口で我慢して」
そう言って神山のGパンをさげて赤いショーツを下げると
肉棒がびゅうんと飛び出して由貴は驚いたがすぐに咥え込んで
優しく愛撫をして両手でしごき始めた
「由貴 気持ちいいよ」
由貴は時々鈴口や裏筋をハーモニカのようにして刺激を加えると
亀頭がだんだんと充血してきて
「由貴 でるよ」
「いいわ だして」
由貴のハンドジョブは巧みだった 固くなった亀頭もついに悲鳴を上げて
「おお でる」
由貴はいっそう手の動きを早くして神山のスペルマを飲み込んだ
最後に肉棒の付け根をぎゅっと掴んで先端まで動かして最後まで飲んだ
由貴は台所で口の中をゆすいで神山に
「よかった ふふふ」
「うん 癖になるね ほんと」
由貴は神山の赤いショーツを上げるとGパンも上げて
「はい 終ったらお願いしますね」
神山のおちんちんをポンと叩いて言った
「由貴 では銀行にいこうか」
「ええ」
「免許証と印鑑は必要だよ それと振込先の通帳など」
「ええ 準備してあります」
二人は渋谷の宝くじ取扱銀行へ行き手続きを終えると由貴が
「はい これありがとうございました」
と言って450万円を神山に返した
「由貴 車は要らないか」
「ええ 欲しいけどあとあとお金が掛かるでしょ それに上原に駐車場が
ないし すぐ近くにあればいいですけど でも自動車より電車で充分です」
「うん わかった そうだね 雨の時は近くに駐車場が無いと不便だよな」
「ええ それに代々木だって歩く距離は青山と同じ位ですから大丈夫ですよ」
「由貴 早いけどそろそろご飯を食べようか」
「ふぁ~嬉しいわ」
「それでシブヤ ハイアット ホテルのラウンジで待っていてくれるかな」
「ええ いいですけど、、、」
「うん 一旦 部屋に戻ってみたいんだ」
「は~い 分りました」
神山は由貴をシブヤ ハイアット ホテルの近くで降ろすと上原に戻った
駐車場にZを置いてタクシーを待っていると由紀枝から電話が入った
「神山さ~ん 由紀枝です」
「うん」
「明日の納車ですけど昼過ぎの3時か4時になるんです 大丈夫ですか」
「うん いかれるけど そんな遅くなるんだ 大丈夫だよ 行くよそれまで」
「わぁ~嬉しいわ 待っていますね」
「うん それで泊まるよ 明日は」
「ふぁ~ 本当ですか 大丈夫ですか?」
「うん 心配は無いよ それと御殿場の不動産屋の電話番号を教えて欲しい」
「えっ何かあったの?」
「うん 僕が行くと車が1台がはみ出るだろう だからマンションの
駐車場を確保したいんだよ」
由紀枝はすぐに電話番号を神山に伝えて電話を切った
神山は御殿場の不動産屋に電話をし社長と駐車場の件で話した
「それでしたら 1台分空いていますので使ってください
それで1か月分が2千円です どうしますか」
「ええ あした1年分をお支払いしますのでお願いします それと
契約書はどうしますか」
「ええ 出来れば賃貸借契約書があると良いんですが」
「はい分りました 早急に手配します」
神山は電話を切ると由紀枝に事情を説明すると
「いいわよ 今日空いているから行って来るわ」
「うん お願いします では」
丁度タクシーが来てシブヤ ハイアット ホテルに行くと
由貴が手を振って合図をしてくれた
二人は地下の中華料理店に入って食事をした
「明日が楽しみだわ 私さっき考えたんだけど 車を買うわ」
「えっ どうしてまた」
「ええ 会社は電車でいいけれど何処か旅行とかの時に有ったほうが
便利でしょ だから」
「うん そうだね もう決めた車は」
「ええ 神山さんのスポーツカーもいいけど
私 可愛らしいマーチにしようかなと思っているの」
「そうか ちょとした買い物でも便利だよね」
「ええ 雨の日にお買い物は辛いですからね」
「そうしたら その分を出してあげよ」
「ふぁ~ うれしいけどバチが当りますよ そこまでしてもらうと
自分で買いますよ 宝くじにも当ったんだし そうさせて」
「わかった では待っているよ 新車を」
「ええ 今日にでも契約したいんですよ でも住民票がとかが
揃ってから行こうと思っています」
「そうしたら 区役所に行って転出転入手続きが先だね
そのあとに免許証の書き換え それから購入だね」
「そうですね 住所は今日中に移します あとは免許証ですね」
「うん そうした方がいいよ」
二人は出てきた定食を食べ終わると
「お腹が一杯 又太るわ」
「大丈夫だよ 終ったらまた痩せるよ」
由貴の顔が赤くなって
「もう いや そんな でも欲しいのよ今でも」
「うん 時間を作るよ」
「ええ でも気にしないで じっと待っています」
二人はタクシー乗り場で別れて神山はタクシーで次長室に向った
神山の携帯電話が鳴って出てみると由紀枝で
「神山さん 今 駐車場の件すませましたよ それと昨日の管理人の
不信な事を言ったの そうしたら不動産屋も可笑しいと言ってくれて
これから調査をしますって」
「ありがとう 良かった それと管理人の件はそこまでにしておきなさい
あとは 僕が由紀枝を守るから」
「ふぁ~ ほんと 嬉しいわありがとう」
神山は電話を切ると管理人はどうしたものか考えた
電話を切ると次長室の入っているビルに着きタクシーを降りた
久しぶりに部屋に入ると洋子が
「わぁ~ お久しぶり」
そう言うと抱きついて来た
「おいおい 大袈裟だよ そんな」
「もう 1週間会って居ないのよ この乙女心が分らないの、、、
それと 伊豆の旅館からワインが届いてますよ 今朝受け取ってきました」
「うん ありがとう」
そう言い洋子にキスをすると
「ねえ 駄目よ 欲しくてうずうずしているのに」
神山はブラウスの上から乳房を触ると
「ねえ 本当にやめて ねえ 今夜お泊り出来るからそれまで我慢して
書類も届いているわ ねえ」
神山は
「わかった ちょっとだけ」
そう言って ブラウスをたくしあげブラジャーをさげ乳首を吸うと
「ほんと ねえ ほしいのよ だけどやめて」
神山はそこまでで止めて
「ごめんね だけど久しぶりに乳首の元気な姿をみたよ」
「なに それ さあお仕事 お仕事」
神山は次長席に座ると内藤社長が紹介してくれた
トラベラーズジャパン株式会社から封筒が届いていた
開けるとメンバーズカードと規約書 それと神山がよく利用する
ホテルや旅館の無料宿泊券が同付されていて
AEXカードコピー 免許証コピー 年会費引き落とし口座のコピーを
郵送かFAXで送れば今日から使用できると書いてあった
神山は指示された物を用意して早速FAXすると電話が掛かってきて
本人確認をされ今日 この時間から使用可能と案内された
規約を読み細かい所をみると 旅館やホテルは無料でよかったが
ペンションや民宿などは要確認となっていた
全てでは無いがまれに利用できない個所があると書いてあった
また ホテルなど宿泊以外の利用時も無料と書いてあった
神山は先日や上高地の件が合ったので電話で聞いてみた
「ええ 条件付ですが全て無料です ランチを食べに行っても無料
プールをご利用になられても無料です そこで条件ですが毎年4月1日が
メンバーの更新日で翌年3月31日までの間に60回までのご利用で人数も
本人を含め4名までとなっています どう言う事かと言いますと
ホテルで食事をされ プールに入るとカウントは2になります
その後に夕食をされますとカウントは3になります 年間で60カウント
までしか無料になりません しかし61カウント以上になりますと
ホテルなどによって違いますが五分の一から四分の一でご利用できます
人数に付いてはカウントに関係なく5人目からは五分の一から
四分の一の料金でご利用になれます
今 ご案内した規約はあくまでもホテルや旅館の日帰り利用の場合で
宿泊をされた場合はカウント無しで無制限にご利用なれます」
「そうするとホテルの駐車場を例えば宿泊先でないホテルに駐車した
場合などはどうなるんですか」
「ええ 基本は宿泊先ホテルが基本でそこが何らかの事情で駐車出来なければ
宿泊先ホテルでの利用となりますが それ以外の利用は出来ません
要はご本人様が利用しているホテルでの料金が無料になると言う事です
もっと分りやすく言いますと チェックインからアウトまでホテルが
認めている有料な物は全て無料になりますという事です 例えば
連泊をされている時のランチは無料ですが チェックアウト後のランチは
無料でも60カウントに入ります」
「ありがとうございます では無料で利用できる宿泊者は何名までですか」
「はい本人を含めて最高4名までで5名からは半額の料金でご利用出来ます」
「どうも ありがとう 詳しく説明して頂いて助かりました」
神山は電話を切り洋子に話しをすると
「ふぁ~ これから何処に行っても無料っていいわね 嬉しいわー
だけど 高かったでしょ」
「うん 3000万円した」
「へぇ~ そんなにするんだ でも価値があるわよ」
神山は次長席に戻ると東都食品の田宮に電話をして
「神山ですが 田宮副社長は」
「はい 田宮です こんにちわ お世話になります」
「実は先日お話をした地ビールの件ですが」
「ええ 私どもは参加させて頂こうと思っております」
「分りました 近じか伺います それで私と秘書の辞令を頂けますか
誠に申し訳ないのですが」
「日付は先日の雇用契約日で宜しいでしょうか」
「ええ 構いません お願いします」
神山は電話を切るとアレックスジャパンのJrに電話をした
「はい 社長秘書の篠原でございます」
「神山です こんにちわ 頑張っている」
「わぁ~ 神山さん ご無沙汰しています ええ頑張っていますよ
ちょっと待ってください 今 代わりますね」
「はいJrです 神山さんご無沙汰しています 涼子はよく働いていますよ」
「それは良かった それで 今日電話したのはアレックス氏に
御殿場アウトレットで展示するスーパーカーの話だけど
その後全然なにも来ないんだ なにか聞いているかと思って」
「うん 父は今セレクトをしているよ まだ神山さんに見せられる
状態じゃないと言っていた 父も最高のスーパーカーを出したいと
思っているよ 大丈夫ですよ」
「ありがとう では待ちます
それから今日電話をしたのは私と秘書の辞令が欲しいのでお願い出来るかな」
「ああ その件なら大丈夫ですよ すぐに出来ます 日付は」
「うん 4月30日でお願いします アレックス氏と約束をした日だ」
「了解しました それと神山さん伊豆で指名手配を逮捕したそうで
おめでとうございます アメリカナ大使館のジョン ブラームスから
連絡がありました」
「うん まあその話はあまり広めないで欲しい」
「そうですね 分りました ではいつ来られますか」
「う~ん GOLの件などで行くがその時でいいかな」
「大丈夫ですよ 大きいバッグを持ってきてくださいね」
神山は電話が終ると頭を切り替えて仕事に集中し
御殿場アウトレットのスケッチを進めた
神山が洋子に
「どうだね そろそろ終ろうよ もう6時だし」
「ええ そうですね」
「そうしたら TJのカードで美味しいステーキを食べようか
何処のホテルが良いかな」
「そうね 赤坂でも美味しいし そうしたら赤坂に新しく出来た
赤坂スカイハイホテルはどう 結構人気があるそうよ」
「では そこに行こうか」
「ええ お願いします 楽しみだわ」
神山は洋子と部屋を出るとタクシーで赤坂へ向った
「ねえ 御殿場のお話はどうなったの」
「うん 順調だよ 大丈夫ですよ」
タクシーが赤坂スカイハイホテルに着くと神山と洋子はフロア案内を見て
「いかにも高そうな所だね」
「ええ でもランチも提供していて良心的な値段だと書いてあったわ」
二人はステーキハウスに行き神山がTJのカードを見せると店員が
「少々お待ちください」
そう言い責任者の処に行って話をしていると責任者が神山に
「大変申し訳ございませんでした カードを貸して頂けますか」
神山が責任者にカードを渡すと機械にスキャンした
「神山さま どうぞこちらへ」
そう言い窓際の眺めがいい最高の席を案内され
「神山さま 店員が失礼を致しました 以後気を付けます」
そう言って先ほどの店員も神山に謝罪をした
二人は最高のメニューを注文して店員に
「出来れば このお肉を生で少し頂きたい しょうがとニンニクを
おろししょうゆたれで頂きたい それから最初は生ビールを下さい」
店員はメモをとって復唱をして厨房に行った
二人はビールが来ると洋子の箱根温泉の話を聞いた
「そうすると今 強羅公園の薔薇は美しいのか」
「ええ それは見事で綺麗でしたよ 母も喜んでいましたよ」
「そんなに綺麗か そうか」
神山は由紀枝の希望を叶えてあげたいと思った
生ビールと生の牛肉が出てきて
「洋子 美味しそうだ 頂こう」
洋子は一口食べて
「わぁ~ 凄い 他では食べられないわ 美味しい」
「美味しいね 味が濃厚だ うん そうするとこれは上級牛だね」
「ええ たたきでも美味しいわよきっと」
神山は店員を呼んでこのお肉でたたきを注文した
出された生肉はすぐに無くなってしまったので2人前頼んだ
そのうちにスープが出てきたので神山はステーキに合うワインを
注文した ワインクーラーも忘れずに付け加えた
スープもコーンの味が出て美味しく飲むと牛肉のたたきが出てきた
「ふぁ~美味しいそう」
洋子は食べてみると先ほどと違って口の中で柔らかくとろけるようだった
「美味しいわ ほんと」
神山も食べてみるとなるほど美味しかった
ワインがテーブルに用意されワイングラスに注がれると
牛肉と合っていて美味しかった
料理は少しずつ運ばれ野菜類もよく調理されて味もしっかりとしていた
伊勢えびは上にホワイトクリームとチーズが掛かっていてオーブンで
焼いた物だが素材のぷりぷりと甘さが合って美味しかった
神山と洋子は出てくる料理が味といいい鮮度といい文句のつけようが無く
ナイフとフォークを忙しなく動かし食べた
ステーキが出され神山が一口食べ洋子に
「うん 美味しい これはお肉だけではなくて調理方法だね」
「ええ しかしなんともいえないわ やはりたたきより全然美味しいわね」
二人はステーキを味わって食べ終わると最後のフルーツが出てきたが
これが見事だった
氷を彫刻した器にフルーツが色とりどり並べられ見た目も美しかった
「ふぁ~ 素敵 初めてよ氷の彫刻なんて 見た事無いわ」
「うん 僕も初めてだ でもいいのかな こんなに優遇されて」
「いいじゃない でもTJは営利目的ではなくてこういう事を多くの
人に知ってもらう為でしょ だから貴方がみんなに風潮しなければ」
「まあ そうだね」
二人はフルーツを食べ終わりカウンターに確認すると責任者が
「勿論 全て無料とさせて頂きます ありがとうございます」
神山は洋子に
「洋子 本当に泊まれるの?」
「ええ 大丈夫ですよ 今朝 母に嘘を言ってきたわ
残業が一杯あるからどこかに泊まるって ふふふ」
「まあね 嘘も方便と言うからね では久しぶりに代々木にいこう」
神山達はタクシーで代々木のマンションに行った
部屋に入ると洋子はガラス戸を開けて空気を入れ替えた
「ほんと 久しぶりよ 確か4日と5日に連泊したのが最後でしょ
2週間も利用していなかったんだわ」
「まあ ここは代々木ホテルだよ 二人きりのホテル」
「ねえ あなた 玄関にメモが」
神山は管理人室に行ってワインを受け取って
「すっかり忘れていたよ 管理人も助かったって言っていたよ ははは」
神山は着ている物を脱いで部屋着に着替えると洋子も着替えた
「ねえ ワインが一杯あるからワインでいい?」
「うん いいよお願いします」
洋子はワイングラスを用意して届いたばかりの伊豆ワインを
二人のグラスに注ぐと
「では 2週間ぶりのホテルに乾杯」
二人は色々と話していたが神山が御殿場の話になるとうやむやにするので
「ねえ あなた御殿場に出来たでしょ はっきり言って
私は咎める事は出来ないわ ただ嘘をつき通すと必ずどこかで
歪が出るのよ だから怒らないし 逆に素敵だと思うわ
だってそうでしょ 素敵な男性と選ばれた女性 その女性が
一人だったらそれでお終いでしょ でも貴方のようにどんどんと
増えてくれば 私は はみ出さないように努力をするわ
だから正直に教えて お願いします」
神山は考えてから伊豆赤沢ホテルの出来事や由紀枝の部屋探しから
就職の事まで話すと
「凄いわね やっぱり貴方は人気が有るのね 分ったわ でもその人は
その人よ 私といる時は私だけ愛してね」
「うん わかった」
「しかし 亜矢子さんも観る目が有るのね 椿支配人が面接で何も
言わなかったという事は亜矢子さんの実力が分るしね 凄い子ね
それで 幾つなの その子は」
「うん 27歳だったな 高校生の時に父親を無くして母親一人で
大学を卒業して最初の職場でいやな事が有り退職 その後
伊豆高原 赤沢ホテル料理長をしているおじさん 大竹さんの
紹介で 就職をしたという訳」
「へぇ~ 頑張り屋さんなんだ 会ってみたいな ねえ あなたの事だから
美しい子でしょ それでおっぱいが大きくて」
洋子はにやにやして神山を攻めた
「うん でも結果論だよ それは」
「うん 亜矢子さんやるわね 大したものね 私も若い子を探そう ふふふ」
「それと洋子 明日だけど 午後から泊まりで御殿場に行く
明日の午後に納車があるんだ それで行って来る
あと管理人が不信な行動が有るので不動産屋と相談してくる」
「まあ 車を買ったの?」
「うん 雨の日に便利だしね」
「ふぁ~ 欲しいな 良いな~」
「いいよ 買っても」
「まあ冗談として 管理人の不信な行動ってなに」
神山は昨日起きた事を説明すると洋子は
「怪しいわね それで今はどうしているの」
「うん ドアフォンのモニターで確認をしてから開けるように言ってある」
「でも 私だったら 管理人を変えて貰うわね 絶対に可笑しいって
だって なんか見張られている事と同じでしょ
普通 不在の時はわざわざ人の部屋まで来ないって」
「うん でも悪そうな人じゃなかったけどね」
「でも その子の事を考えたら心配でしょ だったら不動産屋に言うべきね」
「そうだね 自分がそうされれば嫌だもんね」
「ええ そうよ 絶対に変えて貰うべきよ 後は引っ越すかね
でも 引越しをしたばかりでしょ そうしたら管理人交代ね」
「うん わかった ありがとう」
神山が考えていたが暫くすると洋子が
「お風呂に行きましょよ」
神山は部屋着を脱いで浴室に入ると湯船に湯を張ってシャワーを浴びて
先に湯船に浸かった
洋子が神山に
「ねえ 洗濯しようか 明日までに乾くし」
「うん お願いします」
洋子は自分の下着も洗濯機に入れて回し浴室に入ってきた
久しぶりなので洋子は高ぶっていて
「ねえ 今夜は寝かさないからね 覚悟して」
神山は洋子の目がぎらぎらと輝いているので圧倒されたが
湯船の中では神山にちょっかいを出さなかった
神山が髪の毛を洗いもう一度湯船に浸かっていると洋子がわざと
足を開いて髪を洗い始めたそれも神山に見えるように開いた
神山は我慢をして見ていると洋子が
「ねえ 大きくなった ふふふ」
洋子のリンスが終ると神山の肉棒はカチンカチンになっていた
普段ならこのタイミングで攻めるが今夜はベッドまでじらす作戦にした
浴室から出るとバスローブを羽織りソファーで寛ぐと洋子が
「ねえ ワインしか無いでしょ だからブランデーを買ったの呑む?」
「嬉しいね お願いします」
洋子はブランデーのロックを作ってテーブルに置いた
神山が
「洋子 こちらにおいで」
「は~い いきます」
そう言い洋子は神山の脇にちょこんと座った
暫く話して洋子が寝室に消えると神山はなんだろうと思った
洋子が戻って来ると以前買ったセクシーなキャミショーツ姿で現れ
「ねえ ベッドにいきましょ」
そう言われてベッドに入ると
「やっと思い切り抱きつけるわ 寂しかった」
「僕もだよ」
「うそばっかり 別な女を相手にしていたのに もう
覚悟しなさいね 今夜は ふふふ 寝かさないからね」
洋子は神山の上にかぶさって来て熱いキスをした
5月20日 水曜日 曇り
「ねえ 起きてあなたったら もう」
「わぁ~ おはよう でも良く寝たな」
「もう 9時になっているわよ 早く御殿場に行かないと」
「うん でも大丈夫だよ」
「なにをのんびりな事を言っているの 私だったらすぐに行くわ」
神山は洋子にせかされて帰り仕度をした
昨夜寝たのは3時を回っていた
洋子の体力が続く限り肉棒を攻められて神山が降参した
「洋子 ありがとう それで連絡は東都食品があるかもしれない
それだけなので今日は昼までで良いよ
そして 明日は12時までには必ず次長室に入る
Gプロが出勤するけど みんなに旅行の纏めをレポート2枚程度
自分が何に感銘を受けたか それを今後どのように生かしたいか
その程度を書かせて欲しい」
「そうね その位で充分ね 学校のように点数をつけるのではなくて
生かしてもらう為だから いいでしょ さあ急いでね 車は」
「うん 上原に置いてある」
洋子は洗濯物をたたんで神山に渡すと自分のは引出しに入れた
神山は洗濯された靴下を履いたり赤いショーツを穿いて身支度を済ませた
マンションを出ると神山に
「気を付けてね お願いします 守ってあげてね」
「ありがとう では」
先に来たタクシーに洋子が乗って次のタクシーに神山が乗った
神山はタクシーの中で由紀枝に電話をすると
「ふぁ~神山さん 良かった 昨夜も可笑しかったの管理人が もう」
「うん その件でこれから行く 1時間位見てくれ」
「わぁ~ 良かったわ 待っています」
電話を切ると上原に付いた
神山は急いで自分の部屋に行きボストンバッグに着替えなどを入れ
カード類や現金も少し持って部屋を出た
駐車場から車を出して御殿場へ向った
渋谷で高速に入ると飛ばしてすぐに御殿場ICに着き由紀枝の
マンションに着くとZを駐車場に止め部屋に行った
「ふぁ~早い 良かった」
そう言うと由紀枝は涙を流した
神山は優しく抱いて
「わかった 大丈夫だよ 僕が来たから 落ち着いて話して ねっ」
二人はソファーに座って由紀枝が話し出した
「昨夜 7時頃だと思ったけど ドアがノックされるので神山さんから
言われているように返事をしなかったのね 勿論モニターで確認はしたわ
それで一回帰って 今度は10時頃かしら またドアがノックされるけど
今度はしつこく何度もドアを叩くし恐ろしくなったの
でも 被害が無いから神山さんに会った時に話そうと思っていたの」
「わかった 用件を書いたメモは入っていた」
「いいえ それも確認したわ あ~あ よかった」
神山は由紀枝を連れて不動産屋に行く事に決めた
駐車場から車を出して由紀枝が乗ると不動産屋まですぐだった
神山は社長と話がしたいと申し出ると奥から出てきて
「昨日は駐車場の件で早速ありがとうございます 今日はまた何でしょうか」
神山は一昨日や昨夜の出来事を社長に伝えると
「それは 管理人の親切から出た事でしょう なにも可笑しくないでしょう」
社長は高飛車に出てきたので神山は
「もう 知っていますよ あそこに女性の入居者が居ない理由を」
神山は駐車場の車を見て判断した そして部屋が満室でない事も
何回か出入りをして確認していた
社長の顔色が変って
「すみません 本当にご迷惑をお掛けしました 少しお待ちください
こちらへどうぞ」
神山と由紀枝は少し奥まった応接室に通され少し待つと
「神山様 庄司様 これでご勘弁をお願いします」
社長は包みを開いて200万円を出した
神山と由紀枝はそれを見て笑った
「社長 なんですか それは?」
「ええ ご迷惑料です どうぞお納めください」
「社長 お金で解決出来ますかね この噂が広まればここは潰れますよ
いいんですか それでも 私はここに置かれたお金には興味がない」
「そんな事を仰られても ではあと100万円出しましょう
これで なんとか勘弁してください」
「社長 私を見くびったね 私は1000万円単位のお金しか興味がない」
そう言ってTJのカードをみせて
「ご存知ですか このカードは」
社長は以前見た事のあるカードで財産がしっかりしていないと
ここの会員になれない事も知っていた
「神山様 どうも済みません」
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